JP2008197863A - 車載用走行環境認識装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
より精度の高い車載用画像認識処理装置を提供する。
【解決手段】
車両の外部を撮像する車載カメラ3a,3bからの信号を入力する入力部3と、入力部3で入力した画像信号を処理して外部環境の認識を妨げる要因を有する第1の画像領域を検出する画像処理部16と、画像処理部16によって検出された第1の画像領域の大きさ,位置、または第1の画像領域を有する車載カメラ3a,3bの設置場所の少なくともいずれか一つに基づいて、環境認識処理を行う第2の画像領域を決定する処理画像決定部17と、処理画像決定部17によって決定された第2の画像領域に基づいて車両の外部環境を認識する環境認識部20とを有する車載用走行環境認識装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、車載カメラなどによって撮像された画像を処理する技術に関連する。
近年、車両に搭載された撮像装置の画像に基づいて車両の外部環境を認識し、認識結果に基づいて自動運転や運転支援を行う技術の開発が進められている。
撮像装置の画像を処理して車両の外部の対象物を検出するとき、太陽光や他車のヘッドライトなどの影響で検出処理が適切に行えない場合がある。そこで、フロント,リアに各1台の画像入力手段を備え、フロントの画像入力手段で撮像した画像のコントラストが低下した場合に、リアの画像入力手段により撮像した画像を選択して、選択した画像情報に基づいて走行路を認識するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平05−205196号公報
画像認識を困難にする原因は太陽光やヘッドライトによるものに限らず、その原因如何によっては、処理画像をフロントからリアに切り替えなくても環境情報を十分に得て、従来では画像認識が不可能だった状況でも画像認識ができる場合がある。また、太陽光やヘッドライトによる照射は、周囲に障害物などがない場合には、一定以上の時間、照射が続く。しかし、夕方、建物の間を走行している場合や、生垣による中央分離帯を持つ高速道路などで対向車からヘッドライトが向けられた場合などは、太陽光やヘッドライトに照らされている状態と、それらが遮光されている状態が短い時間で交互に繰り返される。上記従来技術によれば、このような場合にフロントおよびリアの画像切り替え処理が頻繁に行われ、画像処理に要する時間によっては走行環境を良く認識できない可能性がある。
本発明は、上記に鑑み、より精度の高い車載用画像認識処理を提供することを目的とする。
本発明は、外部環境の認識を妨げる要因を有する第1の画像領域を検出し、当該第1の画像領域の大きさ,位置、または第1の画像領域を有する車載撮像装置の設置場所の少なくともいずれか一つに基づいて、環境認識処理を行う第2の画像領域を決定し、第2の画像領域に基づいて車両の外部環境を認識する。
また本発明は、外部環境の認識を妨げる要因を有する第1の画像領域を検出し、当該第1の画像領域の大きさ,位置、または第1の画像領域を有する車載撮像装置の設置場所の少なくともいずれか一つに基づいて、環境認識方法を切り替え、切り替えた環境認識方法に基づいて車両の外部環境を認識する。
より精度の高い画像認識処理を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。本発明は、例えば、車両周辺の道路の状況をカメラのような撮像手段によって撮像し、車線逸脱警報システムのような車載カメラを用いた車載システムに必要な自車周辺環境の情報を取得するとともに、運転の支援および乗員へ警報を発するようなシステムに適用が可能である。
図1は、本発明の実施例1をなす車載システム1のブロック構成図を示す。
図1に示す車載システム1は、車両に搭載されて自車の位置の検出と走行経路の案内や、自車がレーンから逸脱することを防止するシステムである。車載システム1は、撮像装置として、自車前方の画像を撮像する車載カメラ3aと、自車後方を撮像する車載カメラ3bとを有し、さらに車室内に設置されて各種画像および各種情報を表示するためのディスプレイ13と、自車が走行車線を逸脱する危険性がある際に警告音声を発生するスピーカー14と、運転者によって走行支援システムの起動が操作される起動スイッチ15と、ディスプレイ13の表示制御をはじめとして車載システム1全体の動作を制御する走行環境認識装置2とを備えている。
尚、ここでは車載カメラ3aと3bの2つを記載しているが、後述する処理画像の決定機能については、車載カメラが1つのシステムや、車載カメラが3つ以上のシステムでも適用可能である。
車載カメラ3aは、例えば自車室内のルームミラー部に取り付けられて、自車前方の様子を所定の俯角、取付け位置で地面を見下ろした画像として撮像するようになっている。また、車載カメラ3bは、例えばリアバンパーの上部にリアバンパーが視野に入るように取り付けられて、自車後方の様子を所定の俯角、取付け位置で地面を見下ろした画像として撮像するようになっており、自車が後退時に後方の画像を運転者に提示することにも利用できるようになっている。この車載カメラ3aにより撮像された自車前方の画像(以下「前方画像」という)と、車載カメラ3bにより撮像された自車両後方の画像(以下「後方画像」という)は、走行環境認識装置2に供給され、走行環境認識装置2は自車前方および自車後方のレーンマーカを認識し、自車が走行車線を逸脱する危険性があると判断した場合にはディスプレイ13およびスピーカー14により運転者に報知する、または逸脱しないように車両をコントロールする。
ディスプレイ13は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示機器よりなり、走行環境認識装置2による表示制御のもとで、例えばナビゲーションによる走行経路案内の画像やリアビューモニタ画像等の各種画像を表示する。また、このディスプレイ13は、走行環境認識装置2により車載カメラ3aや車載カメラ3bのレンズに付いた水滴等の撮像環境を認識したときに、この走行環境認識装置2による制御のもとで、撮像環境が良好でない旨を報知するメッセージを表示するとともに、走行支援機能の停止が発生した際はその旨をメッセージとして表示する。また、車載システム1において、走行環境認識装置2により撮像環境が良好でないことを認識した場合および走行支援機能が停止した際には、この走行環境認識装置2による制御のもとでスピーカー14が駆動されて、警告音による報知も行われる。
走行環境認識装置2は、CPU6,RAM5,データROM7やプログラムROM4等がバスを介して接続されたマイクロプロセッサ構成であり、CPU6がプログラムROM4に格納された各種制御プログラムを実行することで、車載システム1全体の動作を制御するようになっている。特に、この走行環境認識装置2では、RAM5が入力部3の一例である車載カメラ3a,3bにより撮像されてA/D変換された前方画像および後方画像のデータを保持する画像メモリとして機能するようになっている。
更に、この走行環境認識装置2では、プログラムROM4に自車が走行レーンをはみ出さないように制御あるいは警報を出す走行支援プログラムと、ナビゲーションプログラムとがそれぞれ格納されており、CPU6がこれらのプログラムを実行することで、ナビゲーション機能と、走行支援機能とがそれぞれ実現されるようになっている。
また、この走行環境認識装置2には、車速センサ9,ジャイロセンサ10,GPS
(Global Positioning System) 受信機12が接続されており、DVD(Digital VersatileDisc) ドライブ等のデータ再生装置に格納されている地図データベース11から読み出された各種情報がコントロールユニットに供給されるようになっている。そして、車載システム1の通常動作時では、走行環境認識装置2のCPU6によってナビゲーションプログラムが実行され、地図データベース11から供給された地図画像上に、自車両の現在位置や、乗員の操作入力に応じて探索された経路等を重ね合わせた走行経路案内画像がディスプレイ13に表示されるようになっている。
さらに、この走行環境認識装置2には、自車両のエンジンを始動する際にオンとされるイグニッションスイッチ8が接続されており、このイグニッションスイッチ8からのイグニッション信号が走行環境認識装置2に供給されると、走行環境認識装置2のCPU6によってナビゲーションプログラムが実行される。
図2は、図1の走行環境認識装置2の機能ブロック図を示す。
走行支援機能を有効にするスイッチがオンになると、ナビゲーションプログラムに加え走行支援プログラムとが実行され、走行環境認識装置2が図のように入力部3,画像処理部16,処理画像決定部17,切り替え判定部19,環境認識部20,出力部21として機能するようになっている。
入力部3は、図1の車載カメラ3a,3b,イグニッションスイッチ8,車速センサ9,ジャイロセンサ10,地図データベース11,GPS受信機12,走行支援システム起動スイッチ15からの信号を入力する。
画像処理部16は、車載カメラ3aと車載カメラ3bとで撮像した画像をそれぞれ処理することで、太陽光や周辺車両のヘッドライトによるハレーション、レンズに付いた水滴および汚れを検出する機能を有するものである。処理画像決定部17は、画像処理部16により認識した撮像環境から画像認識処理が可能な画像および画像領域を選択または決定する機能を有するものである。切り替え判定部19は、処理画像決定部17で画像認識処理を行う画像を切り替える必要があると判断された場合に、その時点での自車の走行状況に応じて処理画像を切り替えるタイミングを適切に判定する機能を有するものである。環境認識部20は、処理画像決定部17により決定した画像および画像領域中からレーンマーカを検出する機能を有するものである。出力部21は、環境認識部20のレーンマーカ検出結果から、自車が走行車線を逸脱する危険性がある場合に走行レーンを逸脱しないように制御信号を決定して当該制御信号をブレーキ制御装置98やステアリング制御装置
99に出力して車両をコントロールするか、または乗員に逸脱する危険性があることを報知する機能を有するものである。ここでブレーキ制御装置は、例えば油圧ブレーキであれば油圧系統の制御装置、電動ブレーキの場合は当該ブレーキの電動アクチュエータの制御装置であり、ステアリング制御装置99は、例えばステアリングをアシストまたは駆動するモータや油圧系統に関わる制御装置である。
以上のように構成される車載システム1は、上述したように、走行環境認識装置2の
CPU6によって実行されるナビゲーションプログラムによりディスプレイ13に走行経路案内画像を通常時は表示している。そして、走行環境認識装置2のCPU6によって実行される走行支援プログラムにより走行車線を逸脱しないように支援している機能を停止する必要が発生すると、その旨を報知するメッセージがディスプレイ13に重畳表示されるとともに、スピーカーから警告音を発生させて、車両の乗員に報知するようにしている。
図3は、図1の走行環境認識装置2による制御フローチャートを示す。
この図3に示す一連の処理は、イグニッションスイッチ8がオンとなったときにスタートし、イグニッションスイッチ8がオフとなるまで繰り返し行われる。自車両が走行中であるか停止中であるか、また、ディスプレイ13に表示されている画像が走行経路案内画像かその他の映像であるかにかかわらず実施されることが好ましい。
まず、イグニッションスイッチ8がオンとなると、走行環境認識装置2により走行支援プログラムとナビゲーションプログラムとが実行され、走行支援システムの起動スイッチ15がオンか否かを判定する(ステップ101)。そして、起動スイッチ15がオンとなったときは、車載カメラ3aと車載カメラ3bとにより前方画像と後方画像とが撮像され、走行環境認識装置2のRAM5に取り込まれて保持される。画像処理部16は、その
RAM5に取り込んだ各撮像画像に対してハレーションと水滴と汚れとを検知する処理を行う(ステップ102)。尚、ここではハレーション,水滴,汚れを検知する例を示すが、画像処理を阻害する要因であれば、これらに限らず本発明が適用可能である。
図4は、図3のステップ102におけるハレーション検出処理を示す。図5は、図4の処理におけるハレーション検知領域を示す。
まず、ハレーションを検出する領域を設定(ステップ113)し、検出領域内の各画素の輝度値が閾値以上の場合は画素値を1、閾値以下の場合は画素値を0とする2値画像を作成する(ステップ114)。次に、この2値画像のうち、画素値が1の画素で、しかも隣あっているものに同一のラベルを付与(以下「ラベリング」と呼ぶ)する(ステップ
115)。そして、ラベリング後のデータに対して、各ラベル毎の画素数をカウントし配列(Ch)に格納し(ステップ116)、Chの値から最大値(CHm)を算出するとともにそのときのラベル(Ln)を求める(ステップ117)。ステップ118でCHmの値が閾値以上かどうかを判定し、閾値以上の場合はハレーションが発生していると判定しハレーション検知フラグをオンにするとともに(ステップ119)、図5に示すようにハレーション領域の外接矩形の開始点(RHsx,RHsy),終了点(RHex,RHey)を算出し、この矩形領域をハレーションが生じている領域とする(ステップ120)。また、CHmが閾値以下であった場合は、ハレーションが起きていないと判定する。
図6は、図3のステップ102における水滴,汚れの検出処理を示す。図7は、図6の処理における水滴および汚れの検知領域を示す。
まず、水滴および汚れを検出する領域を設定する(ステップ121)。その検出領域内で、例えばSobelオペレータ等を用いて隣接する画素間の変化量(以下「エッジ強度」と呼ぶ)を算出(以下「エッジ検出」と呼ぶ)する(ステップ122)。次に、ステップ123で自車の速度が閾値以上であった場合は、過去のエッジ検出結果と今回算出したエッジ検出結果の平均をとりエッジ検出の累積値として配列Edに格納する(ステップ
124)。また、ステップ123で自車の速度が閾値以下であった場合は、配列Edを初期値に設定する(ステップ129)。そして、ステップ124で求めたエッジ検出累積結果Edのエッジ強度が閾値以上となる画素数Ceをカウントするステップ(ステップ125)。ステップ126で求めたCeの値が閾値以上か判定し、閾値以上であれば水滴あるいは汚れが存在すると判定して水滴・汚れ検出フラグをオンとするとともに(ステップ127)、図7に示すように水滴および汚れのエリアの外接矩形の開始点(RWsx,RWsy)と終了点(RWex,RWey)を算出し、この矩形を水滴および汚れが存在する領域とする(ステップ128)。また、126でCeが閾値以下と判定された場合は、水滴および汚れが存在しないと判定する。
図3に戻り、以上のような撮像環境の認識結果から画像認識処理が継続可能かどうかを判定する(ステップ103)。画像処理部16により水滴や汚れなどが車載カメラの設置位置とそれに基づく画像の種類、例えば車両前方に設置されたカメラによる車両前方の画像と、車両後方に設置されたカメラによる車両後方の画像とからともに検出され、かつ水滴・汚れの領域の大きさ(面積など)が閾値以上である場合に画像認識処理を継続不可と判定する。
画像認識処理が継続可能であれば、処理画像決定部はステップ102により認識した撮像環境と、ハレーションが生じている領域,水滴・汚れが付着している領域の大きさ,位置に基づき、走行支援に用いる画像および画像領域を決定する(ステップ104)。この場合、ハレーション領域,水滴・汚れ領域をマスクし、その他の領域を走行支援に用いることが好ましいが、ハレーション領域,水滴・汚れ領域であっても、さらなる画像処理により走行支援に用いるための対象物検知ができるようであれば、その領域を使用しても良い。
画像認識処理が継続可能でない場合は、走行支援システムの終了タイミングか否か、あるいは強制終了が必要か否かを判定(ステップ110)し、ステアリング制御装置99やブレーキ制御装置98への制御信号出力によって実現される走行支援システムを中止または終了する場合は乗員にその旨と終了の原因を報知(ステップ111)するとともに、終了処理を行う(ステップ112)。車両の乗員は、この報知によって走行支援システムが正常に動作しないことを認識することができ、例えばレンズに付いた水滴・汚れを除去するといった適切な対応を図ることが可能となる。
車載システム1では走行支援システム停止後も撮像環境の認識処理を継続し、イグニッションスイッチ8がオフとなるまで走行環境認識装置2によって走行支援システムが復旧可能かどうかを定期的に判定されるようになっており、復旧可能と判断された場合にはその旨を乗員に通知する。復旧可能か否かの判断は、画像処理部16の認識結果により行い、復旧可能な場合、例えばハレーション検知フラグと水滴・汚れ検知フラグがともにオフとなった場合にはその旨をディスプレイ13に重畳表示するとともに、スピーカーで音声を発し乗員に通知する。また、終了タイミングではなく、かつ強制終了が必要でないと判定された場合には画像認識処理を行う画像および画像領域を決定する(ステップ104)。
図8は、図3のステップ104の処理内容を示す。図9は、図8における撮像画像例を示す。
はじめに、初期状態としてリアカメラ動作モードを停止モードにセットする(ステップ130)。次にステップ131で、フロントカメラのハレーション検知フラグあるいは水滴検知フラグの少なくとも一方がオンであるか否かを判定する。ハレーション検知フラグおよび水滴検知フラグがともにオフである場合はフロントカメラ動作モードを2車線検出モードにセットする(137)。ハレーション検知フラグあるいは水滴検知フラグのいずれかがオンであった場合は、前方画像で1車線のみでもレーンマーカを検出することが可能かどうかを判定する(ステップ133)。例えば、ハレーション領域(RHsx,
RHsy,RHex,RHey),水滴・汚れ領域(RWsx,RWsy,RWex,
RWey)が前方画像の左半分あるいは右半分のみに存在するときは1車線のみ検出可能と判定する。1車線も検出可能でない場合はフロントカメラ動作モードを停止モードに設定する(ステップ138)。そして、リアカメラについてもフロントカメラのときと同様に処理する。まずステップ134で、リアカメラのハレーション検知フラグあるいは水滴検知フラグの少なくとも一方がオンであるか否かを判定する。ハレーション検知フラグおよび水滴検知フラグがともにオフである場合はリアカメラ動作モードを2車線検出モードにセットする(139)。ハレーション検知フラグあるいは水滴検知フラグのいずれかがオンであった場合は、前方画像で1車線のみでも車線を検出することが可能かどうかを判定する(ステップ135)。そして1車線を検出可能な場合は、リアカメラ動作モードを1車線検出モードにセットする(ステップ136)。この処理画像を決定する処理は、図9に示すように常に前方画像と後方画像とを処理しても良いし、画像処理部16によりハレーション領域や水滴・汚れの領域が少しでも検出された場合には、後方画像による車線検出処理を開始し、ハレーション領域や水滴・汚れの領域の面積が規定値よりも大きくなった際に前方画像の車線検出処理を停止し後方画像のみから車線を検出するようにしても良い。これら停止モード,2車線検出モード,1車線検出モードを切り替えるということは、走行環境認識装置2が行う環境認識方法や環境認識プログラムを切り替えることと同義である。
このように、複数の車載カメラの撮像画像または認識結果を比較することによって認識精度を高め、従来技術ではシステムを動作させることができない撮像環境下でも動作を可能にし、雨天時等の複数のカメラで同時に撮像環境が悪化するような状況でも誤認識する可能性を低減できる。
図3に戻り、次のステップ106において、処理画像の決定結果が前回決定された前フレームの画像領域と異なる場合、または動作モードの決定結果が前回の決定結果と異なる場合は、切り替えるべきか否かを判定する。
図10は、図3のステップ106の切り替え判定処理を示す。
まず、前フレームでの処理画像と処理画像決定部により決定した処理画像とが異なっているか否かを判定する(ステップ140)。切り替えが発生しない場合は、切り替えタイミングフラグをオフに設定し(ステップ150)、切り替えが発生する場合はステップ
141によりナビゲーションシステムにより経路案内を実行中か判定する。経路案内中の場合は車両が将来進行するルートである案内ルートを取得し(ステップ142)、案内ルートと地図データベースとから撮像環境が変化し得る時間を予測する(ステップ143)。ステップ141でナビゲーションシステムによる経路案内が実行中でない場合には、現在位置と地図データとから最も近いカーブあるいは交差点までの距離を算出し(ステップ151)、その算出した距離と自車の速度とから撮像環境が変化する時間を算出する(ステップ152)。そして、ステップ152あるいはステップ143により算出した時間と所定の値を比較する(ステップ144)。そして、算出した時間が所定の値よりも小さければ撮像環境がすぐに変化するため、前回の処理画像領域または処理画像そのものを維持し、これらの切り替えを行わない。さらに現在ステアリングやブレーキの制御が運転者または車両に搭載したコントローラによって行われているかどうかを判定する(ステップ
147)。当該判定は、走行環境認識装置2の出力部の値によって判定しても良いし、入力部3から入力した他の車載コントローラからの信号を入力して判定しても良いし、またはブレーキ制御装置98やステアリング制御装置99から信号を入力して判定しても良い。制御を行っていない場合は、切り替えタイミングフラグをオンにセットする(ステップ
148)。自車を制御中に走行支援機能を切り替えないことで、車両の挙動の乱れを無くすことができる。
このような画像を切り替える判定処理により、例えば夕方に建物の間を走行している場合や、生垣による中央分離帯を持つ高速道路などで対向車からヘッドライトが向けられた場合などの様な、太陽光やヘッドライトに照らされている状態と、それらが遮光されている状態が短い時間で交互に繰り返される場合に、処理画像の切り替えが頻発する問題を回避することができる。
図3に戻り、ステップ106において切り替えると判定された場合は、処理画像と動作モードを切り替えるための処理を行い(ステップ107)、レーンマーカ検出処理を行う(ステップ108)。切り替えないと判定された場合は、切り替え処理は行わずにレーンマーカの検出を行う。
図11は、図3のステップ107の処理画像切り替え処理を示す。
まず、ステップ154で切り替えタイミングフラグがオンと判定されると、切り替え前の認識結果を切り替え後の座標系に変換し(ステップ156)、切り替えタイミングフラグをオフに設定する(ステップ157)。
図3に戻り、ステップ108のレーンマーカ検出処理は、フロントカメラ動作モードが2車線検出モードのときは2本のレーンマーカを検出し、1車線検出モードのときは1本のレーンマーカを検出する。また、停止モードのときは前方画像中のレーンマーカの検出処理は行わない。リアカメラも同様に、リアカメラ動作モードに基づいてレーンマーカの検出処理を行う。この際、前フレームまでの検出結果を用いて、現フレームでのレーンマーカの位置を予測する。前述の処理画像の切り替え処理(ステップ107)で、各撮像画像の座標変換を行うことで処理画像が切り替わった際も同様に、前フレームから現フレームでのレーンマーカの位置が予測可能となる。
以上の処理により求めた画像上での車線位置から、出力部は例えばレーンを逸脱しないようにステアリング制御装置99に対して制御信号を出力する。または、画像処理によって認識した障害物手前で停止するようにブレーキ制御装置98に対して制御信号を出力する。または、レーンを逸脱する危険がある場合には乗員にその旨を報知する(ステップ
109)。ステップ109の制御・警報処理では、レーンマーカの検出結果を用いて車線逸脱警報処理を実行する。
図12は、図3のステップ109における制御・警報処理を示す。図13は、図12の処理における各パラメータの説明図を示す。
まず、図13に示す自車の左右のレーンマーカの中央線と自車の中央との差である自車横変位(X1)を算出し(ステップ169)、X1が所定の値D1以上であるか否かを判定する(ステップ170)。X1がD1以下である場合に自車がレーンを逸脱危険性があると判断して乗員に報知する(ステップ171)。
尚、ステップ109におけるステアリング制御は、レーンを逸脱しないステアリング操作を全自動的に行っても良いし、レーンを逸脱する方向へのステアリング操作に対し、それを阻止する回転方向にステアリング回転トルクがかかるようにしても良い。
以上説明したように、本実施例における車載システム1では、車載カメラ3aおよび車載カメラ3bの撮像環境を認識し、その撮像環境に応じて画像認識処理に用いる撮像画像を決定する。さらに走行支援機能が停止した際にはその旨と停止した原因を報知することで、乗員は車載カメラのレンズに付いた水滴や汚れを除去して撮像環境を改善することで、適切にシステムを動作させることができる。
また、車載カメラを用いたシステムが、システムの動作を継続することが困難と判断した場合は走行環境認識装置2がシステムを停止する代わりに、車両の乗員が、走行環境認識装置2が報知した情報に基づきシステムを停止することで運転支援システムの誤動作を防止してもよい。
そして、車載システム1はフロントカメラやリアカメラで意図的にハレーションを発生させる、あるいは意図的に水滴をつける等により正常にシステムが動作しているかを確認することができる。
また、車載システム1において、車載カメラ3と車載カメラ4のシャッタースピードやゲインを異なった値で設定しておく、例えばフロントカメラに比べリアカメラを早いシャッタースピードおよび低いゲインに設定しておくことで、トンネルの出入り口等の急激に入射光の強さが変化する場合にも、安定してレーンマーカを検出することができる。
本発明の実施例2について図面を用いて説明する。
図14は、本発明の実施例2をなす走行環境認識装置2の機能ブロック図を示す。尚、本実施例の車載システム1における構成について、実施例1と同様の構成については図中同一の符号を付して、重複説明は省略する。
本実施例は、図1に示すような車載システム1に適用される。走行環境認識装置2は図14のように画像処理部16,処理画像決定部17,切り替え判定部19,環境認識部
20,信頼性判定部18,機能切り替え判定部22,出力部21を有する。
信頼性判定部18は、画像認識部の各撮像画像に対する認識結果を照合し、認識結果を修正する機能と、各撮像画像の撮像環境から実行可能な走行支援機能を適切に選択する機能とを有するものである。
機能切り替え判定部22は、信頼性判定部18で走行支援機能の切り替えが発生した際に切り替えるタイミングを適切に判定する機能を有するものである。
出力部21は、環境認識部20のレーンマーカ検出結果から、自車が走行車線を逸脱する危険性がある場合に走行レーンを逸脱しないように車両をコントロールするか、あるいは乗員に逸脱する危険性があることを報知する機能を有するものである。
以上のように構成される車載システム1は、上述したように、走行環境認識装置2の
CPU6によって実行されるナビゲーションプログラムによりディスプレイ13に走行経路案内画像を通常時は表示している。そして、走行環境認識装置2のCPU6によって実行される走行支援プログラムにより走行車線を逸脱しないように支援している機能を切り替える必要が発生すると、その旨を報知するメッセージがディスプレイ13に重畳表示されるとともに、スピーカーから警告音を発生させて、車両の乗員に報知するようにしている。
ここで、以上のような車載システム1において、走行環境認識装置2による自車が走行車線を逸脱しないように支援する機能の処理の流れを、フローチャートを参照しながら説明する。
図15は、図14の走行環境認識装置2による制御フローチャートを示す。
まず、イグニッションスイッチ8がオンとなると、走行環境認識装置2により走行支援プログラムとナビゲーションプログラムとが実行され、走行支援システム起動スイッチ
15がオンか否かを判定する(ステップ101)。そして、走行支援システム起動スイッチがオンとなったときは、車載カメラ3aと車載カメラ3bとにより前方画像と後方画像とが撮像され、走行環境認識装置2のRAM5に取り込まれて保持される。画像処理部
16は、そのRAM5に取り込んだ各撮像画像に対してハレーションと水滴と汚れとを検知する処理を行う(ステップ102)。
次に、撮像環境の認識結果から画像認識処理が継続可能かどうかを判定する(ステップ103)。画像処理部16により水滴や汚れなどが例えば車両前方に設置されたカメラによる車両前方の画像と、車両後方に設置されたカメラによる車両後方の画像からともに検出され、かつ水滴・汚れの領域の面積が閾値以上である場合に画像認識処理が継続不可と判定する。画像認識処理が継続可能であれば、処理画像決定部はステップ102により認識した撮像環境と、ハレーションが生じている領域,水滴・汚れが付着している領域の大きさ,位置とから走行支援に用いる画像および画像領域を決定する(ステップ104)。
画像認識処理が継続可能でない場合は、走行支援システムの終了タイミングか否か、あるいは強制終了が必要か否かを判定(ステップ110)し、走行支援システムを終了する場合は乗員にその旨と終了の原因を報知(ステップ111)するとともに、終了処理を行う(ステップ112)。また、終了タイミングではなく、かつ強制終了が必要でないと判定された場合にはステップ104の処理に進む。
そして、処理画像の決定結果が、前フレームと異なる場合は切り替えタイミングか否かを判定する(ステップ106)。切り替えタイミングでないと判定された場合は、切り替え処理は行わずにレーンマーカの検出を行う(ステップ108)。
切り替えタイミングと判定された場合は、処理画像を切り替えるための処理を行い(ステップ107)、レーンマーカ検出処理を行う(ステップ108)。さらにステップ108aで、前方のレーンマーカ検出結果と後方のレーンマーカ検出結果を比較検証し、認識結果を修正するとともに、図21のように各車載カメラの撮像環境から走行支援機能を選択または決定する。そしてステップ108bでは、ステップ106と同様に切り替えタイミングか否かを判定する。切り替えタイミングと判定された場合は機能の切り替え処理を行う(ステップ108c)。
以上の処理により求めた画像上での車線位置から制御・警報部は、レーンを逸脱しないようにステアリング制御を行うか、レーンを逸脱する危険がある場合には乗員にその旨を報知する(ステップ109)。
以下では、ステップ104からステップ109の処理について、フローチャートに沿って説明する。
図16は、図15のステップ104の処理内容を示す。
まず、フロントカメラでハレーションフラグがオンと水滴・汚れ検知フラグの少なくとも片方がオンであるか否かを判定する(ステップ201)。いずれのフラグもオフであった場合は、フロントカメラ動作モードを2車線検出モードにセットする(ステップ207)。いずれかがオフであった場合はハレーションと水滴・汚れの検出領域の大きさ,位置などから1車線のみでも検出可能か判定する(ステップ202)。検出可能な場合はフロントカメラ動作モードを1車線検出モードに設定し(ステップ203)、検出不可の場合はフロント動作モードを停止モードにセットする(ステップ208)。リアカメラについてもステップ204からステップ206およびステップ209とステップ210により動作モードを設定する。この処理画像決定により、撮像環境が良好な場合は常に前方画像と後方画像の両方を画像認識処理するようにしている。
図17は、図15のステップ106の処理内容を示す。
まず、前フレームでの走行支援機能と機能選択部により選択した走行支援機能とが異なっているか否かを判定する(ステップ140)。切り替えが発生しない場合は、切り替えタイミングフラグをオフに設定し(ステップ150)、切り替えが発生する場合はステップ141によりナビゲーションシステムにより経路案内を実行中か判定する。経路案内中の場合は案内ルートを取得し(ステップ142)、案内ルートと地図データベースとから撮像環境が変化し得る時間を予測する(ステップ143)。ステップ141でナビゲーションシステムによる経路案内が実行中でない場合には、現在位置と地図データとから最も近いカーブあるいは交差点までの距離を算出し(ステップ151)、その算出した距離と自車の速度とから撮像環境が変化する時間を算出する(ステップ152)。そして、ステップ152あるいはステップ143により算出した時間が所定の時間ないであるかを判定する(ステップ144)。そして、算出した時間が所定の時間以下であれば撮像環境がすぐに変化するため走行支援機能の切り替えを行わず、所定の時間以上の場合はステップ
145で機能の切り替えを乗員に通知済みか判定する。この処理により、太陽光でハレーションが生じており、カーブや交差点の多い道路を走行中に、自車の進行方向が変わるたびに走行支援機能が切り替わることを防止できる。そして、ステップ145で乗員に通知済みでない場合は、ディスプレイとスピーカーとで乗員に走行支援機能が切り替わる旨を通知する(ステップ153)。通知済みであった場合は、通知後一定時間が経過しているか否かを判定し(ステップ146)、経過している場合はさらに現在ステアリングやブレーキの制御を行っているかを判定する(ステップ147)。制御を行っていない場合は、切り替えタイミングフラグをオンにセットし(ステップ148)、切り替えが終了したことを乗員にディスプレイとスピーカーとで通知する(ステップ149)。自車を制御中に走行支援機能を切り替えないことで、車両の挙動の乱れを無くすことができる。
ステップ107の処理画像・機能の切り替え処理については、実施例1と同様である。
ステップ108の車線検出処理も、実施例1と同様である。図18に、図15のステップ108aの処理における鳥瞰図を示す。ステップ108aでは、前方画像の車線検出結果を道路真上から見た座標系(以下、鳥瞰図と呼ぶ)に変換し、同様に後方画像の車線検出結果を鳥瞰図に変換する。この変換した座標系で車線検出結果の検出誤差d、すなわち位置ずれ量が所定の値よりも大きい場合は、そのレーンマーカの検出を無効とする。このように、それぞれの撮像画像を単独で画像認識処理するのみではなく、それぞれの認識結果を比較検証することで高い認識精度を得ることが出来る。周辺の車両等を、同時に複数のカメラに映らないような対象の場合は、フロントカメラで認識した後、後方で認識した場合に認識できたとするなど、追跡,予測処理を行い各撮像画像での認識結果を比較検証しても良い。
図19は、本実施例における各車載カメラの撮像環境に基づいて走行支援機能を選択または切り替える方法の例を示す。この実施例では、走行支援機能の選択または切り替えを、出力部21で行う例を示す。出力部21は、選択または切り替えた走行支援機能に対応する制御信号を出力する。ここでは、フロントカメラの動作モードとリアカメラの動作モードによって選択する。例えば、フロントカメラで2車線の検出が可能であれば、リアカメラの撮像環境によらずレーンキープあるいは車線逸脱警報を実行する。フロントカメラで1車線、リアカメラでも1車線のみしか車線を検出できない場合は、低レベル車線逸脱警報を実行する。この低レベル車線逸脱警報とは、例えば片側の車線から予測した走行車線の中央と、自車との距離が一定値以上になると車線を逸脱する危険があるとしてスピーカーから警告音を発し、車線をまたぐとスピーカーから断続的に警告音を発する。
図20は、図19において車載カメラがフロントカメラのみの場合の走行支援機能を選択する方法の例を示す。
図15に戻り、ステップ108bでは処理画像の切り替え処理と同様の処理を行い、ステップ108cでは、機能切り替えタイミングフラグをオンとする。
そして、ステップ109の制御・警報処理では、信頼性判定部により選択した走行支援モードが車線逸脱警報である場合は車線逸脱警報処理を実行し、走行支援モードが低レベル車線逸脱警報のときは低レベル車線逸脱警報処理を実行する。
図21に、ステップ109で走行支援モードが低レベル車線逸脱警報の場合の処理を示す。図22に、図21の説明図を示す。
まず、図22に示すように自車の片側(図では左)のレーンマーカと車線幅の規格とから左右のレーンマーカの中央線を推定することで、自車の中央との差である自車横変位
(X2)を算出し(ステップ172)、X2が所定の値D2以上であるか否かを判定する(ステップ173)。X2がD2以下である場合に自車が車線を逸脱危険性があると判断して乗員に報知する(ステップ174)。
以上説明したように、本発明を適用した車載システム1では、車載カメラ3aおよび車載カメラ3bの撮像環境を認識し、その撮像環境に応じた運転支援機能を実行する。さらに車両の乗員に実行中の運転支援機能と、運転支援機能が切り替わった際にはその旨と切り替わった原因を報知することで、乗員は車載カメラのレンズに付いた水滴や汚れを除去して撮像環境を改善することで、適切にシステムを動作させることができる。また、車載カメラを用いたシステムが、システムの動作を継続することが困難と判断した場合はコントロールユニットがシステムを停止する、あるいは車両の乗員が、走行環境認識装置2が報知した情報に基づきシステムを停止することで運転支援システムの誤動作を防止することができる。
本発明の実施例3について図面を用いて説明する。
図23は、本発明の実施例3をなす車載システム31のブロック構成図を示す。尚、本実施例の車載システム31における構成について、実施例1と同様の構成については図中同一の符号を付して、重複説明は省略する。
本実施例は、図23に示すような車載システム31に適用されて、この車載システム
31が備える車載カメラ3a,車載カメラ3b,車載カメラ3c,車載カメラ3dにより車両周囲の環境を認識し、自車周辺の車両や障害物に衝突する危険性がある場合に、ステアリング制御装置99に制御信号を出力してステアリング制御をする、またはブレーキ制御装置98に制御信号を出力してブレーキアシスト制御を行う、あるいはディスプレイ
13やスピーカー14により乗員に警報を発する機能を実現する。
図24は、図23の車載カメラ3a〜3dの設置例を示す。
この車両は、自車前方に設置された車載カメラ3aと、自車両後方のリアバンパー上方に取り付けられた車載カメラ3bに加えて、自車の側方に、例えばドアミラー部に車載カメラ3cおよび車載カメラ3dをさらに備えている。そして、この車載カメラ3cおよび車載カメラ3dは、自車両側方および後側方の様子を所定の俯角,取付け位置で地面を見下ろし、後方からの接近車両や自車の横を並走している車両を含む画像を撮像するようになっている。
この車載カメラ3a,車載カメラ3b,車載カメラ3c,車載カメラ3dにより撮像された自車両前方画像と後方画像と自車の側方を撮像した画像(以下、側方画像という)とが走行環境認識装置2に供給され、走行環境認識装置2は車両前方,後方,側方の車両と障害物を認識し、それらの物体に自車が衝突する危険があると判断した場合にはディスプレイ13およびスピーカー14により運転者に報知するとともに、状況に応じてステアリング制御やブレーキアシストを実施する。
ディスプレイ13は、走行環境認識装置2による表示制御のもとで、例えばナビゲーションによる走行経路案内の画像やバックビューモニタ画像等の各種画像を表示する。また、このディスプレイは、走行環境認識装置2により周辺車両等の障害物の検出処理状態を表示するとともに、車載カメラ3aから3dのいずれかで撮像した画像で物体認識処理が実行できない場合は、この走行環境認識装置2による制御のもとで撮像環境が良好でない旨と撮像環境が良好でない車載カメラを報知するメッセージを表示する。また、車載システム31においては、走行環境認識装置2により運転支援機能の継続が不可能と判断された場合には、この走行環境認識装置2による制御のもとでスピーカー14が駆動されて、警告音声による報知も行われるようになっている。
この走行環境認識装置2では、プログラムROM4に自車が周辺の車両や障害物に衝突しないように支援するプログラムと、ナビゲーションプログラムとがそれぞれ格納されており、CPU6がこれらのプログラムを実行することで、ナビゲーション機能と、運転支援機能とがそれぞれ実現されるようになっている。
また、この走行環境認識装置2には、自車両のエンジンを始動する際にオンとされるイグニッションスイッチ8が接続されており、このイグニッションスイッチ8からのイグニッション信号が走行環境認識装置2に供給されると、走行環境認識装置2のCPU6によって運転支援プログラムが実行される。
図25は、図23の走行環境認識装置2の機能ブロック図を示す。
走行環境認識装置2は、画像処理部16,切り替え判定部19,環境認識部20,信頼性判定部18,機能切り替え判定部,出力部21を有する。画像処理部16は、車載カメラ3aと車載カメラ3bと車載カメラ3cと車載カメラ3dとで撮像した画像をそれぞれ処理することで、太陽光や周辺車両のヘッドライトによるハレーション,レンズに付いた水滴や汚れ、および降雨や霧を検出する機能を有するものである。環境認識部20は、車載カメラ3a,車載カメラ3b,車載カメラ3cおよび車載カメラ3dにより撮像した画像を、画像処理部16により画像認識処理が可能と判定された画像から物体を検出する機能を有するものである。出力部21は、信頼性判定部18と機能切り替え判定部22により選択した機能を、物体検出部の認識結果を用いて実現する機能を有するものである。
以上のように構成される車載システム31は、上述したように、走行環境認識装置2のCPU6によって実行されるナビゲーションプログラムによりディスプレイ13に走行経路案内画像を通常時は表示している。そして、走行環境認識装置2のCPU6によって実行される運転支援プログラムにより自車が周辺の物体と衝突しないように運転を支援する機能を切り替える必要が発生すると、その旨を報知するメッセージがディスプレイ13に重畳表示されるとともに、スピーカーから警告音を発生させて、車両の乗員に報知するようにしている。
図26は、車載システム31において、自車が周辺の物体に衝突しないように支援する機能の走行環境認識装置2による処理フローチャートを示す。
この図26に示す一連の処理は、イグニッションスイッチ8がオンとなったときにスタートし、イグニッションスイッチ8がオフとなるまで繰り返し行われるものであり、自車両が走行中であるか停止中であるか、また、ディスプレイ13に表示されている画像が走行経路案内画像か後方画像等であるかに拘わらず実施される。
まず、イグニッションスイッチ8がオンとなると、走行環境認識装置2により運転支援プログラムとナビゲーションプログラムとが実行され、運転支援システム起動スイッチ
32がオンか否かを監視する(ステップ301)。そして、運転支援システム起動スイッチ32がオンとなったときは、車載カメラ3aと車載カメラ3bと車載カメラ3cと車載カメラ3dとにより前方画像と後方画像と側方画像とが撮像され、走行環境認識装置2のRAM5に取り込まれて保持される。画像処理部16は、そのRAM5に取り込んだ各撮像画像に対してハレーションや水滴,汚れ、および降雨状態と霧の発生とを検知する処理を行う(ステップ302)。次に、ステップ302aで、降雨状態と霧の発生の検出結果の信頼性を判定する。
図27は、図26におけるステップ302aの内容を示す。まず、降雨状態を検出した撮像画像がn以上であるか判定する(ステップ313)。n以上であれば、降雨検出フラグをオンとし(ステップ314)、n以下であれば降雨検出フラグをオフとする(ステップ317)。同様に、霧を検出した撮像画像がn以上であるか判定する(ステップ315)。n以上であれば、霧検出フラグをオンとし(ステップ316)、n以下であれば霧検出フラグをオフとする(ステップ318)。このように、それぞれの撮像画像に対して独立して撮像環境の認識処理をするだけでなく、それぞれの認識結果を組み合わせることで高い認識精度を得ることができる。
次に、撮像環境の認識結果から画像認識処理が継続可能かどうかを判定する(ステップ303)。例えば、画像処理部16によりすべての車載カメラで水滴や汚れが検出された場合には画像認識処理が継続不可と判定する。また、降雨検出フラグあるいは霧検出フラグがオンの場合は、画像認識処理が継続不可と判定する。画像認識処理が継続可能であれば、処理画像決定部は処理画像ステップ302aにより認識した撮像環境と、ハレーションが生じている領域,水滴・汚れが付着している領域とから画像認識処理を実行する撮像画像および画像領域を決定し(ステップ304)、運転支援システムで実行可能な運転支援機能を選択する(ステップ305)。
画像認識処理が継続可能でない場合は、運転支援システムの終了タイミングか否か、あるいは強制終了が必要か否かを判定(ステップ310)し、運転支援システムを終了する場合は乗員にその旨と終了の原因を報知(ステップ311)するとともに、終了処理を行う(ステップ312)。車両の乗員は、この報知によって運転支援システムが正常に動作しないことを認識することができ、例えばレンズに付いた水滴・汚れを除去するといった適切な対応を図ることが可能となる。本発明を適用した車載システム31では、イグニッションスイッチ8がオフとなるまで、走行環境認識装置2によって運転支援システムが復旧可能かどうかを定期的に判定されるようになっている。また、終了タイミングではなく、かつ強制終了が必要でないと判定された場合にはステップ305の処理に進む。
ステップ305では、車載カメラ3a,車載カメラ3b,車載カメラ3c,車載カメラ3dにより撮像した画像から、画像処理部16により検出したハレーションや水滴等が存在すると認識された組合せによって運転支援機能を選択する。図28は、図26のステップ305で選択する運転支援機能の例を示す。そして、機能の選択結果とが、前フレームと異なる場合は切り替えタイミングか否かを判定する(ステップ306)。
切り替えタイミングと判定された場合は、機能を切り替えるための処理を行い(ステップ307)、物体検出処理を行う(ステップ308)。切り替えタイミングでないと判定された場合は、機能を切り替えるための処理は行わずに、物体を検出する。
以上の処理により求めた画像上での物体の位置と自車との相対速度等から制御・警報部は、自車周辺の物体に衝突しないようにステアリング制御やブレーキアシストを行うか、あるいは物体に衝突する危険がある旨を乗員に報知する(ステップ309)。
本実施例に係る車載システム31のように、自車周辺の物体を認識するセンサの状況に応じて、ステアリング制御,ブレーキアシスト,警報を行うか否かを変更することで、システムの誤動作を軽減できるとともに、従来の運転支援システムが動作できない環境化でも運転の支援を行うことが可能となる。
本発明の第4実施例について図面を用いて説明する。
図29は、本発明の実施例4をなす車載システム61のブロック構成図を示す。尚、本実施例の車載システム61における構成について、実施例1と同様の構成については図中同一の符号を付して、重複説明は省略する。
本実施例は、実施例3と同様な機能を実現することができる。実施例1及び実施例2についても同様に、車載システム61の如く各車載カメラユニットが画像処理機能を有していても良い。
図30は、図29の機能ブロック図を示す。
この車載システム61は、実施例3の車載システム31が備える画像処理部16,処理画像決定部17、及び環境認識部20が走行環境認識装置2とは別に車載カメラユニット62a,車載カメラユニット62b,車載カメラユニット62c,車載カメラユニット
62dとにそれぞれ備える。そして、各車載カメラユニットは、それぞれが撮像した撮像画像に対して画像処理部16によりハレーションと水滴と汚れなどを検出する。さらに各車載カメラユニット内で、環境認識処理を行う。そして、これらの検出結果,認識結果を走行環境認識装置2に送信し、走行環境認識装置2がその情報をもとに運転支援機能の選択,切り替えタイミングの判定,制御および乗員への警報を行うようになっている。
図31は、実施例4の制御フローチャートを示す。
車載システム61において、車載カメラユニットと走行環境認識装置2による一連の処理の流れを示している。この図31に示す一連の処理は、イグニッションスイッチ8がオンとなったときにスタートし、イグニッションスイッチ8がオフとなるまで繰り返し行われるものであり、自車両が走行中であるか停止中であるか、また、ディスプレイ13に表示されている画像が走行経路案内画像かリアビュー等の画像であるかに拘わらず実施される。
まず、イグニッションスイッチ8がオンとなると、走行環境認識装置2により運転支援プログラムとナビゲーションプログラムとが実行され、車載カメラユニットにより物体検出プログラムが実行される。運転支援システム起動スイッチ32がオンか否かを運転支援プログラムが監視し、オンとなった場合はその旨を各車載カメラユニットに転送する(ステップ401)。そして、運転支援システム起動スイッチ32がオンとなったときは、車載カメラ3aと車載カメラ3bと車載カメラ3cと車載カメラ3dとにより前方画像と後方画像と側方画像とが撮像され、各車載カメラユニットに取り込まれて保持される。画像処理部16は、取り込んだ各撮像画像に対してハレーションと水滴と汚れとを検知する処理を行い(ステップ402)、各車載カメラユニット内でそれぞれの撮像画像が処理可能か処理画像決定部により判定する(ステップ403)。さらに物体検出部は各撮像画像中の物体を検出する(ステップ404)。
次に、各車載カメラユニットの撮像環境認識結果から、走行環境認識装置2が画像認識処理を継続可能かどうかを判定する(ステップ405)。例えば、画像処理部16によりすべての車載カメラで水滴や汚れが検出された場合には画像認識処理が継続不可と判定する。画像認識処理が継続可能であれば、機能選択部はステップ402により認識した撮像環境と、ハレーションが生じている領域,水滴・汚れが付着している領域とから運転支援システムで実行可能な運転支援機能を選択する(ステップ406)。
画像認識処理が継続可能でない場合は、運転支援システムの終了タイミングか否か、あるいは強制終了が必要か否かを判定(ステップ410)し、運転支援システムを終了する場合は乗員にその旨と終了の原因を報知(ステップ411)するとともに、終了処理を行う(ステップ412)。また、終了タイミングではなく、かつ強制終了が必要でないと判定された場合にはステップ406の処理に進む。
ステップ406では、車載カメラ3a,車載カメラ3b,車載カメラ3c,車載カメラ3dにより撮像した画像から、画像処理部16により検出したハレーションや水滴等が存在すると認識された組合せによって運転支援機能を選択する。
そして、機能の選択結果とが、前フレームと異なる場合は切り替えタイミングか否かを判定する(ステップ407)。
切り替えタイミングと判定された場合は、機能を切り替えるための処理を行う(ステップ408)。切り替えタイミングでないと判定された場合は、機能を切り替えるための処理は行わない。
以上の処理により求めた画像上での物体の位置と自車との相対速度等から制御・警報部は、自車周辺の物体に衝突しないようにステアリング制御やブレーキアシストを行うか、物体に衝突する危険がある旨を乗員に報知する(ステップ409)。
上記の実施例4に係る車載システム61のように、各車載カメラユニットが画像認識装置を有している場合でも、コントロールユニットに画像を入力して画像認識処理を行う場合と同様な効果が得られる。
本発明の実施例1をなす車載システム1のブロック構成図を示す。 図1の走行環境認識装置2の機能ブロック図を示す。 図1の走行環境認識装置2による制御フローチャートを示す。 図3のステップ102におけるハレーション検出処理を示す。 図4の処理におけるハレーション検知領域を示す。 図3のステップ102における水滴,汚れの検出処理を示す。 図6の処理における水滴および汚れの検知領域を示す。 図3のステップ104の処理内容を示す。 図8における撮像画像例を示す。 図3のステップ106の切り替え判定処理を示す。 図3のステップ107の処理画像切り替え処理を示す。 図3のステップ109における制御・警報処理を示す。 図12の処理における各パラメータの説明図を示す。 本発明の実施例2をなす走行環境認識装置2の機能ブロック図を示す。 図14の走行環境認識装置2による制御フローチャートを示す。 図15のステップ104の処理内容を示す。 図15のステップ106の処理内容を示す。 図15のステップ108aの処理における鳥瞰図を示す。 本実施例における各車載カメラの撮像環境に基づいて走行支援機能を選択する方法の例を示す。 図19において車載カメラがフロントカメラのみの場合の走行支援機能を選択する方法の例を示す。 ステップ109で走行支援モードが低レベル車線逸脱警報の場合の処理を示す。 図21の説明図を示す。 本発明の実施例3をなす車載システム31のブロック構成図を示す。 図23の車載カメラ3a〜3dの設置例を示す。 図23の走行環境認識装置2の機能ブロック図を示す。 車載システム31において、自車が周辺の物体に衝突しないように支援する機能の走行環境認識装置2による処理フローチャートを示す。 図26におけるステップ302aの内容を示す。 図26のステップ305で選択する運転支援機能の例を示す。 本発明の実施例4をなす車載システム61のブロック構成図を示す。 図29の機能ブロック図を示す。 実施例4の制御フローチャートを示す。
符号の説明
1 車載システム
2 走行環境認識装置
3 入力部
3a,3b 車載カメラ
13 ディスプレイ
16 画像処理部
17 処理画像決定部
19 切り替え判定部
20 環境認識部
21 出力部

Claims (20)

  1. 車両の外部を撮像する車載撮像装置からの信号を入力する入力部と、
    前記入力部で入力した画像信号を処理して外部環境の認識を妨げる要因を有する第1の画像領域を検出する画像処理部と、
    前記画像処理部によって検出された前記第1の画像領域の大きさ,位置、または当該第1の画像領域を有する前記車載撮像装置の設置場所の少なくともいずれか一つに基づいて、環境認識処理を行う第2の画像領域を決定する処理画像決定部と、
    前記処理画像決定部によって決定した第2の画像領域に基づいて前記車両の外部環境を認識する環境認識部と、
    を有する車載用走行環境認識装置。
  2. 請求項1に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記環境認識部の認識結果に基づいて車両の制御信号を決定し、当該制御信号を出力する出力部を有する車載用走行環境認識装置。
  3. 請求項2に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記出力部は、前記環境認識部の認識結果に基づいて、前記制御信号によって実現される走行支援を中止し、当該走行支援の中止を乗員に報知する車載用走行環境認識装置。
  4. 請求項2に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記出力部は、前記環境認識部の認識結果に基づいてステアリングまたはブレーキの制御信号を決定し、当該制御信号をステアリング制御装置またはブレーキ制御装置に出力する車載用走行環境認識装置。
  5. 請求項2に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記出力部は、前記環境認識部の認識結果に基づいて乗員に報知する車載用走行環境認識装置。
  6. 請求項5に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記環境認識部は、レーンマーカを検出する機能を有し、
    前記出力部は、撮像画像の一部で画像認識処理が行えず片側のレーンマーカしか検出できない場合でも、片側のレーンマーカとレーンの規格幅とから車線逸脱警報を行う車載用走行環境認識装置。
  7. 請求項5に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記環境認識部は、レーンマーカを検出する機能を有し、
    前記出力部は、撮像画像の一部で画像認識処理が行えず片側のレーンマーカしか検出できない場合でも、片側のレーンマーカと地図データベースに保存されたレーン幅とから車線逸脱警報を行う車載用走行環境認識装置。
  8. 請求項1に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記入力部は、車両に搭載され、前記車両の外部を撮像する複数の車載撮像装置からの信号を入力し、
    処理画像決定部は、前記第1の画像領域の大きさ,位置、当該第1の画像領域を有する前記車載撮像装置の属性、または互いに異なる前記車載撮像装置の撮像画像の比較の少なくともいずれか一つに基づいて、画像処理を行う第2の画像領域を決定する車載用走行環境認識装置。
  9. 請求項1に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記処理画像決定部によって決定された今回の第2の画像領域が前回の第2の画像領域と異なる場合に、前記環境認識部の処理対象を今回の第2の画像領域に切り替えるか否かを判定する切り替え判定部を有する車載用走行環境認識装置。
  10. 請求項9に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記入力部は、前記車両に搭載されたナビゲーションシステムおよび地図データベースから信号を入力し、
    前記切り替え判定部は、前記信号に基づいて前記ナビゲーションシステムが経路案内実行中かどうかを判定し、
    経路案内を実行中の場合は、前記車両が将来進行するルート情報を取得し、当該ルート情報および前記地図データベースから入力した地図情報に基づき撮像環境が変化し得る時間を予測し、
    経路案内を実行中でない場合は現在位置と地図データとから最も近いカーブまたは交差点までの距離を算出し、当該算出した距離と自車の速度とから撮像環境が変化する時間を予測し、
    当該時間が所定の値よりも小さい場合は前記環境認識部の前回の第2の画像領域を維持し、当該時間が所定の値よりも大きい場合は今回の第2の画像領域に切り替える車載用走行環境認識装置。
  11. 請求項9に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記切り替え判定部は、ステアリングやブレーキが制御されているかどうかを判定し、当該制御が実行中の場合は前記環境認識部の前回の第2の画像領域を維持し、当該制御が実行中でない場合は今回の第2の画像領域に切り替える車載用走行環境認識装置。
  12. 請求項1に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記入力部は、車両に搭載され、前記車両の外部を撮像する複数の車載撮像装置からの信号を入力し、
    互いに異なる前記車載撮像装置の画像認識結果を比較し、当該比較結果に応じて認識結果の信頼度を判定する信頼度判定部を有する車載用走行環境認識装置。
  13. 請求項12に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記信頼度判定部の判定結果に応じて走行支援機能を決定して当該走行支援機能に対応する制御信号を出力する出力部を有する車載用走行環境認識装置。
  14. 車両の外部を撮像する車載撮像装置からの信号を入力する入力部と、
    前記入力部で入力した画像信号を処理して外部環境の認識を妨げる要因を有する第1の画像領域を検出する画像処理部と、
    前記画像処理部によって検出された前記第1の画像領域の大きさ,位置、または当該第1の画像領域を有する前記車載撮像装置の設置場所の少なくともいずれか一つに基づいて、環境認識方法を切り替える処理決定部と、
    前記処理決定部によって決定された環境認識方法に基づいて前記車両の外部環境を認識する環境認識部と、
    を有する車載用走行環境認識装置。
  15. 請求項14に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記処理決定部によって決定された今回の環境認識方法が前回の環境認識方法と異なる場合に、前記環境認識部の処理を今回の環境認識方法に切り替えるか否かを判定する切り替え判定部を有する車載用走行環境認識装置。
  16. 請求項14に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記入力部は、前記車両に搭載されたナビゲーションシステムおよび地図データベースから信号を入力し、
    前記切り替え判定部は、前記信号に基づいて前記ナビゲーションシステムが経路案内実行中かどうかを判定し、
    経路案内を実行中の場合は、前記車両が将来進行するルート情報を取得し、当該ルート情報および前記地図データベースから入力した地図情報に基づき撮像環境が変化し得る時間を予測し、
    経路案内を実行中でない場合は現在位置と地図データとから最も近いカーブまたは交差点までの距離を算出し、当該算出した距離と自車の速度とから撮像環境が変化する時間を予測し、
    当該時間が所定の値よりも小さい場合は前記環境認識部の前回の環境認識方法を維持し、当該時間が所定の値よりも大きい場合は今回の環境認識方法に切り替える車載用走行環境認識装置。
  17. 請求項14に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記切り替え判定部は、ステアリングやブレーキが制御されているかどうかを判定し、当該制御が実行中の場合は前記環境認識部の前回の環境認識方法を維持し、当該制御が実行中でない場合は今回の環境認識方法に切り替える車載用走行環境認識装置。
  18. 請求項14に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記入力部は、車両に搭載され、前記車両の外部を撮像する複数の車載撮像装置からの信号を入力し、
    互いに異なる前記車載撮像装置の画像認識結果を比較し、当該比較結果に応じて認識結果の信頼度を判定する信頼度判定部を有する車載用走行環境認識装置。
  19. 請求項18に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記信頼度判定部の判定結果に応じて走行支援機能を切り替えて当該走行支援機能に対応する制御信号を出力する出力部を有する車載用走行環境認識装置。
  20. 請求項19に記載の車載用走行環境認識装置であって、
    前記出力部の走行支援機能の切り替えタイミングを判定する機能切り替え判定部を有する車載用走行環境認識装置。
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