JP6451176B2 - バーアンテナ用のボビン、及び、このボビンを備えるバーアンテナ - Google Patents

バーアンテナ用のボビン、及び、このボビンを備えるバーアンテナ Download PDF

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Description

本発明はバーアンテナ用のボビン、及び、このボビンを備えるバーアンテナに関する。
従来、例えば利用者が所持する携帯機器と通信する通信機器により、利用者が車両まわりの所定の範囲に存在すること、又は、車両に搭乗していた利用者が降車したことを検出するシステムが知られている。このシステムは、利用者が車両まわりの所定の範囲に存在することを検出した場合、車両のドアを自動的に解錠し、利用者が降車したことを検出した場合、車両のドアを自動的に施錠する。
特許文献1は、このシステムの通信機器の一例であるバーアンテナを開示している。特許文献1のバーアンテナは、車両のドアハンドルに搭載され、利用者の携帯機器に信号を送信する送信用アンテナであり、棒状のコアの端部を保持する一対のボビンを備える。そして、一対のボビンに保持されるコアの周囲に導電線が巻き付けられることによりコイルが形成される。
特許第4655230号公報
ところで、コアの長手方向の寸法を短くすることによりバーアンテナの長手方向の寸法を短くできる。一方、コアの長さが短くなるにつれて導電線を巻き付けることが可能なコアの範囲が狭くなる。このため、コアの長さを短くした場合には、導電線の巻き数が減少し、コイルに要求されるインダクタンスが確保されないおそれがある。
この問題を解消する手段の1つに、導電線を積層してコアに巻き付ける手段が考えられる。特許文献1のコアにこの手段が取り入れられる場合、コアにおける一方のボビン側から他方のボビン側までにわたって1層目の導電線が巻き付けられ、コアにおける他方のボビン側で導電線が折り返されて2層目の導電線が巻き付けられる。しかし、2層目の導電線が巻き付けられることにともない導電線の折り返し部分が一方のボビン側に引っ張られるため、導電線の巻き崩れが生じるおそれがある。
本発明の目的は、導電線の巻き崩れが起こりにくいバーアンテナ用のボビン、及び、このボビンを備えるバーアンテナを提供することである。
上記課題を解決するバーアンテナ用のボビンは、棒状のコアが取り付けられるコア保持部と、前記コア保持部と繋がり、前記コアに前記コアの長手方向における第1の方向に巻き付けられて積層部分を形成する導電線のうちの第2層が、前記導電線の第1層上に巻かれるように前記第1の方向と異なる第2の方向に前記導電線が折り返される部分である折返部分が前記積層部分側に移動しないように前記折返部分の位置を規制する規制部とを備える。
本バーアンテナ用のボビンによれば、コア保持部に取り付けられたコアの周囲に1層目の導電線を巻き付け、1層目の導電線の端部に折返部分を形成して1層目の導電線の上に2層目の導電線を巻き付けることができる。このため、コアの長さを短く設定してもコイルのインダクタンスを確保できる。また、折返部分が1層目及び2層目の導電線が形成される部分である導電線の積層部分側に移動することが規制部により規制される。このため、折返部分に導電線の巻き崩れが生じにくい。
上記バーアンテナ用のボビンについて、一対の前記規制部を備え、前記一対の規制部が前記コアの短手方向において間隔を空けて並べられることが好ましい。
本バーアンテナ用のボビンによれば、コアの周囲に1層目の導電線を巻き付けた後に導電線の先端を一対の規制部の間を通すことにより、その先端を積層部分側から規制部に対して積層部分側とは反対側である保持部側に引き回すことができる。保持部側に引き回された導電線は、例えばコア又はコア保持部に巻き付けられる。そして、その導電線の先端を一対の規制部の間を通すことにより保持部側から積層部分側に引き回し、2層目の導電線を1層目の導電線の上に巻き付けることができる。このため、導電線が規制部を乗り上げて積層部分側と保持部側との間を引き回される場合と比較して、コイルが形成されたボビンにおいてボビンから導電線が飛び出す部分が形成されにくい。このため、バーアンテナの小型化に貢献できる。
上記バーアンテナ用のボビンについて、前記一対の規制部のうちの一方の規制部である第1の規制部は、前記積層部分側に形成される面である第1の積層側面、及び、前記コアの長手方向において前記第1の積層側面とは反対側の面である第1の規制面を備え、前記一対の規制部のうちの他方の規制部である第2の規制部は、前記積層部分側に形成される面である第2の積層側面、及び、前記コアの長手方向において前記第2の積層側面とは反対側の面である第2の規制面を備えることが好ましい。
本バーアンテナ用のボビンの規制部によれば、例えば規制部が円柱形状の突起である場合と比較して、導電線の折返部分との接触面積が広くなり、ボビンに対する折返部分の積層部分側への移動を一層抑えることができる。
上記バーアンテナ用のボビンについて、前記コアの長手方向において、前記第1の積層側面と前記第2の積層側面との位置が異なることが好ましい。
本バーアンテナ用のボビンによれば、保持部側から積層部分側に引き回される導電線を第1の積層側面及び第2の積層側面のうちの一方の積層側面に接触させることにより、2層目の導電線を巻き始める位置が決められる。このとき、1層目の導電線の長手方向の中心側に位置する一方の積層側面と導電線を接触させることにより、2層目の導電線を巻き始める位置を1層目の導電線の端部よりも上記長手方向の中心側に設定できる。このため、1層目の導電線において隣り合う導電線の窪みから2層目の導電線を巻き始めることができるため、2層目の導電線を巻き付けやすい。
上記バーアンテナ用のボビンについて、前記コアを収容する空間が形成されるコア収容部をさらに備え、前記コア保持部が前記コアの長手方向における前記コア収容部の端部と繋がり、前記規制部が前記コア収容部、又は、前記コア保持部に形成されることが好ましい。
本バーアンテナ用のボビンに取り付けられるコアはコア収容部により保護される。このため、コアが傷つきにくい。また、コア収容部又はコア保持部に規制部が形成されるため、ボビンの長さを短く設定しやすい。
上記バーアンテナ用のボビンについて、前記導電線の巻き方向に沿う複数の溝が前記コア収容部に形成されることが好ましい。
本バーアンテナ用のボビンによれば、溝に導電線を嵌め込みながらコア収容部に導電線を巻き付けることができる。このため、1層目の導電線を巻き付けるときに導電線の位置がずれにくく、1層目の導電線を巻き付けやすい。
上記課題を解決するバーアンテナは、上記のいずれか一つに記載のバーアンテナ用のボビンと、前記コア保持部に取り付けられるコアと、前記コアに巻き付けられる導電線とを備える。
本バーアンテナによれば、コアの長さを短く設定することによりバーアンテナの長さも短く設定できる。また、導電線の折返部分に導電線の巻き崩れが生じにくいため、小型化にともなう性能の低下が抑えられる。
本バーアンテナ用のボビン及びバーアンテナによれば、導電線の巻き崩れが起こりにくい。
実施形態の車両のドアパネル及びドアハンドルの斜視図。 同実施形態の外装ケースが取り外された状態のドアハンドルの斜視図。 図2の内側ケースが取り外された状態のドアハンドルの斜視図。 同実施形態のボビンの正面側の斜視図。 同実施形態のボビンの背面側の斜視図。 図2のD6−D6線に沿う断面図。 同実施形態のボビンに導電線が巻き付けられている最中のボビンの斜視図。 同実施形態のボビンの第2のコア保持部及びその周辺の平面図。 同実施形態のボビンの第1のコア保持部及びその周辺の平面図。 同実施形態のバーアンテナの斜視図。
図1を参照して、ドアハンドル10の構成について説明する。
ドアハンドル10は、バーアンテナ30が搭載されているハンドル本体20、及び、キー(図示略)が挿入されるキーシリンダ410が形成されているハンドルキャップ400を備え、車両1のドアパネル2に取り付けられている。
図2及び図3を参照して、ハンドル本体20の構成について説明する。
ハンドル本体20は、互いに組み合わせられる内側ケース21及び外装ケース22(図1参照)を備える。内側ケース21の内部の空間には、バーアンテナ30、及び、バーアンテナ30が送信する信号を制御する回路基板300が固定された中間ケース23が取り付けられている。
バーアンテナ30は、一例として、使用者が所持している携帯機器(図示略)に信号を送信する送信用アンテナであり、棒状のコア200(図4参照)、コア200を支持するボビン40、及び、コア200に巻き付けられる被膜された導電線100を備える。
図4及び図5を参照して、ボビン40の構成について説明する。
図4に示すように、ボビン40は、コア200の一方の端部が取り付けられる第1のコア保持部50、コア200の他方の端部が取り付けられる第2のコア保持部70、及び、コア200を収容するコア収容部90を備える。第1のコア保持部50、第2のコア保持部70、及び、コア収容部90は、一体的に形成されている。
第1のコア保持部50の側面には、導電線100を巻き付けて固定する一対の被巻付部51が形成されている。被巻付部51は、第1のコア保持部50の側面から突出する軸51A、及び、軸51Aと連続して形成され、第1のコア保持部50の高さ方向に延伸する壁51Bを備える。
第1のコア保持部50の側面のうちの被巻付部51よりもコア収容部90に近い位置に、一対の爪52が形成されている。爪52は、第1のコア保持部50の側面との間に導電線100を挟み込む。
第1のコア保持部50のうちのコア収容部90と繋がる部分には、一対の規制部60が形成されている。一対の規制部60である第1の規制部61、及び、第2の規制部62は、ボビン40の短手方向に間隔を空けて並べられている。
第1の規制部61は、第1のコア保持部50の上面から上方に突出している。第1の規制部61は、コア収容部90側の面である第1の積層側面61A、及び、ボビン40の長手方向における第1の積層側面61Aとは反対側の面である、第1の規制面61Bを備える。
第2の規制部62は、第1のコア保持部50の上面から上方に突出している。第2の規制部62は、コア収容部90側の面である第2の積層側面62A、及び、ボビン40の長手方向における第2の積層側面62Aとは反対側の面である、第2の規制面62Bを備える。
第1の積層側面61Aと第2の積層側面62Aとは、ボビン40の長手方向における位置が異なる。第1の積層側面61Aは、ボビン40の長手方向において、第2の積層側面62Aよりも第2のコア保持部70に近い位置に形成されている。第1の規制面61B及び第2の規制面62Bは、導電線100がコア収容部90側に移動することを規制する。
第1のコア保持部50の上面には、外装ケース22(図1参照)と接触することにより外装ケース22をボビン40から離間する方向に付勢する板ばね53が取り付けられている。
ボビン40の一方の端部を構成する第1のコア保持部50の端部には、ケース取付爪54が形成されている。ケース取付爪54は、図6に示す中間ケース23の爪23Aと係止することにより、中間ケース23に対するボビン40の位置を固定する。
図5に示すように、第1のコア保持部50の内面には、ボビン40の長手方向におけるコア200の位置を決める突出壁55が形成されている。
図4に示すように、第2のコア保持部70のうちのコア収容部90と繋がる部分には、一対の規制部80が形成されている。一対の規制部80である第1の規制部81、及び、第2の規制部82は、ボビン40の短手方向に間隔を空けて並べられている。
第1の規制部81は、第2のコア保持部70の周面から突出している。第1の規制部81は、コア収容部90側の面である第1の積層側面81A、及び、ボビン40の長手方向における第1の積層側面81Aとは反対側の面である、第1の規制面81Bを備える。
第2の規制部82は、第2のコア保持部70の周面から突出している。第2の規制部82は、コア収容部90側の面である第2の積層側面82A、及び、ボビン40の長手方向における第2の積層側面82Aとは反対側の面である、第2の規制面82Bを備える。
第1の積層側面81Aと第2の積層側面82Aとは、ボビン40の長手方向における位置が異なる。第2の積層側面82Aは、ボビン40の長手方向において、第1の積層側面81Aよりも第1のコア保持部50に近い位置に形成されている。第1の規制面81B及び第2の規制面82Bは、導電線100がコア収容部90側に移動することを規制する。
第2のコア保持部70の上面には、外装ケース22(図1参照)と接触することにより外装ケース22をボビン40から離間する方向に付勢する板ばね71が取り付けられている。
第2のコア保持部70の側面には、中間ケース23に形成されている孔23B(図3参照)と噛み合う一対のケース取付爪72が形成されている。
第2のコア保持部70の側面のうちの規制部80とケース取付爪72との間には、第2のコア保持部70の側面から突出する一対の壁73が形成されている。
図5に示すように、第2のコア保持部70の内面には、コア200を支持する支持壁74が形成されている。ボビン40の他方の端部を構成する第2のコア保持部70の端部には、コア200が挿入されるコア挿入口75が形成されている。
図4に示すように、コア収容部90は、第1のコア保持部50と第2のコア保持部70との間に形成されている。コア収容部90は、底面が開放された中空形状の部分であり、内部の空間91にコア200を収容する。コア収容部90の内面には、空間91におけるコア200のがたつきを抑制する一対の突出壁92が形成されている。コア収容部90の上壁93には、コア収容部90の長手方向に延びる長孔94が形成されている。コア収容部90の上面93Aには導電線100の巻き方向に沿う複数の溝95が形成されている。
図7〜図10を参照して、バーアンテナ30の作用について説明する。
バーアンテナ30は、一例として、次の手順により製造される。
図7に示すように、コア200が、第2のコア保持部70のコア挿入口75から挿入され、コア収容部90の空間91に配置される。そして、被巻付部51の軸51Aに導電線100が一例として1周巻き付けられる。軸51Aに巻き付けられた導電線100が、爪52に挟み込まれるとともに、第1の規制部61と第2の規制部62との間を通過してコア収容部90の上面93Aに導入される。
その導電線100は、上面93Aに形成されている溝95に沿って、第1の方向、すなわち、第1のコア保持部50側から第2のコア保持部70側に向けてコア収容部90の周囲に巻き付けられる。ここまでの導電線100の巻き付けにより、コア収容部90の周囲に1層目の導電線100の巻き付けが完了する。
図8に示すように、第2のコア保持部70の第1の規制部81に達した導電線100は、第2のコア保持部70の第1の積層側面81Aに接触し、先端が第1の規制部81と第2の規制部82との間を通過する。一対の規制部81,82の間を通過した導電線100は、第2のコア保持部70の周面のうちの規制部80と壁73との間の部分に巻き付けられる。その導電線100は、第1の規制面81Bにおいてコア収容部90側に向けて折り返されることにより折返部分110が形成される。折返部分110が形成された導電線100の先端は、再び第1の規制部81と第2の規制部82との間を通過する。このため、導電線100は、第1の規制部81と第2の規制部82との間で先に巻き付けられた導電線100と交差する。第1の規制部81と第2の規制部82との間を通過した導電線100は、第2の積層側面82Aと接触し、第2の方向、すなわち、第2のコア保持部70側から第1のコア保持部50側に向けて、導電線100の1層目の積層部分120の上に巻き付けられて積層される。
図9に示すように、2層目の導電線100は、第1の積層側面61Aと接触し、第1の規制部61と第2の規制部62との間を通過する。このため、導電線100は、第1の規制部61と第2の規制部62との間で先に巻き付けられた導電線100と交差する。
図10に示すように、第1の規制部61と第2の規制部62との間を通過した導電線100は、爪52を通過し、被巻付部51の軸51Aに一例として、1周巻き付けられ、バーアンテナ30が完成する。
ボビン40は、以下に示す効果が得られる。
(1)ボビン40によれば、第2のコア保持部70に取り付けられたコア200の周囲に導電線100を巻き付けることにより1層目の導電線100の積層部分120を形成し、1層目の積層部分120の端部に形成した導電線100の折返部分110が1層目の導電線100の積層部分120側に移動することが規制部80により規制される。このため、折返部分110においてコイルの巻き崩れが生じにくい。このように、ボビン40によれば、折返部分110におけるコイルの巻き崩れを抑制することができるので1層目の積層部分120の上に2層目の導電線100を安定して巻き付けることができる。また、導電線100の1層目の積層部分120の上に2層目の導電線100を積層させることができるため、コア200の長さを短く設定してもコイルに要求されるインダクタンスを確保できる。
(2)一対の規制部81,82がコア200の短手方向に間隔を空けて並べられているため、導電線100が第1の規制部81と第2の規制部82との間を通過することができる。このため、導電線100が規制部80を乗り上げて積層部分120側と第2のコア保持部70側との間を引き回される場合と比較して、コイルが形成されたボビン40においてボビン40から導電線100が飛び出す部分が形成されにくい。これにより、バーアンテナ30の小型化に貢献できる。
(3)ボビン40の規制部80は、第1の規制面81B、及び、第2の規制面82Bを備えるため、例えば規制部80が円柱形状の突起である場合と比較して、導電線100の折返部分110との接触面積が広くなる。このため、ボビン40に対する折返部分110の移動を一層抑制できる。
(4)第2の積層側面82Aは、ボビン40の長手方向において、第1の積層側面81Aよりも第1のコア保持部50に近い位置、すなわち、ボビン40の長手方向の中心側に形成されている。このため、第2のコア保持部70側から積層部分120側に引き回される導電線100を第2の積層側面82Aに接触させることにより、2層目の導電線100を巻き始める位置が決められる。このとき、1層目の導電線100の長手方向の中心側に位置する第2の積層側面82Aと導電線100とを接触させることにより、2層目の導電線100を巻き始める位置を1層目の導電線100の端部よりもボビン40の長手方向の中心側に設定できる。このため、1層目の導電線100において隣り合う導電線100の窪みから2層目の導電線100を巻き始めることができるため、2層目の導電線100を巻き付けやすい。
(5)ボビン40に取り付けられるコア200は、コア収容部90により保護される。このため、コア200が傷つきにくい。また、第2のコア保持部70に規制部80が形成されるため、ボビン40の長手方向の長さを短く設定しやすい。
(6)ボビン40によれば、溝95に導電線100を嵌め込みながらコア収容部90に導電線100を巻き付けることができるため、1層目の導電線100を形成するときに導電線100の位置がずれにくく、1層目の導電線100を巻き付けやすい。
(7)バーアンテナ30によれば、コア200の長さを短く設定することによりバーアンテナ30の長さも短く設定できる。また、導電線100の折返部分110に巻き崩れが生じにくいため、小型化にともなう性能の低下が抑えられる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。また、以下の各変更例は、技術的に矛盾しない範囲において互いに組み合わせることもできる。
・第1のコア保持部50及びコア収容部90の少なくとも一方を省略してもよい。
・一対の規制部81,82は、コア200の短手方向において連続して形成されてもよい。この場合、連続して形成される規制部81,82に導電線100が通過できる程度の径を有する穴、又は、凹部が形成されていることが好ましい。
・コア200の長手方向において、第1の積層側面81Aと第2の積層側面82Aとを同じ位置に形成してもよい。
・コア200の長手方向において、第1の積層側面61Aと第2の積層側面62Aとを同じ位置に形成してもよい。
・コア収容部90を筒形状とすることもできる。
・コア収容部90において、長孔94及び溝95の少なくとも一方を省略することもできる。
・一対の規制部81,82をコア収容部90に形成することもできる。
・一対の規制部61,62をコア収容部90に形成することもできる。
・バーアンテナ30を受信用アンテナ、又は、送受信用アンテナとして用いることもできる。
・バーアンテナ30を車両1のドアミラー又はルームミラー等の他の部材に搭載してもよい。
30…バーアンテナ、40…ボビン、70…第2のコア保持部、80…規制部、81…第1の規制部、81A…第1の積層側面、81B…第1の規制面、82…第2の規制部、82A…第2の積層側面、82B…第2の規制面、90…コア収容部、91…空間、95…溝、100…導電線、110…折返部分、120…積層部分、200…コア。

Claims (7)

  1. 棒状のコアが取り付けられるコア保持部と、
    前記コア保持部と繋がり、前記コアに前記コアの長手方向における第1の方向に巻き付けられて積層部分を形成する導電線のうちの第2層が、前記導電線の第1層上に巻かれるように前記第1の方向と異なる第2の方向に前記導電線が折り返される部分である折返部分が前記積層部分側に移動しないように前記折返部分の位置を規制する規制部と
    を備えるバーアンテナ用のボビン。
  2. 一対の前記規制部を備え、
    前記一対の規制部が前記コアの短手方向において間隔を空けて並べられる
    請求項1に記載のバーアンテナ用のボビン。
  3. 前記一対の規制部のうちの一方の規制部である第1の規制部は、前記積層部分側に形成される面である第1の積層側面、及び、前記コアの長手方向において前記第1の積層側面とは反対側の面である第1の規制面を備え、
    前記一対の規制部のうちの他方の規制部である第2の規制部は、前記積層部分側に形成される面である第2の積層側面、及び、前記コアの長手方向において前記第2の積層側面とは反対側の面である第2の規制面を備える
    請求項2に記載のバーアンテナ用のボビン。
  4. 前記コアの長手方向において、前記第1の積層側面と前記第2の積層側面との位置が異なる
    請求項3に記載のバーアンテナ用のボビン。
  5. 前記コアを収容する空間が形成されるコア収容部をさらに備え、
    前記コア保持部が前記コアの長手方向における前記コア収容部の端部と繋がり、
    前記規制部が前記コア収容部、又は、前記コア保持部に形成される
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のバーアンテナ用のボビン。
  6. 前記導電線の巻き方向に沿う複数の溝が前記コア収容部に形成される
    請求項5に記載のバーアンテナ用のボビン。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のバーアンテナ用のボビンと、
    前記コア保持部に取り付けられるコアと、
    前記コアに巻き付けられる導電線と
    を備えるバーアンテナ。
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