JPH1199057A - リニアモータ式カーテン開閉装置 - Google Patents
リニアモータ式カーテン開閉装置Info
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- JPH1199057A JPH1199057A JP9279603A JP27960397A JPH1199057A JP H1199057 A JPH1199057 A JP H1199057A JP 9279603 A JP9279603 A JP 9279603A JP 27960397 A JP27960397 A JP 27960397A JP H1199057 A JPH1199057 A JP H1199057A
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- curtain
- opening
- linear motor
- closing device
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- E05F—DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
- E05F15/00—Power-operated mechanisms for wings
- E05F15/60—Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D15/00—Suspension arrangements for wings
- E05D15/06—Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
- E05D15/0621—Details, e.g. suspension or supporting guides
- E05D15/0626—Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top
- E05D15/063—Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top on wheels with fixed axis
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D15/00—Suspension arrangements for wings
- E05D15/06—Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
- E05D15/0621—Details, e.g. suspension or supporting guides
- E05D15/0626—Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top
- E05D15/0652—Tracks
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子制御回路を用いないでカーテンの開閉速
度を制御可能なリニアモータ式カーテン開閉装置を提供
する。 【解決手段】 可動子11の走行に伴い、連結板19に
取付けた永久磁石20の磁束により、非磁性の導電性金
属よりなる側壁板6に渦電流が発生して、該可動子11
に所定の制動力が作用する。この制動力の大きさは、所
定部位で側壁板6の厚さを増加したり、別の非磁性の導
電性金属板を着脱可能に取付けたり、永久磁石20と側
壁板の間隙を変えて調整できる。
度を制御可能なリニアモータ式カーテン開閉装置を提供
する。 【解決手段】 可動子11の走行に伴い、連結板19に
取付けた永久磁石20の磁束により、非磁性の導電性金
属よりなる側壁板6に渦電流が発生して、該可動子11
に所定の制動力が作用する。この制動力の大きさは、所
定部位で側壁板6の厚さを増加したり、別の非磁性の導
電性金属板を着脱可能に取付けたり、永久磁石20と側
壁板の間隙を変えて調整できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータ式カ
ーテン開閉装置に関するものである。
ーテン開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リニアモータ式カーテン開閉装置におい
ては、カーテン開閉初期に比較的大きな駆動力を必要と
し、全開閉ストロークをその駆動力で駆動すると、カー
テンの開閉速度が速すぎて商品性を低下させることにな
る。また、開閉端ではカーテンの開閉速度をさらに低減
して静かに停止させる必要がある。このため、従来は電
子制御回路を用いてカーテンの開閉速度を制御してい
た。
ては、カーテン開閉初期に比較的大きな駆動力を必要と
し、全開閉ストロークをその駆動力で駆動すると、カー
テンの開閉速度が速すぎて商品性を低下させることにな
る。また、開閉端ではカーテンの開閉速度をさらに低減
して静かに停止させる必要がある。このため、従来は電
子制御回路を用いてカーテンの開閉速度を制御してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記複
雑な電子制御回路を用いたリニアモータ式カーテン開閉
装置は、高価となるばかりでなく保守点検等のメンテナ
ンスが必要となる。本発明は上記に鑑みてなされたもの
であり、電子制御回路を用いないでカーテンの開閉速度
を制御可能とした安価なリニアモータ式カーテン開閉装
置を提供することを目的とするものである。
雑な電子制御回路を用いたリニアモータ式カーテン開閉
装置は、高価となるばかりでなく保守点検等のメンテナ
ンスが必要となる。本発明は上記に鑑みてなされたもの
であり、電子制御回路を用いないでカーテンの開閉速度
を制御可能とした安価なリニアモータ式カーテン開閉装
置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の本発明のリニアモータ式カーテン開
閉装置は、カーテンレールと、該カーテンレールに案内
されて移動する複数個のカーテンランナと、前記カーテ
ンレール内に組み込まれたリニアモータと、該リニアモ
ータの可動子と前記カーテンランナのうちの先頭のカー
テンランナとを連結する連結部材とからなるリニアモー
タ式カーテン開閉装置において、前記カーテンレールの
長手方向に沿って非磁性の導電性金属板を設けるととも
に、前記連結部材に前記金属板と所定間隔を置いて対向
する永久磁石を固定し、該永久磁石と前記金属板とによ
る渦電流制動作用により、前記カーテンランナに掛止さ
れるカーテンの開閉速度を制御するようにしたことを特
徴とする。
の請求項1に記載の本発明のリニアモータ式カーテン開
閉装置は、カーテンレールと、該カーテンレールに案内
されて移動する複数個のカーテンランナと、前記カーテ
ンレール内に組み込まれたリニアモータと、該リニアモ
ータの可動子と前記カーテンランナのうちの先頭のカー
テンランナとを連結する連結部材とからなるリニアモー
タ式カーテン開閉装置において、前記カーテンレールの
長手方向に沿って非磁性の導電性金属板を設けるととも
に、前記連結部材に前記金属板と所定間隔を置いて対向
する永久磁石を固定し、該永久磁石と前記金属板とによ
る渦電流制動作用により、前記カーテンランナに掛止さ
れるカーテンの開閉速度を制御するようにしたことを特
徴とする。
【0005】請求項2に記載の本発明のリニアモータ式
カーテン開閉装置は、請求項1に記載の構成において、
前記非磁性の導電性金属板を前記カーテンレールと一体
に形成したことを特徴とする。
カーテン開閉装置は、請求項1に記載の構成において、
前記非磁性の導電性金属板を前記カーテンレールと一体
に形成したことを特徴とする。
【0006】請求項3に記載の本発明のリニアモータ式
カーテン開閉装置は、請求項1及び請求項2に記載の構
成において、前記カーテンの開閉端に相当する部位で、
前記非磁性の導電性金属板の厚みを増加したことを特徴
とする。
カーテン開閉装置は、請求項1及び請求項2に記載の構
成において、前記カーテンの開閉端に相当する部位で、
前記非磁性の導電性金属板の厚みを増加したことを特徴
とする。
【0007】請求項4に記載の本発明のリニアモータ式
カーテン開閉装置は、請求項1、請求項2及び請求項3
に記載の構成において、前記非磁性の導電性金属板に対
して、厚み調整用の非磁性の導電性金属板を着脱可能に
取り付けるようにしたことを特徴とする。
カーテン開閉装置は、請求項1、請求項2及び請求項3
に記載の構成において、前記非磁性の導電性金属板に対
して、厚み調整用の非磁性の導電性金属板を着脱可能に
取り付けるようにしたことを特徴とする。
【0008】請求項5に記載の本発明のリニアモータ式
カーテン開閉装置は、請求項1に記載の構成において、
前記非磁性の導電性金属板と前記永久磁石との対向間隔
を調整可能としたことを特徴とする。
カーテン開閉装置は、請求項1に記載の構成において、
前記非磁性の導電性金属板と前記永久磁石との対向間隔
を調整可能としたことを特徴とする。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1に記載のリニアモータ
式カーテン開閉装置によれば、カーテンの開閉速度が、
カーテンレールの長手方向に沿って設けた非磁性の導電
性金属板と、先頭のカーテンランナと可動子を連結する
連結部材に固定した永久磁石とによる渦電流制動作用に
より制御される。従って、複雑な電子制御回路によりカ
ーテンの開閉速度を制御するものに比べ、安価なリニア
モータ式カーテン開閉装置を提供できる。
式カーテン開閉装置によれば、カーテンの開閉速度が、
カーテンレールの長手方向に沿って設けた非磁性の導電
性金属板と、先頭のカーテンランナと可動子を連結する
連結部材に固定した永久磁石とによる渦電流制動作用に
より制御される。従って、複雑な電子制御回路によりカ
ーテンの開閉速度を制御するものに比べ、安価なリニア
モータ式カーテン開閉装置を提供できる。
【0010】請求項2に記載のリニアモータ式カーテン
開閉装置によれば、非磁性の導電性金属板をカーテンレ
ールと一体に形成したから、製作工数及びコスト低減に
寄与できる。
開閉装置によれば、非磁性の導電性金属板をカーテンレ
ールと一体に形成したから、製作工数及びコスト低減に
寄与できる。
【0011】請求項3に記載のリニアモータ式カーテン
開閉装置によれば、カーテンの開閉端に相当する部位
で、非磁性の導電性金属板の厚みが増加され、渦電流制
動力が大きくなる。従って、開放端若しくは閉塞端の近
傍で速度を下げて停止するスローストップ作動を実現で
きる。さらに、非磁性の導電性金属板の厚みが増加する
位置が構造的に固定されているので、開閉作動を繰り返
しても制動力が大きくなる位置が変化することがない。
開閉装置によれば、カーテンの開閉端に相当する部位
で、非磁性の導電性金属板の厚みが増加され、渦電流制
動力が大きくなる。従って、開放端若しくは閉塞端の近
傍で速度を下げて停止するスローストップ作動を実現で
きる。さらに、非磁性の導電性金属板の厚みが増加する
位置が構造的に固定されているので、開閉作動を繰り返
しても制動力が大きくなる位置が変化することがない。
【0012】請求項4に記載のリニアモータ式カーテン
開閉装置によれば、非磁性の導電性金属板に対して、別
の非磁性の導電性金属板を着脱可能に取り付けて厚みを
調整し渦電流制動力を加減する。カーテンレールの全長
に亙って非磁性の導電性金属板の厚さを調整し、カーテ
ンの軽重等可動子に作用する負荷の大小に拘わらず、カ
ーテン開閉速度を略一定にすることができる。
開閉装置によれば、非磁性の導電性金属板に対して、別
の非磁性の導電性金属板を着脱可能に取り付けて厚みを
調整し渦電流制動力を加減する。カーテンレールの全長
に亙って非磁性の導電性金属板の厚さを調整し、カーテ
ンの軽重等可動子に作用する負荷の大小に拘わらず、カ
ーテン開閉速度を略一定にすることができる。
【0013】請求項5に記載のリニアモータ式カーテン
開閉装置によれば、非磁性の導電性金属板と永久磁石と
の対向間隔を調整し、渦電流制動力を加減する。上記対
向間隔を調整して、カーテンの軽重等可動子に作用する
負荷の大小に拘わらず、カーテン開閉速度を略一定にす
ることができる。
開閉装置によれば、非磁性の導電性金属板と永久磁石と
の対向間隔を調整し、渦電流制動力を加減する。上記対
向間隔を調整して、カーテンの軽重等可動子に作用する
負荷の大小に拘わらず、カーテン開閉速度を略一定にす
ることができる。
【0014】
(第1実施形態)本発明の第1実施形態を添付図面を参
照して説明する。図1はリニアモータ式カーテン開閉装
置1の要部の斜視図、図2は断面図、図3はリニアモー
タ式カーテン開閉装置1を適用した電動開閉カーテンの
概略の斜視図である。カーテンレール2内に組み込まれ
たリニアモータLMは、コイル可動型リニアモータであ
る。カーテンレール2は非磁性の導電性金属板であるア
ルミニウム等の型材であって、アウタレール3、インナ
レール4、ガイドレール5及び側壁板6が一体成形され
ている。
照して説明する。図1はリニアモータ式カーテン開閉装
置1の要部の斜視図、図2は断面図、図3はリニアモー
タ式カーテン開閉装置1を適用した電動開閉カーテンの
概略の斜視図である。カーテンレール2内に組み込まれ
たリニアモータLMは、コイル可動型リニアモータであ
る。カーテンレール2は非磁性の導電性金属板であるア
ルミニウム等の型材であって、アウタレール3、インナ
レール4、ガイドレール5及び側壁板6が一体成形され
ている。
【0015】アウタレール3は、その上下の水平壁7,
8にヨーク9,10が固定されている。下側の水平壁8
に固定されたヨーク10の上側にインナーレール4が設
けられて、可動子11が走行自在に跨装されている。ア
ウタレール3の上側の水平壁7の端部から均一の厚みの
側壁板6が一体成形され、長手方向に連続している。イ
ンナーレール4の内部には、可動子11の走行方向であ
る長手方向に沿って、複数の永久磁石12が隣合う磁極
を逆にして配置されている。また、上側の水平壁7に固
定されたヨーク9には、可動子11に設けた一対の給電
ブラシ片13が摺接する架線14が配置されている。該
架線14には、走行に伴い可動子11への給電方向を切
り換える給電パターン(図示せず)が形成されている。
8にヨーク9,10が固定されている。下側の水平壁8
に固定されたヨーク10の上側にインナーレール4が設
けられて、可動子11が走行自在に跨装されている。ア
ウタレール3の上側の水平壁7の端部から均一の厚みの
側壁板6が一体成形され、長手方向に連続している。イ
ンナーレール4の内部には、可動子11の走行方向であ
る長手方向に沿って、複数の永久磁石12が隣合う磁極
を逆にして配置されている。また、上側の水平壁7に固
定されたヨーク9には、可動子11に設けた一対の給電
ブラシ片13が摺接する架線14が配置されている。該
架線14には、走行に伴い可動子11への給電方向を切
り換える給電パターン(図示せず)が形成されている。
【0016】ガイドレール5は対向するランナ走行支持
部15により、カーテンランナ16のローラ17を走行
自在に支持する。カーテンランナ16は、ランナ走行支
持部15間からカーテンレール2の下面に突出させた突
出端にカーテン掛止輪18が形成されている。カーテン
23の端部を掛止めた先頭のカーテンランナ16と可動
子11とは、断面形状が逆L字形の連結板19により連
結されている。該連結板19の側壁板6と対向する面に
は、複数個の永久磁石20が取り付けられている。永久
磁石20と側壁板6との間には、隙間が設けられてい
る。そして、カーテンレール2の端部は、エンドキャッ
プ21が嵌着されて塞がれている。
部15により、カーテンランナ16のローラ17を走行
自在に支持する。カーテンランナ16は、ランナ走行支
持部15間からカーテンレール2の下面に突出させた突
出端にカーテン掛止輪18が形成されている。カーテン
23の端部を掛止めた先頭のカーテンランナ16と可動
子11とは、断面形状が逆L字形の連結板19により連
結されている。該連結板19の側壁板6と対向する面に
は、複数個の永久磁石20が取り付けられている。永久
磁石20と側壁板6との間には、隙間が設けられてい
る。そして、カーテンレール2の端部は、エンドキャッ
プ21が嵌着されて塞がれている。
【0017】上記したリニアモータ式カーテン開閉装置
1は、図3に示すように取付腕22によりカーテンレー
ル2を架設し、カーテンランナ16のカーテン掛止輪1
8にカーテン23を掛止める。図示しない開閉スイッチ
を操作すると、カーテンコントローラ24により可動子
11への給電方向が逐次切替わり、該可動子11が走行
してカーテン23を開閉する。可動子11の走行に伴
い、連結板19に取付けた永久磁石20の磁束により、
側壁板6に渦電流が発生して、該可動子11に所定の制
動力が作用する。この制動力の大きさは、側壁板6の厚
さにより調整できる。従って、開閉ストローク間を一定
の最適速度でカーテン23の開閉を行うことができる。
1は、図3に示すように取付腕22によりカーテンレー
ル2を架設し、カーテンランナ16のカーテン掛止輪1
8にカーテン23を掛止める。図示しない開閉スイッチ
を操作すると、カーテンコントローラ24により可動子
11への給電方向が逐次切替わり、該可動子11が走行
してカーテン23を開閉する。可動子11の走行に伴
い、連結板19に取付けた永久磁石20の磁束により、
側壁板6に渦電流が発生して、該可動子11に所定の制
動力が作用する。この制動力の大きさは、側壁板6の厚
さにより調整できる。従って、開閉ストローク間を一定
の最適速度でカーテン23の開閉を行うことができる。
【0018】図4は上記第1実施形態の変形例を示し、
カーテンレール2の両端部2a及び中央部2bにおい
て、側壁板6の厚さを増加したものである。側壁板6の
厚さが増加する部位では、渦電流に基づく制動力が大き
くなる。従って、カーテンレール2の両端と中央との間
を往復させて、2枚のカーテン23を両側から中央に向
かって閉じたり、中央から両側へ開いたりする場合に、
開放端若しくは閉塞端の近傍で速度を下げて停止させる
ことができる。また、側壁板6の厚みが増加する位置が
構造的に固定されているので、開閉作動を繰り返しても
制動力が大きくなる位置が変化することがない。1枚の
カーテン23を開閉する場合は、カーテンレール2の両
端部2aで側壁板6の厚さを増加すればよい。
カーテンレール2の両端部2a及び中央部2bにおい
て、側壁板6の厚さを増加したものである。側壁板6の
厚さが増加する部位では、渦電流に基づく制動力が大き
くなる。従って、カーテンレール2の両端と中央との間
を往復させて、2枚のカーテン23を両側から中央に向
かって閉じたり、中央から両側へ開いたりする場合に、
開放端若しくは閉塞端の近傍で速度を下げて停止させる
ことができる。また、側壁板6の厚みが増加する位置が
構造的に固定されているので、開閉作動を繰り返しても
制動力が大きくなる位置が変化することがない。1枚の
カーテン23を開閉する場合は、カーテンレール2の両
端部2aで側壁板6の厚さを増加すればよい。
【0019】カーテンレール2に一体成形した側壁板6
の厚さは、図5に示すようにアルミニウムや銅等の非磁
性の導電性金属板26を、取付けネジ27で着脱自在に
取付けることにより増加することができる。非磁性の導
電性金属板26は、カーテンレール2の両端部及び中央
部に取付けることにより、開放端若しくは閉塞端の近傍
で速度を下げて停止させることができる。また、全長に
亙って取付けることにより、カーテン23の軽重等可動
子11に作用する負荷の大小に拘わらず、カーテン開閉
速度を略一定に調整することができる。
の厚さは、図5に示すようにアルミニウムや銅等の非磁
性の導電性金属板26を、取付けネジ27で着脱自在に
取付けることにより増加することができる。非磁性の導
電性金属板26は、カーテンレール2の両端部及び中央
部に取付けることにより、開放端若しくは閉塞端の近傍
で速度を下げて停止させることができる。また、全長に
亙って取付けることにより、カーテン23の軽重等可動
子11に作用する負荷の大小に拘わらず、カーテン開閉
速度を略一定に調整することができる。
【0020】(第2実施形態)本発明のリニアモータ式
カーテン開閉装置1の第2実施形態を、図6の要部の斜
視図及び図7の断面図を参照して説明する。上記第1実
施形態とは、カーテンレールの構造及び側壁板と永久磁
石の対応位置関係が相違し、他の基本的構成は略同一で
ある。従って、同一構成部分については、同一符号を付
して詳細な説明を省略する。カーテンレール32のアウ
タレール33は、その上下の水平壁37,38に間の一
方の側壁が取り除かれ、可動子11の一端部11aを該
アウタレール33の外部に突出させている。そして、側
壁が取り除かれた側のインナレール34に続くガイドレ
ール35の外面に側壁板36が一体成形されている。
カーテン開閉装置1の第2実施形態を、図6の要部の斜
視図及び図7の断面図を参照して説明する。上記第1実
施形態とは、カーテンレールの構造及び側壁板と永久磁
石の対応位置関係が相違し、他の基本的構成は略同一で
ある。従って、同一構成部分については、同一符号を付
して詳細な説明を省略する。カーテンレール32のアウ
タレール33は、その上下の水平壁37,38に間の一
方の側壁が取り除かれ、可動子11の一端部11aを該
アウタレール33の外部に突出させている。そして、側
壁が取り除かれた側のインナレール34に続くガイドレ
ール35の外面に側壁板36が一体成形されている。
【0021】カーテン23の端部を掛止めた先頭のカー
テンランナ16と可動子11とは、断面形状が略逆L字
形の連結板39により連結されている。該連結板39の
側壁板36と対向する面には、複数個の永久磁石20が
取り付けられ、該永久磁石20と側壁板36との間に
は、隙間Gが設けられている。連結板39は、上端の折
り返し部分39aを取付けネジ40により可動子11の
上面に固定したもので、ネジ穴41が長穴に形成されて
いるため、連結板39の取付け位置を変えて隙間Gの間
隔を調整することができる。
テンランナ16と可動子11とは、断面形状が略逆L字
形の連結板39により連結されている。該連結板39の
側壁板36と対向する面には、複数個の永久磁石20が
取り付けられ、該永久磁石20と側壁板36との間に
は、隙間Gが設けられている。連結板39は、上端の折
り返し部分39aを取付けネジ40により可動子11の
上面に固定したもので、ネジ穴41が長穴に形成されて
いるため、連結板39の取付け位置を変えて隙間Gの間
隔を調整することができる。
【0022】可動子11の走行に伴い、連結板39に取
付けた永久磁石20の磁束により、側壁板36に渦電流
が発生して、該可動子11に所定の制動力が作用する。
この制動力は、側壁板36と永久磁石20間の間隙Gが
狭くなると大きくなる。従って、カーテン23の軽重等
可動子11に作用する負荷の大小に拘わらず、カーテン
開閉速度を略一定に調整することができる。
付けた永久磁石20の磁束により、側壁板36に渦電流
が発生して、該可動子11に所定の制動力が作用する。
この制動力は、側壁板36と永久磁石20間の間隙Gが
狭くなると大きくなる。従って、カーテン23の軽重等
可動子11に作用する負荷の大小に拘わらず、カーテン
開閉速度を略一定に調整することができる。
【0023】上記第1及び第2実施形態のリニアモータ
式カーテン開閉装置は、カーテン開閉速度の制御を複雑
な電子制御回路を用いずに、可動子の走行に伴う永久磁
石と非磁性の導電性金属板との相対移動時に発生する渦
電流の制動作用により行う。従って、故障したり制動位
置が変化することがないリニアモータ式カーテン開閉装
置を安価に提供できる。
式カーテン開閉装置は、カーテン開閉速度の制御を複雑
な電子制御回路を用いずに、可動子の走行に伴う永久磁
石と非磁性の導電性金属板との相対移動時に発生する渦
電流の制動作用により行う。従って、故障したり制動位
置が変化することがないリニアモータ式カーテン開閉装
置を安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るリニアモータ式カーテン開
閉装置1の要部の斜視図である。
閉装置1の要部の斜視図である。
【図2】同、断面図である。
【図3】リニアモータ式カーテン開閉装置1を適用した
電動開閉カーテンの概略の斜視図である。
電動開閉カーテンの概略の斜視図である。
【図4】第1実施形態の変形例を示したカーテンレール
2の斜視図である。
2の斜視図である。
【図5】同、要部の斜視図である。
【図6】第2実施形態に係るリニアモータ式カーテン開
閉装置1の要部の斜視図である。
閉装置1の要部の斜視図である。
【図7】同、断面図である。
1...リニアモータ式カーテン開閉装置 2...カーテンレール 6,36...側壁板 11...可動子 16...カーテンランナ 19,39...連結板 20...永久磁石 23...カーテン 26...非磁性の導電性金属板 27,40...取付けネジ 41...長穴 LM...リニアモータ G...間隙
Claims (5)
- 【請求項1】 カーテンレールと、該カーテンレールに
案内されて移動する複数個のカーテンランナと、前記カ
ーテンレール内に組み込まれたリニアモータと、該リニ
アモータの可動子と前記カーテンランナのうちの先頭の
カーテンランナとを連結する連結部材とからなるリニア
モータ式カーテン開閉装置において、 前記カーテンレールの長手方向に沿って非磁性の導電性
金属板を設けるとともに、前記連結部材に前記金属板と
所定間隔を置いて対向する永久磁石を固定し、該永久磁
石と前記金属板とによる渦電流制動作用により、前記カ
ーテンランナに掛止されるカーテンの開閉速度を制御す
るようにしたことを特徴とするリニアモータ式カーテン
開閉装置。 - 【請求項2】 前記非磁性の導電性金属板を前記カーテ
ンレールと一体に形成したことを特徴とする請求項1に
記載のリニアモータ式カーテン開閉装置。 - 【請求項3】 前記カーテンの開閉端に相当する部位
で、前記非磁性の導電性金属板の厚みを増加したことを
特徴とする請求項1及び請求項2に記載のリニアモータ
式カーテン開閉装置。 - 【請求項4】 前記非磁性の導電性金属板に対して、厚
み調整用の非磁性の導電性金属板を着脱可能に取り付け
るようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2、及
び請求項3に記載のリニアモータ式カーテン開閉装置。 - 【請求項5】 前記非磁性の導電性金属板と前記永久磁
石との対向間隔を調整可能としたことを特徴とする請求
項1に記載のリニアモータ式カーテン開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9279603A JPH1199057A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | リニアモータ式カーテン開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9279603A JPH1199057A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | リニアモータ式カーテン開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1199057A true JPH1199057A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17613295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9279603A Withdrawn JPH1199057A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | リニアモータ式カーテン開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1199057A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006333601A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Konica Minolta Opto Inc | リニアモータ、工作機械及び計測器 |
JP2008511805A (ja) * | 2004-09-02 | 2008-04-17 | エー・ヨット・オー・テー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディート・ゲゼルシャフト | U字型クランプピース |
CN111183266A (zh) * | 2017-08-22 | 2020-05-19 | 埃德沙工程有限公司 | 用于车辆翻转件的驱动装置 |
CN112135952A (zh) * | 2018-04-06 | 2020-12-25 | 个人特诺斯科瑞沃里有限公司 | 用于移动滑动门的具有弹性补偿元件的滑架 |
KR102339601B1 (ko) * | 2020-12-02 | 2021-12-16 | 알루인터 주식회사 | 간격조절이 가능한 선형모터를 이용한 구동장치 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP9279603A patent/JPH1199057A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112135952B (zh) * | 2018-04-06 | 2022-04-08 | 个人特诺斯科瑞沃里有限公司 | 用于移动滑动门的具有弹性补偿元件的滑架 |
KR102339601B1 (ko) * | 2020-12-02 | 2021-12-16 | 알루인터 주식회사 | 간격조절이 가능한 선형모터를 이용한 구동장치 |
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