JP3493771B2 - X線制御装置 - Google Patents

X線制御装置

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JP3493771B2
JP3493771B2 JP30543394A JP30543394A JP3493771B2 JP 3493771 B2 JP3493771 B2 JP 3493771B2 JP 30543394 A JP30543394 A JP 30543394A JP 30543394 A JP30543394 A JP 30543394A JP 3493771 B2 JP3493771 B2 JP 3493771B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線透視撮影装置と
組み合わせるのに好適なX線高電圧装置のX線制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】X線高電圧装置のX線制御装置は、X線
一般撮影装置や、透視撮影装置あるいはブッキ撮影装置
などの各種のX線撮影装置と組み合わせて使用されるの
が普通である。そこで、X線透視撮影装置と組み合わせ
る場合に備えて、透視条件や透視モードを設定できるよ
うに構成されている。ここで、透視モードとは、X線の
連続曝射による連続透視モードや、X線のパルス状曝射
によるパルス透視モードなどであり、これらが選択でき
るとともに、パルス透視モードでは、さらにパルスレイ
トを任意に設定できるようになっている。
【0003】従来では、実際の被検者の透視・撮影部位
に応じて、術者が、その部位が動きのある部位であるか
否かを判断し、それにしたがって透視モードをマニュア
ル設定している(連続透視かパルス透視かの設定および
パルスレイトの設定を行なう)。つまり、連続透視ある
いはパルス透視でパルスレイトを速くした場合には速い
動きに追従することができるが被曝線量が多くなり、パ
ルス透視でパルスレイトを遅くした場合には被曝線量は
少ないが速い動きをとらえることができなくなるので、
これらを勘案して、術者が透視モードを決定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、術者が透視モードをいちいち決定し、マニュア
ル設定を行なうのでは、非常にわずらわしいという問題
がある。すなわち、透視モードは検査部位や検査目的な
どに応じて、それに適切なモードがあらかじめわかって
いる場合が多いにもかかわらず、いちいちマニュアルで
設定するのは煩雑である。
【0005】この発明は、上記に鑑み、透視モードをあ
らかじめプリセット設定することにより、透視モードを
いちいちマニュアルで設定する煩雑さを解消し、操作性
を向上させた、X線制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明によるX線制御装置においては、X
線一般撮影、立位ブッキ撮影、水平ブッキ撮影、断層撮
影、透視直接速写撮影、透視間接速写撮影の一つを選択
する術式選択キーを備える術式選択器と、キー操作によ
り、透視条件から自動的に撮影条件が設定されて自動的
に撮影が行われる撮影方式の選択、2コントロール方式
か3コントロール方式かの撮影条件設定方式の選択、お
よび焦点の選択を、個別に行うとともに、プリセット選
択キーの操作に応じたプリセット番号を選択する撮影条
件・焦点・プリセット選択器と、キー操作により透視条
件および撮影条件を設定する透視・撮影条件設定器と、
連続透視モードとパルス透視モードとを選択するととも
にパルス透視モードでのパルスレイトを選択する透視モ
ード選択器と、これら選択および設定された撮影方式、
焦点を含む各種設定、透視・撮影条件および透視モード
の設定値を選択された術式のプリセット番号に関連付け
てプリセットメモリに書き込む入力回路と、操作された
術式選択キーおよびプリセット選択キーに対応して上記
プリセットメモリから撮影方式、焦点を含む各種設定、
透視・撮影条件および透視モードのプリセット値を読み
出して設定する手段とが備えられることが特徴となって
いる。プリセットメモリには、撮影方式、焦点を含む各
種設定、透視・撮影条件に加えて、透視モードの設定値
も、各術式ごとにプリセット番号に関連付けて記憶され
ており、この記憶値が術式選択キーおよびプリセット選
択キーを操作することによって読み出されてただちにそ
の読み出された値通りの撮影方式、焦点、透視・撮影条
件および透視モードに設定される。そこで、たとえば術
式および検査部位ごとに、それにふさわしい透視・撮影
条件や透視モード等を、術式およびプリセット番号に対
応させてプリセットしておけば、術式および検査部位が
決まったとき、その術式に対応する術式選択キーを操作
するとともにその部位に対応する番号のプリセット選択
キーを操作することにより、適切な透視・撮影条件や透
視モードなどをただちに設定することができ、操作性が
向上し、術者の操作のわずらわしさが解消される。ま
た、適切な透視モードが設定されるため、被検者に対す
る余分なX線被曝を避けることができる。とくに、透視
・撮影条件や透視モードの設定値が選択された術式ごと
にプリセット番号に関連付けてプリセットメモリに書き
込まれ、かつ術式選択キーおよびプリセット選択キーを
操作するとプリセットメモリから対応するプリセット値
が読み出されて設定されるというように、術式優先型の
プリセットとなっている。
【0007】 上記の目的を達成するため、請求項2の
発明によるX線制御装置においては、X線一般撮影、立
位ブッキ撮影、水平ブッキ撮影、断層撮影、透視直接速
写撮影、透視間接速写撮影の一つを選択する術式選択キ
ーを備える術式選択器と、キー操作により、透視条件か
ら自動的に撮影条件が設定されて自動的に撮影が行われ
る撮影方式の選択、2コントロール方式か3コントロー
ル方式かの撮影条件設定方式の選択、および焦点の選択
を、個別に行うとともに、プリセット選択キーの操作に
応じたプリセット番号を選択する撮影条件・焦点・プリ
セット選択器と、キー操作により透視条件および撮影条
件を設定する透視・撮影条件設定器と、連続透視モード
とパルス透視モードとを選択するとともにパルス透視モ
ードでのパルスレイトを選択する透視モード選択器と、
これら選択および設定された術式、撮影方式、焦点を含
む各種設定、透視・撮影条件および透視モードの設定値
をプリセット番号に関連付けてプリセットメモリに書き
込む入力回路と、操作されたプリセット選択キーに対応
して上記プリセットメモリから術式、撮影方式、焦点を
含む各種設定、透視・撮影条件および透視モードのプリ
セット値を読み出して設定する手段とが備えられること
が特徴となっている。プリセットメモリには、術式、撮
影方式、焦点を含む各種設定、透視・撮影条件に加え
て、透視モードの設定値も、プリセット番号に関連付け
て記憶されており、この記憶値がプリセット選択キーを
操作することによって読み出されてただちにその読み出
された値通りの術式、撮影方式、焦点、透視・撮影条件
および透視モードに設定される。そこで、たとえば術式
および検査部位ごとに、それにふさわしい透視・撮影条
件や透視モード等を、プリセット番号に対応させてプリ
セットしておけば、術式および検査部位が決まったと
き、その術式および部位に対応するプリセット選択キー
を操作することにより、適切な透視・撮影条件や透視モ
ードなどをただちに設定することができ、操作性が向上
し、術者の操作のわずらわしさが解消される。また、適
切な透視モードが設定されるため、被検者に対する余分
なX線被曝を避けることができる。とくに、術式、透視
・撮影条件や透視モードの設定値がプリセット番号に関
連付けてプリセットメモリに書き込まれ、かつプリセッ
ト選択キーを操作してそのプリセット番号を選べばプリ
セットメモリから対応するプリセット値が読み出されて
設定されるというように、プリセット優先型のプリセッ
トとなっており、プリセット選択キーを操作するだけ
で、そのプリセット値通りに透視・撮影するようただち
に設定できる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の
一実施例にかかるX線制御装置を示すもので、この図に
示すように、術式選択器21、撮影方式・焦点・プリセ
ット選択器22、透視・撮影条件設定器23および透視
モード選択器24の入力装置が入力回路34を経てCP
U31のバスライン32に接続されている。また、この
バスライン32には、術式表示器25、撮影方式・焦点
・プリセット表示器26、透視・撮影条件表示器27お
よび透視モード表示器28の出力装置が出力・表示回路
35を経て接続されている。さらにこのバスライン32
にはプログラムメモリ33が接続され、プログラムメモ
リ33に格納されているプログラムがバスライン32を
経てCPU31に読み込まれ、そのプログラムにしたが
った動作が行なわれるようになっている。また、バスラ
イン32には、術式選択メモリ41、術式メモリ42お
よびプリセットメモリ44が接続されている。術式選択
メモリ41と術式メモリ42にはバッテリー43が接続
されていて電源のオフ時にもその内容が保持されるよう
になっている。また、プリセットメモリ44は電気的に
書き込み可能な読み出し専用メモリ(EEPROM)に
より構成されていて、電源がオフにされてもその記憶が
保持される。
【0009】図2はこのX線制御装置の操作パネル面を
示すものである。この操作パネル面には、図2に示すよ
うに、電源スイッチ51、術式選択キー52、オート撮
影選択キー53、フォトタイマ撮影選択キー54、撮影
条件設定方式選択キー55、焦点選択キー56、管電圧
設定キー57、管電流設定キー58、撮影時間設定キー
59、濃度設定キー60およびプリセット選択キー50
などの撮影用の入力装置の操作部が備えられている。ま
た撮影条件表示器61が設けられている。この撮影条件
表示器61には、撮影時の管電圧(kV)と管電流(m
Aまたは管電流時間積mAs)と撮影時間(ms、se
c)とを表示する表示部に加え、管球番号表示器62、
63、Ready表示器64、曝射表示器65、異常表
示器66、条件オーバー表示器67、フォトタイマ表示
器68および濃度表示器69が備えられている。
【0010】さらに、この操作パネル面には、上記の撮
影用の入力装置の操作部および表示装置の他に、透視用
の入力装置の操作部および透視条件表示器81、透視モ
ード表示器82が備えられている。透視用の入力装置の
操作部として、透視管電圧設定キー71と、IBSキー
72と、リセットキー73と、ブザー停止キー74と、
透視モード選択キー75と、透視パルスレイト選択キー
76とが備えられる。透視条件表示器81には、透視時
の管電圧(kV)と管電流(mA)と時間(min)と
が表示される。透視モード表示器82には、選択された
透視モードが表示される。
【0011】これら多数のキーのうち、キー50、5
1、52、53、54、55、56、72、74、75
には、左上に表示ランプ(図2では○で示されている)
が備えられており、押されるとその表示ランプが点灯し
てその押された状態になっていることの表示がなされ
る。
【0012】さらに詳しく説明すると、電源スイッチ5
1を押して電源をオンにするとX線管のフィラメントに
電流が流れて加熱され、所定時間経過後に撮影可能な状
態になり、Ready表示器64が点灯する。術式選択
キー52は術式選択器21の操作部を構成するもので、
この実施例では、6つのキーが備えられていて、その一
つが押されることにより、X線一般撮影、立位ブッキ撮
影、水平ブッキ撮影、断層撮影、透視直接速写撮影、透
視間接速写撮影の6つの術式の一つが選択されるように
なっている。オート撮影選択キー53は、これを押すこ
とにより透視条件から自動的に撮影条件が設定されて自
動的に撮影が行なわれる撮影方式を選択するものであ
る。また、フォトタイマ撮影選択キー54は、フォトタ
イマ撮影を選択するためののものである。これらを押さ
ない場合に、マニュアル撮影が行なわれることになる。
これらのキー53、54により、オート撮影かフォトタ
イマ撮影かマニュアル撮影を選択できる。フォトタイマ
撮影選択キー54が押されている場合に、フォトタイマ
表示器68が点灯する。
【0013】撮影条件設定方式選択キー55は、2コン
トロール方式(管電圧および管電流時間積で撮影条件を
設定する方式)か3コントロール方式(管電圧、管電流
および撮影時間で撮影条件を設定する方式)を選択する
ためのもので、このキー55を押すと、3コントロール
方式が選択でき、押さなければ2コントロール方式とな
る。焦点選択キー56は、これを押すと小焦点を選択で
き、押さなければ通常の焦点となる。管電圧設定キー5
7は管電圧(kV)を増減させるものであり、管電流設
定キー58は管電流(mAまたは管電流時間積mAs)
を増減させるもので、撮影時間設定キー59は撮影時間
を長くしたり短くしたりするものである。設定された管
電圧、管電流(または管電流時間積)は撮影条件表示器
61において表示される。濃度設定キー60は濃度を7
段階程度の中から選択して設定するもので、主にフォト
タイマ撮影のときに用いられる。設定された濃度は濃度
表示器69で表示される。
【0014】透視管電圧設定キー71により透視時の管
電圧(kV)を増減でき、こうして設定された管電圧が
透視条件表示器81により表示される。IBSキー72
を押すと、IBS(透視輝度自動調整装置)が動作させ
られる。リセットキー73は透視時間を0にリセットす
るものである。またキー74は透視を始めて4分30秒
経過すると鳴るブザーをリセットして停止させて透視を
継続させるためのものである。
【0015】さらに、透視モードについては、キー75
を押すことにより点灯してパルス透視モードが選択さ
れ、もう一度押すと連続透視モードが選択されるように
なっている。キー76はパルス透視モードについての、
パルスレイトを選択するものである。パルス透視モード
は図3に示すようにX線をパルス状に曝射して透視を行
なうモードであり、連続透視モードはX線を連続的に曝
射して透視を行なうモードである。この実施例では、パ
ルス透視モードは、X線のパルス状曝射のパルスレイト
に応じてモード1、モード2、モード3の3つから選択
できるようになっている。キー76を押すごとに、この
モード1、モード2、モード3が順次選択され、その選
択状態が透視モード表示器82で表示される。
【0016】ここで、パルス透視モードのモード1で
は、図3の(a)に示すようなテレビのフレーム同期信
号(1秒に30回)に同期して、図3の(b)に示すよ
うに1秒間に30回のレイトでX線がパルス状に曝射さ
れる。またモード2は、図3の(c)に示すように、テ
レビのフレーム同期信号の1/2回に同期して、1秒間
に15回のレイトでX線がパルス状に曝射されるモード
である。モード3は、さらにその半分つまりテレビのフ
レーム同期信号の1/4回に同期して、1秒間に7.5
回のレイトでX線がパルス状に曝射されるモードであ
る。これらのパルス状曝射のパルス幅は4ミリ秒程であ
り、X線のパルス状曝射によって撮像管の撮像面に形成
された電荷像をテレビフィールドにしたがって読み出し
て表示し、あるいは電荷像を高速に読み出してメモリに
蓄え、このメモリからテレビフィールドにしたがった読
み出しを行なって表示する。
【0017】このX線制御装置において、術式選択キー
52のいずれかを押して6つの術式の一つを選択する
と、その選択された術式が術式選択メモリ41に記憶さ
れる。そして、キー53、54により撮影方式を、キー
55によって撮影条件設定方式を、キー56によって焦
点を、それぞれ選択した上で、キー57、58、59
(あるいはキー60)により撮影条件を設定する。また
透視条件の設定もキー71〜74等によって行ない、キ
ー75、76の操作により透視モードを選択する。こう
して透視・撮影を行なうが、このときの撮影方式(撮影
条件の設定方式を含む)、焦点、透視・撮影条件、透視
モードを後で用いたい場合には、プリセット選択キー5
0の1番〜6番のいずれかを押して書き込み操作を行な
うことにより、上記の術式のプリセット番号N(Nは1
〜6)に関連付けて、プリセットメモリ44に上記の撮
影方式、焦点等の各種設定、透視・撮影条件、透視モー
ドの設定値を書き込む。
【0018】この場合、一つの術式につき6つの異なる
プリセットが可能であり、したがって6つの術式につい
ては合計36通りのプリセットができることになる。こ
のプリセットされた各種設定、条件等を後で読み出して
使用したい場合は、術式選択キー52で術式を選択した
後、プリセット選択キー50のいずれかを押す。する
と、その押された術式選択キー52およびプリセット選
択キー50に対応する情報が入力回路34およびバスラ
イン32を経てプリセットメモリ44に送られ、このプ
リセットメモリ44からその術式およびプリセット番号
に対応する各種設定、条件等の読み出しが行なわれ、術
式メモリ42に転送される。そして、この術式メモリ4
2に格納された術式、撮影方式、焦点、透視・撮影条
件、透視モードがバスライン32を経ていったんCPU
31に読み込まれた後、バスライン32を経て出力・表
示回路35に送られ、術式表示器25(術式選択キー5
2の各々に備えられた表示ランプ)で術式が表示される
とともに、撮影方式・焦点・プリセット表示器26によ
る表示、つまりキー53、54、55、56、50の各
々の表示ランプの点灯により撮影方式、焦点、プリセッ
ト番号の表示がなされ、さらに透視・撮影条件表示器2
7(操作パネル面での撮影条件表示器61および透視条
件表示器81)で管電圧、管電流、時間等の表示がなさ
れるとともに、透視モード表示器28(操作パネル面で
はキー75の表示ランプおよび透視モード表示器82)
で透視モードの表示がなされる。
【0019】そこで、透視モードに関しては、モード1
のように速いレイトの場合、速い動きに追従した透視像
を得ることができるが反面被曝線量が多く、逆に、モー
ド3のように遅いレイトでは速い動きに追従できないが
被曝線量を少なくできることを考慮して、たとえば、動
きの速い心臓を撮像部位とする場合モード1を選択し、
透視直接速写撮影や透視間接速写撮影の術式のたとえば
プリセット番号1番としてプリセットしておく。また、
たとえば動きのない部位である手を撮像部位とする場合
には、モード3を選択して、透視直接速写撮影や透視間
接速写撮影の術式のたとえばプリセット番号2番として
プリセットしておく。すると、後に、心臓を検査部位と
して透視直接速写撮影や透視間接速写撮影の術式で透視
・撮影を行なう場合、それらの術式を術式選択キー52
で選択し、さらにプリセットキー50の1番を押せば、
ただちにそのモード1が設定された状態となる。また、
手を検査部位として透視直接速写撮影や透視間接速写撮
影の術式で透視・撮影を行なう場合、それらの術式を術
式選択キー52で選択した後、プリセットキー50の2
番を押せば、ただちにそのモード1が設定された状態と
なる。
【0020】プリセットされていない各種設定、条件等
を用いたい場合は、術式選択キー52を押した後、撮影
方式選択用のキー53、54を操作し、さらに撮影条件
設定方式選択キー55、焦点選択キー56を操作した
後、キー57、58、59を操作して撮影条件を入力す
る。また、透視条件、透視モードもキー71〜76によ
って入力する。こうして入力された情報は入力回路34
およびバスライン32を経ていったん術式選択メモリ4
1および術式メモリ42に格納された後、出力・表示回
路35に転送されて表示等が行なわれる。
【0021】術式メモリ42には、このようにプリセッ
トメモリ44から読み出した条件等やマニュアル設定し
た条件等が格納されるが、この条件等が術式選択キー5
2のそれぞれごとに保持させられる。つまり、この術式
メモリ42は、6つの術式の各々について、各種設定、
条件等を保持することになる。そこで、術式選択キー5
2の一つを押せば、それに対応した各種設定、条件等が
この術式メモリ42から読み出されて出力・表示回路3
5に送られる。そして、このような術式メモリ42の記
憶内容はバッテリー43により電源オフ時にも保持され
ている。また術式選択メモリ41の記憶内容もバッテリ
ー43により電源オフ時にも保持されているので、電源
をオフし再度投入した場合に、オフする直前に選択され
ていた術式が再度選択されるとともに、その術式で使用
されていた各種設定、条件等が術式メモリ42から読み
出されて出力・表示されることになる。そして、この場
合、他の術式を選択すれば、その術式について術式メモ
リ42に記憶されていた各種設定、条件等がこの術式メ
モリ42から読み出されて出力・表示される。
【0022】なお、上記では、術式選択キー52で術式
を選択した後、その術式に対応したプリセットキー50
を押すという構成となっていて、いわば術式優先型とな
っている。しかし、これに限られるわけではなく、プリ
セット優先型ともいうべき方式を採用することもでき
る。この場合、プリセット番号1〜6の各々に対応し
て、上記のような撮影方式、焦点、透視・撮影条件、透
視モードに加えて、術式をも、プリセットメモリ44に
記憶させる。そして、プリセットキー50の1番〜6番
のいずれかを押せば、その各番号に応じて記憶させられ
た、術式、撮影方式、焦点、透視・撮影条件、透視モー
ドがただちに設定できることになる。したがって、上記
の例でいえば、プリセットキー50の1番と2番に、心
臓と手の透視直接速写撮影(透視間接速写撮影)の術式
で透視・撮影を行なう条件等をそれぞれプリセットして
おくことにより、プリセットキー50の1番を押すだけ
で心臓を透視モード1で透視・撮影するようにただちに
設定でき、2番を押すと手を透視モード3で透視・撮影
するようにただちに設定できる。
【0023】その他、この発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々に変更可能である。たとえば検査部位に応じたプ
リセット設定ではなく、検査目的などに応じたプリセッ
ト設定もできる。
【0024】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、こ
の発明のX線制御装置によれば、透視モードをあらかじ
めプリセット設定し後でこれを読み出すことができるた
め、術者がいちいちマニュアル設定する煩雑さが軽減さ
れて操作性が向上する。また、検査部位や検査目的に最
適な透視モードのプリセット設定ができるので、不適切
な透視モードを選択して被検者に余分な被曝を与えるこ
とを解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるX線制御装置のブ
ロック図。
【図2】同実施例の操作パネル面を示す概略外観図。
【図3】同実施例の透視モードを示すタイムチャート。
【符号の説明】
21 術式選択器 22 撮影方式・焦点・プリセット選
択器 23 透視・撮影条件設定器 24 透視モード選択器 25 術式表示器 26 撮影方式・焦点・プリセット表
示器 27 透視・撮影条件表示器 28 透視モード表示器 31 CPU 32 バスライン 33 プログラムメモリ 34 入力回路 35 出力・表示回路 41 術式選択メモリ 42 術式メモリ 43 バッテリー 44 プリセットメモリ 50 プリセット選択キー 51 電源スイッチ 52 術式選択キー 53 オート撮影選択キー 54 フォトタイマ撮影選択キー 55 撮影条件設定方式選択キー 56 焦点選択キー 57 管電圧設定キー 58 管電流設定キー 59 撮影時間設定キー 60 濃度設定キー 61 撮影条件表示器 62、63 管球番号表示器 64 Ready表示器 65 曝射表示器 66 異常表示器 67 条件オーバー表示器 68 フォトタイマ表示器 69 濃度表示器 71 透視管電圧設定キー 72 IBSキー 73 リセットキー 74 ブザー停止キー 75 連続透視・パルス透視選択キー 76 透視モード選択キー 81 透視条件表示器 82 透視モード表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−196528(JP,A) 特開 平6−292082(JP,A) 特開 平5−258893(JP,A) 特開 平5−192319(JP,A) 特開 平4−288151(JP,A) 特開 平4−141152(JP,A) 特開 平2−223198(JP,A) 特公 昭46−32133(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05G 1/00 - 2/00 A61B 6/00 - 6/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線一般撮影、立位ブッキ撮影、水平ブ
    ッキ撮影、断層撮影、透視直接速写撮影、透視間接速写
    撮影の一つを選択する術式選択キーを備える術式選択器
    と、キー操作により、透視条件から自動的に撮影条件が
    設定されて自動的に撮影が行われる撮影方式の選択、2
    コントロール方式か3コントロール方式かの撮影条件設
    定方式の選択、および焦点の選択を、個別に行うととも
    に、プリセット選択キーの操作に応じたプリセット番号
    を選択する撮影方式・焦点・プリセット選択器と、キー
    操作により透視条件および撮影条件を設定する透視・撮
    影条件設定器と、連続透視モードとパルス透視モードと
    を選択するとともにパルス透視モードでのパルスレイト
    を選択する透視モード選択器と、これら選択および設定
    された撮影方式、焦点を含む各種設定、透視・撮影条件
    および透視モードの設定値を選択された術式のプリセッ
    ト番号に関連付けてプリセットメモリに書き込む入力回
    路と、操作された術式選択キーおよびプリセット選択キ
    ーに対応して上記プリセットメモリから撮影方式、焦点
    を含む各種設定、透視・撮影条件および透視モードのプ
    リセット値を読み出して設定する手段とを備えることを
    特徴とするX線制御装置。
  2. 【請求項2】 X線一般撮影、立位ブッキ撮影、水平ブ
    ッキ撮影、断層撮影、透視直接速写撮影、透視間接速写
    撮影の一つを選択する術式選択キーを備える術式選択器
    と、キー操作により、透視条件から自動的に撮影条件が
    設定されて自動的に撮影が行われる撮影方式の選択、2
    コントロール方式か3コントロール方式かの撮影条件設
    定方式の選択、および焦点の選択を、個別に行うととも
    に、プリセット選択キーの操作に応じたプリセット番号
    を選択する撮影方式・焦点・プリセット選択器と、キー
    操作により透視条件および撮影条件を設定する透視・撮
    影条件設定器と、連続透視モードとパルス透視モードと
    を選択するとともにパルス透視モードでのパルスレイト
    を選択する透視モード選択器と、これら選択および設定
    された術式、撮影方式、焦点を含む各種設定、透視・撮
    影条件および透視モードの設定値をプリセット番号に関
    連付けてプリセットメモリに書き込む入力回路と、操作
    されたプリセット選択キーに対応して上記プリセットメ
    モリから術式、撮影方式、焦点を含む各種設定、透視・
    撮影条件および透視モードのプリセット値を読み出して
    設定する手段とを備えることを特徴とするX線制御装
    置。
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