JPS58105915A - 外皮用組成物 - Google Patents

外皮用組成物

Info

Publication number
JPS58105915A
JPS58105915A JP56204303A JP20430381A JPS58105915A JP S58105915 A JPS58105915 A JP S58105915A JP 56204303 A JP56204303 A JP 56204303A JP 20430381 A JP20430381 A JP 20430381A JP S58105915 A JPS58105915 A JP S58105915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
water
composition
high polymer
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP56204303A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Asano
修一 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP56204303A priority Critical patent/JPS58105915A/ja
Publication of JPS58105915A publication Critical patent/JPS58105915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は外皮用組成物に関し、更に詳述すると造膜性高
分子化合物と吸水性高分子物質と生理活性を有する薬物
とを主成分とし、これをフィルム状等とすることによシ
、良好な薬物放出能を有し、水蒸気透過性が高く、長期
間使用しても蒸れたシかぶれたシすることが少ない外皮
用組成物に関する。
医療用フィルムは、その機能として、■傷面ヤ潰瘍面岬
の患部を保護することができる、■近年普及している密
封包帯法(ODT )のフィルムとして、薬物(副腎皮
質ホルモンなど)の軽灰吸収性の促進、効率化を達成で
きる、■フィルム中に薬物を保持させた場合、経口や静
注投与では得られない安全で(初期の高血中濃度を回避
でき、また消化器を荒らさない。)、かつ持続した薬効
を局所又は食前的に与えることができる、等の機能を有
するため、極めて有用であり、近年多くの技術が提案さ
れている。
従来、医療用フィルムとしては、造膜性高分子化合物と
してヒドロキシアルキルセルロースを用いたもの、アク
リル系樹脂を用いたもの(特開昭53−66414、特
開昭56−36413、特開昭56−51412)、ポ
リアミノ酸を用いたもの(特公昭52−33169)、
ナイロンを用いたもの(%開昭54−140713)、
更に微孔性壁剤や薬剤含有部などを多層構造に形成した
もの(特開昭54−16566、%開昭56−1253
11)、?ル型重合体をベースとするもの(特開昭56
−83355)等が提案されている。しかし、これらは
■薬物の放出性が悪く、フィルムの表面又は表面近くに
存在する薬物しか放出せず、限られた割合しか利用され
ないので、生理学的利用性が低く、経済的に不利である
、■密封性が高すぎ、貼布部位が汗で蒸れ、長期間適用
するとかぶれ勢の皮膚トヅゾルが生じ易く、長期使用が
困難であり、特に徐放性フィルムの場合に問題が生じる
、■フィルム構造が複雑であり、製造性が低く、従って
コスト高となる、■ポリマー基質が水溶性のものは長期
の適用が不可能である、などの多くの欠点がある。
本発明者は、上記欠点を解消するため鋭意研究を行った
結果、造膜性高分子化合物と吸水性高分子物質と生理活
性を有する薬物とを配合することによって得られる膜状
物が、良好な薬物放出能を持ち、水蒸気透過性が高く、
長時間使用しても蒸れたりかぶれたりすることが少ない
ことを知見し、本発明をなすに至ったものである。
以下、本発明につき詳しく説明する。
本発明に係る外皮用組成物は造膜性高分子化合物(但し
、ナイロン樹脂を除く)、吸水性高分子物質及び生理活
性を有する薬物を主成分としてなシ、外用消炎鎮痛剤、
外用皮膚病系、膏体、粘着剤(親木、透湿性粘着剤)等
の外用剤として使用されるものであシ、フィルム状、シ
ート状、或いは患部に塗布して皮膜を形成させる液状勢
の形態に調製されるものである。特に好ましくは、アク
リル系等の粘着性成分を加えて自着性(粘着性)を有す
る医療用フィルムとして用いるシートとして好適に調製
され得る。
この場合、造膜性高分子化合物としては、ナイロン樹脂
を除くいかなる造膜性高分子化合物でも使用できるが、
特にポリビニルアルコール、4リアクリル酸、ポリアク
リル酸金属塩、ポリビニルピロリドン、メチルビニルエ
ーテル無水マレイン酸共重合体、アルギン酸、アルギン
酸ソーダ、ヒドロキシゾロビルセルロース、カル−キシ
メチルセルロース等の水酸基、カルがキシル基又はアミ
ノ基を有する架橋可能な水溶性高分子化合物、ビロキシ
リン(四硝酸セルローズ)、硝酸セルローズ、アクリル
酸、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸、メタ
クリル酸アルキルエステル、アクリロニトリル、アクリ
ルアミド、酢酸ビニル等との共重合体などのアクリル系
高分子化合物、天然ゴム、イソ!レンデム、スチレン−
イソ!レン!ロック/ 17マー、ポリビニルブチラー
ル等の非水溶性高分子化合物が好適に使用し得る。本発
明においては、これら高分子化合物の1極又は2種以上
を紹み合せて使用し得、また高分子化合物はその形態に
特に制限はなく、例えば溶剤可溶の固体であってモ、エ
マルシ冒ン又はソーデレスエマルシ層ンであっても差支
えない。なお、良好に使用できる市販アクリル系高分子
化合物としては、オイドラギッドー8.−E、−L、−
E30D(エマルシ曹ンタイ7’)、−L30D(エマ
ルシlンタイグ)(以上ローム・・・−マー社製)、シ
ュIJ マー 8 K (ソーグレスエマルシ目ンタイ
f)(日本紬薬社製)、ダイヤナールLRシリーズ、L
Xシリーズ(以上三菱レイヨン社製)尋が挙げられ、ま
た接着力を持つアクリル系高分子化合物としてはアロン
タックA−93、A−1001(工iルシlンタイプ)
、S−121(以上東亜・合成社製)、エマポールRシ
リーズ(一方社油脂工業社製)、レジデックスH8−3
(南陽化成社製)等が挙げられる。
また、吸水性高分子物質としては、ゼラチン、寒天のよ
うに水には吸水膨潤するが実質的に30℃以下の水に不
溶の親水性高分子化合物、ゼラチン、コンニャク粉、ア
ルギン酸/塩、デキストラン、デキストラン誘導体、セ
ルロース、セルロース紡導体等の天然又は牛合成親水性
高分子化合物物の一部、合成水溶性高分子化合物の架橋
体、グラフト重合によって水溶性(親水性)幹高分子化
合物に他の水溶性高分子化合物を導入したもの、疎水性
高分子セグメントと親水性高分子セグメントを持つ共重
合体等が挙げられ、これらは1種又は2種以上を組み合
せて使用することができる。
これらの吸水性高分子物質の形態も特に制限されないが
、粉末状であることが好ましい。この場合、粉末状吸水
性高分子物質のサイズは細かいほど好ましく、特に15
0メツシエ又はそれよシ細かいものが均一なフィルム乃
至シートを製造するために好適である。なお、合成吸水
性高分子物質としては、市販のアクアリックCA(日本
触媒社製)、サンウェノ)IM300(三洋化成社製)
、ハイドロダル5−so(住友化i社製)、px(昭和
電工社製)、ワンダーノニル(化工社1Nり等を好適に
使用できる。
なお、吸水性高分子物質の配合量は、造膜性高分子化合
物100重量部に対して1〜300重量部とすることが
好ましく、1部よシ少ないと本発明の効果が十分得られ
ず、300部よシ多いと均一なフィルム乃至シートとし
て形成することが困難になる場合が生じる。
更に1本発明に使用される有効成分としては、油溶性薬
物でも水溶性薬物でもよく、また粉末等でもよく、特に
限定されないが、殺菌剤、局麻剤、抗ヒスタミン剤、消
炎鎮痛剤、抗生物質、収斂剤、ビタミン、抗真菌剤、末
梢神経麻痺剤、血行促進剤、副腎皮質ホルモン、生薬エ
キス/チンキ、生薬粉末、降圧剤及び抗狭症剤等の内か
ら使用目的に応じて配合することができる。
なお、上記薬剤を具体的に例示すると下記の通シである
A)fi 画側: 塩化ペンデルコニウム、塩化ベンゼ
トニウム、セチルピリジニウムクロ ライド、臭化ドミフェン、塩化rカ リニウム、硫酸フラジオマイシン、 ホモスルファミン、クロルヘキシジ ン、グルコン酸りロルヘキシシ/ 、  B)局麻剤:塩酸ゾグカイン、塩酸ピリドキシン
、アミノ安息香酸エチル、塩酸ゾロカ イン、塩酸ジメチノキン、塩酸ノラ モキシン、リドカイン ヒドラミン、トリイレナミン、トン ジアルミン、マレイン酸クロルフェ ニラミン、イソサイペンゾルクレミ ゾール、ジフェニルイミタソール D)消炎鎮痛剤二サリチル酸、サリチル酸メチル、サリ
チル酸グリコール、インドメタシ ン、グリチルリチン、グリチルレチ ン酸、アズレン E)収れん剤二ノクロロアルミニウムアミノアセテート
、フェノールスルホン酸アルミ ニウム F)サルファ剤:スルフイソキサゾール、スルファメト
キサゾール、スルファニルアミド、 スルファピリジン、スルファメトキ シピリダジン、スルファメトキシン、 スルファジアジン G)♂タミン:ビタミンE、A、D 榎抗真菌剤:ペンタクロルフェノール、サリチル酸、ト
リクロルフェノールカプロエ ート、トリプロムフェノールカ!ロ エート、ラウリルトリフエールホス ホニウムプロミド、塩酸ジアンタゾ ール、ノ量うアセチルアミノフェニル ロダン、チメロサール、トルナフテ ート、クロトリマゾール J)血行促進剤−ノニル酸i4ニリルアミド、ニコチン
酸β−ブトキシエチルエステル、ニ コチン酸ペンシルエステル、カフサ イシン、ラフ2口/、レシチン、抱 水クロラール、力/タリスチンキ K)副腎皮質=ルドニ・ゾロン、デキサメサゾン、ホル
モン フルオロメソロン、トリアムシノロ ンアセトナイド、ダイクロリシン チンキ、カッコンエキス、ロートエ キス、セイヨウトチノミエキス、ト ウガラシエキス、トウガラシチンキ 紛生薬粉末:オオノ々り末、サンシシ末、紫°根末、ト
ウガラシ末 この場合、有効成分の配合量は造膜性高分子化合物10
0重量部に対して50重量部以下とすることが好ましく
、50重量部より多いとフィルム乃至シート中へ薬剤を
十分に保持させることができず、保存中などに浸出して
しまうことがある。
本発明の外皮用組成物の製造方法には特に制限はなく、
例えば液状の形態とする場合は造膜性高分子化合物をエ
タノール、グロノ9ノール、イングロノ4ノール等の低
級アルコール及びこれら低級アルコールと水との混合溶
媒などの適当な溶剤に溶解し、これに吸水性高分子物質
、更に必要により所望の成分を加えることによって調製
し得、またフィルム状、シート状に形成する場合は造膜
性高分子化合物をエマルジ璽ンタイグのものはそのまま
、そうでないものは適当な溶剤に溶かし、これに吸水性
高分子物質を加え、均一に分散させ、コーターなどで引
きのばし、溶剤を乾燥除去することにより、フィルム乃
至シートを製造することができる。有効成分は造膜性高
分子化合物の溶液に加えてもよいし、フィルム状乃至シ
ート状に形成した後適当な溶剤に有効成分を溶かした溶
液を含浸させ、溶剤を乾燥除去してフィルム乃至シート
中に負荷させることもでき石。
なお、使用する造膜性高分子化合物が水溶性高分子化合
物の場合は不溶化のため架橋化剤を配合することが好ま
しく、この場合、架橋化剤としては、明パン、炭酸カル
シウム、乳酸カルシウム等の多価金属塩及びホルムアル
デヒド、ジアルデヒドデングン、エチレンジアミン、I
リエチレングリコールジグリシジルエーテル、トリグリ
シジルイソシアネート、エピクロルヒドリン等の分子中
に水酸基、エポキシ基、カルがキシル基、インシアネー
ト基などの活性基を有する化合物等のill又は211
以上を使用することができる。この場合、架橋化剤の配
合量は造膜性高分子化合物100重量部に対して20重
量部以下とすることが好ましく、20重量部よシ多いと
フィルムやシートが剛直となり、体にフィツトしなかっ
たシ、もろくなる場合がある。
更に、本発明においては、フィルム、シートの柔軟性、
通気性吟の調節、薬物の放出性、経皮吸収性のコントロ
ール、薬物のフィルム、シート中への保持性の向上等の
ため、種々の添加剤を配合することができる。添加剤と
しては、アルモンド油、オリーブ油、がマ油、サフラワ
ー油、大豆油等の植物油、カカオ脂、牛脂、豚脂、硬化
油勢の油脂、カルナバロウ、ミツロウ、ラノリン、液状
ラノリン勢のロウ類′(ワセリン、硫動)母ラフイン、
ツクラフイン、マイク輿ロクリスタリンワックス等のツ
クラフイン、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、炭素数11以上の脂肪酸等の脂肪酸、ラウリルアル
コール、セタノール、オレイルアルコール、コレステロ
ール等の高級アルコール、ミリスチン酸イソプロビル、
ノ臂ルミチン酸イソプロ♂ル等のエステル、ポリエチレ
ングリコール、グリセリン、プロピレングリコール等の
多価アルコール、アニオン、ノニオン、カチオン、両性
活性剤、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、
シリカ等の無機粉体などの1種又は2種以上を組み合せ
て使用することができる。
なお、添加剤の配合量は、無機粉体の場合は造膜性高分
子化合物100重量部に対して50重量部以下とするこ
とが好ましく、50重量部より多いとフィルム、シート
が剛直となったシ、均一なフィルム、シートとして成形
出来ない場合が生じる。また、油脂類、ロウ類、多価ア
ルコール、活性剤等の場合も50重量部以下とすること
が好ましく、50重量部よシ多いと造膜性高分子化合物
と相溶せず、分離、浸出などが生じる場合がある。
この場合、添加剤の配合量は全体で100重量部以下と
することが好ましく、配合方法は有効成分の場合と同様
の方法を採用し得る。
また、本発明の外皮用組成物はフィルム状、シート状に
形成され得るが、この場合アクリル系の造膜性高分子化
合物を用いると、アクリル系高分子化合物のグレードに
よっては自着性フィルム乃至シートとすることができ、
好ましい。勿論、他の粘着付与剤、例えば口・シン系、
テルペン系、石油樹脂(C,〜C4゜)、C6石油樹脂
等の粘着付与剤の111又は2種以上を使用して自着性
フィルム、シートを得ることができる。なお、粘着付与
剤は工Vルシ薗ン形態のものでも固形のものでも用いる
ことができる。
本発明に係る外皮用組成物は、上述したようにフィルム
乃至シート状又は塗布、乾燥することによって皮膜が形
成される液状等の形態に調製され、使用に際してはフィ
ルム状、シート状の場合は患部に貼布し、液状の場合は
患部に塗布して皮膜を形成させて用いるものであシ、患
部に適用すると、)。
とにより生理活性を有する薬物を患部に作用せしめるも
のであるが、本発明の外皮用組成物は吸水性高分子物質
を配合しておることによシ、良好な薬物放出能を有し、
薬物の経済的、生理学的利用性が高く、シかも水蒸気透
過性が高く、長時間使用しても蒸れたシかぶれたりする
ことが少、なく、使用感が優れたものである。更に、構
造が簡単なため製造性が高く、コスト的に本有利なもの
である。
以下実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明する
〔実施例1.比較例1〕 第1表に示す成分を使用してフィルム状の外皮用組成物
を製造した。
第   1   表 この場合、オイ1ドラギッドEをエタノールに溶かし、
次いでアク了りツクCA及びサルチル酸グリコールを加
え、サルチル酸グリコールが0゜27り/13となるよ
うにフィルムを作成した。
次に、サルチル酸グリコールのフ、イルム力λらの゛ 
放出性を調べるため、3X3mに切ったサンプル(フィ
ルム)を20−の水中に室温放置し、フィルムから放出
したサルチル酸グリコール量を定量した。水社毎日とり
かえ、日毎の放出量より累積した放出率を求めた。結果
を第1図に示す。なお、第1図において、aは実施例1
のフィルムを使用した場合、bは比較例1のフィルムを
使用した場合の結果を示す。
この結果より、吸水剤を配合した実施例1のフィルムは
サルチル酸グリコールを100Is放出し−*oに対し
、吸水剤を配合していない比較例1のフィルムはサルチ
ル酸グリコールの放出性が劣シ、従って吸水剤を配合す
ることにより良好な放出性を示すことが知見された。
〔実施例2〜4.比較例2〜4〕 第2表に示す敢分をエタノールに溶解又は分散させて2
00♂の面積にコートし、フィルムとした。なお、各フ
ィルムの1−当りのインドメタンン量は実施例2及び比
較例2の場合0.25■/−1実施例3及び比較例3の
場合0.5 my/cts” 、実施例4及び比較例4
の場合2 Q/z”である。
次に、下記方法によりインドメタシンのフィルムからの
放出性を調べた。
直径5.4 amのA5濾紙(東洋濾紙社製)をレシチ
ン2.5重量%、コレステロール2.5重量%のベンゼ
ン溶液に浸し、取如出した後°ベンゼンを乾燥除去し、
濾紙にレシチンとコレステロールを含ませる。更にこの
濾紙に生理食塩水を含ませ、余分の生理食塩水は濾紙に
50kIの圧をかけて除き、これを皮膚組織の代用とし
た。次に3X3mK切ったサンゾルを上記濾紙の上下2
枚ずつの間にはさみ、−星夜36℃、相対湿度95チの
雰囲気下に放置し、濾紙4枚中に移行したインドメタシ
ン量を定量した。濾紙は毎日取シ換え、日毎の移行量を
測定し、累積放出量を求めた。結果を第2図に示す。な
お、第2図においてCは実施例2、dは実施例3、・は
実施例4、fは比較例2、Kは比較例3、hは比較例4
のフィルムをそれぞれ使用した場合の結果を示す。
この結果より、実施例2〜4のフィルムは比較例2〜4
のフィルムに比べいずれも優れた放出性を示すことが知
見された。即ち、比較例のフィルムは、フィルム表面又
は表面近くに存在する有効成分が放出されるのみで、大
部分は”フィルム中にドラッグされて放出されず、配合
された有効成分の利用性が低いが、これに対し吸水剤を
配合した実施例のフィルムは安定した放出性を示すこと
が分る。
〔実施例5〕 Iリエチレングリコール 400      log0
gアクアクCA(吸水剤)       0.3  #
インドメタシン          0.51上記組成
を適当量のエタノールに溶解又は分散し、200α3の
面積にコートし、エタノールを乾燥除去してフィルム状
外皮用組成物を製造した。
このフィルムは、柔軟でわずかに自着性を有するので、
肌に適応するとき良好にフィツトする。
また、水蒸気透過性が極めて高く、長期間使用しても蒸
れた〉かぶれたシすることが全くなかった。
〔実施例6〕 4yビニルアルコール        0.5重量部ポ
リエチレングリコール           21アク
アリツクCA(吸水剤)        0.05 #
ヒドロコルチゾン            0.1  
#クロラムフェニコール          0.51
水20pを加えて1水ダル化させたものをよく混合し、
200aw”の面積に塗布乾燥してフィルムを作成し、
次いでヒドロコルチゾン及びクロラムフェニコールをエ
タノールの適量に溶かし、フィルムに適用し、薬液を十
分含浸させた彼、エタノールを乾燥除去した。
このフィルム状外皮用組成物は良好な粘着性を有し、肌
によく付着し、特に貼布のための補助具は必要としない
〔実施例7〕 オイドライッドL(アクリル樹脂)   3重量部ポリ
エチレングリコール       31サルチル酸グリ
コール        0.3 #t−メントール  
      0.2 #サンウェッ)IM300(吸水
剤、三洋化成社製)  0.5  #上記組成を適当量
のアセトンに溶解又は分散し、200 clR”の面積
にコートし、アセトンを乾燥除去してフィルム状外皮用
組成物を製造した。
〔実施例8〕 / IJビニルピロリドン         3.0重
Mグリセリン         15.0 #ポリエチ
レングリコール400   10.Ozアラントイン 
         2.01塩酸ナフアゾリン    
    0.1 重量部グルコン酸クロルヘキシジン 
    0.01#塩化ペンデルコニウム      
  0.01#車前子(オオバコの皮殻)      
 10.0   #カリウム明パン(24水塩)10チ
水溶液    5.01上記組成のうちカリ明パン液を
除いた全てを適当量の水に溶解又は分散し、均一とする
。これにカリ明パン液を加え、よく攪拌する。このもの
を10003”の面積に塗布し、水を乾燥除去して24
時間室温で調湿し、フィルム状外皮用組成物を製造した
このフィルムは良好な粘着力と柔軟性とを有し、潰瘍、
創傷、切創、出血、亀裂、湿疹等の皮膚疾患に極めて効
果の高いものであった。しかも、皮膚に貼布した場合、
蒸れたシかぶれたシすることが非常に少なかった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ吸水剤を配合した本発明フ
ィルムと吸水剤無配合のフィルムの薬物の累積放出基と
経過期間との関係を示すグラフである。 出願人  ライオン株式会社 代理人  弁理士 小島隆司 l  弁理士高畑端世 第1図 経過期間([1)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、造膜性高分子化合物(ナイロン樹脂を除く)と、吸
    水性高分子物質と、生理活性を有する薬物とを主成分と
    してなることを特徴とする外皮用組成物。 2、 吸水性高分子物質がゼラチン、寒天、シャゼンシ
    、ゼラチン架橋体、合成水溶性物質の架橋体、グラフト
    重合によって水溶性幹高分子物質に他の高分子物質を導
    入したもの、又は親木セグメントと疎水性セグメントを
    有する合成重合体である特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 3、組成物がフィルム状乃至シート状の形態に形成され
    てなる特許請求の範囲第1項又は第2項記載の組成物。 4、造膜性高分子化合物がアクリル系高分子化合物であ
    る特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の組成
    物。
JP56204303A 1981-12-17 1981-12-17 外皮用組成物 Pending JPS58105915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56204303A JPS58105915A (ja) 1981-12-17 1981-12-17 外皮用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56204303A JPS58105915A (ja) 1981-12-17 1981-12-17 外皮用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS58105915A true JPS58105915A (ja) 1983-06-24

Family

ID=16488240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56204303A Pending JPS58105915A (ja) 1981-12-17 1981-12-17 外皮用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58105915A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225314A (ja) * 1986-10-23 1988-09-20 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 外用貼付剤
JPH04504515A (ja) * 1989-01-11 1992-08-13 ノーヴェン ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド 通気性バッキング
KR20020026402A (ko) * 2000-10-02 2002-04-10 한상철 피부투과도가 향상된 국소마취용 외용제 조성물
WO2002030402A3 (en) * 2000-10-13 2002-08-01 Lisapharma Spa Film for active ingredients dermal and transdermal administration

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025725A (ja) * 1973-05-17 1975-03-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025725A (ja) * 1973-05-17 1975-03-18

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225314A (ja) * 1986-10-23 1988-09-20 Hisamitsu Pharmaceut Co Inc 外用貼付剤
JPH04504515A (ja) * 1989-01-11 1992-08-13 ノーヴェン ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド 通気性バッキング
KR20020026402A (ko) * 2000-10-02 2002-04-10 한상철 피부투과도가 향상된 국소마취용 외용제 조성물
WO2002030402A3 (en) * 2000-10-13 2002-08-01 Lisapharma Spa Film for active ingredients dermal and transdermal administration

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5230898A (en) Transdermal therapeutic system exhibiting an increased active substance flow and process for the production thereof
CA1164749A (en) Bandage for administering beneficial drug
EP0325843B1 (en) Pharmaceutical formulations for preventing drug tolerance
US4849226A (en) Method for increasing oxygen supply by administering vasodilator
US5445829A (en) Extended release pharmaceutical formulations
JP3575817B2 (ja) 局所的または経皮的薬品分配用の押し出し成形可能な組成物
US4834979A (en) Medical bandage for administering beneficial drug
US4661105A (en) Medical bandage for administering vasodilator drug
DE4241874A1 (de) Medizinisches Pflaster für die perkutane Verabreichung
JPH04273820A (ja) 調合物及び神経系疾患の治療に於けるその使用
WO2007120868A2 (en) Bioavailability enhancement of lipophilic drug by use solvent system
WO2004039358A1 (en) Adhesive composition for dermal patch and production process thereof
JPH06205839A (ja) 経皮投与型薬物用貼付剤
US4954344A (en) Method for treating nocturnal angina
JP2001506637A (ja) 皮膚作用又は経皮作用を有する極めて柔軟な貼付剤及びその製造方法
DD291478A5 (de) Verfahren zur herstellung eines superfiziellen therapeutischen systems mit einem gehalt an einem antineoplastischen wirkstoff, insbesondere 5-fluoruracil
US4812313A (en) Method for lessening the incidence of anginal attacks
JPS58105915A (ja) 外皮用組成物
JPS6034923B2 (ja) スポンジ状医薬用バンド
JPS6112614A (ja) 水性パップ剤
JPH03123728A (ja) 活性成分としてハレプソイドエフェドリンを有する皮膚経由医薬
JPH11209271A (ja) 経皮吸収製剤
KR100190450B1 (ko) 키토산을 이용한 매트릭스형 경피흡수제제
JPH10316560A (ja) 貼付剤
JPH0338245B2 (ja)