JPH1197855A - 基板ケース - Google Patents

基板ケース

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JPH1197855A
JPH1197855A JP27378397A JP27378397A JPH1197855A JP H1197855 A JPH1197855 A JP H1197855A JP 27378397 A JP27378397 A JP 27378397A JP 27378397 A JP27378397 A JP 27378397A JP H1197855 A JPH1197855 A JP H1197855A
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JP
Japan
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board
case
air
board case
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP27378397A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Kito
昭仁 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1197855A publication Critical patent/JPH1197855A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • H05K3/284Applying non-metallic protective coatings for encapsulating mounted components

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の基板ケースは上記課題を解決し、低
コストで、かつ、信頼性の高い電装基板の提供を目的と
する。 【解決手段】 基板ケース1内に電装基板2を底面から
隔間する所定位置に収納し、電装基板2の上面側に樹脂
剤を充填して固める。また、基板ケース1の底部に外気
に通じる小孔7を設けることにより、基板ケースの底面
側の結露を防止すると共に、基板ケース1の底部と外気
とを等圧にして、電装基板2と基板ケース1との変形・
割れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板ケースに関し、
詳しくは湿気・虫等から保護される基板ケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、燃焼装置に電装基板が搭載さ
れており、燃焼装置が過酷な条件のもとで使用される
と、当然、電装基板にも影響が及ぶこととなる。そのた
め、一般に電装基板を樹脂剤等の封止材で覆うことによ
り、耐湿性および防虫性を向上させた電装基板が知られ
ている。電装基板を樹脂剤で充填して固めるには、次の
方法がある。図4に示した電装基板20は、基板22を
専用の型25の所定位置に設置し、そこへ絶縁性の樹脂
剤23を専用の型25を満たすまで流し込み、その樹脂
剤23が乾燥・硬化した後に専用の型25から抜き出し
たものである。このようにして形成された電装基板20
は、全体が樹脂剤23で覆われているため、耐湿性・防
虫性に優れている。
【0003】また、図5に示した電装基板30は、被膜
式と呼ばれる方法にて作られたものである。専用のタン
ク35の中には、絶縁性の樹脂剤33が満たされてお
り、その中に基板32を浸け込むと同時に取り出し、乾
燥・硬化させたものである。このようにして形成された
電装基板30は、第1の従来例に比べ、基板32を覆う
樹脂剤33の量が少ないため、軽量、かつ、安価であ
る。また、乾燥・硬化しやすいため、短時間に製作でき
る。
【0004】また、図6に示した電装基板40は、埋込
み式と呼ばれる方法にて作られたものであり、最も一般
的に利用されている。専用の基板ケース45に基板42
を所定位置に設置し、基板ケース45内を絶縁性の樹脂
剤43で満たした後、乾燥・硬化させる。そして、乾燥
・硬化した後は、第1実施例の電装基板20のように電
装基板40の抜き出しを行わず、そのままの形で使用す
る。このようにして形成された電装基板40は、耐湿性
及び防虫性に優れ、しかも形成時の不良率を低く抑える
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た電装基板20、30、40では、以下に示す問題点が
あった。第1の従来例の電装基板20では、専用の型2
5から電装基板20を抜き出しする際に、乾燥・硬化し
た樹脂剤23表面に亀裂が入りやすいため、不良率が高
い。また、第2従来例の電装基板30では、被膜厚さが
不均等であることに加え、基板32を樹脂剤33に浸積
する際に、気泡が樹脂剤33と基板32との間に入りや
すい。もし、気泡が入り、被膜が薄くなっていた箇所で
樹脂剤33が乾燥・硬化する前に被膜が破れてしまう
と、その箇所は基板32表面が露出した状態となってし
まう。また、第3従来例の電装基板40では、不良率は
低いが、大量の樹脂剤43を要するために高コストとな
っていた。本発明の基板ケースは上記課題を解決し、低
コストで、かつ、信頼性の高い(耐熱変形性、耐湿性、
防虫性に優れた)電装基板を作ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の基板ケースは、基板上に電気部品が
実装された電装基板と、上記電装基板を収納する基板ケ
−スとを設け、上記基板ケース内に上記電装基板を底面
から所定の隙間をあけて設置し、上記電装基板上面部の
みに樹脂剤を充填して固め、上記基板ケ−スの底部に密
閉空間を形成した基板ケ−スにおいて、上記基板ケース
の底部に、外気へ通じる小孔を設けたことを要旨とす
る。
【0007】また、本発明の請求項2記載の基板ケース
は、請求項1記載の基板ケースにおいて、上記小孔に空
気および湿気を通すが水は通さない半透過膜を設けたこ
とを要旨とする。
【0008】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
基板ケースは、電装基板の上面側に樹脂剤が充填されて
乾燥・硬化する。従って、電装基板の下面側に樹脂剤が
充填されないので両面を充填するのに比して樹脂剤の使
用量を半減でき、電装基板を安価にできる。また、電装
基板の下面側が基板ケース底面と相対して覆われ、基板
ケ−スの底部が密閉構造とされるが、この基板ケースの
底部に小孔が設けられて外気に通じるため、基板ケース
の底部は外気圧に保たれる。つまり、小孔は基板ケース
の底面側に閉じ込められた空気の呼吸孔となって、基板
ケース内外で圧力差を生じない。従って、差圧による応
力の発生を防止し、基板ケースおよび基板が変形または
割れを起こさない。また、基板ケースの底面側に閉じ込
められた空気が湿度の高い場合には、湿気が外に逃げて
湿度が低くなり、結露が防止される。また、小孔を小さ
くして虫等の侵入を防止することができる。その結果、
電装基板における電気回路の短絡・断線が無くなり、信
頼性の高い電装基板とすることができる。
【0009】また、上記構成を有する本発明の請求項2
記載の基板ケースは、請求項1記載の基板ケースにおい
て、湿気および空気を通すが水は通さない半透過膜が小
孔に設けられる。そして、基板ケースの底面部に閉じ込
められた空気が湿度の高い場合には、半透過膜を介して
湿気が外へ逃げて湿度が低くなり、結露が防止される。
また、基板ケースの底面側に閉じ込められた空気の呼吸
孔となって、外気圧と同圧となり、差圧による応力の発
生が防止される。従って、基板ケースおよび電装基板に
変形または割れを生じない。更に、小孔に設けられた半
透過膜により、基板ケースに水を浴びても小孔から水が
侵入することはない。また、どんな小さな虫であって
も、半透過膜に遮られて基板ケースの底面側へ侵入でき
ない。従って、電装基板における電気回路の短絡・断線
が無くなり、信頼性の高い電装基板とすることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の基板ケースの
好適な実施例について説明する。
【0011】図1は、給湯器内に設けられるコントロー
ラの電装基板2(以下、「電装基板」を単に「基板」と
呼ぶ)と、電装基板2を収納する樹脂製の基板ケース1
とを示す。基板ケース1側面の内側には台座5が設けら
れ、裏面のみに防湿剤6を塗布した基板2の外周縁部を
載せる。この場合に4隅をビス3で固定しても良い。次
に、基板2を固定した後、図2に示すように、基板2上
面にウレタン等の絶縁性樹脂剤4を充填し、乾燥・硬化
させる。
【0012】また、基板ケース1の底面には、ゴキブリ
等の幼虫であっても通れない大きさ(φ1〜φ2mm程
度)の小孔7が予め開けてある。基板ケース1の底面側
に閉じ込められた空気は、給湯器が燃焼する等して雰囲
気温度が上昇すると膨張しようとし、雰囲気温度が低下
すると収縮しようとするが、小孔7によって外気圧と同
圧に保たれる。つまり、この小孔7は、基板ケース1の
底面側に閉じ込められた空気の呼吸孔となって、外気圧
と等圧となり、差圧による応力の発生を防止して基板ケ
ース1および基板2の変形または割れを防止する。ま
た、例えば、夏場に基板が製作されて基板ケース1の底
面側に閉じ込められた空気の温度と湿度とが高い場合
に、冬場に低温となっても外気に通じて湿度が低くな
り、結露を防止する。
【0013】次に、図3に示すように、小孔7の径を大
きくして(φ5mm程度)、小孔7に半透過膜8を貼り
付けた場合の実施例を説明する。半透過膜8は、湿気お
よび空気を通すが水は通さない特性を備えている。例え
ば、半透過膜8は紙おむつやスキーウエア等に利用され
ている。小孔7は半透過膜8を介して、基板ケース1の
底面側に閉じ込められた空気の呼吸孔となって、基板ケ
ース1内外で圧力差を生じない。そして、差圧による応
力の発生を防止し、基板ケース1および基板2が変形ま
たは割れを起こさない。また、半透過膜8は湿気を通す
ので基板ケース1底面側に閉じ込められた空気の呼吸孔
となって、結露を防止する。更に、半透過膜8によっ
て、虫、異物または水の侵入が防止される。尚、基板2
の裏面に防湿剤6を塗布すると、湿度の影響を更に排除
できる。また、小孔7および半透過膜8を大きくできる
ので、小孔7および半透過膜8が異物によって閉塞され
にくくなり、更に耐久性が向上する。
【0014】以上説明したように、本実施例のコントロ
ーラの電装基板2によれば、片方面にしか樹脂剤4を使
用しないので、低コストで作ることができる。また、基
板ケース1の底面側に小孔7、半透過膜8を設けること
により、電装基板2における変形または割れを防止し、
結露を防止し、虫、異物または水の侵入を防止して電気
回路の短絡・断線を無くすことができる。従って、安価
でしかも耐熱変形性、耐湿性、防虫性に優れた信頼性の
高い電装基板とすることができる。
【0015】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、電装基板
は、給湯器の電装基板2に限定されずテーブルこんろ等
他燃焼装置の電装基板に対しても有効に利用できる。
【0016】また、基板ケース1の底面に設けられる小
孔7は、底面の中央に設けられることに限定されず、基
板ケース1の底面周囲の側壁に設けられても良い。
【0017】また、半透過膜8は、小孔7の出口面に貼
り付けられるものに限定されず、小孔7内に装着するタ
イプであっても良い。
【0018】
【発明の効果】以上記述したように本発明の請求項1記
載の基板ケースによれば、樹脂剤の使用量を半減でき、
電装基板を安価にできる。更に、小孔は基板ケースの底
面側に閉じ込められた空気の呼吸孔となって、基板ケー
スおよび基板の変形または割れを防止することができ
る。また、基板ケースの底面側に閉じ込められた空気が
湿度の高い場合には、外気に通じて湿度が低くなり、結
露が防止される。また、小孔を小さくして虫等の侵入を
防止することができる。従って、電装基板の信頼性を高
めることができるという優れた効果を奏する。
【0019】また、請求項2記載の基板ケースによれ
ば、請求項1による効果に加え、半透過膜により、虫等
の侵入を防止することができると共に、外から水を浴び
ても水が侵入することは無いという優れた効果を奏す
る。更に、小孔を大きくすることができるので、小孔お
よび半透過膜が異物によって閉塞されにくくなって耐久
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての基板ケースの概略構成図であ
る。
【図2】一実施例としての小孔を設けた基板ケースの説
明図である。
【図3】一実施例としての半透膜を設けた基板ケースの
説明図である。
【図4】第1従来例としての基板ケースの説明図であ
る。
【図5】第2従来例としての基板ケースの説明図であ
る。
【図6】第3従来例としての基板ケースの説明図であ
る。
【符号の説明】
基板ケース 1 基板 2 ビス 3 樹脂剤 4 台座 5 防湿剤 6 小孔 7 半透膜 8

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に電気部品が実装された電装基板
    と、 上記電装基板を収納する基板ケ−スとを設け、 上記基板ケース内に上記電装基板を底面から所定の隙間
    をあけて設置し、上記電装基板上面部のみに樹脂剤を充
    填して固め、上記基板ケ−スの底部に密閉空間を形成し
    た基板ケ−スにおいて、 上記基板ケースの底部に、外気へ通じる小孔を設けたこ
    とを特徴とする基板ケース。
  2. 【請求項2】 上記小孔に空気および湿気を通すが水は
    通さない半透過膜を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の基板ケース。
JP27378397A 1997-09-19 1997-09-19 基板ケース Pending JPH1197855A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101588690A (zh) * 2008-05-23 2009-11-25 松下电器产业株式会社 机器控制装置
KR101465067B1 (ko) * 2013-08-30 2014-11-26 린나이코리아 주식회사 콘트롤러용 피시비(pcb) 케이스

Cited By (3)

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