JPS5810339Y2 - Fm用インダクタンス素子 - Google Patents
Fm用インダクタンス素子Info
- Publication number
- JPS5810339Y2 JPS5810339Y2 JP1977082644U JP8264477U JPS5810339Y2 JP S5810339 Y2 JPS5810339 Y2 JP S5810339Y2 JP 1977082644 U JP1977082644 U JP 1977082644U JP 8264477 U JP8264477 U JP 8264477U JP S5810339 Y2 JPS5810339 Y2 JP S5810339Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- groove
- groove portion
- cut
- inductance element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はμ同調方式のチューナに使用するのに好適なF
M用インダクタンス素子に関する。
M用インダクタンス素子に関する。
μ同調方式のチューナに使用するインダクタンス素子は
、一般にプラスチック製のボビン(巻枠)に比較的太く
て且つ可撓性を有する例えば0゜4〜Q、5mmのメッ
キ銅線を巻装し、且つボビンの中に磁芯を挿入し、この
磁芯の移動で同調をとるように構成されている。
、一般にプラスチック製のボビン(巻枠)に比較的太く
て且つ可撓性を有する例えば0゜4〜Q、5mmのメッ
キ銅線を巻装し、且つボビンの中に磁芯を挿入し、この
磁芯の移動で同調をとるように構成されている。
第1図及び第2図を参照して従来のボビンを説明すると
巻装部1と鍔状部2とから成り、鍔状部2には巻線の端
部を位置決めし且つ固定するように第1図に示す例では
貫通孔3を有し、第2図に示す例では溝4を有する。
巻装部1と鍔状部2とから成り、鍔状部2には巻線の端
部を位置決めし且つ固定するように第1図に示す例では
貫通孔3を有し、第2図に示す例では溝4を有する。
このような構成であっても勿論FMインダクタンス素子
を構成することが出来るが、巻線の端部の位置決め及び
固定が面倒であった。
を構成することが出来るが、巻線の端部の位置決め及び
固定が面倒であった。
即ち第1図に示すボビンを使用する場合には巻線のリー
ド線部を貫通孔3に通さなければならず、導線巻装の自
動化が困難でありまた手作業で巻くときには工数が大に
なった。
ド線部を貫通孔3に通さなければならず、導線巻装の自
動化が困難でありまた手作業で巻くときには工数が大に
なった。
一方、第2図に示すボビンを使用する場合には導線の巻
付けは容易になるが、リード線部を巻枠に固定するため
には溝4にリード線を挿入した後に接着材にて接着しな
ければならない。
付けは容易になるが、リード線部を巻枠に固定するため
には溝4にリード線を挿入した後に接着材にて接着しな
ければならない。
このため巻き始めから巻き終りまで全部を自動化するこ
とが困難であり、例え全部を自動化しても接着工程が入
るため作業能率を向上させることは不可能であった。
とが困難であり、例え全部を自動化しても接着工程が入
るため作業能率を向上させることは不可能であった。
そこで、本考案の目的は上述の如き欠点を解決し、自動
的に製作することを容易にしまた手作業で作る場合であ
っても位置決め及び固定を容易に行うことか′出来るよ
うにしたFM用インダクタンス素子を提供することにあ
る。
的に製作することを容易にしまた手作業で作る場合であ
っても位置決め及び固定を容易に行うことか′出来るよ
うにしたFM用インダクタンス素子を提供することにあ
る。
上記目的を遠戚するための本考案は、理解を容易にする
ために実施例に係わる図面の符号を参照して説明すると
、円筒状の導線巻装部11と該巻装部11の少なくとも
一端に設けられた鍔状部12とから成る巻枠10に導線
24を巻装することによって構成したFM用インダクタ
ンス素子に於いて、前記鍔状部12の外周面から切り込
んだ縦溝部20aと前記縦溝部20 aに連続させて前
記縦溝部20aに略直交する方向に切り込んだ横溝部2
0 bとから成る略り字状の切り込み溝20を設け、前
記横溝部20 bの切り込み方向を前記導線24の巻き
方向に一致させ且つ前記溝20の幅を前記導線24の直
径より僅かに大きく設定し、前記横溝部20 bで前記
導線24のリード線部分25を係止した構成を特徴とす
るFM用インダクタンス素子に係わるものである。
ために実施例に係わる図面の符号を参照して説明すると
、円筒状の導線巻装部11と該巻装部11の少なくとも
一端に設けられた鍔状部12とから成る巻枠10に導線
24を巻装することによって構成したFM用インダクタ
ンス素子に於いて、前記鍔状部12の外周面から切り込
んだ縦溝部20aと前記縦溝部20 aに連続させて前
記縦溝部20aに略直交する方向に切り込んだ横溝部2
0 bとから成る略り字状の切り込み溝20を設け、前
記横溝部20 bの切り込み方向を前記導線24の巻き
方向に一致させ且つ前記溝20の幅を前記導線24の直
径より僅かに大きく設定し、前記横溝部20 bで前記
導線24のリード線部分25を係止した構成を特徴とす
るFM用インダクタンス素子に係わるものである。
上記考案によれば、鍔状部12に縦溝部20 aと横溝
部20 bとから成るL字状の溝20を設け、横溝部2
0 bの切り込み方向を導線即ち巻線24の巻き方向に
一致させたので、リード線部分25を溝20に確実且つ
容易に位置決め及び係止することが可能になる。
部20 bとから成るL字状の溝20を設け、横溝部2
0 bの切り込み方向を導線即ち巻線24の巻き方向に
一致させたので、リード線部分25を溝20に確実且つ
容易に位置決め及び係止することが可能になる。
また1字状溝20でリード線部分25を係止するので、
自動巻線機を使用することが可能になる。
自動巻線機を使用することが可能になる。
以下、図面を参照して本考案の1実施例に付いて述べる
。
。
本考案に係わるμ同調用FMインダクタンス素子は、第
3図〜第6図に示すポリアセタール製の巻枠10を使用
して構成されている。
3図〜第6図に示すポリアセタール製の巻枠10を使用
して構成されている。
この巻枠10は円筒状の巻装部11と一対の鍔状部12
.13とから成る。
.13とから成る。
巻装部11には第3図から明らかなように導線を案内す
る巻線用溝14が螺旋状に形成されている。
る巻線用溝14が螺旋状に形成されている。
またこの巻装部11には巻装開始点に巻枠の半径方向に
伸びる円柱状突起15が形成され、更に巻装終了点に巻
枠の半径方向に伸びる円柱状突起16.17が形成され
ている。
伸びる円柱状突起15が形成され、更に巻装終了点に巻
枠の半径方向に伸びる円柱状突起16.17が形成され
ている。
尚突起18.19は巻線の長さを変更するときに使用す
るものである。
るものである。
第3図及び第4図の右側の鍔状部12には2つのリード
線係止用り字形溝20.21が切り込んだ状態に設けら
れている。
線係止用り字形溝20.21が切り込んだ状態に設けら
れている。
2つの1字形溝20.21は夫々縦溝部20a、21a
と横溝部20b、21bとから成り、導線の太さより僅
かに大きい幅に形成されている。
と横溝部20b、21bとから成り、導線の太さより僅
かに大きい幅に形成されている。
実施例では直径Q、5mmの導線が使用されているので
、1字形溝20.21の幅がQ、5mmとなっている。
、1字形溝20.21の幅がQ、5mmとなっている。
尚巻線の始端を位置決めし且つ固定する機能を有する一
方の1字形溝20の横溝部20 bの伸びる方向は第3
図、第5図及び第6図から明らかなように巻線の巻き方
向に一致している。
方の1字形溝20の横溝部20 bの伸びる方向は第3
図、第5図及び第6図から明らかなように巻線の巻き方
向に一致している。
即ち第5図及び第6図では巻線が時計方向に巻かれるの
で、横溝部20 bも右方向に伸びている。
で、横溝部20 bも右方向に伸びている。
もう一方のL字形溝21は巻線の終端を位置決めし且つ
固定するものであるので、横溝部21 bの方向は左右
どちらでも差支えないが、この実施例では巻装の自動化
等を容易にするため始端の1字形溝20と同様に右方向
に伸ばしている。
固定するものであるので、横溝部21 bの方向は左右
どちらでも差支えないが、この実施例では巻装の自動化
等を容易にするため始端の1字形溝20と同様に右方向
に伸ばしている。
尚中空部22はμ同調用の磁芯を挿入する部分である。
また鍔状部12に設けられた平坦な切欠面23は自動化
装置で巻枠を整列させるときに方向性を与えるためのも
のである。
装置で巻枠を整列させるときに方向性を与えるためのも
のである。
上述の如き巻枠10に巻線を設けるときには、第7図〜
第9図に示す如く巻線24のリード線部分25を1字形
溝20の縦溝部20 aに挿入した後に横溝部20 b
に挿入し、巻線機により巻装を開始する。
第9図に示す如く巻線24のリード線部分25を1字形
溝20の縦溝部20 aに挿入した後に横溝部20 b
に挿入し、巻線機により巻装を開始する。
例えば直径Q、5mmの銀メツキ銅線から成る可撓性巻
線24は第7図で上方向に巻かれるので、横溝部21
bと巻線用溝14との境界部で巻線24が屈曲され、巻
線24の一端即ちリード線部25がコの字形に屈曲され
て横溝部20 bに係止された状態となる。
線24は第7図で上方向に巻かれるので、横溝部21
bと巻線用溝14との境界部で巻線24が屈曲され、巻
線24の一端即ちリード線部25がコの字形に屈曲され
て横溝部20 bに係止された状態となる。
このため、巻線端の位置決め及び固定が達成され、巻線
機で巻線24が巻かれても、巻線24が弛むことがない
。
機で巻線24が巻かれても、巻線24が弛むことがない
。
また巻装端に突起15が設けられているので、巻装開始
を円滑且つ正確に達成出来る。
を円滑且つ正確に達成出来る。
巻線24が所定の巻数になったならば、突起16を利用
して巻線24を屈曲させ、鍔状部12のL字形溝21に
導き、ここにリード線部26を係止する。
して巻線24を屈曲させ、鍔状部12のL字形溝21に
導き、ここにリード線部26を係止する。
これにより、巻線の終端も始端と同様に位置決め及び固
定される。
定される。
このように構成されたインダクタンス素子には第8図で
鎖線で示す如く磁芯27が挿入され、この移動でFM同
調がとられる。
鎖線で示す如く磁芯27が挿入され、この移動でFM同
調がとられる。
上述の如き巻枠を使用すれば、巻線24を巻いた後にリ
ード線部分25.26を残して導線を切断しても、1字
形溝20.21にリード線部25.26が係止されてい
るので、弛むことがなく、巻線24を容易且つ正確に巻
くことが可能になる。
ード線部分25.26を残して導線を切断しても、1字
形溝20.21にリード線部25.26が係止されてい
るので、弛むことがなく、巻線24を容易且つ正確に巻
くことが可能になる。
また自動化装置を使用して巻線24を巻くことも可能に
なる。
なる。
また実施例のように突起15,16.17等を設ければ
、巻線24を正確且つ安定的に巻くことが可能になる。
、巻線24を正確且つ安定的に巻くことが可能になる。
また切欠面23を設けることによって自動配列が可能に
なる。
なる。
以上本考案の1実施例に付いて述べたが、本考案上述の
実施例に限定されるものではなく更に変形可能なもので
ある。
実施例に限定されるものではなく更に変形可能なもので
ある。
例えば場合によって巻線終端係止用のL字形溝21を省
いてもよい。
いてもよい。
また切欠面23を鍔状部13に設けてもよい。
また切欠面23を両方の鍔状部12.13に設けてもよ
い。
い。
第1図及び第2図は従来のFMボビンを夫々示す側面図
、第3図は本考案の1実施例に係わるμ同調用FMイン
ダクタンス素子の巻枠を示す正面図、第4図は第3図の
IV−IV線の一部を切断して示す断面図、第5図は第
3図の巻枠の右側面図、第6図は鍔状部の拡大側面図、
第7図は巻線を巻いた状態の正面図、第8図は第7図の
一部断面図、第9図は第7図の右側面図である。 尚図面に用いられている符号に於いて、10は巻枠、1
1は巻装部、12は鍔状部、14は巻線用溝、15゜1
6.17は突起、20.21はL字形溝、20 aは縦
溝部、20 bは横溝部、21 aは縦溝部、21 b
は横溝部、23は切欠面、24は巻線、25.26はリ
ード線部分である。
、第3図は本考案の1実施例に係わるμ同調用FMイン
ダクタンス素子の巻枠を示す正面図、第4図は第3図の
IV−IV線の一部を切断して示す断面図、第5図は第
3図の巻枠の右側面図、第6図は鍔状部の拡大側面図、
第7図は巻線を巻いた状態の正面図、第8図は第7図の
一部断面図、第9図は第7図の右側面図である。 尚図面に用いられている符号に於いて、10は巻枠、1
1は巻装部、12は鍔状部、14は巻線用溝、15゜1
6.17は突起、20.21はL字形溝、20 aは縦
溝部、20 bは横溝部、21 aは縦溝部、21 b
は横溝部、23は切欠面、24は巻線、25.26はリ
ード線部分である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 円筒状導線巻装部11と該巻装部11の少なくとも一端
に設けられた鍔状部12とから成る巻枠10に導線24
を巻装することによって構成したFM用インダクタンス
素子に於いて、 前記鍔状部12の外周面から切り込んだ縦溝部20 a
と前記縦溝部20 aに連続させて前記縦溝部20 a
に略直交する方向に切り込んだ横溝部20 bとから成
る略り字状の切り込み溝20を設け、前記横溝部20
bの切り込み方向を前記導線24の巻き方向に一致させ
且つ前記溝20の幅を前記導線24の直径より僅かに大
きく設定し、前記横溝部20 bで前記導線24のリー
ド線部分25を係止した構成を特徴とするFM用インダ
クタンス素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977082644U JPS5810339Y2 (ja) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | Fm用インダクタンス素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977082644U JPS5810339Y2 (ja) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | Fm用インダクタンス素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS549351U JPS549351U (ja) | 1979-01-22 |
JPS5810339Y2 true JPS5810339Y2 (ja) | 1983-02-25 |
Family
ID=29003692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977082644U Expired JPS5810339Y2 (ja) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | Fm用インダクタンス素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810339Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6451176B2 (ja) * | 2014-09-25 | 2019-01-16 | アイシン精機株式会社 | バーアンテナ用のボビン、及び、このボビンを備えるバーアンテナ |
JP2018046689A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | オムロン株式会社 | 変圧器及びllc電流共振電源 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52107351U (ja) * | 1976-02-10 | 1977-08-16 | ||
JPS5617923Y2 (ja) * | 1976-02-10 | 1981-04-27 |
-
1977
- 1977-06-23 JP JP1977082644U patent/JPS5810339Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS549351U (ja) | 1979-01-22 |
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