JPH1196369A - 色特徴抽出装置および色特徴の抽出方法およびプログラム記憶媒体 - Google Patents
色特徴抽出装置および色特徴の抽出方法およびプログラム記憶媒体Info
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- JPH1196369A JPH1196369A JP9255316A JP25531697A JPH1196369A JP H1196369 A JPH1196369 A JP H1196369A JP 9255316 A JP9255316 A JP 9255316A JP 25531697 A JP25531697 A JP 25531697A JP H1196369 A JPH1196369 A JP H1196369A
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- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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- G—PHYSICS
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Abstract
単に変換して、その変換された人間の感覚に近い色空間
でデジタル画像の色の分類,色の領域判定により色特徴
を抽出できる色特徴抽出装置および色特徴の抽出方法を
提供する。 【解決手段】 デジタル画像の各画素のRGB値をHL
S値に色空間変換部2により変換する。上記HLS値で
表される色空間において、緑色と黄色との間の色相方向
の領域と緑色と水色との間の色相方向の領域が狭くなる
ようにする一方、赤色と黄色との間の色相方向の領域が
拡がるように、上記HLS値のうちの色相値と明度値を
色相補正部3aと明度補正部3cにより夫々補正する。そ
して、上記補正された色相値と明度値に基づいて、色特
徴抽出部4によりデジタル画像の色特徴を抽出する。
Description
ス装置等において画像の色特徴を抽出する色特徴抽出装
置および色特徴の抽出方法およびそのプログラム媒体に
関する。
画像を検索する場合、画像の色特徴を限定された色毎に
分類し、分類された色をキーとして画像に付与したり、
色特徴をそのままを画像情報に付与したりして、色とそ
の色の画像に占める割合で類似性を判定している。この
ような類似画像を検索するために用いられる色特徴抽出
装置として、各画素がRGB(赤,緑,青)値で表されたデ
ジタル画像をそのままRGB色空間で色特徴を抽出する
ものが提案されている。
抽出装置では、RGB値を直接評価して判定すると、人
間の視覚が緑領域の色差を判定しにくいため、人間の感
覚に合った色の分類や色の領域判定により色特徴を抽出
するということができないという欠点がある。
8729−(1980))という色差を等距離にする色空
間を用いることが考えられるが、L*a*b*色空間で
は、色差の精度を重視しているため変換が難しく、色の
表現方法も一般の人にはなじみが少ないという問題があ
る。
を人間の感覚に近い色空間に簡単に変換して、その変換
された人間の感覚に近い色空間でデジタル画像の色の分
類,色の領域判定ができる色特徴抽出装置および色特徴
の抽出方法そのプログラム媒体を提供することにある。
め、請求項1の色特徴抽出装置は、デジタル画像の各画
素のRGB(赤,緑,青)値をHLS(色相,明度,彩度)変換
によりHLS値に変換する色空間変換部と、上記色空間
変換部により変換されたHLS値で表される色空間にお
いて、緑色と黄色との間の色相方向の領域と緑色と水色
との間の色相方向の領域が狭くなるようにする一方、赤
色と黄色との間の色相方向の領域が拡がるように、上記
HLS値のうちの色相値を補正する色相補正部と、上記
色相補正部により補正された色相値に基づいて、上記デ
ジタル画像の色特徴を抽出する色特徴抽出部とを備えた
ことを特徴とする色特徴抽出装置。特徴としている。
上記色空間変換部によりRGB値をHLS変換によって
HLS値に変換し、その変換されたHLS値で表される
色空間において、緑色と黄色との間の色相方向の領域と
緑色と水色との間の色相方向の領域が狭くなるようにす
る一方、赤色と黄色との間の色相方向の領域が拡がるよ
うに、上記色相補正部によりHLS値のうちの色相値を
補正する。そうすることによって、HLS色空間におい
て、人間の視覚が色差を判定しにくい緑色の色相方向の
領域を縮小し、色差に敏感な赤色から黄色にかけての色
相方向の領域を拡大して、人間の視覚に近い色空間にす
る。このため、上記色相値が補正されたHLS色空間で
デジタル画像の色特徴を色特徴抽出部により抽出すると
き、複雑な演算をすることなく、色差を単純な差分値で
演算することが可能になる。このように、精度の高い色
空間の変換ではなく、RGB色空間からHLS色空間へ
の標準の変換と色相値の補正によって、RGB色空間を
人間の感覚に近い色空間に簡単に変換して、その変換さ
れた人間の感覚に近い色空間でデジタル画像の色の分
類,色の領域判定により色特徴を抽出できる。したがっ
て、上記デジタル画像の色特徴抽出において、色の分類
や色による領域抽出の判定方法を単純化しても、ユーザ
ーが納得する結果を得ることができる。また、RGB色
空間の各画素が色相,明度および彩度の色空間上にある
ので、ユーザーにもわかりやすい色空間になる。
項1の色特徴抽出装置において、上記HLS値で表され
る色空間において、明度方向の高い方の領域を広くして
細分化するようにする一方、明度方向の低い方の領域を
狭くしてまとめるように、上記HLS値のうちの明度値
を補正する明度補正部を備え、上記色特徴抽出部は、上
記色相補正部により補正された色相値と上記明度補正部
により補正された明度値に基づいて、上記デジタル画像
の色特徴を抽出することを特徴としている。
上記色空間変換部により変換されたHLS値の明度方向
の高い方の領域を広くして細分化するようにする一方、
明度方向の低い方の領域を狭くしてまとめるように、上
記HLS値のうちの明度値を上記明度補正部により補正
する。つまり、HLS空間において、人間の視覚が明る
い色の差に敏感な明度方向の高い方の領域を拡大するの
に対して、人間の視覚が暗い色の差に鈍感な明度方向の
低い方の領域を縮小するのである。したがって、上記色
相値の補正とこの明度補正部による明度値の補正とによ
って、より一層人間の感覚に近いHLS色空間にでき
る。
ジタル画像の各画素のRGB値をHLS変換によりHL
S値に変換するステップと、上記HLS値で表される色
空間において、緑色と黄色との間の色相方向の領域と緑
色と水色との間の色相方向の領域が狭くなるようにする
一方、赤色と黄色との間の色相方向の領域が拡がるよう
に、上記HLS値のうちの色相値を補正するステップ
と、上記補正された色相値に基づいて、上記デジタル画
像の色特徴を抽出するステップとを備えたことを特徴と
している。
ば、上記RGB値をHLS変換によってHLS値に変換
し、その変換されたHLS値で表される色空間におい
て、緑色と黄色との間の色相方向の領域と緑色と水色と
の間の色相方向の領域が狭くなるようにする一方、赤色
と黄色との間の色相方向の領域が拡がるように、上記H
LS値のうちの色相値を補正する。そうすることによっ
て、HLS色空間において、人間の視覚が色差を判定し
にくい緑色の色相方向の領域を縮小し、色差に敏感な赤
色から黄色にかけての色相方向の領域を拡大して、人間
の視覚に近い色空間にする。このため、上記色相値が補
正されたHLS色空間でデジタル画像の色特徴を抽出す
るとき、複雑な演算をすることなく、色差を単純な差分
値で演算することが可能になる。このように、精度の高
い色空間の変換ではなく、RGB色空間からHLS色空
間への標準の変換と色相値の補正によって、RGB色空
間を人間の感覚に近い色空間に簡単に変換して、その変
換された人間の感覚に近い色空間でデジタル画像の色の
分類,色の領域判定により色特徴を抽出できる。したが
って、上記デジタル画像の色特徴抽出において、色の分
類や色による領域抽出の判定方法を単純化しても、ユー
ザーが納得する結果を得ることができる。また、RGB
色空間の各画素が色相,明度および彩度の色空間上にあ
るので、ユーザーにもわかりやすい色空間になる。
求項3の色特徴の抽出方法において、上記HLS値で表
される色空間において、明度方向の高い方の領域を広く
して細分化するようにする一方、明度方向の低い方の領
域を狭くしてまとめるように、上記HLS値のうちの明
度値を補正するステップを有し、上記デジタル画像の色
特徴を抽出するステップは、上記補正された色相値と明
度値に基づいて行うことを特徴としている。
ば、上記HLS値の明度方向の高い方の領域を広くして
細分化するようにする一方、明度方向の低い方の領域を
狭くしてまとめるように、上記HLS値のうちの明度値
を補正する。つまり、HLS空間において、人間の視覚
が明るい色の差に敏感な明度方向の高い方の領域を拡大
するのに対して、人間の視覚が暗い色の差に鈍感な明度
方向の低い方の領域を縮小するのである。したがって、
上記色相値の補正とこの明度値の補正とによって、より
一層人間の感覚に近いHLS色空間にできる。
デジタル画像の各画素のRGB値をHLS変換によりH
LS値に変換するステップと、上記HLS値で表される
色空間において、緑色と黄色との間の色相方向の領域と
緑色と水色との間の色相方向の領域が狭くなるようにす
る一方、赤色と黄色との間の色相方向の領域が拡がるよ
うに、上記HLS値のうちの色相値を補正するステップ
と、上記補正された色相値に基づいて、上記デジタル画
像の色特徴を抽出するステップとを有する情報処理プロ
グラムを記憶したことを特徴としている。
ば、上記RGB値をHLS変換によってHLS値に変換
し、その変換されたHLS値で表される色空間におい
て、緑色と黄色との間の色相方向の領域と緑色と水色と
の間の色相方向の領域が狭くなるようにする一方、赤色
と黄色との間の色相方向の領域が拡がるように、上記H
LS値のうちの色相値を補正する。そうすることによっ
て、HLS色空間において、人間の視覚が色差を判定し
にくい緑色の色相方向の領域を縮小し、色差に敏感な赤
色から黄色にかけての色相方向の領域を拡大して、人間
の視覚に近い色空間にする。このため、上記色相値が補
正されたHLS色空間でデジタル画像の色特徴を抽出す
るとき、複雑な演算をすることなく、色差を単純な差分
値で演算することが可能になる。このように、精度の高
い色空間の変換ではなく、RGB色空間からHLS色空
間への標準の変換と色相値の補正によって、RGB色空
間を人間の感覚に近い色空間に簡単に変換して、その変
換された人間の感覚に近い色空間でデジタル画像の色の
分類,色の領域判定により色特徴を抽出できる。したが
って、上記デジタル画像の色特徴抽出において、色の分
類や色による領域抽出の判定方法を単純化しても、ユー
ザーが納得する結果を得ることができる。また、RGB
色空間の各画素が色相,明度および彩度の色空間上にあ
るので、ユーザーにもわかりやすい色空間になる。
請求項5のプログラム記憶媒体において、上記HLS値
で表される色空間において、明度方向の高い方の領域を
広くして細分化するようにする一方、明度方向の低い方
の領域を狭くしてまとめるように、上記HLS値のうち
の明度値を補正するステップを有し、上記デジタル画像
の色特徴を抽出するステップは、上記補正された色相値
と明度値に基づいて行う情報処理プログラムを記憶した
ことを特徴としている。
ば、上記HLS値の明度方向の高い方の領域を広くして
細分化するようにする一方、明度方向の低い方の領域を
狭くしてまとめるように、上記HLS値のうちの明度値
を補正する。つまり、HLS空間において、人間の視覚
が明るい色の差に敏感な明度方向の高い方の領域を拡大
するのに対して、人間の視覚が暗い色の差に鈍感な明度
方向の低い方の領域を縮小するのである。したがって、
上記色相値の補正とこの明度値の補正とによって、より
一層人間の感覚に近いHLS色空間にできる。
を図示の実施の形態により詳細に説明する。
出装置の機能ブロック図であり、1は画像データや各種
指示等が入力される入力部、2はRGB値をHLS値に
変換する色空間変換部、3は上記色空間変換部2からの
HLS値で表される色空間を所定の色空間に補正する色
空間補正部、4は上記色空間補正部3により補正された
HLS値で表される画像データの色特徴を抽出する色特
徴抽出部である。上記色空間補正部3は、色相方向につ
いて緑領域が少なくなるように色相を補正する色相補正
手段3aと、明度を用いて彩度を補正する彩度補正手段
3bと、明度値の高い方の領域より広くして細分化する
ようにする一方、明度値の低い方の領域を狭くしてまと
めるように明度値を補正する明度補正手段3cとを有し
ている。
ウェア構成を示す図である。
に、装置全体の動作を制御する制御装置11と、画像,
文字等を表示すると共に、操作のための各種表示等を行
うCRT(カソード・レイ・チューブ)12と、各種入力
操作,指示操作等を行うためのキーボード13およびマ
ウス14と、上記制御装置11に内蔵され、データ保管
媒体であるフロッピーディスク15aの記録再生を行う
フロッピーディスクドライブ15bと、ハードディスク
装置16と、画像データあるいは画像編成により作成し
た図面等を出力するためのプリンタ17と、画像データ
を取り込むためのスキャナ18と、CD(コンパクト・
ディスク)19aの再生を行うCD−ROMドライブ19
bと、音声出力のためのスピーカ20と、音声入力のた
めのマイクロフォン21とによって構成されている。上
記CRT12,キーボード13,マウス14,ハードディ
スク装置16,プリンタ17,スキャナ18,CD−RO
Mドライブ19b,スピーカ20およびマイクロフォン2
1を制御装置11に接続している。
PU(中央処理装置)25を中心としたブロック図であ
る。
製の品番i80486DX等を用いている。そして、上
記CPU25は、装置全体を制御するプログラムが格納
されるROM(リード・オンリー・メモリー)28と、各
種データおよびプログラムが格納されるRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリー)29と、画像あるいは文字等
をCRT12に表示させる表示制御回路30と、上記キ
ーボード13からの入力を転送制御するキーボード制御
回路31と、上記マウス14からの入力を転送制御する
マウス制御回路32と、上記フロッピーディスクドライ
ブ15bを制御するフロッピーディスクドライブ制御回
路33と、上記ハードディスク装置16を制御するハー
ドディスク制御回路34と、上記プリンタ17への出力
を制御するプリンタ制御回路35と、上記スキャナ18
を制御するスキャナ制御回路36と、上記CD−ROM
ドライブ19bを制御するCD−ROMドライブ制御回
路37と、上記スピーカ20を制御するスピーカ制御回
路38と、上記マイクロフォン21を制御するマイクロ
フォン制御回路39とをデータバス26を介して接続し
ている。
させるために必要な基準クロックを発生するクロック2
7を接続し、さらにデータバス26を介して各種拡張ボ
ードを接続するための拡張スロット40を接続してい
る。なお、上記拡張スロット40にSCSIIボードを
接続して、フロッピーディスクドライブ15b,ハードデ
ィスク装置16,スキャナ18およびCD−ROMドラ
イブ19b等を接続してもよい。
13,マウス14,スキャナ18およびCD−ROMドラ
イブ19bで入力部1を構成すると共に、CPU25で
色空間変換部2,色空間補正部3および色特徴抽出部4
を構成している。
および図6のフローチャートに従って動作する。図4は
上記色特徴抽出装置のプログラムのメインルーチンを示
すフローチャートであり、図5は図4に示す色特徴抽出
処理サブルーチンのフローチャートであり、図6は図5
に示す画像の色空間変換の処理サブルーチンのフローチ
ャートである。
れると、ステップS1において、後述する処理で必要な
フラグの初期化や初期画面表示等が行われる。
表示された初期画面からジョブメニューの「色特徴抽
出」が選択されたか否かを判定して、「色特徴抽出」が
選択されたと判定すると、ステップS3に進み、色特徴
抽出処理を行って、ステップS7に進む。一方、ステッ
プS2で「色特徴抽出」が選択されていないと判定する
と、ステップS4に進む。
ー」が選択されたか否かを判定して、「その他のメニュ
ー」が選択されたと判定すると、ステップS5に進み、
その他のメニュー処理を行って、ステップS7に進む。
一方、「その他のメニュー」が選択されていないと判定
すると、ステップS6に進む。
れたか否かを判定して、「終了」が選択されたと判定す
ると、この処理を終了する。一方、ステップS6で「終
了」が選択されていないと判定すると、ステップS7に
進み、ステップS7でその他の処理を行った後、ステッ
プS2に戻る。
について説明する。なお、その他のステップについて
は、この発明に直接関係しないので、詳細な説明は省略
する。
処理のメニューが選択されると、図5に示す色特徴抽出
処理のサブルーチンが実行される。
規化を行って、色特徴抽出処理の時間を短縮するために
デジタル画像を適切なサイズにする。
間変換処理を行う。
画素の色値を利用してそのデジタル画像の色特徴を計算
する。
データを付与する。すなわち、抽出した色特徴を他の処
理に利用できるようにデジタル画像の属性に付与する。
図4のメインルーチンに戻る。
像の色空間変換処理のサブルーチンのフローチャートを
示し、この色空間変換処理によってデジタル画像の各画
素の色をRGB値からHLS値に変換する。
数だけ変換したか否かを判定して、画素の数だけ変換し
たと判定すると、ステップS122に進む。
置とRGB値を取り出す。
をHLS値に変換する。
たHLS値を補正する。
位置とHLS値を保存する。すなちわ、デジタル画像の
画素の位置と変換処理したHLS値を色特徴計算(図5
のステップS13)に利用するために保存する。
換したと判定すると、この色空間変換処理を終了して、
図5の色特徴抽出処理に戻る。
らHLS値への変換処理について以下に説明する。
HLS変換でHLS値に変換する。図7は上記標準のH
LS変換をした場合の色相環を示している。
s)をさらに人間の感覚に近づけたHLS値に補正す
る。
以下の変換を行う。つまり、上記変換されたHLS値の
うち明度値を0.5、彩度値を1.0として、色が鮮やか
になるRGB値(r,g,b)に逆変換した後、 R'=0.5r, G'=0.66g, B'=0.5b R=R'/(R'+G'+B') G=G'/(R'+G'+B') B=B'/(R'+G'+B') とする。そして、このRGB値(R,G,B)を標準のH
LS変換して、変換されたHLS値のうちの色相値のみ
を用いる。この色相の補正によって、図7に示す通常の
HLS変換をした場合の色相環よりも、図8に示すよう
に、変化の大きい赤色から黄色にかけての色相を細分化
し、また変化の小さい黄色から水色(シアン)にかけて
の色相をまとめている。
まるように明度(l)を利用して変換し、彩度値(S)
とする。
特性(γ)の考え方を利用して、明るさが滑らかに変化
するように変換して、明度値(L)とする。すなわち、 γ=1.2 lmn=0.5・S lmx=−0.5・S+1.0 l'=(l−lmn)/(lmx−lmn) l''=l'γ として、明度値(L)を L=l''(lmx−lmn)+lmn により求める。
ージを示しており、明るい方の領域を広くして細分化
し、暗い方の領域を狭くしてまとめている。また、図1
0は明度方向と彩度方向においてRGB値が存在する範
囲を示している。図10に示すように、明度値Lが0.
0から0.5までの範囲では、明度値Lに正比例して彩
度値Sが0.0から徐々に増大して1.0になり、明度値
Lが0.5から1.0までの範囲では、明度値Lに正比例
して彩度値Sが1.0から徐々に減少して0.0になる。
について以下に説明する。なお、デジタル画像の色から
求められる色特徴としては、画像内を多く占める色か、
または画像内にある物体の色等が挙げられる。ここで
は、この2つの特徴量の抽出について説明する。
それぞれの色の代表色と画像内の占有率を計算する。
を、この画像の色特徴として採用する。
色空間に変換されたHLS値で代表色の値が示されてい
るので、ユーザーにも直感的にわかりやすい値となる。
値には同じ番号を付ける。
ックスを作成し、各画素のHLS値から得た先の番号を
保存する(図11に示す)。
には、1つの領域に含まれるとして改めて領域毎の番号
を付け直す。
間の最大色差からしきい値を計算する。
のときには同じ領域として領域をまとめる。
は背景とみなし、物体領域候補からはずす。
領域の画像も物体領域候補からはずす。
領域とみなし、それぞれの物体領域の位置や形、平均色
をこの画像の色特徴として採用する(図12に示す)。
た色空間に変換しているので、各色間の色差が色相値,
明度値および彩度値の単純な差分で求めることができ、
領域の色の近さによる統合が容易にできる。
空間変換部2,色空間補正部3により予めRGB値を単
純な変換式で人間の感覚に近い色空間に変換し、その変
換された人間の感覚に近い色空間で画像内の色の分類や
色の領域判定により色特徴抽出部4により色特徴を抽出
でき、人間の感覚に近い抽出結果を得ることができる。
また、RGB色空間の各画素が変換された色相,明度お
よび彩度の色空間上にあるので、ユーザーにもわかりや
すい色空間になっている。
cにより明度値を補正することによって、人間の視覚が
明るい色の差に敏感な明度方向の高い方の領域を拡大す
るのに対して、人間の視覚が暗い色の差に鈍感な明度方
向の低い方の領域をまとめる。したがって、上記明度値
の補正によって、より人間の感覚に近いHLS色空間に
できる。
ら求められる色特徴を計算するとき、標準変換されたH
LS値の色相値,明度値および彩度値が夫々補正された
色空間上を分割して用いたが、色相値のみが補正された
色空間上または色相値と明度値が補正された色空間上を
分割して用いてもよい。また、標準変換されたHLS値
のうちの補正された色相値のみに基づいて、または、上
記HLS値のうちの補正された色相値と明度値のみに基
づいて、デジタル画像の色特徴を抽出してもよい。
管媒体としてフロッピーディスク15aおよびハードデ
ィスク装置16で構成しているが、光磁気ディスク装置
等の他の情報記憶装置であってもよい。また、上記入力
部1としては、スキャナ18,CD−ROMドライブ1
9bを用いているが、スチルビデオカメラやデジタルカ
メラ等の他の入力装置を用いてもよい。また、出力装置
としてプリンタ17を用いているが、デジタル複写機等
の他の出力装置を用いてもよい。
全体を制御するプログラムがROM28に記憶されてい
る色特徴抽出装置について説明しているが、この発明に
よるプログラムの一部または全部をフロッピーディスク
等のプログラム記憶媒体に保管して、必要に応じて上記
プログラムをパーソナルコンピュータ等の装置に読み込
んで、実行させてもよい。
明の色特徴抽出装置は、デジタル画像の各画素のRGB
値をHLS変換によりHLS値に色空間変換部により変
換し、上記色空間変換部により変換されたHLS値で表
される色空間において、緑色と黄色との間の色相方向の
領域と緑色と水色との間の色相方向の領域が狭くなるよ
うにする一方、赤色と黄色との間の色相方向の領域が拡
がるように、上記HLS値のうちの色相値を色相補正部
により補正して、上記色相補正部により補正された色相
値に基づいて、上記デジタル画像の色特徴を抽出するも
のである。
装置によれば、RGB空間からHLS変換されたHLS
空間において、人間の視覚が色差を判定しにくい緑色の
色相方向の領域を縮小し、色差に敏感な赤色から黄色に
かけての色相方向の領域を拡大して、人間の視覚に近い
色空間にするため、上記色相値が補正されたHLS色空
間でデジタル画像の色特徴を色特徴抽出部により抽出す
るとき、複雑な演算をすることなく、色差を単純な差分
値で演算でき、デジタル画像の色の分類,色の領域判定
を行うことができる。したがって、上記デジタル画像の
色特徴抽出において、色の分類や色による領域抽出の判
定方法を単純化しても、ユーザーが納得する結果を得る
ことができ、RGB色空間の各画素が色相,明度および
彩度の色空間上にあるので、ユーザーにもわかりやすい
色空間になる。
は、請求項1の色特徴抽出装置において、上記HLS値
で表される色空間において、明度方向の高い方の領域を
広げて細分化するようにする一方、明度方向の低い方の
領域を狭くしてまとめるように、明度補正部により上記
HLS値のうちの明度値を補正して、上記色相補正部に
より補正された色相値と明度補正部により補正された明
度値に基づいて、上記色特徴抽出部により上記デジタル
画像の色特徴を抽出するので、人間の視覚が明るい色の
差に敏感な明度方向の高い方の領域を拡大するのに対し
て、人間の視覚が暗い色の差に鈍感な明度方向の低い方
の領域を縮小する明度値の補正と上記色相値の補正とが
相俟って、より人間の感覚に近いHLS色空間にするこ
とができる。
は、デジタル画像の各画素のRGB値をHLS変換によ
りHLS値に変換し、上記HLS値で表される色空間に
おいて、緑色と黄色との間の色相方向の領域と緑色と水
色との間の色相方向の領域が狭くなるようにする一方、
赤色と黄色との間の色相方向の領域が拡がるように、上
記HLS値のうちの色相値を補正して、上記補正された
色相値に基づいて、上記デジタル画像の色特徴を抽出す
るものである。
出方法によれば、上記RGB色空間が変換されたHLS
色空間において、人間の視覚が色差を判定しにくい緑色
の色相方向の領域を縮小し、色差に敏感な赤色から黄色
にかけての色相方向の領域を拡大して、人間の視覚に近
い色空間にするため、上記色相値が補正されたHLS色
空間でデジタル画像の色特徴を抽出するとき、複雑な演
算をすることなく、色差を単純な差分値で演算でき、デ
ジタル画像の色の分類,色の領域判定を行うことができ
る。したがって、上記デジタル画像の色特徴抽出におい
て、色の分類や色による領域抽出の判定方法を単純化し
ても、ユーザーが納得する結果を得ることができ、RG
B色空間の各画素が色相,明度および彩度の色空間上に
あるので、ユーザーにもわかりやすい色空間になる。
は、請求項3の色特徴の抽出方法において、上記HLS
値で表される色空間において、明度方向の高い方の領域
を広くして細分化するようにする一方、明度方向の低い
方の領域を狭くしてまとめるように、上記HLS値のう
ちの明度値を補正して、上記補正された色相値と明度値
に基づいて、上記デジタル画像の色特徴を抽出するの
で、人間の視覚が明るい色の差に敏感な明度方向の高い
方の領域を拡大するのに対して、人間の視覚が暗い色の
差に鈍感な明度方向の低い方の領域を縮小する明度値の
補正と上記色相値の補正とが相俟って、より人間の感覚
に近いHLS色空間にすることができる。
体は、デジタル画像の各画素のRGB値をHLS変換に
よりHLS値に変換するステップと、上記HLS値で表
される色空間において、緑色と黄色との間の色相方向の
領域と緑色と水色との間の色相方向の領域が狭くなるよ
うにする一方、赤色と黄色との間の色相方向の領域が拡
がるように、上記HLS値のうちの色相値を補正するス
テップと、上記補正された色相値に基づいて、上記デジ
タル画像の色特徴を抽出するステップとを有する情報処
理プログラムを記憶したものである。
記憶媒体によれば、上記RGB色空間が変換されたHL
S色空間において、人間の視覚が色差を判定しにくい緑
色の色相方向の領域を縮小し、色差に敏感な赤色から黄
色にかけての色相方向の領域を拡大して、人間の視覚に
近い色空間にするため、上記色相値が補正されたHLS
色空間でデジタル画像の色特徴を抽出するとき、複雑な
演算をすることなく、色差を単純な差分値で演算でき、
デジタル画像の色の分類,色の領域判定を行うことがで
きる。したがって、上記デジタル画像の色特徴抽出にお
いて、色の分類や色による領域抽出の判定方法を単純化
しても、ユーザーが納得する結果を得ることができ、R
GB色空間の各画素が色相,明度および彩度の色空間上
にあるので、ユーザーにもわかりやすい色空間になる。
体は、請求項4のプログラム記憶媒体において、上記H
LS値で表される色空間において、明度方向の高い方の
領域を広くして細分化するようにする一方、明度方向の
低い方の領域を狭くしてまとめるように、上記HLS値
のうちの明度値を補正して、上記補正された色相値と明
度値に基づいて、上記デジタル画像の色特徴を抽出する
ので、人間の視覚が明るい色の差に敏感な明度方向の高
い方の領域を拡大するのに対して、人間の視覚が暗い色
の差に鈍感な明度方向の低い方の領域を縮小する明度値
の補正と上記色相値の補正とが相俟って、より人間の感
覚に近いHLS色空間にすることができる。
装置の機能ブロック図である。
成を示す図である。
Uを中心としたブロック図である。
るフローチャートである。
フローチャートである。
チンのフローチャートである。
図である。
の色相環を示す図である。
においてRGB値が存在する範囲を示す図である。
示す図である。
示す図である。
体領域を選び出した結果を示す図である。
a…色相補正部、3b…彩度補正部、3c…明度補正部、
4…色特徴抽出部。
Claims (6)
- 【請求項1】 デジタル画像の各画素のRGB値をHL
S変換によりHLS値に変換する色空間変換部と、 上記色空間変換部により変換されたHLS値で表される
色空間において、緑色と黄色との間の色相方向の領域と
緑色と水色との間の色相方向の領域が狭くなるようにす
る一方、赤色と黄色との間の色相方向の領域が拡がるよ
うに、上記HLS値のうちの色相値を補正する色相補正
部と、 上記色相補正部により補正された色相値に基づいて、上
記デジタル画像の色特徴を抽出する色特徴抽出部とを備
えたことを特徴とする色特徴抽出装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の色特徴抽出装置におい
て、 上記HLS値で表される色空間において、明度方向の高
い方の領域を広くして細分化するようにする一方、明度
方向の低い方の領域を狭くしてまとめるように、上記H
LS値のうちの明度値を補正する明度補正部を備え、 上記色特徴抽出部は、上記色相補正部により補正された
色相値と上記明度補正部により補正された明度値に基づ
いて、上記デジタル画像の色特徴を抽出することを特徴
とする色特徴抽出装置。 - 【請求項3】 デジタル画像の各画素のRGB値をHL
S変換によりHLS値に変換するステップと、 上記HLS値で表される色空間において、緑色と黄色と
の間の色相方向の領域と緑色と水色との間の色相方向の
領域が狭くなるようにする一方、赤色と黄色との間の色
相方向の領域が拡がるように、上記HLS値のうちの色
相値を補正するステップと、 上記補正された色相値に基づいて、上記デジタル画像の
色特徴を抽出するステップとを備えたことを特徴とする
色特徴の抽出方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の色特徴の抽出方法にお
いて、 上記HLS値で表される色空間において、明度方向の高
い方の領域を広くして細分化するようにする一方、明度
方向の低い方の領域を狭くしてまとめるように、上記H
LS値のうちの明度値を補正するステップを有し、 上記デジタル画像の色特徴を抽出するステップは、上記
補正された色相値と明度値に基づいて行うことを特徴と
する色特徴の抽出方法。 - 【請求項5】 デジタル画像の各画素のRGB値をHL
S変換によりHLS値に変換するステップと、 上記HLS値で表される色空間において、緑色と黄色と
の間の色相方向の領域と緑色と水色との間の色相方向の
領域が狭くなるようにする一方、赤色と黄色との間の色
相方向の領域が拡がるように、上記HLS値のうちの色
相値を補正するステップと、 上記補正された色相値に基づいて、上記デジタル画像の
色特徴を抽出するステップとを有する情報処理プログラ
ムを記憶したことを特徴とするプログラム記憶媒体。 - 【請求項6】 請求項5に記載のプログラム記憶媒体に
おいて、 上記HLS値で表される色空間において、明度方向の高
い方の領域を広くして細分化するようにする一方、明度
方向の低い方の領域を狭くしてまとめるように、上記H
LS値のうちの明度値を補正するステップを有し、 上記デジタル画像の色特徴を抽出するステップは、上記
補正された色相値と明度値に基づいて行う情報処理プロ
グラムを記憶したことを特徴とするプログラム記憶媒
体。
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