JPH1191968A - 原稿ホルダ - Google Patents

原稿ホルダ

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JPH1191968A
JPH1191968A JP26008897A JP26008897A JPH1191968A JP H1191968 A JPH1191968 A JP H1191968A JP 26008897 A JP26008897 A JP 26008897A JP 26008897 A JP26008897 A JP 26008897A JP H1191968 A JPH1191968 A JP H1191968A
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JP
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JP26008897A
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English (en)
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Shigeto Tokuda
繁人 徳田
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージリーダの原稿読取り位置に搬送する
ための搬送ローラおよび圧接ローラ間への噛込みを容易
に行えるようにすること。 【解決手段】 この挿入方向前端縁5の少なくとも一部
を挿入方向に対し直交するホルダベース2の幅方向と合
致しない傾斜縁部5Bに形成し、前端縁が同時に搬送ロ
ーラ22または圧接ローラ23に当接せず、当接するに
してもごく一部のみしか当接しないので、原稿ホルダ1
を搬送ローラ22および圧接ローラ23間に容易に噛み
込ませることができるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原稿を保持する原稿
ホルダに係り、特にイメージスキャナを有するシリアル
プリンタなどに使用されイメージスキャナによりイメー
ジ情報を読取られる原稿を保持するための原稿ホルダに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、搬送ローラおよびこれに圧接
される圧接ローラとの間に所定の記録媒体を挟持してプ
ラテンと記録ヘッドとの間に搬送し、その後、記録ヘッ
ドを記録媒体に対して所定の圧接力で圧接させ、この状
態で、キャリッジを移動させるとともに、リボンカセッ
トのインクリボンを巻取りながら、所望の記録信号に基
づいて前記記録ヘッドを動作させてインクリボンのイン
クを用紙に転写することにより、前記記録媒体に所望の
記録を行なうシリアルプリンタが多く用いられている。
【0003】そして、近年、出願人らは、キャリッジに
イメージスキャナを取付け、キャリッジとプラテンとの
間に所定の原稿を搬送した状態で、前記キャリッジを移
動させながらイメージスキャナによる走査を行うことに
より前記原稿のイメージ情報をイメージスキャナにより
読取り、このイメージ情報に基づいて所定の記録媒体に
記録を行なうようにしたシリアルプリンタを開発した。
【0004】このようなシリアルプリンタにおいて前記
原稿のイメージ情報をイメージスキャナにより読取るた
めには、原稿を原稿ホルダに保持してシリアルプリンタ
のキャリッジとプラテンとの間に搬送するようにしてい
た。
【0005】このための原稿ホルダの従来のものは、図
8に示すように構成されていた。
【0006】図8において、従来の原稿ホルダ1は、隅
部を円弧状に面取りしたほぼ長方形状をなす平板状のホ
ルダベース2を有している。このホルダベース2は、比
較的剛性があり、しかも可撓性を有する樹脂フィルムに
より構成されている。このホルダベース2の上面には、
このホルダベース2とほぼ等しい平面形状を有する透明
材料からなるカバー3がその長手方向の両端部3A,3
Bをホルダベース2に固定されるようにして装着されて
いる。また、前記ホルダベース2の上面には、図示しな
い原稿を位置決めするための位置決めマーカ2Aが記載
されている。
【0007】このような原稿ホルダ1によれば、ホルダ
ベース2とカバー3とは、両者の両側縁が離間している
ので、この離間しているホルダベース2とカバー3の一
側縁から原稿を挿入しホルダベース2の位置決めマーカ
2Aに原稿の2辺を合わせるようにしてホルダベース2
およびカバー3間に保持し、シリアルプリンタに供給す
ることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シリアルプ
リンタへの原稿ホルダ1の供給のためには、原稿ホルダ
1をシリアルプリンタの搬送ローラと圧接ローラとの間
に噛み込ませる必要がある。
【0009】しかしながら、前述した従来の原稿ホルダ
1においては、原稿ホルダ1の長手方向となる挿入方向
の前端までホルダベース2をカバー3が被覆しており、
原稿ホルダ1の肉厚が厚いため、搬送ローラに対する圧
接ローラの圧接圧が強いと搬送ローラおよび圧接ローラ
間に原稿ホルダ1を噛み込ませにくかった。
【0010】また、従来の原稿ホルダ1においては、挿
入方向の前端のホルダベース2が直線状に形成されてい
るため、シリアルプリンタへの原稿ホルダ1の挿入時に
原稿ホルダ1の前端縁が同時に搬送ローラまたは圧接ロ
ーラに当接する場合が生じ、このことによっても 搬送
ローラおよび圧接ローラ間に原稿ホルダ1を噛み込ませ
にくかった。
【0011】本発明は、前述した従来のものにおける問
題点を克服し、イメージリーダの原稿読取り位置に搬送
するための搬送ローラおよびこの搬送ローラに圧接する
圧接ローラへの噛込みを容易に行えるようにした原稿ホ
ルダを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明の請求項1に記載の原稿ホルダの特徴は、搬
送ローラおよび圧接ローラへの挿入方向前端縁の少なく
とも一部を前記搬送ローラおよび圧接ローラへの挿入方
向に対し直交する前記ホルダベースの幅方向と合致しな
い傾斜縁部に形成した点にある。そして、このような構
成を採用したことにより、前端縁に傾斜縁部が形成され
ており、前端縁が同時に搬送ローラまたは圧接ローラに
当接せず、当接するにしてもごく一部のみしか当接しな
いので、原稿ホルダを搬送ローラおよび圧接ローラ間に
容易に噛み込ませることができる。
【0013】請求項2に記載の原稿ホルダの特徴は、搬
送ローラおよび圧接ローラへの挿入方向前端側に、ホル
ダベースがカバーにより被覆されることなく露出する薄
肉部を形成した点にある。そして、このような構成を採
用したことにより、挿入方向前端側の肉厚が薄くなるこ
とにより、原稿ホルダを搬送ローラおよび圧接ローラ間
にさらに容易に噛み込ませることができる。
【0014】請求項3に記載の原稿ホルダの特徴は、傾
斜縁部の頂点がホルダベースの幅方向の中央位置から左
右のいずれかにずれた部位に設けられている点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、搬送ロ
ーラおよび圧接ローラ間に噛み込むときに、挿入方向前
端縁の左右2箇所が搬送ローラまたは圧接ローラに同時
に当接する事態が避けられ、原稿ホルダを搬送ローラお
よび圧接ローラ間にさらに容易に噛み込ませることがで
きる。
【0015】請求項4に記載の原稿ホルダの特徴は、傾
斜縁部が、頂点から異なる方向に延在する2本の線分に
より構成されている点にある。そして、このような構成
を採用したことにより、原稿ホルダの搬送ローラおよび
圧接ローラ間への噛み込みをさらに容易に行うことがで
きるし、また、傾斜縁部の形成自体を容易に行うことが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本実施の形態において前述した従
来のものと同一あるいは相当する構成については同一の
符号を付して説明する。
【0017】図1は本発明に係る原稿ホルダの実施形態
を示すものであり、本実施形態の原稿ホルダ1は、隅部
を円弧状に面取りしたほぼ長方形状をなす平板状のホル
ダベース2を有している。このホルダベース2は、比較
的剛性があり、しかも可撓性を有する樹脂フィルムによ
り構成されている。このホルダベース2の上面には、こ
のホルダベース2より長手方向の寸法を短く形成した平
面形状を有する透明材料からなるカバー3がその長手方
向の両端部3A,3Bをホルダベース2に固定されるよ
うにして装着されている。そして、このカバー3は、そ
の長手方向の寸法が、前述したように前記ホルダベース
2より短く形成されているので、図1において、上部と
なる搬送ローラおよび圧接ローラへの挿入方向前端側に
は、ホルダベース2がカバー3により被覆されることな
く露出する薄肉部4が形成されることになる。なお、前
記ホルダベース2の上面には、図示しない原稿を位置決
めするための位置決めマーカ2Aが記載されている。
【0018】また、本実施の形態の原稿ホルダ1におけ
るホルダベース2の挿入方向前端縁5は、その幅方向の
両端部が、搬送ローラおよび圧接ローラへの挿入方向に
対し直交する方向、すなわちホルダベース2の幅方向と
合致する方向に延在する非傾斜縁部5A,5A′とされ
ている。このうち、図1における左側の非傾斜縁部5A
の長さは、右側の非傾斜縁部5A′の約3倍の長さを有
しており、両非傾斜縁部5A,5A′の合計長さは、挿
入方向前端縁5の長さの40%弱とされている。
【0019】そして、前記両非傾斜縁部5A,5A′間
の挿入方向前端縁5は、ホルダベース2の幅方向と合致
しない傾斜縁部5Bとされている。この傾斜縁部5B
は、全体として浅いV字状をなすようにホルダベース2
の幅方向の中央位置から図1において右方向にずれた部
位に設けられている頂点5Cから異なる方向に延在する
2本の線分5D,5D′により構成されている。このう
ち、線分5Dの長さは、線分5D′の長さの約3倍とさ
れており、また、ホルダベース2の幅方向に対する傾斜
角は、線分5Dより線分5D′の方が大きく形成されて
いる。
【0020】つぎに、このような本実施形態の原稿ホル
ダ1が使用されるシリアルプリンタとしての熱転写プリ
ンタの実施形態を図2ないし図6により説明する。
【0021】本実施形態の熱転写プリンタのフレーム6
には、長手方向に沿って延在する平板状のプラテン7が
配設されており、前記フレーム6の両側面の間には、前
記プラテン7の前方に位置し前記プラテン7と平行に延
在するキャリッジシャフト8が支持されている。このキ
ャリッジシャフト8には、キャリッジ9がこのキャリッ
ジシャフト8に沿って往復動自在に取付けられており、
このキャリッジ9の先端部には、前記プラテン7に対向
するように記録ヘッドとしてのサーマルヘッド10が接
離動作自在に取付けられている。また、前記キャリッジ
9の上面には、図示しないインクリボンを収納し、この
インクリボンを前記サーマルヘッド10とプラテン7と
の間に案内するリボンカセット11が着脱自在に装着さ
れるようになされており、前記キャリッジ9の上面に
は、前記リボンカセット11のインクリボンを巻取るた
めの巻取りボビン12およびインクリボンを送り出す送
出しボビン13がそれぞれ配設されている。
【0022】また、本実施形態においては、図3に示す
ように、前記キャリッジ9の一側に、2値化モードに設
定されたモノカラー用のイメージスキャナ14が配設さ
れており、図4に示すように、前記イメージスキャナ1
4の前記プラテン7に対向する面には、開口部15が形
成されている。また、前記イメージスキャナ14の内部
であって前記開口部15の両側には、ランプ等からなる
2つの発光部材16,16が前記開口部15に指向する
ように配設されており、前記イメージスキャナ14の内
部には、前記発光部材16から原稿ホルダ1に保持され
た原稿に対して照射した光の反射光を受光し所定のイメ
ージを読取るイメージセンサユニット17が配設されて
いる。
【0023】また、前記フレーム6の一端部下側には、
キャリッジ駆動モータ18がその出力軸が前記フレーム
6の上面に貫通するように配設されており、このキャリ
ッジ駆動モータ18の前記出力軸には、このキャリッジ
駆動モータ18により回転駆動される駆動プーリ19が
配設されている。また、前記フレーム6の他端部上面に
は、従動プーリ20が回転自在に配設されており、前記
駆動プーリ19と従動プーリ20との間には、一部が前
記キャリッジ9の下面に連結されたキャリッジ駆動ベル
ト21が掛け渡されている。そして、前記キャリッジ駆
動モータ18を回転駆動して前記駆動プーリ19を介し
てキャリッジ駆動ベルト21を駆動させることにより、
前記キャリッジ9をキャリッジシャフト8に沿ってプラ
テン7と平行に往復動させるようになされている。
【0024】また、前記プラテン7の後部下方には、図
5に示すように、所定の記録媒体や原稿を保持した原稿
ホルダ1を所定速度で搬送する搬送ローラ22が配設さ
れており、この搬送ローラ22の下方には、この搬送ロ
ーラ22に圧接され搬送ローラ22の回転により従動さ
れる圧接ローラ23が回転自在に配設されている。前記
搬送ローラ22は、図6に詳示するように、回転軸22
Aに軸方向に間隔を隔てて複数のローラ本体22B,2
2B…が装着されるようにして構成されている。一方、
この搬送ローラ22に圧接される圧接ローラ23は、搬
送ローラ22の回転軸22Aと平行配置されている回転
軸23Bに、搬送ローラ22の各ローラ本体22Bと対
向するように軸方向に間隔を隔てて複数のローラ本体2
2B,22B…が装着されるようにして構成されている
さらに、前記フレーム6の後方には、図示しない給紙装
置が配置されるようになされており、この給紙装置に
は、例えば、所定の原稿5を保持した原稿ホルダ1と孔
版原紙等の記録媒体とが収納されるようになされてい
る。そして、図示しない搬送モータにより前記搬送ロー
ラ22を回転駆動させることにより、前記給紙装置から
前記搬送ローラ22とこの圧接ローラ23との間に供給
される原稿ホルダ1あるいは記録媒体をサーマルヘッド
10とプラテン7との間に搬送するようになされてい
る。さらに、前記プラテン7の上方には、印字後の記録
媒体を案内する排紙ローラ24が配設されている。
【0025】さらに、前記フレーム6のプラテン7の一
側には、位置決めマーカ25が形成されており、前記イ
メージスキャナ14によりこの位置決めマーカ25を読
取ることにより、キャリッジ9の停止位置を認識するよ
うになされている。
【0026】また、図7は本実施形態の熱転写プリンタ
の制御装置を示したもので、CPU26には、使用され
る記録媒体の種類に応じた印刷条件等が記憶されたRO
M27および各種データを記憶するRAM28が接続さ
れている。CPU26には、前記イメージスキャナ14
により読取られたイメージ情報が送られるようになされ
ており、このCPU26からは、前記サーマルヘッド1
0への通電制御を行なうサーマルヘッド駆動回路29、
前記サーマルヘッド10をプラテン7に対して接離動作
させるサーマルヘッド接離駆動回路30、前記イメージ
スキャナ14の駆動制御を行なうイメージスキャナ駆動
回路31、キャリッジ駆動モータ駆動回路32および搬
送ローラ22および給紙装置の図示しない給紙ローラを
駆動する搬送ローラ駆動回路33に対してそれぞれ制御
信号が送られるようになされている。
【0027】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について説明する。
【0028】原稿ホルダ1に保持した原稿の情報イメー
ジスキャナ14により読み取って、この情報を記録媒体
に記録するには、まず、原稿ホルダ1この離間している
ホルダベース2とカバー3の一側縁から原稿をホルダベ
ース2およびカバー3間に挿入し、ホルダベース2の位
置決めマーカ2Aに図示しない原稿の2辺を合わせるよ
うにしてホルダベース2およびカバー3間に原稿を保持
し、この原稿ホルダ1を給紙装置に収納する。
【0029】そして、前記CPU26からの制御信号に
より前記搬送ローラ22ならびに給紙装置の給紙ローラ
を回転駆動させると、図示しない給紙ローラの駆動によ
り原稿ホルダ1をその挿入方向前端縁5から搬送ローラ
22および圧接ローラ23間に噛み込ませるように挿入
する。このとき、原稿ホルダ1の挿入方向前端縁5は、
カバー3のない薄肉部4とされているので、搬送ローラ
22および圧接ローラ23間に噛み込まれやすいし、ま
た、前記挿入方向前端縁5には浅いV字状の傾斜縁部5
Bが形成されているので、挿入方向前端縁の全域が同時
に搬送ローラ22のローラ本体22Bまたは圧接ローラ
23のローラ本体23Bに当接せず、当接するにしても
ごく一部のみしか当接しないので、このことによっても
原稿ホルダ1を搬送ローラ22および圧接ローラ23間
に容易に噛み込ませることができる。
【0030】このようにして原稿ホルダ1を搬送ローラ
22および圧接ローラ23間に噛み込ませると、原稿ホ
ルダ1は搬送ローラ22の駆動によりサーマルヘッド1
0とプラテン7との間に搬送される。
【0031】続いて、CPU26からの制御信号により
キャリッジ駆動モータ18を駆動してキャリッジ9を移
動させてイメージスキャナ14を原稿ホルダ1に保持さ
れている原稿に対して横方向に走査させながら、各発光
部材16から原稿に光を照射するとともに、この原稿5
からの反射光をイメージセンサユニット17により受光
して原稿の一部となる細長い横方向のイメージ情報を読
取り、このイメージ情報をCPU26を介してRAM2
8に記憶させておく。
【0032】その後、搬送ローラ22を駆動して原稿ホ
ルダ1を所定量搬送し、再度、キャリッジ9を移動させ
ながら、イメージスキャナ14により原稿の一部となる
細長いイメージ情報を読取り、前記RAM28に記憶さ
せる。このような動作を繰り返して行ない、原稿の全体
のイメージ情報をすべて読取り、RAM28に記憶さ
せ、原稿ホルダ1を排出することにより、原稿5のイメ
ージ情報の読取り動作が終了する。
【0033】そして、CPU26からの制御信号により
前記搬送ローラ22を回転駆動させることにより、前記
給紙装置から前記搬送ローラ22および圧接ローラ23
間に供給される記録媒体をサーマルヘッド10とプラテ
ン7との間に搬送する。その後、CPU26からの制御
信号により前記サーマルヘッド10をプラテン7に圧接
させた状態で、キャリッジ駆動モータ18を駆動してキ
ャリッジ9を移動させながら、前記記憶装置に記憶され
た原稿のイメージ情報に基づいてサーマルヘッド10の
発熱素子を選択的に発熱させることにより、所定の記録
媒体に対して所望の記録を行なうことができる。
【0034】この場合に、前記記録媒体が通常の用紙の
場合は、カラーインクリボンを用い、巻取りボビン7を
回転駆動してカラーインクリボンを巻取りながら、前記
記憶装置に記憶された原稿の各色のイメージ情報に基づ
いてサーマルヘッド5を駆動することにより、所定の記
録媒体に対して所望のフルカラー記録を行なうことがで
きる。また、記録媒体が孔版原紙の場合は、インクリボ
ンを用いずにサーマルヘッド5により孔版原紙に対して
直接穿孔するものであり、この場合は、各色のイメージ
情報によりそれぞれ孔版原紙に記録を行ない、イエロー
の孔版原紙、マゼンダの孔版原紙、シアンの孔版原紙を
それぞれ得ることができる。
【0035】前述した本発明の実施の形態によれば、原
稿ホルダ1の挿入方向先端側にカバーのない薄肉部4が
形成されているし、また、ホルダベース2の挿入方向前
端縁には傾斜縁部5Bが形成されているので、搬送ロー
ラ22および圧接ローラ23間への噛み込みを容易に行
うことができる。
【0036】なお、本発明は、前述した実施の形態に限
定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能
である。
【0037】例えば、原稿ホルダのホルダベースの傾斜
縁部の形状は、彎曲状、一方向への傾斜状、あるいは突
形の三角形状であってもよいし、また、傾斜縁部が前端
縁の全域を占めるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、搬
送ローラおよび圧接ローラへの挿入方向前端縁の少なく
とも一部を前記搬送ローラおよび圧接ローラへの挿入方
向に対し直交する前記ホルダベースの幅方向と合致しな
い傾斜縁部に形成したので、前端縁が同時に搬送ローラ
または圧接ローラに当接せず、当接するにしてもごく一
部のみしか当接しないので、原稿ホルダを搬送ローラお
よび圧接ローラ間に容易に噛み込ませることができる。
【0039】特に、搬送ローラおよび圧接ローラへの挿
入方向前端側に、ホルダベースがカバーにより被覆され
ることなく露出する薄肉部を形成することにより、挿入
方向前端側の肉厚が薄くなり、原稿ホルダを搬送ローラ
および圧接ローラ間に容易に噛み込ませることができ
る。
【0040】また、傾斜縁部の頂点がホルダベースの幅
方向の中央位置から左右のいずれかにずれた部位に設け
られていることにより、搬送ローラおよび圧接ローラ間
に噛み込むときに、挿入方向前端縁の左右2箇所が搬送
ローラまたは圧接ローラに同時に当接する事態が避けら
れ、原稿ホルダを搬送ローラおよび圧接ローラ間にさら
に容易に噛み込ませることができる。
【0041】さらに、傾斜縁部が、頂点から異なる方向
に延在する2本の線分により構成されていることによ
り、原稿ホルダの搬送ローラおよび圧接ローラ間への噛
み込みをさらに容易に行うことができるし、また、傾斜
縁部の形成自体を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る原稿ホルダの実施の形態を示す
平面図
【図2】 本発明の原稿ホルダを適用する熱転写プリン
タの実施の形態を示す平面図
【図3】 図2のキャリッジの平面図
【図4】 図2のイメージスキャナの平面図
【図5】 図2の側面図
【図6】 図2の搬送ローラと圧接ローラの正面図
【図7】 図2の制御装置を示すブロック図
【図8】 従来の原稿ホルダを示す平面図
【符号の説明】
1 原稿ホルダ 2 ホルダベース 3 カラーフィルタ 4 薄肉部 5 挿入方向前端縁 5A,5A′ 非傾斜縁部 5B 傾斜縁部 5C 頂点 5D,5D′ 線分 6 フレーム 7 プラテン 9 キャリッジ 10 サーマルヘッド 14 イメージスキャナ 16 発光部材 17 イメージセンサユニット 18 キャリッジ駆動モータ 22 搬送ローラ 22A 回転軸 22B ローラ本体 23 圧接ローラ 23A 回転軸 23B ローラ本体 26 CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状のホルダベースの上面に透明材料
    からなるカバーを装着し、これらのホルダベースとカバ
    ーとの間に原稿を保持するようにしてなり、搬送ローラ
    および圧接ローラによりイメージリーダの原稿読取り位
    置に搬送される原稿ホルダにおいて、前記搬送ローラお
    よび圧接ローラへの挿入方向前端縁の少なくとも一部を
    前記搬送ローラおよび圧接ローラへの挿入方向に対し直
    交する前記ホルダベースの幅方向と合致しない傾斜縁部
    に形成したことを特徴とする原稿ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記搬送ローラおよび圧接ローラへの挿
    入方向前端側に、前記ホルダベースが前記カバーにより
    被覆されることなく露出する薄肉部を形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の原稿ホルダ。
  3. 【請求項3】 前記傾斜縁部は、前記ホルダベースの幅
    方向の中央位置から左右のいずれかにずれた部位に頂点
    が設けられていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の原稿ホルダ。
  4. 【請求項4】 前記傾斜縁部は、前記頂点から異なる方
    向に延在する2本の線分により構成されていることを特
    徴とする請求項3に記載の原稿ホルダ。
JP26008897A 1997-09-25 1997-09-25 原稿ホルダ Withdrawn JPH1191968A (ja)

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