JP4608050B2 - プリンタ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型化及び構成の簡単化を図った、携帯用プリンタなどに好適なプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタ装置には、記録用紙は給紙カセットから取り出された後、印画ヘッドのある画像形成部で搬送されて印刷が行われ、その後に排紙部に搬送されるという一方向の経路を辿るように構成されたものがある。このような構成では、記録用紙が搬送される経路が長くなるためプリンタ装置が大型化し易い。
【0003】
一方、携帯用のプリンタを実現するには、小型化が重要である。そのために記録用紙を往復動作させて給紙部と排紙部を画像形成部に対して同一側に設けるのが有利である。給紙部と排紙部を画像形成部に対して同一側に設けた構成の従来例として、特開平3−180374号公報がある。
【0004】
当該公報には、給紙時は給紙カセットと印画ヘッド部の間に搬送路が形成され、排紙時は印画ヘッドと排紙部の間に搬送路が形成されるプリンタ装置において、両搬送路の切り替えを行うために動作させる1つのガイド部材が設けられ、給紙モードと排紙モードとで該ガイド部材にて搬送路を切り替える構成が示されている。しかしながら、このガイド部材は切り替えの度毎にソレノイドで動作制御させなければならずその構造は複雑にならざるを得ないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如く、従来技術においては記録用紙の搬送経路の切り替えにソレノイドを使用しているために、その構造は複雑にならざるを得ないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、給紙部と排紙部を画像形成部に対して同一側に設けて記録用紙を往復動作させる構成のプリンタ装置において、ソレノイドのようなアクチュエータを一切使用することなく、給紙時と排紙時とで記録用紙の搬送経路を切り替えることができるようにしたプリンタ装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のプリンタ装置は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、用紙を保持すると共に第1の方向にこの用紙を送出して前記画像形成部に給送する用紙保持部と、前記画像形成部において画像が形成された用紙を前記第1の方向とは逆の第2の方向に送出して装置外部側に排出するための用紙排出経路と、前記用紙保持部から前記画像形成部に用紙を給送する用紙給送経路と前記用紙排出経路との合流部に向けて延出して配置された弾性を有する自由端部を有し、当該自由端部は、前記用紙が前記用紙保持部から前記画像形成部に給送される際に当該用紙がその弾性に抗して前記第1の方向に向けて給送可能となるように当該用紙の前記画像形成部に向けての給送経路を確保するよう変形自在となると共に、当該用紙が前記画像形成部から前記第2の方向に向けて排出される際には、当該用紙の排出を妨げないよう当該自由端部の先端部が前記用紙排出経路から外れる位置に配置され当該用紙を前記用紙排出経路に導く用紙ガイド部材と、を有し、前記用紙ガイド部材は、前記自由端部において、前記用紙給送経路と前記用紙排出経路との合流部であって給送される前記用紙を挟む位置に配置され当該用紙の給送状態を検出するための発光素子および受光素子を有するフォトセンサにおける当該発光素子から当該受光素子への発光光を妨げない部分が形成され、さらに、前記自由端部は、略V字形状を呈すると共に前記発光素子から前記受光素子への発光光を妨げない部分としての機能を果たす当該略V字形状部に形成した孔部を有し、または、略W字形状を呈すると共に前記発光素子から前記受光素子への発光光を妨げない部分としての機能を果たす当該略W字形状部に形成した切り欠き部を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明のプリンタ装置は、記録用紙を収納する記録用紙収納部と、複数色のインクが塗布されたインクシートを収納するインクカセットと、前記記録用紙に画像をプリントする記録部と、前記記録用紙収納部に収納された前記記録用紙を1枚ずつ分離して前記記録部に供給する給紙部と、前記記録部に供給された前記記録用紙を搬送する搬送手段と、前記記録用紙収納部の上部に設けられ前記記録部においてプリントされた記録用紙が排出積層される排紙部と、前記記録用紙の走行経路を前記給紙部から前記排紙部に切り替える切り替え部材と、前記搬送手段より前記排紙部側に位置し、前記記録用紙の走行方向と略垂直方向でかつ前記記録用紙の走行面に対してその自由端部の先端部が走行面より離れるような形状を有する記録用紙ガイド部材と、を有し、前記用紙ガイド部材は、前記自由端部において、給送される前記記録用紙を挟む位置に配置され当該用紙の給送状態を検出するための発光素子および受光素子を有するフォトセンサにおける当該発光素子から当該受光素子への発光光を妨げない部分が形成され、さらに、前記自由端部は、略V字形状を呈すると共に前記発光素子から前記受光素子への発光光を妨げない部分としての機能を果たす当該略V字形状部に形成した孔部を有し、または、略W字形状を呈すると共に前記発光素子から前記受光素子への発光光を妨げない部分としての機能を果たす当該略W字形状部に形成した切り欠き部を有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1乃至図9にて本発明の実施の形態の要部を説明する前に、図10及び図11を参照して本発明が適用されるプリンタ装置について説明する。
【0018】
図10は、プリンタ装置の外観を示している。
図10において、プリンタ装置は、インクリボンカセット10と、プリンタ装置本体20と、給紙カセット30と、バッテリ40とを有して構成され、インクリボンカセット10,給紙カセット30,及びバッテリ40は、プリンタ装置本体20に対して着脱可能となっており、さらにプリンタ装置本体20には、パソコン用のコネクタ51、デジタルカメラ等で撮影した映像などの情報を記憶したスマートメディア等のメモリカード52、及び商用交流(AC)電源に接続して直流(DC)電圧を得るためのACアダプタ53が差し込み可能となっている。
【0019】
インクリボンカセット10は、インクリボン露呈用窓部が形成されたカセットケース(外装ケース)11内に、インクリボン12が供給リール及び巻取りリール間に巻回された状態で移送可能に収容されている。
【0020】
インクリボンカセット10は、プリンタ装置本体20の一側面に設けたカセット側面形状にほぼ嵌合可能な開孔部22より本体20内に挿着されるようになっている。
【0021】
プリンタ装置本体20には、その外装を形成する本体ケース21内のシャーシ内部に、図示しないサーマルヘッド機構、記録紙の搬送機構、及びそれらを駆動する機構などが組み込まれている。
【0022】
プリンタ装置本体20の本体ケース21の一側面には、略長方形状に切り欠いた開口部21aが設けられ、その開口部21aの内側に配設されている前記内側シャーシには、インクリボンカセット10の挿入側の側面形状に略勘合する形状で開孔部22が形成されている。そして、本体ケース21には、前記開口部21a(及び前記開孔部22)を閉塞するための蓋23がヒンジ23aを用いて開閉可能に取り付けられている。
【0023】
プリンタ装置本体20の前端部には、給紙カセット30を挿着するための開口部24が形成されており、該開口部24には給紙カセット30がワンタッチで装着されるようになっている。また、プリンタ装置本体20の後端部には、図示しないバッテリ取付け部25が設けられており、プリンタ用電源としてのバッテリー40がワンタッチで装着できるようになっている。
【0024】
本体ケース21の上面には、プリントボタン26、その他の操作ボタン27、及び液晶表示パネル28などが配設されている。
【0025】
用紙保持部としての給紙カセット30は、上面部が開口していて、記録用紙を収容可能なカセットケース31と、該ケース31の上面部を前端部分(記録紙取出し口)を残して閉塞可能な蓋体32とで構成されており、カセットケース31の挿入側前端部分の両側壁にはプリンタ装置本体20内に配設されている図示しない給紙ローラ(記録紙の先端部分に接触してその回転及び摩擦力にてプリンタ装置本体内に導き入れるためのローラ)の支軸の一部が嵌合可能な嵌合部31a,31aが形成され、カセットケース31の挿入側前端部31bは記録紙が前記給紙ローラにてカセットケース31内から取り出され易いように図示上部がケース内部側よりアール(丸み)をもって形成されている。
【0026】
図11は、上記プリンタ装置本体20を分解して示す斜視図である。
図11に示すように、上記本体ケース21は上ケース211と下ケース212で構成され、本体ケース211,212内には、各種回路チップが搭載されたメインボード220と、記録紙の給紙及び排紙やインクリボンカセットのリボン搬送を駆動する給紙系アッセンブリ230と、サーマルヘッドの回転駆動を行うヘッド系アッセンブリ240とが配設されている。
【0027】
給紙系アッセンブリ230は、上記内側シャーシを構成するメインフレーム231と、このメインフレーム231に配設され、インクリボンカセット10内の供給リール及び巻取りリールを回転駆動するためのリール駆動機構232,233と、記録紙を搬送するための紙送り機構234,235とで構成されている。
【0028】
ヘッド系アッセンブリ240は、上記メインフレーム231に配設される、サーマルヘッド機構241と、該サーマルヘッド機構241を回動させるための回動駆動機構242とで構成されている。
【0029】
図1は本発明の一実施の形態のプリンタ装置における給紙開始前の状態を示す側断面図である。本実施の形態のプリンタ装置は、給紙部と排紙部を画像形成部に対して同一側に設けて、記録用紙を往復動作させる構成となっている。
【0030】
図1に示すように、プリンタ本体内には、背面側に立設されたボード221を有し側断面がL字形状に構成されたメインボード220が配設され、その上に図示しない給紙系アッセンブリ230(図11参照)及びインクリボンカセット10並びにヘッド系アッセンブリ240が配設されている。
【0031】
給紙系アッセンブリ230は、紙取り出し用ローラ34と、成形部材35と、成形部材36と、成形部材37と、用紙ガイド部材38と、紙送り用ローラ237と、ピンチローラ238と、プラテンローラ236と、発光素子65a及び受光素子65bから成るフォトセンサとを含んでいる。
【0032】
紙取り出し用ローラ34は、例えばゴムローラで形成されており、用紙保持部である給紙カセット30をプリンタ装置本体20の開口部24内に挿入したときローラ支軸の太径部34aが給紙カセット30の前端部分の上部に嵌合して給紙カセット30を上記開口部24内に位置決めすると共にローラ部分が給紙カセット30内の記録用紙33の上面に接触しローラ部分の回転により記録用紙33をカセット外に取り出してプリンタ装置本体20内へ送り出すことを可能とするものである。
【0033】
成形部材35は、上記開口部24の下部に位置し上記開口部24の底面部35a及びカセット付当て部35b並びに用紙給送経路用ガイド部35cを形成するものであって、給紙カセット30の底面を保持すると共に給紙カセット30の挿入側前面部が付き当て可能であり、しかも付き当てられた給紙カセット30から取り出した記録用紙33をプリンタ装置本体20内の紙送りローラ237に導くガイド機能を有したものである。
【0034】
成形部材36は、上記開口部24の上部に位置し上記用紙給送経路用ガイド部36a及び用紙排出経路用ガイド部36bを形成するものであって、給紙カセット30から取り出した記録用紙33を用紙排出経路用ガイド部36bに対向して配設されたガイド部材37と共にプリンタ装置本体20内の紙送りローラ237に導くガイド機能を有すると共に用紙排出経路用ガイド部36bとガイド部材37とで用紙排出経路を形成するものである。
【0035】
成形部材37は、用紙排出経路用ガイド部の上部を構成するものである。
【0036】
用紙ガイド部材38は、例えば弾性部材で構成され、給紙カセット30から上記画像形成部に用紙を給送する用紙給送経路中に延出して記録用紙33が給紙カセット30から上記画像形成部に給送される際にその弾性に抗して用紙を給送可能とすると共に上記用紙排出経路中にその先端部38aが位置しないよう配置され記録用紙33が図中左向き(図5に示す方向B)に送出された際にはこの記録用紙33を上記用紙排出経路に導く機能を有している。更に具体的には、用紙ガイド部材38は、用紙給送経路を斜めに横断するように設けられ、一端部が上記用紙排出経路用ガイド部36bの一部または上記用紙給送経路用ガイド部36aに接着剤などにて接着され他端部は自由端とされその先端部38aが上記用紙給送経路用ガイド部35cに設けた孔部35c1 に係入(遊嵌)されるようになっている。
【0037】
なお、用紙ガイド部材38を剛性部材で形成し、その一端部を、上記用紙排出経路用ガイド部36bの一部または上記用紙給送経路用ガイド部36aに回転自在に固定するようにしてもよい。このとき、その剛性部材の自由端部に、バネ性を有する部材を接続することにより、記録用紙33が画像形成部に給送される際に用紙先端が当接したときその弾性に抗して用紙33を給送し易いようにしてもよい。
【0038】
紙送り用ローラ237は、プリンタ装置の動作モードに応じ図示しない駆動手段及び制御手段にて回転数及び回転方向が制御されるものであり、回転面に多数の非常に微細な棘状の凸部が均一に形成されており記録用紙33を確実に搬送し得るようになっており、用紙給送経路及び用紙排出経路の合流した出入口付近に設けられて、ピンチローラ238と共働して記録用紙33を第1の方向A(図3,図5)に移送して画像形成部のプラテンローラ236側に送り出したり或いはプラテンローラ236側から記録用紙33を前記第1の方向Aとは逆の第2の方向Bに移送して用紙排出経路を通して装置外部側へ排出するための用紙送り(記録用紙33のプリンタ装置本体内への給紙動作、及び印刷時の用紙の往復動作、並びに印刷終了時の用紙の排出動作)を行うものである。
【0039】
ピンチローラ238は、プリンタ装置本体内での用紙送り動作時に記録用紙33を紙送り用ローラ237に対して圧接して搬送させるためのものである。
【0040】
プラテンローラ236は、紙送り用ローラ237よりさらにプリンタ装置本体内部に位置し、印刷時にインクリボン12(図10参照)と記録用紙33をサーマルヘッド部241aの発熱部214bとの間で押圧しながら移送するもので、インクリボン12の熱転写インクを溶融又は昇華して記録用紙33に転写する際に必要なものである。
【0041】
更に、発光素子65a及び受光素子65bから成るフォトセンサは、用紙給送経路及び用紙排出経路の合流する出入口近傍に設けられて、記録用紙33の給送状態を検出するためのものである。
【0042】
なお、図1の給紙開始前の状態では、発光素子65aからの光は用紙給送経路用ガイド部35cに設けた光通過用孔部(図示せず)を通し、更に用紙ガイド部材38に設けた切欠き部分(給送方向位置内においてガイド部材の存在しない部分)又は孔部を通し、更に成形部材37の用紙排出経路に設けた光通過用孔部(図示せず)を通して受光素子65bに受光されるようになっている。つまり、記録用紙33が用紙給送経路と用紙排出経路の合流部のより供給側の位置(フォトセンサ位置)に搬送されていない状態では、発光素子65aからの光は受光素子65bに受光されることになり、記録用紙33が上記位置に搬送されている状態では発光素子65aからの光は遮られて受光素子65bに受光されない。これにより、記録用紙の給送状態を検出することができる。
【0043】
従って、プリンタ装置内の図示しない制御手段では、カラー印刷過程における各種の動作モードにおいて、フォトセンサの受光素子65bで光検出状態から非検出状態に変化すれば記録用紙33が上記フォトセンサ位置に入って来たと判定することができ、また受光素子65bで非光検出の状態から光検出状態に変化すれば記録用紙33が上記位置から去っていったと判定することができる。
【0044】
ヘッド系アッセンブリ240は、前述したようにサーマルヘッド部241と該サーマルヘッド部241を回動駆動するため回動駆動機構242とで構成されている。給紙系アッセンブリ230内にはカラー印刷時に3つの色の各色層及びオーバーコート層である透明層を各層毎に計4回重ねて印刷するために、記録用紙をサーマルヘッド部241a,インクリボンカセット10及びプラテンローラ236などで構成される画像形成部に対して複数回往復動作させる必要があり、そのために用紙保持部である給紙カセット30からプリンタ装置本体20内に取り込んだ記録用紙33を一旦上記画像形成部を通過して背面側方向(第1の方向A)に搬送できるように、2枚のガイド部材61,62でU字形の搬送路(以下U字パス)が形成されている。2枚のガイド部材61,62は共に例えば錆びにくい金属板で形成されている。このように搬送路がU字形をなしているのは、直線状の搬送路を短くしてプリンタ装置を小型にするためである。外側,内側のガイド部材61,62にはそれぞれガイド部材63,64が連接されている。外側のガイド部材61に連接したガイド部材63には比較的フレキシブルな素材が用いられ、先端部は内側のガイド部材62に連接したガイド部材64の上面に接触するようになっている。ガイド部材64は上記給紙系アッセンブリ230及びヘッド系アッセンブリ240を覆う上面板の役目も果たしている。
【0045】
サーマルヘッド機構241は、発熱部241bを備えたサーマルヘッド部241aと、該サーマルヘッド部241aを回動可能に支持するアーム部241cと、サーマルヘッド部241aを回動するために略L字形状のアーム部241の端部に設けた回動中心である回動軸241dとを有して構成されている。
【0046】
なお、図10に示したインクリボン12には、図2に示すようにイエロー(Y)12a、マゼンタ(M)12b、シアン(C)12cの3色のインクが面順次に配置された各色のインク層とこれら各色インク層の後部に配置された透明層であるオーバーコート層12dとで構成される一組のインク群が複数組、ベースフィルムの長手方向に所定幅で並ぶように直列に塗布されている。また、前後のインク群を区別し各インク群の頭出しを行うためのインクマーカー12eと、イエロー12aとマゼンタ12b,マゼンタ12bとシアン12c,シアン12cとオーバーコート層12dとの各層を区別するためのインクマーカー12fが図2のように塗布されている。
【0047】
次に、以上のように構成されたプリンタ装置の動作を説明する。
図3〜図5はプリンタ装置における給紙時から排紙時までの状態を示す側断面図である。
【0048】
操作ボタン27の操作により、液晶表示パネル28の選択画面表示にて必要な映像を選択した後、プリントボタン26を押すと、図1の状態から、図3の用紙取り出し状態、及び図4のU字パスへの用紙給送終了後の印刷を開始する状態を経て、図5の印刷状態及び用紙排出状態に至る。なお、図5は、3色及び透明層の各層を印刷する毎に記録用紙33が、図4のU字パスに存在する状態から第1の方向Aとは逆の第2の方向Bへ移動して排出経路に送り出される印刷状態を示すものである一方、印刷終了後に記録用紙33が排出経路を通して装置外部に排出される状態をも示すものでもある。同様に、図4に示すU字パスへの用紙給送終了後の印刷開始状態は、記録用紙33が図3の給紙時の状態から第1の方向Aに移動してプリンタ装置本体内に取り込まれ印刷を開始する状態を示していると共に、3色層及び透明層の各層を印刷する毎に記録用紙33が、図5に示すように各色の印刷を行った後に再び第1方向に移動してプリンタ装置本体内に取り込まれた後の印刷開始状態をも示している。
【0049】
図3の状態では、紙取り出し用ローラ34が図示矢印方向に回転して給紙カセット30内の記録用紙33が取り出され、カセット外部に取り出された記録用紙33は用紙給送経路用ガイド部35cを通り用紙ガイド部材38の下面に当接し接触しながら移動しガイド部材38の弾性に抗してガイド部材38の先端部を上方に押し上げ、紙送りローラ237側へと給送される状態を示している。この時、発光素子65aからの光は記録用紙33によって遮られることになり、図示しない制御手段は記録用紙33が給紙カセット30から取り出され、給紙状態に入ったと判定して、次の動作状態に移行する準備に入る。なお、図3の状態では、サーマルヘッド部241a及びピンチローラ238は待機位置にある。
【0050】
図3の状態から、記録用紙33がさらにプリンタ装置本体内に入ろうとすると、紙送りローラ237が図示の状態で時計方向に回転すると共にピンチローラ238が紙送りローラ237に圧接し同時に記録用紙33がピンチローラ238と紙送りローラ237間に挟まれた状態で搬送される。そして、記録用紙33が2枚のガイド部材61,62で形成される上記U字パス内の最後部にまで搬送された状態が、図4に示す状態である。
【0051】
図4の状態では、記録用紙33が紙送りローラ237とピンチローラ238の働きでU字パス内に完全に搬送され、記録用紙33の後端(図示左端)が用紙給送経路から脱し該用紙給送経路と紙送りローラ237との間に位置しており、サーマルヘッド部241aが回転軸241dを中心に図示の状態で反時計方向に回動して記録用紙33及びインクリボン12(図10参照)をプラテンローラ236に圧接し第2の方向Bへ移動しながら発熱部241bの発熱によりインクリボン12の第1色(イエロー)のインクを記録用紙33に熱転写(印刷)する動作に入る。この状態では、記録用紙33の後端(図示左端)が用紙給送経路から脱しているので、用紙ガイド部材38はその弾性により先端部38aが図3の状態と同様に用紙給送経路用ガイド部35cの孔部35c1 に遊嵌(係入)する状態に戻る。即ち、用紙ガイド部材38及びこれと連接する用紙排出経路用ガイド部36bとこれらの上側に対面して有る成形部材37によって、用紙排出経路が自動的に形成された状態となっている。なお、図4の記録用紙の搬送位置の状態は、発光素子65aと受光素子65bから成るフォトセンサによって用紙の有りから無しを検出することによって図示しない制御手段にて判定することができる。
【0052】
図5は、図4の状態で記録用紙33が上記用紙ガイド部材38による用紙排出経路を通して第2の方向Bへ移動しながら第1色の印刷を行っている途中の状態を示している。この状態で記録用紙33がさらに第2の方向Bへ移動し、記録用紙33の後端(図示右端)が紙送りローラ237とプラテンローラ236の間の相当位置に搬送されたとき、第1色の熱転写状態は終了し、紙送りローラ237は反転して記録用紙33は再び第1の方向Aに搬送され(このときサーマルヘッド部241aは待機位置をとる)、最終的には図4の用紙位置状態に至って、第2色目の印刷開始状態となる。そして、第2色の印刷時には再び図5の用紙搬送状態になる。以上の図4及び図5の状態が繰り返されて、最後のオーバーコート層を熱転写する図5の状態では、記録用紙33は用紙排出経路を通して第2の方向Bに搬送され、用紙の後端(図示右端)が紙送りローラ237を越えて排紙が完了する。
【0053】
図6は、用紙給送経路及び用紙排出経路を形成する部材,及びこれらの経路の切り替えを行うための用紙ガイド部材の配置関係を示している。
【0054】
図6において、用紙給送経路及び用紙排出経路用のガイド部を形成するための成形部材35,36,37は、硬質の合成樹脂または錆びにくい金属板を用いて成形されている。成形部材35における用紙給送経路用ガイド部35cは給紙カセット30から取り出された記録用紙33がスムーズに画像形成部側へ搬送できるように丸みを持った形状(略円形)に成形されており、用紙給送経路用ガイド部35cの略最上部分に、先端側がW形に形成された用紙ガイド部材38の先端部38a,38aが遊嵌する孔部35c1 ,35c1 (図7参照)が設けられると共に、用紙の搬送状態を検出するためのフォトセンサ用の透光孔(用紙検出用孔)35c2 が設けられている。
【0055】
用紙ガイド部材38は略W字形状(図8参照)に形成されており、先端側とは反対の直線状の端部は接着剤などの係着手段にて成形部材36の用紙排出経路用ガイド部36bに係着されている。
【0056】
上部側の成形部材37には、用紙の搬送状態を検出するためのフォトセンサ用の透光孔(用紙検出用孔)37aが設けられている。
【0057】
そして、フォトセンサを構成する発光素子65aは、用紙給送経路及び用紙排出経路の下側に配置され、受光素子65bはそれら経路の上側に配置されており、発光素子65aからの赤外光は用紙給送経路用ガイド部35cの孔部35c2 を通り、用紙ガイド部材38の部材が存在しないW形の略中央(凹所)を通り、更に成形部材37の孔部37aを通って、受光素子65bに受光されるようになっている。
【0058】
図7に、用紙ガイド部材38と用紙給送経路用ガイド部35cに形成された孔部35c1 ,35c2 ,35c1 との配置関係を、平面的に示している。用紙ガイド部材38の略W字形状の少なくとも先端部分38aは、図3のような用紙取り出し後の給送状態以外は、用紙給送経路用ガイド部35cに形成された孔部35c1 ,35c1 に係入(遊嵌)しており、上記用紙排出経路内には位置しないことになる。これは、用紙ガイド部材38を、図9に示すような略V字形状のもので構成した場合も同様である。
【0059】
用紙ガイド部材38としては、図8に示すような略W字形状のものでも、或いは図9に示すような略V字形状のものであってもよい。略V字形状の場合は、フォトセンサの光を通過させる孔部38bをセンサ1に対応して略中央部に設けてあり、また用紙給送経路用ガイド部35cの略最上部分には、その1つの先端部38aに対して遊嵌する孔部35c1 としては1つ形成してあればよい。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、給紙部と排紙部を画像形成部に対して同一側に設けて記録用紙を往復動作させる構成のプリンタ装置において、記録用紙の送駆動源を用いることなく、記録用紙の給送状態を検出することができ、給紙時と排紙時とで記録用紙の搬送経路を切り替えることが可能となり、プリンタ装置の構成を簡単化し小型化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のプリンタ装置における給紙開始前の状態を示す側断面図。
【図2】インクリボンの構成を示す平面図。
【図3】プリンタ装置における用紙取り出し状態を示す側断面図。
【図4】プリンタ装置におけるU字パスへの用紙給送終了後の印刷を開始する状態を示す側断面図。
【図5】プリンタ装置における印刷状態及び用紙排出状態を示す側断面図。
【図6】図1における、用紙給送経路及び用紙排出経路を形成する部材,及びこれらの経路の切り替えを行うための用紙ガイド部材の配置関係を示す斜視図。
【図7】用紙ガイド部材38と用紙給送経路用ガイド部35cに形成された孔部35c1 ,35c2 ,35c1 との配置関係を示す平面図。
【図8】用紙ガイド部材の一実施の形態を示す斜視図。
【図9】用紙ガイド部材の他の実施の形態を示す斜視図。
【図10】プリンタ装置の外観を示す斜視図。
【図11】プリンタ装置本体を分解して示す斜視図。
【符号の説明】
10…インクリボンカセット
20…プリンタ装置本体
30…給紙カセット(用紙保持部)
33…記録用紙
34…紙取り出し用ローラ
35c…用紙給送経路用ガイド部
35c1 …用紙ガイド部材先端部の係入孔
38…用紙ガイド部材
38a…用紙ガイド部材の先端部
65a及び65b…フォトセンサ
220…メインボード
236…プラテンローラ
237…紙送り用ローラ
238…ピンチローラ
241a…サーマルヘッド部
Claims (8)
- 用紙上に画像を形成する画像形成部と、
用紙を保持すると共に第1の方向にこの用紙を送出して前記画像形成部に給送する用紙保持部と、
前記画像形成部において画像が形成された用紙を前記第1の方向とは逆の第2の方向に送出して装置外部側に排出するための用紙排出経路と、
前記用紙保持部から前記画像形成部に用紙を給送する用紙給送経路と前記用紙排出経路との合流部に向けて延出して配置された弾性を有する自由端部を有し、当該自由端部は、前記用紙が前記用紙保持部から前記画像形成部に給送される際に当該用紙がその弾性に抗して前記第1の方向に向けて給送可能となるように当該用紙の前記画像形成部に向けての給送経路を確保するよう変形自在となると共に、当該用紙が前記画像形成部から前記第2の方向に向けて排出される際には、当該用紙の排出を妨げないよう当該自由端部の先端部が前記用紙排出経路から外れる位置に配置され当該用紙を前記用紙排出経路に導く用紙ガイド部材と、
を有し、
前記用紙ガイド部材は、
前記自由端部において、前記用紙給送経路と前記用紙排出経路との合流部であって給送される前記用紙を挟む位置に配置され当該用紙の給送状態を検出するための発光素子および受光素子を有するフォトセンサにおける当該発光素子から当該受光素子への発光光を妨げない部分が形成され、
さらに、前記自由端部は、略V字形状を呈すると共に前記発光素子から前記受光素子への発光光を妨げない部分としての機能を果たす当該略V字形状部に形成した孔部を有し、または、略W字形状を呈すると共に前記発光素子から前記受光素子への発光光を妨げない部分としての機能を果たす当該略W字形状部に形成した切り欠き部を有する
ことを特徴とするプリンタ装置。 - 記録用紙を収納する記録用紙収納部と、
複数色のインクが塗布されたインクシートを収納するインクカセットと、
前記記録用紙に画像をプリントする記録部と、
前記記録用紙収納部に収納された前記記録用紙を1枚ずつ分離して前記記録部に供給する給紙部と、
前記記録部に供給された前記記録用紙を搬送する搬送手段と、
前記記録用紙収納部の上部に設けられ前記記録部においてプリントされた記録用紙が排出積層される排紙部と、
前記記録用紙の走行経路を前記給紙部から前記排紙部に切り替える切り替え部材と、
前記搬送手段より前記排紙部側に位置し、前記記録用紙の走行方向と略垂直方向でかつ前記記録用紙の走行面に対してその自由端部の先端部が走行面より離れるような形状を有する記録用紙ガイド部材と、
を有し、
前記用紙ガイド部材は、前記自由端部において、給送される前記記録用紙を挟む位置に配置され当該用紙の給送状態を検出するための発光素子および受光素子を有するフォトセンサにおける当該発光素子から当該受光素子への発光光を妨げない部分が形成され、
さらに、前記自由端部は、略V字形状を呈すると共に前記発光素子から前記受光素子への発光光を妨げない部分としての機能を果たす当該略V字形状部に形成した孔部を有し、または、略W字形状を呈すると共に前記発光素子から前記受光素子への発光光を妨げない部分としての機能を果たす当該略W字形状部に形成した切り欠き部を有する
ことを特徴とするプリンタ装置。 - 前記用紙ガイド部材は、前記用紙排出経路または前記用紙給送経路に固定された弾性部材であることを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ装置。
- 前記用紙ガイド部材は、前記用紙排出経路または前記用紙給送経路にその一端部が回転自在に固定された剛性部材であることを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ装置。
- 前記剛性部材はバネ性を有する部材が接続されていることを特徴とする請求項4に記載のプリンタ装置。
- 前記用紙ガイド部材は、前記用紙給送経路内を斜めに横断するよう設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ装置。
- 前記フォトセンサは、給紙開始前の状態において前記発光素子からの光が前記用紙ガイド部材に設けられた、前記発光素子から前記受光素子への発光光を妨げない部分を通り前記受光素子において受光されるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のプリンタ装置。
- 前記用紙ガイド部材の略V字形状または略W字形状の少なくとも先端部分は前記用紙排出経路内には位置しないことを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ装置。
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