JPH1197892A - 部品保持装置、部品装着装置、部品保持方法、及び部品装着方法 - Google Patents

部品保持装置、部品装着装置、部品保持方法、及び部品装着方法

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JPH1197892A
JPH1197892A JP9258917A JP25891797A JPH1197892A JP H1197892 A JPH1197892 A JP H1197892A JP 9258917 A JP9258917 A JP 9258917A JP 25891797 A JP25891797 A JP 25891797A JP H1197892 A JPH1197892 A JP H1197892A
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JP
Japan
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component
nozzle
holding
mounting
suction
Prior art date
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JP9258917A
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English (en)
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Kazuhiro Murata
和弘 村田
Ryoji Inuzuka
良治 犬塚
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルによる部品の吸着ミスを無くし安定し
た部品供給が行え、設備の生産性を向上させるようにす
る。 【解決手段】 吸着ノズル115による電子部品13の
保持前に、部品供給装置4,5における供給位置に配置
された電子部品の平面形状に上記吸着ノズルの部品保持
部分の平面形状を一致させるように制御装置120の制
御により吸着ノズルをその軸回りに回転させる。よっ
て、部品保持時には吸着ノズルと電子部品との間に吸着
ミスを生じるような隙間の発生を抑えることができ、吸
着ミスを無くし安定した部品供給が行え、設備の生産性
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子部品
を回路基板上に装着する部品保持装置、該部品保持装置
を備えた部品装着装置、上記部品保持装置にて実行され
る部品保持方法、及び上記部品装着装置にて実行される
部品装着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品を供給する部品供給装置から電
子部品を保持し該電子部品を回路基板上に装着する一連
の動作を高速かつ正確に実行する従来の部品装着装置と
して、図6に示す部品装着装置1が存在する。該部品装
着装置1は、レール6に沿ってX方向に移動可能な部品
供給装置4,5と、回路基板8を保持しX,Y方向に移
動可能なXYテーブル7と、部品供給装置4,5から電
子部品を保持し回転軸9aを中心に軸回りに回転して保
持している上記電子部品を位置決めされた回路基板8上
に装着するロータリー式の部品保持装置9と、部品保持
装置9にて保持されている部品の保持姿勢を認識しその
補正量を計測する認識カメラ10と、これら部品供給装
置4,5、XYテーブル7、部品保持装置9、及び認識
カメラ10の動作制御を行う制御装置2と、を備える。
【0003】上記部品供給装置4,5は、その延在方向
に沿って電子部品を収納したテープ3aを巻回したリー
ル3を複数備えており、上記テープ3aを送り出すこと
で電子部品を一つずつ、図5に示す供給位置40へ配置
する。上記部品保持装置9は、図7及び図8に示すよう
に構成されている。即ち、回転軸9aの上端は、回転軸
9aを間欠回転させるインデックスユニット13に接続
され、回転軸9aの下端には回転テーブル12が固定さ
れている。回転テーブル12の周囲には矢印II方向に沿
って上下動する複数の装着ヘッド14が等間隔にて配置
されている。よって、インデックスユニット13にて回
転軸9aが矢印I方向へ間欠回転することで、回転テー
ブル12が回転し、それぞれの装着ヘッド14が、図9
に示す軌跡20上を矢印I方向に間欠的に移動する。
尚、図6では部品保持装置9は概略的に図示されてお
り、実際には図8に示すような構成をなす。
【0004】装着ヘッド14の下端部には、電子部品1
3を吸着動作にて保持する吸着ノズル15を備える。
又、吸着ノズル15は駆動部16によってその軸回りに
回転可能であり、初期設定角度である0度への回転、及
び電子部品13の吸着状態における吸着姿勢の補正のた
めの回転が行われる。尚、吸着ノズル15の部品吸着部
分の平面形状は図4に示すように長方形状であり、上記
初期設定角度の0度の状態では、部品供給装置4,5に
おける上記テープ3aの延在方向に長方形の上記部品吸
着部分の短辺の延在方向が沿うように配向される。又、
上記軌跡20上には、吸着ノズル15にて部品供給装置
4,5から部品を保持する部品保持位置21と、保持し
た部品の保持姿勢を認識カメラ10にて撮像する認識位
置22と、吸着ノズル15にて部品を回路基板8へ装着
する装着位置23と、吸着ノズル15を初期設定角度に
設定する0度戻し位置24とが存在する。又、インデッ
クスユニット13による間欠動作により、装着ヘッド1
4は、上記部品保持位置21、認識位置22、装着位置
23、及び0度戻し位置24に少なくとも停止する。
尚、上述のように吸着ノズル15は回転軸9aの軸回り
に回転するがX,Y方向には移動できないので、部品供
給装置4,5から装着部品を保持するためには部品供給
装置4,5における上記供給位置40が上記部品保持位
置22に一致するように部品供給装置4,5がX方向に
移動し、又、吸着ノズル15が保持した部品を回路基板
8に装着するためには回路基板8上の部品装着箇所が上
記装着位置23に一致するようにXYテーブル7がX,
Y方向に移動する。
【0005】このように構成される従来の部品装着装置
1における動作について、部品保持装置9の動作を主に
説明する。尚、各動作の制御は、制御装置2にて実行さ
れる。インデックスユニット13により回転テーブル1
2が回転して、装着ヘッド14が0度戻し位置24で停
止すると、吸着ノズル15が0度の初期設定角度になる
ように駆動部16にて軸回りに回転され角度設定され
る。さらに装着ヘッド14が回転し、装着ヘッド14が
部品保持位置21で停止すると、装着ヘッド14が下降
し、部品供給装置4,5における上記供給位置40に配
置されている電子部品13を吸着ノズル15にて吸着す
る。吸着後、装着ヘッド14が上昇し、回転テーブル1
2が回転する。次に電子部品13を吸着した装着ヘッド
14が認識位置22で停止すると、吸着ノズル15に吸
着している電子部品13の外形やリードが認識カメラ1
0で認識され、制御装置2は、吸着ノズル15の中心及
び各リードの認識結果から吸着ノズル15の中心と吸着
している電子部品13の中心との位置関係を算出する。
さらに、回転テーブル12が回転し、電子部品13を吸
着した装着ヘッド14が装着位置23で停止すると、装
着ヘッド14が下降して、吸着ノズル15に吸着されて
いる電子部品13を、XYテーブル7にて位置決めされ
た回路基板8上の所定位置に装着する。装着後、装着ヘ
ッド14が上昇し、回転テーブル12が回転して、装着
ヘッド14は再び0度戻し位置24に配置される。以上
の部品装着動作を繰り返すことによって、それぞれの装
着ヘッド14の吸着ノズル15にて回路基板8上のそれ
ぞれの所定位置にそれぞれの電子部品13を順次装着し
ていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の部品装着装置1
では、上述のように、部品保持位置21で電子部品13
を吸着する前工程である0度戻し位置24にて、制御装
置2の制御により吸着ノズル15は必ず0度の初期設定
角度に設定される。しかしながら、吸着ノズル15は長
方形状であり、上記0度の状態では、上述したように部
品供給装置4,5における上記テープ3aの延在方向に
上記長方形状の短辺の延在方向が沿うように配向され
る。したがって、部品供給装置4,5における上記供給
位置40に配置された電子部品13の長手方向が図5に
示すように、テープ3aの延在方向に沿う場合には、吸
着ノズル15と電子部品13との間に隙間が発生し易く
なり、吸着ミスを生じ、安定した部品供給が不可能とな
るという問題点がある。本発明はこのような問題点を解
決するためになされたもので、ノズルによる部品の吸着
ミスを無くし安定した部品供給が行え設備の生産性を向
上できる部品保持装置、該部品保持装置を備え部品装着
装置、部品保持方法、及び部品装着方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様の部品
保持装置は、供給位置に配置された部品の吸着面に対し
て直交方向から吸着により部品を保持するノズルを有
し、保持した部品を被装着体へ装着する部品保持装置で
あって、上記供給位置に配置された部品の上記吸着面の
平面形状に上記ノズルの部品保持部分の平面形状が一致
するように上記ノズルをその軸回りに回転させるノズル
駆動装置を備えたことを特徴とする。
【0008】又、本発明の第2態様の部品保持方法は、
供給位置に配置された部品の吸着面に対して直交方向か
ら吸着により部品を保持するノズルにて、部品供給装置
の上記供給位置からの上記部品を保持する部品保持方法
であって、上記部品供給装置からの上記部品の保持前
に、上記供給位置に配置された上記部品の上記吸着面の
平面形状に上記ノズルの部品保持部分の平面形状が一致
するように上記ノズルをその軸回りに回転させることを
特徴とする。
【0009】さらに本発明の第3態様の部品装着装置
は、被装着体に装着される部品を供給する部品供給装置
と、上記部品供給装置の供給位置に配置された部品の吸
着面に対して直交方向から吸着により上記部品を保持す
るノズルにて上記部品を保持し上記被装着体に装着する
部品保持装置と、少なくとも上記部品供給装置の動作制
御を行う制御装置と、を備えた部品装着装置であって、
上記制御装置は、上記部品供給装置からの上記部品の保
持前に、上記供給位置に配置される上記部品の上記吸着
面の平面形状に上記ノズルの部品保持部分の平面形状が
一致するように、上記部品保持装置に対して上記ノズル
をその軸回りに回転させることを特徴とする。
【0010】さらに本発明の第4態様の部品装着方法
は、被装着体に装着される部品が部品供給装置から供給
され、上記部品供給装置の供給位置に配置された部品の
吸着面に対して直交方向から吸着により上記部品を保持
するノズルにて上記部品を保持し上記被装着体に装着す
る部品装着方法であって、上記部品供給装置からの上記
部品の保持前に、上記供給位置に配置される上記部品の
上記吸着面の平面形状に上記ノズルの部品保持部分の平
面形状が一致するように、上記部品保持装置に対して上
記ノズルをその軸回りに回転させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である、部品
保持装置、該部品保持装置にて実行される部品保持方
法、上記部品保持装置を備えた部品装着装置、該部品装
着装置にて実行される部品装着方法について、図を参照
しながら以下に説明する。尚、各図において、同じ構成
部分については同じ符号を付している。又、上述の「課
題を解決するための手段」に記載する、「部品」の一例
として本実施形態では電子部品を例に採り、「被装着
体」の機能を果たす一例として本実施形態では回路基板
を例に採り、「記憶部」の機能を果たす一例として本実
施形態では半導体メモリを例に採るが、それぞれこれら
に限定されるものではない。
【0012】図1に示すように、本実施形態の部品装着
装置100は、図6に示す従来の部品装着装置1と同様
に、部品供給装置4,5と、XYテーブル7と、部品供
給装置4,5から電子部品を保持し回転軸109aを中
心にその軸回りに回転し、保持している上記電子部品を
位置決めされた回路基板8上に装着するロータリー式の
部品保持装置109と、部品保持装置109にて保持さ
れている部品の保持姿勢を認識しその補正量を計測する
認識カメラ10と、これら部品供給装置4,5、XYテ
ーブル7、部品保持装置109、及び認識カメラ10の
動作制御を行う制御装置120と、を備える。
【0013】上記部品保持装置109は、図7及び図8
を参照し上述した従来の部品保持装置9と同様に、図2
に示すように構成されている。即ち、回転軸109aの
上端は、回転軸109aを間欠回転させるインデックス
ユニット113に接続され、回転軸109aの下端には
回転テーブル112が固定されている。回転テーブル1
12の周囲には矢印II方向に上下動する複数の装着ヘッ
ド114が等間隔にて配置されている。よって、インデ
ックスユニット113にて回転軸109aが矢印I方向
へ間欠回転することで、回転テーブル112が回転し、
それぞれの装着ヘッド114が、図3に示す軌跡20上
を矢印I方向に間欠的に移動する。尚、図1では部品保
持装置109は概略的に図示されており、実際には図8
に示すような構成をなす。
【0014】装着ヘッド114の下端部には、電子部品
13を吸着動作にて保持する吸着ノズル115を備え
る。吸着ノズル115は、部品供給装置4,5における
供給位置40に配置された部品13の吸着面13aに対
して直交方向から吸着を行う。又、吸着ノズル115は
ノズル駆動装置116によってその軸回りに回転可能で
あり、部品保持前に部品13の吸着面13aの平面形状
に吸着ノズル115の部品保持部分115aの平面形状
を一致させるための回転、及び電子部品13の吸着状態
における吸着姿勢の補正のための回転が行われる。尚、
吸着ノズル115の部品保持部分115aの形状は図4
に示すように長方形状の平面形状であり、その長手方向
に沿って主に延在する吸着用の吸引穴115bが形成さ
れている。よって本質的には、部品13の吸着面13a
の長手方向に吸引穴の主たる延在方向を一致させること
になる。又、上記軌跡20上には、吸着ノズル115に
て部品供給装置4,5から部品を保持する部品保持位置
21と、保持した部品の保持姿勢を認識カメラ10にて
撮像する認識位置22と、吸着ノズル115にて部品を
回路基板8へ装着する装着位置23と、吸着ノズル11
5を部品保持用設定角度に設定する角度設定位置130
とが存在する。又、インデックスユニット113による
間欠動作により、装着ヘッド114は、上記部品保持位
置21、認識位置22、装着位置23、及び角度設定位
置130に少なくとも停止する。尚、上述のように吸着
ノズル115は回転軸109aの軸回りに回転するが
X,Y方向には移動できないので、部品供給装置4,5
から装着部品を保持するためには部品供給装置4,5に
おける供給位置40が上記部品保持位置22に一致する
ように部品供給装置4,5がX方向に移動し、又、吸着
ノズル115が保持した部品を回路基板8に装着するた
めには回路基板8上の部品装着箇所が上記装着位置23
に一致するようにXYテーブル7がX,Y方向に移動す
る。
【0015】制御装置120は、本実施形態の部品装着
装置100において特徴的な動作を行う部分である。即
ち、上述したように従来の部品装着装置1では、吸着ノ
ズル15にて部品13を保持する前に、0度戻し位置2
4にて吸着ノズル15を上記初期設定角度の0度に常に
設定していたが、本実施形態の部品装着装置100では
制御装置120の制御により、部品供給装置4,5にお
ける供給位置40に配置された電子部品13の吸着面1
3aの平面形状に、吸着ノズル115の部品保持部分1
15aの平面形状が一致するように、上記軌跡20上の
上記角度設定位置130にて吸着ノズル115がノズル
駆動装置116によって軸回りに回転される。
【0016】尚、電子部品13は非常に多くの形態があ
るので、電子部品13における吸着面13aの平面形状
の種類は、吸着ノズル115の部品保持部分115aの
平面形状の種類に比べて相当に多い。したがって、本明
細書において、上記電子部品13における吸着面13a
の平面形状と、吸着ノズル115の部品保持部分115
aの平面形状との一致とは、上記吸着面13aの平面形
状と、吸着ノズル115の部品保持部分115aの平面
形状とが平面的に完全に一致する状態はもちろんのこと
であるが、これに限定されるものではなく、さらに、吸
着ノズル115が部品13の吸着ミスを発生しない程度
に電子部品13と吸着ノズル115の上記部品保持部分
115aとの間に隙間が生じるような場合をも含む概念
である。又、吸着ノズル115にて部品13を吸着する
ためには、吸着ノズル115の吸引穴115bと部品1
3の吸着面13aとが平面的に重なる必要があることか
ら、吸着面13aの平面形状と部品保持部分115aの
平面形状との一致とは、吸引穴115aの長手方向と吸
着面13aの長手方向とが一致する場合、さらには吸着
ノズル115が部品13の吸着ミスを発生しない程度に
吸引穴115bと吸着面13aとの間に隙間が生じる場
合を含む概念である。尚、上記吸着ミスを発生させない
ためには、吸引穴115bの面積の約8ないし9割が部
品13の吸着面13aに重なっていればよい。
【0017】このような制御を実行するため、制御装置
120はメモリ121を備え、該メモリ121には、少
なくとも、部品供給装置4,5に収納されている各部品
について上記供給位置40に配置されたときの電子部品
13の吸着面13aの平面形状に関する情報と、吸着ノ
ズル115の部品保持部分115aにおける平面形状に
関する情報とが、予め記憶される。尚、制御装置120
には、部品供給装置4,5に収納されている電子部品1
3の種類、個数等の情報、さらに、いずれの電子部品1
3を回路基板8のどの装着位置へ装着するかを装着順に
従い記した装着プログラム等の、装着動作を行うに当た
り必要な情報が供給され、あるいは予め記憶されてい
る。
【0018】このように構成される部品装着装置100
の動作について以下に説明する。尚、上記動作は制御装
置120の制御に基づき実行される。制御装置120に
格納されている上記装着プログラムに従い、従来の部品
装着装置1における動作と同様に、部品保持装置109
の吸着ノズル115にて、部品供給装置4,5から装着
すべき電子部品13が保持され、認識カメラ10にて撮
像された後、XYテーブル7にて移動された回路基板8
上の所定の装着位置に保持した電子部品13が装着され
る。部品保持装置109の動作を主として、より詳しく
説明する。制御装置120の制御に従いインデックスユ
ニット113が駆動され、回転テーブル112は回転す
る。該回転により、装着ヘッド114が上記軌跡20上
の角度設定位置130で停止すると、吸着ノズル115
は、制御装置120の制御により、部品供給装置4,5
における上記供給位置40に配置された電子部品13の
吸着面13aの平面形状に、吸着ノズル115の部品保
持部分115aの平面形状が一致するように、ノズル駆
動装置116によって軸回りに回転される。即ち、上述
したように、制御装置120には、予め、吸着ノズル1
15の先端部である部品保持部分115aにおける平面
形状情報、及び部品供給装置4,5の供給位置40にお
ける部品13の吸着面13aの平面形状情報とが格納さ
れているので、制御装置120は、これらの情報に基づ
き、上記部品13の平面形状に吸着ノズル115の上記
部品保持部分115aの平面形状が一致するように、部
品保持装置109のノズル駆動装置116を駆動させて
吸着ノズル115をその軸回りに回転させる。具体的に
説明すると、本実施形態での吸着ノズル115の部品保
持部分115aは、図4に示すように長方形の平面形状
である。一方、例えば部品供給装置4の上記供給位置4
0に配置された電子部品13が、図5に示すように、吸
着面13aにおける長手方向をテープ3aの延在方向に
沿うような状態であるとする。このような場合、吸着ノ
ズル115の上記長方形が、図5に示す電子部品13の
平面形状に一致するように、即ち吸着ノズル115の上
記長方形の長辺の延在方向がテープ3aの延在方向に沿
うように、ノズル駆動装置116によって吸着ノズル1
15はその軸回りに回転される。
【0019】このような吸着ノズル115の配向後、装
着ヘッド114が回転して、装着ヘッド114が部品保
持位置21で停止すると、装着ヘッド114が下降し、
部品供給装置4,5における上記供給位置40に配置さ
れている電子部品13を吸着ノズル115にて吸着す
る。このとき、上述したように吸着ノズル115の部品
保持部分115aの平面形状と、部品供給装置4の上記
供給位置40に配置された電子部品13の吸着面13a
の平面形状とが一致する状態で吸着ノズル115は部品
の吸着を行うことから、部品吸着ミスはなくなる。した
がって安定した部品供給を行うことができる。吸着後、
装着ヘッド114が上昇し、回転テーブル112がさら
に回転する。そして、電子部品13を吸着した装着ヘッ
ド114が認識位置22で停止すると、吸着ノズル11
5に吸着されている電子部品13の外形やリードが認識
カメラ10で認識され、制御装置120は、吸着ノズル
115の中心及び各リードの認識結果から吸着ノズル1
15の中心と、吸着している電子部品13の中心との位
置関係を算出する。さらに、回転テーブル112が回転
し、電子部品13を吸着した装着ヘッド114が装着位
置23で停止すると、装着ヘッド114が下降して、吸
着ノズル115に吸着されている電子部品13を、XY
テーブル7にて位置決めされた回路基板8上の所定位置
に装着する。その後、装着ヘッド114が上昇し、回転
テーブル112が回転して、装着ヘッド114は再び角
度設定位置130に配置される。以上の部品装着動作を
繰り返すことによって、それぞれの装着ヘッド114の
吸着ノズル115にて回路基板8上のそれぞれの所定位
置にそれぞれの電子部品13を順次装着していく。
【0020】尚、上述の実施形態では、部品供給装置
4,5は、テープ3aに電子部品が収納された、いわゆ
るリール式の部品供給装置を例に採ったが、これに限定
されるものではなく、例えば、いわゆるトレイ式等の部
品供給装置であってもよい。又、上述の実施形態では、
部品保持装置109は、いわゆるロータリー式の部品保
持装置を例に採ったが、これに限定されるものではな
く、例えば、X,Y方向に移動する部品保持装置であっ
てもよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
部品保持装置、及び第2態様の部品保持方法によれば、
ノズル駆動装置を備えて、供給位置に配置された部品の
吸着面の平面形状とノズルの部品保持部分における平面
形状とが一致するように上記ノズル駆動装置にて、部品
保持前に上記ノズルをその軸回りに回転させるように構
成し、又、本発明の第3態様の部品装着装置、及び第4
態様の部品装着方法によれば、制御装置を備えて、供給
位置に配置された部品の吸着面の平面形状とノズルの部
品保持部分における平面形状とが一致するように上記制
御装置にて部品保持装置に備わるノズルを、部品保持前
にその軸回りに回転させるように構成したことから、吸
着時において上記ノズルと上記部品との間に隙間が発生
するのを抑えることができ、吸着ミスの発生を無くすこ
とができる。したがって、ノズルによる安定した部品の
吸着を行うことができ、設備の生産性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である部品装着装置の平
面図である。
【図2】 図1に示す部品保持装置の一部断面図を含む
側面図である。
【図3】 図1に示す部品保持装置に備わる装着ヘッド
における回転移動の軌跡及び停止位置を示す図である。
【図4】 吸着ノズルの部品保持部分の平面図であり、
吸着ノズルを裏側から見た図である。
【図5】 部品供給装置の供給位置に配置された部品の
平面図である。
【図6】 従来の部品装着装置の平面図である。
【図7】 図6に示す部品保持装置の一部断面図を含む
側面図である。
【図8】 図6に示す部品保持装置、部品供給装置、及
び認識カメラを示す斜視図である。
【図9】 図6に示す部品保持装置に備わる装着ヘッド
における回転移動の軌跡及び停止位置を示す図である。
【符号の説明】
8…回路基板、100…部品装着装置、109…部品保
持装置、115…吸着ノズル、115a…部品保持部
分、116…ノズル駆動装置、121…制御装置、12
1…メモリ、130…角度設定位置。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給位置(40)に配置された部品(1
    3)の吸着面(13a)に対して直交方向から吸着によ
    り部品を保持するノズル(115)を有し、保持した部
    品を被装着体(8)へ装着する部品保持装置(109)
    であって、 上記供給位置に配置された部品の上記吸着面の平面形状
    に上記ノズルの部品保持部分(115a)の平面形状が
    一致するように上記ノズルをその軸回りに回転させるノ
    ズル駆動装置(116)を備えたことを特徴とする部品
    保持装置。
  2. 【請求項2】 上記部品保持装置は、回転軸により回転
    する円板を有し該円板の周囲に沿って上記ノズルを複数
    配置している、請求項1記載の部品保持装置。
  3. 【請求項3】 上記ノズルの上記部品保持部分の平面形
    状が長方形状である、請求項1又は2記載の部品保持装
    置。
  4. 【請求項4】 供給位置(40)に配置された部品(1
    3)の吸着面(13a)に対して直交方向から吸着によ
    り部品を保持するノズル(115)にて、部品供給装置
    (4,5)の上記供給位置からの上記部品を保持する部
    品保持方法であって、 上記部品供給装置からの上記部品の保持前に、上記供給
    位置に配置された上記部品の上記吸着面の平面形状に上
    記ノズルの部品保持部分(115a)の平面形状が一致
    するように上記ノズルをその軸回りに回転させることを
    特徴とする部品保持方法。
  5. 【請求項5】 被装着体(8)に装着される部品(1
    3)を供給する部品供給装置(4,5)と、上記部品供
    給装置の供給位置(40)に配置された部品の吸着面
    (13a)に対して直交方向から吸着により上記部品を
    保持するノズル(115)にて上記部品を保持し上記被
    装着体に装着する部品保持装置(109)と、少なくと
    も上記部品供給装置の動作制御を行う制御装置(12
    0)と、を備えた部品装着装置であって、 上記制御装置は、 上記部品供給装置からの上記部品の保持前に、上記供給
    位置に配置される上記部品の上記吸着面の平面形状に上
    記ノズルの部品保持部分(115a)の平面形状が一致
    するように、上記部品保持装置に対して上記ノズルをそ
    の軸回りに回転させることを特徴とする部品装着装置。
  6. 【請求項6】 上記制御装置は、上記供給位置に配置さ
    れる上記部品の上記吸着面の平面形状に関する情報と、
    上記ノズルの上記部品保持部分の平面形状に関する情報
    とを記憶する記憶部(121)を有し、該記憶部に記憶
    された上記各情報に基づき上記ノズルの上記回転を制御
    する、請求項5記載の部品装着装置。
  7. 【請求項7】 上記ノズルの上記部品保持部分の平面形
    状が長方形状である、請求項5又は6記載の部品保持装
    置。
  8. 【請求項8】 上記部品保持装置は、回転軸により回転
    する円板を有し該円板の周囲に沿って上記ノズルを複数
    配置している、請求項5ないし7のいずれかに記載の部
    品装着装置。
  9. 【請求項9】 上記部品供給装置は、上記部品を、延在
    方向に沿って配置したテープを有し、上記テープの搬送
    に従い上記部品を上記供給位置へ配置する、請求項5な
    いし8のいずれかに記載の部品装着装置。
  10. 【請求項10】 上記被装着体は、平面上で互いに直交
    するX,Y方向に移動して上記被装着体上の装着位置に
    上記部品保持装置から上記部品の装着を受ける、請求項
    5ないし9のいずれかに記載の部品装着装置。
  11. 【請求項11】 被装着体(8)に装着される部品(1
    3)が部品供給装置(4,5)から供給され、上記部品
    供給装置の供給位置(40)に配置された部品の吸着面
    (13a)に対して直交方向から吸着により上記部品を
    保持するノズル(115)にて上記部品を保持し上記被
    装着体に装着する部品装着方法であって、 上記部品供給装置からの上記部品の保持前に、上記供給
    位置に配置される上記部品の上記吸着面の平面形状に上
    記ノズルの部品保持部分(115a)の平面形状が一致
    するように、上記部品保持装置に対して上記ノズルをそ
    の軸回りに回転させることを特徴とする部品装着方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103945682A (zh) * 2013-01-23 2014-07-23 Juki株式会社 部件安装装置以及部件安装方法
JP2022090523A (ja) * 2020-12-07 2022-06-17 東急建設株式会社 ロボットハンド、ロボットアーム及び制御システム

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