JPH1198337A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH1198337A
JPH1198337A JP9275061A JP27506197A JPH1198337A JP H1198337 A JPH1198337 A JP H1198337A JP 9275061 A JP9275061 A JP 9275061A JP 27506197 A JP27506197 A JP 27506197A JP H1198337 A JPH1198337 A JP H1198337A
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JP
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data
confidential
confidential reception
reading
remote operation
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JP9275061A
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Inventor
Yuichi Kondo
勇一 近藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親展受信情報の適正なリモート受信処理を可
能とし、親展受信情報の機密性を損なうことなく、機能
の向上を図ることができる通信装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 指示機1から本機2に、リモート操作読
み出し要求を送信して、本機2のメモリに蓄積した親展
受信データ、メモリ受信データ、親展受信結果レポート
等を指示機1側に転送させる。親展受信データの転送を
要求するリモート操作読み出し要求に、親展受信データ
の暗証番号、受付番号を付すことにより、必要な親展受
信データだけを選択して転送させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親展受信したデー
タを他の通信装置からのリモート要求に応じて転送する
通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置において、親展
受信を行う場合には、まず、予め親展メモリボックスの
設定を行う。この親展メモリボックスは、機密の文書を
受信するためのメモリボックスであり、設定として、ボ
ックス番号/ボックス名称/暗証番号/サブアドレス
(ITU−T規格、メモリボックスの識別に使用する)
/パスワード(ITU−T規格、パスワードが不一致な
ら、画像データの受信を拒否する)を設定(ただし、ボ
ックス名称/パスワードは省略可能)する。
【0003】次に、相手先に親展メモリボックスのサブ
アドレスとパスワードを伝え、親展メモリボックスに原
稿を送信してもらう。最後に暗証番号を入力し、親展メ
モリボックスから親展受信原稿をプリント出力する。
【0004】このように、親展受信原稿を読み出す処理
は、暗証番号によって制限される。機密性を保守する上
では、設定を行ったユーザが、その装置本機を前にして
暗証番号を入力し、手作業によるプリント出力を行い、
親展受信原稿の読み出しを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような親展受信機能を有するファクシミリ装置では、機
密性を保守する上で、外出先等から他の通信装置に親展
受信情報を転送させて受け取るようなリモート操作を行
うことができない。このため、親展受信情報を読み出す
ためには、必ず装置に直接暗証番号を入力して行わなけ
ればならず、不便であった。
【0006】本発明は、親展受信情報の適正なリモート
受信処理を可能とし、親展受信情報の機密性を損なうこ
となく、機能の向上を図ることができる通信装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、親展受信デー
タを記憶する記憶手段と、所定の通信回線を介して送信
されてきたリモート操作読み出し要求を受信する受信手
段と、前記リモート操作読み出し要求に応じて、前記記
憶手段に記憶した親展受信データを読み出す読み出し手
段と、前記読み出し手段による読み出し動作の可否を、
読み出す親展受信データの制限内容によって判断する第
1の判断手段と、前記親展受信データの一部を前記リモ
ート操作読み出し要求に付された受付番号によって選択
する第2の判断手段と、前記第1の判断手段による判断
の結果、親展受信データの読み出しが許可された場合
に、前記第2の判断手段により前記受付番号によって選
択されたデータを前記読み出し要求によって指示された
転送先に転送するデータ転送手段とを有することを特徴
とする。
【0008】本発明では、ユーザが外出先等に備えられ
た通信装置から親展受信データの読み出しをリモート操
作によって要求することにより、親展受信データを記憶
した通信装置において、その要求の正当性を親展受信デ
ータの制限内容によって判断し、正当であると判断した
時に、読み出し要求に付された受付番号によって転送す
るデータを判断して転送することから、外出先等におい
て親展受信の原稿やその内容(送信先等)を確認でき
る。
【0009】特に、親展受信した原稿を全て転送せず、
受付番号によって必要な部分だけを転送するようにすれ
ば、必ずしも必要としない全原稿の転送は行なわないこ
ととなり、通信の負担を軽減できる。
【0010】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の一
実施例によるリモート操作読み出しシステムの構成を示
す説明図である。
【0011】リモート端末指示機(以下指示機という)
1はファクシミリ装置であり、リモート端末本機(以下
本機という)2はファクシミリ機能付き複写装置であ
る。また、指示機1と本機2は公衆回線網3で接続され
ている。
【0012】指示機1では、後述するリモート(遠隔)
操作を行い、指示要求と要求内容の画像をプリント出力
する。本機2では、指示機1からの指示に応じて、その
指示内容を判断し、親展受信の情報や原稿を指示機1へ
転送をする。
【0013】なお、図1においては、指示機1と本機2
を1つずつ設けた例を示しているが、複数設けたシステ
ムも可能である。
【0014】図2は、本発明の第1、第2実施例で用い
るリモート操作読み出しコマンドを示すものである。リ
モート操作読み出しコマンドは、ファクシミリ装置の端
末読み出すデータの内容を指定するためのコマンドで、
図2に示すように、ASCII文字列で読み出すデータ
項目を定義し、一例として、指示元への親展受信原稿の
転送指示を#010*暗証番号#、指示元への親展受信
結果レポートの転送を#011#、指示キャンセルを#
999#、リモート操作の終了を##のように定義され
る。
【0015】図3は、本実施例のリモート操作読み出し
システムにおける指示機1と本機2のデータフローを示
す説明図である。
【0016】始めに、ユーザによって指示機1より、リ
モート操作による読み出し操作のコマンド入力を指示機
1のオペレーションパネル(下図示)上のテンキー(0
〜9、#、*)を組合せにて行い確定後、公衆回線網3
によって接続された本機2へ読み出しコマンドを送信す
る。
【0017】本機2は、読み出しコマンド受信し、読み
出しコマンドデータを解析し、読み出すデータを決定す
る。次に読み出すデータを送信バッファに蓄積し、送信
バッファより読み出されたデータを指示機1に送信す
る。そして、指示機1は、本機2より読み出しデータを
受信し、プリント出力を行う。
【0018】図4は、本発明の第1実施例によるリモー
ト操作読み出し通信手順を示す説明図であり、300b
psの手順信号を示すものである。この通信手順に基づ
きファクシミリ装置の動作を説明する。
【0019】リモート読み出し通信動作の入口として、
G3ファクシミリのT.30初期識別による機種宣言フ
レーズの処理を行う。この宣言フレーズでは、本機2の
リモート登録/読み出し機能の有無を本機2から送信さ
れてくるNSF(非標準機能宣言)により確認し、リモ
ート読み出し可能なら、機種要求コマンドのNSS(非
標準機能設定)を送信し、その応答として、本機2より
NSC(非標準機能命令)を受信したら肯定応答MCF
(メッセージ確認)を送信し、次フェーズに移る。
【0020】そして、本機2より、データ転送要求(N
SF)を受信したら、指示機1は、リモート読み出しコ
マンド(図2参照)をNSSで送信し、本機2よりコマ
ンドの内容に従って読み出しデータがNSCで指示機1
に送信され、指示機1では読み出しデータに対しての応
答を行い、次の読み出しデータを待つ。最終データまで
受信したら、本機1よりデータ転送要求のNSFを送信
されるので、指示機1より回線切断命令(DCN)を送
信して終了する。
【0021】図5は、リモート操作読み出し時の操作を
示すフローチャートである。この図5は、ユーザが指示
機1において、本機2の親展受信の情報や原稿を読み出
し、指示機1へ転送する場合の指示操作の一例を示した
ものである。
【0022】まず、ユーザは、親展受信の情報や原稿を
読み出し指示する際、S1において指示機1の受話器を
とり本機2の電話番号をダイヤルをする。次に、S2に
おいて、本機2の信号音を確認し、#ボタンを押し、コ
マンドの正常受け付け信号音を確認する。
【0023】そして、S3においてリモート操作を行う
ためのコマンド(図2のリモート操作読み出しコマンド
参照)を入力する。S4において入力操作(S3)が終
了したら、#ボタンを2回押し、最後に、S5において
指示機1のスタートボタンを押し受話器を戻す。以上の
操作を行うことによって、本機2への指示が完了する。
【0024】図6は、本発明の第1実施例によるリモー
ト操作読み出し時の制御(低速手順)を示すフローチャ
ートである。この図6は、まず、公衆回線網2を通して
指示機1に応じ、S6で初期識別手順として機種宣言の
処理が行なわれ、伝送制御手順信号を送受信する。
【0025】そして、S7へ移行する。S7では、伝送
制御送信データをHDLCフレーム形式(図7参照)で
フレームバッファに一時的に蓄積する。次にS8へ移行
する。S8では、HDLCフレーム中の操作コマンドを
RMDバッファ(図8参照)のデータ受信バッファに蓄
積する。
【0026】次にS9へ移行する。S9では、操作コマ
ンドが最終データであるか否かの判断を行う。操作コマ
ンドが最終データであれば、S10へ移行し、そうでな
ければS7へ移行する。S10では、操作コマンドがデ
ータ読み出しであるか否かの判断を行う。
【0027】データ読み出しコマンドであればS12へ
移行し、そうでなければS11に移行し、データ登録処
理を行なう。ここで、データ読み出しコマンドでなくデ
ータ登録コマンドでない場合には、データ登録処理S1
1で判断し、S18へ移行する(不図示)ものとする。
【0028】S12では、親展受信データ読み出しコマ
ンドかの判定を行う。親展受信データ読み出しコマンド
であればS14へ移行し、そうでなければS13へ移行
する。S13では、一例として親展受信結果レポート等
のデータ読み出しコマンドに応じた読み出しデータをH
DLCフレーム形式(図7参照)でデータ送信バッファ
(図8参照)に蓄積し、読み出しデータを全て蓄積後、
S16へ移行する。
【0029】S14では、親展受信機能で重要な暗証番
号の判定を行う。親展メモリボックスの設定際の暗証番
号と同じであれば、親展受信原稿の転送を許可し、S1
5へ移行する。同じでなければ、転送を許可せずS18
へ移行する。
【0030】S15では、親展受信原稿の読み出しデー
タをHDLCフレーム形式(図7参照)でデータ送信バ
ッファ(図8参照)に蓄積し、読み出しデータを全て蓄
積後、S16へ移行する。S16では、送信バッファに
蓄積された送信データの有無の判断を行う。そして、送
信データがあれば、S17へ移行し、読み出しデータの
送信を行い、S16へ移行し、データがなくなるまでデ
ータの送信を繰り返す。また、送信データがないとS1
8へ移行する。
【0031】S18では、データの蓄積に失敗、または
送信データがないとき、親展受信原稿の転送を許可され
なかったらNSF(データ要求信号)を送信し、次のデ
ータが送信されるまで待機する。次のデータが指示機1
より送信されるとS19へ移行する。S19では、指示
機1より送信されたデータが終了信号(DCN)を受信
したかどうかの判断を行う。終了信号(DCN)の受信
であれば、S20へ移行し、通信を終了し、本機2のリ
モート操作の動作を完了する。また、終了信号(DC
N)の受信でなければ、S7へ移行する。
【0032】また、指示機1側の読み取りデータ受信動
作は、公衆回線網2を通して本機2に応じ、初期識別手
順として機種宣言の処理が行なわれ、伝送制御手順信号
を送受信する。そして、本機2よりHDLCフレーム形
式(図7参照)で送信された読み取りデータを受信し、
画像バッファに蓄積する。そして、プリント処理を行
う。
【0033】全ての読み取りデータを受信したところ
で、読み取りデータの受信失敗があればデータ再送信要
求を行い、読み取りデータを再受信する。読み取りデー
タを再受信し、または読み取りデータの受信失敗がなけ
れば、終了信号(DCN)を送信し、通信終了する。
【0034】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0035】図9は、本発明の第2実施例によるリモー
ト操作読み出し時の通信手順(高速手順)を示す説明図
であり、9600bps、4800bpsの手順信号を
示すものである。
【0036】この通信手順に基づきファクシミリ装置の
動作を説明する。リモート読み出しの通信の入口として
は、図4に示す場合と同様にファクシミリ装置のリモー
ト読み出しに関する機能および機種の確認を行うための
機種宣言フレーズである。次に、トレーニングによりフ
ァクシミリ装置の通信速度を決定し、次のフェーズへ移
行する。
【0037】データ読み出しフェーズでは、指示機1よ
りデータ読み出しコマンドをHDLC形式(図7参照)
で受信し、本機2はデータ受信後にHDLCフレームの
FCS(フレーム・チェッキング・システム)により受
信した各フレームの伝送誤りチェックを行い、フレーム
に伝送誤りが存在する場合は、再送要求信号PPRを送
信し、フレームを再受信する。
【0038】全フレームを正常受信したら、読み出しデ
ータの送信動作に移り、読み出し動作終了まで指示機1
側は応答しなくなるので、PPRを送信することで読み
出し処理中であることを本機2に知らせ、本機2は、R
Pを送信し、読み出し終了するまで待機する。
【0039】そして、読み出し処理が終了したら、指示
機1より正常読み出し応答(MCF)が送信されるの
で、本機2は、データ転送要求信号(NSF)を送出
し、次のコマンドが送られるまで待機し、回線切断命令
(DCN)が指示機1より送られてきたら通信は終了す
る。
【0040】図10は、この第2実施例によるリモート
操作読み出し時の制御(高速手順)を示すフローチャー
トである。
【0041】この図10では、まず、公衆回線網2を通
して指示機1に応じ、S21で初期識別手順として機種
宣言の処理が行われ、伝送制御手順信号を送受信する。
そして、S22へ移行する。
【0042】S22では、通信速度の決定を行い、次の
S23へ移行する。S23では、HDLC形式で受信し
た画像データを画像バッファAに蓄積する。そして、最
終フレームまで受信したらS24へ移行する。
【0043】S24では、画像データの伝送誤りの有無
の判断を行う。伝送誤りがあれば、S25へ移行してデ
ータ再送の要求信号を送信し、次にS23へ移行し、伝
送誤りがなくなるまで行う。伝送誤りがなければ、S2
6へ移行する。
【0044】S26では、画像データとして受信した操
作コマンドがデータ読み出しであるか否かの判断を行
う。データ読み出しコマンドであればS28へ移行し、
そうでなければS27へ移行し、データ登録処理を行
う。ここで、データ読み出しコマンドでなくデータ登録
コマンドでない場合には、データ登録処理S27内で判
断し、S35へ移行する(不図示)ものとする。
【0045】S28では、親展受信データ読み出しコマ
ンドか否かの判定を行う。そして、親展受信データ読み
出しコマンドであればS30へ移行し、そうでなければ
S29へ移行する。S29では、一例として親展受信結
果レポート等のデータ読み出しコマンドに応じた読み出
しデータをHDLCフレーム形式(図7参照)でS23
とは別の画像バッファBに蓄積し、読み出しデータを全
て蓄積後、S32へ移行する。
【0046】S30では、親展受信機能で重要な暗証番
号の判定を行う。親展メモリボックスの設定の際の暗証
番号と同じであれば親展受信原稿の転送を許可し、S3
1へ移行する。同じでなければ許可せず、S35へ移行
する。
【0047】S31では、親展受信原稿の読み出しデー
タをHDLCフレーム形式(図7参照)でS23とは別
の画像バッファB(S29で示す画像バッファと同じ)
に蓄積し、読み出しデータを全て蓄積後、S32へ移行
する。S32では、画像バッファBに蓄積された送信デ
ータの有無の判断を行う。送信データであればS33へ
移行し、送信データでなければS35へ移行する。S3
3では読み出しデータの送信を行う。そして、送信デー
タが終了したらS34へ移行する。
【0048】S34では指示機2側の動作が終了するま
で待機し、指示機2側からの応答(MCF)を受信した
らS35へ移行する。
【0049】S35では、データの蓄積に失敗し、また
はデータ送信後の指示機2側からの応答で親展受信原稿
の転送が許可されなかったら、NSF(データ要求信
号)を送信し、次のデータが送信されるまで待機する。
次のデータが指示機1より送信されるとS36へ移行す
る。
【0050】S36では、指示機1より送信されたデー
タが終了信号(DCN)を受信したかどうかの判断を行
う。終了信号(DCN)の受信であればS37へ移行
し、通信を終了し、本機2のリモート操作の動作を完了
する。終了信号(DCN)の受信でなければS23へ移
行する。
【0051】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0052】上述した第1、第2実施例は、親展受信デ
ータに関する制限条件により転送の可否を判断し、親展
受信データ全体を転送するものであったが、以下の第
3、第4実施例では、読み出し要求に付された受付番号
によって転送するデータを選択して転送するものであ
る。
【0053】図11は、本発明の第3、第4実施例で用
いるリモート操作読み出しコマンドを示すものである。
リモート操作読み出しコマンドは、ファクシミリ装置の
端末読み出すデータの内容を指定するためのコマンド
で、図11に示すように、ASCII文字列で読み出す
データ項目を定義し、一例として、指示元への親展受信
原稿の転送指示を#010*暗証番号*受付番号*・・
・#、指示元への親展受信結果レポートの転送を#01
1#、指示キャンセルを#999#、リモート操作の終
了を##のように定義される。
【0054】すなわち、本発明の第3、第4実施例で
は、上述した図2に示すリモート操作読み出しコマンド
の内容に加えて、親展受信原稿の転送指示として暗証番
号に加えて、複数の受付番号を付加できるようにしたこ
とにより、読み出すデータを選択して、転送できるよう
にしたものである。
【0055】図12は、本発明の第3実施例によるリモ
ート操作読み出し時の制御(低速手順)を示すフローチ
ャートである。なお、上述した図1、図3〜図5、図
7、図8に示す内容は、この第3実施例でも基本的に共
通であるものとする。
【0056】図12では、まず、公衆回線網2を通して
指示機1に応じ、S106で初期識別手順として機種宣
言の処理が行なわれ、伝送制御手順信号を送受信する。
【0057】そして、S107へ移行する。S107で
は、伝送制御送信データをHDLCフレーム形式(図7
参照)でフレームバッファに一時的に蓄積する。次のS
108へ移行する。S108ではHDLCフレーム中の
操作コマンドをRMDバッファ(図8参照)のデータ受
信バッファに蓄積する。
【0058】次にS109へ移行する。S109では操
作コマンドが最終データであるか否かの判断を行う。操
作コマンドが最終データであれば、S110へ移行し、
そうでなければS107へ移行する。S110では操作
コマンドがデータ読み出しであるか否かの判断を行う。
【0059】データ読み出しコマンドであればS112
へ移行し、そうでなければS111に移行し、データ登
録処理を行なう。ここで、データ読み出しコマンドでな
くデータ登録コマンドでない場合には、データ登録処理
S111で判断し、S121へ移行する(不図示)もの
とする。
【0060】S112では親展受信データ読み出しコマ
ンドかの判定を行う。親展受信データ読み出しコマンド
であればS114へ移行し、そうでなければS113へ
移行する。S113では一例として親展受信結果レポー
ト等のデータ読み出しコマンドに応じた読み出しデータ
をHDLCフレーム形式(図7参照)でデータ送信バッ
ファ(図8参照)に蓄積し、読み出しデータを全て蓄積
後、S119へ移行する。S114では親展受信機能で
重要な暗証番号の判定を行う。親展メモリボックスの設
定際の暗証番号と同じであれば、親展受信原稿の転送を
許可し、S115へ移行する。同じでなければ許可せず
S121へ移行する。
【0061】S115では、受付番号の判断を行い、受
付番号の指示があれば、S116に移行し、指示がなけ
ればS118へ移行する。S116では、指示された受
付番号に応じた親展受信原稿の読み出しデータをHDL
Cフレーム形式(図7参照)でデータ送信バッファ(図
8参照)に蓄積し、S117に移行する。S117で
は、次の受付番号による指示があるか否かの判断を行
う。指示があれば、S116に移行し、指示がなくなる
まで繰り返す。そして、指示がないと、S119に移行
する。
【0062】S118では、親展受信原稿の読み出しデ
ータをHDLCフレーム形式でデータ送信バッファに全
て蓄積し、S119に移行する。
【0063】S119では、データ送信バッファに蓄積
された送信データの有無を判断する。そして、送信デー
タがあれば、S120へ移行し、読み出しデータの送信
を行い、S119へ移行し、データがなくなるまでデー
タの送信を繰り返す。送信データがないとS121へ移
行する。
【0064】S121では、データの蓄積に失敗、また
は送信データがないとき、親展受信原稿の転送を許可さ
れなかったらNSF(データ要求信号)を送信し、次の
データが送信されるまで待機する。次のデータが指示機
1より送信されると、S122へ移行する。S122で
は指示機1より送信されたデータが終了信号(DCN)
を受信したかどうかの判断を行う。終了信号(DCN)
の受信であれば、S23へ移行して通信を終了し、S1
24で、本機2のリモート操作の動作を完了する。終了
信号(DCN)の受信でなければ、S107へ移行す
る。
【0065】また、指示機1側の読み取りデータ受信動
作は、公衆回線網2を通して本機2に応じ、初期識別手
順として機種宣言の処理が行なわれ、伝送制御手順信号
を送受信する。そして、本機2よりHDLCフレーム形
式(図7参照)で送信された読み取りデータを受信し、
画像バッファに蓄積する。そしてプリント処理を行う。
【0066】全ての読み取りデータを受信したところ
で、読み取りデータの受信失敗があればデータ再送信要
求を行い、読み取りデータを再受信する。読み取りデー
タを再受信し、または読み取りデータの受信失敗がなけ
れば、終了信号(DCN)を送信し、通信終了する。
【0067】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0068】図13は、この第4実施例によるリモート
操作読み出し時の制御(高速手順)を示すフローチャー
トである。なお、上述した図1、図3、図5、図7〜図
9、図11に示す内容は、この第4実施例でも基本的に
共通であるものとする。
【0069】この図13では、まず、公衆回線網2を通
して指示機1に応じ、S125で初期識別手順として機
種宣言の処理が行われ、伝送制御手順信号を送受信す
る。そして、S126へ移行する。
【0070】S126では、通信速度の決定を行い、次
のS127へ移行する。S127では、HDLC形式で
受信した画像データを画像バッファAに蓄積する。そし
て、最終フレームまで受信したらS128へ移行する。
【0071】S128では、画像データの伝送誤りの有
無の判断を行う。伝送誤りがあれば、S129へ移行し
てデータ再送の要求信号を送信し、次にS127へ移行
し、伝送誤りがなくなるまで行う。伝送誤りがなけれ
ば、S130へ移行する。
【0072】S130では、画像データとして受信した
操作コマンドがデータ読み出しであるか否かの判断を行
う。データ読み出しコマンドであればS132へ移行
し、そうでなければS131へ移行し、データ登録処理
を行う。ここで、データ読み出しコマンドでなくデータ
登録コマンドでない場合には、データ登録処理S131
内で判断し、S142へ移行する(不図示)ものとす
る。
【0073】S132では、親展受信データ読み出しコ
マンドか否かの判定を行う。親展受信データ読み出しコ
マンドであればS134へ移行し、そうでなければS1
33へ移行する。S133では、一例として親展受信結
果レポート等のデータ読み出しコマンドに応じた読み出
しデータをHDLCフレーム形式(図7参照)でS12
7とは別の画像バッファBに蓄積し、読み出しデータを
全て蓄積後、S139へ移行する。
【0074】S134では、親展受信機能で重要な暗証
番号の判定を行う。親展メモリボックスの設定の際の暗
証番号と同じであれば親展受信原稿の転送を許可し、S
135へ移行する。同じでなければ許可せず、S142
へ移行する。
【0075】S135では、受付番号の判断を行い、受
付番号の指示があればS136へ移行し、指示がなけれ
ばS138へ移行する。S136では、指示された受付
番号に応じた親展受信原稿の読み出しデータをHDLC
フレーム形式(図7参照)で、S127とは別の画像バ
ッファB(S133で示す画像バッファと同じ)に蓄積
し、S137では次の受付番号による指示があるのか判
断を行う。指示があればS136へ移行し、指示がなく
なるまで繰り返す。指示がなければS139に移行す
る。
【0076】S138では、親展受信原稿の読み出しデ
ータをHDLCフレーム形式で画像バッファBに全て蓄
積し、S139へ移行する。
【0077】S139では、画像バッファBに蓄積され
た送信データの有無の判断を行う。送信データであれば
S140へ移行し、送信データでなければS142へ移
行する。S140では読み出しデータの送信を行う。そ
して、送信データが終了したらS141へ移行する。
【0078】S141では指示機2側の動作が終了する
まで待機し、指示機2側からの応答(MCF)を受信し
たらS142へ移行する。
【0079】S142では、データの蓄積に失敗し、ま
たはデータ送信後の指示機2側からの応答で親展受信原
稿の転送が許可されなかったら、NSF(データ要求信
号)を送信し、次のデータが送信されるまで待機する。
次のデータが指示機1より送信されるとS143へ移行
する。
【0080】S143では、指示機1より送信されたデ
ータが終了信号(DCN)を受信したかどうかの判断を
行う。終了信号(DCN)の受信であればS144へ移
行し、通信を終了し、S145にて本機2のリモート操
作の動作を完了する。終了信号(DCN)の受信でなけ
ればS127へ移行する。
【0081】なお、以上はファクシミリ装置のリモート
読み出し動作について説明したが、他の通信装置による
テキストデータの通信等においても同様に適用し得るも
のである。
【0082】また、各装置の動作(例えば図5、図6、
図10、図12、図13のフローチャート)は、当該装
置内または外付けのメモリに格納されたプログラムに基
づきCPUが制御するものである。
【0083】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、通信装
置に受信した親展受信原稿や親展受信情報を、任意の通
信装置からのリモート操作によって転送させることがで
きるとともに、受付番号を用いて必要な親展受信原稿だ
けを指定して転送させることができ、不要な原稿の転送
を省くことができ、通信時間の短縮や通信費用の提言を
達成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるリモート操作読み出しシ
ステムの構成を示す説明図である。
【図2】本発明の第1、第2実施例で用いるリモート操
作読み出しコマンドを示すものである。
【図3】本発明の実施例によるリモート操作読み出しシ
ステムにおける指示機と本機のデータフローを示す説明
図である。
【図4】本発明の第1、第3実施例によるリモート操作
読み出し通信手順を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例によるリモート操作読み出し時
の操作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例によるリモート操作読み出
し時の制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例で用いるフレーム構成を示す説
明図である。
【図8】本発明の実施例におけるファクシミリ装置のメ
モリの一部を示す説明図である。
【図9】本発明の第2、第4実施例によるリモート操作
読み出し通信手順を示す説明図である。
【図10】本発明の第2実施例によるリモート操作読み
出し時の制御を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3、第4実施例で用いるリモート
操作読み出しコマンドを示すものである。
【図12】本発明の第3実施例によるリモート操作読み
出し時の制御を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第4実施例によるリモート操作読み
出し時の制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…指示機、 2…本機、 3…公衆回線網。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親展受信データを記憶する記憶手段と、 所定の通信回線を介して送信されてきたリモート操作読
    み出し要求を受信する受信手段と、 前記リモート操作読み出し要求に応じて、前記記憶手段
    に記憶した親展受信データを読み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段による読み出し動作の可否を、読み出
    す親展受信データの制限内容によって判断する第1の判
    断手段と、 前記リモート操作読み出し要求に付された受付番号によ
    り、前記記憶手段に記憶した複数の親展受信データの中
    から1つまたは複数の親展受信データを選択する第2の
    判断手段と、 前記第1の判断手段による判断の結果、親展受信データ
    の読み出しが許可された場合に、前記第2の判断手段に
    より前記受付番号によって選択されたデータを前記読み
    出し要求によって指示された転送先に転送するデータ転
    送手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の判断手段は、暗証番号の照合によって前記読
    み出し手段による読み出し動作の可否を判断することを
    特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記リモート操作読み出し要求に親展受信結果レポート
    の転送要求が付されている場合に、前記記憶手段に記憶
    した親展受信結果レポートを転送するモードを有し、前
    記親展受信結果レポートに、前記リモート操作読み出し
    要求に付された受付番号を記載して転送することを特徴
    とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記リモート操作読み出し要求に受付番号が付されてい
    ない場合には、全ての親展受信データを転送することを
    特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 前記リモート操作読み出し要求に暗証番号が付されてい
    ない場合には、親展受信データ以外の受信データを転送
    することを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 ITU−T勧告に基づくG3ファクシミリの300bp
    sのファクシミリ手順信号を用いて通信を行うことを特
    徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 ITU−T勧告に基づくG3ファクシミリの9600b
    psおよび/または4800bpsの画像信号を用いて
    親展受信データの転送を行うことを特徴とする通信装
    置。
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