JPS62197243A - コ−ルドボツクス中子の造型方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、アミン系ガス触媒（例えばトリエチルアミン
ガス）により硬化する性質を有するウレタン系樹脂をあ
らかじめ表向にコーティングした砂（以下コールドボッ
クス用鋳物砂という）を使用して砂中子を造型する方法
に関する。

（従来の技術） 一般にコールドボックス中子の造型は常温で中子を造型
するということで省エネルギー的であり、かつ注湯後の
砂中子の崩壊性が極めて良い等数々の利点があり、広く
採用されている。

しかしコールドボックス中子の造型は多数のベントホー
ルを穿った型にコールドボックス用鋳物砂を吹込み充填
し、この鋳物砂に対して鋳物砂吹込口からアミン系触媒
ガス（以下硬化ガスという）を吹込み、鋳物砂粒子間を
貫流させ、型のベントホールから排気させる方法で行っ
ているため、硬化ガスの吹込みの際、吹込口から゛ベン
トホールに向かってガスの流れ道が出来てしまい、その
道に沿った部分は良く硬化するが他の部分は硬化不良と
なる問題があった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は上記従来゛の問題点を解決する目的のもとにな
されたものである。

（間匙点を解決するための手段） 本発明は２個以上の割型として構成される多孔質通気性
型により画成したキャビティー内にコールドボックス用
鋳物砂を前記割型の鋳物砂吹込口から充填し、該鋳物砂
吹込口を鋳物砂が飛散しないように封鎖した後前記鋳物
砂に対し、前記多孔質通気性型で画成したキャビティー
全周囲から硬化ガスを供給して前記鋳物砂をガス硬化さ
せると共に該鋳物砂吹込口から空気を通気してキャビテ
ィー内の硬化ガスを排出することを特徴とするコールド
ボックス中子の造型方法である。

（実施例） 以下本発明の実施例について図面に基づき詳しく説明す
る。

（１）は内部にチャンバー（２）を構成した金枠であっ
て、２個枠合せした状態にして配置されており、該金枠
（１）の対向側には特開昭６０−１９１６３０号公報に
より開示されているような多孔質通気性型（３）がそれ
ぞれ嵌合されていて、２個の多孔質通気性型（３）　（
３）によりキャビティーが画成されている。また前記チ
ャンバー（２）は硬化ガス導管（４）及び切替弁（図示
せず）を介して図示されない硬化ガス供給装置、硬化ガ
ス中和装置、あるいは大気に切替え可能にして連通され
ていると共に前記多孔質通気性型（３）を嵌合する面に
連通ずる多数の通気孔（５）が穿設しである。

このような状態で図示されないブローイングマシンによ
り鋳物砂吹込口（６）からコールトポ、ソクス用鋳物砂
（７）を、前記多孔質通気性型（３）　（３）で画成さ
れるキャビティー内に吹込み充填する。

この際吹込みエヤーは、多孔質通気性型（３）　（３）
からチャンバー（２）および硬化ガス導管（４）を介し
て大気中に排気される。

このようにしてコールドボックス用鋳物砂（７）を吹込
み充填した後、鋳物砂吹込口（６）の上部に通気板（８
）を圧着し、第１図の状態になる。この通気板（８）は
内部に中空室（９）を構成し、該中空室（９）はエヤー
供給管（１０）及び図示されない開閉弁を介して圧縮空
気源に連通されていると共に前記鋳物砂吹込口（６）に
通じる給気孔（１１）が連通されており、該給気孔（１
１）にはベントプラグ（１２）が嵌合埋設されている。

次に硬化ガス導管（４）の図示されない切替弁を切替え
てチャンバー（２）と図示されない硬化ガス供給装置を
連通する。この連通により硬化ガスが通気孔（５）から
多孔質通気性ｕ　（３）　（３）に供給され、この多孔
質通気性型（３）　（３）を通ってキャビティー全周囲
に供給加圧され、コールドボックス用鋳物砂（７）の中
に浸透し、多孔質通気性型面より硬化が進行し、硬化ガ
ス供給時間により硬化層厚が変化する。

所定時間経過後硬化ガスの供給加圧を停止し、硬化ガス
導入管（４）を図示されない硬化ガス中和装置に連通し
、エヤー供給管（１０）を圧縮空気源に連通して圧縮空
気をキャビティー内に供給通気し鋳物砂およびキャビテ
ィー内に残留する硬化ガスを排気する。

上記実施例では圧縮空気を用いてキャビティー内に残留
する硬化ガスを排気するようにしたが、エヤー供給管（
１０）を大気に開放し、硬化ガス導入管（４）を図示さ
れない硬化ガス中和装置を介して真空源に連結し大気を
通気板（８）、鋳物砂吹込口（６）を通してキャビティ
ー内に供給通気して鋳物砂およびキャビティー内に残留
する硬化ガスを排気するようにしてもよい。

次に通気板（８）と金枠（１）　（１）との圧着を解除
し金枠（１）　（１）と共に多孔質通気性型（３）　（
３）を１８０度反転して振動を与え未硬化状態の鋳物砂
を排出させる。この排出された鋳物砂は次回の中子造型
に使用される。未硬化鋳物砂排出後、多孔質通気性型（
３）　、（３）を反転して元に戻し型開きして中空状に
なった中子を取り出す。

以上のような操作をくりかえし行ってコールドボックス
中子を造型するものである。

上記実施例では中空中子を得る例を示したが中実中子を
得るにあたっては硬化ガス供給時間を長くすると共に反
転排砂を行わないようにすればよい。

尚前記硬化ガスの供給において硬化ガスを約０．３〜の
圧力で２秒間作用させたところコールドボックス中子は
約５問厚さにわたる硬化層を形成した中空中子に造型す
ることができた。また造型された中子は表面全体が均一
に硬化されていると共にベントプラグ等の跡もなくなめ
らかであった。

さらに多孔質通気性型として特開昭６０−１９６３０号
公報に開示されたものを使用しているが型全曲が多孔質
で通気性を有する型例えば焼結金属で作られた型を使用
しても同等の作用効果が得られる。

（発明の効果） 本発明は、上記説明から明らかなように多孔質通気性型
を使用すると共に充填されたコールドボックス用鋳物砂
に対して多孔質通気型全周囲から硬化ガスを供給し、そ
の後エヤーを鋳物砂吹込口側から通気するようにしたか
ら硬化ムラのない均質なコールドボックス中子を造型す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施状態を示す縦断面図である。 （３）：多孔質通気性型　（４）：硬化ガス導管（７）
：コールドボックス用鋳物砂 （８）：通気板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２個以上の割型として構成される多孔質通気性型により
   画成したキャビティー内に、アミン系ガス触媒により硬
   化する性質を有するウレタン系樹脂をあらかじめ表面に
   コーティングした鋳物砂を前記割型の鋳物砂吹込口を介
   して充填し、該鋳物砂吹込口を該鋳物砂が飛散しないよ
   うに封鎖した後前記鋳物砂に対し、前記多孔質通気性型
   で画成したキャビティー全周囲からアミン系触媒ガスを
   供給して前記鋳物砂をガス硬化させると共に該鋳物砂吹
   込口から空気を通気してキャビティー内のアミン系触媒
   ガスを排出することを特徴とするコールドボックス中子
   の造型方法。