JPH1198099A - データ多重化方法および装置 - Google Patents

データ多重化方法および装置

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JPH1198099A
JPH1198099A JP9256627A JP25662797A JPH1198099A JP H1198099 A JPH1198099 A JP H1198099A JP 9256627 A JP9256627 A JP 9256627A JP 25662797 A JP25662797 A JP 25662797A JP H1198099 A JPH1198099 A JP H1198099A
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    • H04N21/4341Demultiplexing of audio and video streams

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種ヘッダや複数種類の転送データが順次入
力される外部メモリから各種データを取り込んで一つの
システムストリームに多重化して外部出力するとき、外
部メモリを一個としてもデータ出力が遅滞しないように
する。 【解決手段】 外部メモリ46から順次取り込まれるシ
ステムヘッダと複数種類の転送データとを各種キャッシ
ュ55〜57で個々に一時保存してから一つのシステム
ストリームに多重化し、そのシステムヘッダの所定位置
にシステムクロックをデータ入力してから外部出力す
る。外部メモリ46から読み出した各種データを各種キ
ャッシュ55〜57で一時保存してからシステムストリ
ームを生成するので、一個の外部メモリ46の書込要求
と読出要求とが衝突してデータ読出が遅滞してもシステ
ムストリームの外部出力に影響しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、別体の一個の外部
メモリからシステムヘッダとともに音声ヘッダが付与さ
れた音声データや画像ヘッダが付与された画像データを
取り込み、システムストリームを生成するデータ多重化
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種データのデータ転送やデータ
蓄積を実行するデータ処理システムにおいて、複数種類
の転送データである音声データと画像データとをシステ
ムストリームに多重化してから転送するものがある。こ
のようなデータ処理システムを図9ないし図14を参照
して以下に説明する。
【0003】まず、ここで例示するデータ処理システム
1は、図9に示すように、エンコーダ装置2とデコーダ
装置3とを具備しており、これらの装置2,3が通信ネ
ットワーク4で接続されている。エンコーダ装置2は、
音声データと画像データからシステムストリームを生成
して送信し、デコーダ装置3は、システムストリームを
受信して音声データと画像データとを再現する。
【0004】なお、ここではエンコーダ装置2とデコー
ダ装置3とがシステムストリームを通信ネットワーク4
でリアルタイムに通信することを例示するが、エンコー
ダ装置2が光ディスク等の蓄積メディア(図示せず)に
システムストリームを格納し、これをデコーダ装置3が
再生することも可能である。
【0005】エンコーダ装置2は、オーディオエンコー
ダ11とビデオエンコーダ12とを具備しており、これ
らのエンコーダ11,12には、外部メモリである音声
符号FIFO(First In First Out)13と画像
符号FIFO14とがバッファとして個々に接続されて
いる。これらのFIFO13,14は、データ多重化装
置である一個のマルチプレクサ15に共通に接続されて
おり、このマルチプレクサ15が通信ネットワーク4に
接続されている。
【0006】デコーダ装置3は、通信ネットワーク4に
接続されたデマルチプレクサ16を具備しており、この
デマルチプレクサ16には、各々バッファとなる音声符
号FIFO17と画像符号FIFO18とを個々に介し
てオーディオデコーダ19とビデオデコーダ20とが各
々接続されている。
【0007】マルチプレクサ15には、図10に示すよ
うに、前述した音声符号FIFO13と画像符号FIF
O14の他、外部メモリの一部としてヘッダFIFO2
1も接続されており、このヘッダFIFO21とマルチ
プレクサ15には、CPU(Central Processing U
nit)22が接続されている。
【0008】より詳細には、マルチプレクサ15はコマ
ンドFIFO31を具備しており、このコマンドFIF
O31にCPU22が接続されている。コマンドFIF
O31には制御回路32が接続されており、この制御回
路32には、アドレス生成回路33とセレクタ回路34
とが接続されている。
【0009】アドレス生成回路33は、前述の三つのF
IFO13,14,21に接続されており、これらのF
IFO13,14,21もセレクタ回路34に接続され
ている。このセレクタ回路34は、システムクロックカ
ウンタ35とパディング出力回路36も接続されてお
り、前述の通信ネットワーク4に接続されている。
【0010】なお、音声符号FIFO13と画像符号F
IFO14とは符号データの一時保存と読み出しとがリ
アルタイムに実行されるので蓄積量が逐次変化するが、
これらのFIFO13,14もCPU22に接続されて
いるので(図示せず)、このCPU22はFIFO1
3,14のデータ蓄積量を各々認識することができる。
【0011】上述のような構造のデータ処理システム1
は、図11に示すように、相互に同期した音声符号と画
像符号とをエンコーダ装置2によりMPEG方式で圧縮
してからPS(Program Stream)形式やTS(Transpo
rt Stream)形式の一つのシステムストリームに多重化
してデータ送信し、デコーダ装置3によりシステムスト
リームをデータ受信して音声データと画像データとを再
現する。
【0012】MPEG方式ではエンコーダ装置2とデコ
ーダ装置3との同期を確保するため、これらの装置2,
3の各々がシステムクロックを具備している。そして、
エンコーダ装置2が自身のシステムクロックの数値を時
々システムストリームにデータ入力してデコーダ装置3
に送信するので、このデコーダ装置3では受信したシス
テムストリームのシステムクロックの数値に対応して自
身のシステムクロックを修正することにより、エンコー
ダ装置2とデコーダ装置3との同期が確保される。
【0013】より詳細には、エンコーダ装置2は、画像
データと音声データとの符号化の単位(例えば、画像デ
ータでは1フレーム、音声データでは所定時間)ごと
に、そこに包含される画像データと音声データとの再生
時刻であるPTS(PresentationTime Stamp)をシス
テムクロックの数値で指定してシステムストリームにデ
ータ入力する。
【0014】そして、デコーダ装置3は、自身のシステ
ムクロックが受信した画像データや音声データの再生時
刻となると、これらのデータを符号化単位ごとに再生す
る。これでデコーダ装置3は画像データと音声データと
をエンコーダ装置2でエンコードされたタイミングで再
生することができ、相互の同期が確保されることにな
る。
【0015】上述したシステムクロックの数値は、PS
形式ではシステムヘッダの所定位置にデータ入力され、
TS形式ではシステムヘッダに相当するアダプテーショ
ンフィールドの所定位置にデータ入力される。また、画
像データと音声データとの再生時刻は、画像ヘッダと音
声ヘッダとの所定位置に各々入力される。
【0016】なお、エンコーダ装置2とデコーダ装置3
との同期を維持するため、これらの装置2,3を仲介す
る通信ネットワーク4や蓄積メディアの遅延は一定であ
ることが好ましい。このため、エンコーダ装置2がシス
テムストリームにデータ入力するシステムクロックの数
値も、エンコーダ装置2がシステムストリームを出力す
る時点でのシステムクロックの数値である必要がある。
【0017】また、デコーダ装置3による画像データや
音声データの再生時刻は、各々の符号化単位が一定時間
分のデータであるため、前回の再生時刻に定数を加算す
ることにより今回の符号化単位の再生時刻を算出するこ
とが可能である。
【0018】ここで例示するデータ処理システム1のエ
ンコーダ装置2が生成するシステムストリームは、説明
を簡単とするために単純なPS形式に対応したものとす
る。このような形式のシステムストリームは、図12に
示すように、複数のパックデータからなり、複数のパッ
クデータは複数のパケットからなる。そのパケットの各
々の先頭には、各々のデータヘッダである音声ヘッダと
画像ヘッダとが個々に付与されており、複数のパックデ
ータの各々の先頭にはシステムヘッダが付与されてい
る。
【0019】なお、複数のパックデータの各々では、シ
ステムヘッダ後の一番目のデータパケットが音声パケッ
トからなり、以後はシステムストリームの生成時のデー
タ蓄積量に対応して画像パケットが所定個数まで適宜連
続する。ただし、画像データの蓄積量が不足している場
合には、パディングパケットがダミーとしてパックデー
タに挿入される。なお、このような動作は、PS形式の
他の方式のシステムストリームやTS形式のシステムス
トリームでも略同様である。
【0020】ここで、エンコーダ装置2がシステムスト
リームを生成するデータ多重化方法を以下に説明する。
まず、オーディオエンコーダ11が音声データとしてM
PEG方式で圧縮された音声符号を順次生成すると、こ
の音声符号が外部メモリである音声符号FIFO13に
逐次記憶される。同様に、ビデオエンコーダ12が画像
データとしてMPEG方式で圧縮された画像符号を順次
生成すると、この画像符号が外部メモリである画像符号
FIFO14に逐次記憶される。
【0021】このような状態で、図13に示すように、
CPU22は、最初にシステムヘッダと音声ヘッダと画
像ヘッダとを発行してヘッダFIFO21に格納してか
ら、ヘッダFIFO21と音声符号FIFO13と画像
符号FIFO14とに対するデータ読出のコマンドを、
上述の順番で発行してコマンドFIFO31に格納す
る。このとき、音声ヘッダと画像ヘッダとに包含される
再生時刻は、CPU22が適切に設定する。
【0022】上述のようにコマンドFIFO31に格納
された各種コマンドは、図14に示すように、制御回路
32により順番に読み出され、この制御回路32が各種
コマンドに対応してアドレス生成回路33やセレクタ回
路34を動作制御することによりシステムストリームが
生成される。
【0023】つまり、最初にアドレス生成回路33が適
正なアドレスデータを生成することでヘッダFIFO2
1からシステムヘッダが読み出され、これがセレクタ回
路34を介して外部出力される。このとき、セレクタ回
路34が適正なタイミングでヘッダFIFO21とシス
テムクロックカウンタ35とを切り換えることで、シス
テムヘッダの出力途中でシステムクロックが外部出力さ
れるので、外部出力されるシステムヘッダの所定位置に
システムクロックが挿入されることになる。
【0024】つぎに、アドレス生成回路33が適正なア
ドレスデータを生成することで、ヘッダFIFO21か
ら音声ヘッダが読み出されるとともに音声FIFO13
から音声符号が所定のパケット長だけ音声パケットとし
て読み出され、これらの音声ヘッダと音声パケットとが
セレクタ回路34を介して外部出力される。
【0025】以下同様に、画像パケットと音声パケット
とが適宜読み出されて外部出力されるが、FIFO1
3,14の一方に蓄積されたデータ容量がパケット長に
不足している場合には他方からパケットデータが読み出
され、両方が不足している場合にはパディング出力回路
36からパディングパケットが出力される。
【0026】上述のようにエンコーダ装置2から外部出
力されるシステムストリームは、そのシステムヘッダに
現在時刻を示すシステムクロックが挿入されているの
で、システムストリームが外部入力されるデコーダ装置
3では、システムストリームの出力時刻を正確に認識す
ることができ、これに基づいて音声パケットや画像パケ
ットを適正な時刻にデコードすることができる。
【0027】つまり、上述したデータ処理システム1で
は、エンコーダ装置2が音声データと画像データから生
成して外部出力するシステムストリームに現在時刻のシ
ステムクロックが挿入されており、その音声データと画
像データとの再生時刻は各々のヘッダに指定されてい
る。このため、デコーダ装置3は外部入力されるシステ
ムストリームから音声データと画像データとを順次再現
することを、エンコーダ装置2に同期してリアルタイム
に実行することができる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなデータ処
理システム1では、音声データと画像データとをエンコ
ーダ装置2でシステムストリームに変換してデコーダ装
置3に転送することができ、エンコーダ装置2がシステ
ムストリームに現在時刻のシステムクロックを挿入する
のでデコーダ装置3は音声データと画像データとを適正
な時刻に再現することができる。
【0029】しかし、上述したデータ処理システム1の
エンコーダ装置2では、音声データと画像データと各種
ヘッダとを各々専用の外部メモリである音声符号FIF
O13と画像符号FIFO14とヘッダFIFO21と
で各々蓄積しているので、この外部メモリであるFIF
O13,14,21が複数となっている。このため、こ
れらのFIFO13,14,21と接続されるエンコー
ダ装置2のインターフェイスなども複数となっており、
このエンコーダ装置2は規模が増大して小型軽量化や生
産性向上が阻害されている。
【0030】例えば、上述のようなFIFO13,1
4,21を一個の外部メモリに統合し、この外部メモリ
の内部にFIFO13,14,21に相当する三つの記
憶領域を確保することは可能である。この場合、音声デ
ータと画像データと各種ヘッダとを蓄積する外部メモリ
を一個とすることができ、これに接続されるエンコーダ
装置2のインターフェイスなども一つとすることができ
る。
【0031】しかし、上述のような構造では一個の外部
メモリに対して各種データの書込要求や読出要求が各種
タイミングで発生するので、例えば、データ書込のため
にデータ読出が長時間に待機するようなことが発生す
る。この場合、音声データや画像データを滞りなく読み
出すことが困難となり、例えば、音声データや画像デー
タの送信が遅滞してデコーダ装置での再生時刻に間に合
わなかったり、パディングパケットを外部出力すること
が増加して全体の転送レートが低下することになる。
【0032】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、外部メモリを一個としても複数種類の転
送データをシステムストリームとして良好に外部出力す
ることができるデータ多重化方法および装置を提供する
ことを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の一のデータ多重
化方法は、一個の外部メモリが外部入力して一時保存す
るシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類
の転送データとの各々を時分割に順次取り込み、前記外
部メモリから順次取り込まれるシステムヘッダと複数種
類のデータヘッダと複数種類の転送データとの各々を個
々に一時保存し、一時保存されたシステムヘッダと複数
種類のデータヘッダと複数種類の転送データとを各々読
み出して一つのシステムストリームに多重化し、生成さ
れたシステムストリームのシステムヘッダの所定位置に
現在時刻を示すシステムクロックをデータ入力し、この
システムクロックがシステムヘッダの所定位置にデータ
入力されたシステムストリームを外部出力するようにし
た。
【0034】従って、システムヘッダと複数種類のデー
タヘッダと複数種類の転送データとを一時保存する外部
メモリが一個なので、その各種データの書込要求と読出
要求とが衝突することがある。しかし、外部メモリから
読み出された各種データは一時保存されてからシステム
ストリームに多重化されるので、外部メモリから各種デ
ータを読み出すことが遅滞してもシステムストリームの
生成に影響することが防止されている。なお、本発明で
云う外部メモリとは、外部入力されるシステムヘッダや
転送データを一時保存するものであれば良い。
【0035】本発明の他のデータ多重化方法は、一個の
外部メモリが外部入力して一時保存するシステムヘッダ
と複数種類のデータヘッダと複数種類の転送データとの
各々を時分割に順次取り込み、前記外部メモリから順次
取り込まれるシステムヘッダと複数種類のデータヘッダ
と複数種類の転送データとを一つのシステムストリーム
に多重化し、生成されるシステムストリームを一時保存
し、一時保存されたシステムストリームを読み出してシ
ステムヘッダの所定位置に現在時刻を示すシステムクロ
ックをデータ入力し、このシステムクロックがシステム
ヘッダの所定位置にデータ入力されたシステムストリー
ムを外部出力するようにした。
【0036】従って、システムヘッダと複数種類のデー
タヘッダと複数種類の転送データとを一時保存する外部
メモリが一個なので、その各種データの書込要求と読出
要求とが衝突することがある。しかし、外部メモリから
読み出された各種データはシステムストリームに多重化
されてストリーム記憶手段で一時保存されるので、外部
メモリから各種データを読み出すことが遅滞してもシス
テムストリームの外部出力に影響しない。
【0037】本発明の一のデータ多重化装置は、別体の
一個の外部メモリが外部入力して一時保存するシステム
ヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類の転送デー
タとの各々を時分割に順次取り込むデータ入力手段と、
該データ入力手段により順次取り込まれるシステムヘッ
ダとデータヘッダとを一時保存するヘッダ記憶手段と、
前記データ入力手段により順次取り込まれる複数種類の
転送データを個々に一時保存する複数のデータ記憶手段
と、前記ヘッダ記憶手段と複数の前記データ記憶手段と
からシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種
類の転送データとを各々読み出して一つのシステムスト
リームに多重化するストリーム生成手段と、現在時刻を
示すシステムクロックを常時出力するクロック発生手段
と、前記ストリーム生成手段により生成されたシステム
ストリームのシステムヘッダの所定位置に前記クロック
発生手段が出力するシステムクロックをデータ入力する
クロック入力手段と、該クロック入力手段によりシステ
ムクロックがシステムヘッダの所定位置にデータ入力さ
れたシステムストリームを外部出力するデータ出力手段
と、を具備している。
【0038】従って、別体の一個の外部メモリが外部入
力されるシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複
数種類の転送データとの各々を一時保存するので、これ
らの各々がデータ入力手段により時分割に順次取り込ま
れ、このように順次取り込まれるシステムヘッダと複数
種類のデータヘッダとがヘッダ記憶手段により一時保存
されるとともに、複数種類の転送データも複数のデータ
記憶手段により個々に一時保存される。このようにヘッ
ダ記憶手段と複数のデータ記憶手段とで一時保存された
システムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類の
転送データとがストリーム生成手段により各々読み出さ
れて一つのシステムストリームに多重化され、このシス
テムストリームのシステムヘッダの所定位置にクロック
発生手段が出力する現在時刻のシステムクロックがクロ
ック入力手段によりデータ入力され、このようにシステ
ムクロックがシステムヘッダの所定位置にデータ入力さ
れたシステムストリームがデータ出力手段により外部出
力される。
【0039】システムヘッダと複数種類のデータヘッダ
と複数種類の転送データとを一時保存する外部メモリが
一個なので、その各種データの書込要求と読出要求とが
衝突することがある。しかし、外部メモリから読み出さ
れた各種データはヘッダ記憶手段やデータ記憶手段で一
時保存されてからシステムストリームに多重化されるの
で、外部メモリから各種データを読み出すことが遅滞し
てもシステムストリームの生成に影響しない。
【0040】なお、本発明で云う各種手段は、その機能
を実現するように形成されていれば良く、例えば、専用
のハードウェア、適正な機能がプログラムにより付与さ
れたコンピュータ、適正なプログラムによりコンピュー
タの内部に実現された機能、これらの組み合わせ、等を
許容する。
【0041】本発明の他のデータ多重化装置は、別体の
一個の外部メモリが外部入力して一時保存するシステム
ヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類の転送デー
タとの各々を時分割に順次取り込むデータ入力手段と、
該データ入力手段により順次取り込まれるシステムヘッ
ダと複数種類のデータヘッダと複数種類の転送データと
を一つのシステムストリームに多重化するストリーム生
成手段と、該ストリーム生成手段により生成されるシス
テムストリームを一時保存するストリーム記憶手段と、
該ストリーム記憶手段で一時保存されたシステムストリ
ームを外部出力するデータ出力手段と、現在時刻を示す
システムクロックを常時出力するクロック発生手段と、
前記データ出力手段により外部出力されるシステムスト
リームのシステムヘッダの所定位置に前記クロック発生
手段が出力するシステムクロックをデータ入力するクロ
ック入力手段と、を具備している。
【0042】従って、別体の一個の外部メモリが外部入
力されるシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複
数種類の転送データとの各々を一時保存するので、これ
らの各々がデータ入力手段により時分割に順次取り込ま
れ、このように順次取り込まれるシステムヘッダと複数
種類のデータヘッダと複数種類の転送データとがストリ
ーム生成手段により一つのシステムストリームに多重化
される。このように生成されたシステムストリームはス
トリーム記憶手段により一時保存されてから、データ出
力手段により読み出されて外部出力される。このとき、
クロック発生手段が現在時刻を示すシステムクロックを
常時出力しているので、外部出力されるシステムストリ
ームのシステムヘッダの所定位置に現在時刻のシステム
クロックがクロック入力手段によりデータ入力される。
【0043】システムヘッダと複数種類のデータヘッダ
と複数種類の転送データとを一時保存する外部メモリが
一個なので、その各種データの書込要求と読出要求とが
衝突することがある。しかし、外部メモリから読み出さ
れた各種データはシステムストリームに多重化されてス
トリーム記憶手段で一時保存されるので、外部メモリか
ら各種データを読み出すことが遅滞してもシステムスト
リームの外部出力に影響しない。
【0044】本発明の他のデータ多重化装置は、別体の
一個の外部メモリが外部入力して一時保存するシステム
ヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類の転送デー
タとの各々を読み出すアドレスデータを一時保存する第
一のアドレス記憶手段と、該第一のアドレス記憶手段に
一時保存されるアドレスデータに対応して前記外部メモ
リからシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数
種類の転送データとの各々を時分割に順次取り込むデー
タ入力手段と、該データ入力手段により順次取り込まれ
るシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類
の転送データとを一つのシステムストリームに多重化す
るストリーム生成手段と、該ストリーム生成手段により
生成されるシステムストリームを一時保存するストリー
ム記憶手段と、現在時刻を示すシステムクロックを常時
発生するクロック発生手段と、システムヘッダに対する
システムクロックの入力位置を前記外部メモリのアドレ
スデータとして一時保存する第二のアドレス記憶手段
と、前記第一第二のアドレス記憶手段に一時保存された
アドレスデータを比較する第一のアドレス比較手段と、
該第一のアドレス比較手段の比較結果が一致すると前記
ストリーム記憶手段がシステムストリームを一時保存す
るアドレスデータを一時保存する第三のアドレス記憶手
段と、前記ストリーム記憶手段からシステムストリーム
を読み出すアドレスデータを一時保存する第四のアドレ
ス記憶手段と、該第四のアドレス記憶手段に一時保存さ
れるアドレスデータに対応して前記ストリーム記憶手段
からシステムストリームを順次読み出して外部出力する
データ出力手段と、前記第三第四のアドレス記憶手段に
一時保存されたアドレスデータを比較する第二のアドレ
ス比較手段と、該第二のアドレス比較手段の比較結果が
一致すると前記データ出力手段により外部出力されるシ
ステムストリームのシステムヘッダに前記クロック発生
手段が出力するシステムクロックをデータ入力するクロ
ック入力手段と、を具備している。
【0045】従って、別体の一個の外部メモリが外部入
力して一時保存するシステムヘッダと複数種類のデータ
ヘッダと複数種類の転送データとの各々を読み出すアド
レスデータが第一のアドレス記憶手段により一時保存さ
れるので、この一時保存されるアドレスデータに対応し
てデータ入力手段により外部メモリからシステムヘッダ
と複数種類のデータヘッダと複数種類の転送データとの
各々が時分割に順次取り込まれる。このように順次取り
込まれるシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複
数種類の転送データとがストリーム生成手段により一つ
のシステムストリームに多重化され、このシステムスト
リームがストリーム記憶手段により一時保存される。た
だし、システムヘッダに対するシステムクロックの入力
位置が第二のアドレス記憶手段により外部メモリのアド
レスデータとして一時保存され、第一第二のアドレス記
憶手段に一時保存されたアドレスデータが第一のアドレ
ス比較手段により比較されるので、この比較結果が一致
するとストリーム記憶手段がシステムストリームを一時
保存するアドレスデータが第三のアドレス記憶手段によ
り一時保存される。ストリーム記憶手段からシステムス
トリームを読み出すアドレスデータが第四のアドレス記
憶手段により一時保存され、このアドレスデータに対応
してデータ出力手段によりストリーム記憶手段からシス
テムストリームが順次読み出されて外部出力される。た
だし、第三第四のアドレス記憶手段に一時保存されたア
ドレスデータが第二のアドレス比較手段により比較さ
れ、この比較結果が一致するとデータ出力手段により外
部出力されるシステムストリームのシステムヘッダにク
ロック発生手段が出力する現在時刻のシステムクロック
がクロック入力手段によりデータ入力される。
【0046】システムヘッダと複数種類のデータヘッダ
と複数種類の転送データとを一時保存する外部メモリが
一個なので、その各種データの書込要求と読出要求とが
衝突することがある。しかし、外部メモリから読み出さ
れた各種データはシステムストリームに多重化されてス
トリーム記憶手段で一時保存されるので、外部メモリか
ら各種データを読み出すことが遅滞してもシステムスト
リームの外部出力に影響しない。
【0047】本発明の他のデータ多重化装置は、別体の
一個の外部メモリが外部入力して一時保存するシステム
ヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類の転送デー
タとの各々を読み出すアドレスデータを一時保存する第
一のアドレス記憶手段と、該第一のアドレス記憶手段に
一時保存されるアドレスデータに対応して前記外部メモ
リからシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数
種類の転送データとの各々を時分割に順次取り込むデー
タ入力手段と、該データ入力手段により順次取り込まれ
るシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類
の転送データとを一つのシステムストリームに多重化す
るストリーム生成手段と、現在時刻を示すシステムクロ
ックを常時発生するクロック発生手段と、システムヘッ
ダに対するシステムクロックの入力位置を前記外部メモ
リのアドレスデータとして一時保存する第二のアドレス
記憶手段と、前記第一第二のアドレス記憶手段に一時保
存されたアドレスデータを比較するアドレス比較手段
と、該アドレス比較手段の比較結果に対応した識別デー
タをシステムストリームに付与するデータ付与手段と、
該データ付与手段により識別データが付与されたシステ
ムストリームを一時保存するストリーム記憶手段と、該
ストリーム記憶手段からシステムストリームを順次読み
出して外部出力するデータ出力手段と、該データ出力手
段により読み出されるシステムストリームから識別デー
タを検出すると外部出力されるシステムストリームのシ
ステムヘッダに前記クロック発生手段が出力するシステ
ムクロックをデータ入力するクロック入力手段と、を具
備している。
【0048】従って、別体の一個の外部メモリが外部入
力して一時保存するシステムヘッダと複数種類のデータ
ヘッダと複数種類の転送データとの各々を読み出すアド
レスデータが第一のアドレス記憶手段により一時保存さ
れるので、この一時保存されるアドレスデータに対応し
てデータ入力手段により外部メモリからシステムヘッダ
と複数種類のデータヘッダと複数種類の転送データとの
各々が時分割に順次取り込まれ、このように順次取り込
まれるシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数
種類の転送データとがストリーム生成手段により一つの
システムストリームに多重化される。ただし、システム
ヘッダに対するシステムクロックの入力位置が第二のア
ドレス記憶手段により外部メモリのアドレスデータとし
て一時保存され、第一第二のアドレス記憶手段に一時保
存されたアドレスデータがアドレス比較手段により比較
され、この比較結果に対応した識別データがデータ付与
手段によりシステムストリームに付与される。この識別
データが付与されたシステムストリームがストリーム記
憶手段により一時保存されてから、データ出力手段によ
り順次読み出されて外部出力されるが、このように読み
出されるシステムストリームから識別データが検出され
ると、外部出力されるシステムストリームのシステムヘ
ッダにクロック発生手段が出力する現在時刻のシステム
クロックがクロック入力手段によりデータ入力される。
【0049】システムヘッダと複数種類のデータヘッダ
と複数種類の転送データとを一時保存する外部メモリが
一個なので、その各種データの書込要求と読出要求とが
衝突することがある。しかし、外部メモリから読み出さ
れた各種データはシステムストリームに多重化されてス
トリーム記憶手段で一時保存されるので、外部メモリか
ら各種データを読み出すことが遅滞してもシステムスト
リームの外部出力に影響しない。
【0050】上述のようなデータ多重化装置における他
の発明としては、複数種類の転送データが音声データと
画像データからなる。従って、音声データと画像データ
とが複数種類の転送データとしてシステムストリームに
多重化されて外部出力される。
【0051】上述のようなデータ多重化装置における他
の発明としては、音声データと画像データとがMPEG
方式で各々圧縮された符号データからなる。従って、M
PEG方式で圧縮された音声データと画像データとの符
号データがシステムストリームに多重化されて外部出力
される。
【0052】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図3を参照して以下に説明する。なお、本実施の
形態に関して前述した一従来例と同一の部分は、同一の
名称を使用して詳細な説明は省略する。図1は本実施の
形態のデータ多重化装置であるマルチプレクサの回路構
造を示すブロック図であり、図2および図3はマルチプ
レクサのデータ多重化方法の前半部および後半部を示す
フローチャートである。
【0053】本実施の形態のデータ多重化装置であるマ
ルチプレクサ41も、図1に示すように、一従来例とし
て前述したマルチプレクサ15と同様にエンコーダ装置
42の一部として形成されており、このエンコーダ装置
42がデコーダ装置と接続されてデータ処理システムが
形成されている(図示せず)。
【0054】本実施の形態のエンコーダ装置42も、オ
ーディオエンコーダ43とビデオエンコーダ44とを具
備しているが、これらのエンコーダ43,44は、本実
施の形態のマルチプレクサ41の内部バス45を介して
一個の外部メモリ46に接続されている。
【0055】この外部メモリ46には、音声符号領域4
7と画像符号領域48とヘッダ領域49とが内部に確保
されており、音声符号領域47には音声データとしてM
PEG方式で圧縮された音声符号が一時保存され、画像
符号領域48には画像データとしてMPEG方式で圧縮
された画像符号が一時保存され、ヘッダ領域49にはシ
ステムヘッダや各種のデータヘッダが一時保存される。
【0056】また、本実施の形態のマルチプレクサ41
には、別体のCPU50も接続されており、このCPU
50も外部メモリ46に接続されている。より詳細に
は、マルチプレクサ41はコマンドFIFO51を具備
しており、このコマンドFIFO51にCPU50が接
続されている。
【0057】コマンドFIFO51には制御回路52が
接続されており、この制御回路52には、バス調停回路
53、セレクタ回路54、複数のデータ記憶手段の一つ
である音声符号キャッシュ55、複数のデータ記憶手段
の一つである画像符号キャッシュ56、ヘッダ記憶手段
であるヘッダキャッシュ57、等が接続されている。
【0058】本実施の形態のマルチプレクサ41のバス
調停回路53には、CPU50やエンコーダ43,44
とともにアドレス生成回路58が接続されており、この
アドレス生成回路58は外部メモリ46に接続されてい
る。
【0059】バス調停回路53は、CPU50やエンコ
ーダ43,44や制御回路52などのアクセス要求に対
応してアドレス生成回路58の制御により内部バス45
のデータ通信を調停し、アドレス生成回路58は、バス
調停回路53の制御に対応して外部メモリ46のデータ
書込とデータ読出とのアドレスデータを生成する。
【0060】この外部メモリ46は、内部バス45を介
して三個のキャッシュ55〜57に並列に接続されてお
り、これらのキャッシュ55〜57が一個のセレクタ回
路54に共通に接続されている。このセレクタ回路54
は、クロック発生手段であるシステムクロックカウンタ
59とパディング出力回路60も接続されており、通信
ネットワークにより外部の別体のデコーダ装置に接続さ
れている。
【0061】本実施の形態のマルチプレクサ41は、上
述のように形成された各種のハードウェアが各種機能を
発生するので、その各種機能により各種手段が論理的に
実現されている。
【0062】例えば、CPU50によりコマンドFIF
O51に設定された所定コマンドに対応して、制御回路
52がバス調停回路53を介してアドレス生成回路58
を動作制御するとともに各種キャッシュ55〜57を動
作制御することにより、別体の一個の外部メモリ46の
各種領域47〜49に一時保存されたシステムヘッダと
複数種類のデータヘッダと複数種類の転送データとの各
々が時分割に順次取り込まれて各種キャッシュ55〜5
7に個々に格納されるので、ここにデータ入力手段が実
現されている。
【0063】同様に、CPU50によりコマンドFIF
O51に設定された所定コマンドに対応して、制御回路
52が各種キャッシュ55〜57やセレクタ回路54を
動作制御することにより、各種キャッシュ55〜57か
ら、システムヘッダ、音声ヘッダ、画像ヘッダ、音声符
号、画像符号、が各々読み出され、一つのシステムスト
リームとして多重化されてセレクタ回路54から外部出
力されるので、ここにストリーム生成手段と外部出力手
段とが実現されている。
【0064】さらに、上述のようにシステムヘッダと音
声符号と画像符号とが一つのシステムストリームに多重
化されて外部出力されるとき、制御回路52がセレクタ
回路54を動作制御することにより、このセレクタ回路
54が出力データの入力先を所定タイミングでヘッダキ
ャッシュ57からシステムクロックカウンタ59に切り
換え、システムストリームのシステムヘッダの所定位置
に現在時刻を示すシステムクロックをデータ入力するの
で、ここにクロック入力手段が実現されている。
【0065】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ処理システムも、一従来例として前述したデー
タ処理システムと同様に、相互に同期した音声データと
画像データとをエンコーダ装置42によりMPEG方式
で圧縮してからPS形式やTS形式の一つのシステムス
トリームに多重化してデータ送信し、このシステムスト
リームをデコーダ装置によりデータ受信して音声データ
と画像データとを再現する。
【0066】ここで、本実施の形態のエンコーダ装置4
2がシステムストリームを生成するデータ多重化方法を
以下に詳述する。まず、オーディオエンコーダ43が音
声データとしてMPEG方式で圧縮された音声符号を順
次生成すると、この音声符号が外部メモリ46の音声符
号領域47に逐次記憶される。同様に、ビデオエンコー
ダ44が画像データとしてMPEG方式で圧縮された画
像符号を順次生成すると、この画像符号が外部メモリ4
6の画像符号領域48に逐次記憶される。
【0067】このような状態で、CPU50は、最初に
システムヘッダを作成して外部メモリ46のヘッダ領域
49に格納してから、外部メモリ46のヘッダ領域49
と音声符号領域47と画像符号領域48とに対するデー
タ読出のコマンドを、上述の順番で発行してコマンドF
IFO51に格納する。
【0068】上述のようにコマンドFIFO51に格納
された各種コマンドは制御回路52により順番に読み出
され、この制御回路52がバス調停回路53を介してア
ドレス生成回路58を動作制御するとともに各種キャッ
シュ55〜57を動作制御する。
【0069】これで一個の外部メモリ46の複数の領域
47〜49から各種のデータヘッダと音声符号と画像符
号とがマルチプレクサ41に順番に読み出されるので、
一つのインターフェイスから一つの内部バス45を介し
て三個のキャッシュ55〜57に個々に格納されること
になる。
【0070】つまり、最初にアドレス生成回路58が適
正なアドレスデータを生成することで外部メモリ46の
ヘッダ領域49からシステムヘッダが読み出され、これ
がヘッダキャッシュ57で一時保存される。つぎに、ア
ドレス生成回路58が適正なアドレスデータを生成する
ことで、外部メモリ46のヘッダ領域49から音声ヘッ
ダが読み出されるとともに音声符号領域47から音声符
号が読み出され、これらの音声ヘッダと音声符号とがヘ
ッダキャッシュ57と音声符号キャッシュ55とで一時
保存される。
【0071】以下同様に、画像符号や音声符号が音声ヘ
ッダや画像ヘッダとともに一個の外部メモリ46から順
番に読み出され、各種キャッシュ55〜57で個々に一
時保存されてから外部出力される。
【0072】つまり、コマンドFIFO51から各種コ
マンドを順番に読み出す制御回路52が各種キャッシュ
55〜57とセレクタ回路54とを動作制御することに
より、図2および図3に示すように、上述のように各種
キャッシュ55〜57で一時保存された各種データがセ
レクタ回路54から通信ネットワークを介してデコーダ
装置に順番に外部出力されるので、これで音声パケット
と画像パケットとが各種ヘッダとともに一つのシステム
ストリームに多重化されて外部出力される。
【0073】このとき、制御回路52に動作制御される
セレクタ回路54が適正なタイミングでヘッダキャッシ
ュ57とシステムクロックカウンタ59とを切り換える
ことで、システムヘッダの出力途中でシステムクロック
が外部出力されるので、外部出力されるシステムヘッダ
の所定位置にシステムクロックがデータ入力されること
になる(ステップS1〜S4)。
【0074】つぎに、制御回路52に動作制御されるセ
レクタ回路54がヘッダキャッシュ57に接続されてシ
ステムクロックの後部と音声ヘッダとが外部出力され
(ステップS5)、セレクタ回路54が音声符号キャッシ
ュ55に接続されて音声符号が外部出力される(ステッ
プS6,S7)。
【0075】さらに、セレクタ回路54がヘッダキャッ
シュ57に接続されて画像ヘッダが外部出力されてから
画像符号キャッシュ56に接続されて画像符号が外部出
力され(ステップS9,S10)、この画像パケットの外
部出力が所定数まで繰り返される(ステップS12)。
【0076】なお、音声符号や画像符号が外部出力され
て音声符号キャッシュ55や画像符号キャッシュ56に
空き領域が発生すると、制御回路52は外部メモリ46
の音声符号領域47や画像符号領域48から次のパケッ
ト用の符号を補充する(ステップS8,S11)。
【0077】また、画像符号キャッシュ56に蓄積され
た画像符号がパケット長に不足している場合には、セレ
クタ回路54がパディング出力回路60に接続されてパ
ディングパケットが外部出力される(ステップS14)。
【0078】上述のように所定数のパケットからなるパ
ックデータが外部出力されると、次のパックデータの生
成と出力とが開始され、このパックデータの外部出力が
所定の個数まで繰り返されることにより、一つのシステ
ムストリームが外部出力されることになる(ステップS
13)。
【0079】上述のようにエンコーダ装置42から外部
出力されるシステムストリームは、そのシステムヘッダ
に現在時刻を示すシステムクロックが挿入されているの
で、システムストリームが外部入力されるデコーダ装置
では、システムストリームの出力時刻を正確に認識する
ことができ、これに基づいて音声パケットや画像パケッ
トを適正な時刻にデコードすることができる。
【0080】そして、本実施の形態のエンコーダ装置4
2では、オーディオエンコーダ43とビデオエンコーダ
44とが順次生成する音声符号と画像符号とをCPU5
0が適宜生成する各種ヘッダとともに一時保存する外部
メモリ46が一個なので、この外部メモリ46にアクセ
スするマルチプレクサ41のインターフェイスなども一
つであり、このマルチプレクサ41は、構造が簡略化さ
れて小型軽量化や生産性向上が実現されている。
【0081】上述のようにデータ書込とデータ読出とが
リアルタイムに実行される外部メモリ46が一個である
と、データ書込のためにデータ読出が長時間に待機する
状態が発生する可能性がある。しかし、本実施の形態の
マルチプレクサ41では、外部メモリ46から読み出し
た各種ヘッダや各種符号をキャッシュ55〜57で一時
保存してからシステムストリームとして外部出力するの
で、システムストリームとして音声パケットや画像パケ
ットの送信が遅滞してデコーダ装置での再生時刻に間に
合わないことやパディングパケットを外部出力すること
の可能性が低減されており、全体の転送レートを良好に
確保することができる。
【0082】なお、マルチプレクサ41に接続された外
部メモリ46は、順次生成される各種データを各種ヘッ
ダとともにオーバーフローすることなく一時保存できる
ように比較的大容量に形成されているが、マルチプレク
サ41に内蔵された三個のキャッシュ55〜57は、シ
ステムストリームの連続的な形成に必要な各種ヘッダや
各種パケットを一時保存する必要最低限の小容量に形成
されている。
【0083】上述のようにシステムストリームを形成す
る場合、キャッシュ55〜57で一時保存された各種デ
ータは順番に外部出力される。換言すると、キャッシュ
55〜57の一個が記憶データを外部出力していると
き、他の二個は各種データを順番に外部入力することが
できる。つまり、符号キャッシュ55,56は、音声パ
ケットと画像パケットとを一つだけ保存できる容量があ
れば良く、ヘッダキャッシュ57は、各種ヘッダを一つ
だけ保存できる容量があれば良い。
【0084】このため、本実施の形態のマルチプレクサ
41は、従来の構造と比較して内部に三個のキャッシュ
55〜57を増設する必要があるが、これによる回路規
模の増加は微少であり、接続コネクタなどが結線される
インターフェイスを三分の一などに削減できるので、こ
れによる装置規模を大幅に縮小することができる。
【0085】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態ではシステムストリームとし
て各種ヘッダとともに多重化する複数種類の転送データ
が、MPEG方式で圧縮された音声符号と画像符号とで
あることを例示したが、これは各種の転送データに適用
することが可能である。
【0086】また、上記形態ではシステムストリームの
システムヘッダの適正な位置にシステムクロックを挿入
するため、制御回路52によりセレクタ回路54を動作
制御してヘッダキャッシュ57とシステムクロックカウ
ンタ59とを適正なタイミングで切り替ることを例示し
たが、例えば、システムヘッダのクロック挿入位置を検
知してセレクタ回路54を動作制御する専用の切換制御
回路(図示せず)をヘッダキャッシュ57の出力端子に
接続しておくようなことも可能である。
【0087】つぎに、本発明の実施の第二の形態を図4
ないし図7を参照して以下に説明する。なお、この実施
の第二の形態に関して上述した第一の形態と同一の部分
は、同一の名称および符号を使用して詳細な説明は省略
する。図4はデータ多重化装置であるマルチプレクサを
一部とするエンコーダ装置を示すブロック図、図5はマ
ルチプレクサの要部を示すブロック図、図6および図7
はマルチプレクサのデータ多重化方法の前半部および後
半部を示すフローチャートである。
【0088】本実施の形態のデータ多重化装置であるマ
ルチプレクサ71も、図4に示すように、エンコーダ装
置72の一部として形成されており、このエンコーダ装
置72もデコーダ装置と接続されてデータ処理システム
が形成されている(図示せず)。
【0089】本実施の形態のマルチプレクサ71も、別
体のオーディオエンコーダ43とビデオエンコーダ44
とが内部バス45を介して別体の一個の外部メモリ46
に接続されており、別体のCPU50がコマンドFIF
O51を介して制御回路52に接続されている。
【0090】ただし、この制御回路52には、バス調停
回路53やセレクタ回路54は接続されているが、各種
キャッシュは接続されていない。つまり、本実施の形態
のマルチプレクサ71は、各種ヘッダや各種符号を一時
保存する三個のキャッシュは具備しておらず、これに相
当するハードウェアとして一個の内部バッファ73を具
備している。
【0091】この内部バッファ73は、外部メモリ46
が接続された内部バス45とパディング出力回路60と
に接続されており、セレクタ回路54とクロック挿入回
路74とが接続されている。このクロック挿入回路74
は、制御回路52とアドレス生成回路58とに接続され
ており、セレクタ回路54が接続されている。
【0092】より詳細には、図5に示すように、アドレ
ス生成回路58は、第一のアドレス記憶手段として第一
のアドレスレジスタ75を具備しており、この第一のア
ドレスレジスタ75は、外部メモリ46から各種ヘッダ
と各種符号とを読み出すアドレスデータを一時保存す
る。
【0093】上述のように第一のアドレスレジスタ75
に一時保存されるアドレスデータに対応して外部メモリ
46からシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複
数種類の転送データとの各々が時分割に順次取り込まれ
るので、ここにデータ入力手段が論理的に実現されてい
る。
【0094】クロック挿入回路74は、第二のアドレス
記憶手段である第二のアドレスレジスタ76と第一のア
ドレス比較手段である第一の比較器77とを具備してお
り、この第一の比較器77に第一第二のアドレスレジス
タ75,76とが接続されている。
【0095】第二のアドレスレジスタ76は、外部メモ
リ46に格納されているシステムヘッダのシステムクロ
ックの入力位置の外部メモリ46のアドレスデータを一
時保存し、第一の比較器77は、第一第二のアドレスレ
ジスタ75,76に一時保存されたアドレスデータを比
較する。
【0096】内部バッファ73は、ストリーム記憶手段
に相当するシステム符号バッファ78、書込アドレスレ
ジスタ79、第四のアドレス記憶手段である読出アドレ
スレジスタ80、等を具備しており、これらのアドレス
レジスタ79,80がシステム符号バッファ78に接続
されている。
【0097】書込アドレスレジスタ79は、システム符
号バッファ78のデータ書込用のアドレスデータを一時
保存し、読出アドレスレジスタ80は、システム符号バ
ッファ78のデータ読出用のアドレスデータを一時保存
する。システム符号バッファ78は、書込アドレスレジ
スタ79に一時保存されたアドレスデータに対応してシ
ステムストリームとなる各種データが書き込まれ、この
一時保存したシステムストリームの各種データが読出ア
ドレスレジスタ80に一時保存されたアドレスデータに
対応して読み出される。
【0098】内部バッファ73のシステム符号バッファ
78は、上述のように外部メモリ46から順次取り込ま
れる各種ヘッダと各種符号とを一つのシステムストリー
ムとして多重化される順番で一時保存するので、ここに
ストリーム生成手段が論理的に実現されている。
【0099】内部バッファ73の書込アドレスレジスタ
79には、クロック挿入回路74の第三のアドレス記憶
手段であるアドレス取得回路81が接続されており、こ
のアドレス取得回路81に、第一の比較器77が接続さ
れている。アドレス取得回路81と内部バッファ73の
読出アドレスレジスタ79とは、クロック挿入回路74
の第二のアドレス比較手段である第二の比較器82に接
続されており、この第二の比較器82がセレクタ回路5
4に接続されている。
【0100】アドレス取得回路81は、第一の比較器7
7の比較結果が一致すると、システム符号バッファ78
がシステムストリームを一時保存するアドレスデータと
して、書込アドレスレジスタ79からアドレスデータを
取得して一時保存する。
【0101】第二の比較器82は、アドレス取得回路8
1と読出アドレスレジスタ80とのアドレスデータを比
較し、この比較結果が一致するとセレクタ回路54が出
力データの入力先を内部バッファ73からシステムクロ
ックカウンタ59に切り換える。セレクタ回路54は、
通常は出力データの入力先を内部バッファ73としてシ
ステムストリームを外部出力するので、ここにデータ出
力手段が論理的に実現されており、上述のように第二の
比較器82の比較結果が一致すると入力先をシステムク
ロックカウンタ59に切り換え、システムストリームの
システムヘッダの所定位置に現在時刻を示すシステムク
ロックをデータ入力するので、ここにクロック入力手段
が論理的に実現されている。
【0102】上述のような構成において、本実施の形態
のマルチプレクサ71も、前述した第一の形態のマルチ
プレクサ41と同様に、MPEG方式で各々圧縮された
音声符号と画像符号とをPS形式やTS形式の一つのシ
ステムストリームに多重化してデータ送信することがで
きる。
【0103】しかし、本実施の形態のエンコーダ装置7
2では、前述した第一の形態のマルチプレクサ41とは
相違して、一個の外部メモリ46から順番に外部入力す
る各種ヘッダと各種符号とを別個に保存することなく一
個の内部バッファ73に順番に格納することにより、こ
の時点で各種データをシステムストリームとして多重化
する。
【0104】そして、このように内部バッファ73で一
時保存した各種データをシステムストリームとしてセレ
クタ回路54から外部出力するとき、このセレクタ回路
54の入力先を適正なタイミングでシステムクロックカ
ウンタ59に切り換えることにより、システムストリー
ムのシステムヘッダの所定位置に現在時刻のシステムク
ロックを挿入する。
【0105】より詳細には、CPU50によりコマンド
FIFO51に格納された各種コマンドを制御回路52
が順番に読み出し、この制御回路52がバス調停回路5
3を介してアドレス生成回路58を動作制御する。この
アドレス生成回路58は、図6に示すように、外部メモ
リ46から各種データを読み出すアドレスデータを生成
して第一のアドレスレジスタ75に格納するので(ステ
ップT4)、この一時保存されたアドレスデータに対応
して一個の外部メモリ46の三つの領域47〜49から
各種ヘッダと音声符号と画像符号とが時分割に読み出さ
れる。
【0106】このとき、制御回路52は、外部メモリ4
6の各種領域47〜49からシステムストリームとなる
各種データを読み出すアドレスデータの生成に先行し
て、そのシステムヘッダのシステムクロックが挿入され
る所定位置のアドレスデータも生成し、このアドレスデ
ータをクロック挿入回路74の第二のアドレスレジスタ
76に格納する(ステップT1)。
【0107】上述のようにアドレスレジスタ75に一時
保存されたアドレスデータに対応して外部メモリ46か
ら順次読み出される各種データは、同様に書込アドレス
レジスタ79に一時保存されたアドレスデータに対応し
て内部バッファ73のシステム符号バッファ78に順次
書き込まれる(ステップT5)。
【0108】このとき、第一第二のアドレスレジスタ7
5,76のアドレスデータが第一の比較器77により比
較され(ステップT2)、これが一致すると書込アドレス
レジスタ79のアドレスデータがクロック挿入回路74
のアドレス取得回路81に一時保存される(ステップT
3)。
【0109】つまり、外部メモリ46から各種データが
順番に読み出されてシステム符号バッファ78に書き込
まれるとき、外部メモリ46から読み出されるシステム
ヘッダがシステムクロックの挿入位置となると、そのシ
ステム符号バッファ78でのアドレスデータがアドレス
取得回路81に保存される。
【0110】上述のように外部メモリ46から順次読み
出されてシステム符号バッファ78に順次書き込まれる
システムストリームとなる各種データは、図7に示すよ
うに、読出アドレスレジスタ80に一時保持されるアド
レスデータに対応してシステム符号バッファ78から順
次読み出されてセレクタ回路54から外部出力される
(ステップE1,E2)。
【0111】このとき、書込/読出アドレスレジスタ7
9,80のアドレスデータがクロック挿入回路74の第
二の比較器82により比較され(ステップE4)、これが
一致するとセレクタ回路54の入力先がシステム符号バ
ッファ78からシステムクロックカウンタ59に切り替
えられる(ステップE5)。
【0112】つまり、システム符号バッファ78からシ
ステムストリームとなる各種データが順次読み出されて
外部出力されるとき、この外部出力される各種データが
システムヘッダのシステムクロックの挿入位置となる
と、システムクロックカウンタ59からシステムクロッ
クが外部出力される。
【0113】上述のようにエンコーダ装置72から外部
出力されるシステムストリームは、そのシステムヘッダ
に現在時刻を示すシステムクロックが挿入されているの
で、システムストリームが外部入力されるデコーダ装置
では、システムストリームの出力時刻を正確に認識する
ことができ、これに基づいて音声パケットや画像パケッ
トを適正な時刻にデコードすることができる。
【0114】そして、本実施の形態のエンコーダ装置7
2も、前述した第一の形態のエンコーダ装置42と同様
に、音声符号と画像符号とを各種ヘッダとともに一時保
存する外部メモリ46が一個なので、本実施の形態のマ
ルチプレクサ71は、インターフェイスなどの構造が簡
略化されて小型軽量化や生産性向上が実現されている。
【0115】さらに、本実施の形態のマルチプレクサ7
1も、各種データを一時保存する外部メモリ46が一個
なので、そのデータ書込のためにデータ読出が長時間に
待機する状態が発生する可能性があるが、外部メモリ4
6から読み出した各種データを内部バッファ73で一時
保存してからシステムストリームとして外部出力するの
で、パケット送信が遅滞してデコーダ装置での再生時刻
に間に合わないことやパディングパケットを外部出力す
ることの可能性が低減されて全体の転送レートが良好に
確保されている。
【0116】特に、本実施の形態のマルチプレクサ71
では、各種ヘッダや音声符号や画像符号を多重化して一
個の内部バッファ73で一時保存するので、各種データ
を個々に一時保存する複数のキャッシュを個々に設ける
必要がない。このような内部バッファ73は、システム
ストリームの連続的な形成に必要な最低限の小容量に形
成することができ、例えば、一つのパケットを保存でき
る容量があれば良い。
【0117】このため、本実施の形態のマルチプレクサ
71は、従来の構造と比較して内部に一個の内部バッフ
ァ73を増設する必要があるが、これによる回路規模の
増加は微少であり、接続コネクタなどが結線されるイン
ターフェイスを三分の一などに削減できるので、これに
よる装置規模を大幅に縮小することができる。
【0118】また、本実施の形態のマルチプレクサ71
は、外部メモリ46から内部バッファ73に各種データ
を転送するとき、外部メモリ46の読出アドレスがシス
テムクロックの挿入アドレスと一致すると内部バッファ
73の書込アドレスを一時保存し、この内部バッファ7
3の各種データをセレクタ回路54から外部出力すると
き、その読出アドレスが一時保存した書込アドレスに一
致するとシステムクロックカウンタ59のシステムクロ
ックをセレクタ回路54から外部出力する。
【0119】このため、内部バッファ73で多重化され
てから外部出力されるシステムストリームの適正な位置
にシステムクロックを挿入することができ、この処理動
作をハードウェアによるアドレスデータの比較で簡単か
つ確実に実行することができる。
【0120】なお、本発明も上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、図8に示すように、比較器77を内部
バッファ73の入力端子にデータ付与手段として接続す
るとともに、この内部バッファ73の出力端子をセレク
タ回路54の制御端子にクロック入力手段として接続す
ることも可能である。
【0121】この場合、外部メモリ46から内部バッフ
ァ73に転送される各種データがシステムヘッダのクロ
ック挿入位置となったときに比較器77から比較結果と
して識別データをデータ入力し、内部バッファ73から
システムストリームが外部出力されるときに識別データ
でセレクタ回路54が切換制御される。
【0122】これでもセレクタ回路54を適正なタイミ
ングで動作制御してシステムストリームのシステムヘッ
ダにシステムクロックをデータ入力することができ、前
述した第二の形態に比較するとアドレス取得回路や第二
の比較器を省略することができるので、さらに構造を簡
略化して小型軽量化や生産性向上を実現することができ
る。
【0123】なお、上述した一変形例の装置では、アド
レス取得回路などを省略することができるが、システム
ストリームに識別データを挿入するために取り扱うデー
タ量は増加することになる。つまり、上述した第二の形
態と変形例とは相互に一長一短を有するため、その用途
などを考慮して一方を選択することが好ましい。
【0124】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0125】請求項1記載の発明のデータ多重化方法
は、一個の外部メモリが外部入力して一時保存するシス
テムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類の転送
データとの各々を時分割に順次取り込み、前記外部メモ
リから順次取り込まれるシステムヘッダと複数種類のデ
ータヘッダと複数種類の転送データとの各々を個々に一
時保存し、一時保存されたシステムヘッダと複数種類の
データヘッダと複数種類の転送データとを各々読み出し
て一つのシステムストリームに多重化し、生成されたシ
ステムストリームのシステムヘッダの所定位置に現在時
刻を示すシステムクロックをデータ入力し、このシステ
ムクロックがシステムヘッダの所定位置にデータ入力さ
れたシステムストリームを外部出力するようにしたこと
により、外部メモリが一個でも複数種類の転送データを
一つのシステムストリームとして良好に外部出力するこ
とができる。
【0126】請求項2記載の発明のデータ多重化方法
は、一個の外部メモリが外部入力して一時保存するシス
テムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類の転送
データとの各々を時分割に順次取り込み、前記外部メモ
リから順次取り込まれるシステムヘッダと複数種類のデ
ータヘッダと複数種類の転送データとを一つのシステム
ストリームに多重化し、生成されるシステムストリーム
を一時保存し、一時保存されたシステムストリームを読
み出してシステムヘッダの所定位置に現在時刻を示すシ
ステムクロックをデータ入力し、このシステムクロック
がシステムヘッダの所定位置にデータ入力されたシステ
ムストリームを外部出力するようにしたことにより、外
部メモリが一個でも複数種類の転送データを一つのシス
テムストリームとして良好に外部出力することができ
る。
【0127】請求項3記載の発明のデータ多重化装置
は、別体の一個の外部メモリが外部入力して一時保存す
るシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類
の転送データとの各々を時分割に順次取り込むデータ入
力手段と、該データ入力手段により順次取り込まれるシ
ステムヘッダとデータヘッダとを一時保存するヘッダ記
憶手段と、前記データ入力手段により順次取り込まれる
複数種類の転送データを個々に一時保存する複数のデー
タ記憶手段と、前記ヘッダ記憶手段と複数の前記データ
記憶手段とからシステムヘッダと複数種類のデータヘッ
ダと複数種類の転送データとを各々読み出して一つのシ
ステムストリームに多重化するストリーム生成手段と、
現在時刻を示すシステムクロックを常時出力するクロッ
ク発生手段と、前記ストリーム生成手段により生成され
たシステムストリームのシステムヘッダの所定位置に前
記クロック発生手段が出力するシステムクロックをデー
タ入力するクロック入力手段と、該クロック入力手段に
よりシステムクロックがシステムヘッダの所定位置にデ
ータ入力されたシステムストリームを外部出力するデー
タ出力手段と、を具備していることにより、外部メモリ
が一個でも複数種類の転送データを一つのシステムスト
リームとして良好に外部出力することができ、外部メモ
リとアクセスするインターフェイスなどを簡略化するこ
とができるので、データ多重化装置の小型軽量化や生産
性向上を実現することができる。
【0128】請求項4記載の発明のデータ多重化装置
は、別体の一個の外部メモリが外部入力して一時保存す
るシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類
の転送データとの各々を時分割に順次取り込むデータ入
力手段と、該データ入力手段により順次取り込まれるシ
ステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類の転
送データとを一つのシステムストリームに多重化するス
トリーム生成手段と、該ストリーム生成手段により生成
されるシステムストリームを一時保存するストリーム記
憶手段と、該ストリーム記憶手段で一時保存されたシス
テムストリームを外部出力するデータ出力手段と、現在
時刻を示すシステムクロックを常時出力するクロック発
生手段と、前記データ出力手段により外部出力されるシ
ステムストリームのシステムヘッダの所定位置に前記ク
ロック発生手段が出力するシステムクロックをデータ入
力するクロック入力手段と、を具備していることによ
り、外部メモリが一個でも複数種類の転送データを一つ
のシステムストリームとして良好に外部出力することが
でき、外部メモリとアクセスするインターフェイスなど
を簡略化することができ、各種ヘッダや複数種類の転送
データをシステムストリームとして一時保持するストリ
ーム記憶手段も一個なので、データ多重化装置の小型軽
量化や生産性向上を実現することができる。
【0129】請求項5記載の発明のデータ多重化装置
は、別体の一個の外部メモリが外部入力して一時保存す
るシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類
の転送データとの各々を読み出すアドレスデータを一時
保存する第一のアドレス記憶手段と、該第一のアドレス
記憶手段に一時保存されるアドレスデータに対応して前
記外部メモリからシステムヘッダと複数種類のデータヘ
ッダと複数種類の転送データとの各々を時分割に順次取
り込むデータ入力手段と、該データ入力手段により順次
取り込まれるシステムヘッダと複数種類のデータヘッダ
と複数種類の転送データとを一つのシステムストリーム
に多重化するストリーム生成手段と、該ストリーム生成
手段により生成されるシステムストリームを一時保存す
るストリーム記憶手段と、現在時刻を示すシステムクロ
ックを常時発生するクロック発生手段と、システムヘッ
ダに対するシステムクロックの入力位置を前記外部メモ
リのアドレスデータとして一時保存する第二のアドレス
記憶手段と、前記第一第二のアドレス記憶手段に一時保
存されたアドレスデータを比較する第一のアドレス比較
手段と、該第一のアドレス比較手段の比較結果が一致す
ると前記ストリーム記憶手段がシステムストリームを一
時保存するアドレスデータを一時保存する第三のアドレ
ス記憶手段と、前記ストリーム記憶手段からシステムス
トリームを読み出すアドレスデータを一時保存する第四
のアドレス記憶手段と、該第四のアドレス記憶手段に一
時保存されるアドレスデータに対応して前記ストリーム
記憶手段からシステムストリームを順次読み出して外部
出力するデータ出力手段と、前記第三第四のアドレス記
憶手段に一時保存されたアドレスデータを比較する第二
のアドレス比較手段と、該第二のアドレス比較手段の比
較結果が一致すると前記データ出力手段により外部出力
されるシステムストリームのシステムヘッダに前記クロ
ック発生手段が出力するシステムクロックをデータ入力
するクロック入力手段と、を具備していることにより、
外部メモリが一個でも複数種類の転送データを一つのシ
ステムストリームとして良好に外部出力することがで
き、外部メモリとアクセスするインターフェイスなどを
簡略化することができ、各種ヘッダや複数種類の転送デ
ータをシステムストリームとして一時保持するストリー
ム記憶手段も一個なので、データ多重化装置の小型軽量
化や生産性向上を実現することができ、外部出力するシ
ステムストリームのシステムヘッダに簡単な構造で確実
にシステムクロックをデータ入力することができる。
【0130】請求項6記載の発明のデータ多重化装置
は、別体の一個の外部メモリが外部入力して一時保存す
るシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類
の転送データとの各々を読み出すアドレスデータを一時
保存する第一のアドレス記憶手段と、該第一のアドレス
記憶手段に一時保存されるアドレスデータに対応して前
記外部メモリからシステムヘッダと複数種類のデータヘ
ッダと複数種類の転送データとの各々を時分割に順次取
り込むデータ入力手段と、該データ入力手段により順次
取り込まれるシステムヘッダと複数種類のデータヘッダ
と複数種類の転送データとを一つのシステムストリーム
に多重化するストリーム生成手段と、現在時刻を示すシ
ステムクロックを常時発生するクロック発生手段と、シ
ステムヘッダに対するシステムクロックの入力位置を前
記外部メモリのアドレスデータとして一時保存する第二
のアドレス記憶手段と、前記第一第二のアドレス記憶手
段に一時保存されたアドレスデータを比較するアドレス
比較手段と、該アドレス比較手段の比較結果に対応した
識別データをシステムストリームに付与するデータ付与
手段と、該データ付与手段により識別データが付与され
たシステムストリームを一時保存するストリーム記憶手
段と、該ストリーム記憶手段からシステムストリームを
順次読み出して外部出力するデータ出力手段と、該デー
タ出力手段により読み出されるシステムストリームから
識別データを検出すると外部出力されるシステムストリ
ームのシステムヘッダに前記クロック発生手段が出力す
るシステムクロックをデータ入力するクロック入力手段
と、を具備していることにより、外部メモリが一個でも
複数種類の転送データを一つのシステムストリームとし
て良好に外部出力することができ、外部メモリとアクセ
スするインターフェイスなどを簡略化することができ、
各種ヘッダや複数種類の転送データをシステムストリー
ムとして一時保持するストリーム記憶手段も一個なの
で、データ多重化装置の小型軽量化や生産性向上を実現
することができ、外部出力するシステムストリームのシ
ステムヘッダに簡単な構造で確実にシステムクロックを
データ入力することができる。
【0131】請求項7記載の発明は、請求項3ないし6
の何れか一記載のデータ多重化装置であって、複数種類
の転送データが音声データと画像データからなることに
より、複数種類の転送データとして音声データと画像デ
ータとを一つのシステムストリームに多重化して外部出
力することができる。
【0132】請求項8記載の発明は、請求項7記載のデ
ータ多重化装置であって、音声データと画像データとが
MPEG方式で各々圧縮された符号データからなること
により、MPEG方式で圧縮された音声データと画像デ
ータとの符号データを一つのシステムストリームに多重
化して外部出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態のデータ多重化装置
であるマルチプレクサを一部とするエンコーダ装置を示
すブロック図である。
【図2】マルチプレクサのデータ多重化方法の前半部を
示すフローチャートである。
【図3】マルチプレクサのデータ多重化方法の後半部を
示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の第二の形態のデータ多重化装置
であるマルチプレクサを一部とするエンコーダ装置を示
すブロック図である。
【図5】マルチプレクサの要部を示すブロック図であ
る。
【図6】外部メモリから内部バッファに各種データを転
送する場合の処理動作を示すフローチャートである。
【図7】内部バッファからシステムストリームを外部出
力する場合の処理動作を示すフローチャートである。
【図8】一変形例のマルチプレクサの要部を示すブロッ
ク図である。
【図9】一従来例のデータ処理システムを示すブロック
図である。
【図10】一従来例のエンコーダ装置を示すブロック図
である。
【図11】転送データである音声符号や画像符号からシ
ステムストリームを生成する過程を示す模式図である。
【図12】システムストリームの内部構造を示す模式図
である。
【図13】CPUの処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】制御回路の処理動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
41,71 データ多重化装置であるマルチプレクサ 46 外部メモリ 52 制御回路 54 セレクタ回路 55 データ記憶手段である音声符号キャッシュ 56 データ記憶手段である画像符号キャッシュ 57 ヘッダ記憶手段であるヘッダキャッシュ 58 アドレス生成回路 59 クロック発生手段であるシステムクロックカウ
ンタ 75 第一のアドレス記憶手段である第一のアドレス
レジスタ 76 第二のアドレス記憶手段である第二のアドレス
レジスタ 77 第一のアドレス比較手段である第一の比較器 78 ストリーム記憶手段であるシステム符号バッフ
ァ 80 第四のアドレス記憶手段である読出アドレスレ
ジスタ 81 第三のアドレス記憶手段であるアドレス取得回
路 82 第二のアドレス比較手段である第二の比較器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一個の外部メモリが外部入力して一時保
    存するシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数
    種類の転送データとの各々を時分割に順次取り込み、 前記外部メモリから順次取り込まれるシステムヘッダと
    複数種類のデータヘッダと複数種類の転送データとの各
    々を個々に一時保存し、 一時保存されたシステムヘッダと複数種類のデータヘッ
    ダと複数種類の転送データとを各々読み出して一つのシ
    ステムストリームに多重化し、 生成されたシステムストリームのシステムヘッダの所定
    位置に現在時刻を示すシステムクロックをデータ入力
    し、 このシステムクロックがシステムヘッダの所定位置にデ
    ータ入力されたシステムストリームを外部出力するよう
    にしたデータ多重化方法。
  2. 【請求項2】 一個の外部メモリが外部入力して一時保
    存するシステムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数
    種類の転送データとの各々を時分割に順次取り込み、 前記外部メモリから順次取り込まれるシステムヘッダと
    複数種類のデータヘッダと複数種類の転送データとを一
    つのシステムストリームに多重化し、 生成されるシステムストリームを一時保存し、 一時保存されたシステムストリームを読み出してシステ
    ムヘッダの所定位置に現在時刻を示すシステムクロック
    をデータ入力し、 このシステムクロックがシステムヘッダの所定位置にデ
    ータ入力されたシステムストリームを外部出力するよう
    にしたデータ多重化方法。
  3. 【請求項3】 別体の一個の外部メモリが外部入力して
    一時保存するシステムヘッダと複数種類のデータヘッダ
    と複数種類の転送データとの各々を時分割に順次取り込
    むデータ入力手段と、 該データ入力手段により順次取り込まれるシステムヘッ
    ダとデータヘッダとを一時保存するヘッダ記憶手段と、 前記データ入力手段により順次取り込まれる複数種類の
    転送データを個々に一時保存する複数のデータ記憶手段
    と、 前記ヘッダ記憶手段と複数の前記データ記憶手段とから
    システムヘッダと複数種類のデータヘッダと複数種類の
    転送データとを各々読み出して一つのシステムストリー
    ムに多重化するストリーム生成手段と、 現在時刻を示すシステムクロックを常時出力するクロッ
    ク発生手段と、 前記ストリーム生成手段により生成されたシステムスト
    リームのシステムヘッダの所定位置に前記クロック発生
    手段が出力するシステムクロックをデータ入力するクロ
    ック入力手段と、 該クロック入力手段によりシステムクロックがシステム
    ヘッダの所定位置にデータ入力されたシステムストリー
    ムを外部出力するデータ出力手段と、を具備しているデ
    ータ多重化装置。
  4. 【請求項4】 別体の一個の外部メモリが外部入力して
    一時保存するシステムヘッダと複数種類のデータヘッダ
    と複数種類の転送データとの各々を時分割に順次取り込
    むデータ入力手段と、 該データ入力手段により順次取り込まれるシステムヘッ
    ダと複数種類のデータヘッダと複数種類の転送データと
    を一つのシステムストリームに多重化するストリーム生
    成手段と、 該ストリーム生成手段により生成されるシステムストリ
    ームを一時保存するストリーム記憶手段と、 該ストリーム記憶手段で一時保存されたシステムストリ
    ームを外部出力するデータ出力手段と、 現在時刻を示すシステムクロックを常時出力するクロッ
    ク発生手段と、前記データ出力手段により外部出力され
    るシステムストリームのシステムヘッダの所定位置に前
    記クロック発生手段が出力するシステムクロックをデー
    タ入力するクロック入力手段と、を具備しているデータ
    多重化装置。
  5. 【請求項5】 別体の一個の外部メモリが外部入力して
    一時保存するシステムヘッダと複数種類のデータヘッダ
    と複数種類の転送データとの各々を読み出すアドレスデ
    ータを一時保存する第一のアドレス記憶手段と、 該第一のアドレス記憶手段に一時保存されるアドレスデ
    ータに対応して前記外部メモリからシステムヘッダと複
    数種類のデータヘッダと複数種類の転送データとの各々
    を時分割に順次取り込むデータ入力手段と、 該データ入力手段により順次取り込まれるシステムヘッ
    ダと複数種類のデータヘッダと複数種類の転送データと
    を一つのシステムストリームに多重化するストリーム生
    成手段と、 該ストリーム生成手段により生成されるシステムストリ
    ームを一時保存するストリーム記憶手段と、 現在時刻を示すシステムクロックを常時発生するクロッ
    ク発生手段と、 システムヘッダに対するシステムクロックの入力位置を
    前記外部メモリのアドレスデータとして一時保存する第
    二のアドレス記憶手段と、 前記第一第二のアドレス記憶手段に一時保存されたアド
    レスデータを比較する第一のアドレス比較手段と、 該第一のアドレス比較手段の比較結果が一致すると前記
    ストリーム記憶手段がシステムストリームを一時保存す
    るアドレスデータを一時保存する第三のアドレス記憶手
    段と、 前記ストリーム記憶手段からシステムストリームを読み
    出すアドレスデータを一時保存する第四のアドレス記憶
    手段と、 該第四のアドレス記憶手段に一時保存されるアドレスデ
    ータに対応して前記ストリーム記憶手段からシステムス
    トリームを順次読み出して外部出力するデータ出力手段
    と、 前記第三第四のアドレス記憶手段に一時保存されたアド
    レスデータを比較する第二のアドレス比較手段と、 該第二のアドレス比較手段の比較結果が一致すると前記
    データ出力手段により外部出力されるシステムストリー
    ムのシステムヘッダに前記クロック発生手段が出力する
    システムクロックをデータ入力するクロック入力手段
    と、を具備しているデータ多重化装置。
  6. 【請求項6】 別体の一個の外部メモリが外部入力して
    一時保存するシステムヘッダと複数種類のデータヘッダ
    と複数種類の転送データとの各々を読み出すアドレスデ
    ータを一時保存する第一のアドレス記憶手段と、 該第一のアドレス記憶手段に一時保存されるアドレスデ
    ータに対応して前記外部メモリからシステムヘッダと複
    数種類のデータヘッダと複数種類の転送データとの各々
    を時分割に順次取り込むデータ入力手段と、 該データ入力手段により順次取り込まれるシステムヘッ
    ダと複数種類のデータヘッダと複数種類の転送データと
    を一つのシステムストリームに多重化するストリーム生
    成手段と、 現在時刻を示すシステムクロックを常時発生するクロッ
    ク発生手段と、 システムヘッダに対するシステムクロックの入力位置を
    前記外部メモリのアドレスデータとして一時保存する第
    二のアドレス記憶手段と、 前記第一第二のアドレス記憶手段に一時保存されたアド
    レスデータを比較するアドレス比較手段と、 該アドレス比較手段の比較結果に対応した識別データを
    システムストリームに付与するデータ付与手段と、 該データ付与手段により識別データが付与されたシステ
    ムストリームを一時保存するストリーム記憶手段と、 該ストリーム記憶手段からシステムストリームを順次読
    み出して外部出力するデータ出力手段と、 該データ出力手段により読み出されるシステムストリー
    ムから識別データを検出すると外部出力されるシステム
    ストリームのシステムヘッダに前記クロック発生手段が
    出力するシステムクロックをデータ入力するクロック入
    力手段と、を具備しているデータ多重化装置。
  7. 【請求項7】 複数種類の転送データが音声データと画
    像データからなる請求項3ないし6の何れか一記載のデ
    ータ多重化装置。
  8. 【請求項8】 音声データと画像データとがMPEG
    (Moving PictureCoding Experts Group)方式で
    各々圧縮された符号データからなる請求項7記載のデー
    タ多重化装置。
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