JP2016538075A - マンモグラフィ装置 - Google Patents

Abstract

本発明は、マンモグラフィ装置に関し、特にマンモグラフィ装置のユーザインタフェースに関する。本発明に係わるマンモグラフィ装置は、或る基本構造部およびかかる基本構造部に配置されたユーザインタフェース構成を備え、ユーザインタフェース構成は、ユーザインタフェースのビューの向きを、ビューが装置の操作者のみによって視認されることができる向き、および、撮像のために位置決めされた患者によって視認されることができる向きのいずれにも調整することができるように実装されている。

Description

本発明は、マンモグラフィ装置に関し、特にマンモグラフィ装置のユーザインタフェースに関する。

乳がんは、女性において最も一般的な種類のがんである。調査によれば、女性の１０人に約１人が生涯の或る時点で乳がんに罹患する。乳がんが症状に基づき発見される時、病気は、回復に向けての予後が相対的に良くないステージまで既に進んでしまっていることが多い。４０歳を超える女性のために多くの国で用意されているスクリーニングプログラムにおいて発見される事例もいくつかある。スクリーニングによって非常に早期のがんが見つかることも多く、それにより、見つかったがんの治療を手遅れにならないうちに開始することができるため、回復の見込みがより高くなる。

マンモグラフィは、臨床的試験法としての乳がんスクリーニング、および、経過診断における乳がんスクリーニングの両方において広く使用されている方法である。マンモグラフィはＸ線撮像方法であり、この目的のために具体的に設計した装置が使用される。スクリーニングの研究において、マンモグラフィは、感度が９０％〜９３％、特異度が９０％〜９７％であることが報告されている。この報告は、スクリーニングの研究が有用であること、および、乳がんのスクリーニングによる早期の発見によって人命を救うことができることを示している。マンモグラフィによって、乳がんによる死亡率が５０歳を超えた女性では３５％、４０歳〜５０歳の年齢の女性では２５％〜３５％減少することが証明されている。

マンモグラフィ画像は、石灰化、すなわち乳房の軟組織内のカルシウムの小さな沈着物等の乳房内の様々な異常を発見するために検査される。一般的に石灰化を、乳房の触診よって発見することはできないが、Ｘ線画像で視認することができる。大きな石灰化は一般的にはがんには関連せず、小さなカルシウム沈着の集積（すなわち、いわゆる微小石灰化）が乳がんに関連し得る余分な乳房細胞活性の兆候である。マンモグラフィによって発見されるべき他の特徴には嚢胞および繊維腺腫が含まれるが、これらは一般的にはがんとは関連しない。

従来のスクリーニングマンモグラフィでは、通常、乳腺が２つの圧迫プレート間で圧迫され、また、上方からと斜め方向からとの少なくとも２回放射線で曝射される。必要に応じて、追加的な第３の画像が真横から撮影される。組織層が、そのような撮像の際のＸ線ビーム方向に互いに重なっているため、これら照射によって、２次元画像が形成されるが、この場合、高い吸収性の構造が当該構造の下にある構造の発見を阻害し得る。

マンモグラフィの継続的な改良によって、患者の乳房の断層画像を生成する新たなタイプのマンモグラフィ方法およびマンモグラフィ機器が得られた。これら新たなタイプのマンモグラフィ方法およびマンモグラフィ機器の解決策では、様々な角度で乳房の投影が数回行われ、適用可能な再構成アルゴリズムを使用することによって画像が生成される。画像情報から、すなわち個別の画像から、通常はいくつかの画像が構成され、これら画像は、乳房のＸ線検出器の表面と平行な層を表す。それにより、互いに重なる組織構造を検出することができるようになる。

典型的なデジタルマンモグラフィ装置は、フレーム部と、Ｃアームまたは、フレーム部に回転可能に接続された対応する構造部と、を備える。Ｃアームの第１の端部にＸ線源が、第２の端部に放射線検出器が配置されている。「撮像手段」という用語が、多くの場合これら機器に対して使用される。実質的に上記のＸ線源と検出器との間の領域内に、通常は検出器の近傍に圧迫構造部が配置されており、この圧迫構造部は、曝射時間中、乳房を圧迫して位置決めするように設計されている。

マンモグラフィを受ける患者は、程度の差はあるが心配を感じることが多く、この心配は、検査によって発見され得る疾患そのものに関する漠然とした不安のみならず、撮像プロセスのために乳房を圧迫することまたは乳房組織内に生検針を刺すことによって引き起こされ得る身体的苦痛の不安等にも関し得る。患者の心配が患者の行動に影響し得、ひいては撮像または試料採取の成功に影響し得るため、患者の不安を緩和することができるあらゆる手段が歓迎される。

マンモグラフィ装置のユーザインタフェースは旧来、固定された構造部であり、名称が示唆するように、マンモグラフィ装置のユーザによって視認され、使用されるように具体的に設計されている。そのような解決策には実際には、患者の不安を緩和する働きはない。

組み込まれた構造部を有し、この構造部によって、例えば患者の不安を緩和すること、または、来たるオペレーションの情報もしくはオペレーション中の情報を患者に送達することができる、新たな種類のマンモグラフィ装置を実現することが本発明の目的であり、本発明の好ましい実施形態である。かかる目的は、患者に情報を送達する新たな種類の可能性を提供する本発明によるものである。

本発明の上記目的は、添付の独立請求項の解決策によって達成される。本発明のいくつかの好ましい実施形態を、添付の従属請求項において提示する。

本発明および本発明の好ましい実施形態では、マンモグラフィにおける撮像中もしくは生検処置中に患者を案内しかつ落ち着かせる新たな種類の方法、または、情報を提供する新たな種類の方法が提供される。

以下、本発明のいくつかの実施形態およびそれら実施形態の利点を、添付の図面も利用して詳細に説明する。

本発明に係わるマンモグラフィ装置の構造を示す図である。 上方から見た斜めの撮像位置における図１に係わるマンモグラフィ装置を示す図である。 上方から見た斜めの撮像位置における図１に係わるマンモグラフィ装置を示す図である。 上方から見た斜めの撮像位置における図１に係わるマンモグラフィ装置を示す図である。 患者の位置決めを容易にする情報がマンモグラフィ装置に接続されたスクリーン上に提示されている状況の解決策を示す図である。 マンモグラフィ撮像装置に関連する、情報を提示するための構成を示すダイヤグラムである。

図１に提示されたマンモグラフィ装置（１）は、実質的に垂直に直立しているフレーム部（１０）およびフレーム部（１０）に接続されたアーム構造部（１１）からなる。Ｘ線源（１２）がアーム構造部（１１）の上部に、アーム構造部（１１）のカバー内に配置され、Ｘ線源（１２）は、検出器ハウジング（１３）内に配置された検出器（１８）方向に、マンモグラフィ装置の上側圧迫プレート（１４）を（そのような上側圧迫プレートが装置に取り付けられている場合に）貫通して通過するビームを発生させるために配置されている。検出器ハウジング（１３）または対応する構造部は通常、下側トレイ構造部（１５）内に配置されている。下側トレイ構造部（１５）を、マンモグラフィ装置内に固定された構造部とすることも、着脱可能に取り付けて配置することもできる。下側トレイ構造部（１５）の上面が典型的に、乳房が撮像のために位置決めされるプラットフォームとして機能する場合、かかる構造部はまた、下側圧迫プレートと呼ばれることも多い。図１に係わる解決策では、取付け手段（１６）が下側トレイ構造部（１５）に配置され、それにより下側トレイ構造部（１５）はマンモグラフィ装置（１）に着脱可能に接続されることができる。また、以下にさらに詳細に説明する、本装置のユーザインタフェースに属するスクリーン（１７）が図１に係わるマンモグラフィ装置に配置されている。

図２ａ〜図２ｃは、上方から見た斜めの撮像位置における図１に係わるマンモグラフィ装置を示す。２つのタッチスクリーン（１７）が、本装置のフレーム部（１０）の両側面上に配置されている。タッチスクリーン（１７）の本装置のフレーム部（１０）への取付けはジョイント接合である。その結果、タッチスクリーン（１７）の向きを少なくとも第１のポジションおよび第２のポジションの両方に変えることができる。第１のポジションでは、タッチスクリーン（１７）の向きは、患者が撮像または各オペレーションのために位置決めされる本装置の下側トレイ構造部（１５）とは反対方向に調整され（図２ａ）、第２のポジションでは、タッチスクリーン（１７）の向きは、少なくとも部分的に下側トレイ構造部（１５）方向に調整されている（すなわち、タッチスクリーン（１７）のポジションは、患者の視線がスクリーン（１７）まで達するようなポジションである）（図２ｂ）。

上記ポジションの中間のポジションであって、診察のために適用されることができ、例えばスクリーン（１７）がマンモグラフィ装置の操作者および患者の両者によって良好に視認されるポジションが図３に提示される。

図２ａに係わるタッチスクリーン（１７）の第１のポジションは、マンモグラフィ装置のオペレーションの制御時、または、患者に見られたくないかもしくは患者が見る必要がない情報をタッチスクリーン上に提示する時に使用されることができる。また、図２ｂに係わるポジションおよび特に図２ｃに係わるポジションも、マンモグラフィ装置のオペレーションの制御時に使用されることができるが、タッチスクリーン（１７）のこれらのポジションは特に、患者に情報を送達するために使用されるように設計されている。

図４に関し、本発明の好ましい一実施形態によれば、タッチスクリーン（１７）は、例えば撮像パラメータ値または撮像プロセスの残り時間を表示するために、マンモグラフィ装置の制御システムに機能的に接続配置されている。一例を挙げると、正確にいつ曝射が開始され、患者が静止したままでいるべきか、または、進行中のオペレーションがさらにどれだけ継続するかについての情報がディスプレイ上に送達されることができる。このような機能的接続を、患者データベース等とも行うことができることにより、本発明に係わる好ましい一実施形態には、患者の以前に撮影された画像が記録されている情報システムに、タッチスクリーン（１７）が機能的に接続配置される解決策が含まれる。そのように、同一の対象が再撮像される時、または、生検が開始されるかもしくは進行中である時に患者の位置決めを容易にするために、そのような画像から得られる情報を使用することが知られている。かかる情報には、検出結果に関する画像に対してなされる測定マーキング（measurement markings）等が含まれ得る。しかしながら従来技術によれば、そのような以前に撮影された画像は或る離隔したワークステーションで検討されるが、本発明では、情報が必要とされる場所の近傍まで画像を近づけることができる。この場合、上記構成には好ましくは、以前に撮影された患者の乳房の画像であって、特に乳房が撮像装置に位置決めされている向きと同一の向きの患者の乳房の画像を提示することができる可能性が含まれる。かかる画像においては、前述のように、検出結果に関する測定マーキング等がなされていてもよい。図３は、そのような状況を示す。

適切なシステムに機能的に接続されているタッチスクリーンがマンモグラフィ装置の撮像ステーションに接続配置されている場合、オペレーションの対象である乳房の以前の画像の特徴を変更することだけでなく、乳房の、或るオペレーションのための新たな位置決めに関する画像についての測定マーキングを行うことができる。

撮像イベントまたは生検イベントの様々な段階の患者を案内すること、および、そのような患者に情報を伝達することは、例えば、かなりの時間を要し得るオペレーション中、患者が静止することを助けること等によって処置の成功を達成する援けとなることができる。

また、本発明に係わるタッチスクリーンによる解決策は、患者の乳房が撮像のために圧迫されている時に患者自身がマンモグラフィ装置のオペレーションを制御することができるように実現されることもできる。患者が圧迫プロセスを患者自身で制御できる時、患者はマンモグラフィ装置がよりいっそう乳房を圧迫するようにさえし得るという研究を考慮すると、そのような解決策には乳房を圧迫することに関する患者の不安を軽減する傾向がある。したがって本発明に係わる上記解決策によって、マンモグラフィ装置のオペレーションを制御するために配置されたタッチスクリーン（１７）をマンモグラフィ装置の下側トレイ構造部（１５）の非常に近くに近づけることができることにより、患者がタッチスクリーン（１７）を介して図１に係わる装置の上側圧迫プレート（１４）の移動等を患者自身で制御することができる。

本発明の一実施形態では、タッチスクリーン（１７）のジョイント接合は、動力化されて実現されている。この場合、少なくとも１つのオペレーションモードをマンモグラフィ装置の制御システムに配することができ、当該少なくとも１つのオペレーションモードに従って、タッチスクリーン（１７）の向きは、自動的に当該オペレーションモードにおいてタッチスクリーン（１７）用に指定されたポジションに変わる。このようにタッチスクリーン（１７）のポジションは、オペレーションモードがいずれの処置に関するかに応じて、または、制御システムによるスクリーン上への表示内容に応じて変化するように設定されることができる。タッチスクリーン（１７）の向きは、例えば撮像プロセスの残り時間がスクリーン上に表示される時、例えば患者方向に変わるように配置されることができる。一方、ジョイント接合の向きが手動で変えられるように実装される場合も、１つ以上のビューが制御システムにおいて定義され得る。これらビューは、タッチスクリーン（１７）の向きが患者の視界に入るポジション（すなわち、下側トレイ構造部（１５）方向に調整されたポジション）に変わる時に自動的にタッチスクリーン（１７）上に表示される。

スクリーン上に提示されたビューの向きの変更は、ジョイント接合によってではなく、スクリーン上にスライドするかもしくは回転する偏光膜または他の類似の塗布物を配置することによって実施されることができる。

本装置内で使用されるスクリーンを、最も単純でも、単なるスクリーンとすることができるが、好ましくは、実在する旧来のタッチスクリーン、または、他のスクリーンを有するユーザインタフェースのいずれかとすることができる。

したがって、本発明に係わるマンモグラフィ装置および本発明のマンモグラフィ装置の好ましい実施形態には、制御システムを具備し、また、実質的に垂直に直立しているフレーム部（１０）、または、壁もしくは天井に取付け可能なフレーム部（１０）と、かかるフレーム部（１０）に接続し、水平回転軸を中心にして回動可能なアーム構造部（１１）であって、アーム構造部（１１）の両端部の実質的に第１の端部にＸ線源（１２）が配置され、実質的に第２の端部に画像データ受信手段（１８）が配置され、実質的に画像データ受信手段（１８）の上に位置している下側トレイ構造部（１５）が追加的にアーム構造部（１１）の第２の端部に接続配置されている、アーム構造部（１１）と、を有する装置が含まれる。本マンモグラフィ装置のユーザインタフェース構成には、少なくとも１つのスクリーン（１７）、少なくとも１つのタッチスクリーン（１７）、または、均等物であって、本装置のフレーム部（１０）にジョイント接合によって取り付けられているか、または、スクリーン上に提示される情報を視認することができる方向が調節される技術を用いて実装されている、スクリーン（１７）、タッチスクリーン（１７）、または、均等物が含まれている。使用される構造に関わらず、ユーザインタフェース構成は、スクリーン（１７）またはタッチスクリーン（１７）のビューが少なくとも２つの異なる方向に向けられることができるように実現されている。ビューは、これら方向の第１の方向では、下側トレイ構造部（１５）とは反対方向に向けられ、もう一方の方向では、少なくとも部分的に下側トレイ構造部（１５）方向に向けられている。

好ましくは、本装置のフレーム部（１０）は、垂直に延在している、床に取り付けられた構築物（construction）と、下側トレイ構造部（１５）から見て、フレーム部（１０）の両側面上の少なくとも一方に配置されているスクリーン（１７）またはタッチスクリーン（１７）と、を有する。スクリーンのジョイント接合は動力化されて実装されることができ、本装置の制御システムは、少なくとも１つのオペレーションモードを含むことができる。かかる少なくとも１つのオペレーションモードに従って、スクリーン（１７）またはタッチスクリーン（１７）の向きは、上記オペレーションモードが関連するオペレーションまたは制御システムによるスクリーン（１７）またはタッチスクリーン（１７）上への表示内容に応じて、自動的に当該オペレーションモードによってスクリーン（１７）またはタッチスクリーン（１７）用に決定されたポジションに変わる。制御システムでは、１つ以上のビューが定義されていてもよい。これらビューは、ディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）の向きがある特定のポジション、特にディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）が本装置の下側トレイ構造部方向を向くポジション（すなわち、撮像のために本装置内で位置決めされた人の視線がスクリーンまで達するポジション）に変わる時に、自動的にディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）上に提示される。また、本装置へのジョイント接合を、スクリーン（１７）またはタッチスクリーン（１７）を実質的に下側トレイ構造部（１５）近傍に、特に腕の長さ以内に近づけることができるように実装することもできる。さらに、本装置には、撮影された患者の画像が記録される情報システムと本装置とを機能的に接続する手段、および、情報システム内に記録された画像をスクリーン（１７）またはタッチスクリーン（１７）上に提示する手段が配置されていることができる。好ましくは、画像を提示するためのこれら手段には、乳房が撮像または他のオペレーションのために下側トレイ構造部（１５）上に位置決めされている向きに対応する向きに上記画像を提示する手段が含まれる。

Claims (7)

1. − 実質的に垂直に直立しているフレーム部（１０）、または、壁もしくは天井に固定されることができるフレーム部（１０）と、
   − 前記フレーム部（１０）に接続し、水平回転軸を中心にして回動可能なアーム構造部（１１）であって、
   − 前記アーム構造部（１１）の両端部の実質的に第１の端部にＸ線源（１２）が配置され、実質的に第２の端部に画像データ受信手段（１８）が配置され、
   − 実質的に前記画像データ受信手段（１８）の上に位置している下側トレイ構造部（１５）が追加的に前記アーム構造部（１１）の前記第２の端部に接続配置されている、アーム構造部（１１）と、
   − 制御システムおよび前記制御システムに接続しているユーザインタフェース構成と、を有する、マンモグラフィ装置であって、
   前記ユーザインタフェース構成は、少なくとも１つのディスプレイ（１７）または少なくとも１つのタッチスクリーン（１７）を含み、前記少なくとも１つのディスプレイ（１７）または少なくとも１つのタッチスクリーン（１７）は、
   − 前記フレーム部（１０）にジョイント接合によって取り付けられているか、または、
   − 前記ディスプレイ上の情報を視認することができる方向が調節される技術を用いて実装されているため、
   前記少なくとも１つのディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）のビューの向きは、少なくとも２つの方向に調整されることができ、前記ビューの向きは、前記少なくとも２つの方向の第１の方向では、前記下側トレイ構造部（１５）とは反対方向に調整され、かつ、前記少なくとも２つの方向の第２の方向では、少なくとも部分的に前記下側トレイ構造部（１５）方向に調整されている、マンモグラフィ装置。
2. 前記装置の前記フレーム部（１０）は、垂直に延在している、床に取付け可能な構造部を備え、前記ディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）は、前記下側トレイ構造部（１５）から見て、前記フレーム部（１０）の両側面上の少なくとも一方において、前記垂直に延在している、床に取付け可能な構造部に配置されている、請求項１に記載のマンモグラフィ装置。
3. 前記少なくとも１つのディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）は、前記フレーム部（１０）にジョイント接合によって取り付けられ、前記ジョイント接合は、動力化されて実現され、前記制御システムは、少なくとも１つのオペレーションモードを含み、前記少なくとも１つのオペレーションモードに従って、前記ディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）の向きは、前記オペレーションモードが関連するオペレーションまたは前記制御システムによる前記ディスプレイまたはタッチスクリーン（１７）上への表示内容に応じて、自動的に前記オペレーションモードによって前記ディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）用に決定されたポジションに変わる、請求項１または２に記載のマンモグラフィ装置。
4. １つ以上のビューが、前記ディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）の向きが第２のポジションに変わる時に自動的に前記ディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）上に提示されるように定義されている、請求項１〜３のいずれか一項に記載のマンモグラフィ装置。
5. 前記少なくとも１つのディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）は、前記フレーム部（１０）にジョイント接合によって取り付けられ、前記ジョイント接合は、前記ディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）を実質的に前記下側トレイ構造部（１５）近傍に、特に腕の長さの範囲内に近づけることができるように実現されている、請求項１〜４のいずれか一項に記載のマンモグラフィ装置。
6. 前記装置には、患者の画像が記録される情報システムと前記装置とを機能的に接続する手段、および、前記情報システム内に記録された前記患者の画像を前記ディスプレイ（１７）またはタッチスクリーン（１７）上に表示する手段が配置されている、請求項１〜５のいずれか一項に記載のマンモグラフィ装置。
7. 画像を表示するための前記手段には、乳房が前記下側トレイ構造部（１５）上に位置決めされている向きに対応する向きに前記画像を提示する手段が含まれている、請求項６に記載のマンモグラフィ装置。