JPS6025880B2 - 複数のレントゲン撮影システムを備えたレントゲン診断装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は複数のレントゲン撮影システムおよび共通の
操作パネルを備えたレントゲン診断装置であって、操作
パネル撮影システムに対する給電制御装置が付属し、か
つ操作パネルに各々の撮影システムに対する撮影データ
のプログラム化された調整のためのスイッチ手段を有す
る選択装置と撮影システムのそれぞれ１つを給電制御装
置に接続するための手敷駆動可能のスイッチ装置とが備
えられるようになったものに関する。

この種の公知のレントゲン診断装直においては、複数の
診察箇所によって行なわれ得る３６の撮影態様に対して
３６の器管キーが、操作パネルに配置される。

撮影データの選択のためのキーが多数あるために、公知
の操作パネルは操作の際極めてわかりずらし、。

この発明の目的は、撮影データのプログラム化された調
整のための選択装置が公知の操作パネルにおけるよりも
著しく少ないスイッチ手段をもち、したがって操作は公
知の操作パネルにおけるよりも著しくわかりやすく、か
つ操作パネルの構成も簡単になるような、冒頭に述べた
種類のレントゲン診断装置を得ることにある。

この目的は本発明によれば、選択装置の各々の選択位置
に複数の撮影データ組みが対応し、すべてのスイッチ手
段に共通のプログラムセレクタが存在し、該プログラム
セレクタによってその各々のスイッチ位置において各々
の選択位置に対してそれぞれ１つの撮影データ組みが選
択可能であることによって達成される。

この発明によるレントゲン装置と公知の装置との本質的
な相違点は、各選択位置において、したがって例えば各
器官キーによって複数の撮影データ組みが接続され得る
こと、およびその時々の所望の撮影データ組みを選択可
能にする装置が備えられている点にある。この発明によ
るレントゲン診断装置の操作パネルにおいては、１つの
撮影システムに対して必要な撮影データのプログラム化
された調整のためには、選択位置の数で足りる。これに
対して公知の操作パネルにおける器官キーの総数は、個
々の撮影システムに対して必要な器官キーの総和に等し
い。この発明の特に効果的な発展形によれば、操作パネ
ルに撮影データのプログラム化された調整のための選択
装置と並んで、表示板が本のように折りたたみ可能に配
置され、該表示板上に選択位置に対応する身体部位が記
入されており、選択装置のそれぞれの選択位置に対応す
る身体部位は、表示板の折りたたみの際すべてその選択
位置のわきの列中に表示される。選択された撮影システ
ムに対応する表示板が折りたたまれる際、器官選択装置
の個々の選択位置に対応する身体部位の表示は自動的に
行なわれる。この発明の発展形によれば、プログラムセ
レク外ま、表示板の折りたたみの際選択装置の適当な撮
影データプログラムが自動的に選択されるように、表示
板と機能的に結合される。したがってこの発展形におい
ては、利用者は表示板の折りたたみとともに器官選択装
置に対するそれぞれの撮影データプログラムを選択する
ことになる。次に図示の実施例についてこの発明を説明
する。

第１図はこの発明によるレントゲン診断装置の概略を示
す。

この図において、レントゲン撮影のための２つの撮影シ
ステムが示され、そのうち１つのシステムはＸ線管１お
よびＸ線フィルムカセット２をもつ。患者３はＸ線管１
のＸ線照射によって、カセット２中のＸ線フィルム上に
撮影される。Ｘ線管１は２つの，焦点および２個のフィ
ラメントをもち、そのうちの１つが選択可能である。第
２の撮影システムは、Ｘ線管４およびＸ線画像増幅器６
の出力スクリーン結合されたフィルムカメラ５を有する
。患者７は衝立板８の上に位置する。Ｘ線管４も２つの
焦点をもつ。撮影システム１，２および４なし、し６は
共通の給電制御装置９に接続されている。これは高電圧
発生器と、×線管高鰭圧およびｍＡｓ積または自動露出
装置の感度のような撮影データの調整のための手段とを
有する。撮影データの選択のために、器官キー１１ない
し１７を備えたすべての撮影システムに共通の操作パネ
ル１０が存在する。器官選択装置のスイッチ手段を形成
する器官キー１１ないし１７の各々は、複数の撮影デー
タ組み、すなわち、この実施例においては両撮影システ
ム１，２および４なし・し６に応じて、２つの撮影デー
タ組みに対応している。器官キー１１なし、し１７に隣
接して表示板１８が配置される。

これの詳細については第４図および第５図によって後述
する。表示板１８は折りたたみ軸１９を中心に本のよう
な形で折りたたみ可能であり、器官キー１１なし、し１
７に対応する身体部位の名称が記入されている。これら
の身体部位は見易くするため第１図には記入されていな
い。身体部位は図示された７つの列において重ね合わさ
れて示され、したがって器官キー１１なし、し１７の各
々の上の表示板１８を折りたためば、対応する器官が表
示される。器官キー１１ないし１７によって接続され得
る撮影データ組みの選択は、表示板１８によって駆動さ
れ得るスイッチにより行なわれる。所望の表示板１８を
めくる際、器官キー１１ないし１７の各々に対応する撮
影データ組みが割当てられ、さらに対応する撮影システ
ムが給電制御装置９に接続される。次にこれについて第
２図により詳しく述べる。第２図において、プログラム
制御装置２０が示され、これに器官キー１１なし、し１
７の接点が接続されている。

この図においては、器官キー１１の接点２１，２２およ
び器官キー１７の接点２３，２４のみが示されている。
プログラム制御装置２０にプログラムセレクタ２５が接
続され、これは表示板１８の折りたたみの際２つの位置
、すなわち固定接点２６，２７の間で切り換えられる。
ランプ２８，２９はどのプログラムが選択されているか
を示す。プログラムセレクタ２５の位置に対応して、器
官キー１１および１７の接点２１および２３並びに器官
キー１２なし、し１６の相応する接点、または接点２２
および２４および相応する他の接点が、プログラム制御
装置２０１こ接続される。したがって、キー１１なし、
し１７の１つが押圧された際プログラムセレクタ２５の
位置に応じて、各キーにより２つの可能な撮影データ組
みの１つが選択される。プログラム制御装置２川こ、そ
の時々の表示板の折りたたみによってどの撮影システム
が選択されているかを表示するランプ７０，７１が接続
される。

３つのランプ３０なし、し３２は、その時々に必要な撮
影カセット２中の増感フィルムを示す。

その時々の焦点は２つのランプ３３，３４によって示さ
れる。プログラム制御装置２０中で器官キーの押圧によ
り選択された撮影データは、撮影データを調整するため
に高電圧発生器３６に対する調整手段３５に対して作用
を及ぼす。

高電圧発生器３６は、選択された撮影システムに応じて
、Ｘ線管１かまたはＸ線管４に給電する。スイッチ３７
，３８は所望の撮影システムの選択のために用いられる
。第１図および第２図による例は、７つの器官キーによ
って１４の異なった撮影データ組みが選択可能であるこ
とを示している。プログラムセレクタ２５が拡張され、
器官キー１１なし、し１７に別の接点が付属すれば、さ
らに拡張することが可能である。したがって、このレン
トゲン診断装置においては、比較的少ない器官キーで多
数の撮影データ組みが選択され得る。さらに特に簡単か
つ効果的に、個々のキーにそれぞれ対応する身体部位の
表示を表示板１８によって行なうことができる。自由な
撮影データ調整が望まれるときは、操作パネル１０のキ
ー３９が操作される。

キー３９は接点４０を閉成し、ｍＡｓ選択器６２および
ｋＶ選択器６４を調整手段３５に接続する。同様にキー
３９より駆動される接点４１は、器官キー１１ないし１
７によるｍ粕積およびＸ線管電圧の調整を無効にする。
ランプ４２および４３は、すべての撮影値の自由な調整
かプログラム化された調整かを表示する。操作パネル１
０内のランプ２８ないし３４および４２，４３は、第１
図においては見易くするために示されていない。第３図
により、器官キー１１なし、し１７による撮影データの
調整について次に詳述する。

第３図は器官キー１１の接点２１を示す。この接点が閉
じられると、リレー４２は引き込まれ、接点４３ないし
４９が閉成する。これらの接点がリレー４２の巻線によ
り駆動されることが、破線によって示されている。第３
図においてはＸ線管１が示されている。両フィラメント
は５０および５１で示されている。両フィラメントは、
接点４６および５２を介してフィラメント電圧変圧器５
３に接続されている。Ｘ線管１に対する陽極電圧は、高
電圧変圧器５５の出力に接続された高電圧整流器５４に
よって発生される。高電圧変圧器５５に調整変圧器５６
が前暦接続される。器官キー１１が押圧されると、リレ
ー４２の接点４３なし、し４９は励磁の結果閉成する。
接点４３および４４は、Ｘ線管１を高電圧発生器３６の
出力に接続する。したがって、この両接点は第２図のス
イッチ３７に相当する。接点４５はフィラメント電流回
路の直列抵抗を選択する。この抵抗によりフィラメント
電流、したがってＸ線管電流が決定される。接点４６は
フィラメント５０に対応する焦点を選択する。器官キー
１１が押圧された際、ランプ２８，３０および３３が接
続されるべきであると仮定しよう。この接続は接点４７
なし、し４９により行なわれる。接点５７はキー１１し
たがってその接点２１に対応する高電圧を選択する。し
たがって器官キー１１が押圧された際、Ｘ線管電圧、Ｘ
線管電流および焦点が自動的に選択され、並びに対応す
る表示ランプが制御される。

同様にして器官キー１１の別の接点により別のＩＪレー
が制御され、該リレーは他のプログラムに従ってこれら
の値の選択を行なわしめる。さらに同様に別の器官キー
の穣点にリレー巻線が付属する。レントゲン撮影を完結
するために、図示されていない公知の自動レントゲン露
出装贋が存在する。撮影データが自由に調整されるべき
ときは、前述のようにスイッチ４０が閉成され、これに
よりリレー５８が励磁される。このリレーはその接点５
９を開放し、リレー４２を切り離す。リレー５８はさら
にその接点６０を閉成し、ｍＡｓリレ−６１を接続する
。ｍＡｓリレー６１はつまみ６２によって調整されるこ
とができる。その際ｍＡｓリレー６１は、公知のように
所定のｍＡｓ積に達した際高電圧変圧器の１次回路中の
スイッチ６３を開放し、撮影を完了する。ｋＶ選択器６
４は、公知のようにＸ線管１の高電圧の調整のための調
整変圧器５６１こ作用を及ぼす。第３図からわかるよう
に、リレー４２はその接点４３なし、し４９および５７
とともにプログラム制御装置２０の構成要素を成す。

プログラム制御装置２０は、器官キー１１なし、し１７
の接点に対応する別のりレーも含む。ｋＶ選択器６４の
調整は、励磁された際のりレー５８の接点６５により行
なわれる。

スイッチ４０が開放されている際は、接点６３は前述の
自動露出装置により駆動される。第４図は操作パネル１
０の配置を詳細に示す。

プログラムセレクタ２５の駆動は、前述のように表示板
１８の折りたたみにより行なわれる。図示されたレント
ゲン診断装置において重要な点は、器官キー１ １なし
、し１７の各々に複数の撮影データ組みが対応すること
、およびプログラムセレクタ２５によりその各々のスイ
ッチ位置において各々の器官キー１１なし、し１７に対
してそれぞれ１つの撮影データ組みが選択され得ること
にある。したがって、２つ以上の撮影システムの場合は
、各々の器官キー１１なし、し１７に対して２つ以上の
接点が存在し、これらがプログラムセレクタ２５によっ
て選択され得る。表示板１８は、撮影システム１，２に
対応する身体部位が見られ得るような位置をとる。

その際、器官キー１１ないし１７の各々の上に、対応す
る身体部位が１つ列中に与えられる。表示板の左の緑部
に示されている人体によって、身体部位を簡単に見つけ
ることができる。各器官キー１１なし、し１７に、さら
にＸ線管電圧、用いられるべきフィルム、選択された．
焦点および選択された支配的特徴が与えられている。自
由な動作に対してはキー３９が押圧される。この場合、
ｍＡｓ積およびＸ線管電圧は選択器６２および６４によ
り調整される。自動露出化された動作の際、したがって
キー３９が押圧されていないとき、キー５２により患者
体質への適合が可能である。表示ランプ２８ないし３４
，４２，４３，７０および７１は操作パネルの左に見え
る。第５図は撮影システム４なし、し６に対して適用さ
れる表示板１８の配置を示す。

その際、ｍＡｓ積の調整は不可能であり、ｍＡｓ選択器
５川まプレート５３でおおわれている。Ｘ線管電圧のみ
ボタン３９の押圧により調整可能である。ここでも、器
官キー１１なし、し１７の各々の上の一つの列中に、対
応する身体部位が表示される。図表７４は映画撮影の正
常動作および障害を示す。この図表は２平面ゼリオグラ
フィのための基礎となるものを表示する。その各部分は
照明可能であり、したがってこのようにして障害が表示
され得る。Ｘ線管１および２のそれぞれ１つを高電圧発
生器３６に接続するためのスイッチ３７および３８の駆
動も、プログラムセレクタ２５の駆動と共通に表示板１
８の折りたたみによって行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図はこの発明に
よるレントゲン診断装置の概略図、第２図は第１図のレ
ントゲン診断装置を説明するための回路図、第３図は第
２図の回路図の一部をより詳細に示した図、第４図およ
び第５図はこの発明によるレントゲン装置の操作パネル
の概観図である。 １，４・・・・・・Ｘ線管、２・・・・・・Ｘ線フィル
ムカセット、３，７・…・・患者、５・・・・・・フィ
ルムカメラ、６・・・・・・Ｘ線画像増幅器、８・・・
・・・衝立板、９・・・・・・給電制御装置、１０・・
…・操作パネル、１１なし、し１７・・・・・・器官キ
ー、１８・・・・・・表示板、１９・・・・・・折りた
たみ軸、２０・・・・・・プログラム制御装置、２１な
し、し２４・・・・・・器官キーの接点、２５・・・・
・・プログラムセレクタ、２８ないし３４，４２，４３
，７０，７１・・・・・・ランプ、３５・・・・・・調
整手段、３６・…・・高電圧発生器、３９・・・・・・
キー、４２，５８・・・・・・リレー、５３・・・・・
・フィラメント電圧変圧器、５４・・・・・・高電圧整
流器、５５・・・・・・高電圧変圧器、５６・・・・・
・調整変圧器、６１・・・・・・ｍＡｓリレー、６２・
・・・・・ｍＡｓ選択器、６４・・・…ｋＶ選択器。 Ｆｉｇ．Ｉ Ｆｉｇ．２ Ｆｉ９．３ Ｊ ．ｇ 山 町 ‐…ｒ ｕ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数のレントゲン撮影システムおよび共通の操作パ
   ネルを備えたレントゲン診断装置であつて、操作パネル
   撮影システムに対する給電制御装置が付属し、かつ操作
   パネルに各々の撮影システムに対する撮影データのプロ
   グラム化された調整のためのスイツチ手段を有する選択
   装置と撮影システムのそれぞれ１つを給電制御装置に接
   続するための手動駆動可能なスイツチ装置とが備えられ
   、選択装置の各々の選択位置１１ないし１７に複数の撮
   影データ組みが対応し、すべての選択位置１１ないし１
   ７に共通のプログラムセレクタ２５が存在し、該プログ
   ラムセレクタによつてその各々のスイツチ位置において
   各々の選択位置１１ないし１７に対してそれぞれ１つの
   撮影データ組みが選択可能であるようになつたものにお
   いて、操作パネル１０に選択装置１１ないし１７のわき
   に本のような形で祈りたたみ可能な表示板１８が配置さ
   れ、該表示板には選択位置１１ないし１７に対応する身
   体部位が記入されており、表示板１８が折りたたまれた
   際選択装置のそれぞれの選択位置に対応する身体部位は
   すべてのその選択位置のわきの列中に表示され、プログ
   ラムセレクタ２５は表示板１８と機能的に結合され、表
   示板１８が折りたたまれる際適当な撮影データプログラ
   ムが選択装置に対して自動的に選択されることを特徴と
   する複数のレントゲン撮影システムを備えたレントゲン
   診断装置。 ２ 撮影システム１，２；４，５，６のそれぞれ１つを
   給電制御装置９に接続するためのスイツチ装置３７，３
   ８は、プログラムセレクタ２５と共通に駆動され得るこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の装置。