JPH1195532A - 画像形成装置の帯電装置 - Google Patents

画像形成装置の帯電装置

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JPH1195532A
JPH1195532A JP25556397A JP25556397A JPH1195532A JP H1195532 A JPH1195532 A JP H1195532A JP 25556397 A JP25556397 A JP 25556397A JP 25556397 A JP25556397 A JP 25556397A JP H1195532 A JPH1195532 A JP H1195532A
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JP
Japan
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charging roller
spacer
image forming
charging
forming apparatus
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Application number
JP25556397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Amamiya
賢 雨宮
Masaru Tanaka
勝 田中
Haruji Mizuishi
治司 水石
Hiroyuki Ookaji
博之 大鍛治
Kenzo Tatsumi
謙三 巽
Hiroshi Mizusawa
浩 水沢
Hideki Yoshinami
英樹 善波
Mayumi Ohori
真由美 大堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間保管されていた状態から初めて使用し
たときでも、最初から異常画像のない良好な画像が得ら
れるようにする。 【解決手段】 画像形成装置を出荷する前の保管時に
は、スペーサ32をギヤ部34aが感光体ドラム1のギ
ヤ部1aに噛み合うことによって帯電ローラ3が感光体
ドラム1から離れる位置にしておけば、帯電ローラ3が
感光体ドラム1に長時間圧接していた場合にその圧接部
が汚れることによって生じる異常画像の発生を防止する
ことができる。画像形成装置を出荷後に、ユーザ先で初
めて画像形成動作をすれば、感光体ドラム1が矢示A方
向に回転することによって自動的にギヤ部34aがギヤ
部1aから外れて、帯電ローラ3が感光体ドラム1に圧
接するので、最初から異常画像のない良好な画像が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転する感光体
に圧接した状態で回転しながらその感光体を帯電する帯
電ローラを備えた画像形成装置の帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリ等の画像形成装置
では、感光体と現像装置と帯電装置等を一体のケース内
に収めることによってカートリッジ状の作像ユニットと
し、それによって装置全体を小型にするようにしたもの
が多くなってきている。この種の作像ユニットでは、ロ
ーラ帯電方式の帯電装置が多く使用されており、そのロ
ーラ帯電方式の帯電装置では帯電ローラを感光体に圧接
させた状態でそこに電圧を印加することにより、感光体
を均一に帯電するようにしている。
【0003】また、このようなローラ帯電方式の帯電装
置では、例えばスポンジ等の帯電ローラクリーニング部
材を帯電ローラに適当量だけ食い込ませた状態で接触さ
せ、その状態で帯電ローラが回転することにより、その
帯電ローラの表面を帯電ローラクリーニング部材により
クリーニングして、トナーやその他の異物を除去するよ
うにしたりしている。
【0004】ところで、このように帯電ローラが感光体
の表面に接触するローラ帯電方式の帯電装置では、帯電
ローラが感光体に圧接した状態のまま長期間放置される
と、帯電ローラと感光体との接触部分に感光体を汚して
しまう物質が生成されやすく、それが感光体を汚してし
まったときには、形成した画像の感光体の汚れ部に対応
する位置に濃度ムラ等ができて異常画像になりやすいと
いう問題点があった。特に、画像形成装置が工場で作ら
れて実際に使用されるまでには、運送されたり、倉庫に
保管されたりして長期間使用されない状態のまま保管さ
れることがあるため、上記のような感光体に汚れが生じ
てしまう恐れがあった。
【0005】そこで、従来のローラ帯電方式の帯電装置
には、装置の組立て時に帯電ローラと感光体との間にス
ペーサ等の圧接解除手段を挿入し、それによって帯電ロ
ーラを感光体の表面から離すようにしたものがある(例
えば特開平2−39169号公報参照)。このような圧
接解除手段を有する帯電装置では、それを使用するとき
には、営業マンあるいはサービスマン等が帯電ローラと
感光体との間からスペーサを手作業で抜き取るようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにスペーサを手作業で抜き取る作業は、手間がかかる
だけでなく、万一そのスペーサを抜き取るのを忘れてし
まったときには、帯電不良が起きて異常画像が発生して
しまうという問題点があった。この発明は上記の問題点
に鑑みてなされたものであり、長期間保管されていた状
態から初めて使用したときでも、営業マンやサービスマ
ンが手作業で帯電ローラと感光体とを離間状態から圧接
状態にしたりせずに、最初から異常画像のない良好な画
像が得られるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、回転する感光体に圧接した状態で回転し
ながらその感光体を帯電する帯電ローラを備えた画像形
成装置の帯電装置において、帯電ローラを感光体から離
れた位置に保持するスペーサと、感光体の回転に伴って
上記スペーサを帯電ローラが感光体に圧接する位置に移
動させるスペーサ移動機構とを設けたものである。
【0008】このようにすれば、画像形成装置を出荷す
る前の保管時にはスペーサを帯電ローラが感光体から離
れる位置にしておけば、帯電ローラが感光体に長時間圧
接していた場合にその圧接部に生成されやすい感光体を
汚す物質の発生がないので、その汚れに起因して発生す
る濃度ムラ等による異常画像の発生を防止することがで
きる。そして、画像形成装置を出荷した後でユーザ先で
初めて画像形成動作をすれば、感光体の回転に伴ってス
ペーサ移動機構が自動的にスペーサを帯電ローラが感光
体に圧接する位置に移動させるので、最初から異常画像
のない良好な画像が得られる。
【0009】また、同様な帯電ローラと、その帯電ロー
ラの感光体と接する面に圧接してその面をクリーニング
する帯電ローラクリーニング部材とを備えた画像形成装
置の帯電装置において、上記帯電ローラクリーニング部
材を帯電ローラから離れた位置に保持するスペーサと、
帯電ローラあるいは感光体の回転に伴って上記スペーサ
を帯電ローラクリーニング部材が帯電ローラに圧接する
位置に移動させるスペーサ移動機構とを設けるようにし
てもよい。
【0010】このようにすれば、画像形成装置を出荷す
る前の保管時にはスペーサを帯電ローラクリーニング部
材が帯電ローラから離れる位置にしておけば、帯電ロー
ラクリーニング部材が帯電ローラに長時間圧接していた
場合には、その帯電ローラクリーニング部材が変形する
ことによって帯電ローラのクリーニング不良が発生し、
それによって異常画像が発生する恐れがあるが、それを
防止することができる。
【0011】そして、画像形成装置を出荷した後にユー
ザ先で初めて画像形成動作をすれば、帯電ローラあるい
は感光体の回転に伴ってスペーサ移動機構が上記スペー
サを帯電ローラクリーニング部材が帯電ローラに圧接す
る位置に移動させるので、最初から異常画像のない良好
な画像が得られる。
【0012】さらに、その画像形成装置の帯電装置にお
いて、帯電ローラクリーニング部材を帯電ローラから離
れた位置に保持するスペーサに、帯電ローラを感光体か
ら離れた位置に保持するスペーサを一体に形成し、上記
スペーサ移動機構が、感光体の回転に伴って帯電ローラ
を感光体から離れた位置に保持するスペーサを、帯電ロ
ーラが感光体に圧接する位置に移動させる機構も有して
いるようにするとよい。
【0013】そうすれば、帯電ローラクリーニング部材
を帯電ローラから離れた位置に保持するスペーサと、帯
電ローラを感光体から離れた位置に保持するスペーサと
が一体に形成されることにより1部品となるため、部品
点数が少なくなって省スペースになると共に、低コスト
にもなる。
【0014】また、上記いずれかの画像形成装置の帯電
装置において、スペーサを装置本体に対して着脱可能な
作像カートリッジの内部に配設し、そのスペーサを上記
作像カートリッジと共に装置本体から取外し可能にする
とよい。そうすれば、帯電ローラクリーニング部材を帯
電ローラから離れた位置に保持しているスペーサと、帯
電ローラを感光体から離れた位置に保持しているスペー
サとをそれぞれ上記保持を解除させても、それらのスペ
ーサは作像カートリッジの内部に残り、それが廃棄され
てしまうようなことがない。したがって、メンテナンス
等の際にサービスマンが作像カートリッジを持ち帰るよ
うにすれば、その中にある上記各スペーサを回収して、
それを再度使用するすることができる(リサイクル)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明による画像形成
装置の帯電装置とその周辺を示す構成図である。この画
像形成装置の帯電装置2は、感光体回りケース16内に
収納されて、作像カートリッジとして、図示しない装置
本体に対して着脱自在になっている。その感光体回りケ
ース16内には、像担持体である感光体ドラム1と、そ
の感光体ドラム1の表面に帯電ローラ3が接触すると、
その帯電ローラ3によって一様に帯電された感光体ドラ
ム1上にレーザ光Lが照射されることにより形成された
静電潜像を顕像化してトナー像とする現像装置4と、画
像の転写後に感光体ドラム1上に残った残留トナーを除
去するクリーニング装置6等が設けられている。
【0016】現像装置4には、撹拌スクリュウ8,9
と、現像スリーブ10と、ドクターブレード11とが配
設されている。そして、この現像装置4には、図示しな
いトナー補給装置により、トナー補給口15を介してト
ナーが補給されるようになっている。一方、感光体回り
ケース16の図1で右方には、感光体ドラム1上に形成
されたトナー像を転写紙に転写する転写ローラ5が配設
されている。また、その感光体回りケース16の図1で
左方には、感光体ドラム1上の残留電荷を除電する除電
ランプ7が配設されている。なお、帯電装置2は、帯電
ローラ3が感光体ドラム1の表面に対して接離可能にな
っているが、その構成及び動作については後述する。
【0017】この画像形成装置は、作像動作が開始され
ると感光体ドラム1が図1で矢示A方向に回転を開始す
る。そして、その感光体ドラム1の表面は除電ランプ7
により照射される除電光により除電され、表面電位が0
〜−150Vの基準電位に平均化される。次に、その感
光体ドラム1の表面が帯電ローラ3により帯電され、表
面電位が−1100V前後になる。その感光体ドラム1
上の帯電面は、図示しない露光手段から照射されるレー
ザ光Lにより、その光が当たった部分(画像部)が0〜
−290Vになる。そして、その部分に現像装置4の現
像スリーブ10によりトナーが付着される。
【0018】一方、図示しない給紙部から転写紙が給紙
され、それが感光体ドラム1上の画像と一致するタイミ
ングで、転写ローラ5が設けられている転写部に図1で
下側から上側に向けて搬送され、そこで感光体ドラム1
上のトナー像が転写され、その転写紙は定着部(図示を
省略している)へ搬送されて、そこで加熱されながら加
圧されることによりトナーが融着され、その後で排紙ト
レイ等に排出される。
【0019】そして、感光体ドラム1は、その表面に残
った残留トナーがクリーニングブレード13により掻き
落とされてトナーのない状態となり、その後で除電ラン
プ7により除電されて再び次の作像工程に移る。なお、
クリーニング装置6で回収された残留トナーは、トナー
搬送コイル14により現像装置4と連結された搬送パイ
プ(図示せず)の位置まで搬送され、そこで自由落下に
より撹拌スクリュー9を有する現像剤撹拌部へ送られ、
それがリサイクルされる。
【0020】帯電装置2の帯電ローラ3は、図2に示す
ように金属製の芯金30の外周に、吸湿性が小さく、抵
抗値が安定している導電性ゴム31を成形したものであ
り、その導電性ゴム31の表面を感光体ドラム1の表面
に接触させた状態で芯金30に高電圧を印加することに
よって、感光体ドラム1の表面を一様に帯電する。帯電
ローラ3の芯金30は、その両端部がアーム21,21
によって回転自在に保持されており、その各アーム21
は図1に示す感光体回りケース16に軸17により揺動
可能に取り付けられている。
【0021】そのアーム21の一端と感光体回りケース
16との間には、加圧スプリング22を介装し、その加
圧スプリング22の付勢力によりアーム21を図1で反
時計回り方向に揺動させ、それによって帯電ローラ3を
感光体ドラム1の表面に所定の加圧力で圧接させてい
る。その帯電ローラ3の外周面には、帯電ローラクリー
ニング部材であるクリーニングパッド24が圧接可能に
設けられており、そのクリーニングパッド24はクリー
ニングパッド保持部材23に、例えば両面テープ等によ
り貼り付けられている。
【0022】そのクリーニングパッド保持部材23は、
矢示C方向に移動可能に保持されており、上端の長手方
向両端部には、図2に示すように引っ張りスプリング2
5,25の一端を取り付け、その各引っ張りスプリング
25の他端を両側の各アーム21にそれぞれ取り付けて
いる。したがって、その引っ張りスプリング25,25
の付勢力によりクリーニングパッド保持部材23が図1
で右方に付勢され、そのクリーニングパッド保持部材2
3の下面に固定されているクリーニングパッド24が帯
電ローラ3の表面に所定の加圧力で圧接するようになっ
ている。
【0023】それによって、帯電ローラ3は、常に感光
体ドラム1の表面に圧接した状態で回転していると、そ
の感光体ドラム1の表面に付着している微小なトナーに
より表面が汚れることによって帯電ムラを起こしやすい
が、上述したようにその表面をクリーニングパッド24
がクリーニングするので、その付着トナーが掻き落とさ
れて、帯電ムラが発生するのを防止することができる。
【0024】ところで、図1に示した帯電装置2は、帯
電ローラ3を仮想線で示すように感光体ドラム1から離
れた位置に保持するスペーサ32と、感光体ドラム1の
回転に伴ってスペーサ32を帯電ローラ3が感光体ドラ
ム1に圧接する位置(図1に実線で示す位置)に移動さ
せるスペーサ移動機構40とを設けている。
【0025】そのスペーサ32は、図3に明示するよう
な形状をしており、帯電ローラ3の芯金30に嵌合する
嵌合部33と、扇形の周面にギヤ部34aを形成した扇
形状部34とによって構成されている。また、スペーサ
移動機構40は、図2に示した感光体ドラム1の端部に
形成されてスペーサ32(図2では図示を省略してい
る)のギヤ部34aと噛み合い可能なギヤ部1a(全周
に亘って形成されている)と、帯電ローラ3を揺動可能
に保持するアーム21と、それを支持する軸17(図
1)と、アーム21を揺動付勢する加圧スプリング22
等からなる。
【0026】したがって、そのスペーサ32を、図4に
示すようにギヤ部34aを感光体ドラム1のギヤ部1a
に噛み合わせた状態でセットすれば、アーム21が加圧
スプリング22の付勢力に抗して同図で時計回り方向に
回動して帯電ローラ3が感光体ドラム1から離れた位置
に保持される。
【0027】そこで、この画像形成装置は、工場での組
立て時にスペーサ32を、上述した図4の位置にセット
する。このようにすれば、画像形成装置を出荷する前の
保管時にはスペーサ32により、帯電ローラ3が感光体
ドラム1から離れた位置になるので、帯電ローラ3が感
光体ドラム1に長時間圧接していた場合に、その圧接部
に生成されやすい感光体ドラム1を汚す物質が発生しな
い。そのため、その汚れに起因して発生する濃度ムラ等
による異常画像の発生を確実に防止することができる。
【0028】そして、この画像形成装置を出荷した後
で、ユーザ先において初めて画像形成動作をさせれば、
感光体ドラム1の矢示A方向への回転に伴ってスペーサ
移動機構40のギヤ部1aがスペーサ32のギヤ部34
aを図4で矢示B方向に移動させるので、そのギヤ部1
aと34aとの噛み合いが外れることによって、帯電ロ
ーラ3が感光体ドラム1に圧接する図1に実線で示す位
置に移動するので、最初から異常画像のない良好な画像
が得られる。
【0029】また、この画像形成装置は、クリーニング
パッド24を帯電ローラ3から離れた位置に保持する図
5に示すスペーサ42と、図6に示す帯電ローラ3の矢
示B方向への回転に伴ってスペーサ42をクリーニング
パッド24が帯電ローラ3に圧接する位置に移動させる
スペーサ移動機構50とを設けている。そのスペーサ4
2は、図5に示したような形状をしており、帯電ローラ
3の芯金30に嵌合する嵌合部43と、クリーニングパ
ッド保持部材23の内面に先端が接触可能な当接部44
とによって構成されている。
【0030】また、図6に示したスペーサ移動機構50
は、クリーニングパッド24を保持するクリーニングパ
ッド保持部材23と、そのクリーニングパッド保持部材
23をクリーニングパッド24が帯電ローラ3に接する
矢示E方向に付勢する引っ張りスプリング25とからな
る。したがって、そのスペーサ42を、図6に示したよ
うに当接部44をクリーニングパッド保持部材23の内
面に当接させた状態でセットすれば、クリーニングパッ
ド保持部材23が引っ張りスプリング25の付勢力に抗
して同図で左方に移動してクリーニングパッド24が帯
電ローラ3から離れた位置に保持される。
【0031】そこで、この画像形成装置は、工場での組
立て時にそのスペーサ42を、図6に示した位置にす
る。このようにすれば、画像形成装置を出荷する前の保
管時にはスペーサ42により、クリーニングパッド24
が帯電ローラ3から離れた位置になるので、クリーニン
グパッド24が帯電ローラ3に長時間圧接していた場合
には、そのクリーニングパッド24が変形することによ
って帯電ローラ3のクリーニング不良が発生し、それに
よって異常画像が発生する恐れがあるが、それを防止す
ることができる。
【0032】そして、画像形成装置を出荷した後にユー
ザ先で初めて画像形成動作をさせれば、帯電ローラ3の
矢示B方向への回転に伴ってスペーサ42の当接部44
がクリーニングパッド保持部材23の内面から外れるこ
とによって、図7に示すようにクリーニングパッド24
が帯電ローラ3に圧接する位置に移動するので、最初か
ら異常画像のない良好な画像が得られる。なお、スペー
サ32及び42は、この実施の形態では帯電ローラ3の
長手方向の一端部側のみに設けるようにしたが、それら
を帯電ローラ3の両端部にそれぞれ設けるようにすれ
ば、帯電ローラ3の感光体ドラム1からの離間と、クリ
ーニングパッド24の帯電ローラ3からの離間を、より
確実にすることができる。
【0033】ところで、この実施の形態では、スペーサ
32と42を装置本体に対して着脱可能な図1に示した
感光体回りケース16の内部に配設し、そのスペーサ3
2と42を感光体回りケース16と共に作像カートリッ
ジの状態で装置本体から取外し可能にしている。
【0034】そのため、帯電ローラ3を感光体ドラム1
から離れた位置に保持した状態にあるスペーサ32と、
クリーニングパッド24を帯電ローラ3から離れた位置
に保持した状態にあるスペーサ42とをそれぞれ上記保
持を解除させても、それらのスペーサ32,42は帯電
ローラ3の芯金30に取り付けられたまま感光体回りケ
ース16内に残るので、それが従来のスペーサのように
そのまま廃棄されてしまうようなことがない。したがっ
て、メンテナンス等の際にサービスマンがその感光体回
りケース16を作像カートリッジの状態で持ち帰るよう
にすれば、その中にある各スペーサ32,42を回収し
て、それをリサイクルで再度使用することができる。
【0035】なお、この実施の形態では、スペーサ32
の嵌合部33とスペーサ42の嵌合部43の内径寸法
を、共に帯電ローラ3の芯金30の外径よりも若干小さ
くすることによって、それらを芯金30に嵌合させた際
に嵌合部33,43が共に芯金30を若干締め付けぎみ
になるようにしている。したがって、帯電ローラ3が回
転することによって芯金30が回転すると、スペーサ3
2と42はそれに連れ回り回転する。そして、扇形状部
34及び当接部44がそれぞれ回転することによってク
リーニングパッド保持部材23に当接する回転位置にな
ると、そのスペーサ32と43はそれ以降は回転が規制
されて芯金30に対してそれぞれ相対回転するようにな
る。
【0036】また、この実施の形態では、帯電ローラ3
を感光体ドラム1から離れた位置に保持するスペーサ3
2と、クリーニングパッド24を帯電ローラ3から離れ
た位置に保持するスペーサ42とを別体で形成するよう
にした場合の例を示したが、そのスペーサ32と42と
を一体で形成するようにしてもよい。すなわち、図8に
示すような形状のスペーサ52とし、中央に帯電ローラ
3の芯金30に嵌合する嵌合部53を、その両側には周
面にギヤ部54aを形成した扇形の扇形状部54と、ク
リーニングパッド保持部材23′(図9)の内面に先端が
接触可能な当接部64とを形成する。
【0037】そして、工場での組立て時に、このスペー
サ52を図9及び図10に示すようにギヤ部54aを感
光体ドラム1のギヤ部1aに噛み合わせた状態にすると
共に、当接部64をクリーニングパッド保持部材23′
の内面に当接させた状態でセットすれば、図示のように
帯電ローラ3が感光体ドラム1から離れた位置になると
共にクリーニングパッド24が帯電ローラ3から離れた
位置になるので、上述したような異常画像の発生を防止
することができる。
【0038】そして、この画像形成装置を出荷した後
で、ユーザ先において初めて画像形成動作を開始させれ
ば、図11に示すように感光体ドラム1の矢示A方向へ
の回転に伴ってギヤ部1aがスペーサ52のギヤ部54
aを矢示B方向に移動させることによって、ギヤ部54
aがギヤ部1aから外れるので、帯電ローラ3が感光体
ドラム1に圧接する図示の位置に移動すると共に、クリ
ーニングパッド24が帯電ローラ3に圧接する。したが
って、最初から異常画像のない良好な画像が得られる。
【0039】なお、このスペーサ52の場合には、もち
ろん嵌合部53を帯電ローラ3の芯金30に若干締め付
けぎみに嵌合させるようにしてもよいが、それを締め付
けずに自重で図11に示すように扇形状部54が下側に
なるように緩く嵌合させるようにしてもよい。このよう
にしても、扇形状部54と当接部64とは一体に形成さ
れているので、図10に示した位置から感光体ドラム1
を矢示A方向に回転させると、スペーサ52は強制的に
矢示B方向に回転されるため、ギヤ部54aがギヤ部1
aから外れると共に、当接部64もクリーニングパッド
保持部材23′の内面から外れるので、扇形状部54の
重みにより図11の位置が保たれる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、画像形成装置を出荷する前の保管時にはスペーサを
帯電ローラが感光体から離れる位置にしておけば、帯電
ローラが感光体に長時間圧接していた場合にその圧接部
に生成されやすい感光体を汚す物質の発生がないので、
その汚れに起因して発生する濃度ムラ等による異常画像
の発生を防止することができる。そして、画像形成装置
を出荷後にユーザ先で初めて画像形成動作をさせれば、
感光体の回転に伴って自動的にスペーサが帯電ローラを
感光体に圧接させる位置に移動するので、サービスマン
等が手作業でスペーサを取り外す面倒な作業をしなくて
も、最初から異常画像のない良好な画像が得られる。し
かも、サービスマン等がスペーサを取り外すのを忘れて
しまうことによって生じる帯電不良も防止することがで
きる。
【0041】また、帯電ローラクリーニング部材を帯電
ローラから離れた位置に保持するスペーサを設けるよう
にした場合も、画像形成装置を出荷する前の保管時にス
ペーサを帯電ローラクリーニング部材が帯電ローラから
離れる位置にしておけば、帯電ローラクリーニング部材
が帯電ローラに長時間圧接することによって生じる帯電
ローラクリーニング部材の変形を防止することができる
ので、クリーニング不良による異常画像の発生を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像形成装置の帯電装置とその
周辺を示す構成図である。
【図2】同じくその帯電装置とその付近の部品を示す分
解斜視図である。
【図3】同じくその帯電装置の帯電ローラを感光体ドラ
ムから離れた位置に保持するスペーサを示す斜視図であ
る。
【図4】同じくそのスペーサを帯電ローラが感光体ドラ
ムから離れた位置になるようにセットした状態を示す概
略図である。
【図5】同じくその帯電装置に設けられているクリーニ
ングパッドを帯電ローラから離れた位置に保持するスペ
ーサを示す斜視図である。
【図6】同じくそのスペーサをクリーニングパッドが帯
電ローラから離れた位置になるようにセットした状態を
示す概略図である。
【図7】同じくそのスペーサが画像形成動作に伴って移
動することによりクリーニングパッドが帯電ローラに圧
接した状態を示す概略図である。
【図8】帯電ローラを感光体ドラムから離れた位置に保
持するスペーサとクリーニングパッドを帯電ローラから
離れた位置に保持するスペーサとを一体に形成するよう
にした場合の例を示す斜視図である。
【図9】図8のスペーサを帯電ローラが感光体ドラムか
ら、クリーニングパッドが帯電ローラからそれぞれ離れ
る位置にセットした状態を示す斜視図である。
【図10】同じくその側面図である。
【図11】図10のスペーサが回転して帯電ローラが感
光体ドラムに、クリーニングパッドが帯電ローラにそれ
ぞれ圧接した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1:感光体ドラム 2:帯電装置 3:帯電ローラ 16:感光体回りケース 24:クリーニングパッド(帯電ローラクリーニング部
材) 32,42,52:スペーサ 40,50:スペーサ移動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大鍛治 博之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 巽 謙三 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 水沢 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 善波 英樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 大堀 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する感光体に圧接した状態で回転し
    ながら該感光体を帯電する帯電ローラを備えた画像形成
    装置の帯電装置において、 前記帯電ローラを前記感光体から離れた位置に保持する
    スペーサと、前記感光体の回転に伴って前記スペーサを
    前記帯電ローラが前記感光体に圧接する位置に移動させ
    るスペーサ移動機構とを設けたことを特徴とする画像形
    成装置の帯電装置。
  2. 【請求項2】 回転する感光体に圧接した状態で回転し
    ながら該感光体を帯電する帯電ローラと、該帯電ローラ
    の前記感光体と接する面に圧接してその面をクリーニン
    グする帯電ローラクリーニング部材とを備えた画像形成
    装置の帯電装置において、 前記帯電ローラクリーニング部材を前記帯電ローラから
    離れた位置に保持するスペーサと、前記帯電ローラある
    いは前記感光体の回転に伴って前記スペーサを前記帯電
    ローラクリーニング部材が前記帯電ローラに圧接する位
    置に移動させるスペーサ移動機構とを設けたことを特徴
    とする画像形成装置の帯電装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置の帯電装置
    において、前記帯電ローラクリーニング部材を前記帯電
    ローラから離れた位置に保持するスペーサに、前記帯電
    ローラを前記感光体から離れた位置に保持するスペーサ
    を一体に形成し、前記スペーサ移動機構が、前記感光体
    の回転に伴って前記帯電ローラを前記感光体から離れた
    位置に保持する前記スペーサを、前記帯電ローラが前記
    感光体に圧接する位置に移動させる機構も有しているこ
    とを特徴とする画像形成装置の帯電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    画像形成装置の帯電装置において、前記スペーサを装置
    本体に対して着脱可能な作像カートリッジの内部に配設
    し、該スペーサを前記作像カートリッジと共に前記装置
    本体から取外し可能にしたことを特徴とする画像形成装
    置の帯電装置。
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