JP4875379B2 - マンモグラフィ装置及びマンモの撮影方法 - Google Patents

マンモグラフィ装置及びマンモの撮影方法 Download PDF

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本発明は、放射線源から放射線を射出し、被写体に曝射することで放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置及びマンモの撮影方法に関する。
例えば、医療分野において、被写体に放射線を曝射し、その透過放射線を放射線検出器によって検出し、あるいは、直接X線フイルム等に導くことにより、前記被写体の放射線画像を形成して診断に供することが行われる。
この場合、読影診断に適した放射線画像を得るためには、撮影部位や放射線源の特性に応じた適切な管電圧、管電流、放射線の曝射時間等を曝射条件として設定する必要がある。
例えば、特許文献1に開示された従来技術では、被写体の厚さ、放射線源から撮影台までの距離、被写体の密度、被写体の年齢等に基づいて最適な曝射条件を設定するようにしている。
また、特許文献2に開示された従来装置には、被写体を透過した放射線の線量を線量検出器により検出し、その線量が所定値に到達した時点で放射線の曝射を自動的に停止させるようにした自動露出制御システムに関する記載がある。
特開2004−208752号公報 特開2004−298383号公報
ところで、例えば、被写体の左右のマンモの撮影を行うような場合、一般的には、左右の組成が略同じであるため、最適な曝射条件も同じになると考えられる。また、同一の被写体では、生理等の体調の変化による若干の差異があるかもしれないが、撮影部位が同一であれば、最適な曝射条件も略同じになると考えられる。
しかしながら、撮影時における撮影台に対する被写体の配置ずれ、被写体の厚さの測定誤差、撮影装置が異なっている場合等を原因として、同一の曝射条件が設定されないことがある。また、自動露出制御システムを採用している装置においては、線量検出器によって検出される放射線の線量が撮影毎に異なると、同一の曝射条件による撮影を行うことができなくなってしまう。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、同一の被写体に対する放射線の曝射条件の差異を検知し、適切な処置を施すことを可能とするマンモグラフィ装置及びマンモの撮影方法を提供することを目的とする。
本発明は、放射線源から放射線を射出し、被写体であるマンモに曝射することで放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置において、前記被写体の厚さを測定する被写体厚さ測定手段と、前記被写体に曝射する前記放射線の曝射条件を設定する曝射条件設定手段と、前記曝射条件に基づいて前記放射線源を制御し、前記放射線を前記被写体に曝射する放射線源制御手段と、前記被写体を透過した前記放射線の線量を検出する線量検出手段と、前記曝射条件を記憶する曝射条件記憶手段と、前記曝射条件設定手段で設定した現在の曝射条件と、前記曝射条件記憶手段に記憶された前記被写体に係る過去の曝射条件とを比較する曝射条件比較手段と、を備え、前記曝射条件設定手段が少なくとも前記被写体の厚さを用いて前記現在の曝射条件を設定し、前記放射線源制御手段が前記現在の曝射条件に従って前記放射線を前記被写体に曝射して前記放射線画像の撮影を開始した場合、前記曝射条件設定手段は、前記線量検出手段が検出した前記線量に基づき、前記現在の曝射条件を再度検出して、新たな曝射条件に変更し、前記曝射条件比較手段は、前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件とを比較し、前記放射線源制御手段は、前記新たな曝射条件に基づいて前記放射線源を制御し、前記放射線の前記被写体への曝射を継続し、前記曝射条件比較手段において前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件との差異が所定未満であることが検知されれば、前記新たな曝射条件に基づく線量からなる前記放射線が前記被写体に曝射された時点で前記放射線画像の撮影を終了し、一方で、前記曝射条件比較手段において前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件との差異が所定以上であることが検知されれば、前記放射線の前記被写体への曝射処理を中断することを特徴とする。この場合、前記曝射条件比較手段は、前記被写体の左右のマンモについて先に撮影した一方のマンモの曝射条件を前記被写体に係る過去の曝射条件とし、他方のマンモの現在の曝射条件と比較するとよい。
また、本発明は、放射線源から放射線を射出し、被写体であるマンモに曝射することで放射線画像を撮影するマンモの撮影方法において、前記被写体の厚さを測定するステップと、少なくとも前記被写体の厚さを用いて前記被写体に前記放射線を曝射する曝射条件を算出するステップと、前記曝射条件に従って前記放射線源を制御し、前記放射線を前記被写体に曝射して前記放射線画像の撮影を開始するステップと、前記被写体を透過した前記放射線の線量を検出するステップと、検出した前記線量に基づき、前記曝射条件を再度算出し、新たな曝射条件に変更するステップと、前記新たな曝射条件に基づいて前記放射線源を制御し、前記放射線前記被写体への曝射を継続するステップと、前記新たな曝射条件と、前記被写体に係る過去の曝射条件とを比較するステップと、からなり、前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件とを比較するステップにおいて、前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件との差異が所定未満であれば、前記新たな曝射条件に基づく線量からなる前記放射線が前記被写体に曝射された時点で前記放射線画像の撮影を終了し、一方で、前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件との差異が所定以上であることが検知されたとき、前記放射線の前記被写体への曝射処理を中断することを特徴とする。この場合、前記新たな曝射条件と、前記被写体に係る過去の曝射条件とを比較するステップでは、前記被写体の左右のマンモについて先に撮影した一方のマンモの曝射条件を前記被写体に係る過去の曝射条件とし、他方のマンモの現在の曝射条件と比較するとよい。
本発明のマンモグラフィ装置及びマンモの撮影方法では、同一の被写体に対する過去の曝射条件を保存しておき、新たに設定した現在の曝射条件と過去の曝射条件とを比較し、曝射条件が異なる場合には、曝射の中断、曝射条件の変更等の適切な処置を施すことができる。これにより、被写体に対する放射線の無駄な曝射を回避できるとともに、所望の放射線画像の取得にも貢献することができる。
図1は、本発明のマンモの撮影方法が適用されるマンモグラフィ装置12の構成図である。
マンモグラフィ装置12は、立設状態に設置される基台26と、基台26の略中央部に配設される旋回軸28に固定されるアーム部材30と、被写体32に対して放射線を曝射する放射線源を収納し、アーム部材30の一端部に固定される放射線源収納部34と、被写体32を透過した放射線を検出する固体検出器を収納し、アーム部材30の他端部に固定される撮影台36と、撮影台36に対して被写体32のマンモを押圧して保持する押圧板38とを備える。
放射線源収納部34及び撮影台36が固定されたアーム部材30は、旋回軸28を中心として矢印A方向に旋回することで、被写体32のマンモに対する撮影方向が調整可能に構成される。押圧板38は、アーム部材30に連結された状態で放射線源収納部34及び撮影台36間に配設されており、矢印B方向に変位可能に構成される。
また、基台26には、被写体32のID情報、被写体32の撮影部位、管電圧、ターゲットの種類、開口部58に装着される線量調整用のフィルタの種類等の撮影情報を入力する操作パネル40と、入力された撮影情報、後述する曝射条件の比較結果、放射線の曝射を強制的に中断した場合における警告情報等を表示する表示パネル39とが配設される。なお、表示パネル39及び操作パネル40は、マンモグラフィ装置12に配設する代わりに、マンモグラフィ装置12に接続される図示しないコンソールに配設して構成することもできる。
図2は、放射線源収納部34の内部構成図である。
放射線源収納部34は、ハウジング52内に収納されるモリブデンやタングステン等からなる放射線源であるターゲット54と、ターゲット54に向けて電子線eを放出する陰極56とを備える。また、ハウジング52は、陰極56から放出された電子線eがターゲット54に衝突することで生成される放射線Xを、所定の照射野で被写体32の撮影部位であるマンモ44に曝射する開口部58を備える。なお、ハウジング52は、放射線を外部に漏出しない重金属を材料として形成される。
図3は、マンモグラフィ装置12における撮影台36の内部構成図であり、撮影台36及び押圧板38間に被写体32の撮影部位であるマンモ44を設定した状態を示す。
撮影台36の内部には、放射線源収納部34に内蔵されたターゲット54から開口部58を介して射出された放射線Xを検出するX線検出器46と、放射線Xの線量を検出して露出制御を行うための露出制御用センサ47(線量検出手段)と、X線検出器46により検出された放射線Xの情報を読み取るために、X線検出器46に読取光を曝射する読取光源48と、X線検出器46に蓄積されている不要電荷を除去するために、X線検出器46に消去光を曝射する消去光源50とを備える。
X線検出器46は、直接変換方式且つ光読出方式の放射線固体検出器であって、マンモ44を透過した放射線Xの情報を静電潜像として蓄積し、読取光源48からの読取光により走査されることで、静電潜像に応じた電流を発生する。X線検出器46は、放射線画像を取得する際にはマンモ44に近接する部位に移動し、消去時には消去光源50に近接する部位に移動するように構成される。
X線検出器46は、より具体的には、ガラス基板上に形成され、放射線Xを透過する第1導電層と、放射線Xが曝射されることで電荷を発生する記録用光導電層と、第1導電層に帯電される潜像極性電荷に対して略絶縁体として作用する一方、潜像極性電荷と逆極性の輸送極性電荷に対して略導電体として作用する電荷輸送層と、読取光が曝射されることで電荷を発生して導電性を呈する読取用光導電層と、放射線Xを透過する第2導電層とを順に積層して構成される。記録用光導電層と電荷輸送層との界面には、蓄電部が形成される。
第1導電層及び第2導電層は、それぞれ電極を構成する。第1導電層の電極は、二次元状の平坦な平板電極とされ、第2導電層の電極は、記録される放射線Xの情報を画像信号として検出するための所定の画素ピッチからなる多数の線状電極として構成される。線状電極の配列方向が主走査方向、線状電極の延在する方向が副走査方向に対応する。
読取光源48は、例えば、複数のLEDチップを一列に並べて構成されるライン光源と、ライン光源から出力された読取光をX線検出器46上に線状に照射する光学系とを有し、X線検出器46の第2導電層である線状電極の延在方向と直交する方向にLEDチップが配列されたライン光源を前記線状電極の延在方向に移動させることでX線検出器46の全面を露光走査する。
消去光源50は、短時間で発光/消光し、且つ、残光の非常に小さい光源が好適であり、例えば、読取光源48を構成するLEDチップの配列方向に延在し、且つ、前記配列方向と直交する方向に配列される複数の外部電極型希ガス蛍光ランプを使用することができる。
露出制御用センサ47は、被写体32の所望の部位を透過した放射線Xの線量を検出すべく、撮影台36内の任意の位置に移動可能に構成される。
図4は、マンモグラフィ装置12を構成する制御回路のブロック図である。
マンモグラフィ装置12は、撮影部位に応じた被写体32による放射線Xの吸収率、押圧板38による放射線Xの吸収率、X線検出器46の感度、ターゲット54の原子番号等に応じた指数、ターゲット54及びX線検出器46間の距離に応じた放射線Xの減衰特性等のパラメータを記憶するパラメータ記憶部60と、押圧板38の位置情報から撮影部位の厚さである被写体厚さを測定する被写体厚さ測定器62と、操作パネル40より入力された被写体32の撮影部位、管電圧、ターゲット54及びフィルタの種類等の撮影情報、パラメータ記憶部60より読み出したパラメータ、及び、被写体厚さ測定器62より供給される被写体厚さのデータを用いて、管電流及び曝射時間からなる曝射条件を設定する曝射条件設定部64(曝射条件設定手段)と、放射線源収納部34に内臓される陰極56及びターゲット54からなるX線管66を、曝射条件設定部64により設定された曝射条件に従って制御するX線管制御部68と、X線検出器46により検出した放射線Xの情報に基づいて、マンモ44の放射線画像を形成する放射線画像形成部70と、露出制御用センサ47により検出した放射線Xの線量からマンモ44の曝射量を演算し、その曝射量が所定値となった時点で放射線の曝射を自動停止させるべくX線管制御部68を制御する露出制御部72とを備える。この場合、X線管制御部68及び露出制御部72は、放射線源制御手段を構成する。
また、マンモグラフィ装置12は、上記の構成に加え、操作パネル40より入力された被写体32のID情報を含む撮影情報に関連付けて、曝射条件設定部64で設定された曝射条件を記憶する曝射条件記憶部74(曝射条件記憶手段)と、同一の撮影情報に対して設定された曝射条件を曝射条件設定部64及び曝射条件記憶部74から読み出して比較する曝射条件比較部76(曝射条件比較手段)とを備える。曝射条件比較部76には、表示手段及び警告手段を構成する表示パネル39及びスピーカ78が接続されており、曝射条件比較部76による比較結果に基づく表示処理及び報知処理を行う。
本実施形態のマンモグラフィ装置12は、基本的には以上のように構成される。
次に、図5に示すフローチャートに従い、第1実施形態の撮影方法について説明する。
先ず、マンモグラフィ装置12に付設された操作パネル40、図示しないコンソール、IDカード等を用いて、被写体32に係るID情報、撮影方向、撮影部位、X線管66に供給する管電圧、X線管66を構成するターゲット54の種類、線量調整用のフィルタの種類等の撮影情報を入力する(ステップS1)。以下の説明では、これらの撮影情報を操作パネル40を用いて設定し、且つ、表示パネル39に表示して確認できるものとして説明する。
撮影情報を入力した後、技師は、指定された撮影方向に従ってマンモグラフィ装置12を所定の状態に設定する。例えば、マンモ44の撮影方向としては、上部から放射線Xを曝射して撮影を行う頭尾方向(CC)撮影、側面から放射線Xを曝射して撮影を行う側面方向(ML)撮影、斜め方向から放射線Xを曝射して撮影を行う内外側斜位(MLO)撮影があり、これらの撮影方向の情報に応じてアーム部材30を旋回軸28を中心に旋回させる。
次に、マンモグラフィ装置12に対して被写体32を指定された撮影状態に設定する。例えば、被写体32の左のマンモ44に対する頭尾方向(CC)撮影を行う場合、図3に示すように、左のマンモ44を撮影台36に載置した後、押圧板38を押し下げ、撮影台36及び押圧板38間にマンモ44を保持させる。
マンモ44が所定の撮影状態に設定された後、被写体厚さ測定器62によりマンモ44の厚さである被写体厚さを測定し(ステップS2)、その測定データを曝射条件設定部64に供給する。
曝射条件設定部64は、操作パネル40で入力された被写体32の撮影部位、管電圧、ターゲットの種類及びフィルタの種類と、パラメータ記憶部60から読み出した撮影部位による放射線Xの吸収率、押圧板38による放射線Xの吸収率、X線検出器46の感度、ターゲット54の原子番号等に応じた指数、ターゲット54及びX線検出器46間の距離に応じた放射線の減衰特性等のパラメータと、被写体厚さ測定器62から供給された被写体厚さとを用いて、X線管66に供給する管電流及び曝射時間を算出し、これらを曝射条件としてX線管制御部68に設定する(ステップS3)。
例えば、X線検出器46に曝射される放射線XのエネルギをEとすると、
E=K・Vn・I・t・S/L2・exp(−μ・d) …(1)
として表すことができる。ここで、Kはマンモグラフィ装置12固有の特性値、Vは管電圧、nは管電圧指数、Iは管電流、tは放射線Xの曝射時間、SはX線検出器46の感度、Lはターゲット54及びX線検出器46間の距離、μは撮影部位の放射線Xの吸収率、dは被写体厚さである。この場合、X線検出器46が放射線Xを高精度に検出できるエネルギEを与えれば、放射線画像の撮影に必要な管電流I及び曝射時間tの各曝射条件は、被写体厚さdを含むパラメータを用いて、(1)式に基づいて設定することができる。
次に、曝射条件比較部76は、操作パネル40より入力された被写体32のID情報及び撮影部位を含む撮影情報に対応する過去に設定された曝射条件を曝射条件記憶部74から読み出し、この過去の曝射条件と曝射条件設定部64で設定された現在の曝射条件とを比較する(ステップS4)。なお、曝射条件記憶部74には、ステップS3における曝射条件の設定処理と同様の処理によって設定された過去の曝射条件が被写体32のID情報及び撮影部位を含む撮影情報とともに記憶されている。
そこで、曝射条件比較部76は、例えば、直前に撮影された被写体32の右のマンモ44に設定された曝射条件と、今回の撮影において同一の被写体32の左のマンモ44に設定された曝射条件とを比較する。比較の結果、許容できる範囲で曝射条件が一致していると判断された場合(ステップS5)、今回の撮影で設定された曝射条件を撮影情報とともに曝射条件記憶部74に記憶させる(ステップS6)。なお、曝射条件の比較は、例えば、各曝射条件に対して許容範囲を示す閾値をルックアップテーブルとして設定しておき、このルックアップテーブルを用いて、設定された曝射条件が閾値の範囲で過去の曝射条件に一致しているか否かを判断するようにしてもよい。
一方、例えば、被写体32の配置のずれ、左右のマンモ44の厚さの相違、操作パネル40から入力した管電圧の設定ミス等により、曝射条件設定部64で設定した左のマンモ44に対する曝射条件と、直前に撮影された被写体32の右のマンモ44に設定された曝射条件とが相違している場合(ステップS5)、曝射条件比較部76は、曝射条件が異なっていることを技師に報知すべく、表示パネル39に警告表示を行うとともに、スピーカ78を鳴動させて警報を出力する処理を行う(ステップS7)。
技師は、これらの警告処理に従い、撮影を継続するか否かを判断する(ステップS8)。技師が撮影の中断を指示した場合には、撮影情報の入力処理から曝射条件の再設定が行われることになる。これにより、不適切な曝射条件に従って放射線Xが被写体32に曝射されてしまう事態を回避できるとともに、再撮影等よって被写体32が無用な負担を強いられることもない。
ステップS5において、曝射条件が許容できる範囲で一致していると判断された場合、あるいは、ステップS8において、技師が曝射条件の差異を許容して撮影の継続を指示した場合には、その曝射条件を曝射条件記憶部74に記憶させた後、放射線画像の撮影を開始する。
すなわち、X線管制御部68は、操作パネル40によって設定された管電圧をX線管66に印加するとともに、曝射条件設定部64によって設定された管電流及び曝射時間からなる曝射条件に従ってX線管66を駆動し、放射線Xをマンモ44に曝射して放射線画像の撮影を開始する(ステップS9)。
この場合、X線管66を構成する陰極56及びターゲット54間に所定の管電圧が印加され、曝射条件で設定された管電流が流されると、陰極56から電子線eが放出されてターゲット54に衝突し、ターゲット54から放射線Xが射出される。ターゲット54から射出された放射線Xは、開口部58から押圧板38を介してマンモ44に曝射される。次いで、マンモ44を透過した放射線Xは、撮影台36に収納されているX線検出器46に曝射される。なお、X線検出器46は、撮影に先立ち、消去光源50からの消去光が全面に照射されて不要電荷が除去された後、図3の二点鎖線で示す位置に配置されている。
そこで、第1導電層及び第2導電層間に高電圧を印加した状態において、放射線画像情報を担持した放射線XがX線検出器46に曝射されると、X線検出器46の記録用光導電層内で正負の電荷対が発生し、その負電荷が記録用光導電層と電荷輸送層との界面に形成された蓄電部に蓄積される。この蓄積された負電荷、すなわち、潜像極性電荷の量は、マンモ44を透過した放射線Xの線量に略比例している。なお、記録用光導電層で発生した正電荷は、第1導電層に引き寄せられ、印加されている高電圧の負電荷と結合して消滅する。
一方、放射線Xは、露出制御用センサ47によってその線量が検出され、露出制御部72に供給される。露出制御部72は、検出した線量からマンモ44の曝射量を算出してX線管制御部68にフィードバックする。X線管制御部68は、曝射条件として設定された曝射時間と、露出制御部72からフィードバックされた曝射量とに従い、マンモ44に曝射される放射線Xの露出制御を行う(ステップS10)。マンモ44に対して曝射条件に従った適切な線量からなる放射線Xが曝射されると、X線管66への管電流の供給が停止され、放射線画像の撮影が終了する(ステップS11)。
撮影が終了した後、X線検出器46は、図3の実線で示す読取位置に移動する。次いで、読取光源48がX線検出器46に沿って矢印方向に移動して読取光が照射されると、読取用光導電層に正負の電荷対が発生し、その正電荷が蓄電部に蓄積されている負電荷(潜像極性電荷)に引きつけられるようにして電荷輸送層内を移動し、蓄電部の負電荷と結合して消滅する。読取用光導電層で発生した負電荷は、第2導電層に供給される正電荷と結合して消滅する。このようにして、X線検出器46に蓄積されている負電荷が電荷結合によって消滅し、この電荷結合の際の電荷の移動による電流がX線検出器46内に発生する。X線検出器46内に発生した電流は、放射線画像形成部70に供給され、マンモ44の放射線画像が形成される。放射線画像が形成された後、X線検出器46には、次の撮影を行うため、消去光源50から発せられた消去光が照射され、蓄積されている不要電荷が除去される。
次に、図6に示すフローチャートに従い、第2実施形態の撮影方法について説明する。
先ず、第1実施形態のステップS1の場合と同様にして、操作パネル40を用いて撮影情報を入力する(ステップS21)。
次いで、マンモグラフィ装置12にマンモ44を配置した後、X線管66を駆動し、予め決められた規定量の放射線Xを短時間マンモ44に曝射する(ステップS22)。
マンモ44を透過した放射線Xの線量は、露出制御用センサ47によって検出され、図4の点線で示す経路を介して曝射条件設定部64に供給される(ステップS23)。なお、露出制御用センサ47は、マンモ44の所望の撮影部位近傍に予め移動させておき、その部位を透過した放射線Xの線量を検出するようにすることが望ましい。
曝射条件設定部64は、操作パネル40から入力された撮影情報と、パラメータ記憶部60から読み出した各パラメータと、露出制御用センサ47から供給された放射線Xの線量とを用いて曝射条件を算出し、X線管制御部68に設定する(ステップS24)。この場合、極少量の放射線Xを照射するだけで、被写体32の撮影部位に応じた曝射条件をより高精度に設定することが可能となる。
以下、第1実施形態のステップS4〜S11の場合と同様にして、曝射条件の比較処理及び/又は放射線画像の撮影処理を行う(ステップS25〜S32)。なお、比較処理において、不適切な曝射条件であると判断した場合には、撮影情報の入力処理から曝射条件の再設定を行うことができる。
次に、図7に示すフローチャートに従い、第3実施形態の撮影方法について説明する。
先ず、第1実施形態のステップS1の場合と同様にして、操作パネル40を用いて撮影情報を入力する(ステップS41)。
次いで、マンモグラフィ装置12にマンモ44を配置した後、第1実施形態のステップS2の場合と同様にして、マンモ44の厚さを測定し(ステップS42)、その測定データを曝射条件設定部64に供給する。
曝射条件設定部64は、第1実施形態のステップS3の場合と同様にして、操作パネル40から入力された撮影情報と、パラメータ記憶部60から読み出した各パラメータと、被写体厚さ測定器62から供給された被写体厚さとを用いて曝射条件を算出し、X線管制御部68に設定する(ステップS43)。
次いで、X線管制御部68は、設定された曝射条件に従ってX線管66を駆動し、放射線Xをマンモ44に曝射して放射線画像の撮影を開始する(ステップS44)。
このとき、露出制御用センサ47は、マンモ44を透過した放射線Xの線量を検出し(ステップS45)、図4の点線で示す経路を介して曝射条件設定部64に供給する。
放射線Xの線量のデータを受信した曝射条件設定部64は、その線量を用いて曝射条件を再計算し、新たな曝射条件としてX線管制御部68に供給する(ステップS46)。X線管制御部68は、変更された新たな曝射条件に従ってX線管66を駆動し、放射線Xのマンモ44への曝射を継続する。
一方、曝射条件比較部76は、ステップS46で変更された新たな曝射条件と、曝射条件記憶部74から読み出された過去の対応する曝射条件とを比較する(ステップS47)。
この場合、変更された曝射条件と過去の対応する曝射条件とが許容できる範囲で一致していると判断された場合(ステップS48)、変更された曝射条件を撮影情報とともに曝射条件記憶部74に記憶させる(ステップS49)。
次いで、マンモ44への放射線Xの曝射を継続し、露出制御用センサ47を用いた露出制御を行う(ステップS50)。そして、マンモ44に対して曝射条件に従った適切な線量からなる放射線Xが曝射されると、X線管66への管電流の供給が停止され、放射線画像の撮影が終了する(ステップS51)。
一方、ステップS48において、曝射条件が相違していると判定された場合、曝射条件比較部76は、X線管制御部68に対して曝射中断信号を出力し、X線管66の駆動を直ちに停止させ、マンモ44への放射線Xの曝射を中断する(ステップS52)。これにより、不適切な曝射条件による撮影処理を速やかに中断することができる。
また、曝射条件比較部76は、曝射条件が異なっていることを技師に報知すべく、表示パネル39に警告表示を行うとともに、スピーカ78を鳴動させて警報を出力する処理を行う(ステップS53)。技師は、これらの警告処理に従い、撮影が中断されたことを認識することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
本実施形態のマンモグラフィ装置の構成図である。 本実施形態のマンモグラフィ装置における放射線源収納部の内部構成図である。 本実施形態のマンモグラフィ装置における撮影台の内部構成図である。 本実施形態のマンモグラフィ装置を構成する制御回路のブロック図である。 第1実施形態の撮影方法のフローチャートである。 第2実施形態の撮影方法のフローチャートである。 第3実施形態の撮影方法のフローチャートである。
符号の説明
12…マンモグラフィ装置 26…基台
32…被写体 34…放射線源収納部
36…撮影台 39…表示パネル
40…操作パネル 46…X線検出器
47…露出制御用センサ 54…ターゲット
64…曝射条件設定部 66…X線管
68…X線管制御部 70…放射線画像形成部
72…露出制御部 74…曝射条件記憶部
76…曝射条件比較部 78…スピーカ

Claims (4)

  1. 放射線源から放射線を射出し、被写体であるマンモに曝射することで放射線画像を撮影するマンモグラフィ装置において、
    前記被写体の厚さを測定する被写体厚さ測定手段と、
    前記被写体に曝射する前記放射線の曝射条件を設定する曝射条件設定手段と、
    前記曝射条件に基づいて前記放射線源を制御し、前記放射線を前記被写体に曝射する放射線源制御手段と、
    前記被写体を透過した前記放射線の線量を検出する線量検出手段と、
    前記曝射条件を記憶する曝射条件記憶手段と、
    前記曝射条件設定手段で設定した現在の曝射条件と、前記曝射条件記憶手段に記憶された前記被写体に係る過去の曝射条件とを比較する曝射条件比較手段と、
    を備え
    前記曝射条件設定手段が少なくとも前記被写体の厚さを用いて前記現在の曝射条件を設定し、前記放射線源制御手段が前記現在の曝射条件に従って前記放射線を前記被写体に曝射して前記放射線画像の撮影を開始した場合、
    前記曝射条件設定手段は、前記線量検出手段が検出した前記線量に基づき、前記現在の曝射条件を再度検出して、新たな曝射条件に変更し、
    前記曝射条件比較手段は、前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件とを比較し、
    前記放射線源制御手段は、
    前記新たな曝射条件に基づいて前記放射線源を制御し、前記放射線の前記被写体への曝射を継続し、
    前記曝射条件比較手段において前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件との差異が所定未満であることが検知されれば、前記新たな曝射条件に基づく線量からなる前記放射線が前記被写体に曝射された時点で前記放射線画像の撮影を終了し、
    一方で、前記曝射条件比較手段において前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件との差異が所定以上であることが検知されれば、前記放射線の前記被写体への曝射処理を中断することを特徴とするマンモグラフィ装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記曝射条件比較手段は、前記被写体の左右のマンモについて先に撮影した一方のマンモの曝射条件を前記被写体に係る過去の曝射条件とし、他方のマンモの現在の曝射条件と比較することを特徴とするマンモグラフィ装置。
  3. 放射線源から放射線を射出し、被写体であるマンモに曝射することで放射線画像を撮影するマンモの撮影方法において、
    前記被写体の厚さを測定するステップと、
    少なくとも前記被写体の厚さを用いて前記被写体に前記放射線を曝射する曝射条件を算出するステップと、
    前記曝射条件に従って前記放射線源を制御し、前記放射線を前記被写体に曝射して前記放射線画像の撮影を開始するステップと、
    前記被写体を透過した前記放射線の線量を検出するステップと、
    検出した前記線量に基づき、前記曝射条件を再度算出し、新たな曝射条件に変更するステップと、
    前記新たな曝射条件に基づいて前記放射線源を制御し、前記放射線前記被写体への曝射を継続するステップと、
    前記新たな曝射条件と、前記被写体に係る過去の曝射条件とを比較するステップと、
    からなり、
    前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件とを比較するステップにおいて、前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件との差異が所定未満であれば、前記新たな曝射条件に基づく線量からなる前記放射線が前記被写体に曝射された時点で前記放射線画像の撮影を終了し、一方で、前記新たな曝射条件と前記過去の曝射条件との差異が所定以上であることが検知されたとき、前記放射線の前記被写体への曝射処理を中断することを特徴とするマンモの撮影方法。
  4. 請求項記載の方法において、
    前記新たな曝射条件と、前記被写体に係る過去の曝射条件とを比較するステップでは、前記被写体の左右のマンモについて先に撮影した一方のマンモの曝射条件を前記被写体に係る過去の曝射条件とし、他方のマンモの現在の曝射条件と比較することを特徴とするマンモの撮影方法。
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