JPH03277746A - 真空磁気焼鈍で良好な磁気特性を発現する軟質磁性合金 - Google Patents
真空磁気焼鈍で良好な磁気特性を発現する軟質磁性合金Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高透磁率が要求される磁気シールド部材や各
種鉄心材に好適な軟質磁性合金であって真空磁気焼鈍に
よって良好な磁気特性を発現するN1−Fe−(Cr)
系の軟質磁性合金に関する。
種鉄心材に好適な軟質磁性合金であって真空磁気焼鈍に
よって良好な磁気特性を発現するN1−Fe−(Cr)
系の軟質磁性合金に関する。
Ni含存置が40〜50%程度であるNi−Fe系およ
びこれに10%以下のCrを含有させたNi−Fe−C
r系高透磁率合金は、Mo、Cuなどを含有する8ON
1パーマロイ(JIS−PC)と比べると、透磁率は同
等もしくはそれ以下ではあるが、安価という利点がある
。そのため磁気シールド部材例えば磁気へ、ドのカバー
材やカセントテープの磁気遮藪板、さらには各種鉄心材
例えば時計のヨークやコアー材小型モータのコア材など
に広く用いられている。
びこれに10%以下のCrを含有させたNi−Fe−C
r系高透磁率合金は、Mo、Cuなどを含有する8ON
1パーマロイ(JIS−PC)と比べると、透磁率は同
等もしくはそれ以下ではあるが、安価という利点がある
。そのため磁気シールド部材例えば磁気へ、ドのカバー
材やカセントテープの磁気遮藪板、さらには各種鉄心材
例えば時計のヨークやコアー材小型モータのコア材など
に広く用いられている。
これらN i−F e−(Cr)系高透磁率合金は、高
透磁率で低保磁力という本来の磁気特性を発揮させるた
めに、最絆製品に加工後において1000°C以上の高
温で軟質水素(H2)気流中あるいは真空中において磁
気焼鈍が施されるのが一般である。
透磁率で低保磁力という本来の磁気特性を発揮させるた
めに、最絆製品に加工後において1000°C以上の高
温で軟質水素(H2)気流中あるいは真空中において磁
気焼鈍が施されるのが一般である。
前者の水素気流中での磁気焼鈍(以下、水素焼鈍と呼ぶ
)では雰囲気が還元性となるため不純物の除去作用が大
きく1M1気特性を十分に発揮させることができる反面
、操業上コスト高となるうえ爆発などの危険性もあるた
め設備上の制約も受けることになる。
)では雰囲気が還元性となるため不純物の除去作用が大
きく1M1気特性を十分に発揮させることができる反面
、操業上コスト高となるうえ爆発などの危険性もあるた
め設備上の制約も受けることになる。
一方後者の真空中での磁気焼鈍(以下、真空焼鈍と呼ぶ
)では、焼鈍時の不純物除去作用もあるが、還元性雰囲
気でないため水素焼鈍に比べると得られる磁気特性は劣
る傾向にある。しかしながら、真空焼鈍では水素焼鈍に
比べると低コストで操業が行えるうえ、安全面でも前者
にはない利点がある。
)では、焼鈍時の不純物除去作用もあるが、還元性雰囲
気でないため水素焼鈍に比べると得られる磁気特性は劣
る傾向にある。しかしながら、真空焼鈍では水素焼鈍に
比べると低コストで操業が行えるうえ、安全面でも前者
にはない利点がある。
したがって2水素焼鈍によるものと同程度の磁気特性が
真空焼鈍によって得られるならば利するところが極めて
大きい。
真空焼鈍によって得られるならば利するところが極めて
大きい。
本発明の目的は、前記の要求に応えることにあり、真空
焼鈍によっても水素焼鈍と同等の高透磁率で低保磁力を
もつN1−Fe−(Cr)系軟質磁性合金の開発を意図
したものである。
焼鈍によっても水素焼鈍と同等の高透磁率で低保磁力を
もつN1−Fe−(Cr)系軟質磁性合金の開発を意図
したものである。
発明者らは、 N1−Fe−(Cr)系磁性合金の磁
気特性に及ぼす合金元素、不純物元素などについて研究
を重ねた結果、Ni量を36〜52%、Cr量を10%
以下含有する該合金において、この種の合金の溶製中に
不純物として混入し且つこの種の合金の熱間加工性の向
上に有効に作用するとも考えられるB (硼素)の含有
量を所定値以下に低減するならば、真空焼鈍後の透磁率
と保磁力が水素焼鈍後のそれらとほぼ同等の特性を示す
という注目すべき事実を見出した。
気特性に及ぼす合金元素、不純物元素などについて研究
を重ねた結果、Ni量を36〜52%、Cr量を10%
以下含有する該合金において、この種の合金の溶製中に
不純物として混入し且つこの種の合金の熱間加工性の向
上に有効に作用するとも考えられるB (硼素)の含有
量を所定値以下に低減するならば、真空焼鈍後の透磁率
と保磁力が水素焼鈍後のそれらとほぼ同等の特性を示す
という注目すべき事実を見出した。
この知見に基づき本発明は1重量%で、36〜52%の
Niおよび10%以下のCrを含有し、残部が実質的に
Feからなる軟質磁性合金において、B含有量を0.0
020%以下に制限したことを特徴とし。
Niおよび10%以下のCrを含有し、残部が実質的に
Feからなる軟質磁性合金において、B含有量を0.0
020%以下に制限したことを特徴とし。
これによって1000℃以上の真空焼鈍で良好な磁気特
性を発現させたN i−F e−(Cr)系軟質磁性合
金を提供するものである。
性を発現させたN i−F e−(Cr)系軟質磁性合
金を提供するものである。
第1図および第2図に1本発明合金の最大透磁率に及ぼ
すBの作用を示した。第1図はCr含有量は0.1%以
下の微量であるFe−36Ni系とFe45Ni系につ
いて、また第2図はF e−46N i−I Cr系と
F e−39N i−8Cr系についてB含有量を変化
させ、1100”Cで1時間の磁気焼鈍を水素気流中で
行った場合(白ヌキ印)と真空中で行った場合(黒ヌリ
印)の最大透磁率μmを対比して示したものである。両
図から明らかなように、水素焼鈍ではB含有量による最
大透磁率μmの大きな劣化は認められず良好な値を示す
のに対し、真空焼鈍においてはB含有量が0.0020
%を越えると透磁率が大きく低下することがわかる。し
たがって、真空焼鈍において良好な磁気特性を得るには
Bを0.0020%以下に限定するのがよい。
すBの作用を示した。第1図はCr含有量は0.1%以
下の微量であるFe−36Ni系とFe45Ni系につ
いて、また第2図はF e−46N i−I Cr系と
F e−39N i−8Cr系についてB含有量を変化
させ、1100”Cで1時間の磁気焼鈍を水素気流中で
行った場合(白ヌキ印)と真空中で行った場合(黒ヌリ
印)の最大透磁率μmを対比して示したものである。両
図から明らかなように、水素焼鈍ではB含有量による最
大透磁率μmの大きな劣化は認められず良好な値を示す
のに対し、真空焼鈍においてはB含有量が0.0020
%を越えると透磁率が大きく低下することがわかる。し
たがって、真空焼鈍において良好な磁気特性を得るには
Bを0.0020%以下に限定するのがよい。
かようなりの作用を供する軟質磁性合金の基本組成とし
ては1重量%で、36〜52%のNiおよび10%以下
のCrを含有し、残部が実質的にFeからなるものを本
発明は対象とする。Crについては1%以下の微量の含
有の場合も含まれ5この場合にはF e−N i系と言
うこともできる。
ては1重量%で、36〜52%のNiおよび10%以下
のCrを含有し、残部が実質的にFeからなるものを本
発明は対象とする。Crについては1%以下の微量の含
有の場合も含まれ5この場合にはF e−N i系と言
うこともできる。
Niは合金の透磁率に大きな影響を及ぼす成分である。
しかしNi含有量が36%未満では直流透磁率が低下す
る。一方Ni含有量が多すぎても透磁率は低下するとと
もに価格が上昇して不利になる。したがってNi含有量
は36〜52%の範囲で含有させる。
る。一方Ni含有量が多すぎても透磁率は低下するとと
もに価格が上昇して不利になる。したがってNi含有量
は36〜52%の範囲で含有させる。
Crは合金の透磁率および保磁力の向上に寄与するが、
多すぎると逆に透磁率および飽和磁束密度が低下する。
多すぎると逆に透磁率および飽和磁束密度が低下する。
したがってCr量の範囲は10%以下とする。
なお1本合金の溶製の段階で脱酸剤としてSiやAIを
使用することが有利である。また脱硫剤としてMnを使
用することが有利である。かような脱酸剤として使用さ
れるSi、AIlおよび脱硫剤として使用されるMnに
ついては、これらの総量が2%以下で含有するならば特
に問題はなく1本発明合金はかような元素を総量で2%
以下含有することを含む、不純物元素としてはC,S、
O等がある。
使用することが有利である。また脱硫剤としてMnを使
用することが有利である。かような脱酸剤として使用さ
れるSi、AIlおよび脱硫剤として使用されるMnに
ついては、これらの総量が2%以下で含有するならば特
に問題はなく1本発明合金はかような元素を総量で2%
以下含有することを含む、不純物元素としてはC,S、
O等がある。
請求範囲の第2項、第3項は、 JIS−PC材に比べ
て同等またはそれ以上の最大透磁率(μm)を得るため
の成分範囲を規制したものあり、このためにはNiが3
6〜40%ではCrを5〜lO%含有することが必要で
あり、またNiが40〜52%においてCr5%未満で
は、50≦(Ni%)+4(Cr%)≦60の限定式を
満足する必要がある。
て同等またはそれ以上の最大透磁率(μm)を得るため
の成分範囲を規制したものあり、このためにはNiが3
6〜40%ではCrを5〜lO%含有することが必要で
あり、またNiが40〜52%においてCr5%未満で
は、50≦(Ni%)+4(Cr%)≦60の限定式を
満足する必要がある。
Sと0は1M1気特性の向上の点からできる限り低減す
ることが望ましく 、 JIS−PC材に比し同等以上
の透磁率を得るにはS≦0.0030%、0≦0.00
50%であって、かつ、S+○+B≦0.0080%を
満足する必要がある。
ることが望ましく 、 JIS−PC材に比し同等以上
の透磁率を得るにはS≦0.0030%、0≦0.00
50%であって、かつ、S+○+B≦0.0080%を
満足する必要がある。
(実施例1〕
第1表に示す組成の30kgインゴットを製造し。
鍛造、熱間加工、冷間加工を施してそれぞれ0.8−厚
さの板とした。この板から外径45+im、 内径3
3−のリングを切削加工し、水素気流中または1O−4
torrの真空中にて1100°cx2hrの磁気焼鈍
を行った後冷却した。このようにして得られた各試料の
最大透磁率μmおよび保磁力HcをJIS2531に 基づき測定し その結果を第2表に示した。
さの板とした。この板から外径45+im、 内径3
3−のリングを切削加工し、水素気流中または1O−4
torrの真空中にて1100°cx2hrの磁気焼鈍
を行った後冷却した。このようにして得られた各試料の
最大透磁率μmおよび保磁力HcをJIS2531に 基づき測定し その結果を第2表に示した。
第2表
ff1jql!粂1午 : 110リー(:X Z
hr第2表から明らかなように、水素焼鈍では透磁率お
よび保磁力に及ぼすBの悪影響は認められず良好な特性
を得ることができた。しかし真空焼鈍ではB含有量が0
.0027%以上を含むN11l 1.3,7.8では
透磁率および保磁力の劣化が著しく大きいことが認めら
れる。一方、B含有量が0.0014%以下のNn2,
4.5,6.9では水素焼鈍と同等の良好な透磁率と保
磁力を得ることができる。
hr第2表から明らかなように、水素焼鈍では透磁率お
よび保磁力に及ぼすBの悪影響は認められず良好な特性
を得ることができた。しかし真空焼鈍ではB含有量が0
.0027%以上を含むN11l 1.3,7.8では
透磁率および保磁力の劣化が著しく大きいことが認めら
れる。一方、B含有量が0.0014%以下のNn2,
4.5,6.9では水素焼鈍と同等の良好な透磁率と保
磁力を得ることができる。
〔実施例2〕
第3表に示す組成の各インゴットを400kg真空溶解
により製造し1通常の熱間加工、冷間加工を施してそれ
ぞれ1.0+amの厚さの板とした。この板から外径4
5mm、 内径3311IIlのリングを切削加工し
水素気流中または真空中(10−’torrと1O−5
torr)にて1100’CX 1 hr、 1150
X 2 hrの磁気焼鈍を行った後冷却した。このよう
にして得られた各試料の最大透磁率μ剛および保磁力H
cをJIS C2531に基づき測定した結果を第4表
および第5表に示した。
により製造し1通常の熱間加工、冷間加工を施してそれ
ぞれ1.0+amの厚さの板とした。この板から外径4
5mm、 内径3311IIlのリングを切削加工し
水素気流中または真空中(10−’torrと1O−5
torr)にて1100’CX 1 hr、 1150
X 2 hrの磁気焼鈍を行った後冷却した。このよう
にして得られた各試料の最大透磁率μ剛および保磁力H
cをJIS C2531に基づき測定した結果を第4表
および第5表に示した。
第4表
第5表
第4表および第5表からも明らかなように、水素焼鈍で
は透磁率、保磁力に及ぼすBの悪影響はほとんど認めら
れず良好な特性を得ることができたが、真空焼鈍ではB
含を量が0.0024%以上を含むN1111.15,
16.17.21では透磁率および保磁力の劣化が著し
く大きいことが認められ、 0.0017%以下のN[
112,13,14,18,19,20では1100°
(:X1hr或いは1150°(:X2hrのいずれの
焼鈍条件においても良好な透磁率と保磁力を示した。
は透磁率、保磁力に及ぼすBの悪影響はほとんど認めら
れず良好な特性を得ることができたが、真空焼鈍ではB
含を量が0.0024%以上を含むN1111.15,
16.17.21では透磁率および保磁力の劣化が著し
く大きいことが認められ、 0.0017%以下のN[
112,13,14,18,19,20では1100°
(:X1hr或いは1150°(:X2hrのいずれの
焼鈍条件においても良好な透磁率と保磁力を示した。
本発明によれば、磁気シールド部材や各種鉄心部材とし
て多用されるN1−Fe−(Cr)系軟質磁性合金にお
いて、その磁気特性を発現させるための磁気焼鈍は真空
焼鈍でも良好な透磁率および保磁力を得ることができる
。したがって、安全面および経済面で問題のある水素焼
鈍を必要としないことから安価で安全に製造することが
でき、この合金の汎用化に大きく貢献できる。
て多用されるN1−Fe−(Cr)系軟質磁性合金にお
いて、その磁気特性を発現させるための磁気焼鈍は真空
焼鈍でも良好な透磁率および保磁力を得ることができる
。したがって、安全面および経済面で問題のある水素焼
鈍を必要としないことから安価で安全に製造することが
でき、この合金の汎用化に大きく貢献できる。
第1図はNi−Fe系軟質磁性合金の透磁率に及ぼすB
の影響を示す図 第2図はNi Fe Cr系 軟質磁性合金の透磁率に及ぼすBの影響を示す図である
。 第1図 B含有量(チ) 第2図 B含有量(%)
の影響を示す図 第2図はNi Fe Cr系 軟質磁性合金の透磁率に及ぼすBの影響を示す図である
。 第1図 B含有量(チ) 第2図 B含有量(%)
Claims (3)
- (1)重量%で、36〜52%のNiおよび10%以下
のCrを含有し、残部が実質的にFeからなる軟質磁性
合金において、B含有量を0.0020%以下に制限し
たことを特徴とする真空磁気焼鈍で良好な磁気特性を発
現する軟質磁性合金。 - (2)Ni:36〜40%、Cr:5〜10%を含有し
、S≦0.0030%、O≦0.0050%、B≦0.
0020%であって且つS+O+B≦0.0080%を
満足する請求項1に記載の軟質磁性合金。 - (3)Ni:40〜52%、Cr:5%未満であって、
50≦(Ni%)+4(Cr%)≦60の関係を満足し
、さらにS≦0.0030%、O≦0.0050%、B
≦0.0020%であって且つS+O+B≦0.008
0%を満足する請求項1に記載の軟質磁性合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7660090A JPH03277746A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 真空磁気焼鈍で良好な磁気特性を発現する軟質磁性合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7660090A JPH03277746A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 真空磁気焼鈍で良好な磁気特性を発現する軟質磁性合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03277746A true JPH03277746A (ja) | 1991-12-09 |
Family
ID=13609816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7660090A Pending JPH03277746A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 真空磁気焼鈍で良好な磁気特性を発現する軟質磁性合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03277746A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0818550A1 (de) * | 1996-07-12 | 1998-01-14 | Krupp VDM GmbH | Korrosionsbeständige weichmagnetische Eisen-Nickel-Chrom-Legierung |
CN102291968A (zh) * | 2010-08-25 | 2011-12-21 | 兰州大学 | 一种磁场屏蔽罩 |
JPWO2018034016A1 (ja) * | 2016-08-16 | 2019-06-20 | アルプスアルパイン株式会社 | 発音装置 |
-
1990
- 1990-03-28 JP JP7660090A patent/JPH03277746A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0818550A1 (de) * | 1996-07-12 | 1998-01-14 | Krupp VDM GmbH | Korrosionsbeständige weichmagnetische Eisen-Nickel-Chrom-Legierung |
CN102291968A (zh) * | 2010-08-25 | 2011-12-21 | 兰州大学 | 一种磁场屏蔽罩 |
JPWO2018034016A1 (ja) * | 2016-08-16 | 2019-06-20 | アルプスアルパイン株式会社 | 発音装置 |
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