JPH1194044A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPH1194044A
JPH1194044A JP25706797A JP25706797A JPH1194044A JP H1194044 A JPH1194044 A JP H1194044A JP 25706797 A JP25706797 A JP 25706797A JP 25706797 A JP25706797 A JP 25706797A JP H1194044 A JPH1194044 A JP H1194044A
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JP
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gear
helical gear
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drive shaft
drive
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JP25706797A
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Inventor
Takeshige Sakamoto
剛重 坂本
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワンウェイクラッチを必要としない安価な動
力伝達装置を提供することを目的とする。 【構成】 動力伝達装置(100)の駆動軸(2a)には駆
動はすば歯車(3)が固定され、支持軸(5)には出力は
すば歯車(7)が軸方向移動可能かつ回転可能に装着さ
れている。出力歯車(7)はスプリング(9)により駆動
歯車(3)との噛み合い方向に付勢されている。駆動軸
(2a)が或る方向(A)に回転すると、はすばの作用に
より、出力歯車(7)は駆動歯車(3)に噛み合い、駆動
軸(2a)の回転が出力歯車(7)に伝達される。駆動軸
(2a)が反対方向(B)に回転すると、出力歯車(7)は
軸方向に変位して駆動歯車(3)から離脱し、動力伝達
は切断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータのような動
力源の駆動力を歯車のような被動回転部材に伝達する動
力伝達装置に関する。本発明の動力伝達装置は、例え
ば、コンピュータやファクシミリのプリンタの用紙送り
機構に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】プリンタの用紙送り機構等に採用されて
いる従来の動力伝達装置は、図19および図20に示し
たように、ビス30および43等によってフレーム31
に取り付けられたモータ32を備え、このモータの出力
軸32aには市販のワンウェイクラッチ33および35
が夫々一体にインサート成形された駆動歯車34および
36が所定位置に圧入してある。一方のワンウェイクラ
ッチ33は例えばモータ出力軸32aが矢印P方向に回
転した時に出力軸32aの回転力を歯車34に伝達する
ように配置してあり、他方のワンウェイクラッチ35は
モータ出力軸32aの反対方向の回転力を歯車36に伝
達するように配置してある。
【0003】フレーム31にはモータ出力軸32aに平
行に支持軸37と38が固定してあり、これらの支持軸
には出力歯車39および40が回転自在に夫々装着して
ある。出力歯車39および40は、夫々の支持軸37お
よび38の肩部と各支持軸の先端に固定されたストッパ
42および41とにより軸方向の変位を規制されてい
る。出力歯車39は駆動歯車34に噛み合い、出力歯車
40は駆動歯車36に噛み合っている。出力歯車39は
例えばプリンタのプラテン(図示せず)を駆動し、出力
歯車40は例えばプリンタの自動給紙ローラを駆動す
る。
【0004】この動力伝達装置の動作について説明する
に、モータ32の出力軸32aが例えば矢印P方向に回
転した時には、出力軸32aの回転力はワンウェイクラ
ッチ33を介して駆動歯車34に伝えられ、駆動歯車3
4は出力歯車39を矢印S方向に回転させる。この時、
ワンウェイクラッチ35は接続されないので駆動歯車3
6は遊動状態にあり、従って、出力歯車40は回転駆動
されない。
【0005】反対に、モータ32の出力軸32aが矢印
P方向とは逆方向に回転した時には、出力軸32aの回
転力はワンウェイクラッチ35を介して駆動歯車36に
伝えられ、駆動歯車36は出力歯車40を矢印R方向に
回転させる。この時、ワンウェイクラッチ33は接続さ
れないので駆動歯車34は遊動状態になる。
【0006】このように、モータ32の出力軸32aの
回転方向に応じてモータ32の回転力は出力歯車39お
よび40のいづれか一方に伝達されるので、モータ32
の回転方向を切り替えることにより動力伝達先を切り替
えることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ワンウェイク
ラッチは内輪、外輪、複数のスプラグのような多数の精
密部品からなり、極めて高価である。このため、ワンウ
ェイクラッチを用いた従来の動力伝達装置はコストが高
いという難点がある。
【0008】本発明の目的は、ワンウェイクラッチを必
要とせず安価に製造可能な動力伝達装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の最も簡素な実施
態様においては、本発明の動力伝達装置は、駆動軸と、
前記駆動軸と一体回転するべく前記駆動軸に固定された
駆動はすば歯車と、前記駆動軸に平行な第1の支持軸
と、前記駆動はすば歯車に噛み合う係合位置と前記係合
位置よりも軸方向第1方向に位置する離脱位置との間で
軸方向移動可能に回転可能に前記支持軸に支持された出
力はすば歯車と、前記出力はすば歯車の前記係合位置を
規制するストッパ手段と、前記出力はすば歯車を前記離
脱位置から係合位置へと付勢する手段とを有する。
【0010】この実施態様においては、駆動軸が所定の
回転方向に回転した時には、出力はすば歯車が駆動はす
ば歯車に噛み合うことにより駆動軸の回転が出力はすば
歯車に伝達される。
【0011】これに対して、駆動軸が反対方向に回転し
た時には、駆動はすば歯車の傾斜した歯筋と出力はすば
歯車の傾斜した歯筋との間に作用する力の回転軸線方向
の分力により、出力はすば歯車は軸方向第1方向へと変
位せられ、終には出力はすば歯車は駆動はすば歯車から
離脱する。その結果、駆動軸から出力はすば歯車への動
力伝達は切断される。
【0012】本発明の好ましい実施態様においては、動
力伝達装置は、更に、前記駆動軸に平行な第2の支持軸
と、前記駆動はすば歯車に噛み合う係合位置と前記係合
位置よりも軸方向第2方向に位置する離脱位置との間で
軸方向移動可能に回転可能に前記第2支持軸に支持され
た第2の出力はすば歯車と、前記第2の出力はすば歯車
の前記係合位置を規制するストッパ手段と、前記第2の
出力はすば歯車を前記離脱位置から係合位置へと付勢す
る手段、とを有する。
【0013】この実施態様においては、駆動軸が前記所
定方向に回転した時には第1出力はすば歯車が駆動はす
ば歯車に噛み合うことにより駆動軸の回転が第1出力は
すば歯車に伝達される。駆動軸が反対方向に回転した時
には第2出力はすば歯車が駆動はすば歯車に噛み合うこ
とにより駆動軸の回転が第2出力はすば歯車に伝達され
る。こうして、駆動軸の回転方向に応じて、その回転力
の伝達先は第1出力はすば歯車又は第2出力はすば歯車
に切り替えられる。
【0014】本発明の他の観点においては、本発明の動
力伝達装置は、駆動軸と;前記駆動軸と一体回転するべ
く前記駆動軸に固定された駆動はすば歯車と;前記駆動
はすば歯車の歯と噛み合い可能な内はすばを備え、前記
内はすばが前記駆動はすば歯車の歯と噛み合う係合位置
と前記係合位置よりも軸方向第1方向に位置する離脱位
置との間で軸方向移動可能に回転可能に前記駆動軸に支
持された第1の出力歯車と;前記出力歯車を前記離脱位
置から係合位置へと付勢する手段とを有する。
【0015】この動力伝達装置においては、駆動軸が所
定の回転方向に回転した時には、出力歯車の内はすばが
駆動はすば歯車の歯に噛み合うことにより駆動軸の回転
が出力歯車に伝達される。駆動軸が反対方向に回転した
時には、駆動はすば歯車の歯筋と出力歯車の内はすばの
歯筋との間に作用する力の回転軸線方向の分力により、
出力歯車は軸方向第1方向に変位せられ、終には出力歯
車の内はすばは駆動はすば歯車の歯から離脱する。その
結果、駆動軸から出力歯車への動力伝達は切断される。
【0016】好ましい実施態様においては、この動力伝
達装置は、更に、前記駆動はすば歯車の歯と噛み合い可
能な第2の内はすばを備え、前記第2内はすばが前記駆
動はすば歯車の歯と噛み合う係合位置と前記係合位置よ
りも軸方向第2方向に位置する離脱位置との間で軸方向
移動可能に回転可能に前記駆動軸に支持された第2の出
力歯車と;前記第2の出力歯車を前記離脱位置から係合
位置へと付勢する手段とを有する。
【0017】この実施態様においては、駆動軸が前記所
定方向に回転した時には、第1出力歯車の内はすばが駆
動はすば歯車の歯に噛み合うことにより駆動軸の回転が
第1出力歯車に伝達される。駆動軸が反対方向に回転し
た時には、第2出力歯車の内はすばが駆動はすば歯車の
歯に噛み合うことにより駆動軸の回転が第2出力歯車に
伝達される。
【0018】本発明の上記特徴や効果並びに他の特徴や
効果は以下の実施例の記載に従いより詳しく説明する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1から図7は本発明の動力伝達
装置をプリンタの動力伝達装置に適用する第1実施例を
示す。これらの図を参照するに、動力伝達装置100は
フレーム1を備え、このフレーム1には例えばビス15
および16を用いてモータ2が取り付けてある。モータ
2の出力軸2aには駆動歯車として作用するはすば歯車
3が圧入により所定の軸方向位置に固定してあり、出力
軸2aと一体回転するようになっている。
【0020】フレーム1にはモータ出力軸2aに平行に
2本の支持軸4および5が固定してある。
【0021】一方の支持軸4は大径部4aと小径部4b
とそれらの間の肩部4cを有し、小径部4bには出力歯
車として作用するはすば歯車6が回転自在かつ軸方向移
動自在に装着してある。支持軸4の先端に装着されたス
トッパ10とはすば歯車6との間には付勢手段としての
スプリング8が配置してあり、はすば歯車6を肩部4c
に向かって矢印D方向に付勢するようになっている。
【0022】他方の支持軸5には、出力歯車としてのは
すば歯車7が回転自在かつ軸方向移動自在に装着してあ
る。フレーム1とはすば歯車7との間にはスプリング9
が配置してあり、はすば歯車7を支持軸5の先端に固定
されたストッパ11に向かって矢印C方向に付勢するよ
うになっている。
【0023】出力はすば歯車6、駆動はすば歯車3、お
よび出力はすば歯車7は、夫々、図5、図6、および図
7に示したように同一のねじれ角αと同一のピッチをも
った歯筋を有する。出力はすば歯車6および7は、夫
々、駆動はすば歯車3と噛み合うことができるようにな
っている。この動力伝達装置100をプリンタの動力伝
達装置に適用する場合には、例えば、出力歯車6および
7の一方をプラテン(図示せず)に連動させ、他方を自
動給紙ローラ(図示せず)に連動させることができる。
【0024】この動力伝達装置100の動作を説明する
に、モータ2の出力軸2aが図1の矢印A方向(時計回
り)に回転するべくモータ2を駆動した時には、出力軸
2aに固定されたはすば歯車3は出力軸2aと同様に矢
印A方向に回転する。
【0025】駆動はすば歯車3の矢印A方向の回転に伴
い、図8に示したように、駆動はすば歯車3の歯筋12
にはFa1の駆動力が回転方向に作用する。駆動はすば
歯車3の歯筋12と出力はすば歯車6の歯筋13との接
点では、出力はすば歯車6の歯筋13の歯面に垂直な方
向の分力Fa2が歯筋13の歯面に垂直に作用する。こ
の分力Fa2は、出力はすば歯車6を矢印A方向に回転
させる回転方向駆動力Fa3と、出力はすば歯車6を矢
印C方向に軸方向に変位させる軸方向駆動力Fa4とに
分けられる。この軸方向駆動力Fa4がスプリング8の
ばね力に打ち勝つと、出力はすば歯車6はスプリング8
の作用に抗して支持軸4上を矢印C方向に移動し、終に
は図3に示したように出力はすば歯車6は駆動歯車3と
の噛み合いから離脱する。その結果、駆動はすば歯車3
から出力はすば歯車6への駆動力伝達は切断される。
【0026】他方、出力はすば歯車7にも同様の原理で
矢印C方向の力が作用するが、支持軸5の先端に装着さ
れたストッパ11によって出力はすば歯車7の軸方向移
動は規制され、図3に示したように出力はすば歯車7は
駆動歯車3と噛み合う。その結果、駆動はすば歯車3か
ら出力はすば歯車7へと回転力が伝達され、出力はすば
歯車7は矢印A方向とは反対方向に回転駆動される。
【0027】これとは反対に、モータ2の出力軸2aが
図1の矢印B方向に回転した時には、図9に示したよう
に、出力はすば歯車6には矢印D方向の軸方向駆動力F
b4が作用する。図4に示したように、この軸方向駆動
力Fb4とスプリング8のばね力により出力はすば歯車
6は駆動歯車3と噛み合う位置に保持される。他方、出
力はすば歯車7にも軸方向駆動力Fb4が作用し、出力
はすば歯車7はスプリング9のばね力に抗して矢印D方
向に移動して図4に示したように駆動歯車3との噛み合
いから離脱する。これらの結果、駆動はすば歯車3の回
転は出力はすば歯車6に伝達され、駆動はすば歯車3か
ら出力はすば歯車7への動力伝達は切断される。
【0028】本発明の第2実施例を図10から図19を
参照にしながら説明する。第1実施例と同様に、動力伝
達装置200のフレーム20にはビス30を用いてモー
タ16が取り付けてある。モータ16の出力軸16aに
は駆動歯車としてのはすば歯車17が圧入などにより所
定の軸方向位置に固定してあり、出力軸16aと一体回
転するようになっている。
【0029】モータ16の出力軸16aには、駆動はす
ば歯車17を挟むように、一対の出力歯車18および1
9が回転自在かつ軸方向移動自在に装着してある。
【0030】出力歯車18および19は同一形状である
ので、図14および図15に基づいてその一方19のみ
について説明するに、出力歯車19は、モータ出力軸1
6aに案内される軸孔19aと、大径の円柱形切欠き1
9bを有する。この切欠き19bの内周には、駆動はす
ば歯車17の外周の歯と噛み合う内はすば歯車部19c
が形成してある。
【0031】出力歯車19の軸孔19aと大径切欠き1
9bとの間の肩部19dは駆動はすば歯車17の端面に
当接し、駆動はすば歯車17方向への出力歯車19の移
動を規制する。出力歯車19の外周には外平歯車部19
eが形成してある。
【0032】出力歯車18の内はすば歯車部、駆動はす
ば歯車17の歯、および出力歯車19の内はすば歯車部
19cは、夫々、図16、図17、および図18に示し
たように、同一のねじれ角βと同一のピッチをもった歯
筋を有する。
【0033】内はすば歯車部と外平歯車部とを備えた出
力歯車18および19は、プラスチックの成形により大
量生産することにより、極めて安価に製造することがで
きる。
【0034】図10から図13を参照するに、出力歯車
19は、フレーム20と出力歯車19との間に配置され
たスプリング22によって駆動はすば歯車17に向かっ
て矢印K方向に付勢されている。他方、出力歯車18
は、モータ出力軸16aの端部に固定されたストッパ2
3と出力歯車18との間に配置されたスプリング21に
よって駆動はすば歯車17に向かって矢印M方向に付勢
されている。
【0035】更に図10から図13を参照するに、フレ
ーム20にはモータ出力軸16aに平行に2本の支持軸
24および25が固定してある。これらの支持軸24お
よび25には、出力歯車19および18の外周の平歯車
部と夫々噛み合うことの可能な平歯車26および27が
回転可能に夫々装着してある。平歯車26および27は
対応する支持軸24および25の端部に夫々装着された
ストッパ28および29により軸方向移動が規制されて
いる。
【0036】平歯車26および27は中間歯車として作
用するもので、この動力伝達装置をプリンタの動力伝達
装置に適用する場合には、例えば、中間歯車26および
27の一方をプラテンに連動させ、他方を自動給紙ロー
ラに連動させることができる。
【0037】この動力伝達装置200の動作を説明する
に、モータ16の出力軸16aが図10の矢印J方向に
回転するべくモータ16を駆動した時には、出力軸16
aに固定された駆動はすば歯車17も出力軸16aと同
様に矢印J方向に回転する。
【0038】駆動はすば歯車17の外周歯と出力歯車1
9の内はすば歯車部19cの歯筋はねじれ角βをもって
捻れているので、図8および図9に基づいて前述したの
と同様の原理により、駆動はすば歯車17の矢印J方向
の回転に伴い、出力歯車19は図10および図13の矢
印K方向に軸方向に移動し、出力歯車19の内はすば歯
車部19cは図13に示したように駆動はすば歯車17
の外周歯と噛み合い状態になる。更に、出力歯車19の
矢印K方向への移動に伴い、図13に示したように、出
力歯車19の外周の平歯車部19eは中間平歯車26に
噛み合う。その結果、モータ16の回転は出力歯車19
を経て平歯車26に伝達される。
【0039】他方、出力歯車18も矢印K方向に移動す
るので、出力歯車18は図13に示したように出力歯車
18は駆動はすば歯車17との噛み合い状態から離脱す
ると共に、平歯車27との噛み合いから脱する。その結
果、駆動はすば歯車17から平歯車27への駆動力の伝
達は切断される。
【0040】これとは逆に、モータ16の出力軸16a
が図10の矢印L方向に回転した時には、図12に示し
たように、出力歯車18および19は共に矢印M方向に
移動し、出力歯車18が駆動はすば歯車17と噛み合い
状態になる一方、出力歯車19は駆動はすば歯車17と
の噛み合い状態から離脱する。その結果、モータ16の
回転は平歯車27に伝達され、平歯車26への回転力の
伝達は切断される。
【0041】以上には本発明の特定の実施例を説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の設
計変更を施すことができる。例えば、以上には2つの出
力歯車を備え、モータの回転方向の切り換えに応じて動
力の伝達先がいづれか一方の出力歯車に切り換えられる
ようになった実施形態を記載したが、本発明の最も簡素
な実施形態においては、出力歯車は1つだけにすること
ができる。この場合には、モータが或る方向に回転すれ
ば動力は出力歯車に伝達され、モータが逆転すれば動力
伝達は遮断される。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、高価なワンウェイクラ
ッチを使用することを要しないので、動力伝達装置を安
価に製造することができる。
【0043】プラスチックの成形によりはすば歯車を形
成する場合には、動力伝達装置を一層安価に製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動力伝達装置の第1実施例の斜視図で
ある。
【図2】図1に示した動力伝達装置の分解斜視図であ
る。
【図3】図1に示した動力伝達装置の平面図で、歯車の
噛み合い状態を示す。
【図4】図1に示した動力伝達装置の平面図で、歯車の
他の噛み合い状態を示す。
【図5】図1に示した一方の出力歯車の1部の平面図で
ある。
【図6】図1に示した駆動歯車の1部の平面図である。
【図7】図1に示した他方の出力歯車の1部の平面図で
ある。
【図8】図1に示した駆動はすば歯車および出力はすば
歯車の動力伝達図である。
【図9】図1に示した駆動はすば歯車および出力はすば
歯車の動力伝達図である。
【図10】本発明の動力伝達装置の第2実施例の斜視図
である。
【図11】図10に示した動力伝達装置の分解斜視図で
ある。
【図12】図10に示した動力伝達装置の平面図で、歯
車の噛み合い状態を示す。
【図13】図10に示した動力伝達装置の平面図で、歯
車の他の噛み合い状態を示す。
【図14】図10に示した出力歯車の側面図である。
【図15】図10に示した出力歯車の断面図である。
【図16】図10に示した一方の出力歯車の内はすばの
1部の平面図である。
【図17】図10に示した駆動歯車の1部の平面図であ
る。
【図18】図10に示した他方の出力歯車の内はすばの
1部の平面図である。
【図19】従来の動力伝達装置の斜視図である。
【図20】図19に示した従来の動力伝達装置の分解斜
視図である。
【符号の説明】 100、200: 動力伝達装置 2a、16a: 駆動軸 3、17: 駆動はすば歯車 4、5: 支持軸 4c、11: ストッパ手段 6: 第2の出力はすば歯車 7: 第1の出力はすば歯車 8、9、21、22: 付勢手段 18、19: 出力歯車 19c:出力歯車の内はすば部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸と、前記駆動軸と一体回転するべ
    く前記駆動軸に固定された駆動はすば歯車と、前記駆動
    軸に平行な第1の支持軸と、前記駆動はすば歯車に噛み
    合う係合位置と前記係合位置よりも軸方向第1方向に位
    置し前記駆動はすば歯車から離脱する離脱位置との間で
    軸方向移動可能に回転可能に前記支持軸に支持された第
    1の出力はすば歯車と、前記出力はすば歯車の前記係合
    位置を規制するストッパ手段と、前記出力はすば歯車を
    前記離脱位置から係合位置へと付勢する手段とを備え、 前記駆動軸が所定の回転方向に回転した時に出力はすば
    歯車が駆動はすば歯車に噛み合うことにより駆動軸の回
    転が出力はすば歯車に伝達され、前記駆動軸が反対方向
    に回転した時に出力はすば歯車が前記軸方向第1方向に
    変位して駆動はすば歯車から離脱することにより駆動軸
    から出力はすば歯車への動力伝達が切断されることを特
    徴とする動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記駆動軸に平行な第2の支持軸
    と、前記駆動はすば歯車に噛み合う係合位置と前記係合
    位置よりも軸方向第2方向に位置する離脱位置との間で
    軸方向移動可能に回転可能に前記第2支持軸に支持され
    た第2の出力はすば歯車と、前記第2の出力はすば歯車
    の前記係合位置を規制するストッパ手段と、前記第2の
    出力はすば歯車を前記離脱位置から係合位置へと付勢す
    る手段とを備え、 前記駆動軸が前記所定方向に回転した時に第1出力はす
    ば歯車が駆動はすば歯車に噛み合うことにより駆動軸の
    回転が第1出力はすば歯車に伝達され、前記駆動軸が前
    記反対方向に回転した時に第2出力はすば歯車が駆動は
    すば歯車に噛み合うことにより駆動軸の回転が第2出力
    はすば歯車に伝達されることを特徴とする請求項1記載
    の動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 駆動軸と;前記駆動軸と一体回転するべ
    く前記駆動軸に固定された駆動はすば歯車と;前記駆動
    はすば歯車の歯と噛み合い可能な内はすばを備え、前記
    内はすばが前記駆動はすば歯車の歯と噛み合う係合位置
    と前記係合位置よりも軸方向第1方向に位置し前記内は
    すばが前記駆動はすば歯車の歯から離脱する離脱位置と
    の間で軸方向移動可能に回転可能に前記駆動軸に支持さ
    れた第1の出力歯車と;前記出力歯車を前記離脱位置か
    ら係合位置へと付勢する手段とを備え、 前記駆動軸が所定の回転方向に回転した時に出力歯車の
    内はすばが駆動はすば歯車の歯に噛み合うことにより駆
    動軸の回転が出力歯車に伝達され、前記駆動軸が反対方
    向に回転した時に出力歯車が前記軸方向第1方向に変位
    してその内はすばが駆動はすば歯車の歯から離脱するこ
    とにより駆動軸から出力歯車への動力伝達が切断される
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動はすば歯車の歯と噛み合い可能
    な第2の内はすばを備え、前記第2内はすばが前記駆動
    はすば歯車の歯と噛み合う係合位置と前記係合位置より
    も軸方向第2方向に位置する離脱位置との間で軸方向移
    動可能に回転可能に前記駆動軸に支持された第2の出力
    歯車と;前記第2の出力歯車を前記離脱位置から係合位
    置へと付勢する手段とを更に備え、 前記駆動軸が前記所定方向に回転した時に第1出力歯車
    の内はすばが駆動はすば歯車の歯に噛み合うことにより
    駆動軸の回転が第1出力歯車に伝達され、前記駆動軸が
    前記反対方向に回転した時に第2出力歯車の内はすばが
    駆動はすば歯車の歯に噛み合うことにより駆動軸の回転
    が第2出力歯車に伝達されることを特徴とする請求項3
    記載の動力伝達装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動歯車および出力歯車の少なくと
    も1つはプラスチックの成形により形成されていること
    を特徴とする請求項1から4のいづれかに基づく動力伝
    達装置。
JP25706797A 1997-09-22 1997-09-22 動力伝達装置 Withdrawn JPH1194044A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6723459B2 (en) 2000-07-12 2004-04-20 Sulzer Hexis Ag Plant with high temperature fuel cells
CN110101489A (zh) * 2019-05-06 2019-08-09 北京大学第三医院(北京大学第三临床医学院) 无切迹融合装置
JP2020180205A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 小川香料株式会社 p−メンタ−8−S−グルタチオニル−3−オンからなる持続性香味増強剤

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