JP2009077969A - マンモグラフィ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影の際に被験者の不安感を低減させることのできるマンモグラフィ装置を提供する。
【解決手段】圧迫時間設定部66により設定した圧迫時間、又は、圧迫時間記憶部68に記憶された圧迫時間に基づき、圧迫残り時間算出部64は、圧迫板24によるマンモ36の圧迫が解除されるまでの圧迫残り時間を算出し、この圧迫残り時間に係る情報を、表示部32a〜32g及び34a〜34gに表示させるとともに、スピーカ74から音声等によって被験者に報知する。
【選択図】図3

Description

本発明は、マンモを圧迫して放射線画像情報を撮影するマンモグラフィ装置に関する。
医療分野においては、放射線源から放射された放射線を被写体に曝射し、被写体を透過した放射線を固体検出器又は蓄積性蛍光体パネルに導いて放射線画像情報を記録する放射線画像撮影装置が広汎に使用されている。
ここで、固体検出器とは、例えば、絶縁基板上に行列状に形成された多数の電荷収集電極と、この電荷収集電極上に形成され、照射された放射線に応じた電荷を発生する放射線導電体とを積層してなる固体検出部を有し、放射線導電体で発生した放射線画像情報に係る電荷を電荷収集電極で集めて蓄電部に一旦蓄積し、その蓄積電荷を電気信号に変換して出力するものである。
また、蓄積性蛍光体パネルとは、照射された放射線のエネルギの一部を蓄積し、レーザビーム等の励起光を照射すると、蓄積された放射線エネルギに応じて輝尽発光する蓄積性蛍光体を塗布したパネルであり、蓄積性蛍光体パネルから出力された輝尽発光光を光電変換することにより、放射線画像情報を読み取ることができる。
このような放射線画像撮影装置の1つとして、乳癌検診等に利用されるマンモグラフィ装置が知られている。マンモグラフィ装置は、例えば、パネル状の固体検出器が内蔵され、被写体のマンモを支持する撮影台と、撮影台に対向して配置され、マンモを撮影台に対して圧迫する圧迫板と、圧迫板を介してマンモに放射線を曝射する放射線源とを備えて構成される(特許文献1参照)。
特許平8−186762号公報
この場合、マンモグラフィ装置では、マンモの鮮明な二次元放射線画像情報を取得するため、圧迫板を用いてマンモを撮影台に強く圧迫させている。従って、被験者には、かなりの苦痛が強いられるだけでなく、その状態が長時間継続すると、精神的な不安が増大し、さらに苦痛が助長されてしまうおそれがある。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、撮影の際に被験者の不安感を低減させることのできるマンモグラフィ装置を提供することを目的とする。
本発明は、マンモに放射線を曝射する放射線源と、
前記マンモを透過した放射線を検出し、前記マンモの放射線画像情報を取得する放射線画像情報検出器を有する撮影台と、
前記撮影台に対して前記マンモを圧迫する圧迫板と、
前記圧迫板により前記マンモが圧迫されている現時点から前記圧迫板による前記マンモの圧迫が解除されるまでの圧迫残り時間を算出する圧迫残り時間算出部と、
前記圧迫残り時間に係る情報を被験者に提示する提示手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明のマンモグラフィ装置では、圧迫板によるマンモの圧迫状態が解除されるまでの圧迫残り時間に係る情報が被験者に表示され、あるいは、音によって報知されるため、被験者は、圧迫が解除されて撮影が終了するまでの時間を具体的に予測することができ、これによって撮影時における不安感が低減される。
図1は、本実施形態のマンモグラフィ装置10の構成図である。
マンモグラフィ装置10は、立設状態に設置される基台12と、基台12の略中央部に配設される旋回軸14に固定されるアーム部材16と、被験者18のマンモに対して放射線を曝射する放射線源を収納し、アーム部材16の一端部に固定される放射線源収納部20と、マンモを透過した放射線を検出して放射線画像情報を取得する固体検出器を収納し、アーム部材16の他端部に固定される撮影台22と、撮影台22に対してマンモを圧迫する圧迫板24と、基台12の左右正面に配設され、圧迫板24によりマンモが圧迫されている現時点から圧迫板24によるマンモの圧迫状態が解除されるまでの圧迫残り時間に係る情報を表示する表示ユニット26R、26L(表示手段)とを備える。
放射線源収納部20、撮影台22及び圧迫板24が連結されたアーム部材16は、旋回軸14を中心として矢印A方向に旋回することで、被験者18のマンモに対する撮影方向が調整可能に構成される。圧迫板24は、アーム部材16に連結された状態で放射線源収納部20及び撮影台22間に配設されており、矢印B方向に変位可能に構成される。
放射線源収納部20には、被験者18の顔面近傍を放射線の曝射から保護するため、放射線を遮断する部材からなるフェースガードシート28が配設される。また、基台12には、被験者18の撮影部位、撮影方向等の撮影情報、被験者18のID情報等を表示するとともに、必要に応じて、圧迫板24によるマンモの圧迫状態が解除されるまでの圧迫残り時間に係る情報を表示する表示器30が配設される。
さらに、基台12に配設される各表示ユニット26R、26Lは、圧迫残り時間に応じて点灯又は消灯される複数の表示部32a〜32g及び34a〜34gを有する。各表示部32a〜32g及び34a〜34gは、例えば、LEDによって構成することができる。
図2は、マンモグラフィ装置10における撮影台22の内部構成図であり、撮影台22及び圧迫板24間に被験者18の撮影部位であるマンモ36を配置した状態を示す。なお、参照符号38は、被験者18の胸壁を示す。
撮影台22の内部には、マンモ36を透過した放射線Xに基づく放射線画像情報を蓄積し、電気信号として出力する固体検出器40(放射線画像情報検出器)と、固体検出器40に蓄積記録された放射線画像情報を読み取るために、固体検出器40に読取光を照射する読取光源部42と、放射線Xの曝射条件の1つである曝射時間を決定するため、マンモ36を透過した放射線Xの線量を検出する線量検出器(自動露出制御用放射線検出器、以下、「AEC(Automatic Exposure Control)センサ44」という。)と、固体検出器40に蓄積されている不要電荷を除去するために、固体検出器40に消去光を照射する消去光源部46とを備える。
固体検出器40は、直接変換方式且つ光読出方式の放射線固体検出器であって、マンモ36を透過した放射線Xに基づく放射線画像情報を静電潜像として蓄積し、読取光源部42からの読取光により走査されることで、静電潜像に応じた電流を発生する。
固体検出器40は、例えば、特開2004−154409号公報に開示されたものを用いることができ、具体的には、ガラス基板上に形成され、放射線Xを透過する第1導電層と、放射線Xが照射されることで電荷を発生する記録用光導電層と、第1導電層に帯電される潜像極性電荷に対して略絶縁体として作用する一方、潜像極性電荷と逆極性の輸送極性電荷に対して略導電体として作用する電荷輸送層と、読取光が照射されることで電荷を発生して導電性を呈する読取用光導電層と、放射線Xを透過する第2導電層とを順に積層して構成される。記録用光導電層と電荷輸送層との界面には、蓄電部が形成される。
第1導電層及び第2導電層は、それぞれ電極を構成する。第1導電層の電極は、二次元状の平坦な平板電極とされ、第2導電層の電極は、記録される放射線画像情報を画像信号として検出するための所定の画素ピッチからなる多数の線状電極として構成される。線状電極の配列方向が主走査方向、線状電極の延在する方向が副走査方向に対応する。
読取光源部42は、例えば、複数のLEDチップを一列に並べて構成されるライン光源と、ライン光源から出力された読取光を固体検出器40上に線状に照射させる光学系とを有し、固体検出器40の第2導電層である線状電極の延在方向と直交する方向にLEDチップが配列されたライン光源を前記線状電極の延在方向(矢印C方向)に移動させることで固体検出器40の全面を露光走査する。
AECセンサ44は、例えば、マンモ36の乳腺密度が高い部分に対応する部位に移動させて放射線Xの線量を検出できるよう、固体検出器40に沿って矢印C方向に移動可能に構成される。
消去光源部46は、短時間で発光/消光し、且つ、残光の非常に小さいLEDチップを二次元状に配列して構成することができる。
図3は、マンモグラフィ装置10を構成する制御回路の要部ブロック図である。
制御回路は、技師による曝射スイッチ48の操作によって放射線Xを放出する放射線源50を制御する放射線源制御部52と、AECセンサ44によって検出した放射線Xの線量に基づき、曝射時間を算出して放射線源制御部52に供給する曝射時間算出部54と、固体検出器40によって検出した放射線Xに基づき、マンモ36の放射線画像を形成する放射線画像形成部56とを備える。
また、制御回路は、技師により操作される圧迫板移動スイッチ58からの操作信号、圧迫板24がマンモ36を圧迫することにより生じる圧力センサ60からの圧力検出信号、又は、放射線源制御部52からの撮影完了信号に基づき、圧迫板24の移動制御を行う圧迫板移動制御部62を備える。また、圧迫板移動制御部62は、圧迫板24が所定の圧力でマンモ36を圧迫したことを検出して、放射線源制御部52に撮影許可信号を出力する。
圧迫板移動制御部62には、圧迫残り時間算出部64が接続される。圧迫残り時間算出部64は、圧迫板移動制御部62から供給される所定の圧迫状態の開始信号と、圧迫時間設定部66で設定された圧迫時間、又は、圧迫時間記憶部68に記憶された圧迫時間(圧迫板24によるマンモ36の所定の圧迫が開始されてから圧迫状態が解除されるまでの時間)とに基づき、圧迫板24によりマンモ36が圧迫されている現時点から圧迫が解除されるまでの時間である圧迫残り時間を算出する。
圧迫残り時間算出部64によって算出された圧迫残り時間に係る情報は、表示制御部70によって制御される表示ユニット26R、26Lにおいて表示されるとともに、報知制御部72によって制御されるスピーカ74により音声等で報知される。なお、表示ユニット26R、26L及びスピーカ74(報知手段)は、提示手段を構成する。
本実施形態のマンモグラフィ装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、図4に示すフローチャートに基づき、マンモグラフィ装置10の動作を説明する。
先ず、図示しないコンソール、IDカード等を用いて、被験者18に係るID情報、撮影方法等の設定を行う。この場合、ID情報には、被験者18の氏名、年齢、性別等の情報があり、被験者18が所持するIDカードから取得することができる。なお、マンモグラフィ装置10がネットワークに接続されている場合には、上位の装置から取得することも可能である。また、撮影方法には、医師によって指示された撮影部位、撮影方向等の情報があり、ネットワークに接続された上位の装置から取得し、あるいは、コンソールから放射線技師が入力することが可能である。これらの情報は、マンモグラフィ装置10の表示器30に表示して確認することができる。
次いで、放射線技師は、指定された撮影方法に従ってマンモグラフィ装置10を所定の状態に設定する。例えば、マンモ36の撮影方向としては、上部から放射線Xを照射して撮影を行う頭尾方向(CC)撮影、側面から放射線Xを照射して撮影を行う側面方向(ML)撮影、斜め方向から放射線Xを照射して撮影を行う内外側斜位(MLO)撮影があり、これらの撮影方向に応じてアーム部材16を旋回軸14を中心に旋回させる。なお、図1は、頭尾方向(CC)撮影を行う場合を示す。
以上の準備作業が完了した後、マンモグラフィ装置10に被験者18を誘導してマンモ36の位置決めを開始する(ステップS1)。すなわち、放射線技師は、マンモ36を撮影台22に載置した後、圧迫板移動スイッチ58をONにする(ステップS2)。圧迫板移動スイッチ58から操作信号が圧迫板移動制御部62に供給されると、圧迫板移動制御部62は、圧迫板24を撮影台22に指向して矢印B方向(図1)に移動させることで、マンモ36を徐々に圧迫する(ステップS3)。この場合、圧迫板24に配設されている圧力センサ60は、圧迫板24によるマンモ36の圧迫圧力を検出する。
圧力センサ60により検出された圧迫圧力が予め設定されている仮圧迫圧力となったとき(ステップS4)、圧迫板移動制御部62は、圧迫板24の移動を一時停止させる(ステップS5)。なお、仮圧迫圧力は、放射線技師によるマンモ36の位置決め作業を容易に行うことができる程度の圧力に設定されているものとする。
仮圧迫圧力がマンモ36に付与されて圧迫板24が停止した状態(仮圧迫状態)において、放射線技師は、撮影台22に対するマンモ36の位置決めを行い、位置決めが完了した後(ステップS6)、再度、圧迫板移動スイッチ58をONにして圧迫板24を矢印B方向に再び移動させる(ステップS7)。
一方、圧迫残り時間算出部64は、現時点から、撮影に必要な圧迫圧力となる状態(本圧迫状態)を経て圧迫が解除されるまでの時間である圧迫残り時間の算出を開始する(ステップS8)。
この場合、ステップS7で圧迫板移動スイッチ58がONされた時点での圧迫残り時間は、例えば、、圧迫時間設定部66において、放射線技師の経験に基づく圧迫予測時間として設定することができる。また、標準的な被験者18のデータに基づく標準圧迫時間を圧迫時間設定部66で設定し、あるいは、圧迫時間記憶部68に予め記憶された圧迫時間を読み出して設定してもよい。さらに、圧迫時間設定部66又は圧迫時間記憶部68に対して、圧迫板24によるマンモ36の圧迫開始(ステップS3)からマンモ36の圧迫を解除するまでの圧迫時間を設定し、圧迫開始から仮圧迫状態となるまでの経過時間を前記圧迫時間から差し引くことで、圧迫板移動スイッチ58がONされた時点での圧迫残り時間を算出するようにしてもよい。 ステップS7において圧迫板移動スイッチ58がONされた時点での圧迫残り時間に係る情報は、表示制御部70によって表示ユニット26R、26Lに表示されるとともに、報知制御部72によってスピーカ74から報知される(ステップS9)。
この場合、ステップS7で圧迫板移動スイッチ58がONされた時点では、表示ユニット26R、26Lの全ての表示部32a〜32g及び34a〜34gを点灯状態とし、また、スピーカ74から「本圧迫を開始します」といった音声による報知を行うことで、被験者18に本圧迫が開始されることを認識させることができる。なお、表示ユニット26R、26Lは、基台12の左右の部位であって被験者18の目の高さに対応する部位に配設されているため、被験者18の撮影中の顔の向きに拘わらず、圧迫残り時間を容易に確認することができる。
一方、放射線源制御部52を介して圧迫板移動制御部62に本圧迫を開始する信号が供給されると、この信号に従って圧迫板24が撮影台22に指向して再び移動を開始する(ステップS10)。そして、圧迫板24は、圧力センサ60によって検出される圧迫圧力が撮影に必要な本圧迫圧力となるまで移動を継続する(ステップS11)。
この間、圧迫残り時間算出部64は、ステップS7で圧迫板移動スイッチ58がONされてから現時点までの経過時間を、ステップS8で算出した再圧迫開始時の圧迫残り時間より差し引くことで、新たな圧迫残り時間を算出する。算出された圧迫残り時間に係る情報は、表示ユニット26R、26Lに表示されるとともに、スピーカ74から報知される。なお、圧迫残り時間の算出及び表示・報知の処理は、所定の時間間隔で逐次行われる。
この場合、圧迫残り時間の減少に対応して、例えば、図1の斜線部分で示すように、表示ユニット26R、26Lの上部のいくつかの表示部32a〜32g及び34a〜34gを消灯させることにより、被験者18は、圧迫が解除されるまでの圧迫残り時間を具体的に認識することができ、それによって精神的な安心感が得られる。また、スピーカ74から「圧迫解除まで、残り5秒です」といった音声による報知を並行して行うことで、圧迫残り時間を一層明確に認識することができる。
圧迫圧力が撮影に必要な本圧迫圧力に達すると(ステップS11)、圧迫板移動制御部62は、圧迫板24の移動を停止させるととともに(ステップS12)、放射線源制御部52に対して撮影許可信号を出力する。
そこで、放射線技師が曝射スイッチ48をONにすると(ステップS13)、放射線源制御部52は、放射線源50を制御し、マンモ36に曝射する放射線Xの線量を少なく設定して曝射条件を決定する曝射であるプレ曝射を行う(ステップS14)。なお、AECセンサ44は、マンモ36の所望の部位に対応する位置に配置される。
AECセンサ44は、マンモ36を透過した放射線Xの線量を検出し(ステップS15)、曝射時間算出部54に出力する。曝射時間算出部54は、検出された線量に基づき、所望の放射線画像情報を得るために必要な放射線Xの曝射時間を算出し(ステップS16)、放射線源制御部52及び圧迫残り時間算出部64に供給する。
圧迫残り時間算出部64は、曝射時間算出部54で算出された曝射時間に基づき、現時点からの圧迫残り時間を算出し(ステップS17)、表示ユニット26R、26Lに前記圧迫残り時間に係る情報を表示させるとともに、スピーカ74を用いて圧迫残り時間を報知させる(ステップS18)。この場合、プレ曝射によって正確な曝射時間が算出されているため、現時点から圧迫状態が解除されるまでの時間を正確に被験者18に提示することができる。
一方、放射線源制御部52は、曝射条件の1つとして算出された曝射時間と、所定の管電流とに基づいて放射線源50を制御し、所定量の線量からなる放射線Xをマンモ36に曝射する本曝射を行う(ステップS19)。
マンモ36を透過した放射線Xは、固体検出器40によって放射線画像情報として検出される。放射線画像形成部56は、固体検出器40によって検出された放射線画像情報に基づき、マンモ36の放射線画像を形成する。一方、放射線画像情報の読み取られた固体検出器40には、消去光源部46から消去光が照射されことで、残存する放射線画像情報の消去処理が行われる。
設定された曝射条件に従った本曝射が終了すると(ステップS20)、放射線源制御部52は、撮影完了信号を圧迫板移動制御部62に出力する。なお、圧迫板24の移動を停止させてから本曝射が終了するまでの間においても同様に、圧迫残り時間の算出及び表示・報知の処理が所定の時間間隔で逐次行われる。
撮影完了信号を受信した圧迫板移動制御部62は、圧迫板24を撮影台22から離間する方向に移動させることで、マンモ36の圧迫を解除する(ステップS21)。この場合、圧迫残り時間算出部64は、表示制御部70及び報知制御部72を制御し、表示ユニット26R、26Lの各表示部32a〜32g及び34a〜34gを全て消灯するとともに、スピーカ74を駆動して、「圧迫が解除されました」等の報知を行う(ステップS22)。
一方、圧迫残り時間算出部64は、ステップS7において圧迫板移動スイッチ58がONとされて本圧迫を開始してから、放射線Xの曝射を介して圧迫が解除されるまでの今回の圧迫時間を算出し(ステップS23)、この圧迫時間を圧迫時間記憶部68に記憶させる(ステップS24)。
ここで、マンモ36の撮影では、一人の被験者18に対して、左右のマンモ36のCC撮影、ML撮影、MLO撮影といった複数回の撮影が行われる。従って、1回目の撮影が終わった後、再びステップS1からの処理が繰り返される。この場合、2回目以降の撮影では、ステップS24で圧迫時間記憶部68に記憶された1回目の圧迫時間を、ステップS8における本圧迫開始時の圧迫予測時間又は標準圧迫時間に代えて設定し、この前回の圧迫時間に従って圧迫残り時間を算出することにより、一層高精度な圧迫残り時間を被験者18に提示させることができる。
なお、放射線技師が圧迫板24の移動速度を調整できる場合、圧迫板24の移動速度を考慮した圧迫残り時間を算出するようにしてもよい。また、圧力センサ60によって検出した圧迫圧力が所定圧力となった時点を本圧迫の開始時点として、圧迫残り時間を算出するようにしてもよい。
なお、圧迫残り時間を表示する構成としては、例えば、図5に示すように、左右方向に長尺な導光板76a〜76jを上下に配列し、各導光板76a〜76jの端部に配設したLED等の光源78a〜78jを圧迫残り時間に応じて点灯、消灯させるようにしてもよい。
また、図6に示すように、放射線源収納部20の左右に表示部80R、80Lを配置し、これらの表示部80R、80Lに圧迫残り時間をデジタル表示又はアナログ表示するようにしてもよい。なお、表示部80R、80Lは、フレキシブルなアーム82R、82Lを介して放射線源収納部20に連結すれば、被験者18の状態に応じて配置を自由に調整することができる。
さらに、図1に示す表示ユニット26R、26Lを構成する表示部32a〜32g及び34a〜34g、図5に示す導光板76a〜76j、図6に示す表示部80R、80Lにおいて、圧迫残り時間に応じて表示する色を順次変えるようにしてもよい。
また、被験者18の身長に応じて表示位置の高さを調整したり、撮影方向や撮影するマンモ36の左右の位置に応じて表示位置を切り替えるようにしてもよい。また、圧迫残り時間を表示する部位としては、フェースガードシート28を利用することもできる。
一方、スピーカ74により圧迫残り時間を報知する構成としては、音声による報知に代えて、圧迫残り時間に応じた音程やメロディー等とすることもできる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。例えば、上述した実施形態では、固体検出器40を用いた場合について説明したが、蓄積性蛍光体パネル(放射線画像情報検出器)を撮影台22に対して着脱自在に構成されるマンモグラフィ装置にも適用することができる。
本実施形態のマンモグラフィ装置の構成図である。 本実施形態のマンモグラフィ装置における撮影台の内部構成図である。 本実施形態のマンモグラフィ装置を構成する制御回路の要部ブロック図である。 本実施形態のマンモグラフィ装置の動作フローチャートである。 他の構成からなる表示手段を備えたマンモグラフィ装置の構成図である。 他の構成からなる表示手段を備えたマンモグラフィ装置の構成図である。
符号の説明
10…マンモグラフィ装置
18…被験者
20…放射線源収納部
22…撮影台
24…圧迫板
26R、26L…表示ユニット
28…フェースガードシート
30…表示器
32a〜32g、34a〜34g、80R、80L…表示部
36…マンモ
40…固体検出器
44…AECセンサ
48…曝射スイッチ
50…放射線源
52…放射線源制御部
54…曝射時間算出部
56…放射線画像形成部
58…圧迫板移動スイッチ
60…圧力センサ
62…圧迫板移動制御部
64…圧迫残り時間算出部
66…圧迫時間設定部
68…圧迫時間記憶部
74…スピーカ
76a〜76j…導光板
78a〜78j…光源

Claims (8)

  1. マンモに放射線を曝射する放射線源と、
    前記マンモを透過した放射線を検出し、前記マンモの放射線画像情報を取得する放射線画像情報検出器を有する撮影台と、
    前記撮影台に対して前記マンモを圧迫する圧迫板と、
    前記圧迫板により前記マンモが圧迫されている現時点から前記圧迫板による前記マンモの圧迫が解除されるまでの圧迫残り時間を算出する圧迫残り時間算出部と、
    前記圧迫残り時間に係る情報を被験者に提示する提示手段と、
    を備えることを特徴とするマンモグラフィ装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記圧迫板により前記マンモを所定の圧迫状態としてから前記マンモの圧迫を解除するまでの圧迫時間を設定する設定部を備え、前記圧迫残り時間算出部は、前記所定の圧迫状態から前記現時点までの経過時間と前記圧迫時間との差を前記圧迫残り時間として算出することを特徴とするマンモグラフィ装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記マンモを所定の圧迫状態としてから前記マンモの圧迫を解除するまでの前回の撮影時における圧迫時間を記憶する記憶部を備え、前記圧迫残り時間算出部は、前記マンモを前記所定の圧迫状態としてから前記現時点までの経過時間と前記圧迫時間との差を今回の撮影時における前記圧迫残り時間として算出することを特徴とするマンモグラフィ装置。
  4. 請求項1記載の装置において、
    前記マンモを透過する放射線の線量を検出する線量検出器と、
    前記線量検出器により検出した前記線量から、前記放射線画像情報を取得するのに必要な曝射時間を算出する曝射時間算出部と、
    を備え、前記圧迫残り時間算出部は、前記曝射時間に基づいて前記圧迫残り時間を算出することを特徴とするマンモグラフィ装置。
  5. 請求項1記載の装置において、
    前記提示手段は、前記圧迫残り時間に係る情報を表示する表示手段からなることを特徴とするマンモグラフィ装置。
  6. 請求項5記載の装置において、
    前記表示手段は、複数の表示部を有し、前記圧迫残り時間に応じて駆動される前記表示部の個数が制御されることを特徴とするマンモグラフィ装置。
  7. 請求項5記載の装置において、
    前記表示手段は、前記圧迫残り時間に係る情報に応じた色を表示することを特徴とするマンモグラフィ装置。
  8. 請求項1記載の装置において、
    前記提示手段は、前記圧迫残り時間に係る情報を音で報知する報知手段からなることを特徴とするマンモグラフィ装置。
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