JPH1198223A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH1198223A
JPH1198223A JP9252115A JP25211597A JPH1198223A JP H1198223 A JPH1198223 A JP H1198223A JP 9252115 A JP9252115 A JP 9252115A JP 25211597 A JP25211597 A JP 25211597A JP H1198223 A JPH1198223 A JP H1198223A
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unit
telephone
transfer
line
transfer destination
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Application number
JP9252115A
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English (en)
Inventor
Hideo Yoshizumi
秀夫 吉住
Tadashi Adachi
直史 安達
Akira Otake
旭 大竹
Yoshito Takeshima
義人 竹島
Teru Saito
輝 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転送動作を良好に行う通信端末装置を得る。 【解決手段】BS機(通信端末装置)200は公衆基地
局300との間で制御チャネルの同期が確立した状態に
おかれている。BS機200には、予め転送先となる固
定電話機400や簡易型形態電話機500の電話番号が
記憶されている。BS機200が転送モードに設定され
ている状態で、このBS機200に発信元の電話機10
0からの着信があると、BS機200は転送先の電話番
号データを公衆基地局300に送信し、転送先に対する
発呼をする。発呼に対して転送先の電話機(電話機40
0又は500)の呼び出しが行われ、その呼び出しに対
する応答があると、その転送先の電話機とBS機200
との間の回線接続が行われ、さらにBS機200と発信
元の電話機100との間の回線接続も行われる。これに
より、発信元の電話機100と転送先の電話機との間で
通話が可能な状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、転送機能を有す
る通信端末装置に関する。詳しくは、転送モードに設定
されている状態で、第1の回線を通して発信元より着信
があるとき、この第1の回線とは異なる第2の回線を通
して上記記憶手段に記憶されている転送先情報で示され
る転送先に発呼することによって、転送動作が良好に行
われるようにした通信端末装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機として留守録機能を有し、
留守録設定時に着信があった場合には自動応答をして発
信側にメッセージの入力を促し、さらにメッセージの入
力があった場合には自動的に指定の相手側に電話を掛け
てメッセージが入力された旨を通知するものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】留守録設定時に上述し
たような動作をする場合、発信側ではメッセージを入力
し、その後に指定の相手側より電話が掛け直されてくる
のを待たなくてはならない。また、発信側がメッセージ
を入力しないときは指定の相手側に何等通知されず、発
信側は指定の相手側といつまでたっても連絡がとれない
ことになりかねない。
【0004】そこで、この発明では、転送動作を良好に
行い得る通信端末装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信端末
装置は、転送先情報を記憶しておく記憶手段と、転送モ
ードに設定するためのモード設定手段と、転送モードに
設定されている状態で、第1の回線を通して発信元から
の着信があるとき、この第1の回線とは異なる第2の回
線を通して上記記憶手段に記憶されている転送先情報で
示される転送先に発呼する発呼制御手段とを備えるもの
である。
【0006】この発明において、記憶手段には予め転送
先情報、例えば転送先の電話番号が入力されて記憶され
ている。転送モードに設定されている状態で、発信元か
らの着信があるとき、第2の回線を通して転送先に直ち
に発呼が行われる。そのため、転送先が応答すること
で、転送先と発信元との間で通話が可能な状態となる。
これにより、従来の留守録機能を有する電話機のよう
に、発信側は指定の相手側といつまでたっても連絡がと
れないということがなくなる。この場合、記憶手段に転
送先情報を入力する手段を持つことで、ユーザは転送先
を任意に設定することが可能となる。
【0007】なお、発信元からの着信があるとき、呼出
音または振動等によって着信が報知されるものとし、そ
の報知が行われている間にハンドセットのオフフック等
によって応答するとき、第2の回線を通して転送先に発
呼することが中止され、例えば発信元との間でハンドセ
ット等を使用しての通話が可能な状態となる。このよう
に転送先への発呼を中止することで、無駄な転送を防止
することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。
【0009】図5は、実施の形態としてのベースステー
ション機(以下、「BS機」という)200を使用した
転送システムの構成概要を示している。BS機200
は、ISDN(integrated service digital network)
やPSTN(public switchedtelephone network)等の
公衆網を介して発信元の固定電話機100と接続されて
いる。また、BS機200は、簡易型携帯電話機(PH
S:Personal Handyphone System)の公衆基地局(C
S)300との接続機能を備えている。公衆基地局30
0は、ISDNやPSTNの公衆網に接続されている。
そして、この公衆網に転送先となる固定電話機400、
さらには転送先となる簡易型携帯電話機500が接続さ
れる公衆基地局(CS)600が接続されている。
【0010】図5に示す転送システムにおける転送動作
を説明する。BS機200は、公衆基地局300との間
で制御チャネルの同期が確立した状態におかれている。
また、BS機200の記憶手段には、予め転送先となる
固定電話機400や簡易型携帯電話機500の電話番号
データが記憶されている。BS機200が転送モードに
設定されている状態で、このBS機200に発信元の固
定電話機100からの着信があると、BS機200は転
送先の電話番号データ等の制御データを公衆基地局30
0に送信し、転送先に対する発呼をする。
【0011】この発呼に対して転送先の電話機(固定電
話機400や簡易型携帯電話機500)の呼び出しが行
われ、その呼び出しに対する応答があると、その転送先
の電話機とBS機200との間の回線接続が行われ、さ
らにBS機200と発信元の電話機100との間の回線
接続も行われる。これにより、発信元の電話機100と
転送先の電話機との間で通話が可能な状態となる。
【0012】図1は、実施の形態としてのBS機200
の構成を示している。このBS機200は、マイクロコ
ンピュータを備え、システム全体の動作を制御するため
の制御部201を有している。また、BS機200は、
電話回線接続用の端子204a,204bと、この端子
204a,204bに、直流カット用のコンデンサ20
5を介して接続される着信検出部206および回線切断
検出部207とを有している。着信検出部206では交
換機より断続的に供給される16Hzの呼出信号を検出
することで着信が検出され、この着信検出部206より
出力される着信検出信号は制御部201に供給される。
【0013】発信側による回線切断の場合、交換機より
400Hzの連続信号(ダイヤルトーン信号)、あるい
は400Hzの断続信号(ビジートーン信号)が送られ
てくるか、または無音状態となる。回線切断検出部20
7では上述した各状態のいずれかを検出することで回線
切断が検出され、この回線切断検出部207より出力さ
れる回線切断検出信号は制御部201に供給される。
【0014】また、BS機200は、回線側とのインピ
ーダンス整合をとりながら、2線/4線変換を行う2線
/4線変換回路209と、端子204a,204bと変
換回路209との間に挿入接続されるフックスイッチ2
10と、このフックスイッチ210に並列に接続された
接続スイッチ211と、フック状態検出部212とを有
している。
【0015】周知のように、後述するハンドセット(送
受話器)がオフフック状態にあるとき、フックスイッチ
210はオン状態となり、回線が直流閉結(直流ループ
閉成)の状態となると共に、一方ハンドセットがオンフ
ック状態にあるとき、フックスイッチ210はオフ状態
となり、回線が直流開放(直流ループ開放)の状態とな
る。フック状態検出部212は図示せずもフックスイッ
チ210と連動してオンオフ動作する接続スイッチを有
して構成され、このフック状態検出部212より出力さ
れるフック状態検出信号は制御部201に供給される。
【0016】接続スイッチ211のオンオフは制御部2
01によって制御される。例えば、後述する操作部のス
ピーカキーが押圧されてスピーカの使用モードとされる
ときは、接続スイッチ211はオン状態とされ、ハンド
セットがオンフック状態にあっても、回線は直流閉結の
状態とされる。なお、スピーカの使用モードで接続スイ
ッチ211がオン状態とされて回線が直流閉結の状態に
あるとき、操作部のスピーカキーが押圧されると、接続
スイッチ211はオフ状態とされて回線は直流開放の状
態となる。
【0017】また、BS機200は、変換回路209の
4線側(受信)に接続され、回線によって送られてくる
受信音声信号を増幅する低周波アンプ213と、この低
周波アンプ213より出力される受信音声信号をスピー
カ214またはハンドセット215の受話器(スピー
カ)に選択的に供給するための切換スイッチ216とを
有している。この場合、切換スイッチ216のa側の固
定端子はスピーカ214に接続され、そのb側の固定端
子はハンドセット215の受話器に接続され、その可動
端子は低周波アンプ213の出力側に接続されている。
【0018】また、BS機200は、マイクロホン21
7からの音声信号またはハンドセット215の送話器
(マイクロホン)からの音声信号を選択的に取り出すた
めの切換スイッチ218と、この切換スイッチ218で
取り出された音声信号を増幅する低周波アンプ219と
を有している。この場合、切換スイッチ218のa側の
固定端子はマイクロホン217に接続され、そのb側の
固定端子はハンドセット215の送話器に接続され、そ
の可動端子は低周波アンプ219の入力側に接続されて
いる。切換スイッチ216,218の切り換えは制御部
201によって制御され、スピーカ214およびマイク
ロホン217の使用時にはa側に接続され、ハンドセッ
ト215の使用時にはb側に接続される。
【0019】また、BS機200は、制御部201より
供給されるDTMF(Dual Tone Multiple Frequency)
信号コードをDTMF信号に変換するDTMF変調器2
21と、低周波アンプ219の出力音声信号とDTMF
変調器221より出力されるDTMF信号とを選択的に
取り出して変換回路209の4線側(送信)に供給する
切換スイッチ224とを有している。この場合、切換ス
イッチ224のe側の固定端子は低周波アンプ219の
出力側に接続され、そのf側の固定端子はDTMF変調
器221の出力側に接続され、その可動端子は変換回路
209の4線側(送信)に接続されている。切換スイッ
チ224の切り換えは制御部201によって制御され
る。
【0020】また、BS機200は、ユーザが各種のキ
ー操作を行うための操作部226と、液晶表示器等で構
成される表示部227と、電話帳データや転送先情報と
しての電話番号データ等を記憶しておく不揮発性メモリ
228と、着信時に制御部201の制御によって呼出音
を出力する呼出音出力部229とを有している。これら
操作部226、表示部227、不揮発性メモリ228お
よび呼出音出力部229は、それぞれ制御部201に接
続されている。
【0021】ここで、操作部226には、電話番号等を
入力するためのテンキー、スピーカ214の使用モード
とするためのスピーカキー、電話帳データを登録するた
めの操作キー、電話帳データを検索するための操作キ
ー、発呼を指示する操作キー、転送モードに設定するた
めの操作キー、不揮発性メモリ228に転送先情報とし
ての電話番号データを記憶させるための入力キー等が配
されている。表示部227には、システムの状態の他
に、電話帳データの検索で選択された電話帳データ、テ
ンキーで入力された電話番号等が表示される。
【0022】また、BS機200は、簡易型携帯電話機
の公衆基地局(CS)との接続機能を備えている。すな
わち、BS機200は、送受信用のアンテナ231と、
このアンテナ231で捕らえられた所定周波数の受信信
号をダウンコンバートしてπ/4シフトQPSK(Quad
rature Phase Shift Keying)信号を得ると共に、後述
するディジタル変復調部より出力されるπ/4シフトQ
PSK信号をアップコンバートして所定周波数の送信信
号を得るための無線部232と、この無線部232より
出力されるπ/4シフトQPSK信号に復調処理をして
受信データを得ると共に、後述するTDMA(Time Div
ision Multiple Access)処理部より出力される送信デ
ータに変調処理をしてπ/4QPSK信号を得るディジ
タル変復調部233とを有している。
【0023】また、BS機200は、ディジタル変復調
部233より出力される受信データ(複数スロットの時
分割多重データ)より予め設定された下りスロットのデ
ータを選択し、制御データおよび圧縮音声データに分離
すると共に、後述する音声コーデック部より出力される
圧縮音声データや、制御部201より出力される制御デ
ータを予め設定された上りスロットに多重するTDMA
処理部234を有している。
【0024】また、BS機200は、TDMA処理部2
34より出力される圧縮音声データに対して復号化処理
(誤り訂正処理を含む)をして音声信号を得、この音声
信号を変換回路209の4線側(送信)に供給すると共
に、変換回路209の4線側(受信)に得られる音声信
号に対して圧縮符号化処理(誤り訂正符号の付加処理も
含む)をして圧縮音声データを得るための音声コーデッ
ク部235とを有している。
【0025】図1に示すBS機200の動作を説明す
る。ハンドセット215をオフフック状態とするか、あ
るいは操作部226のスピーカキーを押圧して回線を直
流閉結の状態とした後に、操作部226のキー操作で相
手側の電話番号を入力するか、あるいは電話帳データを
検索して所望の電話帳データが表示部227に表示され
た状態で発呼操作をすると、発呼動作が行われる。
【0026】すなわち、制御部201の制御により切換
スイッチ224がf側に接続される。また、制御部20
1よりDTMF変調器221に相手側の電話番号データ
に対応したDTMF信号コードが供給され、このDTM
F変調器221より相手側の電話番号データに対応した
DTMF信号が出力される。そして、このDTMF信号
が切換スイッチ224のf側を通じて変換回路209の
4線側(送信)に供給され、さらに電話回線を通じて交
換機(図示せず)に送信される。相手側で呼び出しに対
する応答があると、相手側との回線が接続されて通話が
可能な状態となる。
【0027】一方、待ち受けの状態で、電話回線を通じ
て呼出信号が送信されてくると、着信検出部206で着
信が検出され、呼出音出力部229より呼出音が出力さ
れる。呼出音が出力されている状態で、ハンドセット2
15をオフフック状態とするか、あるいは操作部226
のスピーカキーを押圧することで応答することができ
る。この応答操作によって、フックスイッチ210また
は接続スイッチ211がオン状態となって回線が直流閉
結の状態となる。これにより、相手側との回線が接続さ
れて通話が可能な状態となる。
【0028】なお、回線が接続されて通話可能状態にあ
る場合、ハンドセット215をオンフック状態とする
か、あるいは操作部226のスピーカキーを押圧するこ
とで、回線は直流開放の状態となり、これにより回線が
切断される。
【0029】次に、図2のフローチャートを使用し、転
送モード設定時における制御部201の制御動作を説明
する。不揮発性メモリ228には、予め、操作部226
の操作によって転送先の電話番号データが記憶されてい
る。また、BS機200は、公衆基地局300(図5参
照)との間で制御チャネルの同期が確立した状態におか
れている。
【0030】ステップST1で、着信があるか否かを判
定する。着信があるときは、ステップST2で、呼出音
出力部229より呼出音の出力を開始させる。そして、
ステップST3で、不揮発性メモリ228より転送先の
電話番号データを読み出し、ステップST4で、公衆基
地局300との無線接続処理を行って、その後にステッ
プST5で、転送先に対する発呼処理をする。すなわ
ち、制御部201より制御データとして電話番号データ
等がTDMA処理部234に供給されて制御チャネルで
公衆基地局300に送信される。
【0031】続いて、ステップST6で、ハンドセット
215をオフフック状態とするか、あるいは操作部22
6のスピーカキーを押圧することによる応答(BS機2
00自身の応答)があったか否かを判定し、ステップS
T7で、転送先で応答があったか否かを判定し、さらに
ステップST8で、発信側の回線切断があったか否かを
判定する。ステップST8で発信側の回線切断があった
ときは、ステップST14で、呼出音出力部229から
の呼出音の出力を停止させ、ステップST15で、待ち
受け状態とする。
【0032】ステップST6でBS機200自身の応答
があるときは、ステップST9で、呼出音出力部229
からの呼出音の出力を停止させ、ステップST10で、
公衆基地局300に対する無線開放処理をする。そし
て、ステップST11で、ハンドセット215等を使用
して発信元と通話が可能な状態とする。また、ステップ
ST7で転送先の応答があるときは、ステップST12
で、呼出音出力部229からの呼出音の出力を停止さ
せ、ステップST13で、発信元と転送先とで通話が可
能な状態とする。
【0033】ここで、公衆基地局300を介しての通話
は通話チャネルを使用して行われるが、上述した無線接
続処理時に、公衆基地局300より、通話チャネルの通
信周波数およびスロット位置のデータが制御データとし
て送信され、TDMA処理部234より制御部201に
供給されている。制御部201は、通信周波数データに
基づいて無線部232を制御して送受信周波数が通話チ
ャネルの通信周波数と一致するようにし、さらにスロッ
ト位置データに基づいてTDMA処理部234で選択さ
れるスロットを設定する。これにより、公衆基地局30
0を介しての通話は、公衆基地局300より通知された
通話チャネルを使用して行われることとなる。
【0034】次に、図3および図4の制御シーケンス図
を使用して、図5に示すBS機200を使用した転送シ
ステムの動作例を詳細に説明する。なお、転送先の電話
機は、仮に簡易型携帯電話機500としている。まず、
図3を使用して、発信元の固定電話機100からの着信
があった場合にBS機200自身が応答する場合の動作
例について説明する。
【0035】BS機200に発信元の電話機100から
の着信があると、このBS機200の制御部201は、
呼出音出力部229を制御して呼出音を出力させると共
に、TDMA処理部234に転送先の電話番号データ等
の制御データを供給し、転送先に対する発呼が行われる
ように制御する。なお、図示せずも、この発呼に先だっ
て、BS機200は公衆基地局300と無線接続され
る。上述の発呼に対応して、公衆基地局300より公衆
網を介して転送先の電話機500に呼び出しが行われ、
電話機500は例えば呼出音の出力状態となる。
【0036】この状態で、BS機200でハンドセット
215がオフフック状態とされる等して応答するとき、
制御部201は呼出音出力部229を制御して呼出音の
出力を停止させ、さらに発呼中止の制御をする。すなわ
ち、発呼中止の制御では、制御部201はTDMA処理
部234に無線開放のための制御データを供給し、これ
が公衆基地局300に送信されるようにする。BS機2
00の無線開放が行われることにより、公衆基地局30
0より公衆網を介しての転送先の電話機500に対する
呼び出しは中止され、それに伴って電話機500の例え
ば呼出音の出力も停止される。
【0037】上述したように、BS機200でハンドセ
ット215がオフフック状態とされる等して応答すると
き、フックスイッチ210または接続スイッチ211が
オンとなって回線が直流閉結の状態となることから、B
S機200と発信元100の電話機100との間の回線
が接続され、通話可能な状態となる。その後、通話が終
了し、例えば発信側で回線切断が行われると、交換機よ
りビジートーン信号がBS機200に送られてくる。ユ
ーザはハンドセット215の受話器やスピーカ214で
これを確認でき、ハンドセット215をオンフックとす
るか、あるいはスピーカ214の使用時には操作部22
6のスピーカキーを押圧する。これにより、回線開放が
行われる。
【0038】次に、図4を使用して、発信元の固定電話
機100からの着信があった場合に転送先の電話機50
0が応答する場合の動作例について説明する。
【0039】BS機200に発信元の電話機100から
の着信があると、このBS機200の制御部201は、
呼出音出力部229を制御して呼出音を出力させると共
に、TDMA処理部235に転送先の電話番号データ等
の制御データを供給し、転送先に対する発呼が行われる
ように制御する。なお、図示せずも、この発呼に先だっ
て、BS機200は公衆基地局300と無線接続され
る。上述の発呼に対応して、公衆基地局300より公衆
網を介して転送先の電話機500に呼び出しが行われ、
電話機500は例えば呼出音の出力状態となる。
【0040】この状態で、電話機500で応答があると
き、応答データが電話機500より公衆網を介して公衆
基地局300に供給され、さらにこの公衆基地局300
よりBS機200に送られる。公衆基地局300より応
答データが送られてくるとき、制御部201は呼出音出
力部229を制御して呼出音の出力を停止させ、さらに
接続スイッチ211をオンとして回線を直流閉結の状態
とする。これにより、BS機200と発信元100の電
話機100との間の回線が接続され、通話が可能な状態
となる。
【0041】また、公衆基地局300より応答データが
送られてくるとき、制御部201は、通信周波数データ
に基づいて無線部232を制御して送受信周波数が通話
チャネルの通信周波数と一致するようにし、さらにスロ
ット位置データに基づいてTDMA処理部234で選択
されるスロットを設定し、公衆基地局300を介しての
通話チャネルによる通話が可能な状態とする。これによ
り、発信元の電話機100と転送先の電話機500との
間が2種類の回線で接続された状態となり、通話可能な
状態となる。
【0042】その後、通話が終了し、例えば発信側で回
線切断が行われると、交換機よりビジートーン信号がB
S機200に送られてくる。このビジートーン信号は回
線切断検出部207によって検出され、この検出出力を
受けた制御部201は接続スイッチ211をオフ状態に
制御することで回線の開放を行う。一方、制御部201
は無線部232を介して公衆基地局300に対して切断
処理を行い、これによって公衆基地局300は電話機5
00に対して切断信号を送出する。電話機500は、こ
の切断信号の受信によって公衆基地局300との無線開
放を行って、制御チャネルを間欠的に受信するいわゆる
待ち受けの状態に移行する。
【0043】このように本実施の形態においては、転送
モードの設定時に、発信元の電話機100より着信があ
るとき、無線回線を構成する公衆基地局300を通して
転送先に発呼するものであり、予め設定した転送先への
転送動作が良好に行われる。また、発信元の電話機10
0より着信があるとき、ハンドセット215をオフフッ
ク状態とする等して応答でき、その場合には転送先の電
話機500への発呼は中止され、無駄な転送が回避され
る。
【0044】なお、上述実施の形態においては、BS機
200は2つの回線に接続できるようになっているが、
有線、無線を問わず、3つ以上の回線に接続し得る通信
端末装置にもこの発明を同様に適用できることは勿論で
ある。また、上述実施の形態は電話機の例であるが、こ
の発明はファクシミリ、モデム等のその他の通信端末装
置にも同様に適用できる。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、転送モードに設定さ
れている状態で、第1の回線を通して発信元より着信が
あるとき、この第1の回線とは異なる第2の回線を通し
て上記記憶手段に記憶されている転送先情報で示される
転送先に発呼するものであり、転送動作が良好に行われ
る利益がある。つまり、従来の留守録機能を有する電話
機のように発信側がメッセージを入力しないときは指定
の相手側に何等通知しないというものではなく、発信側
は指定の相手側といつまでたっても連絡がとれないとい
うこともなくなる。
【0046】また、発信元からの着信の報知が行われて
いる状態で応答手段による応答があるとき、第2の回線
を通して転送先に発呼することを中止することで、無駄
な転送を回避できる。さらに、記憶手段に転送先情報を
入力する手段を持つことで、ユーザは転送先を任意に設
定できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのベースステーション電話機
(BS機)の構成を示すブロック図である。
【図2】転送モード設定時におけるベースステーション
電話機の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】ベースステーション電話機を使用した転送シス
テムの動作例(BS機自身が応答)を説明するための制
御シーケンス図である。
【図4】ベースステーション電話機を使用した転送シス
テムの動作例(転送先が応答)を説明するための制御シ
ーケンス図である。
【図5】ベースステーション電話機を使用した転送シス
テムの構成概要を示す図である。
【符号の説明】
100 発信元の固定電話機 200 ベースステーション電話機(BS機) 201 制御部 204a,204b 電話回線接続用の端子 206 着信検出部 207 回線切断検出部 209 2線/4線変換回路 210 フックスイッチ 211 接続スイッチ 212 フック状態検出部 214 スピーカ 215 ハンドセット 216,218,224 切換スイッチ 217 マイクロホン 221 DTMF変調器 226 操作部 227 表示部 228 不揮発性メモリ 229 呼出音出力部 231 送受信用のアンテナ 232 無線部 233 ディジタル変復調部 234 TDMA処理部 235 音声コーデック部 300,600 公衆基地局 400 送信先の固定電話機 500 送信先の簡易型携帯電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹島 義人 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 (72)発明者 齊藤 輝 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送先情報を記憶しておく記憶手段と、 転送モードに設定するためのモード設定手段と、 上記転送モードに設定されている状態で、第1の回線を
    通して発信元からの着信があるとき、上記第1の回線と
    は異なる第2の回線を通して上記記憶手段に記憶されて
    いる転送先情報で示される転送先に発呼する発呼制御手
    段とを備えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 上記第1および第2の回線のうち少なく
    とも一方は無線回線であることを特徴とする請求項1に
    記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の回線を通して発信元からの着
    信があるとき、着信を報知する着信報知手段と、 上記着信に対して応答するための応答手段とを備え、 上記着信の報知が行われている状態で上記応答手段によ
    る応答があるとき、上記発呼制御手段は、第2の回線を
    通して転送先に発呼することを中止することを特徴とす
    る請求項1に記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 上記記憶手段に上記転送先情報を記憶す
    る転送先情報入力手段を備えることを特徴とする請求項
    1に記載の通信端末装置。
JP9252115A 1997-09-17 1997-09-17 通信端末装置 Pending JPH1198223A (ja)

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