JPH1193511A - 建設機械などの前窓のパワーアシスト装置 - Google Patents
建設機械などの前窓のパワーアシスト装置Info
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- JPH1193511A JPH1193511A JP9275144A JP27514497A JPH1193511A JP H1193511 A JPH1193511 A JP H1193511A JP 9275144 A JP9275144 A JP 9275144A JP 27514497 A JP27514497 A JP 27514497A JP H1193511 A JPH1193511 A JP H1193511A
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Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型のキャビンを有する建設機械にも採用し
うる、スペースをとらない、簡易な構成の前窓のパワー
アシスト装置を提供する。 【解決手段】 キャビンの前部から天井部にかけて設け
られる左右一対のガイドレール1と、それらのガイドレ
ール1によって移動自在に案内される窓部材2と、窓部
材2が閉じた状態で、端部が窓部材2の下端近辺に係止
され、ガイドレール1に沿って上方に延び、さらに窓部
材2の上側のローラの軸に回転自在に設けたプーリ17
に係合され、それにより後方ないし斜め上方に方向転換
されて延びている左右の引きケーブル4と、それらの引
きケーブル4を動力で巻き取り駆動すると共に、手動に
よるケーブル4の引き出しが可能なケーブル駆動機構6
とを備えているパワーアシスト装置A。
うる、スペースをとらない、簡易な構成の前窓のパワー
アシスト装置を提供する。 【解決手段】 キャビンの前部から天井部にかけて設け
られる左右一対のガイドレール1と、それらのガイドレ
ール1によって移動自在に案内される窓部材2と、窓部
材2が閉じた状態で、端部が窓部材2の下端近辺に係止
され、ガイドレール1に沿って上方に延び、さらに窓部
材2の上側のローラの軸に回転自在に設けたプーリ17
に係合され、それにより後方ないし斜め上方に方向転換
されて延びている左右の引きケーブル4と、それらの引
きケーブル4を動力で巻き取り駆動すると共に、手動に
よるケーブル4の引き出しが可能なケーブル駆動機構6
とを備えているパワーアシスト装置A。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設機械などの前窓
のパワーアシスト装置に関する。さらに詳しくは、ガイ
ドレールによって案内される窓部材をケーブルを介して
開閉駆動するケーブル式の前窓のパワーアシスト装置に
関する。
のパワーアシスト装置に関する。さらに詳しくは、ガイ
ドレールによって案内される窓部材をケーブルを介して
開閉駆動するケーブル式の前窓のパワーアシスト装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設機械のキャビンの前窓の窓部
材を、前部を閉じた状態と天井部に格納した状態との間
で、自動的に開閉操作する種々の前窓開閉装置が提案さ
れている。このような前窓は、キャビンの前側から天井
部に移る途中で走行経路が湾曲ないし屈曲しているの
で、レバーなどによる直接的な駆動は困難である。さら
に前側で窓を閉じたとき、ウインドシールドの反力に抗
して窓枠に押しつける必要があるので、下降した状態で
ある程度前後方向へ動くことも要求される。そのため、
可撓性を有するケーブルを介して開閉駆動するものが一
般的である。
材を、前部を閉じた状態と天井部に格納した状態との間
で、自動的に開閉操作する種々の前窓開閉装置が提案さ
れている。このような前窓は、キャビンの前側から天井
部に移る途中で走行経路が湾曲ないし屈曲しているの
で、レバーなどによる直接的な駆動は困難である。さら
に前側で窓を閉じたとき、ウインドシールドの反力に抗
して窓枠に押しつける必要があるので、下降した状態で
ある程度前後方向へ動くことも要求される。そのため、
可撓性を有するケーブルを介して開閉駆動するものが一
般的である。
【0003】たとえば特開平6−340215号公報に
は、図14に示すように、天井部内面では前後に延び、
前面内部では上下に延び、それらの間では円弧状に湾曲
する左右一対のガイドレール101を備え、それらのガ
イドレールに沿って摺動する窓部材102の上部左右に
連結した左右一対の押し引きケーブル(ギヤードケーブ
ル)103により、開操作および閉操作を動力により行
う前窓開閉装置が記載されている。ギヤードケーブル1
03はケーブル駆動機構104で押し引き駆動される。
このものは窓を閉じ始めるときや閉じ終わる直前では、
押し引きケーブル103の延び方向と窓部材の進行方向
とが大きく異なる。そのため窓部材102を引き上げる
方向の分力がきわめて小さくなり、逆に押し引きケーブ
ル103に加わる張力が大きくなる。
は、図14に示すように、天井部内面では前後に延び、
前面内部では上下に延び、それらの間では円弧状に湾曲
する左右一対のガイドレール101を備え、それらのガ
イドレールに沿って摺動する窓部材102の上部左右に
連結した左右一対の押し引きケーブル(ギヤードケーブ
ル)103により、開操作および閉操作を動力により行
う前窓開閉装置が記載されている。ギヤードケーブル1
03はケーブル駆動機構104で押し引き駆動される。
このものは窓を閉じ始めるときや閉じ終わる直前では、
押し引きケーブル103の延び方向と窓部材の進行方向
とが大きく異なる。そのため窓部材102を引き上げる
方向の分力がきわめて小さくなり、逆に押し引きケーブ
ル103に加わる張力が大きくなる。
【0004】これを解消するため、窓部材102の下端
に引きケーブル105を連結し、その引きケーブル10
5を天井近辺でガイド106などで後向きに方向転換さ
せ、別個のケーブル駆動装置107で巻き取り駆動しす
るようにしている。また図15に示すように、同様の前
窓開閉装置で、引きケーブル105をバランススプリン
グ106でバランスさせるものも提案されている(特開
平9−24731号公報参照)。
に引きケーブル105を連結し、その引きケーブル10
5を天井近辺でガイド106などで後向きに方向転換さ
せ、別個のケーブル駆動装置107で巻き取り駆動しす
るようにしている。また図15に示すように、同様の前
窓開閉装置で、引きケーブル105をバランススプリン
グ106でバランスさせるものも提案されている(特開
平9−24731号公報参照)。
【0005】他方、実公平6−3953号公報には、図
16aおよび図16bに示すように、開操作を動力で駆
動し、閉操作は自重で行う前窓開閉装置が開示されてい
る。このものは窓部材(開閉窓)102の上部側面左右
にワイヤ連結金物111を固着し、それらに連結した引
きケーブル(ワイヤロープ)105を、キャビン後方上
部に取り付けた巻き上げ装置113で巻き上げて窓を開
くものである。このものは巻き上げ装置をブレーキ付き
モータMで駆動しており、窓を閉じるときは窓の自重に
よる自然落下を利用し、巻き上げ装置から引きケーブル
を送り出すことにより、ゆっくりと下降させる。
16aおよび図16bに示すように、開操作を動力で駆
動し、閉操作は自重で行う前窓開閉装置が開示されてい
る。このものは窓部材(開閉窓)102の上部側面左右
にワイヤ連結金物111を固着し、それらに連結した引
きケーブル(ワイヤロープ)105を、キャビン後方上
部に取り付けた巻き上げ装置113で巻き上げて窓を開
くものである。このものは巻き上げ装置をブレーキ付き
モータMで駆動しており、窓を閉じるときは窓の自重に
よる自然落下を利用し、巻き上げ装置から引きケーブル
を送り出すことにより、ゆっくりと下降させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の前窓開閉装
置は、いずれも窓部材102の上部にギヤードケーブル
103や引きケーブル105(図16の場合)を連結し
ているので、窓部材102を天井内に格納した状態まで
その後端(窓部材の上端)を水平に後方に引く必要があ
る。そのためガイドレール101に沿ってケーブル10
3、105を配索しなければならないという制約があ
る。また駆動装置104、113を格納状態の窓部材1
02よりも後方に配置しなければならず、キャビン内の
後部に大きいスペースが必要になる。そのため、このよ
うな前窓開閉装置は、キャビンに充分なスペースがある
比較的大型の建設機械にしか設けることができず、小旋
回型の油圧ショベルなどの小型の建設機械では、相変わ
らず手動開閉式の前窓が用いられている。
置は、いずれも窓部材102の上部にギヤードケーブル
103や引きケーブル105(図16の場合)を連結し
ているので、窓部材102を天井内に格納した状態まで
その後端(窓部材の上端)を水平に後方に引く必要があ
る。そのためガイドレール101に沿ってケーブル10
3、105を配索しなければならないという制約があ
る。また駆動装置104、113を格納状態の窓部材1
02よりも後方に配置しなければならず、キャビン内の
後部に大きいスペースが必要になる。そのため、このよ
うな前窓開閉装置は、キャビンに充分なスペースがある
比較的大型の建設機械にしか設けることができず、小旋
回型の油圧ショベルなどの小型の建設機械では、相変わ
らず手動開閉式の前窓が用いられている。
【0007】また窓部材102の上部にギヤードケーブ
ル103や引きケーブル105を連結している従来の開
閉装置では、その開き始めのときに窓部材102を上昇
させる分力が小さく、駆動力が大きくなる。そのため大
きく頑丈な駆動装置を用いる必要があり、広い設置スペ
ースが必要で、高価なものとなる。また、ギヤードケー
ブル103や引きケーブル105も太いものが必要にな
る。図14、図15のギヤードケーブル103と引きケ
ーブル105とを組み合わせて使用する装置はこの点を
いくらか解消するものであるが、駆動機構が二種必要に
なるなど、構造が複雑になるという問題がある。
ル103や引きケーブル105を連結している従来の開
閉装置では、その開き始めのときに窓部材102を上昇
させる分力が小さく、駆動力が大きくなる。そのため大
きく頑丈な駆動装置を用いる必要があり、広い設置スペ
ースが必要で、高価なものとなる。また、ギヤードケー
ブル103や引きケーブル105も太いものが必要にな
る。図14、図15のギヤードケーブル103と引きケ
ーブル105とを組み合わせて使用する装置はこの点を
いくらか解消するものであるが、駆動機構が二種必要に
なるなど、構造が複雑になるという問題がある。
【0008】さらに図16の閉操作を窓部材102の自
重で行う開閉装置の場合は、閉じ始めのときには手動で
引き下げる必要があるが、巻き上げ装置113のリリー
ススピードに同調させないと引きケーブル105が弛
む。そのため操作が不便である。また前窓の締め切り時
にも、引きケーブル105が弛みやすい。
重で行う開閉装置の場合は、閉じ始めのときには手動で
引き下げる必要があるが、巻き上げ装置113のリリー
ススピードに同調させないと引きケーブル105が弛
む。そのため操作が不便である。また前窓の締め切り時
にも、引きケーブル105が弛みやすい。
【0009】上記のように小型の建設機械では今でも手
動で前窓を開閉操作しているのが実状であるが、苦汁作
業となっている。そこでとくに小型の建設機械でも設置
できる操作力の軽い前窓の開閉装置が要望されている。
本発明は従来の前窓開閉装置を設置できない小型の建設
機械でも採用することができ、しかもできるだけ開閉操
作力を軽減することができ、しかも構成が簡易な前窓の
パワーアシスト装置を提供することを技術課題としてい
る。さらに本発明は、ケーブルの弛みが生じにくく、開
閉操作が容易なパワーアシスト装置を提供することを第
2の技術課題としている。
動で前窓を開閉操作しているのが実状であるが、苦汁作
業となっている。そこでとくに小型の建設機械でも設置
できる操作力の軽い前窓の開閉装置が要望されている。
本発明は従来の前窓開閉装置を設置できない小型の建設
機械でも採用することができ、しかもできるだけ開閉操
作力を軽減することができ、しかも構成が簡易な前窓の
パワーアシスト装置を提供することを技術課題としてい
る。さらに本発明は、ケーブルの弛みが生じにくく、開
閉操作が容易なパワーアシスト装置を提供することを第
2の技術課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の建設機械などの
前窓のパワーアシスト装置(請求項1)は、(a)建設
機械のキャビンの前部から天井部にかけて設けられる左
右一対のガイドレールと、(b)窓を閉じた位置と天井
部に格納された位置との間で前記ガイドレールによって
移動自在に案内される窓部材と、(c)窓部材が閉じた
状態で、窓部材の下端近辺に係止され、左右それぞれの
ガイドレールに沿って上方に延び、さらに窓部材の上端
近辺に前方への分離可能に係合され、それにより後方な
いし斜め上方に方向転換されて延びている左右の引きケ
ーブルと、(d)それらの引きケーブルを動力で巻き取
り駆動すると共に、手動によるケーブルの引き出しが可
能なケーブル駆動機構とを備えていることを特徴として
いる。
前窓のパワーアシスト装置(請求項1)は、(a)建設
機械のキャビンの前部から天井部にかけて設けられる左
右一対のガイドレールと、(b)窓を閉じた位置と天井
部に格納された位置との間で前記ガイドレールによって
移動自在に案内される窓部材と、(c)窓部材が閉じた
状態で、窓部材の下端近辺に係止され、左右それぞれの
ガイドレールに沿って上方に延び、さらに窓部材の上端
近辺に前方への分離可能に係合され、それにより後方な
いし斜め上方に方向転換されて延びている左右の引きケ
ーブルと、(d)それらの引きケーブルを動力で巻き取
り駆動すると共に、手動によるケーブルの引き出しが可
能なケーブル駆動機構とを備えていることを特徴として
いる。
【0011】このようなパワーアシスト装置では、前記
窓部材が上部の左右の側面に、前記ガイドレールに沿っ
て転動する上部ローラを有しており、引きケーブルがそ
れらの上部ローラの軸ないしその軸と同心の円弧状のガ
イドに前側から上側を通って後方にまわるように係合さ
れているもの(請求項2)が好ましい。なおガイドは上
部ローラより上側に設けてもよい。また、前記窓部材が
下部の左右の側面に、前記ガイドレールに沿って転動す
る下部ローラを有しており、引きケーブルの端部がそれ
らの下部のローラ付近で窓部材に係止されているもの
(請求項3)が好ましい。
窓部材が上部の左右の側面に、前記ガイドレールに沿っ
て転動する上部ローラを有しており、引きケーブルがそ
れらの上部ローラの軸ないしその軸と同心の円弧状のガ
イドに前側から上側を通って後方にまわるように係合さ
れているもの(請求項2)が好ましい。なおガイドは上
部ローラより上側に設けてもよい。また、前記窓部材が
下部の左右の側面に、前記ガイドレールに沿って転動す
る下部ローラを有しており、引きケーブルの端部がそれ
らの下部のローラ付近で窓部材に係止されているもの
(請求項3)が好ましい。
【0012】さらに引きケーブルを案内するガイド要素
が、窓部材の天井格納状態において、前記下部ローラの
上方斜め後方に設けられているパワーアシスト装置(請
求項4)が一層好ましい。また、前記ケーブル駆動機構
が、ケーブルを巻き取るドラムと、自己拘束性を有する
減速機と、その減速機の入力軸を回転駆動するモータ
と、モータとドラムとの間に介在される、巻き取り側が
トルク伝達方向の一方向クラッチとを備えているもの
(請求項5)が好ましい。その場合、スイッチでモータ
を逆転させて手動引き出しができるように構成されてい
るもの(請求項6)が一層好ましい。
が、窓部材の天井格納状態において、前記下部ローラの
上方斜め後方に設けられているパワーアシスト装置(請
求項4)が一層好ましい。また、前記ケーブル駆動機構
が、ケーブルを巻き取るドラムと、自己拘束性を有する
減速機と、その減速機の入力軸を回転駆動するモータ
と、モータとドラムとの間に介在される、巻き取り側が
トルク伝達方向の一方向クラッチとを備えているもの
(請求項5)が好ましい。その場合、スイッチでモータ
を逆転させて手動引き出しができるように構成されてい
るもの(請求項6)が一層好ましい。
【0013】上記いずれのパワーアシスト装置において
も、 前記ケーブル駆動機構が、ウインドワイパーの状
態および/または位置を検出する手段と、その検出する
手段がウインドワイパーが安全な状態および/または位
置であることを検出したときに、ケーブル駆動機構の作
動を可能とすると共に、安全でないときはケーブル駆動
機構の動作を禁止する手段とを備えているものが好まし
い(請求項7)。ウインドワイパーが前窓にマウントさ
れてキャビン側とコネクタで連結されているタイプのウ
インドワイパーである場合は、前記ウインドワイパーの
状態および/または位置を検出する手段は、コネクタが
接続されているか否かを検出する手段とするのが好まし
い(請求項8)。
も、 前記ケーブル駆動機構が、ウインドワイパーの状
態および/または位置を検出する手段と、その検出する
手段がウインドワイパーが安全な状態および/または位
置であることを検出したときに、ケーブル駆動機構の作
動を可能とすると共に、安全でないときはケーブル駆動
機構の動作を禁止する手段とを備えているものが好まし
い(請求項7)。ウインドワイパーが前窓にマウントさ
れてキャビン側とコネクタで連結されているタイプのウ
インドワイパーである場合は、前記ウインドワイパーの
状態および/または位置を検出する手段は、コネクタが
接続されているか否かを検出する手段とするのが好まし
い(請求項8)。
【0014】
【作用および発明の効果】請求項1のパワーアシスト装
置では、左右のケーブルが、窓部材が閉じた状態におけ
る窓部材の下端近辺に係止されている。そしてガイドレ
ールに沿って上方に延び、さらに窓部材の上端近辺に前
方への分離可能に係合され、それにより後方ないし斜め
上方に方向転換されて延びている。そのためケーブル駆
動機構がケーブルを巻き取るとき、そのケーブルの張力
の水平方向の分力が窓部材の上端部を後方に引くと共
に、上向きの分力が窓部材の下端部を上方に引き上げよ
うとする。それにより窓部材は上端がガイドレールに沿
って後方に移動し、下端部がガイドレールに沿って上昇
する。
置では、左右のケーブルが、窓部材が閉じた状態におけ
る窓部材の下端近辺に係止されている。そしてガイドレ
ールに沿って上方に延び、さらに窓部材の上端近辺に前
方への分離可能に係合され、それにより後方ないし斜め
上方に方向転換されて延びている。そのためケーブル駆
動機構がケーブルを巻き取るとき、そのケーブルの張力
の水平方向の分力が窓部材の上端部を後方に引くと共
に、上向きの分力が窓部材の下端部を上方に引き上げよ
うとする。それにより窓部材は上端がガイドレールに沿
って後方に移動し、下端部がガイドレールに沿って上昇
する。
【0015】このように請求項1のパワーアシスト装置
では、ケーブルの引き方向と窓を傾斜させながら引き上
げようとする力の方向がほぼ一致しており、ケーブルに
よる引き駆動力が効率的に作用する。そのため過大な駆
動力が不要であり、ケーブルも細いもので済む。
では、ケーブルの引き方向と窓を傾斜させながら引き上
げようとする力の方向がほぼ一致しており、ケーブルに
よる引き駆動力が効率的に作用する。そのため過大な駆
動力が不要であり、ケーブルも細いもので済む。
【0016】また窓部材が天井内部に格納されるとき
は、窓部材の上端に係合されているケーブルが離れ、ケ
ーブルはこの状態における窓部材の前端部(閉位置での
下端部)だけに連結されている状態となる。そのため、
ケーブルをガイドレールに沿って配索する制約がなく、
レイアゥトの自由度が高い。しかもにケーブル駆動機構
は格納状態での窓部材の後方に配置する制約がなく、適
切な位置に配置することができる。したがって小型の建
設機械などでも採用することができる。
は、窓部材の上端に係合されているケーブルが離れ、ケ
ーブルはこの状態における窓部材の前端部(閉位置での
下端部)だけに連結されている状態となる。そのため、
ケーブルをガイドレールに沿って配索する制約がなく、
レイアゥトの自由度が高い。しかもにケーブル駆動機構
は格納状態での窓部材の後方に配置する制約がなく、適
切な位置に配置することができる。したがって小型の建
設機械などでも採用することができる。
【0017】他方、前窓を天井内部の格納位置から前側
に降ろす場合は、窓部材を手でつかみ、ケーブル駆動機
構が自己拘束性を有する場合は駆動機構を逆転させ、あ
るいは連結を切った上で、手動でケーブルを引き出して
操作する。その場合は窓部材がいくらか下降し始める
と、窓部材の重量が下降させる方向に働くので、操作力
が少なくて済む。またケーブルは途中から窓部材の上端
部に係合するので、常時窓部材を後方に倒す向きの付勢
力が働く。そのため、窓部材の移動姿勢が安定してお
り、操作が容易である。
に降ろす場合は、窓部材を手でつかみ、ケーブル駆動機
構が自己拘束性を有する場合は駆動機構を逆転させ、あ
るいは連結を切った上で、手動でケーブルを引き出して
操作する。その場合は窓部材がいくらか下降し始める
と、窓部材の重量が下降させる方向に働くので、操作力
が少なくて済む。またケーブルは途中から窓部材の上端
部に係合するので、常時窓部材を後方に倒す向きの付勢
力が働く。そのため、窓部材の移動姿勢が安定してお
り、操作が容易である。
【0018】請求項2のパワーアシスト装置において
は、窓部材が上部の左右の側面に、前記ガイドレールに
沿って転動する上部ローラを有しているので、ローラの
ガイドレール上での転動により操作力が軽減される。す
なわちローラの場合は摺動の場合よりも摩擦抵抗が少な
くなる。また、引きケーブルがそれらの上部ローラの軸
ないしその軸と同心の円弧状のガイドに前側から上側を
通って後方にまわるように係合されているので、窓部材
を上昇させるとき、ケーブルが上部ローラの中心部を後
方に付勢する。また窓部材が後方に行くに従って、ケー
ブルの引き上げ角度が小さくなり、後方への付勢力が少
なくなる。したがって引っ張り力の効率が高い。
は、窓部材が上部の左右の側面に、前記ガイドレールに
沿って転動する上部ローラを有しているので、ローラの
ガイドレール上での転動により操作力が軽減される。す
なわちローラの場合は摺動の場合よりも摩擦抵抗が少な
くなる。また、引きケーブルがそれらの上部ローラの軸
ないしその軸と同心の円弧状のガイドに前側から上側を
通って後方にまわるように係合されているので、窓部材
を上昇させるとき、ケーブルが上部ローラの中心部を後
方に付勢する。また窓部材が後方に行くに従って、ケー
ブルの引き上げ角度が小さくなり、後方への付勢力が少
なくなる。したがって引っ張り力の効率が高い。
【0019】また、請求項3のパワーアシスト装置の場
合も、窓部材が下部の左右の側面に、前記ガイドレール
に沿って転動する下部ローラを有しているので、窓部材
の昇降時の摩擦抵抗が低減し、操作力が軽減する。さら
に引きケーブルの端部がそれらの下部ローラ付近で窓部
材に係止されているので、下部ローラをスムーズに転動
させることができる。
合も、窓部材が下部の左右の側面に、前記ガイドレール
に沿って転動する下部ローラを有しているので、窓部材
の昇降時の摩擦抵抗が低減し、操作力が軽減する。さら
に引きケーブルの端部がそれらの下部ローラ付近で窓部
材に係止されているので、下部ローラをスムーズに転動
させることができる。
【0020】請求項4のパワーアシスト装置において
は、引きケーブルを案内するガイド要素が、窓部材の天
井格納状態において、下部ローラの上方斜め後方に設け
られているので、ケーブル駆動機構をキャビン内の上部
前方に限らず、適切な位置に配置することができる。そ
のためとくに小型のキャビンを備えた建設機械でも、容
易に採用することができる。
は、引きケーブルを案内するガイド要素が、窓部材の天
井格納状態において、下部ローラの上方斜め後方に設け
られているので、ケーブル駆動機構をキャビン内の上部
前方に限らず、適切な位置に配置することができる。そ
のためとくに小型のキャビンを備えた建設機械でも、容
易に採用することができる。
【0021】請求項5のパワーアシスト装置の場合は、
ケーブルを巻き取るドラムと、自己拘束性を有する減速
機と、その減速機の入力軸を回転駆動するモータと、モ
ータとドラムとの間に介在される、巻き取り側がトルク
伝達方向の一方向クラッチとを備えている。このもの
は、窓部材を引き上げるときは一方向クラッチが係合方
向であるので、モータの動力によりドラムにケーブルを
巻き取る。そして一旦天井内部に窓部材を格納してモー
タを停止させると、減速機の自己拘束性および一方向ク
ラッチが係合方向であることにより、ケーブルを引き出
せないようにロックする。そのため窓部材が落下してく
ることはない。なお途中でモータを停止させた場合も、
ケーブルを引き出せない。
ケーブルを巻き取るドラムと、自己拘束性を有する減速
機と、その減速機の入力軸を回転駆動するモータと、モ
ータとドラムとの間に介在される、巻き取り側がトルク
伝達方向の一方向クラッチとを備えている。このもの
は、窓部材を引き上げるときは一方向クラッチが係合方
向であるので、モータの動力によりドラムにケーブルを
巻き取る。そして一旦天井内部に窓部材を格納してモー
タを停止させると、減速機の自己拘束性および一方向ク
ラッチが係合方向であることにより、ケーブルを引き出
せないようにロックする。そのため窓部材が落下してく
ることはない。なお途中でモータを停止させた場合も、
ケーブルを引き出せない。
【0022】他方、窓部材を下降させる場合は、モータ
を逆転させると共に、窓部材を手動で操作する。この場
合、一方向クラッチを採用しているので、引っ張り量以
上のケーブルは送り出されない。すなわち、まだ手動操
作を始めていない場合、あるいは手動操作によるケーブ
ルの引き出し速度よりもケーブル駆動機構によるケーブ
ルの送り出し速度のほうが速い場合は、一方向クラッチ
が空回りする。そのため、ケーブルを余分に送り出さな
い。したがって操作者はその範囲内で任意の速度で操作
することができる。またケーブルには弛みが生じない。
また、窓部材がほぼ垂直になって窓部材の重量が直接ケ
ーブルにかかり、窓部材が落下しようとする場合のよう
に、ケーブルの引き出し速度が送り出し速度よりも速く
なった場合は、一方向クラッチが係合方向になるので、
減速機を介したモータがケーブルの引き力を規制するブ
レーキになる。そのため、窓部材が急に落下することが
防止される。
を逆転させると共に、窓部材を手動で操作する。この場
合、一方向クラッチを採用しているので、引っ張り量以
上のケーブルは送り出されない。すなわち、まだ手動操
作を始めていない場合、あるいは手動操作によるケーブ
ルの引き出し速度よりもケーブル駆動機構によるケーブ
ルの送り出し速度のほうが速い場合は、一方向クラッチ
が空回りする。そのため、ケーブルを余分に送り出さな
い。したがって操作者はその範囲内で任意の速度で操作
することができる。またケーブルには弛みが生じない。
また、窓部材がほぼ垂直になって窓部材の重量が直接ケ
ーブルにかかり、窓部材が落下しようとする場合のよう
に、ケーブルの引き出し速度が送り出し速度よりも速く
なった場合は、一方向クラッチが係合方向になるので、
減速機を介したモータがケーブルの引き力を規制するブ
レーキになる。そのため、窓部材が急に落下することが
防止される。
【0023】請求項6のパワーアシスト装置の場合は、
スイッチでモータを逆転させて手動引き出しができるよ
うに構成されているので、上記のモータの逆転操作を、
たとえば運転席に設けたスイッチにより、簡単に行うこ
とができる。そのためスイッチを切り替えた上で、窓部
材を手動で下降させればよい。
スイッチでモータを逆転させて手動引き出しができるよ
うに構成されているので、上記のモータの逆転操作を、
たとえば運転席に設けたスイッチにより、簡単に行うこ
とができる。そのためスイッチを切り替えた上で、窓部
材を手動で下降させればよい。
【0024】請求項7のパワーアシスト装置は、ケーブ
ル駆動機構が、ウインドワイパーの状態および/または
位置を検出する手段と、その検出する手段がウインドワ
イパーが安全な状態および/または位置であることを検
出したときに、ケーブル駆動機構の作動を可能とすると
共に、安全でないときはケーブル駆動機構の動作を禁止
する手段とを備えている。したがってウインドワイパー
が安全でない状態および/または位置にある場合に誤っ
てアシスト装置を作動させても、窓部材が動かない。そ
のためウインドワイパーが保護される。
ル駆動機構が、ウインドワイパーの状態および/または
位置を検出する手段と、その検出する手段がウインドワ
イパーが安全な状態および/または位置であることを検
出したときに、ケーブル駆動機構の作動を可能とすると
共に、安全でないときはケーブル駆動機構の動作を禁止
する手段とを備えている。したがってウインドワイパー
が安全でない状態および/または位置にある場合に誤っ
てアシスト装置を作動させても、窓部材が動かない。そ
のためウインドワイパーが保護される。
【0025】請求項8記載のパワーアシスト装置は、ウ
インドワイパーが前窓にマウントされてキャビン側とコ
ネクタで連結されているタイプのウインドワイパーであ
り、かつ、前記ウインドワイパーの状態および/または
位置を検出する手段が、結線(コネクタ)が接続されて
いるか否かを検出する手段である。したがって結線(コ
ネクタ)が接続されている場合に誤ってアシスト装置を
作動させても、窓部材が動かない。そのためウインドワ
イパーやその結線ないしコネクタが保護される。
インドワイパーが前窓にマウントされてキャビン側とコ
ネクタで連結されているタイプのウインドワイパーであ
り、かつ、前記ウインドワイパーの状態および/または
位置を検出する手段が、結線(コネクタ)が接続されて
いるか否かを検出する手段である。したがって結線(コ
ネクタ)が接続されている場合に誤ってアシスト装置を
作動させても、窓部材が動かない。そのためウインドワ
イパーやその結線ないしコネクタが保護される。
【0026】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の前窓のパワーアシスト装置(以下、単にアシスト装置
という)を説明する。図1は本発明のアシスト装置の一
実施形態を示す概略斜視図、図2はその作動状態を示す
概略側面図、図3はその要部拡大断面図、図4は図2の
IV-IV 線断面図、図5は本発明にかかわるケーブル駆動
機構の一実施形態を示す底面図、図6は図5のVI-VI 線
断面図、図7はそのケーブル駆動機構用のコントローラ
の一実施形態を示す電気回路図、図8は本発明のアシス
ト装置を用いた前窓の一実施形態を示す斜視図、図9は
本発明にかかわるアシスト装置とウインドワイパーとの
インターロック回路の一実施形態を示す電気回路図、図
10は本発明のアシスト装置を用いた前窓の他の実施形
態を示す斜視図図11a、図11bおよび図11cはそ
れぞれ本発明のアシスト装置のさらに他の実施形態を示
す要部側面図、図12は本発明のアシスト装置における
ケーブルの配索の他の実施形態を示す斜視図、図13は
本発明のアシスト装置のさらに他の実施形態を示す概略
側面図である。
の前窓のパワーアシスト装置(以下、単にアシスト装置
という)を説明する。図1は本発明のアシスト装置の一
実施形態を示す概略斜視図、図2はその作動状態を示す
概略側面図、図3はその要部拡大断面図、図4は図2の
IV-IV 線断面図、図5は本発明にかかわるケーブル駆動
機構の一実施形態を示す底面図、図6は図5のVI-VI 線
断面図、図7はそのケーブル駆動機構用のコントローラ
の一実施形態を示す電気回路図、図8は本発明のアシス
ト装置を用いた前窓の一実施形態を示す斜視図、図9は
本発明にかかわるアシスト装置とウインドワイパーとの
インターロック回路の一実施形態を示す電気回路図、図
10は本発明のアシスト装置を用いた前窓の他の実施形
態を示す斜視図図11a、図11bおよび図11cはそ
れぞれ本発明のアシスト装置のさらに他の実施形態を示
す要部側面図、図12は本発明のアシスト装置における
ケーブルの配索の他の実施形態を示す斜視図、図13は
本発明のアシスト装置のさらに他の実施形態を示す概略
側面図である。
【0027】図1に示すアシスト装置Aは建設機械のキ
ャビンの前面ピラーから天井内面にかけて配置される左
右一対のガイドレール1、1と、それらのガイドレール
によって前窓を閉じた状態と天井内面に格納した状態と
の間で走行自在の窓部材2と、窓部材2を駆動する左右
のケーブル4、4と、それらのケーブルを巻き取り駆動
するケーブル駆動機構6とを備えている。さらにケーブ
ル駆動機構6には、ケーブル4を摺動自在に案内する導
管7、7が連結され、それらの導管の先端には、ケーブ
ルの向きをスムーズに変換するためのガイド部材8、8
が取り付けられている。
ャビンの前面ピラーから天井内面にかけて配置される左
右一対のガイドレール1、1と、それらのガイドレール
によって前窓を閉じた状態と天井内面に格納した状態と
の間で走行自在の窓部材2と、窓部材2を駆動する左右
のケーブル4、4と、それらのケーブルを巻き取り駆動
するケーブル駆動機構6とを備えている。さらにケーブ
ル駆動機構6には、ケーブル4を摺動自在に案内する導
管7、7が連結され、それらの導管の先端には、ケーブ
ルの向きをスムーズに変換するためのガイド部材8、8
が取り付けられている。
【0028】ガイドレール1はたとえば金属板を断面コ
字状に折り曲げ、さらに全体を図2に示すようにL字状
に形成したものである。すなわちキャビンのピラーに設
けられる上下部1aと、その上端から斜め後方に延びる
傾斜部1bと、その上端から天井面に沿って後方に延び
る水平部1cとからなる。なお直線状の傾斜部1bに代
えて、従来公知のガイドレールと同じように、上下部1
aと水平部1cとを滑らかに連結する円弧状の形態とす
ることもできる。ガイドレール1は図1では独立した部
品のように記載されているが、図4のように壁パネル1
0などに組み込んで、あるいは一体に成形した構造にす
ることができる。
字状に折り曲げ、さらに全体を図2に示すようにL字状
に形成したものである。すなわちキャビンのピラーに設
けられる上下部1aと、その上端から斜め後方に延びる
傾斜部1bと、その上端から天井面に沿って後方に延び
る水平部1cとからなる。なお直線状の傾斜部1bに代
えて、従来公知のガイドレールと同じように、上下部1
aと水平部1cとを滑らかに連結する円弧状の形態とす
ることもできる。ガイドレール1は図1では独立した部
品のように記載されているが、図4のように壁パネル1
0などに組み込んで、あるいは一体に成形した構造にす
ることができる。
【0029】窓部材2は従来公知のものと同じものでよ
く、たとえば図4に示すように、断面コ字状の枠体11
と、ガラス12とをラバーシール13で連結して全体と
して図1のように平板状で矩形状に構成したものが用い
られる。なお窓部材2はキャビンの形態に合わせて円筒
面状に湾曲していてもよい。ガイドレール1の上下部1
aもキャビンの形態に合わせて傾斜したり湾曲していて
もよい。
く、たとえば図4に示すように、断面コ字状の枠体11
と、ガラス12とをラバーシール13で連結して全体と
して図1のように平板状で矩形状に構成したものが用い
られる。なお窓部材2はキャビンの形態に合わせて円筒
面状に湾曲していてもよい。ガイドレール1の上下部1
aもキャビンの形態に合わせて傾斜したり湾曲していて
もよい。
【0030】枠体11の側面の上下左右の4箇所には、
図4に示すような軸15が固定され、その軸15にガイ
ドレール1内を転動する下部ローラ16aおよび上部ロ
ーラ16bが回転自在に取り付けられている。さらに本
実施形態では、上部ローラ16bと枠体11の側面との
間に、ケーブル4を方向転換するためのプーリ17が配
置され、軸15に回転自在に設けられている。プーリ1
7は、上方に延びるケーブル4をガイドレールの傾斜部
1bに沿って斜め後方に向かわせるためのガイドであ
り、ケーブル4の張力を、窓部材2を後方に押す力に変
換する作用を奏する。なおこの上側のプーリ17は後述
するように、窓部材2の昇降操作の途中でケーブル4と
係合したり係合しなかったりする。
図4に示すような軸15が固定され、その軸15にガイ
ドレール1内を転動する下部ローラ16aおよび上部ロ
ーラ16bが回転自在に取り付けられている。さらに本
実施形態では、上部ローラ16bと枠体11の側面との
間に、ケーブル4を方向転換するためのプーリ17が配
置され、軸15に回転自在に設けられている。プーリ1
7は、上方に延びるケーブル4をガイドレールの傾斜部
1bに沿って斜め後方に向かわせるためのガイドであ
り、ケーブル4の張力を、窓部材2を後方に押す力に変
換する作用を奏する。なおこの上側のプーリ17は後述
するように、窓部材2の昇降操作の途中でケーブル4と
係合したり係合しなかったりする。
【0031】前記ガイド部材8は図3に示すように、ガ
イドレール1の水平部1cの前端近辺の上側に取り付け
られている。このものは、傾斜部1bに沿って斜め後方
に延びるケーブル4の向きを水平方向に方向転換するた
めの要素である。ガイド部材8はたとえば途中で曲げた
金属製のガイドパイプ19と、そのガイドパイプ19を
壁パネルに取り付けるためのブラケット20とを備えて
いる。ガイドパイプ19の前端の内面はケーブルの向き
が変化してもスムーズに受け入れるように円錐状ないし
ラッパ状に開いている。ガイドパイプ19の後端にはコ
ントロールケーブル用の導管7が連結されている。ガイ
ドパイプ19にはケーブルを挿入しやすいように上面全
体にスリットを形成することもできる。
イドレール1の水平部1cの前端近辺の上側に取り付け
られている。このものは、傾斜部1bに沿って斜め後方
に延びるケーブル4の向きを水平方向に方向転換するた
めの要素である。ガイド部材8はたとえば途中で曲げた
金属製のガイドパイプ19と、そのガイドパイプ19を
壁パネルに取り付けるためのブラケット20とを備えて
いる。ガイドパイプ19の前端の内面はケーブルの向き
が変化してもスムーズに受け入れるように円錐状ないし
ラッパ状に開いている。ガイドパイプ19の後端にはコ
ントロールケーブル用の導管7が連結されている。ガイ
ドパイプ19にはケーブルを挿入しやすいように上面全
体にスリットを形成することもできる。
【0032】左右一対のケーブル4、4の下端側は、下
部ローラ16aの軸15に掛け廻されて、窓部材2の枠
体に固定されている。それらのケーブル4、4は上方に
張られて上部ローラ16bの軸15に取り付けたプーリ
17に前側から係合され、前述のガイド部材8のガイド
パイプ19および導管7に通されて、ケーブル駆動機構
6まで案内されている。なお左右方向に関しては、ケー
ブル4はたとえばキャビンの外壁と窓枠の隙間を通るよ
うに配索することができる。
部ローラ16aの軸15に掛け廻されて、窓部材2の枠
体に固定されている。それらのケーブル4、4は上方に
張られて上部ローラ16bの軸15に取り付けたプーリ
17に前側から係合され、前述のガイド部材8のガイド
パイプ19および導管7に通されて、ケーブル駆動機構
6まで案内されている。なお左右方向に関しては、ケー
ブル4はたとえばキャビンの外壁と窓枠の隙間を通るよ
うに配索することができる。
【0033】ここで用いるケーブル4、4は、金属撚り
線などからなる公知の引きケーブル(プルケーブル)で
ある。この引きケーブルは引き方向の力は伝達するが、
押し方向に対しては座屈するので、ほとんど力を伝達す
ることはできない。導管7はその引きケーブルを摺動自
在に案内するものであり、通常は金属線を螺旋状に巻い
た管の表面ないし内面に合成樹脂被覆を施している。そ
のため可撓性を有し、配索作業が容易である。ただし本
発明では金属パイプなどを採用することもでき、場合に
より導管無しで、天井面に沿ってケーブルを配索した
り、ガイド部材8に直接ケーブル駆動機構を連結するこ
ともできる。その場合、ガイド部材8を省略することも
できる。ただし左右それぞれにケーブル駆動機構を設け
る必要がある。
線などからなる公知の引きケーブル(プルケーブル)で
ある。この引きケーブルは引き方向の力は伝達するが、
押し方向に対しては座屈するので、ほとんど力を伝達す
ることはできない。導管7はその引きケーブルを摺動自
在に案内するものであり、通常は金属線を螺旋状に巻い
た管の表面ないし内面に合成樹脂被覆を施している。そ
のため可撓性を有し、配索作業が容易である。ただし本
発明では金属パイプなどを採用することもでき、場合に
より導管無しで、天井面に沿ってケーブルを配索した
り、ガイド部材8に直接ケーブル駆動機構を連結するこ
ともできる。その場合、ガイド部材8を省略することも
できる。ただし左右それぞれにケーブル駆動機構を設け
る必要がある。
【0034】本実施形態では2本のケーブル4を1個の
ケーブル駆動機構6で駆動するため、図1に示すように
ケーブル駆動機構6を天井部の中央に配置し、2本の導
管7を連結している。ケーブル駆動機構6は図5および
図6に示すように、天井面22に取り付けるための脚部
23aを備えたブラケット23を有する。そのブラケッ
ト23には、内面23bとの間に間隔をあけるように軸
24を介してベアリングプレート25が取り付けられ、
そのベアリングプレート25に突設したホルダー部25
aに減速機Gが取り付けられている。減速機Gの入力側
にはモータMが取り付けられている。減速機Gは公知の
ウオームギヤ減速機などが用いられるが、それに限られ
るものではない。ただし出力側からは回転させることが
できない自己拘束性を有するものが好ましい。
ケーブル駆動機構6で駆動するため、図1に示すように
ケーブル駆動機構6を天井部の中央に配置し、2本の導
管7を連結している。ケーブル駆動機構6は図5および
図6に示すように、天井面22に取り付けるための脚部
23aを備えたブラケット23を有する。そのブラケッ
ト23には、内面23bとの間に間隔をあけるように軸
24を介してベアリングプレート25が取り付けられ、
そのベアリングプレート25に突設したホルダー部25
aに減速機Gが取り付けられている。減速機Gの入力側
にはモータMが取り付けられている。減速機Gは公知の
ウオームギヤ減速機などが用いられるが、それに限られ
るものではない。ただし出力側からは回転させることが
できない自己拘束性を有するものが好ましい。
【0035】減速機Gの出力軸27には一方向クラッチ
28の内輪29が固定されている。一方向クラッチの外
輪30の外周面には歯31が形成され、ピニオンとなっ
ている。前記ベアリングプレート25を支持する3本の
軸24には、歯31と噛み合うアイドルギヤ(ないし遊
星ギヤ)32が回転自在に設けられている。アイドルギ
ヤ32は本実施形態では3個採用しているが、2個ある
いは4個以上でもよい。ベアリングプレート25および
ブラケット23の内面23bにはそれぞれ薄いリング状
のサポートプレート33、33が減速機の出力軸27と
同心状に配置され、ネジ33aで固定されている。そし
てそれらのサポートプレート33、33の外周に、ベア
リングプレート25とブラケット23の内面23bに挟
まれるように、ケーブル4を巻き取るためのドラム34
が回転自在に設けられている。ドラム34の内面にはア
イドルギヤ32と噛み合う内歯ギヤ35が設けられてい
る。したがってピニオン(外輪)の歯31と内歯ギヤ3
0との歯数の比に応じてさらに減速することができる。
28の内輪29が固定されている。一方向クラッチの外
輪30の外周面には歯31が形成され、ピニオンとなっ
ている。前記ベアリングプレート25を支持する3本の
軸24には、歯31と噛み合うアイドルギヤ(ないし遊
星ギヤ)32が回転自在に設けられている。アイドルギ
ヤ32は本実施形態では3個採用しているが、2個ある
いは4個以上でもよい。ベアリングプレート25および
ブラケット23の内面23bにはそれぞれ薄いリング状
のサポートプレート33、33が減速機の出力軸27と
同心状に配置され、ネジ33aで固定されている。そし
てそれらのサポートプレート33、33の外周に、ベア
リングプレート25とブラケット23の内面23bに挟
まれるように、ケーブル4を巻き取るためのドラム34
が回転自在に設けられている。ドラム34の内面にはア
イドルギヤ32と噛み合う内歯ギヤ35が設けられてい
る。したがってピニオン(外輪)の歯31と内歯ギヤ3
0との歯数の比に応じてさらに減速することができる。
【0036】ブラケット23の脚部23aには、それぞ
れドラム34の接線方向にケーブル4を導くように導管
7の端部が取り付けられる。そして各ケーブル4、4は
ドラム34が一方向に回転するとき、両方のケーブルを
巻き取る向きにドラム34上に係止され、巻き付けられ
ている。前記の一方向クラッチ28は、ケーブル4をド
ラム上に巻き取る方向に回転させる向きが係合方向で、
逆が空転方向となるようにしている。一方向クラッチ2
8はラチェット型、スプラグ型など、従来公知のものを
いずれも使用しうるが、スプラグ型がコンパクトさの点
でとくに好ましい。
れドラム34の接線方向にケーブル4を導くように導管
7の端部が取り付けられる。そして各ケーブル4、4は
ドラム34が一方向に回転するとき、両方のケーブルを
巻き取る向きにドラム34上に係止され、巻き付けられ
ている。前記の一方向クラッチ28は、ケーブル4をド
ラム上に巻き取る方向に回転させる向きが係合方向で、
逆が空転方向となるようにしている。一方向クラッチ2
8はラチェット型、スプラグ型など、従来公知のものを
いずれも使用しうるが、スプラグ型がコンパクトさの点
でとくに好ましい。
【0037】上記のごとく構成されるアシスト装置Aに
より前窓をあける場合は、コントローラ(図7参照)に
より、ケーブル駆動機構6のモータMをドラム34がケ
ーブル4を巻き取る向きに回転させる。その場合は減速
機Gで減速された回転数で一方向クラッチ28の内輪2
9が回転し、一方向クラッチ28が係合方向であるの
で、外輪30も回転する。それによりアイドルギヤ32
を介してドラム34が回転し、左右のケーブル4、4を
同時にドラム34上に巻き取る。
より前窓をあける場合は、コントローラ(図7参照)に
より、ケーブル駆動機構6のモータMをドラム34がケ
ーブル4を巻き取る向きに回転させる。その場合は減速
機Gで減速された回転数で一方向クラッチ28の内輪2
9が回転し、一方向クラッチ28が係合方向であるの
で、外輪30も回転する。それによりアイドルギヤ32
を介してドラム34が回転し、左右のケーブル4、4を
同時にドラム34上に巻き取る。
【0038】それにより図2に示すように、窓部材2の
下端部が上方に付勢され、上端側は上部ローラ16b用
の軸に取り付けたプーリ17にケーブル4が係合してい
るので、後方に押される。そして窓部材2がいくらか上
昇すると、上部ローラ16bが傾斜部に入る。そのため
ガイドレール1の上下部1a内を下部ローラ16aが転
動し、傾斜部1bを上部ローラ16bが転動する。それ
により窓部材2は上昇しながらしだいに後方に傾斜す
る。その間はケーブル4は上側のローラ軸のプーリ17
に係合しているので、ケーブル4は窓部材2と一緒にな
って上昇する。
下端部が上方に付勢され、上端側は上部ローラ16b用
の軸に取り付けたプーリ17にケーブル4が係合してい
るので、後方に押される。そして窓部材2がいくらか上
昇すると、上部ローラ16bが傾斜部に入る。そのため
ガイドレール1の上下部1a内を下部ローラ16aが転
動し、傾斜部1bを上部ローラ16bが転動する。それ
により窓部材2は上昇しながらしだいに後方に傾斜す
る。その間はケーブル4は上側のローラ軸のプーリ17
に係合しているので、ケーブル4は窓部材2と一緒にな
って上昇する。
【0039】ついで上部ローラ16bがガイドレール1
の水平部1cに入ると、図2に示すように上部ローラ1
6bが水平部1cを転動していく。他方、ケーブル4は
ガイド部材8に入っていくので、プーリ17から、した
がって窓部材2からしだいに離れていく。そのとき、窓
部材2の姿勢がしだいに水平になっていくが、ケーブル
4はある程度急な角度を維持しており、窓部材2の下端
部がガイドレール1の上下部1a内を上昇して行くにつ
れて、ゆっくりと傾斜していく。そのためケーブル4の
引く力の上下方向の分力はそれほど小さくならない。そ
のため比較的、効率がよい。
の水平部1cに入ると、図2に示すように上部ローラ1
6bが水平部1cを転動していく。他方、ケーブル4は
ガイド部材8に入っていくので、プーリ17から、した
がって窓部材2からしだいに離れていく。そのとき、窓
部材2の姿勢がしだいに水平になっていくが、ケーブル
4はある程度急な角度を維持しており、窓部材2の下端
部がガイドレール1の上下部1a内を上昇して行くにつ
れて、ゆっくりと傾斜していく。そのためケーブル4の
引く力の上下方向の分力はそれほど小さくならない。そ
のため比較的、効率がよい。
【0040】そして下部ローラ16aが傾斜部1b内に
入ると、ケーブル4がそのときの角度を維持したまま後
退していく。そして下部ローラ16aが水平部1c内に
入って、ガイド部材の下側に来た状態が、窓部材の格納
状態である。この状態でコントローラによりモータMを
止める。
入ると、ケーブル4がそのときの角度を維持したまま後
退していく。そして下部ローラ16aが水平部1c内に
入って、ガイド部材の下側に来た状態が、窓部材の格納
状態である。この状態でコントローラによりモータMを
止める。
【0041】モータMが止まっている状態では、車両本
体が傾斜したりして窓部材2に下降させようとする外力
が加わると、ケーブル駆動機構6のドラムからケーブル
が引き出されようとする。しかし一方向クラッチ28が
係合方向であり、かつ、減速機Gの自己拘束性により、
内輪29は回転しない。それにより、いわば窓部材2は
格納状態にロックされていることになり、安全である。
体が傾斜したりして窓部材2に下降させようとする外力
が加わると、ケーブル駆動機構6のドラムからケーブル
が引き出されようとする。しかし一方向クラッチ28が
係合方向であり、かつ、減速機Gの自己拘束性により、
内輪29は回転しない。それにより、いわば窓部材2は
格納状態にロックされていることになり、安全である。
【0042】前窓を閉じる場合は、そのまま窓部材2を
手動で下降させようとしても、前述のロック作用で下降
させることはできない。そのためまず、ケーブル駆動機
構6のモータMを逆転させる。そうすると減速機G側か
ら見れば一方向クラッチ28は空転方向であるので、内
輪29が回転する。そのため、外輪30が内輪29より
も速くならない範囲でドラム34を追従回転させながら
ケーブル4を引き出すことができる。したがって図2に
示す窓部材2の上下端のハンドル36を把持して、窓部
材2を手動で下降させることができる。その場合、下部
ローラ16aがガイドレール1の傾斜部1bに入ると、
窓部材2の自重により、それほど労力を要せずに窓部材
2を下降させることができる。
手動で下降させようとしても、前述のロック作用で下降
させることはできない。そのためまず、ケーブル駆動機
構6のモータMを逆転させる。そうすると減速機G側か
ら見れば一方向クラッチ28は空転方向であるので、内
輪29が回転する。そのため、外輪30が内輪29より
も速くならない範囲でドラム34を追従回転させながら
ケーブル4を引き出すことができる。したがって図2に
示す窓部材2の上下端のハンドル36を把持して、窓部
材2を手動で下降させることができる。その場合、下部
ローラ16aがガイドレール1の傾斜部1bに入ると、
窓部材2の自重により、それほど労力を要せずに窓部材
2を下降させることができる。
【0043】上記のケーブル駆動機構6のモータMの回
転方向および起動・停止の操作は、たとえば図7の電気
回路を備えたコントローラにより行うことができる。図
7において、符号41は上昇操作用のスイッチであり、
符号42は下降操作用のスイッチである。各スイッチ4
1、42は戻し操作が必要なシーソスイッチなどであ
り、両方のスイッチ41、42の間には同時に操作でき
ないように機械的にインターロックが取られている。ま
たR1 はモータMの正転用のリレーのコイル部、R1-a
はそのa接点、R1-bはb接点である。またR2 は逆転
用のリレーのコイル部、R2-aはそのa接点、R2-bは
b接点である。さらに符号BZはブザーであり、窓部材
を昇降操作している間だけ鳴るように配線している。ま
た符号PTCは正特性サーミスタであり、モータMに過
負荷がかかっても過電流が流れないようにするためのも
のである。またZDは電圧の上限を抑制するためのツェ
ナーダイオードである。
転方向および起動・停止の操作は、たとえば図7の電気
回路を備えたコントローラにより行うことができる。図
7において、符号41は上昇操作用のスイッチであり、
符号42は下降操作用のスイッチである。各スイッチ4
1、42は戻し操作が必要なシーソスイッチなどであ
り、両方のスイッチ41、42の間には同時に操作でき
ないように機械的にインターロックが取られている。ま
たR1 はモータMの正転用のリレーのコイル部、R1-a
はそのa接点、R1-bはb接点である。またR2 は逆転
用のリレーのコイル部、R2-aはそのa接点、R2-bは
b接点である。さらに符号BZはブザーであり、窓部材
を昇降操作している間だけ鳴るように配線している。ま
た符号PTCは正特性サーミスタであり、モータMに過
負荷がかかっても過電流が流れないようにするためのも
のである。またZDは電圧の上限を抑制するためのツェ
ナーダイオードである。
【0044】このものは上昇用のスイッチ41を操作す
ると、リレーR1 に電流が流れ、それによりモータの矢
印P1 方向に電流が流れ、前窓を開く操作をする。そし
て窓部材が格納位置にきてモータストール状態になる
と、サーミスタPTCが作動して電流を停止する。それ
により手動でスイッチを切り、操作を完了する。なお途
中でスイッチ41を操作して窓部材をその位置に停止さ
せることもできる。他方、下降させる場合は、下降用の
スイッチ42を操作して、モータMに矢印P2 方向の電
流を流す。それにより窓部材を手動で操作することがで
きる。閉操作の終了後は一方向クラッチが空転する。そ
れにより手動でスイッチ42を切る。
ると、リレーR1 に電流が流れ、それによりモータの矢
印P1 方向に電流が流れ、前窓を開く操作をする。そし
て窓部材が格納位置にきてモータストール状態になる
と、サーミスタPTCが作動して電流を停止する。それ
により手動でスイッチを切り、操作を完了する。なお途
中でスイッチ41を操作して窓部材をその位置に停止さ
せることもできる。他方、下降させる場合は、下降用の
スイッチ42を操作して、モータMに矢印P2 方向の電
流を流す。それにより窓部材を手動で操作することがで
きる。閉操作の終了後は一方向クラッチが空転する。そ
れにより手動でスイッチ42を切る。
【0045】図8は窓部材2のフロントサッシ(枠体)
にウインドワイパーWをマウントしたタイプの建設機械
のキャブ43を示している。この場合、ウインドワイパ
ーWの駆動部の結線は着脱自在のコネクタ45を介して
車体側と連結されており、窓部材2を昇降操作すると
き、コネクタ45の連結を外してから操作する必要があ
る。図9はそのような場合のインターロックをとるため
の回路の一実施形態を示している。この実施形態では、
ウインドワイパーWとアシスト装置Aとが同じ電源44
で作動し、その電源44とアシスト装置Aの回路との間
にリレーR3 の常閉接点R3-bが介在されている。そし
てそのリレーR3 のコイル部はウインドワイパーWのコ
ネクタ45が連結しているときにonになるようにイン
ターロックをとっている。そのため、アシスト装置A
は、ウインドワイパーのコネクタ(結線)45が連結さ
れるとリレーR3 がonとなり、アシスト装置Aの電源
が切れる。このように、アシスト装置Aは、コネクタ4
5の連結が外れてリレーR3 がoffのときのみ操作す
ることができる。
にウインドワイパーWをマウントしたタイプの建設機械
のキャブ43を示している。この場合、ウインドワイパ
ーWの駆動部の結線は着脱自在のコネクタ45を介して
車体側と連結されており、窓部材2を昇降操作すると
き、コネクタ45の連結を外してから操作する必要があ
る。図9はそのような場合のインターロックをとるため
の回路の一実施形態を示している。この実施形態では、
ウインドワイパーWとアシスト装置Aとが同じ電源44
で作動し、その電源44とアシスト装置Aの回路との間
にリレーR3 の常閉接点R3-bが介在されている。そし
てそのリレーR3 のコイル部はウインドワイパーWのコ
ネクタ45が連結しているときにonになるようにイン
ターロックをとっている。そのため、アシスト装置A
は、ウインドワイパーのコネクタ(結線)45が連結さ
れるとリレーR3 がonとなり、アシスト装置Aの電源
が切れる。このように、アシスト装置Aは、コネクタ4
5の連結が外れてリレーR3 がoffのときのみ操作す
ることができる。
【0046】他方、図10はキャビンのフロントピラー
W1にウインドワイパーWをマウントしたタイプのキャ
ブ43を示している。このタイプのものは、ウインドワ
イパーWの駆動指令がoffのときは、フロントピラー
W1上の退避位置で停止している(図10の状態)。そ
してウインドワイパーWが退避位置にある場合には、窓
部材2が閉位置から天井格納位置まで移動する間、あら
ゆる位置においてウインドワイパーWと干渉しない。し
たがってウインドワイパーWの駆動指令のon/off
を検出することによって、ウインドワイパーWが作動位
置にあるか退避位置かあるかを確認することができる。
したがって、たとえばウインドワイパーの駆動信号がo
nのときに励磁されるリレーのb接点を、アシスト装置
のケーブル駆動機構の駆動回路に介在させるなどによ
り、インターロックをとらせることができる。
W1にウインドワイパーWをマウントしたタイプのキャ
ブ43を示している。このタイプのものは、ウインドワ
イパーWの駆動指令がoffのときは、フロントピラー
W1上の退避位置で停止している(図10の状態)。そ
してウインドワイパーWが退避位置にある場合には、窓
部材2が閉位置から天井格納位置まで移動する間、あら
ゆる位置においてウインドワイパーWと干渉しない。し
たがってウインドワイパーWの駆動指令のon/off
を検出することによって、ウインドワイパーWが作動位
置にあるか退避位置かあるかを確認することができる。
したがって、たとえばウインドワイパーの駆動信号がo
nのときに励磁されるリレーのb接点を、アシスト装置
のケーブル駆動機構の駆動回路に介在させるなどによ
り、インターロックをとらせることができる。
【0047】上記の実施形態(図3参照)においては上
部ローラ16bの軸に回転自在にプーリ17を設け、そ
れにケーブル4を係止させているが、図11aに示すよ
うに、プーリ17を上部ローラ16bよりも上方に設け
るようにしてもよい。また、プーリ17に代えて、円弧
状の摺動ガイドでケーブル4を摺動自在にガイドするよ
うにしてもよい。さらに図3の場合は、ケーブル4の端
部近辺を下部ローラ16aの軸15を利用して方向転換
し、その端部を窓部材2の枠体(ガラス板を囲む部分)
に固定している。しかし図11bに示すように、ケーブ
ル4の端部近辺を軸15に掛け廻した後、その端部をケ
ーブル4に固着するようにしてもよい。さらに図11c
に示すように、ケーブル4の端部を直接窓部材2の枠体
に固定するようにしてもよい。
部ローラ16bの軸に回転自在にプーリ17を設け、そ
れにケーブル4を係止させているが、図11aに示すよ
うに、プーリ17を上部ローラ16bよりも上方に設け
るようにしてもよい。また、プーリ17に代えて、円弧
状の摺動ガイドでケーブル4を摺動自在にガイドするよ
うにしてもよい。さらに図3の場合は、ケーブル4の端
部近辺を下部ローラ16aの軸15を利用して方向転換
し、その端部を窓部材2の枠体(ガラス板を囲む部分)
に固定している。しかし図11bに示すように、ケーブ
ル4の端部近辺を軸15に掛け廻した後、その端部をケ
ーブル4に固着するようにしてもよい。さらに図11c
に示すように、ケーブル4の端部を直接窓部材2の枠体
に固定するようにしてもよい。
【0048】さらに図1などの実施形態では、左右一対
のケーブル4、4の下端をそれぞれ窓部材2の下端に係
止しているが、図12に示すように、ケーブル4、4の
下端同士を連続させて実質的に1本のループ状にし、そ
の連続させた部位を窓部材2の下端に係止させるように
してもよい。このものも請求項1のアシスト装置に含ま
れる。このものはケーブルの左右の上方に延びている部
分の張力がバランスするので、安定して昇降させること
ができる。また、駆動機構側でケーブルの端部同士を連
結して1本のケーブルとしたものも、請求項1のアシス
ト装置に含まれる。
のケーブル4、4の下端をそれぞれ窓部材2の下端に係
止しているが、図12に示すように、ケーブル4、4の
下端同士を連続させて実質的に1本のループ状にし、そ
の連続させた部位を窓部材2の下端に係止させるように
してもよい。このものも請求項1のアシスト装置に含ま
れる。このものはケーブルの左右の上方に延びている部
分の張力がバランスするので、安定して昇降させること
ができる。また、駆動機構側でケーブルの端部同士を連
結して1本のケーブルとしたものも、請求項1のアシス
ト装置に含まれる。
【0049】また、前述の実施形態では、ケーブル駆動
機構6の動力で窓部材2を上昇させるようにしている
が、窓部材2を上昇させる動力を窓部材の重量を支える
のに足らない程度とし、手動で上昇させる操作力を軽減
させる程度とするようにしてもよい。その場合は開閉操
作共、手動操作となるが、窓部材を開ける場合の操作力
が軽減されるので、軽快に開閉操作することができる。
機構6の動力で窓部材2を上昇させるようにしている
が、窓部材2を上昇させる動力を窓部材の重量を支える
のに足らない程度とし、手動で上昇させる操作力を軽減
させる程度とするようにしてもよい。その場合は開閉操
作共、手動操作となるが、窓部材を開ける場合の操作力
が軽減されるので、軽快に開閉操作することができる。
【0050】なおケーブルを巻き取り駆動するケーブル
駆動機構6の位置は、とくに小型の建設機械では、図2
の実施形態のようにガイドレールの上方に設けるのが余
分なスペースをとらない点で好ましいが、余裕がある場
合には、たとえば図13に示すように、ケーブル4を案
内する導管7を延長して、キャビンの後方に配置するよ
うにしてもよい。すなわち本願発明のアシスト装置で
は、駆動機構を配置する位置は、とくに制約されない。
また図3の場合は、天井部に配置したガイド部材8をパ
イプで構成しているが、図13のように、回転自在に設
けたプーリ8aでケーブル4の方向を変えるようにガイ
ドしてもよい。
駆動機構6の位置は、とくに小型の建設機械では、図2
の実施形態のようにガイドレールの上方に設けるのが余
分なスペースをとらない点で好ましいが、余裕がある場
合には、たとえば図13に示すように、ケーブル4を案
内する導管7を延長して、キャビンの後方に配置するよ
うにしてもよい。すなわち本願発明のアシスト装置で
は、駆動機構を配置する位置は、とくに制約されない。
また図3の場合は、天井部に配置したガイド部材8をパ
イプで構成しているが、図13のように、回転自在に設
けたプーリ8aでケーブル4の方向を変えるようにガイ
ドしてもよい。
【0051】前述の実施形態では、駆動機構のモータの
出力側に自己拘束性を有する減速機を設け、窓部材を引
き下ろすときにモータを逆回転させているが、本発明の
アシスト装置では自己拘束性を有しない減速機、たとえ
ば平歯車を組み合わせた減速機などを用いることもでき
る。その場合は、モータを停止させているときに窓部材
が勝手に落下しないように、ドラムあるいは減速機の入
力側(モータ側)に、入り切り操作が可能なロック機構
を設けるようにするのが好ましい。その場合は、窓部材
を固定するときにロック機構を作動させ、窓部材を駆動
機構で引き上げるとき、および手動で引き下ろすときに
ロックを解除する。このような自己拘束性を有しない減
速機を用いる場合は、さらに手動で引き下ろすときに作
動するブレーキ機構を設け、窓部材が途中から自重で落
下しないようにするのが一層好ましい。
出力側に自己拘束性を有する減速機を設け、窓部材を引
き下ろすときにモータを逆回転させているが、本発明の
アシスト装置では自己拘束性を有しない減速機、たとえ
ば平歯車を組み合わせた減速機などを用いることもでき
る。その場合は、モータを停止させているときに窓部材
が勝手に落下しないように、ドラムあるいは減速機の入
力側(モータ側)に、入り切り操作が可能なロック機構
を設けるようにするのが好ましい。その場合は、窓部材
を固定するときにロック機構を作動させ、窓部材を駆動
機構で引き上げるとき、および手動で引き下ろすときに
ロックを解除する。このような自己拘束性を有しない減
速機を用いる場合は、さらに手動で引き下ろすときに作
動するブレーキ機構を設け、窓部材が途中から自重で落
下しないようにするのが一層好ましい。
【図1】 本発明のアシスト装置の一実施形態を示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図2】 図1のアシスト装置の作動状態を示す概略側
面図である。
面図である。
【図3】 図1のアシスト装置の要部拡大断面図であ
る。
る。
【図4】 図2のIV-IV 線断面図である。
【図5】 本発明にかかわるケーブル駆動機構の一実施
形態を示す底面図である。
形態を示す底面図である。
【図6】 図5のVI-VI 線断面図である。
【図7】 本発明にかかわるケーブル駆動機構用のコン
トローラの一実施形態を示す電気回路図である。
トローラの一実施形態を示す電気回路図である。
【図8】 本発明のアシスト装置を用いた前窓の一実施
形態を示す斜視図である。
形態を示す斜視図である。
【図9】 本発明にかかわるアシスト装置とウインドワ
イパーとのインターロック回路の一実施形態を示す電気
回路図である。
イパーとのインターロック回路の一実施形態を示す電気
回路図である。
【図10】 本発明のアシスト装置を用いた前窓の他の
実施形態を示す斜視図である。
実施形態を示す斜視図である。
【図11】 図11a、図11bおよび図11cはそれ
ぞれ本発明のアシスト装置のさらに他の実施形態を示す
要部側面図である。
ぞれ本発明のアシスト装置のさらに他の実施形態を示す
要部側面図である。
【図12】 本発明のアシスト装置におけるケーブルの
配索の他の実施形態を示す斜視図である。
配索の他の実施形態を示す斜視図である。
【図13】 本発明のアシスト装置のさらに他の実施形
態を示す概略側面図である。
態を示す概略側面図である。
【図14】 従来の前窓開閉装置の一例を示す概略斜視
図である。
図である。
【図15】 従来の前窓開閉装置の他の例を示す概略側
面図である。
面図である。
【図16】 図16aおよび図16bはそれぞれ従来の
前窓開閉装置のさらに他の例を示す概略平面図および概
略側面図である。
前窓開閉装置のさらに他の例を示す概略平面図および概
略側面図である。
A アシスト装置 1 ガイドレール 2 窓部材 4 ケーブル 6 ケーブル駆動機構 7 導管 8 ガイド部材 16a 下部ローラ 16b 上部ローラ 17 プーリ G 減速機 M モータ 27 出力軸 28 一方向クラッチ 34 ドラム
Claims (8)
- 【請求項1】 (a)建設機械のキャビンの前部から天
井部にかけて設けられる左右一対のガイドレールと、
(b)窓を閉じた位置と天井部に格納された位置との間
で前記ガイドレールによって移動自在に案内される窓部
材と、(c)窓部材が閉じた状態で、窓部材の下端近辺
に係止され、左右それぞれのガイドレールに沿って上方
に延び、さらに窓部材の上端近辺に前方への分離可能に
係合され、それにより後方ないし斜め上方に方向転換さ
れて延びている左右の引きケーブルと、(d)それらの
引きケーブルを動力で巻き取り駆動すると共に、手動に
よるケーブルの引き出しが可能なケーブル駆動機構とを
備えている、建設機械などの前窓のパワーアシスト装
置。 - 【請求項2】 前記窓部材が上部の左右の側面に、前記
ガイドレールに沿って転動する上部ローラを有してお
り、引きケーブルがそれらの上部ローラの軸ないしその
軸と同心の円弧状のガイドに前側から上側を通って後方
にまわるように係合されている請求項1記載の建設機械
などの前窓のパワーアシスト装置。 - 【請求項3】 前記窓部材が下部の左右の側面に、前記
ガイドレールに沿って転動する下部ローラを有してお
り、引きケーブルの端部がそれらの下部のガイドローラ
付近で窓部材に係止されている請求項1または2記載の
建設機械などの前窓のパワーアシスト装置。 - 【請求項4】 引きケーブルを案内するガイド要素が、
窓部材の天井格納状態において、前記下部ローラの上方
斜め後方に設けられている請求項1、2または3記載の
建設機械などの前窓のパワーアシスト装置。 - 【請求項5】 前記ケーブル駆動機構が、ケーブルを巻
き取るドラムと、自己拘束性を有する減速機と、その減
速機の入力軸を回転駆動するモータと、モータとドラム
の間に介在される、巻き取り側がトルク伝達方向の一方
向クラッチとを備えている請求項1または4記載の建設
機械などの前窓のパワーアシスト装置。 - 【請求項6】 スイッチでモータを逆転させて手動引き
出しができるように構成されている請求項5記載の建設
機械などの前窓のパワーアシスト装置。 - 【請求項7】 前記ケーブル駆動機構が、ウインドワイ
パーの状態および/または位置を検出する手段と、その
検出する手段がウインドワイパーが安全な状態および/
または位置であることを検出したときに、ケーブル駆動
機構の作動を可能とすると共に、安全でないときはケー
ブル駆動機構の動作を禁止する手段とを備えている、請
求項1、2、3、4、5または6記載の建設機械などの
前窓のパワーアシスト装置。 - 【請求項8】 前記ウインドワイパーが前窓にマウント
されてキャビン側とコネクタで連結されているタイプの
ウインドワイパーであり、かつ、前記ウインドワイパー
の状態および/または位置を検出する手段が、コネクタ
が接続されているか否かを検出する手段である、請求項
7記載の建設機械などの前窓のパワーアシスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9275144A JPH1193511A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 建設機械などの前窓のパワーアシスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9275144A JPH1193511A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 建設機械などの前窓のパワーアシスト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1193511A true JPH1193511A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17551303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9275144A Pending JPH1193511A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 建設機械などの前窓のパワーアシスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1193511A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010520030A (ja) * | 2007-03-02 | 2010-06-10 | アンスル、リミテッド、ライアビリティー、カンパニー | 火災抑制システムおよび緊急告知システム |
CN103161376A (zh) * | 2013-02-23 | 2013-06-19 | 三一重机有限公司 | 一种驾驶室及其前窗和工程机械 |
KR101346372B1 (ko) * | 2012-04-18 | 2013-12-31 | 임국건 | 작업용 차량의 전면유리 개폐장치 |
CN107327253A (zh) * | 2017-07-28 | 2017-11-07 | 荣阳铝业(中国)有限公司 | 一种开窗方式可调的防盗窗 |
-
1997
- 1997-09-22 JP JP9275144A patent/JPH1193511A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010520030A (ja) * | 2007-03-02 | 2010-06-10 | アンスル、リミテッド、ライアビリティー、カンパニー | 火災抑制システムおよび緊急告知システム |
US9352176B2 (en) | 2007-03-02 | 2016-05-31 | Tyco Fire Products Lp | Fire suppression system and emergency annunciation system |
US10398916B2 (en) | 2007-03-02 | 2019-09-03 | Tyco Fire Products Lp | Fire suppression system and emergency annunciation system |
KR101346372B1 (ko) * | 2012-04-18 | 2013-12-31 | 임국건 | 작업용 차량의 전면유리 개폐장치 |
CN103161376A (zh) * | 2013-02-23 | 2013-06-19 | 三一重机有限公司 | 一种驾驶室及其前窗和工程机械 |
CN107327253A (zh) * | 2017-07-28 | 2017-11-07 | 荣阳铝业(中国)有限公司 | 一种开窗方式可调的防盗窗 |
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