JPH1199879A - メータ内周囲モニタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一のモニタで運転・道路状況に応じてミラ
ー情報（車両周囲情報）とメータ情報（通用車両情報）
との表示を切り替えることによりドライバの運転負荷を
低減させること。 【解決手段】 車両左右後側方情報撮影用にドアミラー
近傍に取り付けたＣＣＤカメラ１，２と、車両正面後方
情報撮影用のＣＣＤカメラ３と、ミラー情報（車両周囲
情報）とメータ情報（通常車両情報）を表示するメータ
クラスター内に設置したモニタ画面５とを有したメータ
内周囲モニタにおいて、モニタ画面上にミラー情報を含
んだ表示をするか否かを判断する手段８と、ミラー情報
を表示すると判断したときミラー情報をどのタイミング
で表示するかを決定する手段９と、その決定を基にモニ
タ画面におけるメータ情報表示とミラー情報表示の切り
替えを自動的に行なう手段１０と、前記切り替えの手動
スイッチとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】 本発明は車両周辺状況を表
示する装置に関し、通常車両情報であるメータ情報と、
車両周囲情報であるミラー情報とをメータ内のモニタに
表示するメータ内周囲モニタに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】 車両情報を表示するメータとは別に、
ウインドシールドとインストルメントパネル上面の境目
にＣＣＤカメラで撮影した左右側方及び後方の画像を表
示するものがある（例えば、実開平５−９７１８２号公
報参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】 しかしながら上記従
来の表示は、左右側方、後方といった車両周囲情報（ミ
ラー情報）とメータ情報（車両情報）とが独立して表示
されており、ドライバが全ての情報を取得するには、別
々の場所を見なければならないので、視線移動も多く運
転の負荷が高くなる。本発明は従来の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は、同一のモニタで運転・
道路状況に応じてミラー情報（車両周囲情報）とメータ
情報（通常車両情報）との表示を使い分けることにより
ドライバの運転負荷を低減させることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成する
ために、請求項１記載の発明は、車両左右後側方情報を
撮影する左右ドアミラー近傍に取り付けられたＣＣＤカ
メラと、車両正面後方情報を撮影する車両後部に取り付
けられたＣＣＤカメラと、上記カメラで撮影した車両周
囲情報であるミラー情報と通常車両情報であるメータ情
報とを表示するメータクラスター内に設置したモニタ画
面とで構成されるメータ内周囲モニタであって、モニタ
画面上にミラー情報を含んだ表示をするか否かを判断す
る手段と、ミラー情報を表示すると判断したときミラー
情報をどのタイミングで表示するかを決定する手段と、
その決定を基にモニタ画面におけるメータ情報表示とミ
ラー情報表示との切り替えを自動的に行なう手段と、前
記切り替えを手動で行なう手動スイッチとを備えたこと
を特徴とする。

【０００５】請求項２記載の発明は、請求項１記載のメ
ータ内周囲モニタにおいて、自車がどの車線を走行して
いるかを検出する手段と、ナビゲーションシステムの経
路誘導情報から一定時間ｔ以内に右左折するか否かを検
出する手段と、この手段により右左折すると検出され、
かつ現在走行中の道路が複数車線で、右左折方向に沿つ
た車線を走行していない場合にレーンチェンジする方向
の側方と正面後方のミラー情報表示に切り替えると判断
する手段とを有していることを特徴とする。請求項３記
載の発明は、請求項１または２記載のメータ内周囲モニ
タにおいて、ウインカー信号検出手段によるウインカー
作動時や、ウインカー方向の側方と正面後方のミラー情
報に取得した後側方画像処理機能により後方車両のパッ
シングを認識したときあるいは緊急車両接近時には、後
側方のミラー情報表示に即座に切り替えると判断するこ
とを特徴とする。請求項４記載の発明は、請求項１ない
し３記載のメータ内周囲モニタにおいて、前方または後
方車両との車間距離を計測する手段が車間距離が急に短
くなったことを判断した時には、前方車両接近時は右後
側方と正面後方のミラー情報表示に、後方車両接近時は
左後側方と正面後方のミラー情報表示に即座に切り替え
ると判断することを特徴とする。請求項５記載の発明
は、請求項１ないし４記載のメータ内周囲モニタにおい
て、ある一定回数以上走行した道路のレーンチェンジし
た場所を記憶する手段と、記憶開始後一定回数以上走行
した時、レーンチェンジ記憶データに基づきレーンチェ
ンジ発生地帯を予測する手段と、を備え、予測されたレ
ーンチェンジ発生地帯のｔ秒前にミラー情報表示に切り
替えることを特徴とする。請求項６記載の発明は、請求
項１ないし５記載のメータ内周囲モニタにおいて、手動
スイッチでミラー情報表示とメータ情報表示とを切り替
える場合に、メータ情報表示状態で１回スイッチを押す
とミラー情報表示に切り替わり、一定時間ｔ秒経過する
と自動的にメータ情報表示に戻ることを特徴とする。

【０００６】

【作用】 上記構成の本発明によれば、ＣＣＤカメラで
撮影したミラー情報（車両周囲情報）とメータ情報（通
常車両情報）とを表示するメータクラスター内に設置し
たモニタ画面上に、ミラー情報を含んだ表示をするか否
かを判断する手段と、表示するときはミラー情報をどの
タイミングで表示するかを決定する手段と、その決定を
基にモニタ画面におけるメータ情報表示とミラー情報表
示の切り替えを自動的に行なう手段と、手動スイッチで
も切り替える機能とを備えることによって、同一のモニ
タ上でミラー情報（車両周囲情報）とメータ情報（通常
車両情報）を取得できるので、ドライバの視線移動時間
が少なく、多くの情報を取得することが可能となる。ま
た、ナビゲーションシステムの経路誘導情報から一定時
間ｔ以内に右左折するか否かを検出して、現在走行中の
道路が複数車線で、右左折すべき方向に沿った車線を走
行していない場合に、レーンチェンジする方向の側方と
正面後方のミラー情報表示に切り替えることにより、ド
ライバが必要と予測される時のみミラー情報表示に切り
替わるので効率的に車両周囲情報の取得ができる。ま
た、ウインカー作動時や、後方車両のパッシングあるい
は緊急車両接近を検知した時に、後側方のミラー情報表
示に即座に切り替えることにより、ドライバが必要と予
測される時のみミラー情報表示に切り替わるので効率的
に車両周囲情報を取得できる。また、前方または後方車
両との車間距離が急に短くなったことを判断した時、前
方車両接近時は右後側方と正面後方のミラー情報表示
に、後方車両接近時は左後側方と正面後方のミラー情報
表示に即座に切り替えることにより、小スペースでもそ
の状況に応じて必要な情報のみを提供できる。また、あ
る一定回数以上走行した道路のレーンチェンジした場所
を記憶する手段と、記憶開始後一定回数以上走行した
時、レーンチェンジ記憶データに基づきレーンチェンジ
発生地帯を予測する手段と、を備え、予測されたレーン
チェンジ発生地帯のｔ秒前にミラー情報表示に切り替え
ることによって、走行道路の特徴やドライバの個人差を
考慮したミラー情報表示切り替えができ、よりドライバ
の感覚に適合した情報呈示が可能となる。

【０００７】

【発明の実施の形態】 以下、本発明の、実施の形態を
説明する。図１は第１実施の形態のメータ内周囲モニタ
の構成を示す概略図、図２は同上のメータクラスター内
に配置したモニター画面を示す説明図である。まず、構
成を説明すると、車両（自車）１４の左右後側方情報を
撮影する左右ドアミラー近傍に取り付けられたＣＣＤカ
メラ１，３と、車両正面後方情報を撮影する車両後部に
取り付けられたＣＣＤカメラ２と、上記カメラで撮影し
たミラー情報とメータ情報（通常車両情報）とを表示す
るメータクラスター４内に設置したモニタ画面５で構成
されるメータ内周囲モニタにおいて、モニタ画面５上に
ミラー情報を含んだ表示をするか否かを判断する手段８
と、ミラー情報を表示すると判断したときにミラー情報
をどのタイミングで表示するかを決定する手段９と、そ
の決定を基にモニタ画面５におけるメータ情報表示６と
ミラー情報表示７の切り替えを自動的に行なう手段１０
と、手動スイッチ（図示せず）でも切り替える機能とを
備えている。

【０００８】具体的には、上記の複数のカメラで撮影さ
れたミラー情報としての車両左右後側方情報と通常車両
情報であるメータ情報を表示できるメータクラスター４
内に設置されたモニタ画面５がある。このモニタ画面５
にメータ情報を表示するのか、ミラー情報を含んだ表示
を行なうかを判断する手段８を有し、ドライバがミラー
情報を見る可能性が高い状況を前もって予測し、例え
ば、ドライバがレーンチェンジする状況や特定車両の接
近時にミラーを情報が必要と判断するものである。そし
て、ミラー情報を呈示する場合においても、どのタイミ
ングでモニタ画面を切り替えるかは、その判断した内容
により異なる。

【０００９】具体的には、図３に示す条件で各種パター
ンに応じて決定される。ウインカー作動時や前方後方車
両との急接近や後方車両１１からのパッシングといった
場合は即座に切り替える。

【００１０】また、ナビゲーションの経路誘導情報か
ら、複数車線走行時で、現在の走行予定ルートにおける
右左折地点を取り出しレーンチェンジ地点を予測する場
合には、その右左折地点までの到達予定時間がｔ分（例
えば、５分）となる地点以降でレーンチェンジが行なわ
れると判断し、その地点で表示を切り換える。また、同
一ルートにおける個人のレーンチェンジを予測する場合
には、例えば、８割以上の確率でレーンチェンジする区
間の初期時点でミラー情報表示画面に切り替え、終了時
点で通常メータに戻す。そして、上記のようにある運転
状況に応じて自動的に切り替えることもできるが、ドラ
イバがスイッチにより自分の意思で、画面の切り替えを
行なうこともできるものである。図１において１５はレ
ーンを示す白線である。

【００１１】次に、第２の実施の形態の構成を説明する
と、自車がどの車線を走行しているかを検出する手段
と、ナビゲーションシステムの経路誘導情報から一定時
間ｔ以内に右左折するか否かを検出する手段と、この手
段が右左折すると検出し、かつ現在走行中の道路が複数
車線で、右左折方向に沿った車線を走行していない場合
にレーンチェンジする方向の側方と正面後方のミラー情
報表示に切り替えると判断する手段とを有しているもの
である。

【００１２】具体的には、図４にフローチヤートを示
す。現在どの道路を走行しているかをナビゲーションシ
ステム１２により認識し（ステップＳ１）、その道路が
複数車線有するか否かをナビゲーションシステム１２に
組み込まれたデータベースを用いて判定し（ステップＳ
２）、次に、ＣＣＤカメラにより撮影された前方情報を
画像認識手法（白線検知など）により、その道路のどの
車線を走行中かを判断する（ステップＳ３）。そして、
経路誘導設定された走行ルート走行時に、ナビゲーショ
ンシステム１２の経路誘導情報と現在の自車速度１３か
ら一定時間ｔ以内に右左折するか否かを判断する（ステ
ップＳ４）。そして、右左折すると判断した場合には、
現在走行中の車線に沿って走行した場合、右左折できな
い場合、例えば、右折時に最右車線にいない場合（ステ
ップＳ５）、または左折時に最左車線にいない場合（ス
テップＳ６）に、一定時間ｔとなると、最右車線にいな
い場合は右後側方・正面後方のミラー情報表示に切り替
え（ステップＳ８）、また最左車線にいない場合は左後
側方・正面後方のミラー情報表示に切り替える（ステッ
プＳ９）というように、ミラー情報を含んだ表示に切り
替えるものである。

【００１３】次に、第３の実施の形態を図５に概略フロ
ーチャートにより説明する。第３の実施の形態は、以下
の条件が満たされたときにミラー情報を含んだ表示に即
座に切り替えるものである。具体的な条件としては、図
５（イ）において、ウインカー信号検出手段により、ウ
インカー作動していると検出された時に切り替えを行な
い（ステップＳ２０，ステップＳ２１）、ミラー情報表
示としてはウインカー方向の側方［右ウインカー作動時
ならば右後側方（ステップＳ２２）、左ウインカー作動
時ならば左後側方（ステップＳ２３）］と正面後方のミ
ラー情報を含んだ表示に切り替える。また、図５（ロ）
において、ＣＣＤカメラの取得した後側方画像に関して
画像認識手法（短時間の後方車両のヘッドライト部の点
滅認識）を用いる（ステップＳ３０，ステップＳ３１）
ことにより、後方車両のパッシングを認識したとき（ス
テップＳ３２）は左右・正面後側方のミラー情報を含ん
だ表示に即座に切り替える（ステップＳ３３）。更に、
図５（ハ）において、マイクにより取得した車外音声情
報において特定の音（時系列的な周波数変化）を同定し
た時に緊急車両接近と判断し（ステップＳ４０，ステッ
プＳ４１）、左右・正面後側方のミラー情報を含んだ表
示に即座に切り替えると判断する（ステップＳ４２）も
のである。

【００１４】次に、第４の実施の形態として、図６に概
略フローチャートを示す。この第４の実施の形態は、以
下の条件が満たされたときにミラー情報を含んだ情報に
即座に切り替えるものである。具体的な条件としては、
車両に設置された車間距離計測用センサを用いて前方ま
たは後方車両との車間距離を計測（ステップＳ５０，ス
テップＳ５１）して単位時間当たりの車間距離変化ｓを
算出（ステップＳ５２）し、単位時間当たりの車間距離
ｓが一定値以下になったとき（ステップＳ５３）または
自車速に応じて車間距離が一定距離以下となったとき
（ステップＳ５４）、対象は前方車両か後方車両かを判
断し（ステップＳ５５）、前方車両接近時は右後側方と
正面後方のミラー情報に即座に切り替え（ステップＳ５
６）、後方車両接近時は左後側方と正面後方のミラー情
報に即座に切り替えるもの（ステップＳ５７）である。

【００１５】次に、第５実施の形態について説明する
と、ある一定回数以上走行した道路のレーンチェンジし
た場所を記憶する手段と記憶開始後一定回数以上走行し
た時、レーンチェンジ記憶データに基づきレーンチェン
ジ発生地帯を予測する手段と予測されたレーンチェンジ
発生地帯のｔ秒前にミラー情報表示に切り替えるもので
ある。図７にそのフローチャートを示す。具体的には、
ナビゲーションシステムにより特定ドライバの走行ルー
トを記憶（ステップＳ６０，ステップＳ６１）して、同
一ルートを一定期間内（例えば１カ月）に一定回数（例
えば、２回）以上走行した場合（ステップＳ６２）、そ
のルートをレーンチェンジ抽出対象ルートとして登録し
（ステップＳ６３）、それ以降そのルートを走行した場
合、その走行ルート上でレーンチェンジした場所をレー
ンチェンジデータベース（図８参照）に記憶する（ステ
ップＳ６４）。そして、レーンチェンジ記憶開始後一定
回数以上（例えば１０回）走行した場合（ステップＳ６
５）、その記憶データを基にレーンチェンジ箇所予測を
実施する。予測方法としては、ルート開始０ｋｍ地点か
ら一定間隔（例えば、２００ｍ）でレーンチェンジを行
った割合を算出する。即ち、１０回走行した時に、７回
その区間の中でレーンチェンジをした場合、７割の確率
でレーンチェンジをしたと算出される（ステップＳ６
６）。そして、その割合が一定割合以上（例えば、５割
以上）実施した場合（ステップＳ６７）には、レーンチ
ェンジ発生地帯と判断し、その区間に入るｔ秒（例え
ば、５秒）前にミラー情報を含んだ表示に切り替える
（ステップＳ６８）ようになっている。

【００１６】

【発明の効果】 以上説明したように、本発明によるメ
ータ内周囲モニタによれば、ＣＣＤカメラで撮影した車
両周囲情報であるミラー情報と通常車両情報であるメー
タ情報を表示するメータクラスター内に設置したモニタ
画面上にミラー情報を含んだ表示をするか否かを判断す
る手段と、表示するときはミラー情報をどのタイミング
で表示するかを決定する手段と、その決定を基にモニタ
画面におけるメータ情報表示とミラー情報表示の切り替
えを自動的に行なう手段と、手動スイッチでも切り替え
る機能とを備えることによって、同一のモニタ上でミラ
ー情報（車両周囲情報）とメータ情報（通常車両情報）
とを取得できるので、ドライバの視線移動時間が少な
く、多くの情報を取得することが可能となる。

【００１７】また、ナビゲーションシステムの経路誘導
情報から一定時間ｔ以内に右左折するか否かを検出し
て、現在走行中の道路が複数車線で、右左折すべき方向
に沿った車線を走行していない場合に、レーンチェンジ
する方向の側方と正面後方のミラー情報表示に切り替え
ることにより、ドライバが必要と予測される時のみミラ
ー情報表示に切り替わるので効率的に情報取得できる。

【００１８】また、ウインカー作動時や、後方車両のパ
ッシング時、あるいは緊急車両接近時を検知した時、後
側方・後正面のミラー情報表示に即座に切り替えること
により、ドライバが必要と予測される時のみミラー情報
表示に切り替わるので効率的に情報取得できる。

【００１９】また、前方または後方車両との車間距離が
急に短くなったことを判断した時、前方車両接近時は右
後側方と正面後方のミラー情報に、後方車両接近時は左
後側方と正面後方のミラー情報に即座に表示を切り替え
ることにより、小スペースでもその状況に応じて必要な
情報のみを提供できる。

【００２０】また、ある一定回数以上走行した道路のレ
ーンチェンジした場所を記憶する手段と、記憶開始後一
定回数以上走行した時、レーンチェンジ記憶データに基
づきレーンチェンジ発生地帯を予測する手段と、予測さ
れたレーンチェンジ発生地帯のｔ秒前にミラー情報表示
に切り替える手段とによって、走行道路の特徴やドライ
バの個人差を考慮したミラー情報表示切り替えができ、
よりドライバの感覚に適合した情報呈示が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明第１の実施の形態のメータ内周囲モニ
タの構成を示す概略図である。

【図２】 本発明第１の実施の形態のメータクラスター
内に配置したモニター画面を示す説明図である。

【図３】 本発明第１の実施の形態のミラー情報−メー
タ情報の切り替え判断パターン例を示す説明図である。

【図４】 本発明第２の実施の形態の作用を示すフロー
チャートである。

【図５】 本発明第３の実施の形態の作用を（イ），
（ロ），（ハ）で示すフローチャートである。

【図６】 本発明第４の実施の形態の作用を示すフロー
チャートである。

【図７】 本発明第５の実施の形態の作用を示すフロー
チャートである。

【図８】 本発明第５の実施の形態のレーンチェンジデ
ータベースを示す説明図である。

【符号の説明】

１ ＣＣＤカメラ ２ ＣＣＤカメラ ３ ＣＣＤカメラ ４ メータクラスター ５ モニタ画面 ６ メータ情報表示 ７ ミラー情報表示 ８ ミラー情報を含んだ表示をするか否かを判断する手
段 ９ ミラー情報をどのタイミングで表示するかを決定す
る手段 １０ メータ情報表示とミラー情報表示の切り替えを自
動的に行なう手段 １１ 後方車両 １２ ナビゲーションシステム １３ 現在速度の検出手段

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 車両左右後側方情報を撮影する左右ドア
   ミラー近傍に取り付けられたＣＣＤカメラと、車両正面
   後方情報を撮影する車両後部に取り付けられたＣＣＤカ
   メラと、上記カメラで撮影した車両周囲情報であるミラ
   ー情報と通常車両情報であるメータ情報とを表示するメ
   ータクラスター内に設置したモニタ画面とで構成される
   メータ内周囲モニタであって、モニタ画面上にミラー情
   報を含んだ表示をするか否かを判断する手段と、ミラー
   情報を表示すると判断したときミラー情報をどのタイミ
   ングで表示するかを決定する手段と、その決定を基にモ
   ニタ画面におけるメータ情報表示とミラー情報表示との
   切り替えを自動的に行なう手段と、前記切り替えを手動
   で行なう手動スイッチとを備えたことを特徴とするメー
   タ内周囲モニタ。
2. 【請求項２】 請求項１記載のメータ内周囲モニタにお
   いて、 自車がどの車線を走行しているかを検出する手段と、ナ
   ビゲーションシステムの経路誘導情報から一定時間ｔ以
   内に右左折するか否かを検出する手段と、この手段によ
   り右左折すると検出され、かつ現在走行中の道路が複数
   車線で、右左折方向に沿つた車線を走行していない場合
   にレーンチェンジする方向の側方と正面後方のミラー情
   報表示に切り替えると判断する手段とを有していること
   を特徴とするメータ内周囲モニタ。
3. 【請求項３】 請求項１または２記載のメータ内周囲モ
   ニタにおいて、 ウインカー信号検出手段によるウインカー作動時や、ウ
   インカー方向の側方と正面後方のミラー情報に取得した
   後側方画像処理機能により後方車両のパッシングを認識
   したときあるいは緊急車両接近時には、後側方のミラー
   情報表示に即座に切り替えると判断することを特徴とす
   るメータ内周囲モニタ。
4. 【請求項４】 請求項１ないし３記載のメータ内周囲モ
   ニタにおいて、 前方または後方車両との車間距離を計測する手段が車間
   距離が急に短くなったことを判断した時には、前方車両
   接近時は右後側方と正面後方のミラー情報表示に、後方
   車両接近時は左後側方と正面後方のミラー情報表示に即
   座に切り替えると判断することを特徴とするメータ内周
   囲モニタ。
5. 【請求項５】 請求項１ないし４記載のメータ内周囲モ
   ニタにおいて、 ある一定回数以上走行した道路のレーンチェンジした場
   所を記憶する手段と、記憶開始後一定回数以上走行した
   時、レーンチェンジ記憶データに基づきレーンチェンジ
   発生地帯を予測する手段と、を備え、 予測されたレーンチェンジ発生地帯のｔ秒前にミラー情
   報表示に切り替えることを特徴とするメータ内周囲モニ
   タ。
6. 【請求項６】 請求項１ないし５記載のメータ内周囲モ
   ニタにおいて、 手動スイッチでミラー情報表示とメータ情報表示とを切
   り替える場合に、メータ情報表示状態で１回スイッチを
   押すとミラー情報表示に切り替わり、一定時間ｔ秒経過
   すると自動的にメータ情報表示に戻ることを特徴とする
   メータ内周囲モニタ。