JP2921736B2 - X線制御装置 - Google Patents

X線制御装置

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JP2921736B2
JP2921736B2 JP6292421A JP29242194A JP2921736B2 JP 2921736 B2 JP2921736 B2 JP 2921736B2 JP 6292421 A JP6292421 A JP 6292421A JP 29242194 A JP29242194 A JP 29242194A JP 2921736 B2 JP2921736 B2 JP 2921736B2
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誠 古山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線一般撮影装置
や、透視撮影装置あるいはブッキ撮影装置などの各種の
X線撮影装置と組み合わせるX線高電圧装置のX線制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のX線撮影装置と組み合わせるため
のX線高電圧装置のX線制御装置では、その組み合わせ
るX線撮影装置に対応してX線一般撮影、立位ブッキ撮
影、水平ブッキ撮影、断層撮影、透視直接速写撮影、透
視間接速写撮影などの術式を選択できるようになってい
なければならず、操作パネル面にそれらの術式を選択す
るための術式選択キーが備えられている。
【0003】そして、術式が選択された後、オート撮影
かフォトタイマ撮影かマニュアル撮影かの撮影方式を選
択しなければならず、そのためのキーや入力装置も必要
である。さらに、撮影方式を選択した後、管電圧、管電
流、撮影時間等の撮影条件を設定する必要があるが、そ
の場合撮影条件設定方式として、管電圧、管電流、撮影
時間の3つを要素とする3コントロール方式か管電圧、
管電流時間積の2つを要素とする2コントロール方式か
の選択を行なわなければならない。そこで、そのための
入力装置やキーなどが必要である。
【0004】従来のX線制御装置では、プリセット機能
が備えられていて、各術式ごとに複数のプリセットが設
定できるようになっている。すなわち、各術式ごとに、
上記の各種設定や管電圧等の撮影条件を複数個プリセッ
トし、後でそれに対応したキーを押せばその各種設定や
撮影条件等を読み出してそのままあるいは多少修正した
上で使用できるような機能が備えられている。
【0005】また、従来では、選択された術式やプリセ
ットは、電源オフ時に、その直前に使用されていたもの
が保持されるようなメモリ構成となっていて、電源を再
度投入したときに、電源オフするときに使用されていた
状態が再現されるようになっているのが普通である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように電源投入時に以前の電源オフ時の設定がつねにそ
のまま再現されるという構成では、かえって使いづらい
という問題がある。すなわち、X線制御装置が設置され
た病院および診療科によって、よく使用される術式、各
種設定、撮影条件等はだいたい決まっており、たまたま
なんらかの事情で通常使用しないような術式、各種設
定、撮影条件等とした後電源をオフした場合にもそれば
電源再投入時にそのまま再現されてしまい、その場合
は、通常よく使用する術式、各種設定、撮影条件等に戻
す操作を行なわなければならず、時間がかかり、使用に
差し支える。
【0007】この発明は、上記に鑑み、据え付けられた
病院・診療科において、最もよく使用される術式、各種
設定、撮影条件等が、電源再投入時につねに設定された
状態となるように改善し、時間の節約と術者の利便性と
を達成できるようにした、X線制御装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明によるX線制御装置において
は、術式選択手段と、撮影方式を設定する手段と、撮影
条件を設定する手段と、各術式における撮影方式・撮影
条件のプリセット値を記憶する第1の記憶手段と、よく
使用される術式および撮影方式・撮影条件として操作者
があらかじめ定めたプリセット値に関する情報を記憶す
る第2の記憶手段と、電源オフの状態から電源投入され
たときに第2の記憶手段から読み出した情報に基づき、
よく使用される術式への設定を行なうとともに、第1の
記憶手段からよく使用される撮影方式・撮影条件のプリ
セット値を読み出してこのプリセット値への設定を行な
う手段とが備えられることが特徴となっている。
【0009】上記の目的を達成するため、請求項2記載
の発明によるX線制御装置においては、術式選択手段
と、撮影方式を設定する手段と、撮影条件を設定する手
段と、各術式における撮影方式・撮影条件のプリセット
値を記憶する第1の記憶手段と、術式および撮影方式・
撮影条件のプリセット値についての使用状況を学習し、
それに基づき最もよく使用される術式および撮影方式・
撮影条件のプリセット値に関する情報を記憶する第2の
記憶手段と、電源オフの状態から電源投入されたときに
第2の記憶手段から読み出した情報に基づき、最もよく
使用される術式への設定を行なうとともに、第1の記憶
手段から最もよく使用される撮影方式・撮影条件のプリ
セット値を読み出してこのプリセット値への設定を行な
う手段とが備えられることが特徴となっている。
【0010】なお、請求項1、2のいずれの発明の場合
でも、第2の記憶手段は、よく使用される術式および撮
影方式・撮影条件のプリセット値に関する情報を記憶す
るという点では変わらない。
【0011】
【作用】上記の請求項1、2の発明のいずれの場合も、
第2の記憶手段には、よく使用される術式と撮影方式・
撮影条件のプリセット値に関する情報が記憶されてい
る。そして、電源がオフの状態から投入されると、この
第2の記憶手段からの読み出しが行なわれて、よく使用
される術式と撮影方式・撮影条件のプリセット値に関す
る情報が得られる。そこで、その術式への設定を自動的
に行なうことができる。また、その情報から、第1の記
憶手段より撮影方式・撮影条件のプリセット値を読み出
して、その撮影方式・撮影条件への設定も自動的になさ
れることになる。その結果、電源オフの直前にどのよう
に特殊な設定がなされていても、電源再投入時には、よ
く使用される術式と撮影方式・撮影条件に、つねに自動
的に戻っていることになり、時間をかけずにただちにX
線検査にはいることができる。
【0012】請求項1記載の発明のように、第2の記憶
手段に、よく使用される術式および撮影方式・撮影条件
として操作者があらかじめ定めたプリセット値に関する
情報を記憶させるようにしておくことにより、その病院
・診療科で最もよく使用されるであろうと操作者が考え
る、術式および撮影方式・撮影条件が、電源再投入時に
つねに設定されるようになるので、利便性を向上させ、
操作の時間を節約することができるようになる。
【0013】請求項2記載の発明のように第2の記憶手
段に学習機能を備えさせることにより、ある程度長い間
の使用実績のうちから、最もよく使用される術式と撮影
方式・撮影条件が自動的に第2の記憶手段に記憶される
ようになる。そのため、病院・診療科に据え付けた後、
使用を重ねていけば、最もよく使用される術式と撮影方
式・撮影条件が徐々に学習されて、電源再投入時につね
にそれが設定されるようになり、だんだん使いやすいも
のとなっていく。
【0014】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の
一実施例にかかるX線制御装置を示すもので、この図に
示すように、術式選択器21、撮影方式・焦点・プリセ
ット選択器22および透視・撮影条件設定器23の入力
装置が入力回路34を経てCPU31のバスライン32
に接続されている。また、このバスライン32には、術
式表示器24、撮影方式・焦点・プリセット表示器25
および透視・撮影条件表示器26の出力装置が出力・表
示回路35を経て接続されている。さらにこのバスライ
ン32にはプログラムメモリ33が接続され、プログラ
ムメモリ33に格納されているプログラムがバスライン
32を経てCPU31に読み込まれ、そのプログラムに
したがった動作が行なわれるようになっている。また、
バスライン32には、術式選択メモリ41、術式メモリ
42、プリセットメモリ44、術式時間メモリ45、プ
リセット回数メモリ46およびタイマ47が接続されて
いる。術式選択メモリ41と術式メモリ42にはバッテ
リー43が接続されていて電源のオフ時にもその内容が
保持されるようになっている。また、プリセットメモリ
44は電気的に書き込み可能な読み出し専用メモリ(E
EPROM)により構成されていて、電源がオフにされ
てもその記憶が保持される。
【0015】図2はこのX線制御装置の操作パネル面を
示すものである。この操作パネル面には、図2に示すよ
うに、電源スイッチ51、術式選択キー52、オート撮
影選択キー53、フォトタイマ撮影選択キー54、撮影
条件設定方式選択キー55、焦点選択キー56、管電圧
設定キー57、管電流設定キー58、撮影時間設定キー
59、濃度設定キー60およびプリセット選択キー50
などの撮影用の入力装置の操作部が備えられている。ま
た撮影条件表示器61が設けられている。この撮影条件
表示器61には、撮影時の管電圧(kV)と管電流(m
Aまたは管電流時間積mAs)と撮影時間(ms、se
c)とを表示する表示部に加え、管球番号表示器62、
63、Ready表示器64、曝射表示器65、異常表
示器66、条件オーバー表示器67、フォトタイマ表示
器68および濃度表示器69が備えられている。
【0016】さらに、この操作パネル面には、上記の撮
影用の入力装置の操作部および表示装置の他に、透視用
の入力装置の操作部および透視条件表示器81が備えら
れている。透視用の入力装置として、透視管電圧設定キ
ー71と、IBSキー72と、リセットキー73と、ブ
ザー停止キー74とが備えられる。透視条件表示器81
には、透視時の管電圧(kV)と管電流(mA)と時間
(min)とが表示される。
【0017】これら多数のキーのうち、キー50、5
1、52、53、54、55、56、72、74には、
左上に表示ランプ(図2では○で示されている)が備え
られており、押されるとその表示ランプが点灯してその
押された状態になっていることの表示がなされる。
【0018】さらに詳しく説明すると、電源スイッチ5
1を押して電源をオンにするとX線管のフィラメントに
電流が流れて加熱され、所定時間経過後に撮影可能な状
態になり、Ready表示器64が点灯する。術式選択
キー52は術式選択器21の操作部を構成するもので、
この実施例では、6つのキーが備えられていて、その一
つが押されることにより、X線一般撮影、立位ブッキ撮
影、水平ブッキ撮影、断層撮影、透視直接速写撮影、透
視間接速写撮影の6つの術式の一つが選択されるように
なっている。オート撮影選択キー53は、これを押すこ
とにより透視条件から自動的に撮影条件が設定されて自
動的に撮影が行なわれる撮影方式を選択するものであ
る。また、フォトタイマ撮影選択キー54は、フォトタ
イマ撮影を選択するためののものである。これらを押さ
ない場合に、マニュアル撮影が行なわれることになる。
これらのキー53、54により、オート撮影かフォトタ
イマ撮影かマニュアル撮影を選択できる。フォトタイマ
撮影選択キー54が押されている場合に、フォトタイマ
表示器68が点灯する。
【0019】撮影条件設定方式選択キー55は、2コン
トロール方式(管電圧および管電流時間積で撮影条件を
設定する方式)か3コントロール方式(管電圧、管電流
および撮影時間で撮影条件を設定する方式)を選択する
ためのもので、このキー55を押すと、3コントロール
方式が選択でき、押さなければ2コントロール方式とな
る。焦点選択キー56は、これを押すと小焦点を選択で
き、押さなければ通常の焦点となる。管電圧設定キー5
7は管電圧(kV)を増減させるものであり、管電流設
定キー58は管電流(mAまたは管電流時間積mAs)
を増減させるもので、撮影時間設定キー59は撮影時間
を長くしたり短くしたりするものである。設定された管
電圧、管電流(または管電流時間積)は撮影条件表示器
61において表示される。濃度設定キー60は濃度を7
段階程度の中から選択して設定するもので、主にフォト
タイマ撮影のときに用いられる。設定された濃度は濃度
表示器69で表示される。
【0020】透視管電圧設定キー71により透視時の管
電圧(kV)を増減でき、こうして設定された管電圧が
透視条件表示器81により表示される。IBSキー72
を押すと、IBS(透視輝度自動調整装置)が動作させ
られる。リセットキー73は透視時間を0にリセットす
るものである。またキー74は透視を始めて4分30秒
経過すると鳴るブザーをリセットして停止させて透視を
継続させるためのものである。
【0021】このX線制御装置において、術式選択キー
52のいずれかを押して6つの術式の一つを選択する
と、その選択された術式が術式選択メモリ41に記憶さ
れる。そして、キー53、54により撮影方式を、キー
55によって撮影条件設定方式を、キー56によって焦
点を、それぞれ選択した上で、キー57、58、59
(あるいはキー60)により撮影条件を設定する。また
透視条件の設定もキー71〜74等によって行なう。こ
うして撮影を行なうが、このときの撮影方式(撮影条件
の設定方式を含む)、焦点、透視・撮影条件を後で用い
たい場合には、プリセット選択キー50の1番〜6番の
いずれかを押して書き込み操作を行なうことにより、上
記の術式のプリセット番号N(Nは1〜6)として、プ
リセットメモリ44に上記の撮影方式、焦点等の各種設
定および透視・撮影条件を書き込む。
【0022】この場合、一つの術式につき6つの異なる
プリセットが可能であり、したがって6つの術式につい
ては合計36通りのプリセットができることになる。こ
のプリセットされた各種設定、条件等を後で読み出して
使用したい場合は、術式選択キー52で術式を選択した
後、プリセット選択キー50のいずれかを押す。する
と、その押された術式選択キー52およびプリセット選
択キー50に対応する情報が入力回路34およびバスラ
イン32を経てプリセットメモリ44に送られ、このプ
リセットメモリ44からその術式およびプリセット番号
に対応する各種設定、条件等の読み出しが行なわれ、術
式メモリ42に転送される。そして、この術式メモリ4
2に格納された術式、撮影方式、焦点、透視・撮影条件
がバスライン32を経ていったんCPU31に読み込ま
れた後、バスライン32を経て出力・表示回路35に送
られ、術式表示器24(術式選択キー52の各々に備え
られた表示ランプ)で術式が表示されるとともに、撮影
方式・焦点・プリセット表示器25による表示、つまり
キー53、54、55、56、50の各々の表示ランプ
の点灯により撮影方式、焦点、プリセット番号の表示が
なされ、さらに透視・撮影条件表示器26(操作パネル
面での撮影条件表示器61および透視条件表示器81)
で管電圧、管電流、時間等の表示がなされる。
【0023】プリセットされていない各種設定、条件等
を用いたい場合は、術式選択キー52を押した後、撮影
方式選択用のキー53、54を操作し、さらに撮影条件
設定方式選択キー55、焦点選択キー56を操作した
後、キー57、58、59を操作して撮影条件を入力す
る。また、透視条件もキー71〜74によって入力す
る。こうして入力された情報は入力回路34およびバス
ライン32を経ていったん術式選択メモリ41および術
式メモリ42に格納された後、出力・表示回路35に転
送されて表示等が行なわれる。
【0024】術式メモリ42には、このようにプリセッ
トメモリ44から読み出した条件等やマニュアル設定し
た条件等が格納されるが、この条件等が術式選択キー5
2のそれぞれごとに保持させられる。つまり、この術式
メモリ42は、6つの術式の各々について、各種設定、
条件等を保持することになる。そこで、術式選択キー5
2の一つを押せば、それに対応した各種設定、条件等が
この術式メモリ42から読み出されて出力・表示回路3
5に送られる。そして、このような術式メモリ42の記
憶内容はバッテリー43により電源オフ時にも保持され
ている。また術式選択メモリ41の記憶内容もバッテリ
ー43により電源オフ時にも保持されているので、電源
をオフし再度投入した場合に、オフする直前に選択され
ていた術式が再度選択されるとともに、その術式で使用
されていた各種設定、条件等が術式メモリ42から読み
出されて出力・表示されることになる。そして、この場
合、他の術式を選択すれば、その術式について術式メモ
リ42に記憶されていた各種設定、条件等がこの術式メ
モリ42から読み出されて出力・表示される。
【0025】ところで、このX線制御装置が、種々のX
線撮影装置と組み合わされる等により病院等に据え付け
られた時点では、術式時間メモリ45およびプリセット
回数メモリ46は「0」にリセットされる。そして、術
式選択キー52のいずれかが押されて一つの術式が選択
されると、CPU31はタイマ47をスタートさせて、
その選択された術式の使用時間の計測を始める。つぎに
異なった術式選択キー52が押されて他の術式が選択さ
れると、タイマ47を停止させ、そのときの計測時間を
先の選択された術式の使用時間として加算し、それと同
時にタイマ47をリセットしてスタートさせ、新たに選
択された術式の使用時間を計測する。こうして、術式時
間メモリ45には、術式ごとに使用時間が計測されて加
算されていく。
【0026】他方、プリセット回数メモリ46は、プリ
セット選択キー50のそれぞれが押されるごとに「1」
ずつ加算していくことにより、術式の各々についてのプ
リセット番号の使用回数を計数する。
【0027】電源の再投入時には、CPU31は術式時
間メモリ45から術式ごとの使用時間を読み出し、その
最も時間の長い術式を術式選択メモリ41に書き込み、
その術式が選択された状態とする。同時に、CPU31
はプリセット回数メモリ46から、その選択された術式
について最も使用回数の多いプリセット番号を読み出
す。そして、その術式のそのプリセット番号の各種設
定、条件等を、プリセットメモリ44から読み出して、
術式メモリ42に転送し、これを書き換える。こうして
術式選択メモリ41および術式メモリ42が書き換えら
れ、その書き換えられた術式および撮影方式、焦点等の
各種の設定、透視・撮影条件が出力・表示回路35に送
られ、出力および表示されることになる。
【0028】その結果、電源再投入時には、通常よく使
用される術式、撮影方式、焦点などの各種の設定、およ
び透視・撮影条件が再現された状態になる。つまり、術
式、撮影方式、焦点などの各種の設定、および透視・撮
影条件が、術式の使用時間とプリセット番号の使用回数
とにより学習され、この学習機能によって通常よく使用
されるものが電源再投入時にセットされた状態となる。
【0029】図3はこの発明の第2の実施例を示すもの
である。この第2の実施例では、図1の実施例の術式時
間メモリ45、プリセット回数メモリ46およびタイマ
47をなくし、代わりに設定術式メモリ48を設けてい
る。他の構成は図1の実施例と同じであり、また操作パ
ネル面も図2と同様であるから、同じ部分についての説
明は省略する。
【0030】この図3において、設定術式メモリ48に
は術式およびプリセット番号が記憶させられる。この設
定術式メモリ48はEEPROMにより構成されてお
り、電源オフ時にもその記憶内容が消去されないように
なっている。据え付けられた病院および診療科において
最もよく使用される術式を術式選択キー52の操作によ
って選択した後、所定のプリセット選択キー50を押し
て、撮影方式、焦点等の各種の設定を行ない、かつ透視
・撮影条件を設定し、その設定を上記の押されたプリセ
ット選択キー50に対応するプリセット番号としてプリ
セットメモリ44に記憶させる。次いで、たとえば現在
選択されている術式選択キー52とプリセット選択キー
50の1番のキーの左側のキーを同時に押すなどの特殊
なキー操作を行ない、この選択された術式と、その術式
でのプリセット番号とを設定術式メモリ48に記憶させ
る。
【0031】その後、他の術式が選択され、それに応じ
て撮影方式や焦点などの各種の設定がなされ、かつ透視
・撮影条件が設定された状態で電源がオフされたとす
る。そして再度電源が投入されると、CPU31はまず
設定術式メモリ48にアクセスし、そこに記憶されてい
る術式とプリセット番号とを読み出す。そして、この読
み出された術式が術式選択メモリ41に書き込まれ、そ
の術式が選択された状態とされる。さらに読み出された
プリセット番号に応じた各種の設定や透視・撮影条件が
プリセットメモリ44から読み出され、術式メモリ42
に書き込まれる。
【0032】この術式選択メモリ41および術式メモリ
42に格納された術式および各種の設定や透視・撮影条
件が出力・表示回路35に送られる。そのため、設定術
式メモリ48に記憶しておいた、通常よく使用される術
式とその各種の設定や透視・撮影条件が、電源再投入時
に自動的に選択・設定された状態になる。したがって、
この実施例では、使用頻度の高いものを学習させるので
はなく、最初に意図的に定めた術式および各種の設定や
透視・撮影条件が電源再投入時に自動セットされる。
【0033】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、こ
の発明のX線制御装置によれば、電源再投入時に、よく
使用される術式および各種の設定や透視・撮影条件が自
動セットされるため、術者が他の設定等に操作し直すこ
とが少なくなり、利便性が向上するとともに操作の時間
も短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるX線制御装置のブ
ロック図。
【図2】同実施例の操作パネル面を示す概略外観図。
【図3】この発明の第2の実施例にかかるX線制御装置
のブロック図。
【符号の説明】
21 術式選択器 22 撮影方式・焦点・プリセット選
択器 23 透視・撮影条件設定器 24 術式表示器 25 撮影方式・焦点・プリセット表
示器 26 透視・撮影条件表示器 31 CPU 32 バスライン 33 プログラムメモリ 34 入力回路 35 出力・表示回路 41 術式選択メモリ 42 術式メモリ 43 バッテリー 44 プリセットメモリ 45 術式時間メモリ 46 プリセット回数メモリ 47 タイマ 48 設定術式メモリ 50 プリセット選択キー 51 電源スイッチ 52 術式選択キー 53 オート撮影選択キー 54 フォトタイマ撮影選択キー 55 撮影条件設定方式選択キー 56 焦点選択キー 57 管電圧設定キー 58 管電流設定キー 59 撮影時間設定キー 60 濃度設定キー 61 撮影条件表示器 62、63 管球番号表示器 64 Ready表示器 65 曝射表示器 66 異常表示器 67 条件オーバー表示器 68 フォトタイマ表示器 69 濃度表示器 71 透視管電圧設定キー 72 IBSキー 73 リセットキー 74 ブザー停止キー 81 透視条件表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−56952(JP,A) 特開 昭50−125699(JP,A) 特開 平4−53977(JP,A) 特開 平4−271373(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 術式選択手段と、撮影方式を設定する手
    段と、撮影条件を設定する手段と、各術式における撮影
    方式・撮影条件のプリセット値を記憶する第1の記憶手
    段と、よく使用される術式および撮影方式・撮影条件と
    して操作者があらかじめ定めたプリセット値に関する情
    報を記憶する第2の記憶手段と、電源オフの状態から電
    源投入されたときに第2の記憶手段から読み出した情報
    に基づき、よく使用される術式への設定を行なうととも
    に、第1の記憶手段からよく使用される撮影方式・撮影
    条件のプリセット値を読み出してこのプリセット値への
    設定を行なう手段とを備えることを特徴とするX線制御
    装置。
  2. 【請求項2】 術式選択手段と、撮影方式を設定する手
    段と、撮影条件を設定する手段と、各術式における撮影
    方式・撮影条件のプリセット値を記憶する第1の記憶手
    段と、術式および撮影方式・撮影条件のプリセット値に
    ついての使用状況を学習し、それに基づき最もよく使用
    される術式および撮影方式・撮影条件のプリセット値に
    関する情報を記憶する第2の記憶手段と、電源オフの状
    態から電源投入されたときに第2の記憶手段から読み出
    した情報に基づき、最もよく使用される術式への設定を
    行なうとともに、第1の記憶手段から最もよく使用され
    る撮影方式・撮影条件のプリセット値を読み出してこの
    プリセット値への設定を行なう手段とを備えることを特
    徴とするX線制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2536350B2 (ja) * 1991-08-31 1996-09-18 株式会社島津製作所 X線制御装置

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