JP2000083064A - トランスポ―トストリ―ム処理装置 - Google Patents

トランスポ―トストリ―ム処理装置

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JP2000083064A
JP2000083064A JP18192599A JP18192599A JP2000083064A JP 2000083064 A JP2000083064 A JP 2000083064A JP 18192599 A JP18192599 A JP 18192599A JP 18192599 A JP18192599 A JP 18192599A JP 2000083064 A JP2000083064 A JP 2000083064A
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JP
Japan
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data
transport packet
transport
local memory
packet processing
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JP18192599A
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English (en)
Inventor
Wakahiko Okazaki
若彦 岡崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を小さくするとともに、CPUの負
担を軽減する。 【解決手段】 複数のトランスポートストリームを複数
のトランスポートパケット処理回路21,22に入力す
ると、トランスポートパケット処理回路22は、特定の
トランスポートストリームの中から画像・音声データと
画像・音声以外のサービス等のデータの中の何れかを選
択してメモリコントローラ23へ出力する。また、トラ
ンスポートパケット処理回路21は、特定のトランスポ
ートストリームの中から画像・音声以外のサービス等の
データのみを選択してメモリコントローラ23に出力
し、特定のトランスポートストリームの中から画像・音
声データと画像・音声以外のサービス等のデータの何れ
かを選択して外部インターフェース25へ送る。メモリ
コントローラ23は入力された複数のデータを調停を行
いながら共通メモリ24に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送の
分野で、放送局が衛星やケーブル等の通信媒体を使って
伝送するトランスポートストリームと、デジタル記録再
生機器等(D−VHSビデオテープレコーダ等)から出
力されるトランスポートストリームとが同時に必要な場
合において、トランスポートパケット(データ)の選択
を行うのに好適なトランスポートストリーム処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル放送の分野では、放送局が衛
星やケーブル等の通信媒体を使って映像・音声データや
映像・音声以外のサービス等のデータをトランスポート
パケットの形態でトランスポートストリームとして加入
者に送信するようになっており、加入者は、トランスポ
ートストリーム処理装置を用いて、映像・音声データや
映像・音声以外のサービス等のデータの中から必要なデ
ータをトランスポートパケット単位で選択し、選択した
データを外部のAVデコーダへ送ることでモニタで映像
・音声を再生したり、あるいは外部のCPUへ送ること
でサービス等の内容(メッセージ、番組表等)をCPU
を介してモニタで表示するようになっている。
【0003】この中で、映像・音声以外のサービス等の
データのうち、放送局が送る加入者に対しての個人情報
(例えば、メッセージ)等は、任意の時間に各個人宛て
に送信される。また、加入者に対しての個人情報等は複
数回再送される。しかしながら、特定の回数や特定の時
間内で打ち切られるので、自分宛ての情報を複数回取り
損なうと、放送局が自分宛てに送信した個人情報等を取
得できなくなる。また、次回の自分宛ての情報を取得し
たとしても、個人情報等の連続性がなくなり、取得でき
なかった個人情報等に加え、今まで受信した個人情報等
も無駄な情報となってしまう可能性がある。
【0004】受信する側では、いつ自分に対しての情報
が送られてくるかがわからず、再送の回数も限られるの
で、各加入者は、常時加入者全員の個人情報等を受信し
ていて、この中から自分に対して発せられた個人情報等
を選択的に取り込んで保存しなければならない。
【0005】しかし、現状のトランスポートストリーム
処理装置では、放送局から衛星あるいはケーブルを通し
て送られるトランスポートストリームとデジタル記録再
生機器から出力されるトランスポートストリームとを、
選択的にしか入力できないように構成されており、デジ
タル記録された画像データや音声データやその他のデー
タが含まれたトランスポートストリームをデジタル記録
再生機器によって再生中は、放送局から加入者に対して
送られた個人情報等が含まれたトランスポートストリー
ムを受信して個人情報等を取得することができない構成
となっている。
【0006】このような問題を回避し、放送局が加入者
に対して送る個人情報等をデジタル記録再生機器を再生
中であっても、必ず受信して個人情報等を取得できるよ
うにするためには、放送局から衛星やケーブルを介して
送られるトランスポートストリームとデジタル記録再生
機器から送られるトランスポートストリームとを同時に
処理する必要があり、そのためには、トランスポートス
トリーム処理装置にトランスポートストリームを処理す
る機能を複数持たせなければならない。
【0007】一方、他の従来例としての特願平8−75
346号(特開平9−247237号公報参照)には、
複数のストリームを複数のFIFOメモリを使いメモリ
(2−PORTメモリを含む)に書き込み、その後シン
タックス処理制御部で処理する方法や、複数のストリー
ムを直接メモリ(2−PORTメモリを含む)に書き込
み、その後シンタックス処理制御部で処理する方法が説
明されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラン
スポートストリームを処理する機能を独立して複数持つ
と、情報を保存しておくメモリも複数個必要となり、そ
れに対応してメモリコントローラも複数個必要となり、
メモリ相互間のデータのやり取りの処理の制御が複雑に
なる。その結果、トランスポートパケット処理回路の回
路規模も大きくなりコストアップの原因となる。また、
例えばCPUのプログラム・データ領域として使われる
メモリとの間のデータ転送が多発し、データの管理が複
雑になり、トランスポートストリームの処理にCPUの
資源の多くを使用し、CPUの負担が大きくなってしま
う。
【0009】一方、特願平8−75346号に記載の従
来例については、PID(パケット識別子)フィルタリ
ングをしないでメモリにトランスポートストリームを書
き込むので、不要なデータを書き込むメモリアクセスが
行われ、消費電力が増える。また、不要なデータが書き
込まれるので、メモリの使用効率が悪く、余分なメモリ
領域が必要となるという問題がある。
【0010】したがって、本発明の第1の目的は、回路
規模を小さくすることができるトランスポートストリー
ム処理装置を提供することである。
【0011】また、本発明の第2の目的は、CPUの負
担を軽減することができるトランスポートストリーム処
理装置を提供することである。
【0012】また、本発明の第3の目的は、低消費電力
で動作させることができるトランスポートストリーム処
理装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のトラ
ンスポートストリーム処理装置は、複数のトランスポー
トストリームから必要なデータを各々選択する複数のト
ランスポートパケット処理手段と、共通メモリと、複数
のトランスポートパケット処理手段から各々供給される
複数のデータを複数のトランスポートパケット処理手段
からのメモリ書き込み要求を調停しながら共通メモリに
書き込むメモリ制御手段とを備えている。
【0014】この構成によれば、複数のトランスポート
ストリームを複数のトランスポートパケット処理手段に
それぞれ入力すると、各トランスポートパケット処理手
段が各トランスポートストリームの中から必要なデータ
を同時に選択し、メモリ制御手段へ供給する。その結
果、メモリ制御手段は入力された複数のトランスポート
パケット処理手段からのデータを複数のトランスポート
パケット処理手段からのメモリ書き込み要求を調停しな
がら共通メモリに書き込む。このようにして、複数のト
ランスポートストリームが入力されると、必要なデータ
が共通メモリに書き込まれる。
【0015】以上のように、複数のトランスポートパケ
ット処理手段と単一の共通メモリと単一のメモリ制御手
段を設け、複数のトランスポートパケット処理手段によ
って選択したデータを単一のメモリ制御手段を用いて単
一の共通メモリに書き込むことにより、データを保存す
るためのメモリが一つで済み、トランスポートストリー
ム処理装置の規模を小さくすることができ、データ処理
も単純になり、データ処理を制御するためのCPUの負
荷を軽減できる。
【0016】本発明の請求項2のトランスポートストリ
ーム処理装置は、請求項1記載のトランスポートストリ
ーム処理装置において、トランスポートストリームが画
像・音声データと画像・音声以外のサービス等のデータ
を含み、複数のトランスポートパケット処理手段のうち
の一部のトランスポートパケット処理手段が、トランス
ポートストリームにおける画像・音声データと画像・音
声以外のサービス等のデータの中から必要なデータを選
択し、複数のトランスポートパケット処理手段の中の残
りのトランスポートパケット処理手段が、トランスポー
トストリームにおける画像・音声データ以外のサービス
等のデータのみを選択するようにしたことを特徴とす
る。
【0017】この構成によれば、複数のトランスポート
ストリームを入力すると、複数のトランスポートパケッ
ト処理手段のうちの一部のトランスポートパケット処理
手段が、トランスポートストリームにおける画像・音声
データと画像・音声以外のサービス等のデータの中から
必要なデータを選択し、複数のトランスポートパケット
処理手段の中の残りのトランスポートパケット処理手段
が、トランスポートストリームにおける画像・音声デー
タ以外のサービス等のデータのみを選択し、メモリ制御
手段へ供給する。その結果、メモリ制御手段は入力され
た複数のデータを複数のトランスポートパケット処理手
段からのメモリ書き込み要求を調停しながら共通メモリ
に書き込む。
【0018】このようにして、複数のトランスポートス
トリームが入力されると、各トランスポートストリーム
において、各々必要なデータが共通メモリに書き込まれ
る。この際、複数のトランスポートパケット処理手段の
うちの一部のトランスポートパケット処理手段へ入力さ
れる特定のトランスポートストリームについては、画像
・音声データと画像・音声以外のサービス等のデータが
共通メモリに書き込まれる。また、複数のトランスポー
トパケット処理手段の中の残りのトランスポートパケッ
ト処理手段へ入力される特定のトランスポートストリー
ムについては、画像・音声以外のサービス等のデータの
みが共通メモリに書き込まれる。
【0019】本発明の請求項3のトランスポートストリ
ーム処理装置は、請求項1記載のトランスポートストリ
ーム処理装置において、トランスポートストリームが画
像・音声データと画像・音声以外のサービス等のデータ
を含み、外部へトランスポートストリームを出力する外
部出力手段を設け、複数のトランスポートパケット処理
手段のうちの少なくとも一部のトランスポートパケット
処理手段が、トランスポートストリームにおける画像・
音声データと画像・音声以外のサービス等のデータの中
から必要な第1のデータを選択してメモリ制御手段へ供
給するとともに、第1のデータとは独立してトランスポ
ートストリームにおける画像・音声データと画像・音声
以外のサービス等のデータの中から必要な第2のデータ
を選択して外部出力手段へ供給するようにしたことを特
徴とする。
【0020】この構成によれば、複数のトランスポート
ストリームを入力すると、複数のトランスポートパケッ
ト処理手段のうちの少なくとも一部のトランスポートパ
ケット処理手段が特定のトランスポートストリームにつ
いて画像・音声データと画像・音声以外のサービス等か
ら必要なデータを選択し共通メモリにデータを書き込む
ためにメモリ制御手段へ供給すると同時に、これとは独
立して画像・音声データと画像・音声以外のサービス等
のデータの中から必要なデータを選択して外部出力手段
に対して供給する。その結果、外部出力手段は供給され
たデータを別のトランスポートストリームとして出力す
ることになる。
【0021】このようにして、複数のトランスポートス
トリームが入力されると、必要なデータが共通メモリに
書き込まれる。さらに、これと同時に必要なデータが外
部へ他のトランスポートストリームとして出力されるこ
とになり、例えばデータ記録再生機器でトランスポート
ストリームを記録することができる。
【0022】本発明の請求項4のトランスポートストリ
ーム処理装置は、請求項1記載のトランスポートストリ
ーム処理装置において、メモリ制御手段が外部のCPU
から共通メモリへのアクセスを制御するようにしたこと
を特徴とする。
【0023】このように構成すれば、複数のトランスポ
ートストリーム中から必要なデータが書き込まれた共通
メモリに対して、CPUからメモリをアクセスすること
ができる。
【0024】本発明の請求項5のトランスポートストリ
ーム処理装置は、請求項4記載のトランスポートストリ
ーム処理装置において、共有メモリがCPUのプログラ
ム・データ領域を有することを特徴とする。
【0025】このように構成すれば、複数のトランスポ
ートストリームから選択されたデータを書き込んだ共通
メモリにCPUのプログラム・データを書き込むことが
できる。その結果、CPUのプログラム・データを記憶
するメモリを別に設ける必要がなくなり、回路構成を一
層簡略化できる。
【0026】本発明の請求項6記載のトランスポートス
トリーム処理装置は、請求項1記載のトランスポートス
トリーム処理装置において、メモリ制御手段が外部のA
Vデコーダから共通メモリへのアクセスを制御するよう
にしたことを特徴とする。
【0027】このように構成すれば、複数のトランスポ
ートストリーム中から必要なデータが書き込まれたメモ
リに対して、AVデコーダは画像・音声やその他のデー
タを読み出すことができる。
【0028】本発明の請求項7記載のトランスポートス
トリーム処理装置は、請求項6記載のトランスポートス
トリーム処理装置において、共有メモリがAVデコーダ
のフレームメモリ領域を有することを特徴とする。
【0029】このように構成すれば、複数のトランスポ
ートストリームから選択されたデータを書き込んだ共通
メモリの一部をAVデコーダのフレームメモリとして使
用することができ、AVデコーダのフレームメモリを別
に設ける必要がなくなり、回路構成をいっそう簡略化で
きる。
【0030】本発明の請求項8記載のトランスポートス
トリーム処理装置は、複数のトランスポートストリーム
をそれぞれバッファリングする複数のバッファメモリ
と、複数のバッファメモリから出力されるトランスポー
トストリームを選択するセレクタと、セレクタで選択さ
れたトランスポートストリームが書き込まれるローカル
メモリと、ローカルメモリから出力されるトランスポー
トパケットからPIDフィルタリング等を行い必要なデ
ータを取得するトランスポートパケット処理回路と、ト
ランスポートパケット処理回路への動作用クロックの供
給を制御するクロックコントローラと、複数のバッファ
メモリとセレクタとローカルメモリとを制御し、ローカ
ルメモリのトランスポートパケット出力が複数のバッフ
ァメモリのうちのどのバッファメモリから出力されてい
るかをトランスポートパケット処理回路における必要な
データの選択のためにトランスポートパケット処理回路
に通知し、ローカルメモリからトランスポートパケット
処理回路へのトランスポートパケットデータの入力開始
および入力終了をクロックコントローラに通知するロー
カルメモリコントローラとを備え、ローカルメモリコン
トローラにおける複数のバッファメモリとセレクタとロ
ーカルメモリとの制御は、複数のバッファメモリがオー
バーフローしないようにセレクタの選択状態を切り替え
ながら複数のバッファメモリのデータをローカルメモリ
に書き込み、ローカルメモリに書き込まれたデータがト
ランスポートパケット単位になったときにローカルメモ
リに書き込まれたデータをトランスポートパケット処理
回路へ出力し、ローカルメモリに蓄積されているデータ
がトランスポートパケット単位より小さくなったときに
ローカルメモリに書き込まれたデータのトランスポート
パケット処理回路への出力を停止するように行い、クロ
ックコントローラは、ローカルメモリコントローラから
トランスポートパケットデータの入力開始の通知を受け
ると、クロックのトランスポートパケット処理回路への
供給を開始し、トランスポートパケットデータの入力終
了の通知を受けると、クロックのトランスポートパケッ
ト処理回路への供給を停止することを特徴とする。
【0031】この構成によれば、ローカルメモリとトラ
ンスポートパケット処理回路が1つの回路で構成でき
る。その結果、回路規模を小さくすることができる。か
つ、ローカルメモリに書き込まれているトランスポート
パケット処理が未処理のデータ量を判断して、トランス
ポートパケット処理回路へのクロックの供給の開始およ
び停止を切り替えることで、トランスポートパケット処
理回路を動作状態から停止状態までの制御を行うことが
できる。つまり、トランスポートパケット処理が必要な
ときにのみトランスポートパケット処理回路を動作させ
ることができる。その結果、低消費電力で動作させるこ
とができる。
【0032】本発明の請求項9記載のトランスポートス
トリーム処理装置は、請求項8記載のトランスポートス
トリーム処理装置において、クロックコントローラが、
CPUから設定できるレジスタを有し、レジスタの設定
値によりクロックの周波数を制御することができ、クロ
ックの供給の開始・停止に代え、ローカルメモリコント
ローラからトランスポートパケットデータの入力開始の
通知を受けると、クロックの周波数を高くし、トランス
ポートパケットデータの入力終了の通知を受けると、ク
ロックの周波数を低くすることを特徴とする。
【0033】この構成によれば、CPUから任意に必要
な動作周波数でトランスポートパケット処理回路を動か
すことができる。ローカルメモリに書き込まれているト
ランスポートパケット処理が未処理のデータ量を判断し
て、トランスポートパケット処理回路のクロック周波数
を切り替えることで、トランスポートパケット処理回路
を高速動作状態から低速動作状態までの制御を行うこと
ができる。つまり、トランスポートパケット処理が必要
なときにのみトランスポートパケット処理回路を高速動
作させることができる。その結果、低消費電力で動作さ
せることができる。
【0034】本発明の請求項10記載のトランスポート
ストリーム処理装置は、複数のトランスポートストリー
ムをPIDフィルタリングして必要なトランスポートス
トリームをそれぞれ出力する複数のPIDフィルタと、
複数のPIDフィルタから出力されるトランスポートス
トリームをそれぞれバッファリングする複数のバッファ
メモリと、複数のバッファメモリから出力されるトラン
スポートストリームを選択するセレクタと、セレクタで
選択されたトランスポートストリームが書き込まれるロ
ーカルメモリと、ローカルメモリから出力されるトラン
スポートパケットから必要なデータを取得するトランス
ポートパケット処理回路と、トランスポートパケット処
理回路への動作用クロックの供給を制御するクロックコ
ントローラと、複数のバッファメモリとセレクタとロー
カルメモリとを制御し、ローカルメモリのトランスポー
トパケット出力が複数のバッファメモリのうちのどのバ
ッファメモリから出力されているかをトランスポートパ
ケット処理回路における必要なデータの選択のためにト
ランスポートパケット処理回路に通知し、ローカルメモ
リからトランスポートパケット処理回路へのトランスポ
ートパケットデータの入力開始および入力終了をクロッ
クコントローラに通知するローカルメモリコントローラ
とを備え、ローカルメモリコントローラにおける複数の
バッファメモリとセレクタとローカルメモリとの制御
は、複数のバッファメモリがオーバーフローしないよう
にセレクタの選択状態を切り替えながら複数のバッファ
メモリのデータをローカルメモリに書き込み、ローカル
メモリに書き込まれたデータがトランスポートパケット
単位になったときにローカルメモリに書き込まれたデー
タをトランスポートパケット処理回路へ出力し、ローカ
ルメモリに蓄積されているデータがトランスポートパケ
ット単位より小さくなったときにローカルメモリに書き
込まれたデータのトランスポートパケット処理回路への
出力を停止するように行い、クロックコントローラは、
ローカルメモリコントローラからトランスポートパケッ
トデータの入力開始の通知を受けると、クロックのトラ
ンスポートパケット処理回路への供給を開始し、トラン
スポートパケットデータの入力終了の通知を受けると、
クロックのトランスポートパケット処理回路への供給を
停止することを特徴とする。
【0035】この構成によれば、ローカルメモリとトラ
ンスポートパケット処理回路が1つの回路(PIDフィ
ルタは複数)で構成できる。その結果、回路規模を小さ
くすることができる。かつ、ローカルメモリに書き込ま
れているトランスポートパケット処理が未処理のデータ
量は、PIDフィルタリングされた後のデータなので必
要最小限であり、このデータ量を判断して、トランスポ
ートパケット処理回路へのクロックの供給の開始および
停止を切り替えることで、トランスポートパケット処理
回路を動作状態から停止状態までの制御を行うことがで
きる。つまり、トランスポートパケット処理が必要なと
きにのみトランスポートパケット処理回路を動作させる
ことができる。その結果、低消費電力で動作させること
ができる。
【0036】また、PIDフィルタ後のデータをローカ
ルメモリに書き込むので、不必要なデータを書き込むア
クセスが発生せず、消費電力を低減でき、またローカル
メモリ領域を効率的に使用することができる。
【0037】本発明の請求項11記載のトランスポート
ストリーム処理装置は、請求項10記載のトランスポー
トストリーム処理装置において、クロックコントローラ
が、CPUから設定できるレジスタを有し、レジスタの
設定値によりクロックの周波数を制御することができ、
クロックの供給の開始・停止に代え、ローカルメモリコ
ントローラからトランスポートパケットデータの入力開
始の通知を受けると、クロックの周波数を高くし、トラ
ンスポートパケットデータの入力終了の通知を受ける
と、クロックの周波数を低くすることを特徴とする。
【0038】この構成によれば、CPUから任意に必要
な動作周波数でトランスポートパケット処理回路を動か
すことができる。ローカルメモリに書き込まれているト
ランスポートパケット処理が未処理のデータ量を判断し
て、トランスポートパケット処理回路のクロック周波数
を切り替えることで、トランスポートパケット処理回路
を高速動作状態から低速動作状態までの制御を行うこと
ができる。つまり、トランスポートパケット処理が必要
なときにのみトランスポートパケット処理回路を高速動
作させることができる。その結果、低消費電力で動作さ
せることができる。
【0039】本発明の請求項12記載のトランスポート
ストリーム処理装置は、複数のトランスポートストリー
ムをそれぞれバッファリングする複数のバッファメモリ
と、複数のバッファメモリからそれぞれ出力されるトラ
ンスポートストリームを選択するセレクタと、セレクタ
で選択されたトランスポートストリームをPIDフィル
タリングして出力するPIDフィルタと、PIDフィル
タから出力されたトランスポートストリームが書き込ま
れるローカルメモリと、ローカルメモリから出力される
トランスポートストリームから必要なデータを取得する
トランスポートパケット処理回路と、トランスポートパ
ケット処理回路への動作用クロックの供給を制御するク
ロックコントローラと、複数のバッファメモリとセレク
タとローカルメモリとを制御し、ローカルメモリのトラ
ンスポートパケット出力が複数のバッファメモリのうち
のどのバッファメモリから出力されているかをトランス
ポートパケット処理回路における必要なデータの選択の
ためにトランスポートパケット処理回路に通知し、ロー
カルメモリからトランスポートパケット処理回路へのト
ランスポートパケットデータの入力開始および入力終了
をクロックコントローラに通知するローカルメモリコン
トローラとを備え、ローカルメモリコントローラにおけ
る複数のバッファメモリとセレクタとローカルメモリと
の制御は、複数のバッファメモリがオーバーフローしな
いようにセレクタの選択状態を切り替えながら複数のバ
ッファメモリのデータをローカルメモリに書き込み、ロ
ーカルメモリに書き込まれたデータがトランスポートパ
ケット単位になったときにローカルメモリに書き込まれ
たデータをトランスポートパケット処理回路へ出力し、
ローカルメモリに蓄積されているデータがトランスポー
トパケット単位より小さくなったときにローカルメモリ
に書き込まれたデータのトランスポートパケット処理回
路への出力を停止するように行い、クロックコントロー
ラは、ローカルメモリコントローラからトランスポート
パケットデータの入力開始の通知を受けると、クロック
のトランスポートパケット処理回路への供給を開始し、
トランスポートパケットデータの入力終了の通知を受け
ると、クロックのトランスポートパケット処理回路への
供給を停止することを特徴とする。
【0040】この構成によれば、ローカルメモリとトラ
ンスポートパケット処理回路が1つの回路で構成でき
る。その結果、回路規模を小さくすることができる。か
つ、ローカルメモリに書き込まれているトランスポート
パケット処理が未処理のデータ量は、PIDフィルタリ
ングされた後のデータなので必要最小限であり、このデ
ータ量を判断して、トランスポートパケット処理回路へ
のクロックの供給の開始および停止を切り替えること
で、トランスポートパケット処理回路を動作状態から停
止状態までの制御を行うことができる。つまり、トラン
スポートパケット処理が必要なときにのみトランスポー
トパケット処理回路を動作させることができる。その結
果、低消費電力で動作させることができる。
【0041】また、PIDフィルタ後のデータをローカ
ルメモリに書き込むので、不必要なデータを書き込むア
クセスが発生せず、消費電力を低減でき、またローカル
メモリ領域を効率的に使用することができる。
【0042】本発明の請求項13記載のトランスポート
ストリーム処理装置は、請求項12記載のトランスポー
トストリーム処理装置において、クロックコントローラ
が、CPUから設定できるレジスタを有し、レジスタの
設定値によりクロックの周波数を制御することができ、
クロックの供給の開始・停止に代え、ローカルメモリコ
ントローラからトランスポートパケットデータの入力開
始の通知を受けると、クロックの周波数を高くし、トラ
ンスポートパケットデータの入力終了の通知を受ける
と、クロックの周波数を低くすることを特徴とする。
【0043】この構成によれば、CPUから任意に必要
な動作周波数でトランスポートパケット処理回路を動か
すことができる。ローカルメモリに書き込まれているト
ランスポートパケット処理が未処理のデータ量を判断し
て、トランスポートパケット処理回路のクロック周波数
を切り替えることで、トランスポートパケット処理回路
を高速動作状態から低速動作状態までの制御を行うこと
ができる。つまり、トランスポートパケット処理が必要
なときにのみトランスポートパケット処理回路を高速動
作させることができる。その結果、低消費電力で動作さ
せることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、MP
EGシステム規格に準拠したディジタル放送において、
衛星からのトランスポートストリームとデジタル記録再
生機器(D−VHSビデオテープレコーダ等)からのト
ランスポートストリームから、必要に応じて画像・音声
やその他のサービス情報を選択し、共通メモリに書き込
んだり、外部出力手段である外部インタフェースに出力
するトランスポートストリーム処理装置について、図面
を参照しながら説明する。
【0045】図1はトランスポートストリームの説明を
するための模式図である。トランスポートストリーム1
0は、例えば188byte単位の複数のトランスポー
トパケット11,12,…から構成される。例えば、ト
ランスポートパケット11は4byte(バイト)のパ
ケットヘッダ13と184byteのアダプテーション
フィールド/ペイロード14とから構成される。パケッ
トヘッダ13には、このトランスポートパケット11に
ついてのさまざまな付加情報が入っており、この中にパ
ケット識別子(PID)15の情報がある。パケット識
別子15は、どのプログラム(番組)でこのアダプテー
ションフィールド/ペイロード14を使用するかの識別
番号(ID番号)を示すものである。アダプテーション
フィールド/ペイロード14には、画像・音声やその他
のサービス情報が入っている。
【0046】図2は請求項1〜7に関する本発明の第1
の実施の形態におけるトランスポートストリーム処理装
置の構成を示すブロック図である。図2において、21
はトランスポートパケット処理手段としてのトランスポ
ートパケット処理回路であり,衛星からのトランスポー
トストリームが入力される。22はトランスポートパケ
ット処理手段としてのトランスポートパケット処理回路
であり、デジタル記録再生機器からのトランスポートス
トリームが入力される。23はアクセス調停機能を有す
るメモリ制御手段としてのメモリコントローラであり、
トランスポートパケット処理回路21,22および外部
バス28からデータが供給される。24は共通メモリで
あり、画像データ領域24A、音声データ領域24B、
サービス等のデータ領域24C、CPUのプログラム領
域24DおよびAVデコーダのフレームメモリ領域24
Eからなり、メモリコントローラ23からデータが供給
されることで、画像データ領域24A、音声データ領域
24B、サービス等のデータ領域24C、CPUのプロ
グラム領域24DおよびAVデコーダのフレームメモリ
領域24Eのいずれかにデータが書き込まれる。25は
トランスポートパケット処理回路21から出力されるデ
ータを入力として、外部へ他のトランスポートストリー
ムとして出力する外部インターフェースである。以上の
構成要素は、ワンチップ集積回路で構成されている。
【0047】26は外部バス28を介してメモリコント
ローラ23に接続されたCPUである。27は外部バス
28を介してメモリコントローラ23に接続されたAV
デコーダである。
【0048】以上のような構成のトランスポートストリ
ーム処理装置の動作について、以下に説明する。衛星か
らのトランスポートストリームは、まずトランスポート
パケット処理回路21で処理されて、必要なトランスポ
ートパケットが選択されメモリコントローラ23へ送ら
れる。また、これに同時に、かつメモリコントローラ2
3へ送るトランスポートパケットとは独立して、必要な
トランスポートパケットが選択され外部インタフェース
25へ送られる。外部インタフェース25はデジタル記
録再生機器(D−VHSビデオテープレコーダ)に入力
できる信号を変換するものである。メモリコントローラ
23は、トランスポートパケット処理回路21で選択さ
れたトランスポートパケットを共通メモリ24に書き込
む。この際、画像データは画像データ領域24Aに書き
込まれ、音声データは音声データ領域24Bに書き込ま
れ、サービス等のデータはサービス等のデータ領域24
Cに書き込まれる。
【0049】一方、デジタル記録再生機器からのトラン
スポートストリームは、まずトランスポートパケット処
理回路22で処理されて、必要なトランスポートパケッ
トが選択されメモリコントローラ23へ送られる。つぎ
に、メモリコントローラ23は、トランスポートパケッ
ト処理回路22で選択されたトランスポートパケットを
共通メモリ24に書き込む。
【0050】このトランスポートストリーム処理装置
は、CPU26やAVデコーダ27等の外部回路から
も、メモリコントローラ23の働きで外部バス28を通
してアクセスでき、共通メモリ24に書き込まれたデー
タはCPU26やAVデコーダ27から自由に読み出す
ことができる。また、この共通メモリ24は、CPUの
プログラム・データ領域24Dとフレームメモリ領域2
4Eを設けたことにより、CPU26のプログラム・デ
ータを格納するメモリ、ならびにAVデコーダ27のフ
レームメモリとしても使用可能である。
【0051】図3はトランスポートパケット処理回路2
1の具体的な構成を示すブロック図である。図3におい
て、31はパケット識別子テーブル、32はパケット識
別子比較回路、33は遅延回路、34,35は選択回路
である。
【0052】以上のような構成のトランスポートパケッ
ト処理回路21の動作を以下に説明する。あらかじめ必
要なパケット識別子をパケット識別子テーブル31に設
定しておく。このトランスポートパケット処理回路21
では、2個の選択回路34,35が設けられているの
で、各選択回路34,35毎に個別にパケット識別子が
設定できるようになっている。
【0053】そして、衛星からのトランスポートストリ
ームがパケット識別子比較回路32と遅延回路33とに
入力される。その結果、パケット識別子比較回路32
は、パケット識別子テーブル31に各選択回路34,3
5毎に設定されたパケット識別子と入力されたトランス
ポートストリームの各トランスポートパケットのパケッ
ト識別子とを比較する。選択回路34に対応して設定さ
れたパケット識別子と入力されたトランスポートストリ
ームの各トランスポートパケットのパケット識別子とが
一致したら、選択信号を選択回路34へ送る。また、選
択回路35に対応して設定されたパケット識別子と入力
されたトランスポートストリームの各トランスポートパ
ケットのパケット識別子とが一致したら、選択信号を選
択回路35へ送る。
【0054】遅延回路33は、各トランスポートパケッ
トをパケット識別子比較回路32で比較処理される時間
だけ遅延させて選択回路34,35へ送る。その結果、
パケット識別子が一致した1種類または複数種類のトラ
ンスポートパケットが選択回路34,35で各々選択さ
れて外部へ出力される。この場合、選択回路34で選択
されたトランスポートパケットは外部インターフェース
25へ送られ、選択回路35で選択されたトランスポー
トパケットはメモリコントローラ23へ送られる。
【0055】図4はトランスポートパケット処理回路2
2の具体的な構成を示すブロック図である。図4におい
て、41はパケット識別子テーブル、42はパケット識
別子比較回路、43は遅延回路、44は選択回路であ
る。
【0056】以上のような構成のトランスポートパケッ
ト処理回路22の動作を以下に説明する。あらかじめ必
要なパケット識別子をパケット識別子テーブル41に設
定しておく。このトランスポートパケット処理回路22
では、1個の選択回路44が設けられているだけである
ので、選択回路44についてパケット識別子が設定でき
るようになっている。
【0057】そして、デジタル記録再生機器からのトラ
ンスポートストリームがパケット識別子比較回路42と
遅延回路43とに入力される。その結果、パケット識別
子比較回路42は、パケット識別子テーブル41に設定
されたパケット識別子と入力されたトランスポートスト
リームの各トランスポートパケットのパケット識別子と
を比較する。設定されたパケット識別子と入力されたト
ランスポートストリームの各トランスポートパケットの
パケット識別子とが一致したら、選択信号を選択回路4
4へ送る。
【0058】遅延回路43は、各トランスポートパケッ
トをパケット識別子比較回路42で比較処理される時間
だけ遅延させて選択回路44へ送る。その結果、パケッ
ト識別子が一致した1種類または複数種類のトランスポ
ートパケットが選択回路44で選択されて外部へ出力さ
れる。この場合、選択回路44で選択されたトランスポ
ートパケットはメモリコントローラ23へ送られる。
【0059】図5はメモリコントローラ23の具体構成
を示すブロック図である。図5において、51,52は
バッファメモリ、53はアクセスの調停を行うアビトレ
ーション回路、54は選択回路である。
【0060】以上のような構成のメモリコントローラ2
3の動作を以下に説明する。衛星からのトランスポート
パケットとデジタル記録再生機器からのトランスポート
パケットは、バッファメモリ51とバッファメモリ52
にそれぞれ書き込まれる。これと同時に共通メモリ24
に対する書き込み要求がアビトレーション回路43に送
られる。
【0061】また、任意のタイミングでCPU/AVデ
コーダ26,27から共通メモリ24の書き込み要求が
アビトレーション回路53に送られる。アビトレーショ
ン回路53は上記の数種類の書き込み要求の優先順位付
けを行い、選択回路54を制御しながら、共通メモリ2
4の読み出しと書き込みを行う。
【0062】なお、上記実施の形態では、トランスポー
トパケット処理回路が2個設けられていたが、3個また
はそれ以上でもよく、それらの一部はトランスポートパ
ケット処理回路21に相当する構成であり、残りはトラ
ンスポートパケット処理回路22に相当する構成であ
る。
【0063】以上のように、この実施の形態のトランス
ポートストリーム処理装置によれば、複数のトランスポ
ートパケット処理回路21,22と単一の共通メモリ2
4と単一のメモリコントローラ23を設け、複数のトラ
ンスポートパケット処理回路21,22によって選択し
たデータを単一のメモリコントローラ23を用いて単一
の共通メモリ24に書き込むことができ、データを保存
するためのメモリが一つで済み、トランスポートストリ
ーム処理装置の規模を小さくすることができ、データ処
理も単純になり、CPU26の負荷を軽減することがで
きる。
【0064】さらに、トランスポートパケット処理回路
22により、特定のトランスポートストリーム(衛星か
らのもの)から選択した画像・音声データと画像・音声
以外のサービス等のデータを共通メモリ24に書き込む
ことができ、トランスポートパケット処理回路21によ
り、特定のトランスポートストリーム(デジタル記録再
生機器からのもの)から選択した画像・音声以外のサー
ビス等のデータのみを共通メモリ24に書き込みなが
ら、同時に外部出力にも特定のトランスポートストリー
ム(衛星からのもの)の中から必要なデータを出力でき
る。
【0065】また、メモリコントローラ23により複数
のトランスポートストリームから選択されたデータと、
CPU26のプログラム・データを共通メモリ24に書
き込み、また読み出すことができる。また、メモリコン
トローラ23によりAVデコーダ27は共通メモリ24
から直接必要なデータを読み出すことができ、またデコ
ードのために共通メモリ24の一部の領域をフレームメ
モリとして利用することができる。
【0066】図6は請求項8、9に関する本発明の第2
の実施の形態におけるトランスポートストリーム処理装
置の構成を示すブロック図である。第2の実施の形態で
は、バッファメモリ61〜63、セレクタ64、ローカ
ルメモリ65、トランスポートパケット処理回路66、
ローカルメモリコントローラ67、およびクロックコン
トローラ68、メモリコントローラ69、共通メモリ7
0を備えている。
【0067】複数のトランスポートストリームA〜Cを
各々バッファリングするバッファメモリ61〜63は、
セレクタ64で選択されていない間のトランスポートス
トリームを保持しなければならない。
【0068】セレクタ64はローカルメモリ65の書込
みポートが1つであるため、バッファメモリ61〜63
の一つを選択してローカルメモリ65へデータを出力す
る。つまり、複数のバッファメモリ61〜63から出力
されるトランスポートストリームを選択してしてローカ
ルメモリ65へ送る。
【0069】ローカルメモリ65では、セレクタ64で
選択されたトランスポートストリームA〜Cが各々書き
込まれていき、188バイトのトランスポートパケット
が構成されるまで書き込まれた後、トランスポートパケ
ット単位でトランスポートパケット処理回路66へ出力
される。
【0070】トランスポートパケット処理回路66はP
IDフィルタ回路66AとPIDフィルタ以外の回路6
6Bを備えているが、この両者の回路66A,66Bで
パケット処理を行い、ローカルメモリ65から出力され
るトランスポートパケットからPIDフィルタリング等
を行い必要なデータを取得し、メモリコントローラ(図
示せず)へ送る。なお、PIDフィルタリングというの
は、トランスポートストリームのデータの中から、特定
のパケット識別子(PID)を備えたデータを選択的に
抽出することをいう。
【0071】ローカルメモリコントローラ67は、複数
のバッファメモリ61〜63とセレクタ64とローカル
メモリ65とを制御し、ローカルメモリ65のトランス
ポートパケット出力が複数のバッファメモリ61〜63
のうちのどのバッファメモリから出力されているかをト
ランスポートパケット処理回路66における必要なデー
タの選択のためにトランスポートパケット処理回路66
に通知し、ローカルメモリ65からトランスポートパケ
ット処理回路66へのトランスポートパケットデータの
入力開始および入力終了をクロックコントローラ68に
通知する。
【0072】ローカルメモリコントローラ67における
複数のバッファメモリ61〜63とセレクタ64とロー
カルメモリ65との制御は、以下のように行われる。す
なわち、複数のバッファメモリ61〜63がオーバーフ
ローしないようにセレクタ64の選択状態を切り替えな
がら複数のバッファメモリ61〜63のデータをローカ
ルメモリ65の複数のトランスポートストリームに対応
した領域毎に分けて書き込む制御が行われる。また、ロ
ーカルメモリ65に書き込まれたデータがトランスポー
トパケット単位になったときにローカルメモリ65に書
き込まれたデータをトランスポートパケット処理回路6
6へ出力し、ローカルメモリ65に蓄積されているデー
タがトランスポートパケット単位より小さくなったとき
にローカルメモリ65に書き込まれたデータのトランス
ポートパケット処理回路65への出力を停止する制御が
行われる。
【0073】クロックコントローラ68は、トランスポ
ートパケット処理回路66への動作用クロックの供給を
制御する。具体的には、ローカルメモリコントローラ6
7からトランスポートパケット処理回路65へのトラン
スポートパケットデータの入力開始の通知を受けると、
クロックのトランスポートパケット処理回路66への供
給を開始し、トランスポートパケット処理回路65への
トランスポートパケットデータの入力終了の通知を受け
ると、クロックのトランスポートパケット処理回路66
への供給を停止する。
【0074】つまり、ローカルメモリコントローラ67
とクロックコントローラ68は、以下のような制御動作
を行う。ローカルメモリコントローラ67はバッファメ
モリ61〜63がオーバーフローしないようにセレクタ
64を介してバッファメモリ61〜63のデータをロー
カルメモリ65に書き込む制御を行う。また、ローカル
メモリコントローラ67は、ローカルメモリ65に書き
込まれたデータがトランスポートパケット単位になった
時、ローカルメモリ65からトランスポートパケット処
理回路66へトランスポートパケットを出力する制御を
行うと同時に、ローカルメモリ65のトランスポートパ
ケット出力が複数のバッファメモリ61〜63のうちの
どのバッファメモリから出力されているかをトランスポ
ートパケット処理回路66に通知し、クロックコントロ
ーラ68へトランスポートパケットがトランスポートパ
ケット処理回路66に入力されることを通知する。
【0075】クロックコントローラ68は、トランスポ
ートパケットがトランスポートパケット処理回路66に
入力されることを知ると(またはCPUからトランスポ
ートパケットの入力レートが高いことを通知される
と)、トランスポートパケット処理回路66にクロック
を供給(または周波数を上げる)する。このことでトラ
ンスポートパケット処理回路66が動作する。このトラ
ンスポートパケット単位の動作が継続中に、ローカルメ
モリ65に書き込まれて続けて蓄積されているデータが
トランスポートパケット単位以下となった時、ローカル
メモリ65からトランスポートパケット処理回路66へ
トランスポートパケット単位でのデータの出力を停止す
る制御を行うと同時に、クロックコントローラ68へト
ランスポートパケット単位でトランスポートパケット処
理回路66に入力が終了したことを通知する。クロック
コントローラ68は、トランスポートパケット単位でト
ランスポートパケット処理回路66の入力が終了したこ
とを知ると(またはCPUからトランスポートパケット
の入力レートが低いことを通知されると)、トランスポ
ートパケット処理回路66のクロックを一定時間の後に
停止(または周波数を下げる)する。このことでトラン
スポートパケット処理回路66の動作が停止する。
【0076】メモリコントローラ69は、トランスポー
トパケット処理回路66で処理されたデータを共通メモ
リ70の決められた領域に書き込む。
【0077】ここで、外部のCPUからの通知を受ける
場合について説明する。クロックコントローラ68は、
外部のCPUから値を設定できるレジスタを有し、外部
のCPUからの通知によって値をレジスタに設定する構
成になっている。この場合、レジスタの設定値によりク
ロックの周波数の高低あるいは供給開始、供給停止を制
御することができる。ローカルメモリコントローラ67
からトランスポートパケット処理回路66へのトランス
ポートパケットデータの入力開始の通知を受けると、ク
ロックの供給を開始し、またはクロックの周波数を高く
し、トランスポートパケットデータの入力終了の通知を
受けると、クロックの供給を停止し、またはクロックの
周波数を低くする。
【0078】つまり、トランスポートパケット処理回路
66にトランスポートパケットが入力開始または、入力
終了した状況や入力データが高速/低速の状況によりク
ロックの供給開始、停止あるいは、周波数の上下の制御
が行われる。
【0079】なお、ローカルメモリコントローラ67か
らの信号でクロックコントローラ68がトランスポート
パケット単位でのトランスポートパケット処理回路66
の入力が開始もしくは終了を知ったときに、クロックの
供給開始もしくは停止の代わりに、クロックの周波数を
上下させてもよい。
【0080】図7はセレクタ64の入出力およびローカ
ルメモリ65の出力を示すタイミング図である。図8は
図7で示されたトランスポートストリームが書き込まれ
たローカルメモリ65のメモリマップを示す模式図であ
る。
【0081】複数のトランスポートストリームA〜Cが
セレクタ64に入力していて、各々は32ビット単位の
A1〜47,B1〜47,C1〜47とする。セレクタ
64はこのデータを時分割多重して、A1,B1,C
1,A2,B2,C2……C47,B47,C47とし
てローカルメモリ65に書き込む。
【0082】ローカルメモリマップ上では、トランスポ
ートパケットAの領域81にA1,A2,A3……A4
7が書き込まれる。同様に、トランスポートパケットB
の領域82にB1,B2,B3……B47、トランスポ
ートパケットCの領域83にC1,C2,C3……C4
7が書き込まれる。一方、読み出しは、1トランスポー
トパケットが完成した時に、トランスポートパケット単
位でA1……A47の1トランスポートパケット、B1
……B47の1トランスポートパケット、C1……C4
7の1トランスポートパケットの順で読み出され、トラ
ンスポートパケット処理回路66に送られる。
【0083】この実施の形態のトランスポートストリー
ム処理装置によれば、ローカルメモリ65とトランスポ
ートパケット処理回路66が1つの回路で構成できる。
その結果、回路規模を小さくすることができる。かつ、
ローカルメモリ65に書き込まれているトランスポート
パケット処理が未処理のデータ量を判断して、トランス
ポートパケット処理回路66へのクロックの供給の開始
および停止を切り替えることで、トランスポートパケッ
ト処理回路66を動作状態から停止状態までの制御を行
うことができる。つまり、トランスポートパケット処理
が必要なときにのみトランスポートパケット処理回路6
6を動作させることができる。その結果、低消費電力で
動作させることができる。
【0084】一方、トランスポートパケット処理回路6
6へ供給するクロックの周波数を高低に切り替える構成
によると、CPUから任意に必要な動作周波数でトラン
スポートパケット処理回路66を動かすことができる。
ローカルメモリに書き込まれているトランスポートパケ
ット処理が未処理のデータ量を判断して、トランスポー
トパケット処理回路66のクロック周波数を切り替える
ことで、トランスポートパケット処理回路66を高速動
作状態から低速動作状態までの制御を行うことができ
る。つまり、トランスポートパケット処理が必要なとき
にのみトランスポートパケット処理回路66を高速動作
させることができる。その結果、低消費電力で動作させ
ることができる。
【0085】図9は請求項10、11に関する本発明の
第3の実施の形態におけるトランスポートストリーム処
理装置の構成を示すブロック図である。第3の実施の形
態では、PIDフィルタ91〜93、バッファメモリ9
4〜96、セレクタ97、ローカルメモリ98、トラン
スポートパケット処理回路99、ローカルメモリコント
ローラ9A、およびクロックコントローラ9Bとを備
え、さらに図示は省略しているが、図6のメモリコント
ーラ69および共通メモリ70と同様の機能を有するメ
モリコントローラおよび共通メモリを備えている。
【0086】PIDフィルタ91〜93は、複数のトラ
ンスポートストリームA〜Cを各々PIDフィルタリン
グし、必要なトランスポートストリームをそれぞれバッ
ファメモリ94〜96へ出力する。
【0087】各々バッファメモリ94〜96は、セレク
タ97で選択されていない間のトランスポートストリー
ムを保持しなければならない。
【0088】セレクタ97はローカルメモリ98の書込
みポートが1つであるため、バッファメモリ94〜96
の一つを選択してローカルメモリ98へデータを出力す
る。つまり、複数のバッファメモリ94〜96から出力
されるトランスポートストリームを選択してしてローカ
ルメモリ98へ送る。
【0089】ローカルメモリ98では、セレクタ97で
選択されたトランスポートストリームA〜Cが各々書き
込まれていき、188バイトのトランスポートパケット
が構成されるまで書き込まれた後、トランスポートパケ
ット単位でトランスポートパケット処理回路99へ出力
される。
【0090】トランスポートパケット処理回路99はP
IDフィルタ以外の回路99Bを備えていて、この回路
でパケット処理を行い、ローカルメモリ98から出力さ
れるトランスポートパケットから必要なデータを取得
し、メモリコントローラ(図示せず)へ送る。
【0091】ローカルメモリコントローラ9Aは、複数
のバッファメモリ94〜96とセレクタ97とローカル
メモリ98とを制御し、ローカルメモリ98のトランス
ポートパケット出力が複数のバッファメモリ94〜96
のうちのどのバッファメモリから出力されているかをト
ランスポートパケット処理回路99における必要なデー
タの選択のためにトランスポートパケット処理回路99
に通知し、ローカルメモリ98からトランスポートパケ
ット処理回路99へのトランスポートパケットデータの
入力開始および入力終了をクロックコントローラ9Bに
通知する。
【0092】ローカルメモリコントローラ9Aにおける
複数のバッファメモリ94〜96とセレクタ97とロー
カルメモリ98との制御は、以下のように行われる。す
なわち、複数のバッファメモリ94〜96がオーバーフ
ローしないようにセレクタ97の選択状態を切り替えな
がら複数のバッファメモリ94〜96のデータをローカ
ルメモリ98の複数のトランスポートストリームに対応
した領域毎に分けて書き込む制御が行われる。また、ロ
ーカルメモリ98に書き込まれたデータがトランスポー
トパケット単位になったときにローカルメモリ98に書
き込まれたデータをトランスポートパケット処理回路9
9へ出力し、ローカルメモリ98に蓄積されているデー
タがトランスポートパケット単位より小さくなったとき
にローカルメモリ98に書き込まれたデータのトランス
ポートパケット処理回路98への出力を停止する制御が
行われる。
【0093】クロックコントローラ9Bは、トランスポ
ートパケット処理回路99への動作用クロックの供給を
制御する。具体的には、ローカルメモリコントローラ9
Aからトランスポートパケット処理回路98へのトラン
スポートパケットデータの入力開始の通知を受けると、
クロックのトランスポートパケット処理回路99への供
給を開始し、トランスポートパケット処理回路98への
トランスポートパケットデータの入力終了の通知を受け
ると、クロックのトランスポートパケット処理回路99
への供給を停止する。
【0094】つまり、ローカルメモリコントローラ9A
とクロックコントローラ9Bは、以下のような制御動作
を行う。ローカルメモリコントローラ9Aはバッファメ
モリ94〜96がオーバーフローしないようにセレクタ
97を介してバッファメモリ94〜96のデータをロー
カルメモリ98に書き込む制御を行う。また、ローカル
メモリコントローラ9Aは、ローカルメモリ98に書き
込まれたデータがトランスポートパケット単位になった
時、ローカルメモリ98からトランスポートパケット処
理回路99へトランスポートパケットを出力する制御を
行うと同時に、ローカルメモリ98のトランスポートパ
ケット出力が複数のバッファメモリ94〜96のうちの
どのバッファメモリから出力されているかをトランスポ
ートパケット処理回路99に通知し、クロックコントロ
ーラ9Bへトランスポートパケットがトランスポートパ
ケット処理回路99に入力されることを通知する。クロ
ックコントローラ9Bは、トランスポートパケットがト
ランスポートパケット処理回路99に入力されることを
知ると(またはCPUからトランスポートパケットのレ
ートが高いことを通知されると)、トランスポートパケ
ット処理回路99にクロックを供給(または周波数を上
げる)する。このことでトランスポートパケット処理回
路99が動作する。このトランスポートパケット単位の
動作が継続中に、ローカルメモリ98に書き込まれて続
けて蓄積されているデータがトランスポートパケット単
位以下となった時、ローカルメモリ98からトランスポ
ートパケット処理回路99へトランスポートパケット単
位でのデータの出力を停止する制御を行うと同時に、ク
ロックコントローラ9Bへトランスポートパケット単位
でトランスポートパケット処理回路99に入力が終了し
たことを通知する。クロックコントローラ9Bは、トラ
ンスポートパケット単位でトランスポートパケット処理
回路99の入力が終了したことを知ると(またはCPU
からトランスポートパケットのレートが低いことを通知
されると)、トランスポートパケット処理回路99のク
ロックを一定時間の後に停止(または周波数を下げる)
する。このことでトランスポートパケット処理回路99
の動作が停止する。
【0095】メモリコントローラ(図示せず)は、トラ
ンスポートパケット処理回路99で処理されたデータを
共通メモリ(図示せず)の決められた領域に書き込む。
【0096】ここで、外部のCPUからの通知を受ける
場合について説明する。クロックコントローラ9Bは、
外部のCPUから値を設定できるレジスタを有し、外部
のCPUからの通知によって値をレジスタに設定する構
成になっている。この場合、レジスタの設定値によりク
ロックの周波数の高低あるいは供給開始、供給停止を制
御することができる。ローカルメモリコントローラ9A
からトランスポートパケット処理回路99へのトランス
ポートパケットデータの入力開始の通知を受けると、ク
ロックの供給を開始し、またはクロックの周波数を高く
し、トランスポートパケットデータの入力終了の通知を
受けると、クロックの供給を停止し、またはクロックの
周波数を低くする。
【0097】つまり、トランスポートパケット処理回路
99にトランスポートパケットが入力開始または、入力
終了した状況や入力データが高速/低速の状況によりク
ロックの供給開始、停止あるいは、周波数の上下の制御
が行われる。
【0098】なお、ローカルメモリコントローラ9Aか
らの信号でクロックコントローラ9Bがトランスポート
パケット単位でのトランスポートパケット処理回路99
の入力が開始もしくは終了を知ったときに、クロックの
供給開始もしくは停止の代わりに、クロックの周波数を
上下させてもよい。
【0099】この構成によれば、ローカルメモリ98と
トランスポートパケット処理回路99が1つの回路(P
IDフィルタ1〜93は複数)で構成できる。その結
果、回路規模を小さくすることができる。かつ、ローカ
ルメモリ98に書き込まれているトランスポートパケッ
ト処理が未処理のデータ量は、PIDフィルタリングさ
れた後のデータなので必要最小限であり、このデータ量
を判断して、トランスポートパケット処理回路99への
クロックの供給の開始および停止を切り替えることで、
トランスポートパケット処理回路99を動作状態から停
止状態までの制御を行うことができる。つまり、トラン
スポートパケット処理が必要なときにのみトランスポー
トパケット処理回路99を動作させることができる。そ
の結果、低消費電力で動作させることができる。
【0100】また、PIDフィルタ後のデータをローカ
ルメモリ98に書き込むので、不必要なデータを書き込
むアクセスが発生せず、消費電力を低減でき、またロー
カルメモリ領域を効率的に使用することができる。
【0101】一方、トランスポートパケット処理回路9
9へ供給するクロックの周波数を高低に切り替える構成
によると、CPUから任意に必要な動作周波数でトラン
スポートパケット処理回路99を動かすことができる。
ローカルメモリに書き込まれているトランスポートパケ
ット処理が未処理のデータ量を判断して、トランスポー
トパケット処理回路99のクロック周波数を切り替える
ことで、トランスポートパケット処理回路99を高速動
作状態から低速動作状態までの制御を行うことができ
る。つまり、トランスポートパケット処理が必要なとき
にのみトランスポートパケット処理回路99を高速動作
させることができる。その結果、低消費電力で動作させ
ることができる。
【0102】図10は請求項12、13に関する本発明
の第4の実施の形態におけるトランスポートストリーム
処理装置の構成を示すブロック図である。第4の実施の
形態では、バッファメモリ101〜103、セレクタ1
04、PIDフィルタ105、ローカルメモリ106、
トランスポートパケット処理回路107、ローカルメモ
リコントローラ108、およびクロックコントローラ1
09を備え、さらに図示は省略しているが、図6のメモ
リコントーラ69および共通メモリ70と同様の機能を
有するメモリコントローラおよび共通メモリを備えてい
る。
【0103】複数のトランスポートストリームA〜Cを
各々バッファリングするバッファメモリ101〜103
は、セレクタ104で選択されていない間のトランスポ
ートストリームを保持しなければならない。
【0104】セレクタ104はPIDフィルタの入力が
1系統であるため、バッファメモリ101〜103の一
つを選択してPIDフィルタ105へデータを出力す
る。つまり、複数のバッファメモリ101〜103から
出力されるトランスポートストリームを選択してしてロ
ーカルメモリ106へ送る。
【0105】PIDフィルタ105はセレクタ104の
出力データをPIDフィルタリングし、不必要なトラン
スポートパケットは捨て、ローカルメモリ106へ出力
する。
【0106】ローカルメモリ106では、PIDフィル
タ105でPIDフィルタリングされたトランスポート
ストリームA〜Cが各々書き込まれていき、188バイ
トのトランスポートパケットが構成されるまで書き込ま
れた後、トランスポートパケット単位でトランスポート
パケット処理回路107へ出力される。
【0107】トランスポートパケット処理回路107は
PIDフィルタ以外の回路107Bを備えているが、こ
の回路でパケット処理を行い、ローカルメモリ106か
ら出力されるトランスポートパケットから必要なデータ
を取得し、メモリコントローラ(図示せず)へ送る。
【0108】ローカルメモリコントローラ108は、複
数のバッファメモリ101〜103とセレクタ104と
ローカルメモリ106とを制御し、ローカルメモリ10
6のトランスポートパケット出力が複数のバッファメモ
リ101〜103のうちのどのバッファメモリから出力
されているかをトランスポートパケット処理回路107
における必要なデータの選択のためにトランスポートパ
ケット処理回路107に通知し、ローカルメモリ106
からトランスポートパケット処理回路107へのトラン
スポートパケットデータの入力開始および入力終了をク
ロックコントローラ109に通知する。
【0109】ローカルメモリコントローラ108におけ
る複数のバッファメモリ101〜103とセレクタ10
4とローカルメモリ106との制御は、以下のように行
われる。すなわち、複数のバッファメモリ101〜10
3がオーバーフローしないようにセレクタ104の選択
状態を切り替えながら複数のバッファメモリ101〜1
03のデータをローカルメモリ106の複数のトランス
ポートストリームに対応した領域毎に分けて書き込む制
御が行われる。また、ローカルメモリ106に書き込ま
れたデータがトランスポートパケット単位になったとき
にローカルメモリ106に書き込まれたデータをトラン
スポートパケット処理回路107へ出力し、ローカルメ
モリ106に蓄積されているデータがトランスポートパ
ケット単位より小さくなったときにローカルメモリ10
6に書き込まれたデータのトランスポートパケット処理
回路106への出力を停止する制御が行われる。
【0110】クロックコントローラ109は、トランス
ポートパケット処理回路107への動作用クロックの供
給を制御する。具体的には、ローカルメモリコントロー
ラ108からトランスポートパケット処理回路106へ
のトランスポートパケットデータの入力開始の通知を受
けると、クロックのトランスポートパケット処理回路1
07への供給を開始し、トランスポートパケット処理回
路106へのトランスポートパケットデータの入力終了
の通知を受けると、クロックのトランスポートパケット
処理回路107への供給を停止する。
【0111】つまり、ローカルメモリコントローラ10
8とクロックコントローラ109は、以下のような制御
動作を行う。ローカルメモリコントローラ108はバッ
ファメモリ101〜103がオーバーフローしないよう
にセレクタ104を介してバッファメモリ101〜10
3のデータをローカルメモリ106に書き込む制御を行
う。また、ローカルメモリコントローラ108は、ロー
カルメモリ106に書き込まれたデータがトランスポー
トパケット単位になった時、ローカルメモリ106から
トランスポートパケット処理回路107へトランスポー
トパケットを出力する制御を行うと同時に、ローカルメ
モリ106のトランスポートパケット出力が複数のバッ
ファメモリ101〜103のうちのどのバッファメモリ
から出力されているかをトランスポートパケット処理回
路107に通知し、クロックコントローラ109へトラ
ンスポートパケットがトランスポートパケット処理回路
107に入力されることを通知する。クロックコントロ
ーラ109は、トランスポートパケットがトランスポー
トパケット処理回路107に入力されることを知ると
(またはCPUからトランスポートパケットの入力レー
トが高いことを通知されると)、トランスポートパケッ
ト処理回路107にクロックを供給(または周波数を上
げる)する。このことでトランスポートパケット処理回
路107が動作する。このトランスポートパケット単位
の動作が継続中に、ローカルメモリ106に書き込まれ
て続けて蓄積されているデータがトランスポートパケッ
ト単位以下となった時、ローカルメモリ106からトラ
ンスポートパケット処理回路107へトランスポートパ
ケット単位でのデータの出力を停止する制御を行うと同
時に、クロックコントローラ109へトランスポートパ
ケット単位でトランスポートパケット処理回路107に
入力が終了したことを通知する。クロックコントローラ
109は、トランスポートパケット単位でトランスポー
トパケット処理回路107の入力が終了したことを知る
と(またはCPUからトランスポートパケットの入力レ
ートが低いことを通知されると)、トランスポートパケ
ット処理回路107のクロックを一定時間の後に停止
(または周波数を下げる)する。このことでトランスポ
ートパケット処理回路107の動作が停止する。
【0112】メモリコントローラ(図示せず)は、トラ
ンスポートパケット処理回路107で処理されたデータ
を共通メモリ(図示せず)の決められた領域に書き込
む。
【0113】ここで、外部のCPUからの通知を受ける
場合について説明する。クロックコントローラ109
は、外部のCPUから値を設定できるレジスタを有し、
外部のCPUからの通知によって値をレジスタに設定す
る構成になっている。この場合、レジスタの設定値によ
りクロックの周波数の高低あるいは供給開始、供給停止
を制御することができる。ローカルメモリコントローラ
108からトランスポートパケット処理回路107への
トランスポートパケットデータの入力開始の通知を受け
ると、クロックの供給を開始し、またはクロックの周波
数を高くし、トランスポートパケットデータの入力終了
の通知を受けると、クロックの供給を停止し、またはク
ロックの周波数を低くする。
【0114】つまり、トランスポートパケット処理回路
107にトランスポートパケットが入力開始または、入
力終了した状況や入力データが高速/低速の状況により
クロックの供給開始、停止あるいは、周波数の上下の制
御が行われる。
【0115】なお、ローカルメモリコントローラ108
からの信号でクロックコントローラ109がトランスポ
ートパケット単位でのトランスポートパケット処理回路
107の入力が開始もしくは終了を知ったときに、クロ
ックの供給開始もしくは停止の代わりに、クロックの周
波数を上下させてもよい。
【0116】この実施の形態によれば、ローカルメモリ
106とトランスポートパケット処理回路107が1つ
の回路で構成できる。その結果、回路規模を小さくする
ことができる。かつ、ローカルメモリ106に書き込ま
れているトランスポートパケット処理が未処理のデータ
量は、PIDフィルタリングされた後のデータなので必
要最小限であり、このデータ量を判断して、トランスポ
ートパケット処理回路107へのクロックの供給の開始
および停止を切り替えることで、トランスポートパケッ
ト処理回路107を動作状態から停止状態までの制御を
行うことができる。つまり、トランスポートパケット処
理が必要なときにのみトランスポートパケット処理回路
107を動作させることができる。その結果、低消費電
力で動作させることができる。
【0117】また、PIDフィルタ後のデータをローカ
ルメモリ106に書き込むので、不必要なデータを書き
込むアクセスが発生せず、消費電力を低減でき、またロ
ーカルメモリ領域を効率的に使用することができる。
【0118】一方、トランスポートパケット処理回路1
07へ供給するクロックの周波数を高低に切り替える構
成によると、CPUから任意に必要な動作周波数でトラ
ンスポートパケット処理回路107を動かすことができ
る。ローカルメモリに書き込まれているトランスポート
パケット処理が未処理のデータ量を判断して、トランス
ポートパケット処理回路107のクロック周波数を切り
替えることで、トランスポートパケット処理回路107
を高速動作状態から低速動作状態までの制御を行うこと
ができる。つまり、トランスポートパケット処理が必要
なときにのみトランスポートパケット処理回路107を
高速動作させることができる。その結果、低消費電力で
動作させることができる。
【0119】
【発明の効果】本発明のトランスポートストリーム処理
装置によれば、複数のトランスポートパケット処理手段
と単一の共通メモリと単一のメモリ制御手段を設け、複
数のトランスポートパケット処理手段によって選択した
データを単一のメモリ制御手段を用いて単一の共通メモ
リに書き込むことができ、データを保存するためのメモ
リが一つで済み、トランスポートストリーム処理装置の
規模を小さくすることができ、データ処理も単純にな
り、データ処理のためのCPUの負担を軽減できる。
【0120】さらに、特定のトランスポートストリーム
は選択した画像・音声データと画像・音声以外のサービ
ス等のデータで、特定のトランスポートストリームは選
択した画像・音声以外のサービス等のデータのみを共通
メモリに書き込みながら、同時に外部出力にも特定のト
ランスポートストリームの中から必要なデータを出力で
きる。
【0121】また、複数のトランスポートストリームか
ら選択されたデータと、CPUのプログラム・データを
共通メモリに書き込む読み出すことができ、かつ、AV
デコーダは共通メモリから直接必要なデータを読み出す
ことができる。
【0122】また、複数のトランスポートストリームの
処理を、ローカルメモリとトランスポートパケット処理
回路が1つの回路で実現でき、回路規模を小さくでき
る。
【0123】また、データ処理を行わない時は、トラン
スポートパケット処理回路のクロックを停止もしくはク
ロックの周波数を低くすることができるので、消費電力
が低減する。
【0124】また、PIDフィルタ後のデータをローカ
ルメモリに書き込むので、不必要なデータを書き込むア
クセスが発生せず、消費電力を低減でき、また、ローカ
ルメモリ領域を効率的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスポートストリーム・トランスポートパ
ケット・パケット識別子を説明する模式図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるトランスポ
ートストリーム処理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】トランスポートパケット処理回路21の具体的
な構成を示すブロック図である。
【図4】トランスポートパケット処理回路22の具体的
な構成を示すブロック図である。
【図5】メモリコントローラ23の具体構成を示すブロ
ック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるトランスポ
ートストリーム処理装置の構成を示すブロック図である
【図7】セレクタ入出力とローカルメモリ出力を示すタ
イミング図である。
【図8】ローカルメモリマップを示す模式図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるトランスポ
ートストリーム処理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】本発明の第4の実施の形態におけるトランス
ポートストリーム処理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 トランスポートストリーム 11,12 トランスポートパケット 13 パケットヘッダ 14 アダプテーションフィールド/ペイロード 15 パケット識別子 21,22 トランスポートパケット処理回路 23 メモリコントローラ 24 共通メモリ 25 外部インタフェース 26 CPU 27 AVデコーダ 31 パケット識別子テーブル 32 パケット識別子比較回路 33 遅延回路 34,35 選択回路 41 パケット識別子テーブル 42 パケット識別子比較回路 43 遅延回路 44 選択回路 51,52 バッファメモリ 53 アビトレーション回路 54 選択回路 61〜63 バッファメモリ 64 セレクタ 65 ローカルメモリ 66 トランスポートパケット処理回路 67 ローカルメモリコントローラ 68 クロックコントローラ 81 トランスポートパケットAの領域 82 トランスポートパケットBの領域 83 トランスポートパケットCの領域 91〜93 PIDフィルタ 94〜96 バッファメモリ 97 セレクタ 98 ローカルメモリ 99 トランスポートパケット処理回路 9A ローカルメモリコントローラ 9B クロックコントローラ 101〜103 バッファメモリ 104 セレクタ 105 PIDフィルタ 106 ローカルメモリ 107 トランスポートパケット処理回路 108 ローカルメモリコントローラ 109 クロックコントローラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24 H04N 7/13 Z 7/16

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトランスポートストリームから必
    要なデータを各々選択する複数のトランスポートパケッ
    ト処理手段と、共通メモリと、前記複数のトランスポー
    トパケット処理手段から各々供給される複数のデータを
    前記複数のトランスポートパケット処理手段からのメモ
    リ書き込み要求を調停しながら前記共通メモリに書き込
    むメモリ制御手段とを備えたトランスポートストリーム
    処理装置。
  2. 【請求項2】 トランスポートストリームが画像・音声
    データと画像・音声以外のサービス等のデータを含み、
    複数のトランスポートパケット処理手段のうちの一部の
    トランスポートパケット処理手段が、前記トランスポー
    トストリームにおける画像・音声データと画像・音声以
    外のサービス等のデータの中から必要なデータを選択
    し、複数のトランスポートパケット処理手段の中の残り
    のトランスポートパケット処理手段が、前記トランスポ
    ートストリームにおける画像・音声データ以外のサービ
    ス等のデータのみを選択するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のトランスポートストリーム処理装置。
  3. 【請求項3】 トランスポートストリームが画像・音声
    データと画像・音声以外のサービス等のデータを含み、
    外部へ前記トランスポートストリームを出力する外部出
    力手段を設け、複数のトランスポートパケット処理手段
    のうちの少なくとも一部のトランスポートパケット処理
    手段が、前記トランスポートストリームにおける画像・
    音声データと画像・音声以外のサービス等のデータの中
    から必要な第1のデータを選択してメモリ制御手段へ供
    給するとともに、前記第1のデータとは独立して前記ト
    ランスポートストリームにおける画像・音声データと画
    像・音声以外のサービス等のデータの中から必要な第2
    のデータを選択して前記外部出力手段へ供給するように
    したことを特徴とする請求項1記載のトランスポートス
    トリーム処理装置。
  4. 【請求項4】 メモリ制御手段が外部のCPUから共通
    メモリへのアクセスを制御するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のトランスポートストリーム処理装
    置。
  5. 【請求項5】 共有メモリがCPUのプログラム・デー
    タ領域を有することを特徴とする請求項4記載のトラン
    スポートストリーム処理装置。
  6. 【請求項6】 メモリ制御手段が外部のAVデコーダか
    ら共通メモリへのアクセスを制御するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のトランスポートストリーム処
    理装置。
  7. 【請求項7】 共有メモリがAVデコーダのフレームメ
    モリ領域を有することを特徴とする請求項6記載のトラ
    ンスポートストリーム処理装置。
  8. 【請求項8】 複数のトランスポートストリームをそれ
    ぞれバッファリングする複数のバッファメモリと、 前記複数のバッファメモリから出力されるトランスポー
    トストリームを選択するセレクタと、 前記セレクタで選択されたトランスポートストリームが
    書き込まれるローカルメモリと、 前記ローカルメモリから出力されるトランスポートパケ
    ットからPIDフィルタリング等を行い必要なデータを
    取得するトランスポートパケット処理回路と、 前記トランスポートパケット処理回路への動作用クロッ
    クの供給を制御するクロックコントローラと、 前記複数のバッファメモリと前記セレクタと前記ローカ
    ルメモリとを制御し、前記ローカルメモリのトランスポ
    ートパケット出力が前記複数のバッファメモリのうちの
    どのバッファメモリから出力されているかを前記トラン
    スポートパケット処理回路における必要なデータの選択
    のために前記トランスポートパケット処理回路に通知
    し、前記ローカルメモリから前記トランスポートパケッ
    ト処理回路へのトランスポートパケットデータの入力開
    始および入力終了を前記クロックコントローラに通知す
    るローカルメモリコントローラとを備え、 前記ローカルメモリコントローラにおける前記複数のバ
    ッファメモリと前記セレクタと前記ローカルメモリとの
    制御は、前記複数のバッファメモリがオーバーフローし
    ないように前記セレクタの選択状態を切り替えながら前
    記複数のバッファメモリのデータを前記ローカルメモリ
    に書き込み、前記ローカルメモリに書き込まれたデータ
    がトランスポートパケット単位になったときに前記ロー
    カルメモリに書き込まれたデータを前記トランスポート
    パケット処理回路へ出力し、前記ローカルメモリに蓄積
    されているデータがトランスポートパケット単位より小
    さくなったときに前記ローカルメモリに書き込まれたデ
    ータの前記トランスポートパケット処理回路への出力を
    停止するように行い、 前記クロックコントローラは、前記ローカルメモリコン
    トローラからトランスポートパケットデータの入力開始
    の通知を受けると、クロックの前記トランスポートパケ
    ット処理回路への供給を開始し、トランスポートパケッ
    トデータの入力終了の通知を受けると、前記クロックの
    前記トランスポートパケット処理回路への供給を停止す
    ることを特徴とするトランスポートストリーム処理装
    置。
  9. 【請求項9】 クロックコントローラは、外部のCPU
    から値を設定できるレジスタを有し、前記レジスタの設
    定値によりクロックの周波数を制御することができ、前
    記クロックの供給の開始・停止に代え、前記ローカルメ
    モリコントローラからトランスポートパケットデータの
    入力開始の通知を受けると、前記クロックの周波数を高
    くし、トランスポートパケットデータの入力終了の通知
    を受けると、前記クロックの周波数を低くすることを特
    徴とする請求項8記載のトランスポートストリーム処理
    装置。
  10. 【請求項10】 複数のトランスポートストリームをP
    IDフィルタリングして必要なトランスポートストリー
    ムをそれぞれ出力する複数のPIDフィルタと、 前記複数のPIDフィルタから出力されるトランスポー
    トストリームをそれぞれバッファリングする複数のバッ
    ファメモリと、 前記複数のバッファメモリから出力されるトランスポー
    トストリームを選択するセレクタと、 前記セレクタで選択されたトランスポートストリームが
    書き込まれるローカルメモリと、 前記ローカルメモリから出力されるトランスポートパケ
    ットから必要なデータを取得するトランスポートパケッ
    ト処理回路と、 前記トランスポートパケット処理回路への動作用クロッ
    クの供給を制御するクロックコントローラと、 前記複数のバッファメモリと前記セレクタと前記ローカ
    ルメモリとを制御し、前記ローカルメモリのトランスポ
    ートパケット出力が前記複数のバッファメモリのうちの
    どのバッファメモリから出力されているかを前記トラン
    スポートパケット処理回路における必要なデータの選択
    のために前記トランスポートパケット処理回路に通知
    し、前記ローカルメモリから前記トランスポートパケッ
    ト処理回路へのトランスポートパケットデータの入力開
    始および入力終了を前記クロックコントローラに通知す
    るローカルメモリコントローラとを備え、 前記ローカルメモリコントローラにおける前記複数のバ
    ッファメモリと前記セレクタと前記ローカルメモリとの
    制御は、前記複数のバッファメモリがオーバーフローし
    ないように前記セレクタの選択状態を切り替えながら前
    記複数のバッファメモリのデータを前記ローカルメモリ
    に書き込み、前記ローカルメモリに書き込まれたデータ
    がトランスポートパケット単位になったときに前記ロー
    カルメモリに書き込まれたデータを前記トランスポート
    パケット処理回路へ出力し、前記ローカルメモリに蓄積
    されているデータがトランスポートパケット単位より小
    さくなったときに前記ローカルメモリに書き込まれたデ
    ータの前記トランスポートパケット処理回路への出力を
    停止するように行い、 前記クロックコントローラは、前記ローカルメモリコン
    トローラからトランスポートパケットデータの入力開始
    の通知を受けると、クロックの前記トランスポートパケ
    ット処理回路への供給を開始し、トランスポートパケッ
    トデータの入力終了の通知を受けると、前記クロックの
    前記トランスポートパケット処理回路への供給を停止す
    ることを特徴とするトランスポートストリーム処理装
    置。
  11. 【請求項11】 クロックコントローラは、外部のCP
    Uから値を設定できるレジスタを有し、前記レジスタの
    設定値によりクロックの周波数を制御することができ、
    前記クロックの供給の開始・停止に代え、前記ローカル
    メモリコントローラからトランスポートパケットデータ
    の入力開始の通知を受けると、前記クロックの周波数を
    高くし、トランスポートパケットデータの入力終了の通
    知を受けると、前記クロックの周波数を低くすることを
    特徴とする請求項10記載のトランスポートストリーム
    処理装置。
  12. 【請求項12】 複数のトランスポートストリームをそ
    れぞれバッファリングする複数のバッファメモリと、 前記複数のバッファメモリからそれぞれ出力されるトラ
    ンスポートストリームを選択するセレクタと、 前記セレクタで選択されたトランスポートストリームを
    PIDフィルタリングして出力するPIDフィルタと、 前記PIDフィルタから出力されたトランスポートスト
    リームが書き込まれるローカルメモリと、 前記ローカルメモリから出力されるトランスポートスト
    リームから必要なデータを取得するトランスポートパケ
    ット処理回路と、 前記トランスポートパケット処理回路への動作用クロッ
    クの供給を制御するクロックコントローラと、 前記複数のバッファメモリと前記セレクタと前記ローカ
    ルメモリとを制御し、前記ローカルメモリのトランスポ
    ートパケット出力が前記複数のバッファメモリのうちの
    どのバッファメモリから出力されているかを前記トラン
    スポートパケット処理回路における必要なデータの選択
    のために前記トランスポートパケット処理回路に通知
    し、前記ローカルメモリから前記トランスポートパケッ
    ト処理回路へのトランスポートパケットデータの入力開
    始および入力終了を前記クロックコントローラに通知す
    るローカルメモリコントローラとを備え、 前記ローカルメモリコントローラにおける前記複数のバ
    ッファメモリと前記セレクタと前記ローカルメモリとの
    制御は、前記複数のバッファメモリがオーバーフローし
    ないように前記セレクタの選択状態を切り替えながら前
    記複数のバッファメモリのデータを前記ローカルメモリ
    に書き込み、前記ローカルメモリに書き込まれたデータ
    がトランスポートパケット単位になったときに前記ロー
    カルメモリに書き込まれたデータを前記トランスポート
    パケット処理回路へ出力し、前記ローカルメモリに蓄積
    されているデータがトランスポートパケット単位より小
    さくなったときに前記ローカルメモリに書き込まれたデ
    ータの前記トランスポートパケット処理回路への出力を
    停止するように行い、 前記クロックコントローラは、前記ローカルメモリコン
    トローラからトランスポートパケットデータの入力開始
    の通知を受けると、クロックの前記トランスポートパケ
    ット処理回路への供給を開始し、トランスポートパケッ
    トデータの入力終了の通知を受けると、前記クロックの
    前記トランスポートパケット処理回路への供給を停止す
    ることを特徴とするトランスポートストリーム処理装
    置。
  13. 【請求項13】 クロックコントローラは、外部のCP
    Uから値を設定できるレジスタを有し、前記レジスタの
    設定値によりクロックの周波数を制御することができ、
    前記クロックの供給の開始・停止に代え、前記ローカル
    メモリコントローラからトランスポートパケットデータ
    の入力開始の通知を受けると、前記クロックの周波数を
    高くし、トランスポートパケットデータの入力終了の通
    知を受けると、前記クロックの周波数を低くすることを
    特徴とする請求項12記載のトランスポートストリーム
    処理装置。
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