JPS5810462B2 - Fe↓−Cr↓−Co系磁石合金 - Google Patents
Fe↓−Cr↓−Co系磁石合金Info
- Publication number
- JPS5810462B2 JPS5810462B2 JP53062466A JP6246678A JPS5810462B2 JP S5810462 B2 JPS5810462 B2 JP S5810462B2 JP 53062466 A JP53062466 A JP 53062466A JP 6246678 A JP6246678 A JP 6246678A JP S5810462 B2 JPS5810462 B2 JP S5810462B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coercive force
- amount
- magnetic alloy
- machinability
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はFe−Cr−Co系磁石に対しSを含有させる
ことにより、保磁力と機械加工性(特に切削性)を同時
に改善することを特徴とするものである。
ことにより、保磁力と機械加工性(特に切削性)を同時
に改善することを特徴とするものである。
Fe−Cr−Co系合金は圧延、線引、打抜、深絞りな
どの機械加工が可能であり、適当な条件下で磁界中熱処
理および時効処理を施すことによって15〜40Co重
量パーセントの範囲で永久磁石材料として利用できるこ
とが講演会など(たとえば70.10月、71.10月
東北犬金子教授他、日本金属学会)で明らかにされてき
た。
どの機械加工が可能であり、適当な条件下で磁界中熱処
理および時効処理を施すことによって15〜40Co重
量パーセントの範囲で永久磁石材料として利用できるこ
とが講演会など(たとえば70.10月、71.10月
東北犬金子教授他、日本金属学会)で明らかにされてき
た。
引続いて、より低いCo領域においても検討がなされ、
磁気特性、加工性共に良好な結果が得られている。
磁気特性、加工性共に良好な結果が得られている。
(’77.10月岩田他、日本金属学会講演会)しかし
ながら、一般に実用的な見地に立った場合には、保磁力
を向上させるためにはCo量を増加させ、そのため加工
性を犠性にする方法が取られている。
ながら、一般に実用的な見地に立った場合には、保磁力
を向上させるためにはCo量を増加させ、そのため加工
性を犠性にする方法が取られている。
本発明では重量比にて3≦Co≦25.17≦Cr≦4
5残部Feより成るFe−Cr−C。
5残部Feより成るFe−Cr−C。
系磁石合金に対しSを0.01ないし0.5重量パーセ
ント添加することにより、保磁力と機械加工性(特に切
削性)を著しく向上させることを可能としたものである
。
ント添加することにより、保磁力と機械加工性(特に切
削性)を著しく向上させることを可能としたものである
。
なお、Co、Cr、Sの請求範囲の限定理由は以下の通
りである。
りである。
Co量について述べればCO量3%未満においては著し
い保磁力の低下があり実用に供し得なくなる。
い保磁力の低下があり実用に供し得なくなる。
また、Co量が25重量パーセントを越えると磁気特性
に著しい悪い影響を及ぼすγ相の生成が極めて顕著に起
ると同時に加工性が失なわれ実用材とならない。
に著しい悪い影響を及ぼすγ相の生成が極めて顕著に起
ると同時に加工性が失なわれ実用材とならない。
また、Cr量について言えばCr量17%未満において
は充分な保磁力は得られず、Sの添加によっても保磁力
は向上しない。
は充分な保磁力は得られず、Sの添加によっても保磁力
は向上しない。
Cr量45%以上では飽和磁束密度が低く実用材に供し
得ない。
得ない。
さらにS量について言えば、0.01重量%未満では保
磁力の向上ないし加工性の向上は見られない。
磁力の向上ないし加工性の向上は見られない。
S量が0.5%以上では保磁力はむしろ低下し、加工性
は悪くなる。
は悪くなる。
以下実施例について述べる。
実施例 1
の成分に対しSを0,0.001,0.005,0.0
10.04,0.1,0.3,0.5,0.8,1.0
各々重量パーセント添加し、真空溶解炉にて溶解し5k
gのインゴットを得た。
10.04,0.1,0.3,0.5,0.8,1.0
各々重量パーセント添加し、真空溶解炉にて溶解し5k
gのインゴットを得た。
これらのインゴットを熱間圧延で5mm厚まで、さらに
冷間圧延により2mm厚まで圧延した板から幅10mm
、長さ30mmの短冊状試片を切り出して供試材とした
。
冷間圧延により2mm厚まで圧延した板から幅10mm
、長さ30mmの短冊状試片を切り出して供試材とした
。
各々1300℃水素雰囲気中で10分間溶体化処理した
後、610℃ないし670℃の範囲で約3,5000e
の磁界中で時効処理を行った後620℃ないし450℃
の最適温度にて時効を開始しおよそ100C/16hr
の速度で冷却を行った。
後、610℃ないし670℃の範囲で約3,5000e
の磁界中で時効処理を行った後620℃ないし450℃
の最適温度にて時効を開始しおよそ100C/16hr
の速度で冷却を行った。
得られた磁気特性および切削性を第1表に示す。
なお切削性は溶体化処理後超硬バイトによる切削後の表
面肌を見て評価した。
面肌を見て評価した。
表中◎は極めて良い、○は良い、△はある程度良いが切
削不良の所もある。
削不良の所もある。
×は切削不良と判断した。
第1表から明らかな如く、Sが0.001以下のものは
、切削不良が多く使用出来るものではない。
、切削不良が多く使用出来るものではない。
S含有量が0.01〜0.5重量%に至るものは◎や○
がほとんどであり使用出来るがA1.0%近くになると
切削の良い所もあるがむしろ×が多くなり切削不良のも
のが増加して来ているものである。
がほとんどであり使用出来るがA1.0%近くになると
切削の良い所もあるがむしろ×が多くなり切削不良のも
のが増加して来ているものである。
実施例 2
13Co−25Or−1,2Si−残部Feの成分に対
しSを0105,0.1,0.2,0.4各々重量パー
セント添加し、真空溶解炉にて溶解し5kgのインゴッ
トを得た。
しSを0105,0.1,0.2,0.4各々重量パー
セント添加し、真空溶解炉にて溶解し5kgのインゴッ
トを得た。
これらのインゴットを熱間圧延で5mm厚まで、さらに
冷間圧延により2mm厚まで圧延した板から幅10mm
、長さ30mmの短冊状試片を切り出して供試材とした
。
冷間圧延により2mm厚まで圧延した板から幅10mm
、長さ30mmの短冊状試片を切り出して供試材とした
。
各々130℃水素雰囲気中で10分間溶体化処理した後
、第2表に示す温度で約35000eの磁界中で時効処
理を行った後585℃の最適温度にて時効を開始しおよ
そ100℃/32hrの速度で冷却を行なった。
、第2表に示す温度で約35000eの磁界中で時効処
理を行った後585℃の最適温度にて時効を開始しおよ
そ100℃/32hrの速度で冷却を行なった。
Claims (1)
- 1 重量比にして3≦Co≦25.17≦Cr≦45、
残部Feより成る磁石合金に対して、Sを0.01≦S
≦0.5重量パーセント含有させることを特徴とするF
e−Cr−Co系磁石合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53062466A JPS5810462B2 (ja) | 1978-05-25 | 1978-05-25 | Fe↓−Cr↓−Co系磁石合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53062466A JPS5810462B2 (ja) | 1978-05-25 | 1978-05-25 | Fe↓−Cr↓−Co系磁石合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54153720A JPS54153720A (en) | 1979-12-04 |
JPS5810462B2 true JPS5810462B2 (ja) | 1983-02-25 |
Family
ID=13201001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53062466A Expired JPS5810462B2 (ja) | 1978-05-25 | 1978-05-25 | Fe↓−Cr↓−Co系磁石合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810462B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62102271A (ja) * | 1985-10-30 | 1987-05-12 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 複写機に於けるシ−ルブレ−ド |
-
1978
- 1978-05-25 JP JP53062466A patent/JPS5810462B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62102271A (ja) * | 1985-10-30 | 1987-05-12 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 複写機に於けるシ−ルブレ−ド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54153720A (en) | 1979-12-04 |
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