JPH119580A - X線制御装置 - Google Patents
X線制御装置Info
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- JPH119580A JPH119580A JP9169759A JP16975997A JPH119580A JP H119580 A JPH119580 A JP H119580A JP 9169759 A JP9169759 A JP 9169759A JP 16975997 A JP16975997 A JP 16975997A JP H119580 A JPH119580 A JP H119580A
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Abstract
しっかり把握できるようにする。 【解決手段】 この発明のX線制御装置は、表示モニタ
16に表示された検査項目選択画面の中から医師の検査
依頼書の撮影指示に合致する検査項目をタッチセンサ1
7の上からタッチすると、画像表示制御部18により撮
影指示の一連撮影の各撮影条件が表示モニタ16の画面
に一覧表示されるとともに、一覧表示制御部31により
一覧表示において既撮影の項と未撮影の項との識別が可
能なように一覧表示が制御されるので、操作者は、表示
モニタ16の一覧表示で既撮影・未撮影を判別するだけ
で、一連撮影における撮影の進捗を常に把握することが
でき、撮影漏れすることもなくなる。
Description
を透過したX線による透過X線像をX線フィルムに直接
的にあるいは間接的に記録するためのX線撮影装置を制
御するX線制御装置に係り、複数枚の撮影を一連撮影す
る場合において、撮影の進捗状況を操作者が常に把握で
きるようにするための技術に関する。
行われている。医師からX線撮影技師(操作者)へX線
撮影を指示するための検査依頼書が発行される。指示を
受けた技師は、X線撮影装置の高圧発生器やX線管など
を制御するX線制御装置で検査依頼書の撮影指示に対応
する透過X線像の撮影条件を設定してX線撮影を実行す
る。つまり、設定された撮影条件でX線曝射が行われ
て、患者を透過したX線による透過X線像がX線フィル
ムに焼き付けられるのである。X線フィルムは現像され
た上で医師に供される。最近のX線撮影では、撮影枚数
が1枚という単発撮影ということは少なく、撮影枚数が
複数枚の一連撮影となることが多い。複数枚の撮影を一
連撮影する場合、技師は撮影指示に合わせて各撮影条件
を始めに纏めて設定しておき、設定した撮影条件でX線
撮影を次々実行する。撮影枚数が多いと病変部について
の情報も増えることから、医師の下す診断の信頼度が高
まる。
装置では、撮影枚数が多い場合、技師が撮影の進捗状況
を見失ないがちであるという問題がある。例えば、頸椎
の場合は7枚もの一連撮影となり、途中でどこまで撮影
したのか分からなくなることがある。進捗状況がいった
ん分からなくなると、X線フィルムを現像して撮影した
かどうか調べるしかない。X線フィルムを現像してみて
撮影漏れがあれば、再び患者をX線撮影装置にセッティ
ングして再度X線撮影をおこなうことになるので、撮影
効率は悪く、患者も余分な負担を強いられる。
動露出撮影の場合、X線フィルムを現像せずに撮影結果
の良否を判断することは難しいという問題がある。通
常、X線フィルムに対するX線曝射量が予め定められた
所定の曝射量に達すると自動的にX線曝射を停止する自
動露出撮影でX線撮影がおこなわれることが多い。予め
定められた所定の曝射量はX線フィルムの感度などを中
心に決められており、適切なX線曝射量となったところ
で自動的にX線曝射を打ち切るので、必然的に各X線撮
影のX線曝射時間は一定せずに変化することになる。撮
影中に患者が動いたり、患者のセッティングが悪かった
りすると、予定より速くX線曝射が打ち切られて、X線
フィルムが露光不足で撮影結果が不良となることがあ
る。撮影が終わる度に短時間の間、各X線曝射時間が単
発的に表示されるけれども、X線曝射時間は元々変化す
ることから、ひとつのX線曝射時間だけを見ても撮影結
果の良否判断は難しい。勿論、X線フィルムを現像した
段階で撮影結果は分かるけれども、撮影結果が不合格で
あれば、再び患者をX線撮影装置にセッティングして再
度X線撮影をおこなうことになるので、撮影効率は悪く
なる上、患者も余分な負担を強いられる。
が多い場合でも撮影の進捗状況を随時しっかり把握でき
るX線制御装置を提供することを第1の課題とし、これ
に加えて、X線フィルムを現像しない段階で撮影結果の
判断ができるX線制御装置を提供することを第2の課題
とする。
るため、請求項1の発明に係るX線制御装置は、被検体
を透過したX線による透過X線像をX線フィルムに撮影
するために、設定された撮影条件に従ってX線撮影装置
の高圧発生器やX線管などを制御するX線制御装置にお
いて、医師からX線撮影装置の操作者へX線撮影を指示
するための検査依頼書に記載の撮影指示に対応する透過
X線像の撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、撮影
条件設定手段で設定された複数の撮影条件を表示モニタ
の画面に一覧表示する撮影条件表示手段と、撮影条件表
示手段による一覧表示において既撮影の項と未撮影の項
との識別が可能なように前記一覧表示を制御する一覧表
示制御手段とを備えている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のX線制御装置にお
いて、X線フィルムに対するX線曝射量が予め定められ
た所定の曝射量に達すると自動的にX線曝射を停止する
自動露出手段を備えているとともに、一覧表示制御手段
が、各撮影が終了する度に一覧表示中の対応する項に少
なくとも実X線曝射時間を加えるよう構成されている。
より複数枚の撮影を一連撮影する場合の操作者(技師)
による撮影進捗状況の把握作用を説明する。請求項1の
X線制御装置では、先ず操作者が、撮影条件設定手段に
より、医師から発行された検査依頼書に記載の撮影指示
に従って透過X線像の撮影条件を設定すると、設定され
た複数の撮影条件が、撮影条件表示手段により表示モニ
タの画面に一覧表示される。撮影条件の設定が終われ
ば、操作者は一連のX線撮影を次々実行してゆく。請求
項1のX線制御装置のモニタ画面では、ひとつの撮影が
完了する度に一覧表示の撮影が済んだ項は既撮影である
ことが分かるように一覧表示制御手段により表示が変化
させられる。したがって、操作者は、表示モニタの画面
の一覧表示の既撮影と未撮影を判別するだけで、撮影の
進捗状況をしっかり把握することができる。
段を用いた自動X線撮影(オートX線撮影)が1回済む
度に、一覧表示制御手段により一覧表示中の対応する項
に実X線曝射時間が加えられる。操作者は、表示モニタ
の画面の一覧表示の中に次々と加えられる実X線曝射時
間同士を相対比較することによって、撮影結果の良否を
正確に判断できる。
実施例を図面を参照しながら説明する。図1は実施例の
X線制御装置によりX線撮影装置を制御する時の状態を
示すブロック図である。実施例のX線制御装置はX線撮
影装置1の撮影動作を制御する。なお、図示省略してい
るが、実施例のX線制御装置には、X線撮影装置1の他
に1台ないし数台のX線撮影装置が接続されていて、切
換器を介していずれか1台が選択されるようになってい
るのが一般的であり、複数台のX線撮影装置が接続され
ている場合、各X線撮影装置は撮影機能が異なっている
のが普通である。
間にしてX線管2およびX線フィルム3が対抗支持され
るよう構成されている。X線フィルム3は被検体Mを透
過したX線による透過X線像を写し込むものであり、X
線フィルム3の被検体Mの側には入射X線の強度に応じ
て発光するX線蛍光パネル4が配設されている。X線蛍
光パネル4の裏側にはX線蛍光パネル4の光量を計測す
るための3個の光電子増倍管5が異なる位置に設置され
ている。また、X線撮影装置1では、X線管2に高圧発
生器6を含む曝射制御部7が接続されており、曝射制御
部7はX線制御装置からの指令に従って高圧発生器6に
高電圧を発生させてX線管2からX線を曝射させる構成
となっている。
こなうコンピュータ(CPU)11を備えるとともに、
演算制御などに必要なプログラムやデータを予め記憶す
る各種メモリ12〜15をバスラインBUSを介してコ
ンピュータ11と接続するかたちで備えている他、メモ
リの記憶内容などを表示する液晶型表示モニタ16や、
必要な入力操作を表示モニタ16の画面から行うタッチ
センサ(透明タッチスイッチ)17を備えている。プロ
グラムメモリ12には、制御装置全体の動作をコントロ
ールする制御プログラムが記憶されている。コンピュー
タ11はプログラムメモリ12から読み出された制御プ
ログラムに従って、X線撮影装置1のコントロールをお
こなうことになる。
に対してX線撮影を指示するための検査依頼箋(検査依
頼書)に記載された撮影方法(単純撮影,断層撮影な
ど)や撮影部位(頭部,胸部など)および撮影方向(正
面,側面など)に対応する撮影項目が予め記憶されてい
る。検査項目メモリ13に記憶されている検査項目は表
示モニタ16に表示される。撮影条件メモリ14には、
X線管2の管電圧・管電流やバックアップ時間(X線曝
射上限時間)などの撮影条件が検査項目と関連づけられ
たかたちで撮影数だけ予め記憶されている。撮影条件メ
モリ14に記憶されている管電圧・管電流やバックアッ
プ時間などの撮影条件は表示モニタ16に表示される。
ただ、各撮影条件の全データが表示モニタ16に表示さ
れるとは限らず、この実施例装置のように、記憶されて
いる各撮影条件の中の代表データのみが選択表示される
こともある。勿論、撮影条件中のデータで表示されなか
ったデータもX線撮影に関与することは言うまでもな
い。
必要なフィルム濃度データが予め記憶されている。フィ
ルム濃度データは、X線フィルム3に写し込まれる透過
X線像の濃度(黒化度)を示すものであり、使用される
X線フィルム3や増感紙などの特性に応じて予め設定記
憶される。設定は、例えば、病院の標準撮影条件にて撮
影を行い、フィルム濃度測定器(図示省略)を用いてフ
ィルム濃度を測定し、濃度が適正なものとなるまでフィ
ルム濃度データを調整しつつ撮影を繰り返し行うことに
よってなされる。そして、適正濃度となった時点のフィ
ルム濃度データを露出時間メモリ15に記憶しておく。
上記のメモリ13〜15には、EEPROM(Electric
ally Erasable andProgrammable ROM) が用いられてい
て、必要に応じて記憶内容の書換えが可能であり、また
装置の電源が断たれた後も、その記憶内容を保持するこ
とができるメモリデバイスである。
メモリ13に記憶されている多数の検査項目の中から特
定の検査項目を選択するための図2に示す検査項目選択
画面20を表示モニタ16に表示する画像表示制御部1
8を備えるとともに、タッチセンサ17のタッチ位置を
検出してコンピュータ11にタッチ位置信号を送出する
タッチセンサIF19を備えている。画像表示制御部1
8により表示される検査項目選択画面20には、図2に
示すように、多数の検査項目マークMa,…,Maが縦
横に配列されている。検査項目マークMaの先頭の白星
maや黒星mbは撮影方法を示す。ちなみに、白星ma
は水平ブッキー撮影を表し、黒星mbは断層撮影を表
す。例えば左上端の検査項目マークMaは、撮影方法:
水平ブッキー撮影、撮影部位:頭、撮影方向:2方向の
撮影設定用であり、3段目中央の検査項目マークMa
は、撮影方法:断層撮影、撮影部位:頭、撮影方向:5
方向の撮影設定用である。
検査項目マークMaと同じ縦横配列で各検査項目マーク
Maの上に重ねられている透明スイッチ群(図示省略)
が設けられていて、検査項目の選択は、検査依頼箋に対
応する検査項目マークMaの位置をタッチセンサ17の
透明スイッチごしに押す(タッチする)だけである。各
透明スイッチと各検査項目マークMaが1対1に対応付
けされており、タッチセンサIF19でタッチされた透
明スイッチの位置が検出され、タッチ位置信号としてコ
ンピュータ11へ送られて対応する検査項目がコンピュ
ータ11で検知される。そして、コンピュータ11で検
知された検査項目について各X線撮影の撮影条件が撮影
条件メモリ14からコンピュータ11へ設定されるとと
もに、図3に示すように、画像表示制御部18により撮
影条件が一覧表示される。
の3個であるが、一覧表示される撮影条件の数が非常に
多い場合に一覧表示の一部が画面からはみ出して見えな
いことがある。一覧表示の見えない部分は画面スクロー
ルスイッチ22を押して画面を上下に移動させて見えな
い部分を表示させる。検査項目や撮影条件は変更可能で
ある。画面の右下の変更キー23を押して変更操作画面
(図示省略)を呼び出して修正入力操作すれば、検査項
目や撮影条件の内容を書換え変更できる。また、一覧表
示制御部31では次に撮影される項の前には次回撮影マ
ークMdが表示され、次回撮影マークMdが付いた撮影
条件中の代表データが画面上部の拡大欄Mfに表示され
る。したがって、実施例装置の場合、検査依頼書の撮影
指示に対応する透過X線像の撮影条件を設定する撮影条
件設定手段としては、コンピュータ11、検査項目メモ
リ13、撮影条件メモリ14、タッチセンサ17および
タッチセンサIF19を中心に構成されている。
作者が曝射スイッチ24を押す。コンピュータ11から
は撮影条件に見合った管電圧・管電流に対応する曝射制
御信号がD/A変換部25を介して曝射制御部7に送ら
れており、曝射スイッチ24の曝射指令信号を受けて指
定の管電圧・管電流がX線管2に印加されてX線が被検
体Mに曝射される。そして、曝射制御部7の管電圧・流
検出部7aから、実際の管電圧・管電流を示す管電圧検
出信号および管電流検出信号がA/D変換部26を介し
てX線制御装置の側へ送り込まれる。
えている。X線フィルム3や増感紙に応じたフィルム濃
度データが露出時間メモリ15から読み出されて露出タ
イマ27にセットされるとともに、露出タイマ27から
設定露出信号としてD/A変換部28を介し自動露出制
御部29に送出される。一方、X線曝射に伴って発生す
る光量がX線蛍光パネル4の裏側の光電子増倍管5の全
部または一部を使って光量検出信号が検出されるととも
に、複数の光電子増倍管5が使われる場合は光量検出信
号が平均化されて、自動露出制御部29に送出されて積
分される。自動露出制御部29での光量検出信号の積分
値が設定露出信号に達すると、自動露出制御部29から
曝射停止信号がX線曝射制御部7へ送られる。また、曝
射スイッチ24からの曝射指令信号で計時動作を開始
し、自動露出制御部29からの曝射停止信号で計時動作
をストップし計時時間を実露出時間として計測するタイ
マAが設けられていて、曝射停止に伴い実露出時間信号
が出力される。また、曝射スイッチ24からの曝射指令
信号で計時動作を開始し、一番左の拡大欄Mfに表示さ
れているコンピュータ11から入力したバックアップ時
間(0.01SEC)に到達すると、計時動作をストップして、
曝射打切信号を曝射制御部7へ出力するタイマBも備え
ていて、自動露出撮影機構や高圧発生器などの故障でX
線が曝射されっぱなしになる異常事態を回避するような
構成となっている。
示制御部18による撮影条件の一覧表示画面において既
撮影の項と未撮影の項との識別が可能なように一覧表示
を制御する一覧表示制御部31も備えている。一覧表示
制御部31には管電圧検出信号および管電流検出信号が
X線曝射制御部7から入力されるとともに、実露出時間
信号がタイマAから入力されており、X線曝射の終了に
伴って、一覧表示において撮影の終わった項には既撮影
マークMcが表示されると同時に実際の管電圧・管電流
および実露出時間が一覧表示に加えられる構成になって
いる。また、一覧表示制御部31は次に撮影される項の
前には次回撮影マークMdも表示する。なお、一覧表示
画面の右端のマークMkは、自動露出撮影に使用されて
いる光電子増倍管5を示す光電子増倍管使用態様を示す
ものである。黒四角が使用光電子増倍管を示し、白四角
が未使用光電子増倍管を示す。
装置によるX線撮影装置の制御動作を図7を参照しなが
ら説明する。図7は実施例装置による一連のX線撮影制
御の流れを示すフローチャートである。先ず、図2の検
査項目選択画面20を見て、検査依頼箋に記載されてい
る検査項目に応じた検査項目を選択する。今、検査依頼
箋に記載されている検査項目は左端の水平ブッキー撮
影:胸3方向であるとする。したがって、操作者は検査
項目選択画面20の中の第2段目左端の検査項目マーク
Maをタッチする。すると、タッチセンサ17の押され
た位置がタッチセンサIF19で検出されてコンピュー
タ11に送出される。コンピュータ11は、直ちに水平
ブッキー撮影:胸3方向に対応する撮影条件が撮影条件
メモリ14から直ちに読み出されて、図3に示すよう
に、3つの撮影条件項が表示モニタ16の画面に一覧表
示される。1番目の項には次回撮影マークMdが表示さ
れる。通常1,2,3の順番に撮影が進行するが、順番
を変更したい場合は変更キー23で画面を切り換えて順
番を変更する。
条件に見合った管電圧・管電流に対応する曝射制御信号
が曝射制御部7に送られるとともに、使用するX線フィ
ルムなどに応じた適当な設定露出信号が露出タイマ27
から自動露出制御部29に送出される。こうして、曝射
準備が整うと、照射レディランプMgが点灯する。照射
レディランプMgが点灯した後、操作者が曝射スイッチ
24をオンにすると、高圧発生器6からX線管2に高電
圧が印加され被検体MにX線が曝射される。被検体Mを
透過したX線は、X線蛍光パネル4を発光させるととも
にX線フィルム3を露光する。X線蛍光パネル4の光量
は光電子増倍管5で光量検出信号に変換されて自動露出
制御部29で積分されるとともに、光電子増倍管5から
の光量検出信号の積分値が設定露出信号に達したら、自
動露出制御部29から曝射停止信号が曝射制御部7に送
られ、高電圧が遮断されてX線曝射が停止する。
マAで計測された実露出時間、すなわちX線曝射開始か
らX線曝射終了の間の時間がタイマAから一覧表示制御
部31に送出され、図4に示すように、1番目の胸部正
面の撮影条件のバックアップ時間の代わりに実露出時間
が表示されるとともに、管電圧・管電流も実際値が曝射
制御部7から一覧表示制御部31に送出され表示され
る。同時に1番目の撮影条件の先頭に既撮影マークMc
が表示される。また、次回撮影マークMdは2番目の撮
影条件へ移動し、拡大欄Mfは2番目の胸部側面の撮影
条件に替わる。
部側面のX線撮影が済むと、図5に示すように、2番目
の胸部正面の撮影条件のバックアップ時間の代わりに実
露出時間が表示されるとともに、管電圧・管電流も実際
値が表示される。又、2番目の撮影条件の先頭に既撮影
マークMcが表示される。また、次回撮影マークMdは
3番目の撮影条件へ移動し、拡大欄Mfは2番目の胸部
側面の撮影条件に替わる。
番目の胸部斜位の撮影が行われ、図6に示すように、3
番目の胸部斜位の撮影条件のバックアップ時間の代わり
に実露出時間が表示されるとともに、管電圧・管電流も
実際値が表示される。同時に3番目の撮影条件の先頭に
も既撮影マークMcが表示されて、胸部3方向の一連撮
影は終了することになる。
の一覧表示の中の既撮影の項と未撮影の項を識別するだ
けで一連撮影の進捗状況を随時しっかり把握できるの
で、撮影漏れが出る心配がない。また、操作者は、表示
モニタ16の画面の一覧表示の中に次々と加えられる実
X線曝射時間同士を比較することによって、撮影結果の
良否を正確に判断することができる。実施例の場合、図
6に示すように、3番目の胸部斜位の実露出時間は、例
えば、1番目の胸部正面の実露出時間より相当に短く、
X線フィルムを現像しなくても、3番目の胸部斜位の撮
影結果は不良であることが分かる。この場合、3番目の
胸部斜位だけもう一度撮影をおこなうが、撮影枚数が1
枚増えるだけのことで、撮影効率の低下や患者の負担増
大はしれている。
はなく、下記のように変形実施することができる。 (1)上記の実施例では、各撮影が済んだ後は、露出時
間および管電圧・管電流の実測値が表示される構成であ
ったが、管電圧・管電流は設定値と実測値の差が比較的
少ないことから、管電圧・管電流は設定値のままで露出
時間だけが、各撮影終了後に、それぞれ、実測値で表示
される構成のものが変形例として挙げられる。
すると、複数の撮影条件が同時に一覧表示される構成で
あったが、複数の撮影条件が操作者によりひとつずつ入
力設定されて表示モニタの画面に複数の撮影条件の一覧
表示がおこなわれる構成のものが変形例として挙げられ
る。
晶式表示モニタであったが、ブラウン管式表示モニタな
ど他のモニタであってもよい。
1の発明に係るX線制御装置によれば、複数枚のX線撮
影を一連撮影で行う場合の各撮影条件が既撮影と未撮影
の識別が可能な一覧表示が表示モニタの画面に表示され
るので、操作者は、表示モニタの画面の一覧表示で既撮
影・未撮影を判別するだけで、一連撮影における撮影の
進捗を随時にしっかり把握することができ、撮影漏れす
ることもなくなる。
一覧表示中の既撮影の項には、実X線曝射時間が加えら
れるので、X線フィルムを現像しなくても、操作者は、
実X線曝射時間同士を比較することによって撮影結果の
良否を正確に判断することができる。
されるX線撮影装置の構成を示すブロック図である。
面図である。
階を示す平面図である。
表示画面の示す平面図である。
表示画面の示す平面図である。
表示画面の示す平面図である。
示すフローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 被検体を透過したX線による透過X線像
をX線フィルムに撮影するために、設定された撮影条件
に従ってX線撮影装置の高圧発生器やX線管などを制御
するX線制御装置において、医師からX線撮影装置の操
作者へX線撮影を指示するための検査依頼書に記載の撮
影指示に対応する透過X線像の撮影条件を設定する撮影
条件設定手段と、撮影条件設定手段で設定された複数の
撮影条件を表示モニタの画面に一覧表示する撮影条件表
示手段と、撮影条件表示手段による一覧表示において既
撮影の項と未撮影の項との識別が可能なように前記一覧
表示を制御する一覧表示制御手段とを備えていることを
特徴とするX線制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のX線制御装置におい
て、X線フィルムに対するX線曝射量が予め定められた
所定の曝射量に達すると自動的にX線曝射を停止する自
動露出手段を備えているとともに、一覧表示制御手段
が、各撮影が終了する度に一覧表示中の対応する項に少
なくとも実X線曝射時間を加えるよう構成されているX
線制御装置。
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JP16975997A JP3259659B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | X線制御装置 |
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JP16975997A JP3259659B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | X線制御装置 |
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JPH119580A true JPH119580A (ja) | 1999-01-19 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16975997A Expired - Lifetime JP3259659B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | X線制御装置 |
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