JP2003227167A - コンクリート部材の高さ調整装置 - Google Patents

コンクリート部材の高さ調整装置

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JP2003227167A JP2002026317A JP2002026317A JP2003227167A JP 2003227167 A JP2003227167 A JP 2003227167A JP 2002026317 A JP2002026317 A JP 2002026317A JP 2002026317 A JP2002026317 A JP 2002026317A JP 2003227167 A JP2003227167 A JP 2003227167A
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Kimio Ikeda
喜美夫 池田
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    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03FSEWERS; CESSPOOLS
    • E03F5/00Sewerage structures
    • E03F5/04Gullies inlets, road sinks, floor drains with or without odour seals or sediment traps
    • E03F2005/0412Gullies inlets, road sinks, floor drains with or without odour seals or sediment traps with means for adjusting their position with respect to the surrounding surface
    • E03F2005/0413Gullies inlets, road sinks, floor drains with or without odour seals or sediment traps with means for adjusting their position with respect to the surrounding surface for height adjustment

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  • Retaining Walls (AREA)
  • Sewage (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の高さ調整装置は、ボルト挿通孔の中心
軸に対するボルトの中心軸のずれが生じ易く、ボルトの
傾きなどが発生し易い。 【解決手段】 基礎コンクリート1上面に敷設されたコ
ンクリート部材2の所定位置に、調整ボルト4を挿通す
るボルト挿通孔3を上下方向へ貫通形成すると共に、該
ボルト挿通孔の下部に段差状の大径部8を形成し、ボル
ト挿通孔の上端側小径部6の上端部6bの内径を、調整
ボルトの外径より若干大きく設定すると共に、大径部8
の上端部の内径を調整金具5のナット部11の外径より
も若干小さく設定して、前記小径部と大径部の各上端部
の内周面によって前記調整ボルトとボルト挿通孔の中心
軸を位置決めした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基礎コンクリート
の敷設面上に敷設された二次製品であるコンクリート部
材の高さを調整するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】敷設面に対するコンクリート部材の高さ
調整装置としては従来から種々提供されており、その一
つとして例えば特開平2−104829号公報など記載
されているものがある。
【0003】一般に、工場において製造される二次製品
のコンクリート部材である、例えばコンクリートボック
スカルバート、擁壁ブロック、U字型水路ブロック、L
字型水路ブロック、道路用溝ブロックなどの複数のコン
クリート部材は、それぞれ施工現場おいて高さ調整装置
により敷設面に対して水平に調整されるようになってい
る。
【0004】前記高さ調整装置は、コンクリート部材の
底壁版に形成されたボルト挿通孔に貫通され、頭部の反
対側の先端面がほぼ球面状に形成されたボルトと、該ボ
ルトに螺合されるナットと、ボルトに挿通される座金
と、ボルトの雄ねじと螺合する雌ねじとを有するほぼ板
状の自在調整金具とから構成されている。
【0005】一方、コンクリート部材は、底壁板の適宜
の位置にボルト挿通孔が形成されており、このボルト挿
通孔の上面側に座金及びナットが前記ボルト挿通孔と同
心に固着されており、下面側には前記自在調整金具が設
けられている。また、前記ナット及び自在調整金具に前
記ボルトが螺合されている。
【0006】そして、前記各コンクリート部材を敷設す
るには、座金に挿通してコンクリート部材の底壁板に貫
通形成されたボルト挿通孔から下方に突出したボルトの
下端部に自在調整金具を螺合させ、この状態でコンクリ
ート部材を基礎コンクリート上の所定の敷設面の位置に
載置する。続いて、コンクリート部材の前後左右の位置
合わせを行なった後、ボルトをスパナなどの治具によっ
て左右に回転させることにより、コンクリート部材の高
さを調整するようになっている。
【0007】その後、敷設面とコンクリート部材との間
にモルタルなどの充填材を注入することにより、敷設面
上にコンクリート部材を固定するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の高さ調整装置にあっては、コンクリート部材の敷設
に先立ち、コンクリート部材の底壁板に形成されたボル
ト挿通孔の上面側に座金及びナットをボルト挿通孔と同
心に接着剤などで予め固着しておく必要がある。この
時、座金、ナットのボルト孔の中心軸とボルト挿通孔の
中心軸とのずれがあったり、両中心軸同士の傾きが許容
される値よりも大きい場合には、該ナットと螺合させな
がらボルトを前記ボルト挿通孔の中心に真っ直ぐに挿入
することができなくなる。
【0009】この結果、該ボルトの頭部と反対側に螺合
された自在調整金具がコンクリート部材の自重によって
敷設面との間に挟まれてコンクリート部材の下面に密
着、固定された場合に、ナット及び自在調整金具とボル
トとの2つの螺合箇所での円滑なボルトの回転が阻害さ
れたり、ボルトの回転中に生じる偏心力により座金及び
ナットの接着部が外れたりすることがある。
【0010】また、ボルトとボルト挿通孔との中心位置
のずれ及び中心軸同士の傾きが極端な場合には、ボルト
挿通孔の途中の壁面に接触するなどして、ボルトをボル
ト挿通孔に挿通させることができなくなるといった問題
も招来する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の技
術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1に記載の
発明は、敷設板上に敷設されたコンクリート部材の高さ
を、下端縁が前記敷設板に当接した調整ボルトと該調整
ボルトの下端部に螺着した調整金具とを備えた調整金具
によって調整するコンクリート部材の高さ調整装置にお
いて、前記コンクリート部材の所定位置に、前記調整ボ
ルトが挿通するボルト挿通孔を上下方向へ貫通形成する
と共に、該ボルト挿通孔を、上側の小径部と下側の大径
部とによって構成し、前記上側小径部と前記下側大径部
との各内周面によって前記ボルト挿通孔の中心軸と前記
調整ボルトの中心軸を同軸上に位置決めしたことを特徴
としている。
【0012】この発明によれば、コンクリート部材を敷
設板上に敷設する際に、予め調整ボルトをコンクリート
部材のボルト挿通孔に挿通すると共に、該調整ボルトの
下端部に形成された雄ねじ部に調整金具をねじ込めんで
大径部内に収容保持する。これによって、ボルト挿通孔
の小径部と大径部との両方によって調整ボルトとボルト
挿通孔の両中心軸の位置決めを容易に行うことが可能に
なる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記ボルト挿通
孔の上側小径部の少なくとも一部の内径を、前記調整ボ
ルトの外径より若干大きく設定すると共に、前記下側大
径部の少なくとも一部の内径を前記調整金具の外径より
も若干小さく設定して、前記小径部と大径部の各一部の
内径によって前記調整ボルトとボルト挿通孔の中心軸を
同軸上に位置決めしたことを特徴としている。
【0014】この発明によれば、小径部と大径部の各内
周面全体ではなく、少なくともその一部に調整ボルトと
調整金具の各外径より若干大きな部位を形成するだけで
あるから、これらの成形作業も容易になる。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記調整金具を
ほぼ円板状に形成したことを特徴としている。
【0016】この発明によれば、調整金具を円板状に形
成したことから大径部の深さも浅くすることができ、そ
の成形加工が容易になる。
【0017】請求項4に記載の発明は、前記大径部を含
むボルト挿通孔全体をコンクリート部材の下面方向に向
かってほぼ拡開テーパ状に形成したことを特徴としてい
る。
【0018】この発明によれば、ボルト挿通孔全体がテ
ーパ状に形成されていることから、コンクリート部材の
型成形時におけるアンダーカット部の発生が防止され
て、該コンクリート部材の中子からの型抜き性が良好に
なる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるコンクリー
ト部材の高さ調整装置の実施形態を図面に基づいて詳述
する。
【0020】図1は本発明の高さ調整装置の第1の実施
形態を示し、コンクリート部材2としては、図3に示す
ように大型のボックスカルバートに適用したもので、こ
の複数のコンクリート部材2を栗石30上に配された基
礎コンクリート1の上面である敷設面に並べて敷設する
わけであるが、前記基礎コンクリート1の敷設面の上面
所定位置には予め金属製あるいは合成樹脂製のライナー
プレート1aが取り付けられている。
【0021】前記コンクリート部材2は、トラッククレ
ーンなどによって吊り下げられて基礎コンクリート1の
敷設面の所定位置に順次連結状態に敷設されると共に、
高さ調整装置によって各底壁板2aが水平に調整される
ようになっている。
【0022】前記高さ調整装置は、図1に示すように、
コンクリート部材2の底壁板2aの所定位置に上下方向
に沿って貫通されたボルト挿通孔3と、該ボルト挿通孔
3に挿通して、先端が前記基板1aの上面に当接した調
整ボルト4と、該調整ボルト4の下部に螺着してコンク
リート部材2の底面2bを保持する調整金具5とから主
として構成されている。
【0023】前記ボルト挿通孔3は、上側の小径部6と
該小径部6の下端部に形成された段差部7を介して連続
して形成された大径部8とによって構成されており、そ
の軸芯Xは大小径部6,8とも同一になっている。
【0024】前記小径部6は、その長さが底壁板2aの
幅長さの約3分の2程度に設定されていると共に、内周
面6aが上端部6bから段差部7方向に沿って拡開テー
パ状に形成されており、上端部6bの内径Dが調整ボル
ト4の外径dよりも若干大きく設定されて、両者4、6
bの間に微少隙間が形成されている。
【0025】前記大径部8は、ほぼ円環状の平坦面に形
成された段差部7を介して形成され、その長さがコンク
リート部材2の幅長さの約3分の1程度に設定されてい
ると共に、内周面8aが段差部7である上端部から下端
部8b方向に沿って拡開テーパ状に形成されており、上
端部の内径D1が調整金具5の後述するナット部11の
外径d1よりも若干大きく設定されて、両者の間に微少
隙間が形成されている。
【0026】前記調整ボルト4は、六角状頭部9と該頭
部9の下端部に一体に有する軸部10とからなり、その
長さがコンクリート部材2の底壁板2aの長さより十分
に長く設定されていると共に、軸部10の下端部外周面
に雄ねじ10aが形成されている。また、軸部10の下
端縁は、基板1aとの安定した当接性を確保するために
ほぼ平坦面状に形成されている。
【0027】前記調整金具5は、前記大径部8に係入す
るナット部11と、該ナット部11の下端部に一体に設
けられた支持部12とから構成されている。
【0028】前記ナット部11は、円筒状に形成され、
内周面に前記調整ボルト4の雌ねじ10aに螺合する雌
ねじ11aが形成されていると共に、外周面がスパナな
どの治具が係合可能なように六角状に形成されている。
また、ナット部11は、長さが前記大径部8の長さより
も短く形成されている。なお、前記ナット部11の外周
面は横断面円形状あるいは2面幅状に形成することも可
能である。
【0029】前記支持部12は、ほぼ円盤状に形成さ
れ、中央に調整ボルト4の軸部10が挿通するボルト孔
12aがナット部11の雌ねじ孔と連続して貫通形成さ
れていると共に、外径が大径部8の内径よりも十分に大
きく設定されて上面が大径部8の下部周囲のコンクリー
ト部材2の下面2bに当接支持している。なお、前記支
持部12は、円盤状ではなく矩形状に形成することも可
能であり、また、この支持部12の上面にコンクリート
部材2の下面2bに食い込み可能な突起爪などを一体に
設けることも可能である。
【0030】また、前記調整ボルト4の頭部9とボルト
挿通孔6の上端孔縁との間にはワッシャ13が設けられ
ている。
【0031】したがって、この実施形態によれば、コン
クリート部材2を基礎コンクリート1の敷設面に敷設す
るには、まず、トラッククレーンで個々のコンクリート
部材2を吊り下げた状態で、各ボルト挿通孔6内に調整
ボルト4を上方から挿通する。続いて、ボルト挿通孔6
の大径部8の下端から突出した調整ボルト4の軸部10
下端部に有する雄ねじ10aに調整金具5のナット部1
1の雌ねじ11aを螺合し、支持部12を持って調整ボ
ルト4を右回転させて締め込んで行くと、ナット部11
が大径部8の内部に係入する。
【0032】そして、ナット部11が、支持部12がコ
ンクリート部材2の下面2bに当接するまで大径部8内
に奥深く係入すると、この付近ではナット部11の上端
部外周面が大径部8の上端部の最小径部位に径方向位
置、つまりナット部11の中心軸が大径部8の中心軸X
に近づくように案内されながらが上昇する。このため、
調整ボルト4は、その中心軸が前記ボルト挿通孔3の小
径部6の上端部6bの最小径部位と、ナット部11を介
した大径部8の上端部の最小径部位との2点でボルト挿
通孔3の中心軸Xに合致するように位置合わせされる。
【0033】その後、各コンクリート部材2をライナー
プレート1a上面で調整ボルト4の先端部を滑らせなが
ら前後左右方向の位置決めを行い、続いて、図3示すよ
うな水平照準機14などを用いて底壁板2a全体の水平
度をチェックし、部分的に高い所があれば、その部位に
位置する調整ボルト4を頭部9に嵌着させたスパナなど
の治具によって左に回転させることにより調整金具5が
下降して、その部位を下降させて高さを調整するか、低
い所では、その部位に位置する調整ボルト4を同じく治
具によって右に回転させれば調整金具5が上昇して、そ
の部位を上昇させて高さを調整する。
【0034】全ての調整が終わった後は、図2Aに示す
ように底壁板2aに予め形成されている注入孔15から
底壁板2aの下面と基礎コンクリート1の上面間にモル
タル16を注入して両者間の隙間を埋める。
【0035】その後、モルタル16が固まった時点で、
図2Bに示すように調整ボルト4を左に回転させてボル
ト挿通孔3から抜き取れば、精度良く位置決めされたコ
ンクリート部材2を基礎コンクリート1の敷設面上に確
実に固定することができる。
【0036】このように、本実施形態によれば、前述の
ように、調整ボルト4の左右回転操作によってコンクリ
ート部材2の水平度を容易に調整できることは勿論のこ
と、ボルト挿通孔3の内周面の2点位置で該ボルト挿通
孔3の中心軸Xに対して調整ボルト4の中心軸を容易か
つ確実に位置決めすることが可能になる。
【0037】しかも、前記調整ボルト4の中心軸の位置
決めを、他の部材を用いることなく、ボルト挿通孔3に
よって行うことができるため、部品点数の増加が抑制さ
れて、製造作業性が良好になり、コストの高騰を防止で
きる。
【0038】また、ボルト挿通孔3の小径部6と大径部
8がそれぞれ下方向に向かって拡開テーパ状に形成した
ことにより、コンクリート部材2を型成形する際におい
て、ボルト挿通孔3を成形する中子を下方から抜くよう
にすればアンダーカット部がなくなり、かかる成形作業
が容易になる。
【0039】図4は本発明の第2の実施形態を示し、ボ
ルト挿通孔3の大径部8の下端開口部周辺に、前記調整
金具5の支持部12が嵌合する嵌合溝20を形成したも
のである。この嵌合溝20は、支持部12の外形とほぼ
同一の円環状に形成され、その深さは支持部12の厚さ
とほぼ同一に設定されていると共に、内径D2が支持部
12の外径d2よりも若干大きく設定されて、支持部1
2全体が収容される大きさになっている。なお、嵌合溝
20の内周面も下端側方向に沿って若干拡開テーパ状に
形成されている。
【0040】また、嵌合溝20の中心軸は、ボルト挿通
孔3の中心軸Xと同軸に設定されており、したがって、
支持部12が嵌合した際に、この嵌合溝20の内周面と
支持部12の外周面とによって該支持部12の中心を嵌
合溝20の中心軸Xに合致させることができることか
ら、調整ボルト4の中心軸を前記ボルト挿通孔3と共同
してこの嵌合溝20によっても位置決めすることが可能
になる。したがって、中心軸の位置決め精度がさらに向
上する。
【0041】図5は本発明の第3の実施形態を示し、ボ
ルト挿通孔3の大径部8と調整金具5のナット部11を
廃止して、小径部6と支持部12のみとしたものであ
る。
【0042】すなわち、ボルト挿通孔3の大径部8の下
端開口部周辺に第2の実施形態と同じような嵌合溝20
が形成されている一方、調整金具5は前記嵌合溝20に
嵌合する円盤状の支持部12のみよって構成されてい
る。この支持部12は、その中央のボルト孔12aの内
周面に雌ねじが切られており、この雌ねじに調整ボルト
4の雄ねじ10aが螺合するようになっている。
【0043】また、嵌合溝20の内径や支持部12の外
径などについては第2の実施形態の構成と同様である。
【0044】したがって、この実施形態によれば、ボル
ト挿通孔3に調整ボルト4を挿通し、その軸部10の下
端部に支持部12をねじ込んで行くと、ボルト挿通孔3
の中心軸Xに対して、小径部6の上端部6a内周面と嵌
合溝20の内周面との2点によって調整ボルト4の中心
軸を位置決めすることができる。
【0045】しかも、大径部8やナット部11を廃止し
たことによってさらに部品点数を削除することができる
ことから、製造作業性が一層向上して、コストの低廉化
が図れる。
【0046】なお、図6に示す装置は、嵌合溝20を廃
止したものであって、この場合はボルト挿通孔3の中心
軸Xに対する調整ボルト4の中心軸の位置決めはボルト
挿通孔3のみによって行うようになっている。したがっ
て、中心軸の位置合わせ精度が前記各実施形態のものに
比べて低下するが、嵌合溝20の廃止により、製造作業
がさらに容易になる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、ボルト挿通孔の小径部と大径部
との両方によって調整ボルトとボルト挿通孔の両中心軸
の位置決めを容易に行うことが可能になる。
【0048】しかも、ボルト挿通孔の内周面を利用して
前記位置決めを行うようにしたため、部品点数の増加が
抑制される。この結果、製造作業性が向上して、コスト
の低廉化が図れる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、小径部と
大径部の各内周面全体ではなく少なくともその一部に調
整ボルトと調整金具の各外径より若干大きな部位を形成
するだけであるから、これらの成形作業も容易になる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、調整金具
を円板状に形成したことから嵌合溝の深さも浅くするこ
とができ、その成形加工が容易になる。
【0051】請求項4に記載の発明によれば、ボルト挿
通孔全体がテーパ状に形成されていることから、コンク
リート部材の型成形時におけるアンダーカット部の発生
が防止されて、該コンクリート部材の中子からの型抜き
性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる高さ調整装置の第1の実施形態
を示す縦断面図
【図2】Aは基礎コンクリートとコンクリート部材との
間にモルタルを注入する状態を示す断面図、Bは同モル
タルが固化した後に調整ボルトを抜き取った状態を示す
断面図
【図3】コンクリート部材が基礎コンクリート上に敷設
された状態を示す斜視図
【図4】第2の実施形態を示す縦断面図
【図5】第3の実施形態を示す縦断面図
【図6】装置の異なる例を示す縦断面図
【符号の説明】
1…基礎コンクリート 2…コンクリート部材 3…ボルト挿通孔 4…調整ボルト 5…調整金具 6…小径部 7…段差部 8…大径部 10…軸部 10a…雄ねじ 11…ナット部 11a…雌ねじ 12…支持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷設板上に敷設されたコンクリート部材
    の高さを、下端縁が前記敷設板に当接した調整ボルトと
    該調整ボルトの下端部に螺着した調整金具とを備えた調
    整金具によって調整するコンクリート部材の高さ調整装
    置において、 前記コンクリート部材の所定位置に、前記調整ボルトが
    挿通するボルト挿通孔を上下方向へ貫通形成すると共
    に、該ボルト挿通孔を、上側の小径部と下側の大径部と
    によって構成し、前記上側小径部と前記下側大径部との
    各内周面によって前記ボルト挿通孔の中心軸と前記調整
    ボルトの中心軸を同軸上に位置決めしたことを特徴とす
    るコンクリート部材の高さ調整装置。
  2. 【請求項2】 前記ボルト挿通孔の上側小径部の少なく
    とも一部の内径を、前記調整ボルトの外径より若干大き
    く設定すると共に、前記下側大径部の少なくとも一部の
    内径を前記調整金具の外径よりも若干小さく設定して、
    前記小径部と大径部の各一部の内周面によって前記調整
    ボルトとボルト挿通孔の中心軸を同軸上に位置決めした
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート部材の
    高さ調整装置。
  3. 【請求項3】 前記調整金具を、ほぼ円板状に形成した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリー
    ト部材の高さ調整装置。
  4. 【請求項4】 前記大径部を含むボルト挿通孔全体をコ
    ンクリート部材の下面方向に向かってほぼ拡開テーパ状
    に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のコンクリート部材の高さ調整装置。
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