JP4070146B2 - ヘリカル型アンテナ - Google Patents
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Description
この無線の利用には、発信、受信素子の開発及び回路設計が重要であることは言うまでも無いが、送受信に必須のアンテナも前者に劣らぬ重要な技術要素となっている。
このアンテナは現在大きく平面型とヘリカル型に分けられるが本発明は上記ヘリカル型のアンテナに関するものである。
ヘリカル型アンテナの製造は導電線材をマンドレルに巻きつけてヘリカル状のコイルとした後、モールドやケースに収納して製品となっている(平面型はエッチングや導電ペーストの印刷・焼成あるいは布線によって作られている)。
(1)一方端が開口されており、前記開口された一方端につながる切り込みをケース体の体壁に有し、該ケース体内に嵌入した、導電線材を巻回したコイル部を備え、該コイル部は嵌着した前記ケース体によってスプリングバックによる巻戻りが抑制されるとともに、コイル部両端の導電線材の端部が前記切り込みから導出されていることを特徴とするヘリカル型アンテナ、
(2)前記導電線材が絶縁被覆線材である前記(1)項に記載のヘリカル型アンテナ、
(3)前記(1)または(2)項に記載のヘリカル型アンテナであって、前記ケース体から導出したコイル部端の導電線材が端子部であることを特徴とするヘリカル型アンテナ、
(4)前記(1)乃至(3)のいずれか1項に記載のヘリカル型アンテナであって、前記ケース体から導出したコイル部端の導電線材の断面形状が塑性変形された端子部であることを特徴とするヘリカル型アンテナ、および、
(5)前記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載のヘリカル型アンテナであって、前記ケース体の開口された前記一方端に、キャップが装着されていることを特徴とするヘリカル型アンテナ。
本発明のヘリカル型アンテナの一態様を図1に示す。このヘリカル型アンテナは、一方端が開口されており、前記開口された一方端につながる切り込みをケース体8の体壁に有し、ケース体8内に嵌入した、導電線材を巻回したコイル部6を備えたものである。そして、該コイル部6は嵌着した前記ケース体8によってスプリングバックによる巻戻りが抑制されるとともに、コイル部両端の導電線材の端部が前記切り込みから導出されている。
したがって、コイル部6はマンドレルから外された後であっても、導電線材のスプリングバックによる巻戻りはなく、コイル部はマンドレルに巻付けられたときの形状を維持している。
さらに、前記ケース体から導出しているコイル部端の導電線材の断面形状が、矩形、平角形、円形、多角形など種々の塑性変形された端子部であることが好ましい。塑性変形されたものであれば、導電線材の断面形状に拘らず適宜の形状となる。
さらに別の実施形態としては、図1に示すように、前記ケース体の開口された一方端に、キャップが装着されていることが好ましい。
(1)導電線材を巻線機によりマンドレルに所要回数巻き付ける(後述する図2)。
(2)マンドレルに巻付けたままでコイル部に切り込み付ケース体を嵌着する(後述する図3、4)。
(3)次いで巻線の巻き始め、巻き終りの両端を切断するとマンドレルに巻かれたコイル部の張力が低減する。
(4)コイル部をケース体ごとマンドレルから取り外す。
(5)ケース体の一方にキャップを取り付ける。
(6)こうして得たケース入りコイルをハンダ浴中にその両端の導電線材を浸漬してハンダを付着させた後、常法によりプレスして、平角とし、おり曲げ、SMTタイプとするか又はディスクリートタイプとする(後述する図5)。
図2(a)に示すように巻線機1のディスク2は導電線材3を巻き付けるためのマンドレル4が設けられている。導電線材3はボビン5から供給され矢印AB方向に往復移動可能なトラバースプーリー15にガイドされてマンドレル4に巻き付けられる。ディスク2は矢印方向Cの方向に回転する。導電線材3の先端部をディスク上の一点2aに固定したのち、マンドレルとディスクが回転するとともにマンドレルの回転数に応じた所定の速度でトラバースプーリー15がA方向に移動する。これにより図2(b)に示すようにマンドレル上に所望の回数及び巻ピッチに導電線材3を巻装されたコイル部6が形成される。本発明においては、導電線材3は絶縁被覆線材が好ましいが、非絶縁線材でもよい。
本発明のヘリカル型アンテナにおいて、少なくとも一方端が開口し、切り込みを有するとは、開口がケース体の長さ方向を通して形成され、かつ、切り込みがケース体の長さ方向全体にわたって設けられた態様を包含する意味である。
なお、マンドレル4が拡縮機構を備える場合はコイル部6をマンドレル4から抜き取る際にマンドレル4を縮状態にするとよりスムースに抜き取りが可能である。また、マンドレルをテーパー付マンドレルとした場合にもコイル部の抜き取りをスムースに行うことができる。
1)4.0mmのマンドレルがセットしてある巻線機に、0.5mmの導電線材(古河電気工業社製 商品名TEX−E 外径0.700mm)をサプライし、端末を巻線機ディスクに固定した。
2)所望の巻き数25回をマンドレルに巻きつけた。
3)巻き付けが終わったら、内径6.0mmのABS樹脂製切り込み付きケースをマンドレル(コイル)に嵌入した。
4)所望の長さに巻き始め線材と巻き終わり線材を切断した。
5)ケースエンドにキャップをかぶせて型崩れを防止した。
6)次いで端末の予備はんだ処理をした。
7)SMT対応の場合は、はんだ処理後端末をつぶして平角状にし、これを横に開いて、接続端子とする。これにより別部品として必要な接続用端子が省略できた。
8)ディスクリートタイプの場合は、そのまま適当な長さに端末を切断して、接続用ピンとした。SMTタイプと同様に別部品として必要な接続用のピンが省略できた。
2 ディスク
3 導電線材
3a 導電線材端
4 マンドレル
5 ボビン
6 コイル部
7 切り込み付ケース
70 穴付ケース
7a 切り込み
7b R面取り部
7c 開口端
8 ケース体
9 キャップ
10、13、14 ヘリカル型アンテナ
11 端子
12 プレス装置
15 トラバースプーリー
Claims (5)
- 一方端が開口されており、前記開口された一方端につながる切り込みをケース体の体壁に有し、該ケース体内に嵌入した、導電線材を巻回したコイル部を備え、該コイル部は嵌着した前記ケース体によってスプリングバックによる巻戻りが抑制されるとともに、コイル部両端の導電線材の端部が前記切り込みから導出されていることを特徴とするヘリカル型アンテナ。
- 前記導電線材が絶縁被覆線材である請求項1に記載のヘリカル型アンテナ。
- 請求項1または2に記載のヘリカル型アンテナであって、前記ケース体から導出したコイル部端の導電線材が端子部であることを特徴とするヘリカル型アンテナ。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のヘリカル型アンテナであって、前記ケース体から導出したコイル部端の導電線材の断面形状が塑性変形された端子部であることを特徴とするヘリカル型アンテナ。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のヘリカル型アンテナであって、前記ケース体の開口された前記一方端に、キャップが装着されていることを特徴とするヘリカル型アンテナ。
Priority Applications (1)
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JP2006119871A JP4070146B2 (ja) | 2006-04-24 | 2006-04-24 | ヘリカル型アンテナ |
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JP2006119871A JP4070146B2 (ja) | 2006-04-24 | 2006-04-24 | ヘリカル型アンテナ |
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