JP2005303002A - コイルの製造装置、コイルの製造方法およびコイル - Google Patents

コイルの製造装置、コイルの製造方法およびコイル Download PDF

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Abstract

【課題】空間占積率の高いコイルを容易に製作することのできる構造の簡単な製造装置とその方法を提供する
【解決手段】線材1の絶縁皮膜を剥離する剥離部2と、線材1を平角または小判形状に圧延する圧延部4と、線材1の送り出し方向を規制する線材ガイド6と、線材1をコイル状に湾曲させるコイル成形部7と、線材の送り角度を偏向させてコイルピッチを形成するコイルピッチ形成部8と、形成されたコイルを線材から切り離すカッター9の総てを備えたコイルの製造装置であり、簡単な構造でありながら、リード線部分の絶縁皮膜を剥離し半田めっきを施しながら、円形断面の線材を平角または小判形状に圧延しつつコイルを形成することができる。
【選択図】 図7


Description

本発明は、平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイルを製作するための製造装置、この製造装置によるコイルの製造方法、ならびにこの製造装置や製造方法により製作されるコイルに関する。
電気用線材が円筒状に複数回巻かれたチョークコイルなどとして使用されるコイルを製作するために、従来から各種の製造装置や製造方法が提案されている。
そのような製造装置の代表的な一例として、図21の装置によりコイルを製作する場合の製造方法について以下に説明する。図21において、コイル用の線材101は、絶縁皮膜を剥離する剥離刃を備える剥離部102の内部を通って線材ガイド103に送られる。線材ガイド103により所定の位置から供給される線材101の先端は巻取り部104によって固定され、巻取り部104が回転することによりに巻芯105の周囲に所定回数分だけ巻かれてコイル部106が形成される。剥離部102は、線材101の周囲を回転するときにその遠心力により剥離刃が線材101の表面に接近して絶縁皮膜を剥離するものである。図21の装置にあっては、剥離部102は線材101の供給に連動して所定のタイミングで回転し、コイル部106が形成された際に両端部でリード線となる部分の絶縁皮膜のみを剥離するように制御される。またカッター107は、供給されてくる線材101を所定の長さ毎に切断する。図22はこの製造装置により製作されたコイルを示す(例えば特許文献1参照)。
一方、コイルの占有空間における線材部の総断面積(以下占積率という)を向上させるために、平角線材を密に巻き付けた集中巻きコイルが提案されている。図23は、そのような集中巻きコイルを製作する巻線製造装置の概念図であり、図24はこの製造装置により製作されたコイルの例を示す。図23において、ボビン208から供給される線材201は、1対の圧延ローラ209により両面から圧延されて平角形状にされ、送りガイドローラ203を経て巻枠205に巻き付けられてゆく。なおこの製造過程では、圧延ローラ209の圧延動作は、巻枠205の回転センサ(図示せず)の信号によって制御され、巻枠205上における線材201の巻き列や巻き層が移る部分の圧延が行われないように機能しているため、平角に形成された線材201のエッジ同士が圧接されることによる絶縁皮膜の損傷を防止するというものである(例えば特許文献2参照)。
特開2002−43158号公報 特開2000−197294号公報
しかしながら、上述した従来の技術には以下のような課題があった。すなわち、断面が丸形状の線材で製作する一般的なコイルでは、線材の巻回数はコイルの外形寸法によって決定されるため、インダクタンスを大きくするためには必然的にコイルの寸法も大きくしなければならない。
また製作工程において、コイルは巻芯上または巻枠内に形成されるため、これを自動的に外して次工程に送るためには巻取装置部分に複雑な機構を必要とするので、製造装置が高価なものとなっている。
さらに、製作されるコイルの寸法は巻芯の外形と長さ、または巻枠の外形と幅寸法により決まるため、巻径や巻長の異なるコイルを製造する場合には、それぞれコイルに応じた寸法の巻芯や巻枠を準備する必要がある。そして製作するコイルの品種を変更するに際して、その都度それら巻芯や巻枠を取り替えなければならず、余分な工数を必要とする。
他方で、コイルの巻き空間中における線材の占積率を向上させてインダクタンスを増大させる製造方法が特許文献2に開示されているが、その製造装置においても、上述した複雑な機構や、余分な工数の削減を図ることはできない。
本発明は上記の課題を鑑みてなされたもので、空間占積率の高いコイルを容易な方法により製作することのできる構造の簡単な製造装置を提供するものである。
本発明は、供給される線材の絶縁皮膜を所定の長さ剥離する剥離部と、前記線材の絶縁皮膜が剥離された部分に半田めっきを施す半田めっき部と、前記線材を2方向から圧縮して断面を略平角または小判形状に圧延する圧延部と、前記線材が所定の位置に送り出されるよう方向を規制する導出孔を有する線材ガイドと、前記導出孔に対向するように配備され、案内された線材をコイル状に湾曲させるコイル成形部と、前記導出孔の近傍に配備され、湾曲されてゆく前記線材の送り角度を偏向させて所定のコイルピッチを形成するコイルピッチ形成部と、形成された前記コイルを後端で前記線材から切り離すカッターとで構成されたコイル製造装置を提供する。なお前記半田めっき部は除くことも出来る。この装置は簡単な構造でありながら、単独で平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイルの完成品を製作することができる。
また別のコイル製造装置は、上記の構成を基に、同時に引き出されて来る2本の線材の絶縁皮膜を剥離するため互いに隣接させて設けた2組の剥離部と、これら2本の線材の絶縁皮膜が剥離された部分に半田めっきを施す2組の半田めっき部と、2本の線材を互いに近接する位置に導き寄せる集合部を備えたものである。なお前記半田めっき部は除くことも出来る。この構造により、2本の線材は同時に平角または小判形状に圧延されながらコイル部を形成するので、線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイルを2層重ねで同時に製作することができる。
またこのコイル製造装置において、前記剥離部を一対のローラ状の研削工具で構成し、この研削工具を前記圧延部の下流側に配設させることができる。この場合には、圧延後の平角線材の平らな両側面を研削することによって線材の絶縁皮膜を容易に剥離することができるので、剥離部をより簡単な構造とすることができる。
前記コイル成形部は、線材ガイドの導出孔に対向する位置に設けられた傾斜面を有するブロック体で構成されている。前記導出孔から押し出される線材はこの傾斜面で湾曲されるので、線材を容易にコイル状に成形することができる。
また前記コイル成形部は、線材を受ける溝を備えるブロック体を前記線材ガイドの導出孔に対向する部分に位置させて構成することもできる。前記導出孔から押し出される線材はこの溝に沿って湾曲されるので、平角または小判形状に圧延された線材の倒れを防止しながら線材を精度よくエッジワイズコイル状に成形することが可能となる。
さらに前記コイル成形部を、ブロック体に代えて円周に沿って溝を形成したローラによって構成することもできる。このようなローラを使用すれば、平角または小判形状に圧延された線材の倒れを防止しながら線材を精度よくエッジワイズコイル状に成形できると同時に、比較的大きい線径の線材を用いる場合でも精度よく容易にコイルを製作することができる。
このコイル製造装置においては、コイルピッチ形成部は、コイル成形部により湾曲されてコイル状に送り出される線材をその軸方向に緩やかに送るレバー状の冶具で構成されている。このような冶具に代えて、線材ガイドの一端面に傾斜面を形成してコイルピッチ形成部を構成することも可能である。すなわち、前記コイル成形部で湾曲される線材の先端が当接する面が傾斜していると、線材がこの傾斜面を滑り、巻かれるコイル軸方向に偏向されて所定のコイルピッチを形成することができる。
また、前記コイル形成部として線材を受ける溝を具備するコイル製造装置においては、前記導出孔から押し出される線材に対し、この溝が所定の角度をなすように配置することによって、湾曲されてゆく線材をコイル軸方向に偏向させることができるので、コイル形成部とコイルピッチ形成部を一体に構成することが可能となる。
前記コイルピッチ形成部をレバー状の冶具によって構成するコイル製造装置においては、この冶具を導出孔から導出される線材の流れに同期させて移動操作することにより、コイル先端と終端のリード部を略直角に折り曲げ、リード部がコイル部の円筒軸方向に直線状に導出したコイルを製作することが可能である。
また本発明は、円形断面を有する絶縁被覆線材の先端および後端の所定長さ部分の絶縁皮膜を剥離する工程と、前記線材の絶縁皮膜が剥離された部分の少なくとも一部分に半田めっきを施す工程と、前記線材を2方向から圧縮して断面を略平角または小判形状に圧延する工程と、前記線材が所定の位置に送り出されるよう方向を規制する工程と、前記線材をコイル状に湾曲させるとともにその先端部分の送り角度を偏向させてコイルを形成する工程と、前記コイル形成工程で形成されたコイルを後端で線材から切り離す切断工程とからなるコイルの製造方法を提供するものである。なお前記半田めっきを施す工程は除くことも出来る。本発明は、平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイルを容易に製作することができるとともに、それら一連の製造過程の中で前記線材の絶縁皮膜剥離を施すので、別工程を設けることなくコイルの完成品を製作することができる。なお必要に応じて一連の製造過程の中で前記線材の絶縁皮膜剥離部に半田めっきを施すことも出来る。
そして、前記コイルを形成する工程は、前記線材をコイル状に湾曲させる工程と、湾曲された線材の先端部分の送り角度を偏向させて所定のコイルピッチを形成する工程とからなるが、これらの工程は製作するコイルの完成形状により、1つの工程でも2つの別工程でも実現可能である。
さらに前記のコイルピッチを形成する工程に使用される手段を利用して前記線材の先端および後端の所定長さ部分を略直角方向に折り曲げる工程を加えることにより、リード部が円筒形状をしたコイル部の軸方向に折り曲げられて直線状に導出するコイルを製作することができる。
本発明は、絶縁皮膜で被覆され略平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイル部と、前記コイル部の両端に前記コイル部と略同一径に巻かれ、絶縁皮膜が所定の長さ剥離された表面に半田めっきが施された一対のリード部とで構成されたコイルを提供する。なお前記半田めっきは除くことも出来る。このコイルはその軸方向に線材がより密に巻かれる結果、その占積率が大きいので、同一のコイル長寸法でもより大きいインダクタンスを供することができる。また、本コイルのリード部には必要に応じてコイル製造装置の一連の操作によって半田めっきが施されているので、回路に組み込む際の半田付け作業を楽にすることができる。
また本発明は、絶縁皮膜で被覆され略平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされた第一のコイル部と、前記第一のコイル部と同一形状の材料からなり前記第一のコイル部の外周に同心状に同一回数エッジワイズ巻きされた第二のコイル部と、前記第一および第二のコイル部の両端に前記第一および第二のコイル部とそれぞれが略同一径に巻かれて、絶縁皮膜が所定の長さ剥離されかつ半田めっきされた各一対のリード部とで構成された複合コイルを提供する。なお前記半田めっきは除くことも出来る。この複合コイルは、内層と外層の2つのコイルを独立して利用できるので、両コイル間の絶縁を十分に確保することにより、コモンモードノイズ用のチョークコイル等の用途に利用できる。
本コイルのリード部それぞれは、コイル部と同様に圧延すれば平角の断面を持たせることができるが、線材の供給に同期して部分的に圧延工程を休止すれば、円形断面のままに残すことも可能である。リード部が円形であれば、自由な方向への折り曲げ加工や、配線基板の取り付け用の丸孔に挿入する作業が容易になる。
また、前記第一と第二のコイル部の同一端のリード部で両コイル部を並列に接続すれば、電流容量の大きいガラスアンテナ用チョークコイル等の用途にも利用できる。さらに前記第一のコイル部の一端のリード部を前記第二のコイル部の反対側の一端に接続して両コイル部を直列回路とすれば、2倍のインダクタンスを持つコイルとすることができる。
また本発明は、内層と外層に巻かれた2層コイルの2組を互いに近接させて配し、これら2組のコイルに同軸で磁性体のコアを挿入させることにより、同一インダクタンスで独立した2つのコイルを磁気結合した複合コイルを提供する。この複合コイルにおいて、2組のコイルのうちの一方の外層コイルを他方の内層コイルに接続し、一方の内層コイルを他方の外層コイルに接続すれば、極間バランスがよく結合度の高いコモンモードノイズ抑制用のチョークコイル等の目的に利用することができる。
本発明のコイルの製造方法は、線材の絶縁皮膜を剥離する工程と、線材に半田めっきを施す工程と、線材を平角または小判形状に圧延する工程と、線材の送り出し方向を規制する工程と、線材をコイル状に形成する工程と、形成されたコイルを線材から切り離す工程の総てを一連の流れで行うものである。なお前記半田めっきを施す工程は除くことも出来る。この製造方法により、平角または小判形状の線材が円筒状にエッジワイズ巻きされ、かつリード線部分の絶縁皮膜が剥離されたコイルの完成品を容易に製作することができる。またコイルを形成する工程の後に、リード線部分の線材を折り曲げる工程を加えることにより、コイル部からリード部が軸方向に導出されるコイルを製作することができる。
さらに本発明のコイル製造装置は、線材の絶縁皮膜を剥離する剥離部と、線材に半田めっきを施す半田めっき部と、線材を平角または小判形状に圧延する圧延部と、線材の送り出し方向を規制する線材ガイドと、線材をコイル状に湾曲させるコイル成形部と、線材の送り角度を偏向させてコイルピッチを形成するコイルピッチ形成部と、形成されたコイルを線材から切り離すカッターの総てを備えた構成であり、非常に簡単な構造でありながら、通常の丸形線材を平角または小判形状に圧延しつつコイルを形成し、かつ両端のリード線部分の絶縁皮膜を剥離して完成されたコイルを製作することができる。なお前記半田めっき部は除くことも出来る。さらにコイルピッチ形成部を構成するレバー状の冶具を移動操作することによって、コイル先端と終端のリード線部を略直角に折り曲げることができるので、リード線部がコイル部の円筒軸方向に導出したコイルを製作することも可能である。
また上記の構成を有する本発明の別のコイル製造装置は、2本の線材の絶縁皮膜を剥離するため互いに隣接する2組の剥離部と、これら2本の線材に半田めっきを施す2組の半田めっき部と、2本の線材を互いに近接する位置に導き寄せる集合部を備えたものであり、この製造装置は簡単な構造ながら、2本の線材を同時に平角または小判形状に圧延して2層重ねのコイルを形成することができる。なお前記半田めっきを施す工程は除くことも出来る。
本発明のコイルは、略平角または小判形状を有する線材からなる円筒状のコイル部と、コイル部の両端につながる線材の絶縁皮膜が剥離された一対のリード部とで構成されており、コイル部はその軸方向に線材が密に巻かれているので、同一コイル長に対し大きいインダクタンスが得られる。また、コイルのリード線部には必要に応じて自動的に半田めっきが施されているので、回路に組み込む際の半田付け作業が容易である。
また本発明の別なコイルは、略平角または小判形状を有する線材からなる円筒状の第一のコイル部と、この第一のコイル部の外周に同心状に同一回数巻かれた第二のコイル部と、これら第一および第二のコイル部の両端につながる線材の絶縁皮膜が剥離された各一対のリード部とで構成されている。この複合コイルは、内層と外層の2つのコイルを独立して、または互いに接続して利用できるので、各種の用途に利用可能である。
以下本発明に係わるコイルの製造装置、製造方法、およびこの製造装置により製作されたコイルについて添付図面を参照して説明する。
図1から図7は、本発明に基づく製造装置により実行される一連のコイルの製造工程を示す概念図である。図1において、スプールなど(図示せず)に巻かれている絶縁被覆線材1は、剥離部2のロータ2aの中央穴2b内に供給される。線材1の供給に伴って駆動モータ2cがロータ2aを回転させると、ロータ2aに付属する剥離刃2dに働く遠心力により剥離刃2dが線材1の表面に接した状態で回転しながら絶縁皮膜を切削する。線材1の絶縁皮膜が所定の長さ剥離されると駆動モータ2cは停止する。必要に応じて、続いて半田めっき部3の半田こて3aと半田3bが線材1に接触して絶縁皮膜が剥離された部分に半田めっきを施す。さらに送り出されてゆく線材1は、図2に示されるように圧延部4を構成する1対の圧延ローラ4a、4bによって2方向から圧縮され、略平角または小判形状の断面に成形される。その後線材1は送りローラ5によって送られてゆき、線材ガイド6に設けられている導出孔6aを通ることで方向を規制されながら所定の位置に導き出される。この導出孔6aに対向する位置にはコイル成形部7が配備されている。線材1が導出孔6aから押し出されてくると共に、コイル成形部7が上方に移動し、線材1はその傾斜面に当接してコイル状に湾曲させられる。線材ガイド6の上方にはコイルピッチ形成部8が配備され、湾曲されてゆく線材1の送り角度を図3に示すように偏向させて所定のコイルピッチを形成してゆく。線材1の供給が継続するに伴って、図4、5に示すようにコイル10が形成されてゆく。供給される線材1の長さは制御部(図示せず)によってモニターされており、所定の巻数のコイル10に必要な長さが供給されると、図6に示すように剥離部2が起動し、必要に応じて、引き続いて半田めっき部3でコイル10の後端部と次のコイルの先端部に相当する部分に半田付けを行う。コイル10が巻き終わると、図7に示すように、線材ガイド6の近傍に設けられているカッター9が摺動してコイル10の後端部で線材1を切断し、コイル10が完成する。このような一連の工程によって図18に示される形状のコイルを容易に製作することが可能になる。
このコイル製造装置においては、図8に示すように、剥離部2に代えて一対のローラ状の研削工具11aと11bで構成し、この研削工具11a、11bを圧延部4の下流側に配設させてもよい。この場合には、平角形状に圧延された線材の平らな両側面を研削して絶縁皮膜を容易に剥離することができるので、剥離部11をより簡単な構造とすることができる。
また前述のコイル成形部7は、線材ガイド6の導出孔6aに対向する位置に設けられたローラで構成した例を示しているが、これは、図9に示すような傾斜面を有するブロック体12で構成してもよい。導出孔6aから送り出される線材1は、ブロック体12の傾斜面に押し当てられて湾曲されるので、上記の場合と同様に線材1を容易にコイル状に成形することができる。
また前述のコイル成形部7は、図10に示すように線材を受ける溝13aを備えるブロック体13を線材ガイド6の導出孔6aに対向する部分に位置させて構成することもできる。導出孔6aから送り出される線材1はこの溝13aに沿って湾曲されるので、平角または小判形状に圧延された線材の倒れを防止しながら線材1を精度よくエッジワイズコイル状に成形することが可能となる。
さらに図11に示すように、コイル成形部7を平坦なローラに代えて、円周に沿って溝14aを形成したローラ14によって構成することもできる。このようなローラ14を使用すれば、比較的大きい線径の線材1を用いる場合でも、線材1は溝14aに沿って送られるので、精度よく容易に、平角または小判形状に圧延された線材の倒れを防止しながらエッジワイズコイルを製作することができる。
また一方このコイル製造装置においては、コイルピッチ形成部8は、コイル状に送り出される線材1をその軸方向に緩やかに送るレバー状の冶具で構成されている。このような冶具に代えて、図12に示すように、線材ガイド6の一端面に傾斜面6bを形成してコイルピッチ形成部を構成することも可能である。すなわち、前記コイル成形部7で湾曲される線材1の先端が当接する面6bが傾斜していると、線材がこの傾斜面6bを滑り、巻かれるコイル軸方向に偏向されて所定のコイルピッチを形成することができる。
また、コイル形成部として線材1を受ける溝14aを具備するコイル製造装置においては、導出孔6aから押し出される線材1に対し、この溝14aが所定の角度をなすように配置することによって、湾曲されてゆく線材1をコイル軸方向に偏向させることができる。この結果、コイル形成部7とコイルピッチ形成部8を一体に構成することが可能となる。
さらに、圧延部4を構成する圧延ローラ4a、4bの動作は、制御部(図示せず)によって制御する構成とする。そして、線材1の圧延動作を間歇的に行うことにより、線材1のうちコイル部のみを略平角または小判形状の断面に成形させると、完成後のコイルは、図19に示されるようにリード線部のみ円形の断面を持つコイルとなる。このようなコイルを製作することによって、自由な方向への折り曲げ加工が容易になるとともに、配線基板の丸孔への挿入作業も容易になる。
図13から図16は、前記のコイルピッチ形成部8を構成するレバー状の冶具によって、コイル10の先端と終端のリード線部を折り曲げ加工する工程を示す。図13において、線材ガイド6の導出孔6aから導出された線材1の先端は、コイルピッチ形成用の冶具8により略直角に折り曲げられる。その後線材1は、図14に示すようにコイル成形部7の傾斜面に当接してコイル状に湾曲させられる。さらにコイル10が形成されると、その後端は再びコイルピッチ形成用の冶具8により、図15に示すように略直角に折り曲げられて、図16に示すように、カッター9で切断される。このように、コイルピッチ形成用の冶具8を線材1の流れに同期させて移動操作することにより、線材1を略直角に折り曲げ、リード部がコイル部の円筒軸方向に直線状に導出したコイルを製作することが可能となる。
図17は、別のコイル製造装置の概略斜視図である。図17の装置においては、2本の絶縁被覆線材21aと21bが供給される。同時に供給されるこれら2本の線材21a、21bは、互いに隣接させて設けられた2組の剥離部22、23のロータ22a、23aの中央穴22b、23b内を通過し、これらロータ22a、23aの回転に伴って剥離刃22d、23dによって表面の絶縁皮膜が剥離される。2本の線材21aと21bの絶縁皮膜が剥離された部分には、2組の半田めっき部24、25により半田めっきが施される。なお、2組の半田めっき部24、25は除くことも出来る。その後2本の線材21a、21bは、集合部26を介して互いに近接する位置に導き寄せられ、圧延部27の圧延ローラ27a、27bによって同時に圧縮され、略平角または小判形状の断面に成形される。さらに線材21a、21bは、送りローラ28により送り出され線材ガイド29の導出孔29aを通って所定の位置に導き出される。この導出孔29aに対向する位置には、上記のコイル製造装置と同様にコイル成形部30が配備されており、線材21a、21bが導出孔29aから押し出されてくると共に、コイル成形部30のスリット30a内の外周面に当接してコイル状に湾曲させられる。線材ガイド29の上方にはコイルピッチ形成部31が配備され、湾曲されてゆく線材21a、21bを偏向させて所定のコイルピッチを形成してゆく。また、コイル33の所定の巻数に必要な長さの線材21a、21bが供給されると、再び剥離部22、23が起動し、引き続いて半田めっき部24、25でコイル33の後端部と次のコイルの先端部に相当する部分に半田付けが行われる。コイル33の巻き終わりとともに、線材ガイド29の近傍に設けられているカッター32が摺動してコイル33の後端部で線材21a、21bが切断されるのは、上記のコイル製造装置と同様である。このように本発明は、2組の剥離部22、23、2組の半田めっき部24、25、および集合部26を設けることのみで、2本の線材21a、21bを同時に圧延しながら2層重ねのコイルを容易に形成することができる。なお半田めっき部24、25は除くことも出来る。
そして上述のコイル製造装置の動作から自明なように、本発明によるコイルの製造方法は、円形断面を有する絶縁被覆線材の先端および後端の所定長さ部分の絶縁皮膜を剥離する工程と、線材の絶縁皮膜が剥離された部分の少なくとも一部分に半田めっきを施す工程と、線材を2方向から圧縮して断面を略平角または小判形状に圧延する工程と、線材が所定の位置に送り出されるよう方向を規制する工程と、線材をコイル状に湾曲させるとともにその先端部分の送り角度を偏向させてコイルを形成する工程と、コイル形成工程で形成されたコイルを後端で線材から切り離す切断工程とからなる。本製造方法によれば、平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイルを容易に製作することができるとともに、それら一連の製造過程の中で線材の絶縁皮膜の剥離部分に半田めっきを施すので、コイルの完成後に別な工程を設けることなく、即座に回路基板に取り付け可能なコイルの完成品を製作することができる。なお半田めっきを施す工程は省略することも出来る。
前記のコイルを形成する工程は、線材をコイル状に湾曲させる工程と、湾曲された線材の先端部分の送り角度を偏向させて所定のコイルピッチを形成する工程とからなる。しかしこれらの工程は、製作するコイルの完成形状と製造装置の構造に応じて、1つの工程でも2つの別工程でも実現可能である。
さらにこのコイルの製造方法には、線材の先端および後端の所定長さ部分を略直角方向に折り曲げる工程を加えることができる。この工程は、コイルピッチを形成する工程に使用されるコイルピッチ形成部を移動動作させることにより実現できるので、コイル製造装置に余分な機構を加えることなく、円筒形状をしたコイル部のリード部が軸方向に折り曲げられて直線状に導出するコイルを製作することができる。
図18と図19は、本発明の2種のコイルを示す斜視図である。図18のコイルは、絶縁皮膜で被覆され略平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイル部41と、絶縁皮膜が所定の長さ剥離された一対のリード部42aと42bで構成される。なお、必要に応じて一対のリード部42a、と42bには半田めっきが施されている。このコイルはその軸方向に線材がより密に巻かれて、線材の空間占積率を大きくし、同一長さの線材を使用しながらそのコイル長寸法を短縮できるので、短いコイル長でも大きいインダクタンスを供することができる。また、このコイルのリード部42a、42bにはコイル製造装置の一連の操作によって半田めっきを施すことができ、半田めっきが施されたリード部42a、42bは他の部品との半田接合性が良好になり、回路に組み込む際の半田付け作業を楽にすることができる。
また図19のコイルは、絶縁皮膜で被覆され略平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイル部43と、絶縁皮膜が所定の長さ剥離された円形断面のリード部44aと44bで構成される。コイルの製造時に部分的に圧延工程を休止させて、リード部44a、44bを円形断面のままに残すことにより、リード部44a、44bの折り曲げ加工自由度の方向性をなくし、配線基板の丸孔への挿入作業を容易にすることができる。
図20のコイルは、絶縁皮膜で被覆され略平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされた第一のコイル部45と、第一のコイル部45と同一材料からなり第一のコイル部45の外周に同心状に同一回数エッジワイズ巻きされた第二のコイル部46と、第一のコイル部45および第二のコイル部46の両端に絶縁皮膜が所定の長さ剥離された一対のリード部47a、47bおよび48a、48bとで構成された複合コイルである。この複合コイルは、内層と外層の2組のコイル45と46を独立して利用できるので、両コイル間の相互誘導性を活用する回路部品、例えばコモンモードノイズ用のチョークコイル、発振回路用帰還コイル等の用途に利用できる。
また、前記第一と第二のコイル部の同一端のリード部で両コイル部を並列に接続すれば、電流容量の大きいガラスアンテナ用チョークコイル等の用途にも利用できる。さらに前記第一のコイル部の一端のリード部を前記第二のコイル部の反対側の一端に接続して両コイル部を直列回路とすれば、2倍のインダクタンスを持つコイルとすることができる。
また本発明は、内層と外層に巻かれた2層コイルの2組を互いに近接させて配し、これら2組のコイルに同軸で磁性体のコアを挿入させることにより、同一インダクタンスで独立した2つのコイルを磁気結合した複合コイルとすることもできる。この複合コイルにおいて、2組のコイルのうちの一方の外層コイルを他方の内層コイルに接続し、一方の内層コイルを他方の外層コイルに接続すれば、極間バランスがよく結合度の高いコモンモードノイズ抑制用のチョークコイル等の目的に利用することができる。
本発明は、円形断面をもつ一般的な線材を圧延しながら巻回して巻き空間における線材の占積率の高い高インピーダンスのコイルを作成する製造装置、製造方法、ならびにこの製造装置や製造方法により製作されるコイルに関するものであり、そのようなコイルを簡単な構造の製造装置で容易かつ低コストで製作することのできるので、各種の電気設備や電子機器用の部品の製造事業に有効なものである。
本発明におけるコイルの製造装置により実行される一連のコイルの製造工程を示す概念図。 本発明におけるコイルの製造装置により実行される一連のコイルの製造工程を示す概念図。 本発明におけるコイルの製造装置により実行される一連のコイルの製造工程を示す概念図。 本発明におけるコイルの製造装置により実行される一連のコイルの製造工程を示す概念図。 本発明におけるコイルの製造装置により実行される一連のコイルの製造工程を示す概念図。 本発明におけるコイルの製造装置により実行される一連のコイルの製造工程を示す概念図。 本発明におけるコイルの製造装置により実行される一連のコイルの製造工程を示す概念図。 本コイル製造装置において、剥離部としてローラ状の研削工具を使用する例を示す概念斜視図。 本コイル製造装置に使用するコイル成形部の一例であるブロック体を示す斜視図。 本コイル製造装置に使用するコイル成形部の一例である別なブロック体を示す斜視図。 本コイル製造装置に使用するコイル成形部の一例である別なローラを示す斜視図。 本コイル製造装置に使用するコイルピッチ形成部の一例を示す斜視図。 本コイル製造装置におけるコイルのリード線部の折り曲げ加工工程を示す概念図。 本コイル製造装置におけるコイルのリード線部の折り曲げ加工工程を示す概念図。 本コイル製造装置におけるコイルのリード線部の折り曲げ加工工程を示す概念図。 本コイル製造装置におけるコイルのリード線部の折り曲げ加工工程を示す概念図。 本発明における別のコイル製造装置の動作を示す概略斜視図。 本発明におけるコイルの外観斜視図。 本発明における別なコイルの外観斜視図。 本発明におけるさらに別なコイルの外観斜視図。 従来のコイル製造装置の概念斜視図。 従来のコイル製造装置により製作されたコイルの斜視図。 従来の別なコイル製造装置の概念斜視図。 従来のコイル製造装置により製作された別なコイルの斜視図。
符号の説明
1 絶縁被覆線材
2 剥離部
2a ロータ
2b 中央穴
2c 駆動モータ
2d 剥離刃
3 半田めっき部
3a 半田こて
3b 半田
4 圧延部
4a、4b 圧延ローラ
5 送りローラ
6 線材ガイド
6a 導出孔
6b 傾斜面(コイルピッチ形成面)
7 コイル形成部
8 コイルピッチ形成部
9 カッター
10 コイル
11 剥離部
11a、11b ローラ状研削工具
12、13 ブロック体(コイル形成部)
13a コイル形成溝
14 ローラ(コイル形成部)
14a コイル形成溝
21a、21b 絶縁被覆線材
22、23 剥離部
22a、23a ロータ
22b、23b 中央穴
24、25 半田めっき部
26 集合部
27 圧延部
27a、27b 圧延ローラ
28 送りローラ
29 線材ガイド
29a 導出孔
30 コイル形成部
30a スリット
31 コイルピッチ形成部
32 カッター
33 コイル
41 コイル部
42a、42b リード部
43 コイル部
44a、44b リード部
45 第一のコイル部
46 第二のコイル部
47a、47b 第一のコイル部のリード部
48a、48b 第二のコイル部のリード部

Claims (18)

  1. 供給される線材の絶縁皮膜を所定の長さ剥離する剥離部と、前記線材を2方向から圧縮して断面を略平角または小判形状に圧延する圧延部と、前記線材が所定の位置に送り出されるように方向を規制する導出孔を有する線材ガイドと、前記導出孔に対向するように配備され、案内された線材をコイル状に湾曲させるコイル成形部と、前記導出孔の近傍に配備され、湾曲されてゆく前記線材の送り角度を偏向させて所定のコイルピッチを形成するコイルピッチ形成部と、形成された前記コイルを後端で前記線材から切り離すカッターとで構成され、平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイルを製作する製造装置。
  2. 供給される2本の線材の絶縁皮膜を剥離するため互いに隣接させて設けた2組の前記剥離部と、前記2本の線材を互いに近接する位置に集める集合部とをさらに備え、平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイルを2層重ねて同時に製作可能な請求項2に記載のコイル製造装置。
  3. 前記剥離部は前記圧延部の下流側に配設され、圧延後の線材の両側面を研削する手段からなる請求項1または請求項2に記載のコイル製造装置。
  4. 前記コイル成形部は線材ガイドの導出孔に対向する傾斜面で構成される請求項1から請求項3のいずれか一に記載のコイル製造装置。
  5. 前記コイル成形部は線材ガイドの導出孔に対向する部分に線材を受ける溝を備えるブロック体で構成された、請求項1から請求項3のいずれか一に記載のコイル製造装置。
  6. 前記コイル成形部は線材ガイドの導出孔に対向する部分に線材を受ける溝を備えるローラで構成された請求項1から請求項3のいずれか一に記載のコイル製造装置。
  7. 前記コイルピッチ形成部は湾曲されてゆく前記線材の先端が当接する線材ガイドの一端面に形成された傾斜面からなる請求項1から請求項6のいずれか一に記載のコイル製造装置。
  8. 前記コイルピッチ形成部は前記線材の導出方向に対して所定の角度をなすように前記コイル形成部に形成された線材を受ける溝で構成された請求項1から請求項6のいずれか一に記載のコイル製造装置。
  9. 前記コイルピッチ形成部は導出孔から導出される線材を略直角に折り曲げる方向に操作可能である請求項1から請求項6のいずれか一に記載のコイル製造装置。
  10. 円形断面を有する絶縁被覆線材の所定部分の絶縁皮膜を所定長さだけ剥離する工程と、前記線材を2方向から圧縮して断面を略平角または小判形状に圧延する工程と、前記線材が所定の位置に送り出されるよう方向を規制する工程と、前記線材をコイル状に湾曲させるとともにその先端部分の送り角度を偏向させてコイルを形成する工程と、前記コイル形成工程で形成されたコイルを後端で線材から切り離す切断工程とからなり、平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイルを製作するコイルの製造方法。
  11. 前記コイルを形成する工程は、前記線材をコイル状に湾曲させる工程と、湾曲された前記線材の先端部分の送り角度を偏向させて所定のコイルピッチを形成する工程とからなる請求項10に記載のコイルの製造方法。
  12. 前記線材の先端および後端の所定長さ部分を略直角方向に折り曲げる工程を含む請求項10に記載のコイルの製造方法。
  13. 絶縁皮膜で被覆され略平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされたコイル部と、前記コイル部の両端に絶縁皮膜が所定の長さ剥離された一対のリード部とで構成されたコイル。
  14. 前記リード部のそれぞれは円形の断面を有する請求項15または請求項13に記載のコイル。
  15. 絶縁皮膜で被覆され略平角または小判形状を有する線材が円筒状に複数回エッジワイズ巻きされた第一のコイル部と、前記第一のコイル部と同一形状の材料からなり前記第一のコイル部の外周に同心状に同一回数エッジワイズ巻きされた第二のコイル部と、前記第一および第二のコイル部の両端に絶縁皮膜が所定の長さ剥離された各一対のリード部とで構成されたコイル。
  16. 前記第一と第二のコイル部の同一端のリード部が相互に接続されて、前記両コイル部が並列回路をなしている請求項15に記載のコイル。
  17. 前記第一のコイル部の一端のリード部が前記第二のコイル部の反対側の一端に接続され、前記両コイル部が直列回路をなしている請求項15に記載のコイル。
  18. 2組の互いに近接する請求項15に記載のコイルと、前記2組のコイルに同軸で挿入された磁性体のコアを有し、一方の組の第一のコイル部の一端のリード部を他方の組の第二のコイル部の一端に接続し、前記一方の組の第二のコイル部の一端のリード部を前記他方の組の第一のコイル部の一端に接続した構成のコイル。

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