JP2010211283A - 車線認識装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 走行路を撮像する撮像部11により撮像された撮像画像に基づいて、走行路に設けられた車線識別用マーカの視認性を把握する視認性把握部14と、視認性把握部14により把握された視認性が高い場合には、撮像画像に対する画像処理領域を車両から遠方側に設定する道路形状算出部13とを備え、後段にて、画像領域設定部12により設定された画像処理領域に含まれる画像(道路形状)を用いて車線を認識する。
【選択図】 図1
Description
第1実施形態として示す運転操作支援装置は、図1に示すように、操舵角制御装置1と、画像処理装置2と、車速検出装置3と、操舵角検出装置4と、操舵角アクチュエータ5とを有する。この運転操作支援装置は、運転操作を支援するために、画像処理装置2により走行路における車線を認識する。そして、運転操作支援装置は、画像処理装置2により認識されている車線、車速検出装置3により検出された車速、及び操舵角検出装置4により検出されている現在の操舵角に基づいて、操舵角制御装置1により操舵角アクチュエータ5を制御して、運転者が操作するステアリングに対して操作反力を発生させる。これにより、運転操作支援装置は、車両が車線内に走行することを維持する制御又は車両が車線から逸脱することを防止する制御を行う。
DistImgPrc_R = 20 (式2)
DistImgPrc_S = 3 (式3)
ステップS5において、画像領域設定部12は、走行路における左側の画像処理領域(AreaImgPrc_L_f,AreaImgPrc_L_n)を下記の式4、式5を用いて算出し、走行路における右側の画像処理領域(AreaImgPrc_R_f,AreaImgPrc_R_n)を下記の式6、式7を用いて算出する。
AreaImgPrc_L_f = yo + fv * CAM_h / DistImgPrc_L (式4)
AreaImgPrc_L_n = xo + fh * CAM_h / DistImgPrc_S (式5)
AreaImgPrc_R_f = yo + fv * CAM_h / DistImgPrc_R (式6)
AreaImgPrc_R_n = xo + fh * CAM_h / DistImgPrc_S (式7)
ステップS3にて画像処理距離が設定済みである場合には、当該値を式4〜7のDistImgPrcに代入し、ステップS3にて画像処理距離が設定済みではない場合には、上記式1〜式3のDistImgPrcを式4〜7に代入する。
Visib_R = func1( hough_pt_R ) (式9)
ここで、式8におけるfunc1 は、図4に示すような濃淡値と視認性の関係を示す特性を表す関数である。また、式8,9におけるhough_pt_L、hough_pt_Rは、ステップS6にて抽出された濃淡変化の多い領域における濃淡変化値の総和である。すなわち、視認性把握部14は、撮像画像において走行路に対する車線識別用マーカの濃淡差が大きいほど、視認性が良好であるとする。また、この例に限らず、ステップS6にて車線認識用マーカの長さを求め、視認性把握部14は、撮像画像において走行路に対する車線識別用マーカの長さが長いほど、視認性が良好であるとしても良い。
DistImgPrc_R = func2( Visib_R ) (式11)
ここで、上記式10,11におけるfunc2は、図5に示すように、視認性に対する画像処理距離を示す関数である。すなわち、画像領域設定部12は、視認性把握部14により求められた視認性が高いほど、画像処理距離を長くすることができる。
以上詳細に説明したように、本発明の第1実施形態として示した運転操作支援装置によれば、撮像画像に基づいて走行路に設けられた車線識別用マーカの視認性を把握して、視認性が程、画像処理領域を車両から遠方側に設定して、車線を認識することができる。これにより、運転操作支援装置によれば、視認性が高い場合には、車両から遠方の走行路における車線認識用マーカに基づいて遠方までの道路形状を認識した上で、車線を認識できる。
つぎに、第2実施形態として示す運転操作支援装置について説明する。なお、上述の第1実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
i_L = 0 (式13)
次のステップS12において、画像領域設定部12は、下記の式14のように、小ウィンドウの下側のY座標(wind_YL + windHeight)が、撮像画像の下端ImageAreaBtmよりも上に存在するか否かを判定する。
式14を満たす場合、画像領域設定部12は、ステップS12の判定を肯定判定としてステップS13に処理を進め、そうでない場合にはステップS14に処理を進める。ここで、windHeightは、小ウィンドウの高さ[単位:pix]を示し、ImageAreaBtmは、ステップS1で取り込んだ撮像画像の縦方向の画像サイズ[単位:pix]を示す。
wind_Yb_L[ i_L ] = wind_YL + windHeight (式16)
i_L = i_L + 1 (式17)
wind_YL = wind_YL +windHeight (式18)
右側の画像処理領域について、画像領域設定部12は、ステップS11〜ステップS14の処理と同様に、ステップS15〜ステップS18を行う。これにより、画像領域設定部12は、最終的に、右側における縦方向の小ウィンドウの上側座標wind_Ya_R[ i_R ] と下側座標wind_Yb_R[ i_R ] を求める。
SCN = Func3( TLC ) (式20)
THD = Func4( SCN ) (式21)
ここで、式20のFunc3は、図7に示すように、車両が車線を逸脱するまでの時間TLCが長くなるほど走行シーンSCNの値が大きくなる関数であり、式21のFunc4は、図8に示すように、車線を逸脱する走行シーンSCNの値が大きくなるほど、視認性に関する閾値THDを高くする。すなわち、閾値THDを高くするほど視認性把握部14で求められた視認性は悪いと判断しやすくし、閾値THDを低くするほど視認性把握部14で求められた視認性は良好と判断しやすくする。つまり、走行シーンSCNは大きい程、自車両が車線を逸脱するまでの時間が短い走行状態(走行シーン)であることを表わすパラメーターであり、本実施例においてはこのような走行シーンでは視認性が良好であると判定され難くなるように閾値THDを低く設定している。
Visib_R = func5( ext_num_R ) (式23)
ここで、Func5は、ぞれぞれ図9に示すように、車線認識用マーカの候補を検知したウィンドウ数が多いほど、視認性を高くする関数である。すなわち、視認性把握部14は、撮像画像において車線認識用マーカを検出した画素が多いほど、視認性が良好であるとする。
ステップS23において、画像領域設定部12は、ステップS22にて左側の視認性Visib_Lが高いことが判定されたことに応じて左側の画像処理距離を加算する。これにより、画像領域設定部12は、遠方の車線認識用マーカを認識可能とする。具体的には、画像領域設定部12は、下記の式24のように左側の遠方側の画像処理距離DistLimitFarを求め、ステップS25へ進む。
ここで、式24において、「if (expression) statement1 else statement2」とは、「expression」を満たす場合に「statement1」を実施し、expressionを満たさない場合には「statement2」を実施する関数である。したがって、画像領域設定部12は、左側の画像処理距離DistImgPrc_Lが、遠方の最大距離DistLimitFarよりも近いと判定された場合には左側の画像処理距離を加算(DistImgPrc_L + 1)して左側の画像処理距離DistImgPrc_Lを長くする。一方、左側の画像処理距離DistImgPrc_Lが、遠方の最大距離DistLimitFarよりも近くない場合には、左側の画像処理距離をそのままとする。また、「DistLimitFar」とは 最遠方距離の制限値であり、本実施形態では、車両から40mとする。
したがって、画像領域設定部12は、左側の画像処理距離DistImgPrc_Lが、遠方の最小距離DistLimitNearよりも遠いと判定された場合には、左側の画像処理距離を減算(DistImgPrc_L - 1)するように、左側の画像処理距離DistImgPrc_Lを短くする。一方、右側の画像処理距離DistImgPrc_Lが、最近距離DistLimitNearよりも近くない場合には、左側の画像処理距離をそのままとする。
以上詳細に説明したように、本発明の第2実施形態として示した運転操作支援装置によれば、撮像画像に基づいて走行路に設けられた車線識別用マーカの視認性を把握して、視認性が高い場合には画像処理領域を車両から遠方側に設定し、視認性が低い場合には画像処理領域を車両から近傍に設定して、車線を認識することができる。これにより、運転操作支援装置によれば、視認性が高い場合には、車両から遠方の走行路における車線認識用マーカに基づいて遠方までの道路形状を認識した上で、車線を認識できる。逆に、運転操作支援装置によれば、視認性が低い場合には車両から近傍の走行路における車線認識用マーカに基づいて近傍の道路形状を認識する。したがって、この運転操作支援装置によれば、簡単な構成で、遠方の車線認識用マーカを用いた車線検知率の向上と、近傍の車線認識用マーカのみを用いた車線検出の応答性の向上を両立できる。
つぎに、第3実施形態として示す運転操作支援装置について説明する。なお、上述の第1実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
DistImgPrc_Start = 4 (式27)
AreaImgPrc_f = yo + fv * CAM_h / DistImgPrc_Near (式28)
AreaImgPrc_n = yo + fv * CAM_h / DistImgPrc_Start (式29)
次に画像処理装置2は、ステップS31にて設定した近傍側の画像処理領域のうちの左側の画像処理領域、右側の画像処理領域のそれぞれについて、第2実施形態で説明した処理と同様にステップS11A〜ステップS18Aを行って、小ウィンドウを設定する。その後、画像処理装置2は、ステップS19Aにおいて、近傍側の画像処理領域に対して小ウィンドウごとに車線認識用マーカを抽出する。
DistImgPrc_Start = 4 (式31)
AreaImgPrc_f = yo + fv * CAM_h / DistImgPrc_Far (式32)
AreaImgPrc_n = yo + fv * CAM_h / DistImgPrc_Start (式33)
なお、処理時間の高速化のため、ステップS19Aまでに実施した近傍における小ウィンドウごとの車線認識用マーカの抽出結果を流用して、遠方側の画像処理領域を設定しても良い。
また、ステップS37において、視認性把握部14は、下記の式35のように視認性が良好ではないことを示す値「1」に視認性Visibを設定して、ステップS38に処理を進める。
ステップS38において、視認性把握部14は、前回に行った処理(50msec前)の視認性Visib_z と、ステップS36又はステップS37にて設定した視認性Visibとから、前回に対して今回の視認性が悪化しかた否かを判定する。下記36のように、今回の視認性Visibが前回の視認性Visib_zとは異なり、今回の視認性Visibの値が「0」である場合には、ステップS39に進め、そうではない場合には否定判定となってステップS40に処理を進める。
式36に示す条件式は、前回までは視認性が良好であったが、今回の視認性が悪化した場合を意味する。逆に、前回の視認性よりも今回の視認性が良好となる場合ついては、遠方の車線認識用マーカまで認識できるために車線認識の応答性が改善されることとなりステップS40に処理を進めることとなる。
yaw_near = (yaw_near + yaw_far) / 2 (式38)
lat_near = (lat_near + lat_far) / 2 (式39)
これにより、画像処理装置2は、ステップS33で求めた近傍用の道路モデルパラメータとステップS34で求めた遠方用の道路モデルパラメータとの平均値を、視認性が悪化した場合の近傍用の道路モデルパラメータに設定する。
ステップS41において、出力変更部25は、遠方用の道路モデルパラメータを出力して、車線認識をさせる。一方、ステップS42において、出力変更部25は、ステップS34にて求めた近傍用の道路モデルパラメータを出力して、車線認識をさせる。このとき、出力変更部25は、ステップS38において視認性が悪化した直後にはステップS39にて求めた近傍用の道路モデルパラメータを出力し、視認性が良好ではない状態が継続している場合にはステップS33にて求めた近傍用の道路モデルパラメータを出力する。
以上詳細に説明したように、本発明の第3実施形態として示す運転操作支援装置によれば、車両から遠方側に設定された画像処理領域の撮像画像を用いて遠方の道路形状を検出する遠方道路形状検出21及び曲線算出部22と、車両から近傍に設定された画像処理領域の撮像画像を用いて近傍の道路形状を検出する近傍道路形状検出部23及び直線算出部24とを備え、視認性に基づいて遠方の道路形状と近傍の道路形状とに基づいて車線を認識する。これにより、この運転操作支援装置によれば、視認性に応じて遠方道路形状としての曲線道路及び近傍道路形状としての直線道路に基づいて、車線認識をして、車両を制御することができる。したがって、この運転操作支援装置によれば、遠方の道路形状の曲線に沿って車両を車線内で走行させることができ、近傍の道路形状の直線に沿って車両が車線を逸脱することを防止できる。
つぎに、第4実施形態として示す運転操作支援装置について説明する。なお、上述の第1実施形態と同様の部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
DistImgPrc_R = 25 (式42)
DistImgPrc_S = 4 (式43)
次のステップS51において、画像処理装置2は、近傍側の車線認識用マーカを抽出する。このとき、画像処理装置2は、ステップS2で求めた微分画像に対して、ステップS31で求めた画像処理領域の範囲で、車線認識用マーカの検出を行う。
なお、func1は、図4に示すような濃淡値が大きくなるほど視認性が高くなることを示す関数である。これにより、画像処理装置2は、近傍における右側の視認性と左側の視認性との平均を、近傍側全体での視認性Visib_nearとする。
これにより、視認性把握部14は、遠方の視認性、近傍の視認性が共に良好であるか否かを判定する。ステップS56の判定が肯定判定となり遠方の視認性、近傍の視認性が共に良好である場合には、ステップS57において、最終的な視認性Visibを良好であるものと設定する(式46)。一方、ステップS56の判定が否定判定となり何れかの視認性が良好ではない場合には、ステップS58において、最終的な視認性Visibを不良であるものと設定する(式47)。
Visib = Visib_near (式47)
次のステップS59において、画像処理装置2は、前回に行われた処理(50msec前)に出力した道路モデルパラメータとしての道路曲率row_out、当該道路曲率の時間変化row_out_dot=(row_out - row_out_z)/50msec(row_out:現在の道路曲率、row_out_z:前回の道路曲率)、及び近傍側の画像処理領域から抽出した車線認識用マーカの種類lane_typeを用いて、下記の式48に従った演算を行うことにより、走行シーンSCNを判定する。
ここで、式48におけるfunc6は、図15に示すような道路曲率の時間変化(道路曲率の変化)もしくは道路曲率が大きくなるほど走行シーンSCNを表す値を上昇させる関数である。また、車線認識用マーカの種類lane_typeの値が「0」とは、自車両が走行している車線には分岐や合流が無いことを表している。
ここで、func7は、図16に示すように走行シーンSCNの値が大きいほど閾値THDを小さくする関数である。
ステップS61の判定が肯定判定となる場合にはステップS62において、ステップS39と同様に、道路モデルパラメータを補正する。一方、ステップS61の判定が否定判定となる場合には、ステップS63に処理を進める。
最終的な視認性が閾値THDよりも高く視認性が良好である場合にはステップS64に処理を進め、そうではない場合にはステップS65に処理を進める。
以上説明したように、第4実施形態として示した運転操作支援装置によれば、遠方の道路形状を検出すると共に近傍の道路形状を検出し、視認性に基づいて、遠方の道路形状と近傍の道路形状とに基づいて車線を認識するので、冗長的な構成により、応答性良く且つ高精度で車線を検知できる。
2 画像処理装置
3 車速検出装置
4 操舵角検出装置
5 操舵角アクチュエータ
11 撮像部
12 画像領域設定部
13 道路形状算出部
14 視認性把握部
21 遠方道路形状検出
22 曲線算出部
23 近傍道路形状検出部
24 直線算出部
25 出力変更部
Claims (18)
- 走行路を撮像する撮像手段により撮像された撮像画像に基づいて、走行路に設けられた車線識別用マーカの視認性を把握する視認性把握手段と、
前記視認性把握手段により把握された視認性が高い程には、前記撮像画像に対する画像処理領域を車両から遠方側に設定する画像処理領域設定手段と、
前記画像処理領域設定手段により設定された画像処理領域に含まれる画像を用いて車線を認識する車線認識手段と
を備えることを特徴とする車線認識装置。 - 自車両の走行シーンを把握する走行シーン把握手段と、
前記走行シーン把握手段により把握された走行シーンに応じた視認性に関する閾値を設定する閾値設定手段とを備え、
前記画像処理領域設定手段は、
前記閾値設定手段により設定された視認性に関する閾値に対して、前記視認性把握手段により把握された視認性が良好である場合には、前記撮像画像に対する画像処理領域を車両から遠方側に設定し、
前記閾値設定手段により設定された視認性に関する閾値に対して、前記視認性把握手段により把握された視認性が良好ではない場合には、前記撮像画像に対する画像処理領域を車両から近傍側に設定すること
を特徴とする請求項1に記載の車線認識装置。 - 車両から遠方側に設定された画像処理領域の撮像画像を用いて遠方の道路形状を検出する遠方道路形状検出手段と、
車両から近傍に設定された画像処理領域の撮像画像を用いて近傍の道路形状を検出する近傍道路形状検出手段と、
前記車線認識手段は、前記視認性把握手段により把握された視認性に基づいて、前記遠方道路形状検出手段により検出された遠方の道路形状と前記近傍道路形状検出手段により検出された近傍の道路形状とに基づいて車線を認識することを特徴とする請求項1に記載の車線認識装置。 - 前記遠方道路形状算出手段は、前記画像処理領域の撮像画像に対して曲線近似処理を含む画像処理を行って遠方道路形状を算出し、
前記近傍道路形状算出手段は、前記画像処理領域の撮像画像に対して直線近似処理を含む画像処理を行って近傍道路形状を算出すること
を特徴とする請求項3に記載の車線認識装置。 - 前記車線認識手段は、前記視認性把握手段により把握された視認性が良好ではないほど、前記遠方道路形状よりも近傍道路形状を重視して車線を認識し、前記視認性把握手段により把握された視認性が良好であるほど、前記近傍道路形状よりも前記遠方道路形状を重視して車線を認識することを特徴とする請求項3に記載の車線認識装置。
- 自車両の走行シーンを把握する走行シーン把握手段と、
前記走行シーン把握手段により把握された走行シーンに応じた視認性に関する閾値を設定する閾値設定手段とを備え、
前記車線認識手段は、前記閾値設定手段により設定された視認性に関する閾値に対して、前記視認性把握手段により把握された視認性が良好ではない場合には、前記遠方道路形状よりも近傍道路形状を重視して車線を認識し、前記視認性把握手段により把握された視認性が良好である場合には、前記近傍道路形状よりも前記遠方道路形状を重視して車線を認識することを特徴とする請求項5に記載の車線認識装置。 - 前記閾値設定手段は、前記走行シーン把握手段により把握された走行路の道路曲率もしくは道路曲率の変化が大きいほど前記視認性把握手段により把握された視認性が良好であると判定しやすくすることを特徴とする請求項2又は請求項6に記載の車線認識装置。
- 前記閾値設定手段は、前記走行シーン把握手段により把握された走行路の道路曲率もしくは道路曲率の変化が小さいほど前記視認性把握手段により把握された視認性が良好ではないと判定しやすくすることを特徴とする請求項2又は請求項6に記載の車線認識装置。
- 前記閾値設定手段は、前記走行シーン把握手段により把握された車両の車線を横切るまでの時間が短いほど前記視認性把握手段により把握された視認性が良好ではないと判定しやすくすることを特徴とする請求項2又は請求項6に記載の車線認識装置。
- 前記車線認識手段は、前記遠方道路形状検出手段により検出された遠方道路形状に基づいて車線を認識する動作と、前記近傍道路形状検出手段により検出された近傍道路形状に基づいて車線を認識する動作を切り換える時に、遠方道路形状と近傍道路形状との双方を用いて車線を認識すること請求項3に記載の車線認識装置。
- 前記閾値設定手段は、前記走行シーン把握手段により把握された走行路の道路曲率が大きいほど前記視認性把握手段により把握された視認性が良好であると判定しやすくし、
前記車線認識手段は、前記閾値設定手段により設定された視認性に関する閾値に対して、前記視認性把握手段により把握された視認性が良好ではなく、前記遠方道路形状に基づいて車線を認識する動作から前記近傍道路形状に基づいて車線を認識する動作に切り換える時に、切り換え前の道路形状を、切り換え後の道路形状により補正すること
を特徴とする請求項6に記載の車線認識装置。 - 前記閾値設定手段は、前記走行シーン把握手段により把握された走行路の道路曲率の変化が大きいほど前記視認性把握手段により把握された視認性が良好であると判定しやすくし、
前記車線認識手段は、前記閾値設定手段により設定された視認性に関する閾値に対して、前記視認性把握手段により把握された視認性が良好ではなく、前記遠方道路形状に基づいて車線を認識する動作から前記近傍道路形状に基づいて車線を認識する動作に切り換える時に、切り換え前の道路形状を、切り換え後の道路形状により補正すること
を特徴とする請求項6に記載の車線認識装置。 - 前記視認性把握手段は、前記撮像画像において走行路に対する車線識別用マーカの濃淡差が大きいほど、視認性が良好であるとすることを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか一項に記載の車線認識装置。
- 前記視認性把握手段は、前記撮像画像において走行路に対する車線識別用マーカの長さが長いほど、視認性が良好であるとすることを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか一項に記載の車線認識装置。
- 前記視認性把握手段は、前記撮像画像において車線認識用マーカを検出した画素が多いほど、視認性が良好であるとすることを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか一項に記載の車線認識装置。
- 前記視認性把握手段は、前記撮像画像において車線認識用マーカが時間的に連続して検出されており、かつ、前記遠方道路形状又は前記近傍道路形状が正常値の範囲であるときに、視認性が良好であるとすることを特徴とする請求項3に記載の車線認識装置。
- 前記視認性把握手段は、前記遠方道路形状算出手段により求められた遠方道路形状に基づいて遠方の視認性を把握する遠方視認性把握手段と、前記近傍道路形状算出手段により求められた近傍道路形状に基づいて近傍の視認性を把握する近傍視認性把握手段とを含み、前記当該遠方視認性と近傍視認性とを比較して、車線を認識するための視認性を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか一項に記載の車線認識装置。
- 走行路を撮像する撮像手段により撮像された撮像画像に基づいて、走行路に設けられた車線識別用マーカの視認性を把握して、走行路の視認性が高い程、前記撮像画像に対する画像処理領域を車両から遠方側に設定して、当該設定された画像処理領域に含まれる画像を用いて車線を認識することを特徴とする車線認識方法。
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