JPH1193179A - アンカーボルト用キヤップとアンカーボルトの設置方法 - Google Patents
アンカーボルト用キヤップとアンカーボルトの設置方法Info
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- JPH1193179A JPH1193179A JP25327597A JP25327597A JPH1193179A JP H1193179 A JPH1193179 A JP H1193179A JP 25327597 A JP25327597 A JP 25327597A JP 25327597 A JP25327597 A JP 25327597A JP H1193179 A JPH1193179 A JP H1193179A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、アンカーボルトがコンクリ
ート基礎に精度高く基準点に位置を決めることができる
アンカーボルト用キヤップとアンカーボルトの設置方法
を提供することである。 【解決手段】 本発明のアンカーボルト用キヤップ1
は、下端部が建物の基礎の中に埋設されて、立設される
アンカーボルト3の上端ねじ部にかぶせて取り付けられ
る底付き筒状のアンカーボルト用キヤップ1であって、
そのキヤップ底表面12には中心点を示すマークが刻ま
れていることを特徴とする。
ート基礎に精度高く基準点に位置を決めることができる
アンカーボルト用キヤップとアンカーボルトの設置方法
を提供することである。 【解決手段】 本発明のアンカーボルト用キヤップ1
は、下端部が建物の基礎の中に埋設されて、立設される
アンカーボルト3の上端ねじ部にかぶせて取り付けられ
る底付き筒状のアンカーボルト用キヤップ1であって、
そのキヤップ底表面12には中心点を示すマークが刻ま
れていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンカーボルト用キ
ヤップとアンカーボルトの設置方法に関する。
ヤップとアンカーボルトの設置方法に関する。
【従来の技術】従来、基礎コンクリートの中に、アンカ
ーボルトが埋設されて、立設されるアンカーボルトの位
置を決める確認作業においては、アンカーボルトの上端
部を水準器、水糸、スケール等で計測して基準位置を決
めていた。又、最近では、特開平5−24289号公報
に記載あるように、基礎コンクリートの型枠の上端面に
架設され、その基礎コンクリート上に植設されるアンカ
ーボルトを支持する基板に基準線位置を示す指標を設け
てアンカーボルトの植設位置を設定するする方法が知ら
れている。
ーボルトが埋設されて、立設されるアンカーボルトの位
置を決める確認作業においては、アンカーボルトの上端
部を水準器、水糸、スケール等で計測して基準位置を決
めていた。又、最近では、特開平5−24289号公報
に記載あるように、基礎コンクリートの型枠の上端面に
架設され、その基礎コンクリート上に植設されるアンカ
ーボルトを支持する基板に基準線位置を示す指標を設け
てアンカーボルトの植設位置を設定するする方法が知ら
れている。
【0002】アンカーボルトにキャップを螺入するもの
として、実公昭55−47962号公報に記載されてい
る方法が知られている。即ち、この方法は、建物ユニッ
トを据え付けるときに、建物ユニットの下端部がアンカ
ーボルトに衝突して上部に設けられているねじ山を傷め
ることを防ぐためキャップを螺入するものである。
として、実公昭55−47962号公報に記載されてい
る方法が知られている。即ち、この方法は、建物ユニッ
トを据え付けるときに、建物ユニットの下端部がアンカ
ーボルトに衝突して上部に設けられているねじ山を傷め
ることを防ぐためキャップを螺入するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のコンクリート基
礎施工において、型枠にアンカーボルトを取り付けた後
に、型枠の中にコンクリートを流し込んで後アンカーボ
ルトの位置決めの方法で、アンカーボルト上端部が粗面
でかつ軸芯の位置表示がなくアンカーボルトの軸芯位置
を正確に特定することが、困難であった。
礎施工において、型枠にアンカーボルトを取り付けた後
に、型枠の中にコンクリートを流し込んで後アンカーボ
ルトの位置決めの方法で、アンカーボルト上端部が粗面
でかつ軸芯の位置表示がなくアンカーボルトの軸芯位置
を正確に特定することが、困難であった。
【0004】特に、ユニット建物の場合には、予め、工
場で建物ユニットを製造し、この建物ユニットを複数個
施工現場に運搬し、この建物ユニットを据え付けてユニ
ット建物とするものであるから、アンカーボルトを挿入
する通孔は、通常、工場で設けられている。従って、ア
ンカーボルトの位置が正確でないと、建物ユニットがこ
のアンカーボルトを床梁や柱の通孔に挿入することがで
きず、その結果、据え付けることができないという問題
がある。従って、コンクリートが固まるまでアンカーボ
ルトは細心の注意を払って取り付ける必要があった。
場で建物ユニットを製造し、この建物ユニットを複数個
施工現場に運搬し、この建物ユニットを据え付けてユニ
ット建物とするものであるから、アンカーボルトを挿入
する通孔は、通常、工場で設けられている。従って、ア
ンカーボルトの位置が正確でないと、建物ユニットがこ
のアンカーボルトを床梁や柱の通孔に挿入することがで
きず、その結果、据え付けることができないという問題
がある。従って、コンクリートが固まるまでアンカーボ
ルトは細心の注意を払って取り付ける必要があった。
【0005】又、コンクリートを流し込むときに、コン
クリートがアンカーボルトのねじ部に付着することが多
かった。このようにねじ部にコンクリートが付着する
と、このアンカーボルトにナットを螺入して建物の床梁
等を固定することができないという問題がある。そこ
で、本発明の目的はアンカーボルトがコンクリート基礎
に精度高く基準点に位置を決めることができ、しかも、
アンカーボルトのねじ部にコンクリートが付着すること
がなく、コンクリート基礎が施工できるアンカーボルト
用キヤップとアンカーボルトの設置方法を提供すること
である。
クリートがアンカーボルトのねじ部に付着することが多
かった。このようにねじ部にコンクリートが付着する
と、このアンカーボルトにナットを螺入して建物の床梁
等を固定することができないという問題がある。そこ
で、本発明の目的はアンカーボルトがコンクリート基礎
に精度高く基準点に位置を決めることができ、しかも、
アンカーボルトのねじ部にコンクリートが付着すること
がなく、コンクリート基礎が施工できるアンカーボルト
用キヤップとアンカーボルトの設置方法を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、上記問題を解決し上記目的を達成するためになした
ものであって、下端部が建物の基礎の中に埋設されて立
設される、アンカーボルトの上端ねじ部にかぶせて取り
付けられる底付き筒状のアンカーボルト用キヤップであ
って、その底表面には中心点を示すマークが刻まれてい
ることを特徴とする。
は、上記問題を解決し上記目的を達成するためになした
ものであって、下端部が建物の基礎の中に埋設されて立
設される、アンカーボルトの上端ねじ部にかぶせて取り
付けられる底付き筒状のアンカーボルト用キヤップであ
って、その底表面には中心点を示すマークが刻まれてい
ることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
アンカーボルト用キヤップにおいて、内面にアンカーボ
ルトの上端ねじ部と螺合する雌ねじが螺刻され、マーク
が十字形溝になされていることを特徴とする。
アンカーボルト用キヤップにおいて、内面にアンカーボ
ルトの上端ねじ部と螺合する雌ねじが螺刻され、マーク
が十字形溝になされていることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2記載のキヤップを使用したアンカーボルトの設置方法
であって、アンカーボルト上端ねじ部にアンカーボルト
用キヤップを装着する工程と、基礎コンクリート型枠組
み立て完了後で、コンクリート打設前に、上記キヤップ
を装着したアンカーボルトを前記型枠に掛け渡されたア
ンカーボルト固定用プレートに挿入係止する工程と、型
枠の中にコンクリートを流し込んだ後、水糸、スケー
ル、水準器等で計測した基準線に基いて特定した基準点
位置に、キヤップの中心点を示すマークを合わせてアン
カーボルトの設置位置の調整を行なう工程と、コンクリ
ートが固化するまで放置する工程とからなるものであ
る。
2記載のキヤップを使用したアンカーボルトの設置方法
であって、アンカーボルト上端ねじ部にアンカーボルト
用キヤップを装着する工程と、基礎コンクリート型枠組
み立て完了後で、コンクリート打設前に、上記キヤップ
を装着したアンカーボルトを前記型枠に掛け渡されたア
ンカーボルト固定用プレートに挿入係止する工程と、型
枠の中にコンクリートを流し込んだ後、水糸、スケー
ル、水準器等で計測した基準線に基いて特定した基準点
位置に、キヤップの中心点を示すマークを合わせてアン
カーボルトの設置位置の調整を行なう工程と、コンクリ
ートが固化するまで放置する工程とからなるものであ
る。
【0009】
【作用】請求項1記載のアンカーボルト用キヤップは、
その底表面には中心点を示すマークが刻まれているの
で、基準として張った水糸などにこのマークを合わせる
事により、アンカーボルトを基準点の位置にほぼ正確に
特定することができる。従って、アンカーボルトを基準
点の位置に決める作業が手際よくできる。また、建物と
基礎コンクリートの締結時に、このキャップを取り外す
と、アンカーボルト上端ねじ部はキヤップに保護されて
いてコンクリートが付着していないので、このアンカー
ボルトにナットを螺入して建物と基礎コンクリートを容
易に締結できる。
その底表面には中心点を示すマークが刻まれているの
で、基準として張った水糸などにこのマークを合わせる
事により、アンカーボルトを基準点の位置にほぼ正確に
特定することができる。従って、アンカーボルトを基準
点の位置に決める作業が手際よくできる。また、建物と
基礎コンクリートの締結時に、このキャップを取り外す
と、アンカーボルト上端ねじ部はキヤップに保護されて
いてコンクリートが付着していないので、このアンカー
ボルトにナットを螺入して建物と基礎コンクリートを容
易に締結できる。
【0010】請求項2記載のアンカーボルト用キヤップ
においては、内周面にアンカーボルトの上端ねじ部と螺
合する雌ねじが螺刻され、マークが十字形溝になされて
いるので、アンカーボルト上端のねじ部とキヤップの雌
ねじを螺合することにより、キヤップがより正確にアン
カーボルトに取り付けられ、水糸、スケール、水準器等
で計測した基準線にもとずき、基準点位置を特定したキ
ヤップの中心を示すマークに合わせてアンカーボルトの
設置位置の調整を行なう工程が十字形溝によって線でよ
り合わせ易くなり、作業が容易にかつ迅速に行なうこと
ができる。
においては、内周面にアンカーボルトの上端ねじ部と螺
合する雌ねじが螺刻され、マークが十字形溝になされて
いるので、アンカーボルト上端のねじ部とキヤップの雌
ねじを螺合することにより、キヤップがより正確にアン
カーボルトに取り付けられ、水糸、スケール、水準器等
で計測した基準線にもとずき、基準点位置を特定したキ
ヤップの中心を示すマークに合わせてアンカーボルトの
設置位置の調整を行なう工程が十字形溝によって線でよ
り合わせ易くなり、作業が容易にかつ迅速に行なうこと
ができる。
【0011】請求項3記載のアンカーボルト用キヤップ
の設置方法においては、アンカーボルト固定用プレート
によって事前にアンカーボルトのおおよその位置決めが
でき、アンカーボルトの位置決め作業が更に容易にでき
るので、コンクリート基礎のアンカーボルト位置が精度
よく仕上げることができる。
の設置方法においては、アンカーボルト固定用プレート
によって事前にアンカーボルトのおおよその位置決めが
でき、アンカーボルトの位置決め作業が更に容易にでき
るので、コンクリート基礎のアンカーボルト位置が精度
よく仕上げることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。図1はアンカーボルト用キヤップの平面図である。
図2は図1のアンカーボルト用キヤップの断面図を示
す。図3は図1のアンカーボルト用キヤップの側面図で
ある。図4は図1のアンカーボルト用キヤップの使用状
態を示した説明図である。
る。図1はアンカーボルト用キヤップの平面図である。
図2は図1のアンカーボルト用キヤップの断面図を示
す。図3は図1のアンカーボルト用キヤップの側面図で
ある。図4は図1のアンカーボルト用キヤップの使用状
態を示した説明図である。
【0013】図1において、1は鋼製のアンカーボルト
用キヤップであって、このアンカーボルト用キヤップ1
は、図4に示すように、下端部が建物の基礎の中に埋設
されて、立設されるアンカーボルト3の上端ねじ部にか
ぶせて取り付けられる底付き筒状の六角ナットからなる
ものである。そのキヤップ底表面12には中心点を示す
十字形溝のマークが刻まれている。また、アンカーボル
ト用キヤップ1の表面にはクロノメイト8ミクロンのメ
ッキが施されている。
用キヤップであって、このアンカーボルト用キヤップ1
は、図4に示すように、下端部が建物の基礎の中に埋設
されて、立設されるアンカーボルト3の上端ねじ部にか
ぶせて取り付けられる底付き筒状の六角ナットからなる
ものである。そのキヤップ底表面12には中心点を示す
十字形溝のマークが刻まれている。また、アンカーボル
ト用キヤップ1の表面にはクロノメイト8ミクロンのメ
ッキが施されている。
【0014】図2において、上記キヤップ1の内周面に
は、アンカーボルト3の上端ねじ部と螺合する雌ねじが
螺刻されている。キヤップ1の側面には図3に示す様に
ボルトレンチ当接面が形成されている。
は、アンカーボルト3の上端ねじ部と螺合する雌ねじが
螺刻されている。キヤップ1の側面には図3に示す様に
ボルトレンチ当接面が形成されている。
【0015】つぎに、上記アンカーボルト用キヤップ1
の設置方法を、図4を参照して説明する。アンカーボル
ト3の上端ねじ部にアンカーボルト用キヤップ1を装着
する。上記キヤップ1はアンカーボルト3の首出し長さ
を一定にする為、キヤップ1のねじ部一杯に締める。次
に、基礎コンクリートを成形する型枠5を組み立て完了
後で、コンクリートの打設前に、上記キヤップ1を装着
したアンカーボルト3を前記型枠5に掛け渡されたアン
カーボルト固定用プレート4に挿入係止する。5は鋼
板、もしくは合板製の型枠である。型枠5の上端部51
に、アンカーボルト固定用プレート4が係止されてい
て、アンカーボルト固定用プレート4は型枠5の上端部
51と鋏金具等で動かない様に固定されている。アンカ
ーボルト固定用プレート4はアンカーボルト挿通孔41
を持ち、その挿通孔41はアンカーボルト3の位置の設
置位置の調整が容易なように長孔になっている。
の設置方法を、図4を参照して説明する。アンカーボル
ト3の上端ねじ部にアンカーボルト用キヤップ1を装着
する。上記キヤップ1はアンカーボルト3の首出し長さ
を一定にする為、キヤップ1のねじ部一杯に締める。次
に、基礎コンクリートを成形する型枠5を組み立て完了
後で、コンクリートの打設前に、上記キヤップ1を装着
したアンカーボルト3を前記型枠5に掛け渡されたアン
カーボルト固定用プレート4に挿入係止する。5は鋼
板、もしくは合板製の型枠である。型枠5の上端部51
に、アンカーボルト固定用プレート4が係止されてい
て、アンカーボルト固定用プレート4は型枠5の上端部
51と鋏金具等で動かない様に固定されている。アンカ
ーボルト固定用プレート4はアンカーボルト挿通孔41
を持ち、その挿通孔41はアンカーボルト3の位置の設
置位置の調整が容易なように長孔になっている。
【0016】その後、型枠5の中にコンクリートを流し
込んだ後、コンクリートが固化するまでの間に、水糸、
スケール、水準器等で計測した基準線に基いて、キヤッ
プの中心点を示すマークを合わせてアンカーボルト3の
設置位置の調整を行なう。すなわち、基準線に基ずき水
糸を張り、スケール、水準器等で計測し、アンカーボル
ト3の基準点位置を特定する。設置位置の調整は、キヤ
ップの底表面12の十字形溝11の交点を基準点位置に
特定するだけてよい。この時、十字形溝11の場合は、
マークが点でなく線で合わせられるので見やすく作業も
迅速に行なえる。又、アンカーボルト3はアンカーボル
ト固定用プレート4に係止されているから、コンクリー
トが固化するまで動くことがない。従って、アンカーボ
ルト3を所定位置に正確に取り付けることができる。
又、一方このようにコンクリートを型枠5内に流し込む
際に、コンクリートが跳ね上がってねじ部方向に飛散し
ても、ねじ部にはアンカーボルト用キヤップ1が螺入さ
れているから、ねじ部にコンクリートが付着することが
ない。
込んだ後、コンクリートが固化するまでの間に、水糸、
スケール、水準器等で計測した基準線に基いて、キヤッ
プの中心点を示すマークを合わせてアンカーボルト3の
設置位置の調整を行なう。すなわち、基準線に基ずき水
糸を張り、スケール、水準器等で計測し、アンカーボル
ト3の基準点位置を特定する。設置位置の調整は、キヤ
ップの底表面12の十字形溝11の交点を基準点位置に
特定するだけてよい。この時、十字形溝11の場合は、
マークが点でなく線で合わせられるので見やすく作業も
迅速に行なえる。又、アンカーボルト3はアンカーボル
ト固定用プレート4に係止されているから、コンクリー
トが固化するまで動くことがない。従って、アンカーボ
ルト3を所定位置に正確に取り付けることができる。
又、一方このようにコンクリートを型枠5内に流し込む
際に、コンクリートが跳ね上がってねじ部方向に飛散し
ても、ねじ部にはアンカーボルト用キヤップ1が螺入さ
れているから、ねじ部にコンクリートが付着することが
ない。
【0017】最後に、コンクリートが固化するまで放置
する。コンクリートが固化した後、型枠5を取り外すと
コンクリート基礎6が完成する。以上、本発明の実施例
を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があ
っても本発明に含まれるのは勿論である。例えば、アン
カーボルト用キヤップ1は鋼製でなく、プラスチックで
あってもよい。また、マークは溝でなく、突起や、凸条
などであってもよい。また、設置においては、コンクリ
ートを打設後、固化前に、アンカーボルトを埋設しても
よい。
する。コンクリートが固化した後、型枠5を取り外すと
コンクリート基礎6が完成する。以上、本発明の実施例
を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があ
っても本発明に含まれるのは勿論である。例えば、アン
カーボルト用キヤップ1は鋼製でなく、プラスチックで
あってもよい。また、マークは溝でなく、突起や、凸条
などであってもよい。また、設置においては、コンクリ
ートを打設後、固化前に、アンカーボルトを埋設しても
よい。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載のアンカーボルト用キヤッ
プは、その底表面には中心点を示すマークが刻まれてい
るので、アンカーボルトを基準点の位置に正確に特定す
ることができる。従って、アンカーボルトの位置決めが
手際よくできる。また、アンカーボルトの上端ねじ部を
保護することもできる。
プは、その底表面には中心点を示すマークが刻まれてい
るので、アンカーボルトを基準点の位置に正確に特定す
ることができる。従って、アンカーボルトの位置決めが
手際よくできる。また、アンカーボルトの上端ねじ部を
保護することもできる。
【0019】請求項2記載のアンカーボルト用キヤップ
は、内面にアンカーボルトの上端ねじ部と螺合する雌ね
じが螺刻され、マークが十字形溝になされているので、
水糸、スケール、水準器等で計測した基準線にもとず
き、基準点位置を特定したキヤップの中心を示すマーク
に合わせてアンカーボルトの設置位置の調整を行なう工
程が十字形溝によって線でより合わせ易くなり、作業が
容易にかつ迅速に行なうことができる。
は、内面にアンカーボルトの上端ねじ部と螺合する雌ね
じが螺刻され、マークが十字形溝になされているので、
水糸、スケール、水準器等で計測した基準線にもとず
き、基準点位置を特定したキヤップの中心を示すマーク
に合わせてアンカーボルトの設置位置の調整を行なう工
程が十字形溝によって線でより合わせ易くなり、作業が
容易にかつ迅速に行なうことができる。
【0020】請求項3記載のアンカーボルト用キヤップ
の設置方法においては、アンカーボルトの位置決め作業
が容易にできるので、コンクリート基礎のアンカーボル
ト位置を精度よく仕上げることができる
の設置方法においては、アンカーボルトの位置決め作業
が容易にできるので、コンクリート基礎のアンカーボル
ト位置を精度よく仕上げることができる
【図1】アンカーボルト用キヤップの平面図である。
【図2】アンカーボルト用キヤップの断面図である。
【図3】アンカーボルト用キヤップの側面図である。
【図4】アンカーボルト用キヤップの使用状態を示した
説明図である。
説明図である。
1 アンカーボルト用キヤップ 11 マーク 12 キヤップ底表面 14 ねじ部 2 アンカーボルト用ナット 3 アンカーボルト 4 アンカーボルト固定用プレー
ト 41 挿通孔 5 型枠 51 型枠上端部 6 コンクリート基礎
ト 41 挿通孔 5 型枠 51 型枠上端部 6 コンクリート基礎
Claims (3)
- 【請求項1】 下端部が建物の基礎の中に埋設されて立
設される、アンカーボルトの上端ねじ部にかぶせて取り
付けられる底付き筒状のアンカーボルト用キヤップであ
って、その底表面には中心点を示すマークが刻まれてい
ることを特徴とするアンカーボルト用キヤップ。 - 【請求項2】 内周面にアンカーボルトの上端ねじ部と
螺合する雌ねじが螺刻され、マークが十字形溝になされ
ていることを特徴とする請求項1記載のアンカーボルト
用キヤップ。 - 【請求項3】 アンカーボルト上端ねじ部にアンカーボ
ルト用キヤップを装着する工程と、基礎コンクリート型
枠組み立て完了後で、コンクリート打設前に、上記キヤ
ップを装着したアンカーボルトを前記型枠に掛け渡され
たアンカーボルト固定用プレートに挿入係止する工程
と、型枠の中にコンクリートを流し込んだ後、水糸、ス
ケール、水準器等で計測した基準線に基いて特定した基
準点位置に、キヤップの中心点を示すマークを合わせて
アンカーボルトの設置位置の調整を行なう工程と、コン
クリートが固化するまで放置する工程とからなることを
特徴とする、請求項1または2記載のキヤップを使用し
たアンカーボルトの設置方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25327597A JPH1193179A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | アンカーボルト用キヤップとアンカーボルトの設置方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25327597A JPH1193179A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | アンカーボルト用キヤップとアンカーボルトの設置方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1193179A true JPH1193179A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17249024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25327597A Pending JPH1193179A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | アンカーボルト用キヤップとアンカーボルトの設置方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1193179A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015086681A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-05-07 | 積水化学工業株式会社 | アンカーボルト用位置出し装置及びアンカーボルトの設置方法 |
JP2016121450A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-07-07 | 日本車輌製造株式会社 | 計測用治具 |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP25327597A patent/JPH1193179A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015086681A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-05-07 | 積水化学工業株式会社 | アンカーボルト用位置出し装置及びアンカーボルトの設置方法 |
JP2016121450A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-07-07 | 日本車輌製造株式会社 | 計測用治具 |
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