JPH1198402A - ディジタル信号伝送装置 - Google Patents

ディジタル信号伝送装置

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JPH1198402A
JPH1198402A JP9253822A JP25382297A JPH1198402A JP H1198402 A JPH1198402 A JP H1198402A JP 9253822 A JP9253822 A JP 9253822A JP 25382297 A JP25382297 A JP 25382297A JP H1198402 A JPH1198402 A JP H1198402A
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JP
Japan
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serial
serial data
data
circuit
digital signal
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Application number
JP9253822A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Yasui
敏之 安井
Satoaki Wada
学明 和田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの映像機器間でディジタル信号を双方向
伝送するディジタル信号伝送装置において、データ受信
用の同期クロック生成回路の数を低減し、回路規模が小
さく、低コストな装置を供給する。 【解決手段】 映像信号、音声信号、制御信号を多重化
したデータをカメラ36とCCU37の間で双方向伝送
する装置において、CCU側では、カメラ36への送信
データを生成するパラシリ変換回路2bのシリアルクロ
ックSCLK3を、CCU側で受信したデータをシリパ
ラ変換する時に使用するシリアルクロックSCLK2を
分周回路10で分周して生成し、カメラ36側では、受
信データをパラレル化するシリパラ変換回路6bの入力
データSD5及びシリアルクロックSCLK4を、カメ
ラ36側の受信データSD4とCCU37への伝送デー
タの生成に用いるシリアルクロックSCLK1を基に位
相調整回路8で生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの映像機器間
で伝送路を介して双方向にディジタル信号を伝送するデ
ィジタル信号伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビカメラとカメラコントロー
ルユニット(以下CCUと略記する)など2つの映像機
器間でケーブルを介してディジタル化された映像信号、
音声信号、制御信号を双方向に伝送する装置として光伝
送装置がある。従来装置の例として、特開平8−125
903号公報に開示されたものがある。図10は、この
従来のディジタル信号伝送装置の構成を示すものであ
る。図10において、36、37はそれぞれカメラ、C
CUであり、1a及び1bは入力された複数のディジタ
ル信号を時分割多重して1つの信号に多重化する多重回
路、2a及び2bはディジタルのパラレルデータをシリ
アルデータに変換するパラシリ変換回路、3a及び3b
は入力された電気信号を光信号に変換する電気・光変換
器、4は光信号を減衰なく通す光ケーブル、5a及び5
bは入力された光信号を電気信号に変換する光・電気変
換器、6a及び6bはシリアルデータをパラレルデータ
に変換するシリパラ変換回路、7a及び7bは多重され
た1つの信号からそれぞれの信号を分離して取り出す分
離回路である。9a及び9bは入力されたディジタルデ
ータからこれに同期したクロックを生成するクロック再
生回路である。
【0003】クロック再生回路9a、9bの構成を図2
に示す。図2において、11は位相比較器であり、入力
される2つのディジタル信号(データやクロック)の位
相を比較し、その結果に応じてローレベルあるいはハイ
レベルを出力する。12は積分回路であり、入力される
パルス波形のデューティに対応した直流電圧を発生す
る。13は入力された電圧レベルに対応した周波数のク
ロックを発生させる電圧制御発振器(Voltage Control
Oscillator. 以下、VCOと略記する)である。従っ
て、これら位相比較器11、積分回路12、VCO13
は位相ロックループ(Phase Lock Loop. 以下、PLL
と略記する)を構成しており、入力端子14から入力さ
れるデータに同期したクロックが出力端子15から出力
される。
【0004】次に、以上のように構成された従来のディ
ジタル信号伝送装置の動作について説明する。ここで
は、以後、カメラからCCU側への信号伝送を本線系、
CCUからカメラ側への信号伝送をリターン系といい、
それぞれに分けて説明する。
【0005】まず、本線系の動作について説明する。カ
メラ36からディジタル化された映像、音声、制御の各
信号が多重回路1aに入力され、ここで1つの信号に多
重化される。映像信号は10ビットデータであり、その
データレートは、ここでは、輝度信号Y、色差信号P
b、Prそれぞれについて、18、9、9MHzとする。
多重化のフォーマットとしては例えば映像信号は4:
2:2のシリアルインタフェース規格に従い、音声信
号、制御信号は映像信号の水平ブランキング期間にパケ
ット化して挿入しておく。よって、多重化後のデータは
10ビットでそのレートは36MHzとなる。この多重
化されたデータとカメラ36から供給されるシリアルク
ロックSCLK1がパラシリ変換回路2aに入力され、
データはシリアル化されて1ビット、360Mbpsのシ
リアルデータSD1となって電気・光変換器3aに入力
されて光信号に変換される。この光信号は、光ケーブル
4を介してCCU37側へ送信され、光・電気変換器5
aで360MbpsのシリアルデータSD2にもどされ
る。信号SD2はシリパラ変換回路6a及びクロック再
生回路9aに入力され、クロック再生回路9aでは、PLL
動作により入力データであるSD2に同期した360M
HzのシリアルクロックSCLK2が生成される。シリ
パラ変換回路6aでは、この再生されたシリアルクロッ
クSCLK2を用いて、シリアルデータSD2を元の1
0ビット、36MHzのパラレルデータに変換する。分
離回路7aでは、この多重化されたパラレルデータから
元の映像、音声、制御の各信号をそれぞれ分離して取り
出し、CCU37へ入力する。
【0006】リターン系信号の伝送についても、その動
作は同様であるが、映像信号、音声信号については、カ
メラ側で確認用として用いるだけなので本線系の場合に
比べてそのデータレートは低くてよく、本線系のシリア
ルクロックSCLK1及びSCLK2、シリアルデータ
SD1及びSD2にそれぞれ対応したリターン系のシリ
アルクロックSCLK5及びSCLK6、シリアルデー
タSD6及びSD7のレートはそれぞれ例えばここでは
360Mbpsの8分の1の45MHz、45Mbpsとす
る。
【0007】以上のようにして、カメラ側とCCU側で
ディジタル化された映像、音声、制御の各信号をそれぞ
れ双方向に伝送しているので、両機器間の距離に関係な
く、高品質な映像信号、音声信号が得られ、また、信頼
性の高いカメラ制御が実現される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、本線系、リターン系において、共にデー
タ受信側でVCOを用いたクロック再生回路を設ける必
要があり、回路規模が大きくなり、かつコストがかかる
という問題を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、従来装置より回路規模が小さく、低コストなディジ
タル信号伝送装置を供給することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るディジタルの信号伝送装置は、第1の
機器から出力される第1のシリアルデータと第2の機器
から出力される第2のシリアルデータとを伝送路を介し
て双方向に伝送するディジタル信号伝送装置であって、
前記第1の機器において、前記第2のシリアルデータの
受信に使用する同期シリアルクロックを、前記第1のシ
リアルデータの送信に使用する同期シリアルクロックを
n分周(nは自然数)して生成し、前記第2の機器にお
いて、前記第2のシリアルデータの送信に使用する同期
シリアルクロックを、前記第1のシリアルデータの受信
に使用する同期シリアルクロックをn分周して生成する
ことを特徴とする。
【0011】かかる構成により、本線系、リターン系の
双方において、データ受信側でVCOを用いたクロック
再生回路を設ける必要がなく、回路規模が小さく、低コ
ストなディジタル信号伝送装置とすることができる。
【0012】また、本発明にかかるディジタル信号伝送
装置は、前記第1の機器において、映像信号、音声信
号、制御信号を多重化して前記第1のシリアルデータを
生成し、前記第2の機器において、映像信号、音声信
号、制御信号を多重化して前記第2のシリアルデータを
生成することが好ましい。
【0013】かかる構成により、映像信号、音声信号、
制御信号の複数のデータについて双方向通信できるディ
ジタル信号伝送装置とすることができる。
【0014】また、本発明にかかるディジタル信号伝送
装置は、前記第1の機器をテレビカメラとし、前記第2
の機器をカメラコントロールユニットとすることが好ま
しい。
【0015】かかる構成により、テレビカメラとCCU
の2つの映像機器間でケーブルを介して双方向通信でき
るディジタル信号伝送装置とすることができる。
【0016】また、本発明にかかるディジタル信号伝送
装置は、前記伝送路が複数あり、前記第1のシリアルデ
ータと、前記第2のシリアルデータをそれぞれ別の伝送
路を介して伝送することが好ましい。
【0017】かかる構成により、前記第1のシリアルデ
ータの伝送路と前記第2のシリアルデータの伝送路が独
立しているのでそれぞれの信号を抽出・分離する必要が
なく、回路構成を簡単にすることができる。
【0018】また、本発明にかかるディジタル信号伝送
装置は、前記第1のシリアルデータ及び前記第2のシリ
アルデータを、それぞれ異なる周波数帯を使用すること
により、一本の伝送路を介して双方向に伝送することが
好ましい。
【0019】かかる構成により、本線系通信、リターン
系通信を一本の伝送路を共用して行うことができ、伝送
路のコストを低減させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)以下、本発明の実施形態1について、図
1及び図3を参照しながら説明する。
【0021】図1は実施形態1に係るディジタル信号伝
送装置の構成を示す図であり、従来例と同じ構成要素に
は同じ符号を与えており、ここではその詳細な説明は省
略する。38はシリアルデータが入出力される第1の機
器であり、カメラ36、多重回路1a、パラシリ変換回
路2a、分離回路7b、シリパラ変換回路6bで構成さ
れる。また、39はシリアルデータが入出力される第2
の機器であり、CCU37、シリパラ変換回路6a、分
離回路7a、パラシリ変換回路2b、多重回路1bで構
成される。
【0022】図1に示すように、本線系信号の伝送に関
する構成は従来例と同じであるのでその説明を省略し、
リターン系の構成について説明する。1bは多重回路、
2bはパラシリ変換回路、10は、入力されたクロック
を8分周する分周回路である。本実施形態1では、本線
系のシリアルクロックSCLK2が分周回路10に入力
され、その出力がシリアルクロックSCLK3としてパ
ラシリ変換回路2b及びCCU37に入力されるよう構
成されている。CCU37では、入力されたシリアルク
ロックSCLK3をマスタークロックとして、アナログ
の映像、音声、制御の各信号をAD変換し、ディジタル
化された映像、音声、制御の各信号を出力している。パ
ラシリ変換回路2bは、従来例と同様、電気・光変換器
3bに接続され、更にこの電気・光変換器3bは光ケー
ブル4を介して受信側の光・電気変換器5bに接続され
ている。8は位相調整回路であり、本線系のシリアルク
ロックSCLK1と光・電気変換器5bから出力される
シリアルデータSD4が入力され、位相調整されたシリ
アルデータSD5と、これに同期したシリアルクロック
SCLK4をシリパラ変換回路6bに出力する。
【0023】次に、位相調整回路8の構成について詳し
く説明する。図3は位相調整回路8の構成図であり、1
7はシリアルデータが入力される入力端子であり、リタ
ーン系のシリアルデータSD4が入力される。27はシ
リアルクロックが入力される入力端子であり、本線系の
シリアルクロックSCLK1が入力される。18a、1
8b、18cはDフリップフロップ、19は排他論理和
ゲートである。20は3ビットのカウンタで、CKはク
ロック入力端子、CLRはクリア入力端子QA、QB、
QCはそれぞれクロックを2分周、4分周、8分周して
得られるクロックの出力端子である。21a、21b、
21cはインバータ、22は否定論理和ゲート、23は
論和ゲート、24a、24bは論理積ゲート、25は論
和ゲート、26は位相調整後のシリアルデータSD5が
出力される出力端子、28はこれに同期したシリアルク
ロックSCLK4の出力端子である。入力端子27はD
フリップフロップ18a、18b、18c、3ビットカ
ウンタ20のクロック入力に接続されている。入力端子
17はDフリップフロップ18aのD入力端子に、出力
端子26はDフリップフロップ18cの出力端子に、出
力端子28は3ビットカウンタの8分周出力端子QCに
それぞれ接続されている。また、16は入力セレクタ付
きのラッチであり、Dフリップフロップ18aから出力
されるデータに対し、否定論理和ゲート22の出力パル
スの立ち上がりタイミングでラッチを行い、ラッチ後の
データを出力端子26から出力するよう構成されてい
る。
【0024】再び、図1にもどり、ディジタル信号伝送
装置の構成について説明する。6bはシリパラ変換回路
であり、位相調整回路8から出力されるシリアルデータ
SD5とシリアルクロックSCLK4が入力され、シリ
アルデータSD5をシリパラ変換する。以下、シリパラ
変換回路6bの出力が分離回路7bに入力され、その出
力がカメラに入力される構成は従来と同じである。
【0025】次に、上記のように構成された実施形態1
に係るディジタル信号伝送装置の動作について説明す
る。本線系の動作は従来と同じであるから、ここではそ
の説明を省略し、リターン系の動作について説明する。
【0026】CCU37から多重回路1bに前述のよう
にディジタル化された映像、音声、制御の各信号が入力
され、本線系と同じ形式で1つの信号に多重される。こ
こで、映像信号のビット数は10ビット、データレート
は、本線系の8分の1とし、輝度信号Y、色差信号P
b、Prを2.25、1.125、1.125MHzとする
と、多重化後のデータレートは4.5MHzとなる。ま
た、分周回路10では、クロック再生回路9aから入力
される360MHzのシリアルクロックSCLK2を8
分周して45MHzのシリアルクロックSCLK3を生
成する。パラシリ変換回路2bでは、このシリアルクロ
ックSCLK3を用いて上記4.5MHz・10ビット
の多重データを45MbpsのシリアルデータSD3に
変換する。ここで、パラシリ変換回路2bに入力される
上記多重データは、もともとシリアルデータSD3をマ
スタークロックとして生成されたデータからなるので、
シリアルデータSD3でラッチするのに適切な位相関係
にあることが保証されている。シリアルデータSD3
は、電気・光変換器3bで光信号に変換された後、光ケ
ーブル4を介して受信側の光・電気変換器5bに入力さ
れて、再び電気信号に変換される。そしてこのシリアル
データSD4と、本線系シリアルクロックSCLK1
が、位相調整回路8に入力される。
【0027】次にこの位相調整回路8の動作について図
3、図4を用いて詳細に説明する。図4は位相調整回路
8の動作を説明する図であり、a〜iはそれぞれ前述し
た図3の構成図の各部におけるパルス波形を示す。aは
入力端子17に入力されるシリアルデータSD4の波形
で、45MHz周期に各データD1、D2、D3、・・
・が順次配列されている。bは入力端子27に入力され
るシリアルクロックSCLK1の波形であり、360M
Hzのレートである。cはDフリップフロップ18aの
出力波形、dは排他論理和ゲート19の出力波形、e、
f、gはそれぞれ3ビットカウンタ20の出力端子Q
A、QB、QCにおける出力波形、hは否定論理和ゲー
ト22の出力波形、iは出力端子26の出力波形であ
る。ここで、aはリターン系、bは本線系であるため互
いの位相は一致していないが、aをbでラッチして得ら
れるcはbに同期した波形となる。一方、dはこのcの
データ変化点のエッジごとにローレベルとなるリセット
パルスとして3ビットカウンタ20をクリアする。従っ
て、3ビットカウンタの出力であるgすなわちシリアル
クロックSCLK4とcの位相関係は一意に決まる。ま
た、hは45MHzごとにハイレベルとなるパルスであ
り、図4に示すようにその位相はdに一致する。hはセ
レクタ付きラッチ16のセレクト信号であるので、cと
cをラッチして得られるシリアルデータSD5の位相関
係もまた同様に一意に決まる。この結果、位相調整回路
8から出力されるシリアルデータSD5とシリアルクロ
ックSCLK4は図4のiとgに示すように常に安定し
てラッチが行うことにより、位相が調整された信号とな
る。
【0028】上記のようにして得られたシリアルデータ
SD5とシリアルクロックSCLK4がシリパラ変換回
路6bに入力されてシリパラ変換が行われる。シリパラ
変換で得られるパラレルデータである多重化データは分
離回路7bに入力され、元の映像信号、音声信号、制御
信号に分離された後、カメラ36に入力される。
【0029】このように、カメラとCCUの間で、映
像、音声、制御の各信号をそれぞれ本線系及びリターン
系として双方向に伝送する伝送装置において、CCU側
で本線系のシリアルクロックを分周してリターン系のシ
リアルクロックを生成し、カメラ側においてリターン系
のシリアルクロックを、カメラ側の本線系シリアルクロ
ックを基に生成するように構成することで、カメラ側に
おいてクロック再生のためのPLL回路が不要となり、
装置の回路規模を削減でき、しかもVCOなどの高価な
部品の数も削減できるので装置の低コスト化を図ること
ができる。また、カメラ側、CCU側共に、本線系のク
ロックを分周してリターン系のクロックを生成している
ので両者のクロックの周波数比は、精度良く整数値とな
り、クロック周波数のわずかな違いにより伝送後画像に
発生するビート妨害を抑圧することができる。
【0030】なお、本実施形態では、ケーブルとして光
ケーブルを用いたが、本線系とリターン系のデータを互
いに独立した伝送路で結ぶものであれば電気信号を通す
ものでもよく、その場合、電気・光変換器や光・電気変
換器は不要となる。
【0031】なお、本実施形態では第1の機器、第2の
機器としてそれぞれカメラ、CCUを含んだものを考え
たが、シリアル信号を入出力するものであればどのよう
なものでも良く、従って、伝送する信号として、映像信
号、音声信号、制御信号以外のものであっても、同様な
効果を得ることができる。
【0032】(実施形態2)次に、本発明に係る実施形
態2について図5〜図9を参照しながら説明する。
【0033】図5は実施形態2に係るディジタル信号伝
送装置の構成を示す図であり、実施形態1と同じ構成要
素には同じ符号を与えており、その詳細な説明は省略す
る。図5において、29はケーブルドライブ回路であ
り、低インピーダンスのケーブルを十分ドライブするこ
とができるバッファで構成される。30t及び30r
は、入力信号の周波数帯域を遮断周波数fC(MHz)
未満に制限する低域通過フィルタ(LPF)である。こ
こでは、例えば、本線系のシリアルデータSD1のデー
タレートが前述の実施形態1と同じ360Mbpsである
とすると、図6の(a)に示すように遮断周波数fCが
360MHzであるものを低域通過フィルタ30t及び
30rとして用いる。35は同軸ケーブルであり、実施
形態1と異なり、本実施形態では、本線系及びリターン
系共に共通の信号線を伝送路とする。31は波形等化回
路である。図7に示すように、一般に同軸ケーブルの周
波数特性は高域ほど減衰が大きくなるので、これによる
信号振幅の減衰を補償するよう、波形等化回路31には
図8に示すゲイン特性をもたせる。33t及び33rは
遮断周波数fCが360MHzである高域通過フィルタ
(HPF)であり、その周波数特性は図6の(b)に示
すように低域通過フィルタ30tと逆になっている。3
2は変調回路であり、入力されたリターン系のシリアル
データを周波数変調するためのものである。変調方式
は、本実施形態2ではAM変調とし、そのキャリア周波
数は360MHzより十分大きい値、例えば、500M
Hzとする。また、34はこの変調回路32に対応した
復調回路であり、変調されたリターン系シリアルデータ
を変調前のベースバンドの周波数帯域の信号に変換する
ものである。図5のように、本実施形態2では、実施形
態1の電気・光変換器3a、3b、光・電気モジュール
5a、5bの代わりにそれぞれケーブルドライブ回路2
9と低域通過フィルタ30t、変調回路32と高域通過
フィルタ33t、低域通過フィルタ30rと波形等化回
路31、高域通過フィルタ33rと復調回路34に置き
換えた構成となっている。
【0034】次に、上記のように構成された本施形態2
に係るディジタル信号伝送装置の動作について、図5及
び図9を用いて説明する。図9は、同軸ケーブル35の
中を伝送される本線系及びリターン系の信号スペクトラ
ムである。まず、本線系について説明する。カメラ36
からディジタル化された映像、音声、制御の各信号が入
力され、これらを多重回路1aで時分割多重化した後、
パラシリ変換回路2aでシリアルデータに変換してシリ
アルデータSD1を生成するところまでの処理の流れは
実施形態1と同じである。本施形態2ではシリアルデー
タSD1はケーブルドライブ回路29を用いて電気信号
のまま、低域通過フィルタ30tに入力される。低域通
過フィルタ30tでは、図9に示すように入力されたシ
リアルデータの高域成分が除去された後、その出力が同
軸ケーブル35及び低域通過フィルタ30rを介して波
形等化回路31に入力される。波形等化回路31におい
て伝送されてきた信号の高域成分が補償されて伝送前の
元の波形が復元され、復元されたデータはシリアルデー
タSD2としてシリパラ変換回路6aとクロック再生回
路9aに入力される。その後は実施形態1と同様にし
て、伝送後の映像、音声、制御の各信号がCCU37に
入力される。
【0035】次に、リターン系について説明する。CC
U37から入力された映像、音声、制御の各信号が多重
化された後、シリアルデータに変換されるまでの処理の
流れは実施形態1と同じである。パラシリ変換回路2b
から出力されたシリアルデータSD3は変調回路32に
入力され、変調回路32は、fAM=500MHzのキ
ャリア成分をシリアルデータSD3により変調する。変
調された出力信号のスペクトラムは図8のリターン系デ
ータスぺクトラムとして示すものになり、高域通過フィ
ルタ33tで減衰を受けることなく、同軸ケーブル35
に送り出され、カメラ側の高域通過フィルタ33rを通
って復調回路34に入力される。ここで、変調回路32
から出力されたリターン信号は周波数帯域の違いから、
同じ同軸ケーブル35に接続された低域通過フィルタ3
0t及び30rを通過することはない。復調回路34に
入力されたリターン信号は、ここで変調前のベースバン
ドの信号に復調され、シリアルデータSD4として出力
される。この後、実施形態1と同様にしてリターン系の
映像、音声、制御の各信号がカメラ36へ入力される。
【0036】以上のように、本線系シリアルデータ及び
リターン系シリアルデータを、それぞれ異なる周波数帯
を用いて一本の伝送路を介して双方向に伝送する伝送装
置において、カメラ側において、リターン系シリアルデ
ータをベースバンドに復調して得られるシリアルデータ
に同期したシリアルクロックを、本線系のシリアルクロ
ックを基に生成し、CCUにおいて、リターン系シリア
ルデータに同期したシリアルクロックを、本線系のシリ
アルクロックを基に生成するように構成することによ
り、装置の回路規模削減、低コスト化を図ることができ
る。
【0037】なお、本実施形態では変調回路32及び復
調回路34でAM変調を用いたが、FM変調やQAM変
調など、fC(MHz)以上の周波数帯の信号に変調す
るものを用いてもよい。
【0038】なお、本実施形態では、ケーブルとして同
軸ケーブルを用いたが、単一の伝送路を介して機器間を
信号伝送するケーブルであれば他のものでもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明のディジタル信号伝送装置によれ
ば、本線系、リターン系の双方において、データ受信側
でVCOを用いたクロック再生回路を設ける必要がな
く、回路規模が小さく、コストを低減することができ
る。また、映像信号、音声信号、制御信号を多重化する
ことにより伝送信号を生成し、テレビカメラとCCUの
2つの映像機器間で映像データを双方向通信することが
できる。
【0040】また、本発明のディジタル信号伝送装置
は、伝送路を複数とすることにより、第1のシリアルデ
ータと第2のシリアルデータをそれぞれ別の伝送路を介
して伝送することができ、それぞれの信号を抽出・分離
する必要がなく、回路構成を簡単にすることができる。
また、第1のシリアルデータと第2のシリアルデータを
それぞれ異なる周波数帯を使用して一本の伝送路により
双方向通信することができ、本線系通信、リターン系通
信を一本の伝送路を共用して行うことにより伝送路のコ
ストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係るディジタル信号伝
送装置の構成図
【図2】 本発明の実施形態1に係る位相調整回路の構
成図
【図3】 本発明の実施形態1に係る位相調整回路の動
作を説明する図
【図4】 本発明の実施形態2に係るディジタル信号伝
送装置の構成図
【図5】 本発明の実施形態2に係る低域通過フィルタ
および高域通過フィルタの周波数特性を表す図
【図6】 本発明の実施形態2に係る同軸ケーブルの周
波数特性を表す図
【図7】 本発明の実施形態2に係る波形等化回路のゲ
イン特性を表す図
【図8】 本発明の実施形態2に係る信号スペクトラム
を表す図
【図9】 従来のディジタル信号伝送装置の構成図
【図10】 従来のクロック再生回路の構成図
【符号の説明】
1a,1b 多重回路 2a,2b パラシリ変換回路 3a,3b 電気・光変換器 4 光ケーブル 5a,5b 光・電気変換器 6a,6b シリパラ変換回路 7a,7b 分離回路 8 位相調整回路 9a,9b クロック再生回路 10 分周回路 16 セレクタ付きラッチ 29 ケーブルドライブ回路 30t,30r 低域通過フィルタ 31波形等化回路 32 変調回路 33t,33r 高域通過フィルタ 34 復調回路 35 同軸ケーブル 36 カメラ 37 CCU 38 第1の機器 39 第2の機器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の機器から出力される第1のシリア
    ルデータと第2の機器から出力される第2のシリアルデ
    ータとを伝送路を介して双方向に伝送するディジタル信
    号伝送装置であって、前記第1の機器において前記第2
    のシリアルデータの受信に使用する同期シリアルクロッ
    クをn分周(nは自然数)として生成することを特徴と
    するディジタル信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 第1の機器から出力される第1のシリア
    ルデータと第2の機器から出力される第2のシリアルデ
    ータとを伝送路を介して双方向に伝送するディジタル信
    号伝送装置であって、前記第1の機器において、前記第
    2のシリアルデータの受信に使用する同期シリアルクロ
    ックを、前記第1のシリアルデータの送信に使用する同
    期シリアルクロックをn分周(nは自然数)して生成
    し、前記第2の機器において、前記第2のシリアルデー
    タの送信に使用する同期シリアルクロックを、前記第1
    のシリアルデータの受信に使用する同期シリアルクロッ
    クをn分周して生成することを特徴とするディジタル信
    号伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の機器において、映像信号、音
    声信号、制御信号を多重化して前記第1のシリアルデー
    タを生成する請求項1又は2に記載のディジタル信号伝
    送装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の機器において、映像信号、音
    声信号、制御信号を多重化して前記第1のシリアルデー
    タを生成し、前記第2の機器において、映像信号、音声
    信号、制御信号を多重化して前記第2のシリアルデータ
    を生成する請求項1又は2に記載のディジタル信号伝送
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の機器をテレビカメラとし、前
    記第2の機器をカメラコントロールユニットとした請求
    項1又は2に記載のディジタル信号伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記伝送路が複数あり、前記第1のシリ
    アルデータと、前記第2のシリアルデータをそれぞれ別
    の伝送路を介して伝送する請求項1又は2に記載のディ
    ジタル信号伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のシリアルデータ及び前記第2
    のシリアルデータを、それぞれ異なる周波数帯を使用す
    ることにより、一本の伝送路を介して双方向に伝送する
    請求項1又は2に記載のディジタル信号伝送装置。
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