JPH1193937A - ケーブルの長さ調整装置とその調整方法とその組付方法 - Google Patents

ケーブルの長さ調整装置とその調整方法とその組付方法

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JPH1193937A
JPH1193937A JP25442997A JP25442997A JPH1193937A JP H1193937 A JPH1193937 A JP H1193937A JP 25442997 A JP25442997 A JP 25442997A JP 25442997 A JP25442997 A JP 25442997A JP H1193937 A JPH1193937 A JP H1193937A
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operation cable
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Satoyuki Nogami
智行 野上
Yukinori Kato
幸則 加藤
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Chuo Hatsujo KK
Toyota Motor Corp
Chuo Spring Co Ltd
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Chuo Hatsujo KK
Toyota Motor Corp
Chuo Spring Co Ltd
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルの長さ調整装置において、位置決め
用ナットをストッパーにて位置決めすることにより、締
結用ナットを片手で締め込むだけで簡単に組付けられる
ことを目的とする。 【構成】 作動ケーブル10の先端に結合されている雄
ねじ部11に位置決め用ナット30が螺合していて、予
め決められた位置にある。作動ケーブルエンド12にケ
ーブル嵌合部53で嵌合するストッパー50は前記位置
決め用ナット30の外周に嵌合していて、ストッパー延
設部51は係止具60に挟み込まれている。前記係止具
60に回転自在に軸支された嵌合部材63の嵌合部材貫
通孔69に前記雄ねじ部11が貫通し、先端部に締結用
ナット40が螺合する。前記係止具60の一端には操作
ケーブル20が、他端では車体に固定されたブラケット
70が軸支されている。前記締結用ナット40を片手で
締め付けると長さが調整された状態で組付作業が完了す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は車両に用いられる
ケーブル例えばパーキングブレーキのケーブルの長さを
調整する装置とその調整方法とその組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 車両に用いられているケーブルは幾つ
かあるが、手あるいは足によって操作ケーブルを引っ張
り、この操作荷重を作動ケーブルに伝えてストロークさ
せて機能させる機構のひとつにパーキングブレーキ機構
がある。この操作ケーブルと作動ケーブルとを連結し全
体の長さを調整する装置としてケーブルの長さ調整装置
が用いられている。
【0003】このケーブルの長さ調整装置は従来例えば
図10及び図11に示すような構造のものである。図1
0は締結前の仮組付けした状態を示す平面図であり、図
11は締結後の組付けが完了した状態を示す平面図であ
り、操作ケーブル及び作動ケーブルについては、ケーブ
ルの長さ調整装置に組付けられている近傍のみ示してい
る。
【0004】図10において操作ケーブル120の図示
されていない先端部は車室内のハンドブレーキレバーあ
るいは足踏み式パーキングブレーキペダルに連結してい
る。前記操作ケーブルの図示されている側の端部には操
作ケーブルエンド121が結合されている。
【0005】作動ケーブル110の図示されていない側
はイコライザーを介してリヤのホイールのパーキングブ
レーキ装置に連結されている。前記作動ケーブル110
の図示されている側では作動ケーブルエンド112と雄
ねじ部111が前記作動ケーブル110と軸芯に合致し
て延設した状態で結合されている。
【0006】前記操作ケーブル120と前記作動ケーブ
ル110及び前記雄ねじ部111とを連結するのが係止
具180である。係止具180は帯状の金属板を折り曲
げて重なった部分で溶接されている。この係止具180
の両端の端面は係止具端面183を形成する。図10の
紙面に直角な方向には開放された口を有するが、図10
に示す係止具側面182の側では閉じられている。前記
係止具端面183で係止具180が溶接されている側の
外側には、外周が6角を形成する六角リテーナ181が
溶接されている。この六角リテーナの内周側では円柱状
の空洞部184が設けられている。該空洞部184の円
柱状の軸芯は前記係止具端面183の外周の面に直角に
形成されている。前記空洞部184の内径は前記操作ケ
ーブル120の外径よりやや大である。また前記六角リ
テーナが結合されている側の係止具端面183にも、前
記六角リテーナに設けられた空洞部184と同じ内径の
係止具空洞部186が空けられている。従って前記操作
ケーブル120は前記係止具空洞部186内及び前記空
洞部184内を回転自在に貫通可能である。
【0007】前記六角リテーナ181が溶接されていな
い側の係止具端面183には面に直角に作動ケーブル用
空洞部185が空けられている。またこの前記係止具端
面183の内側には締結用ナット140が溶接されてい
る。この時該締結用ナット140の内周の雌ねじと前記
作動ケーブル用空洞部185とは軸芯が一致する。
【0008】図10に示す130は位置決め用ナットで
あり、前記締結用ナット140と共に前記雄ねじ部11
1に螺合されている。
【0009】前述の部品を組付け、長さを調整する方法
を次に述べる。六角リテーナ181が結合された側の係
止具端面183の係止具空洞186と六角リテーナ18
1の空洞部184とを貫通して、操作ケーブル120を
操作ケーブルエンド121で係止具180に連結する。
前記操作ケーブル120の端部に結合される操作ケーブ
ルエンド121の外径は前記の係止具空洞部186の外
径よりも大であり、前記係止具180の両側の係止具側
面182の間隔より小であるから、前記操作ケーブルエ
ンド121は前記係止具180の中に収められるのであ
り、前記操作ケーブル120を図10にて左方向に引っ
張った時のストッパーの役目を果たす。
【0010】次に作動ケーブル110に結合された雄ね
じ部111に位置決め用ナット130を螺合させ、予め
設定された位置にて仮りに固定する。この時の固定には
接着剤が用いられる。前記雄ねじ部111の途中の位置
に前記位置決め用ナット130を有した状態で、前記係
止具180の前記係止具端面183に設けられた作動ケ
ーブル用空洞部185に前記雄ねじ部111を挿入し、
前記係止具端面183に溶接された締結用ナット140
に前記雄ねじ部111を螺合させる。この状態は図10
に示すように前記操作ケーブル120と前記作動ケーブ
ル110とが仮りに連結された形となる。
【0011】次に前記位置決め用ナット130を一方の
手に持ったスパナで押さえ、前記六角リテーナ181を
他方の手に持ったインパクトレンチにて回転させて行
く。前記六角リテーナは前記係止具端面183に結合し
ているので、前記係止具180及び前記締結用ナット1
40を一体として回転させることになる。この時前記位
置決め用ナット130は押さえられているので、共廻り
してしまうことはない。前記操作ケーブル120は前記
空洞部184及び前記操作ケーブル用空洞部186の内
側にあって固定したままである。一方前記作動ケーブル
110に結合されている前記雄ねじ部111は前記締結
用ナットの回転に連れて位置を変化させて行く。そして
図11に示すように前記位置決め用ナット130が前記
係止具端面183に接するようになり、ここで前記締結
用ナット140と前記位置決め用ナット130とで前記
係止具端面183をしっかり挟み込んで所定の軸力を発
生させれば組付けが完了する。
【0012】前記位置決め用ナット130と前記雄ねじ
部111とは相対的な位置関係が固定しているので、こ
の予め決められた関係が維持されるので、前記操作ケー
ブル120と前記作動ケーブル110及び前記係止具1
80全体で構成する長さは当初の前記位置決め用ナット
130の仮留めの位置によって調整することができる。
車両の組立ラインからの情報でもし若干長くした方が良
いと言うことであれば、予めのこの位置決め用ナット1
30の位置を図10より少し左に移動させてやれば良い
し、短くした方が良いと言うことなら右に移動させれば
良い。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】 このような従来の構
成になるケーブルの長さ調整装置においては、その組付
方法の説明で述べたように作業において、位置決め用ナ
ットの回転止めをしつつ、締結する必要があった。一方
の手で位置決め用ナットを押さえ、他方の手でて締結す
ると言うように、必ず両手で作業しなければならず作業
効率が悪いと言う問題があった。
【0014】そこでこのような問題点に鑑み、位置決め
用ナットに嵌合するストッパーを車体の一部によりある
いは車体に取り付けられた係止具により回転止めするこ
とによって、前記位置決め用ナットに対して手を使う必
要をなくし、片手で締結用ナットを締結すれば簡単に効
率良く組付け作業ができるようにすることを本発明の目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】 第1の発明は、操作ケ
ーブルの操作によって作動ケーブルをストロークさせる
べく前記操作ケーブルと前記作動ケーブルとを連結する
ケーブルの長さ調整装置において、前記作動ケーブルあ
るいは操作ケーブルの先端に結合した雄ねじ部と、該雄
ねじ部に螺合した位置決め用ナット及び締結用ナット
と、前記位置決め用ナットの外周が軸方向に摺動可能で
回転は阻止されて嵌合するナット嵌合部と前記作動ケー
ブルエンドあるいは操作ケーブルエンドに軸方向に摺動
可能で回転は阻止されて嵌合するケーブル嵌合部とから
なり端部にはストッパー延設部が設けられているストッ
パーと、回転自在に軸支された嵌合部材を有すると共に
該ストッパーが軸方向には移動可能であるが回転は阻止
されるように嵌め込まれ且つ車体に結合したブラケット
で回動自在に軸支された係止具とからなり、前記雄ねじ
部を結合していないケーブルである操作ケーブルあるい
は作動ケーブルの端部となる操作ケーブルエンドあるい
は作動ケーブルエンドが前記係止具に回動自在に軸支
し、また前記作動ケーブルあるいは前記操作ケーブルに
結合した前記雄ねじ部が前記嵌合部材を貫通し前記位置
決め用ナットと前記締結用ナットが挟んで結合している
ことを特徴とするケーブルの長さ調整装置である。
【0016】第2の発明は、操作ケーブルの操作によっ
て作動ケーブルをストロークさせるべく前記操作ケーブ
ルと前記作動ケーブルとを連結するケーブルの長さ調整
装置において、前記作動ケーブルあるいは操作ケーブル
の先端に結合した雄ねじ部と、該雄ねじ部に螺合した位
置決め用ナット及び締結用ナットと、前記位置決め用ナ
ットの外周が軸方向に摺動可能で回転は阻止されて嵌合
するナット嵌合部と前記作動ケーブルあるいは操作ケー
ブルに軸方向に摺動可能で回転は阻止されて嵌合するケ
ーブル嵌合部とからなり車体の一部との係合によって軸
方向には移動可能であるが回転は阻止されるストッパー
と、回転自在に軸支された嵌合部材を有し且つ車体に結
合したブラケットで回動自在に軸支された係止具とから
なり、前記雄ねじ部を結合していないケーブルである操
作ケーブルあるいは作動ケーブルの端部となる操作ケー
ブルエンドあるいは作動ケーブルエンドが前記係止具に
回動自在に軸支し、また前記作動ケーブルあるいは前記
操作ケーブルに結合した前記雄ねじ部が前記嵌合部材を
貫通し前記位置決め用ナットと前記締結用ナットが挟ん
で結合していることを特徴とするケーブルの長さ調整装
置である。
【0017】第3の発明は、操作ケーブルの操作によっ
て作動ケーブルをストロークさせるべく前記操作ケーブ
ルと前記作動ケーブルとを連結するケーブルの長さ調整
装置において、前記作動ケーブルあるいは操作ケーブル
の先端に結合した雄ねじ部と、該雄ねじ部に螺合した位
置決め用ナット及び締結用ナットと、前記位置決め用ナ
ットの外周が軸方向に摺動可能で回転は阻止されて嵌合
するナット嵌合部と前記作動ケーブルあるいは操作ケー
ブルに軸方向に摺動可能で回転は阻止されて嵌合するケ
ーブル嵌合部とからなり車体の一部との係合によって軸
方向には移動可能であるが回転は阻止されるストッパー
と、前記雄ねじ部を結合していないケーブルである操作
ケーブルあるいは作動ケーブルの端部となる操作ケーブ
ルエンドあるいは作動ケーブルエンドが一端で軸支し他
端の係止具端面で前記締結用ナットを結合すると共に前
記作動ケーブルあるいは操作ケーブルに結合した前記雄
ねじ部が前記係止具端面を貫通する係止具とからなり、
前記雄ねじ部に螺合した前記位置決め用ナットと前記締
結用ナットが前記係止具の前記係止具端面を挟んで結合
していることを特徴とするケーブルの長さ調整装置であ
る。
【0018】第4の発明は、第1の発明あるいは第2の
発明あるいは第3の発明に記載のケーブルの長さ調整装
置において、前記ストッパーは前記位置決め用ナットを
嵌合する為の空洞を有するナット嵌合部にて、前記スト
ッパーのストッパー開放口を形成する外周部の一部に開
かれた1つあるいは複数のスリットを軸方向に設けてあ
ると共に、前記ストッパー開放口の先端部にて前記スリ
ットを有する部分の内周の一部あるいは全部に突起部を
有し、該突起部の前記ストッパー開放口側と反対側とに
共に面取りあるいは傾斜面が施されていることを特徴と
するケーブルの長さ調整装置である。第5の発明は、位
置決め用ナットを作動ケーブルあるいは操作ケーブルの
端部に結合された雄ねじ部の予め設定した位置に螺合
し、ストッパーを前記位置決め用ナットに対してナット
嵌合部にて嵌合すると共に、前記作動ケーブルの作動ケ
ーブルエンドあるいは前記操作ケーブルの操作ケーブル
エンドと前記ストッパーのケーブル嵌合部にて嵌合し、
前記ストッパーの一部を係止具に嵌め込むかあるいは前
記ストッパーを車体の一部と係合することによって前記
ストッパーの回転を阻止し、前記雄ねじ部に締結用ナッ
トを螺合して締結することを特徴とするケーブルの長さ
調整装置の調整方法である。
【0019】第6の発明は、位置決め用ナットを作動ケ
ーブルあるいは操作ケーブルの端部に結合された雄ねじ
部の予め設定した位置に螺合し、ストッパーを前記位置
決め用ナットに対してナット嵌合部にて軸方向に移動さ
せて嵌合すると共に、前記作動ケーブルあるいは前記操
作ケーブルのケーブル嵌合部にて嵌合し、前記雄ねじ部
を係止具に軸支された嵌合部材に貫通し、締結用ナット
を螺合させるかあるいは係止具の係止具端面に結合した
締結用ナットに螺合させることによって、前記作動ケー
ブルあるいは操作ケーブルと前記係止具を仮に結合した
状態で車体に運び、最後に前記締結用ナットのみを締結
することで組付けを完了することを特徴とするケーブル
の長さ調整装置の組付方法である。
【0020】
【発明の作用と効果】 上記のように構成された第1の
発明によれば、位置決め用ナットを作動ケーブルあるい
は操作ケーブルの先端に結合された雄ねじ部に螺合さ
せ、予め設定された位置に置き、ストッパーを摺動させ
て前記位置決め用ナットの外周にストッパー嵌合部にて
嵌合させることによって、簡単に位置決めできる。この
時前記ストッパーのケーブル嵌合部では前記作動ケーブ
ルあるいは操作ケーブルに嵌合しているので、前記スト
ッパーと前記位置決め用ナットは前記作動ケーブルある
いは操作ケーブルに対し回転が阻止される。
【0021】そして前記ストッパーにはストッパー延設
部が設けられていて係止具に嵌め込まれると、前記スト
ッパーの回転は前記係止具で回転が阻止される。この時
前記係止具は車体に結合したブラケットに回動自在に軸
支されており、前記作動ケーブルあるいは前記操作ケー
ブルの軸廻りの回転は阻止されるので、前記位置決め用
ナットの回転は前記ストッパーと前記係止具によって阻
止される。前記位置決め用ナットが回転できなければ軸
方向に移動することもできなくなるから、前記位置決め
用ナットは前記作動ケーブルあるいは操作ケーブルの前
記雄ねじ部の予め設定された位置にて固定されることに
なる訳である。
【0022】次に前記係止具に回転自在に軸支された嵌
合部材に設けられた孔に前記雄ねじ部の先端を貫通さ
せ、その先端に締結用ナットを螺合させる。前記位置決
め用ナットと該締結用ナットとで前記嵌合部材を挟み込
む形となり、前記位置決め用ナットは前記ストッパー及
び前記係止具を介して回転が阻止されているので、何ら
固定措置を取る必要がなく、前記締結用ナットだけを片
手で例えばインパクトレンチを持って規定の締めつけト
ルク迄締めつければ予め設定した長さに調整できること
になる。
【0023】前述の如く従来の技術では位置決め用ナッ
トを仮りの位置に固定する為に接着剤を用いていたの
で、接着剤が必要であり塗布する手間も掛かっていた。
また位置を変更する時はこの接着剤を取り払う必要があ
り時間が掛かるとか場合によっては再使用ができないこ
ともあったが、第1の発明によれば、前記係止具に嵌め
込む前記ストッパーを設けるだけの簡単な構成により、
そのような接着剤も必要なくなり、塗布の手間も掛から
なくなり、更に再使用が可能となる。そして前記位置決
め用ナットの位置決めが容易となり、また締結用ナット
を片手で締め付ければ良く、作業が簡単で効率が良くな
る効果を有し、目的が達成できる。
【0024】第2の発明においてもストッパーは第1の
発明の構造と基本的には同じであるから、位置決め用ナ
ットの位置決めは容易である。第1の発明との違いは前
記ストッパーがストッパー延設部を有せず、車体の一部
に係合されている点である。これによって前記ストッパ
ーは軸方向には移動可能であるが回転は阻止されること
になり、第1の発明と同様に、前記位置決め用ナットが
固定されるので、係止具に回転自在に軸支された嵌合部
材に設けられた嵌合部材貫通孔に前記雄ねじ部の先端を
貫通させ、その先端に締結用ナットを螺合させ前記締結
用ナットだけを片手で規定の締めつけトルク迄締めつけ
れば良い。
【0025】以上の説明の如く発明2においても、前記
ストッパーを車体の一部と係合させると言う簡単な構成
により、接着剤の必要がなくなり、位置決め用ナットの
位置決めが容易となり、また締結用ナットを片手で締め
付ければ良く、作業が簡単で効率が良くなる効果を有
し、目的が達成できる。
【0026】第3の発明は、ストッパーが第2の発明と
同じで車体の一部にて回転を阻止するものであるが、係
止具が第1の発明あるいは第2の発明と異なり、前述の
従来技術に近いものである。該係止具の一端には雄ねじ
部が結合されていない操作ケーブルあるいは作動ケーブ
ルの端部が回転自在に軸支され、他端では作動ケーブル
あるいは操作ケーブルの雄ねじ部が前記係止具の係止具
端面を貫通している。この係止具端面を貫通して前記係
止具の内側に挿入された前記雄ねじ部に締結用ナットを
螺合させ、前記締結用ナットと一体となった前記係止具
を回転させて、片手で規定の締め付けトルク迄締め付け
れば、予め設定した長さに調整できる。
【0027】以上の説明の如く第3の発明においても、
従来の技術に前記ストッパーを付加し、これを車体の一
部に係合させると言う簡単な構成により、接着剤の必要
がなくなり、位置決め用ナットの位置決めが容易とな
り、また締結用ナット側を片手で締め付ければ良く、作
業が簡単で効率が良くなる効果を有し、目的が達成でき
る。
【0028】第1あるいは第2あるいは第3の発明に記
載のケーブルの長さ調整装置において、第4の発明で記
載しているように、前記ストッパーのストッパー開放口
を形成する外周部の一部に開かれた1つあるいは複数の
スリットが軸方向に設けてあると共に、前記ストッパー
開放口の先端部にて前記スリットを有する部分の内周の
一部あるいは全部に突起部を有し、該突起部の前記スト
ッパー開放口側と反対側とに共に面取りあるいは傾斜面
が施されている。従って前記位置決め用ナットに前記ス
トッパーを嵌め込むに際して、一時的に前記位置決め用
ナットの外周が前記突起部に阻まれるけれども、前記ス
リットが有って前記ストッパーの外周の一部で剛性が小
さくなっているので、少し強く前記位置決め用ナットを
押し込むと、面取りあるいは傾斜面に添って入り込んで
行く。更に奥に前記位置決め用ナットを押し込むと前記
突起部を乗り越して前記ストッパーの中に収まることに
なる。このように前記位置決め用ナットに前記ストッパ
ーを嵌合させる時節度感を持って位置決めを可能とする
効果がある。
【0029】第5の発明は、作動ケーブルあるいは操作
ケーブルの端部に結合された雄ねじ部の予め設定した位
置に位置決め用ナットを螺合させて、この位置決め用ナ
ットにストッパーを嵌合させることで位置を固定し、こ
のストッパーを係止具に嵌め込むかあるいは車体の一部
に係合することによって前記ストッパーの回転を止めた
上で、締結用ナットを締め込むことからケーブルの長さ
調整が可能となる調整方法であり、位置決め用ナットの
位置決めが容易であり、また締結用ナットを片手で締め
付ければ良く、調整が簡単になる効果がある。
【0030】第6の発明は、位置決め用ナットにストッ
パーを嵌合させることで、仮留めした状態にして車体に
運び、そこで締結用ナットを片手で締め込むことによっ
て正式に組付け完了とするケーブルの長さ調整装置の組
付方法であり、位置決め用ナットの位置決めが容易であ
り、また締結用ナットを片手で締め付ければ良く、作業
が簡単になる効果がある。
【0031】
【発明の実施の形態】 本発明のケーブルの長さ調整装
置がパーキングブレーキに適用された場合について説明
する。まず第1の実施の形態のケーブルの長さ調整装置
についてであるが、図1に平面図を示し、図2に側面図
を示す。
【0032】作動ケーブル10の先端には作動ケーブル
エンド12が結合されており、この作動ケーブルエンド
の更に先端には雄ねじ部11が結合されているかあるい
は前記作動ケーブルエンドに一体的に雄ねじ部11が形
成されており、それぞれの軸芯は一致している。ここで
は前記雄ねじ部11は全てに雄ねじが形成されている
が、一部に雄ねじが形成されたものであっても良い。こ
の状態を示す斜視図が図4であるが、前記作動ケーブル
10の先端が前記作動ケーブルエンドの内部に入ってお
り、前記作動ケーブルエンドの外周からかしめることに
よって結合されている。
【0033】前記作動ケーブルエンド12の外周は例え
ば4角柱等の多角形を形成しており、ストッパー50の
端部にあり内周が4角柱の空洞を有するケーブル嵌合部
53と嵌合し、軸方向には移動可能であるが、回転は阻
止されて一体となる。このストッパー50の単体の斜視
図を図3(A)に示し、断面図を図3(B)に示す。こ
のストッパー50において前記ケーブル嵌合部53の反
対側では、ナット嵌合部52が形成されていて、開放さ
れた開放口54を構成する。該ナット嵌合部52の外周
は4角柱であるが内周側ではナットを嵌合できるように
6角柱の形状の空洞となっている。ここで前記ナット嵌
合部52の内周部における外径の方が、前記ケーブル嵌
合部53の内周部における外径より大となっているの
で、前記ストッパー50に嵌合した位置決め用ナット3
0が前記ストッパー50の内に収まるようになってい
る。前記ストッパー50において、前記ナット嵌合部5
2や前記ケーブル嵌合部53を形成する6角柱や4角柱
の多角形の1面を空けて断面の一部が開放されている形
状のストッパーにして、軸方向に動かさなくても側面か
ら前記位置決め用ナット30を嵌合することも可能であ
る。
【0034】前記ナット嵌合部53の先端部では相対す
る2面のみ延びた平板形状のストッパー延設部51が構
成されている。このストッパー延設部51は必ずしも2
面に限定されず、1面でも良いが、強度上は2面の方が
有利である。前記ストッパー50の材料はこの場合樹脂
であるが、これも必ずしも樹脂に限定されるものではな
く、金属や繊維であっても良い。
【0035】前記ストッパー50は前記ケーブル嵌合部
53にて軸方向には自由に移動可能であり、前記位置決
め用ナット30に対してもナット嵌合部52にて軸方向
には移動可能であるから、簡単に前記位置決め用ナット
30と前記ストッパー50との嵌合を外すことができ
る。従って前記位置決め用ナット30の位置の再調整も
簡単にできる。
【0036】図3(A)に示すように、前記ナット嵌合
部52の外周の一面の両サイドでは前記ストッパー開放
口54に開いたスリット55が設けられている。前記ス
リット55の数は1つであっても、2つ以上であっても
良い。スリットの数が多くなると、前記ナット嵌合部5
2の剛性が小さくなり前記位置決め用ナット30に嵌合
させ易くなる。図3(B)に示すように、前記ナット嵌
合部52の端部であるストッパー開放口54近くにおい
ては、内周に突起部56を設けている。この突起部56
にはストッパー開放口側に挿入用傾斜面57を形成し、
その反対側で取出用傾斜面58を形成している。
【0037】前述の位置決め用ナット30の単品の斜視
図を図5に示す。位置決め用ナット本体部31の外周は
6角柱形状をしているが、この位置決め用ナット本体部
31から延設している位置決め用ナット延設部32の外
周は円柱形状をしている。内周には共に雌ねじが設けら
れている。図1に示すようにこの位置決め用ナット30
を前記雄ねじ部11に螺合し、前記位置決め用ナット本
体部31の外周が前記ストッパー50に嵌め込まれた状
態の時に、前記位置決め用ナット延設部32の端面は前
記ストッパー開放口54より外に少し出ているが、前記
ストッパー延設部51の先端よりは内側となる。
【0038】ブラケット70に第2ピン65を介して回
動自在に軸支された係止具60を示す斜視図が図6であ
る。断面形状がハット形をし、平面図では飛行機の翼の
ような形をした2枚のインターミディートプレート61
を向かい合わせ、両端部の重ね合わせ部で第1ピン64
と前記第2ピン65にて結合している。前述のようにこ
の第2ピン65は前記係止具60を前記ブラケット70
に対し回動自在に軸支し、前記係止具60の回動の支点
となる。2枚の前記インターミディートプレート61の
中央部は間隔が設けられているが、ここには嵌合部材6
3が前記インターミディートプレート61の面に直角に
嵌合されている。また前述の前記ストッパー50の前記
ストッパー延設部51は2枚の前記インターミディート
プレート61の間隔の中にちょうど嵌め込まれる寸法関
係になっている。またこのストッパー延設部51が前記
係止具60の奥深く入った時には前記嵌合部材63に干
渉してしまわず跨げるような寸法関係になっている。こ
れによって図1に示す如く前記ストッパー50は前記係
止具60に対し前記ストッパー50の軸方向には移動可
能であるが、軸回りの回転は阻止される。図1では前記
ストッパー延設部51が前記インターミディートプレー
ト61の内側に嵌め込まれるが、逆に前記ストッパー延
設部51が前記インターミディートプレート61を挟み
込む構造であっても良い。
【0039】前記嵌合部材63の斜視図を図7に示す
が、上下の端部に円柱形状の嵌合部材ボス67を形成し
ている。該嵌合部材ボス67は上下の前記インターミデ
ィートプレート61のほぼ中央に空けられている円柱形
状のインターミディートプレート孔62に嵌合するの
で、前記嵌合部材63は前記係止具60に対して回転自
在に軸支される。本体部は平行に相向かい合う平面であ
る嵌合部材端面68を形成し、その中央近くに嵌合部材
貫通孔69が空けられている。この嵌合部材貫通孔69
の内径は前記雄ねじ部11の外径よりやや大であり、前
記作動ケーブル10に結合した前記雄ねじ部11が前記
嵌合部材貫通孔69を貫通できる。
【0040】図1に示すように前記位置決め用ナット3
0の先端となる前記位置決め用ナット延設部32の端面
は前記嵌合部材63の前記嵌合部材端面68の一方の面
に対していて、組付け後は互いに接することになる。
【0041】前記嵌合部材貫通孔69を貫通して出てい
る前記雄ねじ部11の先端部には締結用ナット40が螺
合している。この締結用ナット40は前記位置決め用ナ
ット30と同じ形状をしていても若干形状が異なってい
ても良いが、締結用ナット本体部の先に締結用ナット延
設部を有しており、この締結用ナット延設部の端面が、
前記嵌合部材63の嵌合部材端面68の中前記位置決め
用ナットの反対側の端面に接している。
【0042】前記係止具60の第1ピン側の端部近くで
は、ケーブルエンド用孔66が上下2枚の前記インター
ミディートプレート61にそれぞれ空けられている。図
1に示すように操作ケーブル20の端部の円柱状をした
操作ケーブルエンド21が、このケーブルエンド用孔6
6に回動可能に軸支される。
【0043】前記ブラケット70は両端に第1取付孔7
1及び第2取付孔72を有し、図示してないボルトで車
体のアンダーフロアに取り付けられているので、前記ブ
ラケット70は固定されており、前記係止具60は前記
第2ピン65を軸として回動可能である。
【0044】図1に示す状態では未だ前記締結用ナット
40を締め込んでないので、前記位置決め用ナット30
の前記位置決め用ナット延設部32の端面が前記嵌合部
材63に接していない。片手にインパクトレンチを持っ
て前記締結用ナット40を締め付けて行くと、前記位置
決め用ナット30は前記ストッパー50で位置が決めら
れており、このストッパー50は前記ストッパー延設部
51が前記インターミディートプレート61の間に挟ま
り回転することができなくなっているので、前記位置決
め用ナット30と前記雄ねじ部11との相対的な位置を
固定したまま規定の締め付けトルクで締結することがで
きる。そして図8に示すように前記位置決め用ナット3
0と前記締結用ナット40が両側から前記嵌合部材63
を隙間なく挟んだ状態となり、更に締め付けると軸力が
発生し締結が完了する。この時前述のように前記位置決
め用ナット30をスパナ等で固定する必要がないので、
スパナ等の入るスペースを前記位置決め用ナット30の
近傍に設けて置く必要もない。
【0045】そこで図示しないパーキングブレーキレバ
ーあるいはパーキングブレーキペダルを操作すると、前
記操作ケーブル20が図8にて左方へ引かれる。この操
作力は前記操作ケーブルエンド21を介して前記係止具
60に対して前記第2ピン65を支点とした回転力を与
える。従って前記係止具60のほぼ中央で軸支されてい
る前記嵌合部材63が前記嵌合部材63の左方回転と共
に左方に移動させられるが、支点となる前記第2ピン6
5から前記嵌合部材63迄の距離と前記操作ケーブルエ
ンド21迄の距離はおよそ1:2であるから前記操作ケ
ーブル20の張力の約2倍の張力で前記作動ケーブル1
0を引張ることができる。またストロークについて見る
と、前記作動ケーブル10のストロークに対して前記操
作ケーブル20のストロークは2倍となるので、前記作
動ケーブル10に連結されたパーキングブレーキ装置を
微妙な量のストロークだけ作動させると言うようなこと
が可能となる。
【0046】前記嵌合部材63には前記嵌合部材貫通孔
69を貫通して前記雄ねじ部11そしてこの雄ねじ部1
1に結合した前記作動ケーブル10が前記位置決め用ナ
ット30と前記締結用ナット40とで締結されているの
で、前記作動ケーブル10を左方にストロークさせるこ
とになる。この作動ケーブル10には図示しないイコラ
イザーを介してリヤホイールのところにあるパーキング
ブレーキ装置を作動させるので、パーキングブレーキが
掛けられることになる。
【0047】第2の実施の形態については、図1に示す
第1の実施の形態に対してストッパー50にストッパー
延設部51が形成されておらず、ナット嵌合部52の外
周を車体のアンダーフロアの一部に結合されたストッパ
ー固定部材に挟み込んで回転を阻止する構成のものであ
り、その他の点では第1の実施の形態と同じに構成され
ている。
【0048】第3の実施の形態については前述の第1及
び第2の実施の形態と異なり、操作ケーブルの引っ張り
力を作動ケーブルにそのまま1:1で同一方向に伝えて
ストロークさせるものである。従って操作ケーブルに連
結しているハンドブレーキレバーあるいは足踏み式パー
キングブレーキペダルの操作に要するストロークの量が
比較的少なくて済む利点がある。この実施の形態は前述
の従来の技術で述べたものに対応する構造のものであ
り、第1及び第2の実施の形態との違いの主なところは
係止具であるので、図9を用いてこの点を主に説明す
る。係止具280は帯状の金属板を折り曲げて先端同志
を重ね合わせて溶接し、係止具端面283のひとつを形
成する。従って係止具側面282では閉じられることに
なる。作動ケーブル210に結合した雄ねじ部211の
先端は係止具端面283の一方を作動ケーブル用空洞部
285にて貫通し、前記係止具280の内側で前記係止
具端面283に溶接された締結用ナット240に螺合さ
れている。一方反対側の係止具端面283の外側には六
角リテーナ281が溶接されている。この六角リテーナ
と前記係止具端面283の内周側には円柱状の空洞部2
84及び操作ケーブル用空洞部286が空けられている
ので、前記操作ケーブルが貫通していて先端部に結合し
ている操作ケーブルエンド221が前記係止具280の
内部でストッパーの役目を果している。
【0049】図9に示す状態の仮組付けから、前記六角
リテーナ281にインパクトレンチを使って一体になっ
ている前記係止具280を廻すと前記締結用ナット24
0も一体的に廻されるので前記締結用ナット240に螺
合した前記雄ねじ部211が徐々に引き寄せられる。こ
の時位置決め用ナット230に嵌合したストッパー25
0は、その4角柱形状をした外周がストッパー固定部材
290で2つの面を回転できないようにされている。こ
のストッパー固定部材290は車体のアンダーフロアに
結合されている。従って前記位置決め用ナット250は
回転ができないので、結局前記雄ねじ部211との相対
的位置が固定されているわけで、スパナ等で固定させる
必要がなく、前記六角リテーナ281を廻すだけで前記
締結用ナット240を規定トルクに締め付けることがで
きる。そして前記のスパナ等の為のスペースを設けて置
く必要がない。
【0050】この第3の実施の形態の前記ストッパー2
50についても、第1の実施の形態で示したようにスリ
ットが設けてあり、また突起部256が設けてあるの
で、前述の如く前記位置決め用ナット230に前記スト
ッパー250を軸方向に動かして嵌合させて行く時、節
度感を持ってしっかり嵌め込むことができる。
【0051】第1あるいは第2あるいは第3の実施の形
態において、前述のように位置決め用ナットを固定する
必要がないので、簡単に作業ができるし、組付けライン
においてナット締め付け工具が1つで済む効果があるだ
けでなく、スペース上も有利となる。また従来技術のよ
うに接着剤で位置決め用ナットを固定する必要がないか
ら、再使用時においても接着剤を取り除く必要がなく、
全く新品時と変わらない状態で再調整状態に位置決め用
ナットを位置決めし、締結用ナットを締結すれば良い。
【0052】第1あるいは第2あるいは第3の実施の形
態においては、作動ケーブルの先端の作動ケーブルエン
ドに雄ねじ部が結合されているが、この変形例として操
作ケーブルの先端の操作ケーブルエンドに雄ねじ部が結
合されていて、この雄ねじ部が係止具に嵌合するもの
も、第1あるいは第2あるいは第3の実施の形態にそれ
ぞれ対応して成り立つことは前述の説明から明らかであ
る。
【0053】第4の実施の形態について説明する。これ
は第1あるいは第2あるいは第3の実施の形態に記載さ
れたケーブルの長さ調整装置において位置決め用ナット
にストッパーを嵌合させたり、外したりに関わるもので
あり、全て同一に取り扱えるので、第1の実施の形態を
示す図1及び図3(A)及び(B)で説明する。
【0054】ストッパー50のナット嵌合部52の外周
の一面ではストッパー開放口54に開いたスリット55
が設けられている。この例ではスリットは前記ナット嵌
合部52の外周の面の両サイドに2つ設けられている
が、必ずしもこれに限られるものではなく1つであって
も良いし、2つ以上であっても良い。
【0055】前記ナット嵌合部52の端部であるストッ
パー開放口54近くにおいて、内周に突起部56が設け
られている。この突起部56は6角を形成している内周
の一部あるいは全部に設けられている。この突起部56
は図3(B)の断面図に示すように、ストッパー開放口
側に挿入用傾斜面57を形成し、その反対側で取出用傾
斜面58を形成しているが、共に普通の面取りであって
も良い。前記ナット嵌合部52に位置決め用ナット30
を前記ストッパー開放口54から挿入する時、前記突起
部56によって前記位置決め用ナット30の外周より前
記ストッパー開放口54近くの口の内周の方がやや小さ
い為、前記位置決め用ナット30は若干留められるが、
前記スリット55によって前記ナット嵌合部の剛性は小
さいのでストッパー開放口54が開き易くなっているか
ら、前記位置決め用ナット30の外周が挿入するように
口を開いて行き、奥まで入り込むと前記突起部56は前
記前記位置決め用ナット30の外周から外れ、再び元の
形状に戻り口を狭める。こうして前記位置決め用ナット
30の本体部を前記ストッパー50内に収める。前記位
置決め用ナット30に前記ストッパー50を手で持って
嵌め込んで行く時節度感が感じられるので、挿入が完了
したことを容易に識別できる効果がある。
【0056】また前記位置決め用ナット30を前記スト
ッパー50から取り外す時には、取出用傾斜面58が作
用するので、突っ掛かることなくスムーズに取り出し得
る。
【0057】以上の構造の説明の中で、既に本発明のケ
ーブルの長さ調整装置の調整方法である第5の実施の形
態と組付け方法である第6の実施の形態についておよそ
説明して来ているが、以下に要点のみを絞って述べる。
【0058】前記作動ケーブル10に結合された前記雄
ねじ部11にまず前記ストッパー50を挿入し、前記ケ
ーブル嵌合部53と前記作動ケーブルエンド12とを嵌
合させる。この時前記ケーブル嵌合部53は前記作動ケ
ーブルエンド12に対して軸方向には摺動可能である。
次に前記位置決め用ナット30を前記雄ねじ部11に螺
合させる。この位置決め用ナット30を前記雄ねじ部1
1のどの位置に置くかが重要であり、予め車両のパーキ
ングブレーキ装置の調整結果から決められる。この位置
が決まれば、その位置にて前記ストッパー50の前記ナ
ット嵌合部52にこの位置決め用ナット30の前記位置
決め用ナット本体部31を嵌合させる。こうすると前記
位置決め用ナット30は前記ストッパー50と一体とな
り、前記位置決め用ナット30の回転は阻止される。前
記ストッパー30には前記ストッパー延設部51が設け
られていて前記係止具60の2枚の前記インターミディ
ートプレート61の間に挟まっていて回転が阻止されて
いる。従って前記雄ねじ部11を前記嵌合部材63に設
けられた前記嵌合部材貫通孔69に挿入し、前記雄ねじ
部11の先端に前記締結用ナット40を螺合させて、こ
の締結用ナット40を締結して行く時、前記位置決め用
ナット30が廻らないようにスパナ等で固定する必要が
なく、前記締結用ナット40を締め付ければ予め狙った
長さに調整して組付けが完了する訳である。
【0059】今までの調整方法の説明では本発明の第1
の実施の形態に関して述べたが、第2あるいは第3の実
施の形態の場合でもストッパーは前記係止具60に回転
を阻止されるのではないが、車体の一部に係合されて回
転を阻止されるので、締結用ナットあるいは締結用ナッ
トと一体となった六角リテーナのみを締め付けることに
よって全く同様にケーブルの長さが調整可能である。ま
た第1あるいは第2あるいは第3の実施の形態の変形例
として操作ケーブルの雄ねじ部を結合させた構造のもの
についても、この調整方法は当然適用されることは明ら
かである。更に第1あるいは第2あるいは第3の実施の
形態以外の実施の形態に対しても、同様な目的のもので
あれば、この第5の実施の形態は適用可能である。
【0060】次に組付方法について述べる。調整方法の
ところで述べたように最初に予め狙った長さになるよう
に前記位置決め用ナット30を前記雄ねじ部11の決め
られた場所に螺合させ、前記ストッパー50を嵌め合わ
せる。これで前記位置決め用ナット30と前記ストッパ
ー50を有した状態の前記作動ケーブル10と前記雄ね
じ部11のサブアッセンブリーを持ち運んでも前記位置
決め用ナット30の位置が変わってしまう恐れはない。
予め前記係止具60を前記ブラケット70に前記第2ピ
ンで回動自在に取り付けまた前記第1ピン64で前記操
作ケーブル20を回動自在に軸支しておく。車両のアン
ダーフロアに前記ブラケット70を前記第1取付孔71
及び前記第2取付孔72を介して固定させる。こうして
車体側に取り付いているサブアッセンブリーのところへ
前述の作動ケーブル10を含むサブアッセンブリーを運
び前記雄ねじ部11を前記嵌合部材63に設けられた前
記嵌合部材貫通孔69に挿入し、前記雄ねじ部11の先
端に前記締結用ナット40を螺合させて、この締結用ナ
ット40を締結すれば組付作業が完了する。
【0061】この場合は2つのサブアッセンブリーを車
体に運んでから最終組付けをしているが、車体に運ぶ前
に前記雄ねじ部11を前記嵌合部材63に組付けて前記
締結用ナット40を仮に螺合させてケーブルの長さ調整
装置と作動ケーブル及び操作ケーブルとを一体としてお
いて、これを車体に運び、そこでは前記締結用ナット4
0のみを締結することで組付けることも可能である。こ
の時にも当然ながら前記位置決め用ナット30の前記雄
ねじ部11に対する相対的位置は運搬途中で不変であ
る。
【0062】ここで述べた組付方法についても第1の実
施の形態について説明したが、第2あるいは第3の実施
の形態についても、同じでありただストッパーの外周を
アンダーフロアに設けてあるストッパー固定部材に挟み
込む点の違いである。また第3の実施の形態の場合は前
記ブラケット70がないのでアンダーフロアに取り付け
る作業はない点が異なる。また第1あるいは第2あるい
は第3の実施の形態の変形例として操作ケーブルに雄ね
じ部を結合させた構造のものについて前述しているが、
これらに対してもこの組付方法は当然適用されることは
明らかである。更に第1あるいは第2あるいは第3の実
施の形態以外の実施の形態に対しても、同様な目的のも
のであれば、この第6の実施の形態は適用可能である。
【0063】このような組付方法によれば、ケーブルの
長さ調整装置と操作ケーブルと作動ケーブルを車体に運
んでからの作業が簡単であり、もし万が一にもケーブル
の長さの調整が良くない時でもその場で簡単に締結用ナ
ットを外しストッパーを摺動させて位置決め用ナットの
位置を変更させて再組付けすれば済むので、従来の技術
に比べ格段の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のケーブルの長さ
調整装置に操作ケーブル及び作動ケーブルが取り付けら
れている平面図であり、仮組付けされた状態を示す。
【図2】 図1に対応した側面図である。
【図3】 図1の中のストッパー50を示す斜視図が図
3(A)であり、図3(A)のB−B’断面を示す断面
図が図3(B)である。
【図4】 図1の中の作動ケーブル10に雄ねじ部11
が結合されている状態を示す斜視図である。
【図5】 図1の中の位置決め用ナット30の斜視図で
ある。
【図6】 図1の中の係止具60とブラケット70を示
す斜視図である。
【図7】 図1の中の嵌合部材63を示す斜視図であ
る。
【図8】 図1に示す第1の実施の形態において、締結
が完了した状態を示す平面図である。
【図9】 本発明の第3の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図10】 従来構造のケーブルの長さ調整装置におい
て、仮組付けした状態を示す平面図である。
【図11】 図10に示す従来構造のケーブルの長さ調
整装置の締結が完了した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10、110、210・・・作動ケーブル 11、111、211・・・雄ねじ部 12、112、212・・・作動ケーブルエンド 20、120、220・・・操作ケーブル 21、121、221・・・操作ケーブルエンド 30、130、230・・・位置決め用ナット 40、140、240・・・締結用ナット 50、250・・・ストッパー 51・・・ストッパー延設部 52、252・・・ナット嵌合部 53、253・・・ケーブル嵌合部 60、180、280・・・係止具 61・・・インターミディートプレート 63・・・嵌合部材 69・・・嵌合部材貫通孔 70・・・ブラケット 181、281・・・六角リテーナ 182、282・・・係止具側面 183、283・・・係止具端面 184、284・・・空洞部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ケーブルの操作によって作動ケーブ
    ルをストロークさせるべく前記操作ケーブルと前記作動
    ケーブルとを連結するケーブルの長さ調整装置におい
    て、前記作動ケーブルあるいは操作ケーブルの先端に結
    合した雄ねじ部と、該雄ねじ部に螺合した位置決め用ナ
    ット及び締結用ナットと、前記位置決め用ナットの外周
    が軸方向に摺動可能で回転は阻止されて嵌合するナット
    嵌合部と前記作動ケーブルエンドあるいは操作ケーブル
    エンドに軸方向に摺動可能で回転は阻止されて嵌合する
    ケーブル嵌合部とからなり端部にはストッパー延設部が
    設けられているストッパーと、回転自在に軸支された嵌
    合部材を有すると共に該ストッパーが軸方向には移動可
    能であるが回転は阻止されるように嵌め込まれ且つ車体
    に結合したブラケットで回動自在に軸支された係止具と
    からなり、前記雄ねじ部を結合していないケーブルであ
    る操作ケーブルあるいは作動ケーブルの端部となる操作
    ケーブルエンドあるいは作動ケーブルエンドが前記係止
    具に回動自在に軸支し、また前記作動ケーブルあるいは
    前記操作ケーブルに結合した前記雄ねじ部が前記嵌合部
    材を貫通し前記位置決め用ナットと前記締結用ナットが
    挟んで結合していることを特徴とするケーブルの長さ調
    整装置。
  2. 【請求項2】 操作ケーブルの操作によって作動ケーブ
    ルをストロークさせるべく前記操作ケーブルと前記作動
    ケーブルとを連結するケーブルの長さ調整装置におい
    て、前記作動ケーブルあるいは操作ケーブルの先端に結
    合した雄ねじ部と、該雄ねじ部に螺合した位置決め用ナ
    ット及び締結用ナットと、前記位置決め用ナットの外周
    が軸方向に摺動可能で回転は阻止されて嵌合するナット
    嵌合部と前記作動ケーブルあるいは操作ケーブルに軸方
    向に摺動可能で回転は阻止されて嵌合するケーブル嵌合
    部とからなり車体の一部との係合によって軸方向には移
    動可能であるが回転は阻止されるストッパーと、回転自
    在に軸支された嵌合部材を有し且つ車体に結合したブラ
    ケットで回動自在に軸支された係止具とからなり、前記
    雄ねじ部を結合していないケーブルである操作ケーブル
    あるいは作動ケーブルの端部となる操作ケーブルエンド
    あるいは作動ケーブルエンドが前記係止具に回動自在に
    軸支し、また前記作動ケーブルあるいは前記操作ケーブ
    ルに結合した前記雄ねじ部が前記嵌合部材を貫通し前記
    位置決め用ナットと前記締結用ナットが挟んで結合して
    いることを特徴とするケーブルの長さ調整装置。
  3. 【請求項3】 操作ケーブルの操作によって作動ケーブ
    ルをストロークさせるべく前記操作ケーブルと前記作動
    ケーブルとを連結するケーブルの長さ調整装置におい
    て、前記作動ケーブルあるいは操作ケーブルの先端に結
    合した雄ねじ部と、該雄ねじ部に螺合した位置決め用ナ
    ット及び締結用ナットと、前記位置決め用ナットの外周
    が軸方向に摺動可能で回転は阻止されて嵌合するナット
    嵌合部と前記作動ケーブルあるいは操作ケーブルに軸方
    向に摺動可能で回転は阻止されて嵌合するケーブル嵌合
    部とからなり車体の一部との係合によって軸方向には移
    動可能であるが回転は阻止されるストッパーと、前記雄
    ねじ部を結合していないケーブルである操作ケーブルあ
    るいは作動ケーブルの端部となる操作ケーブルエンドあ
    るいは作動ケーブルエンドが一端で軸支し他端の係止具
    端面で前記締結用ナットを結合すると共に前記作動ケー
    ブルあるいは操作ケーブルに結合した前記雄ねじ部が前
    記係止具端面を貫通する係止具とからなり、前記雄ねじ
    部に螺合した前記位置決め用ナットと前記締結用ナット
    が前記係止具の前記係止具端面を挟んで結合しているこ
    とを特徴とするケーブルの長さ調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項1あるいは2あるいは3に記載の
    ケーブルの長さ調整装置において、前記ストッパーは前
    記位置決め用ナットを嵌合する為の空洞を有するナット
    嵌合部にて、前記ストッパーのストッパー開放口を形成
    する外周部の一部に開かれた1つあるいは複数のスリッ
    トを軸方向に設けてあると共に、前記ストッパー開放口
    の先端部にて前記スリットを有する部分の内周の一部あ
    るいは全部に突起部を有し、該突起部の前記ストッパー
    開放口側と反対側とに共に面取りあるいは傾斜面が施さ
    れていることを特徴とするケーブルの長さ調整装置。
  5. 【請求項5】 位置決め用ナットを作動ケーブルあるい
    は操作ケーブルの端部に結合された雄ねじ部の予め設定
    した位置に螺合し、ストッパーを前記位置決め用ナット
    に対してナット嵌合部にて嵌合すると共に、前記作動ケ
    ーブルの作動ケーブルエンドあるいは前記操作ケーブル
    の操作ケーブルエンドと前記ストッパーのケーブル嵌合
    部にて嵌合し、前記ストッパーの一部を係止具に嵌め込
    むかあるいは前記ストッパーを車体の一部と係合するこ
    とによって前記ストッパーの回転を阻止し、前記雄ねじ
    部に締結用ナットを螺合して締結することを特徴とする
    ケーブルの長さ調整装置の調整方法。
  6. 【請求項6】 位置決め用ナットを作動ケーブルあるい
    は操作ケーブルの端部に結合された雄ねじ部の予め設定
    した位置に螺合し、ストッパーを前記位置決め用ナット
    に対してナット嵌合部にて軸方向に移動させて嵌合する
    と共に、前記作動ケーブルあるいは前記操作ケーブルの
    ケーブル嵌合部にて嵌合し、前記雄ねじ部を係止具に軸
    支された嵌合部材に貫通し、締結用ナットを螺合させる
    かあるいは係止具の係止具端面に結合した締結用ナット
    に螺合させることによって、前記作動ケーブルあるいは
    操作ケーブルと前記係止具を仮に結合した状態で車体に
    運び、最後に前記締結用ナットのみを締結することで組
    付けを完了することを特徴とするケーブルの長さ調整装
    置の組付方法。
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