JPH1191940A - 回転テーブル駆動装置および駆動方法 - Google Patents

回転テーブル駆動装置および駆動方法

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JPH1191940A
JPH1191940A JP25886697A JP25886697A JPH1191940A JP H1191940 A JPH1191940 A JP H1191940A JP 25886697 A JP25886697 A JP 25886697A JP 25886697 A JP25886697 A JP 25886697A JP H1191940 A JPH1191940 A JP H1191940A
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JP
Japan
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rotary table
chain
rotary
driving
driving device
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JP25886697A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Akiyama
寛 秋山
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置自体の移設が容易であるとともに、故障
時などにおける保全作業も容易で、かつ駆動機構を複数
必要としないようにする。 【解決手段】 ワークを載せた回転テーブル3の外周部
にチェーン19を装着し、このチェーン19に噛み合う
スプロケット23を備えた駆動機構21を回転テーブル
3の側方に配置する。回転テーブル3の外周には環状の
フランジ51が設けられるとともに、このフランジ51
は駆動機構21側に設けた一対のローラ55によって挟
持され、これにより回転テールブル3と駆動機構21と
の上下方向の相対移動が規制されている。駆動機構21
は、上下のスライドユニット35,45により支持体2
9に対し、上下動可能であるとともに、上下のスプリン
グ39,49により弾性的に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばワークを
載せた状態で回転して所定位置に搬送するためなどに使
用される回転テーブル駆動装置および駆動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来回転テーブルを回転させる駆動装置
としては、例えば図5に断面図として示すようなものが
ある(特開平6−329246号公報参照)。ここにお
ける回転テーブル101は、石材切断機や石材研磨機な
どの石材加工機械の回転定盤として使用するもので、上
面には加工物である石材103が載置されている。
【0003】回転テーブル101は、中心部がラジアル
ベアリング105によって回転可能に軸支されるととも
に、下面に設けた環状のレール107の部分を、円周方
向等間隔に複数(ここでは6個)設けられたローラ10
9によって支持されている。各ローラ109は、それぞ
れ個別に設けられた電動モータなどの駆動機構111に
よって回転し、接触するレール107との間の摩擦力に
よって回転テーブル101を回転させる。
【0004】上記したローラ109および駆動機構11
1などからなる回転テーブル駆動装置は、ラジアルベア
リング105とともに、床面に形成した堀込み113内
に収容されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た回転テーブル駆動装置は、床面に堀込み113を形成
する必要があるばかりでなく、複数のローラ109によ
って回転テーブル101を支持する必要があることか
ら、設置面を平坦に整備するなどの基礎工事が不可欠で
あり、したがってこの装置の移設を行うような場合に
は、大がかりな作業が必要となる。また、上記回転テー
ブル駆動装置は、回転テーブル101の下側に設置して
あるので、例え掘込み113が形成されていない場合で
あっても、故障時などにおける保全作業に手間がかかる
上、駆動機構111を複数使用していることからコスト
アップを招く。
【0006】そこで、この発明は、装置自体の移設が容
易であるとともに、故障時などにおける保全作業も容易
で、かつ駆動機構を複数必要としないようにすることを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、周囲側面に回転駆動力伝達手段
を備えた円盤状の回転テーブルを、水平状態にて回転可
能に設置し、この回転テーブルの側方に、前記回転駆動
力伝達手段に連結されて前記回転テーブルを回転させる
回転駆動連結部を備えた駆動機構を設置した構成として
ある。
【0008】このような構成の回転テーブル駆動装置に
よれば、回転テーブルの側方に配置した駆動機構を駆動
することで、その駆動力は回転駆動連結部から回転テー
ブルの周囲側面に設けた回転駆動力伝達手段に伝達さ
れ、これにより回転テーブルが回転する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
において、駆動機構と回転テーブルとの間に、これら両
者間の相対的上下動を規制する上下動規制手段を設ける
とともに、前記駆動機構は、この駆動機構を支持する支
持体に対し、上下動可能に弾性的に支持されている。
【0010】上記構成によれば、回転テーブルが回転中
に上下動しても、回転テーブルに上下動規制手段によっ
て連結されている駆動機構は、回転テーブルとともに支
持体に対し弾性的に支持されつつ上下動し、回転テーブ
ルの上下動を吸収する。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の発明の構成
において、支持体は、駆動機構の上下両側にそれぞれ配
置される上支持部及び下支持部をそれぞれ備え、前記駆
動機構は、上下両端が前記上下の支持部に対しスプリン
グを介して支持されるとともに、側部が前記支持体に対
して上下方向にスライド移動可能に支持されている。
【0012】上記構成によれば、駆動機構は、回転テー
ブルの上下動に伴って、支持体に対し上下にスライド移
動するとともに、上下の支持部に設けたスプリングを撓
ませることで、前記回転テーブルの上下動を吸収する。
【0013】請求項4の発明は、請求項2の発明の構成
において、上下動規制手段は、回転テーブルの周囲に設
けた環状のフランジと、このフランジを上下から挟持し
てフランジ上を転動する一対のローラとで構成されてい
る。
【0014】上記構成によれば、回転テーブルの回転に
より、駆動機構側に設けたローラが回転テーブル側のフ
ランジを上下から挟持しつつ転動し、これにより回転テ
ーブルと駆動機構との上下相対移動を規制する。
【0015】請求項5の発明は、請求項2または3の発
明の構成において、支持体は、回転駆動連結部を回転テ
ーブルの回転駆動力伝達手段に押付けるように、前記回
転テーブルに向けて弾性的に押圧されている。
【0016】上記構成によれば、回転駆動連結部が回転
駆動力伝達手段に押し付けられ、これにより、これら両
者の連結が確実となる。
【0017】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かの発明の構成において、回転駆動力伝達手段は、回転
テーブルの全周にわたり固定されたチェーンであり、回
転駆動連結部は、前記チェーンに噛み合うスプロケット
である。
【0018】上記構成によれば、駆動機構のチェーンが
回転テーブルのスプロケットに噛み合うことで、駆動機
構の駆動力が回転テーブルに伝達されて回転テーブルが
回転する。
【0019】請求項7の発明は、請求項6の発明の構成
において、チェーンは、アタッチメントを介して回転テ
ーブルに装着され、前記アタッチメントは、前記回転テ
ーブルの周囲側面に、前記チェーンの延長方向と直交す
る上下方向に延長して固定配置されるベース部と、この
ベース部上を前記チェーンの上下両側からチェーンに対
して接近離反する方向に移動可能で、前記チェーンを挟
持固定する一対の固定用治具とを備えている。
【0020】上記構成によれば、一対の固定用治具を、
上下両側からチェーンに接近させることでチェーンが挟
持固定され、固定されたチェーンを外すときは、一対の
固定用治具を相互に離反する方向に移動させる。
【0021】請求項8の発明は、請求項7の発明の構成
において、ベース部上に回転可能にピニオンが設けら
れ、一対の固定用治具は、前記ピニオンに対し相互に対
向するチェーンの延長方向両側から噛み合うラック部を
それぞれ備えるとともに、一方のものに設けた貫通孔か
ら挿入されたボルトが他方のものに設けたねじ穴に螺合
し、前記ボルトの回転動作によって相互に接近離反する
方向に移動可能である。
【0022】上記構成によれば、一対の固定用治具は、
ボルトの回転動作により、ラック部がピニオンに噛み合
いつつ、チェーンに対し接近してチェーンを上下両側か
ら挟持固定し、逆にチェーンから離反する方向に移動す
ることで、チェーンに対する固定が解除される。
【0023】請求項9の発明は、請求項7の発明の構成
において、一対の固定用治具は、チェーンを挟持する面
に、チェーンの形状と同形状のチェーン固定凹部が設け
られている。
【0024】上記構成によれば、一対の固定用治具でチ
ェーンを挟持する際に、チェーンは、チェーン固定凹部
に嵌入されて、固定用治具に対するずれが回避される。
【0025】請求項10の発明は、周囲側面に回転駆動
力伝達手段を備えて水平状態に設置された回転テーブル
を、その側方に配置した駆動機構の回転駆動連結部を前
記回転駆動力伝達手段に連結して前記駆動機構の動作に
より回転させる。
【0026】上記駆動方法によれば、回転テーブルの側
方に配置した駆動機構により、回転テーブルを回転駆動
するようにしてあるので、回転テーブルをその下方に設
けた駆動機構により回転支持するものに比べ、設置面を
平坦に整備するなどの基礎工事が不要である上、故障時
などにおける保全作業も容易で、駆動機構も一つで済
む。
【0027】
【発明の効果】請求項1または10の発明によれば、回
転テーブルの側方に配置した駆動機構により、回転テー
ブルを回転駆動するようにしたので、回転テーブルをそ
の下方に設けた駆動機構により回転支持するものに比
べ、設置面を平坦に整備するなどの基礎工事が不要であ
ることから装置の移設が容易にできる上、故障時などに
おける保全作業も容易であり、駆動機構も一つで済みコ
スト低下を図ることができる。
【0028】請求項2の発明によれば、駆動機構と回転
テーブルとの相対的上下動を上下動規制手段によって規
制するとともに、駆動機構を、支持体によって上下動可
能に弾性的に支持するようにしたので、回転テーブルが
設置面の状況などにより回転中に上下動しても、駆動機
構は、回転テーブルとともに支持体に対して弾性的に上
下動し、回転テーブルの回転駆動力伝達手段と駆動機構
の回転駆動連結部との連結状態を所望に維持しつつ、回
転テーブルの上下動を吸収することができる。
【0029】請求項3の発明によれば、駆動機構は、回
転テーブルの上下動に伴って、支持体に対し上下にスラ
イド移動するとともに、上下の支持部に設けたスプリン
グによって弾性的に支持されるようにしたので、回転テ
ーブルの上下動吸収を効率よく行うことができる。
【0030】請求項4の発明によれば、回転テーブルの
回転により、駆動機構側に設けたローラが回転テーブル
側のフランジを上下から挟持しつつ転動するようにした
ので、回転状態の回転テーブルと固定状態の駆動機構と
の上下相対移動の規制を確実に行うことができる。
【0031】請求項5の発明によれば、支持体を回転テ
ーブル側に向けて弾性的に押圧することで、回転駆動連
結部が回転駆動力伝達手段に押し付けられるので、これ
ら両者の連結を確実なものとすることができる。
【0032】請求項6の発明によれば、駆動機構のチェ
ーンが回転テーブルのスプロケットに噛み合うことで、
駆動機構の駆動力を回転テーブル側に確実に伝達するこ
とができる。
【0033】請求項7の発明によれば、一対の固定用治
具を、上下両側からチェーンに接近させることでチェー
ンが挟持固定され、固定されたチェーンを外すときは、
一対の固定用治具を相互に離反する方向に移動させれば
よく、チェーンの着脱作業を容易に行うことができる。
【0034】請求項8の発明によれば、一対の固定用治
具は、それぞれのラック部がピニオンに噛み合いつつ相
互に接近してチェーンを挟持固定するので、回転テーブ
ルに対するチェーンの上下方向の固定位置を一定にする
ことができる。
【0035】請求項9の発明によれば、チェーンは、一
対の固定用治具で挟持固定される際に、チェーン固定凹
部に嵌入されるので、固定用治具に対するずれが回避さ
れ、固定用治具による挟持固定動作を確実に行うことが
できる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0037】図1は、この発明の実施の一形態を示す回
転テーブル駆動装置1を備えた自動車製造ラインの一部
を平面図として示したものである。円盤状に形成された
回転テーブル3は、円周方向等間隔に、外周側に8個、
内周側の開口3a付近に6個それぞれ設けられたローラ
4に支持されて水平状態にて回転可能であり、上面にて
円周方向等間隔に設けられた6つのパレット5に、ワー
クがそれぞれ配置されるとともに、このワークを組み付
ける自動車7の搬送ライン9の側方に配置されている。
上記ローラ4は、図1の拡大されたA矢視図である図2
に示すように、回転テーブル3の下面に形成した環状の
凹部3b内を転動しつつ、回転テーブル3を支持する。
【0038】作業者11は、サブ台13に設けられた操
作ボックス15を操作することで、回転テーブル3の回
転停止を行い、回転テーブル3のパレット5に載置され
た使用するワークを、取出口17から取り出してサブ台
13にて所定の作業を行う。
【0039】回転テーブル3の外周部には、全周にわた
り回転駆動力伝達手段としてのチェーン19が装着さ
れ、このチェーン19には、回転テーブル3の側方に配
置される駆動機構21側の回転駆動連結部としてのスプ
ロケット23が噛み合っている。スプロケット23は、
その上方に配置されたドライブモータ25に駆動軸27
を介して連結されている。
【0040】上記ドライブモータ25及びスプロケット
23からなる駆動機構21は、支持体29に支持されて
いる。支持体29は、上下に伸びる主部29aの上下両
端に、上支持アーム部29b及び下支持アーム部29c
が、回転テーブル3側に向けて突出してそれぞれ設けら
れている。主部29aの上下方向ほぼ中央には、支持ブ
ラケット31がドライブモータ25に向けて突出して設
けられ、この支持ブラケット31と上支持部を構成する
上支持アーム部29bとの間には、上下方向に延長され
る上部ガイドレール33が設けられている。
【0041】上部カイドレール33には、ドライブモー
タ25がスライドユニット35を介して上下方向にスラ
イド移動可能に設けられている。ドライブモータ25の
スライドユニット35の近傍には、L字形状の保持具3
7がドライブモータ25の上方に位置するように設けら
れ、この保持具37と上支持アーム部29bとの間に
は、ドライブモータ25を下方に押圧する上部スプリン
グ39が介装されている。
【0042】一方、下支持アーム部29cの先端には、
上下方向に向けて下部ガイドレール41が設けられ、下
部ガイドレール41には、駆動軸27の先端(下端)
に、軸方向の移動は規制された状態で、駆動軸27に対
して回転可能に設けた大径部43が、スライドユニット
45を介して上下方向にスライド移動可能に設けられて
いる。下支持アーム部29cの下面には、下支持部とし
ての底板47が装着されており、この底板47は下支持
アーム部29cよりも回転テーブル3側に突出して形成
され、この突出部分と駆動軸27の大径部43との間に
は、駆動軸27を上方に押圧する下部スプリング49が
介装されている。
【0043】すなわち、上記ドライブモータ25とスプ
ロケット23を備えた駆動機構21は、上下のガイドレ
ール33,41に対し上下方向にスライド移動可能であ
るとともに、上下のスプリング39,49により弾性的
に支持されることになる。
【0044】回転テーブル3の外周部におけるチェーン
19より下部側には、フランジ51が全周にわたり設け
られている。一方、上記大径部43の回転テーブル3側
には、ローラ保持具53が取り付けられ、このローラ保
持具53に保持された上下一対のローラ55が、前記フ
ランジ51を上下から挟持するように、かつフランジ5
1上を転動可能に配置されている。上記フランジ51と
ローラ55とで上下動規制手段を構成している。
【0045】底板47上に固定された支持体29は、ベ
ース板57上にて図2中で左右方向に延長されるガイド
レール59に対し、スライドユニット61を介してスラ
イド移動可能に設置されている。ベース板57上におけ
る支持体29の後方側には、スプリング支持受け63が
立設され、このスプリング支持受け63と支持体29と
の間には、支持体29を回転テーブル3側に押圧するス
プリング65が介装されている。
【0046】チェーン19は、回転テーブル3に対する
取付状態を図3に斜視図として示すように、アタッチメ
ント67を介して取り付けられている。このアタッチメ
ント67は、回転テーブル3の外周面に、その円周方向
に沿って所定の間隔を置いて6カ所設けられており、チ
ェーン19の延長方向と直交する上下方向に延長される
ベース部69と、ベース部69の表面に形成したガイド
レール部69a上を、チェーン19に対して接近離反す
るよう上下方向に移動可能に設けられる一対の固定用治
具71とを備えている。
【0047】ベース部69は、チェーン19に対して上
下に対称となるよう配置されており、上下両端の両側部
に設けられた取付部73にはチェーン19の延長方向に
長い長孔73aが形成され、この長孔73aに回転テー
ブル3に設けられたスタッドボルト75が挿入されて図
示しないナットの締結により固定される。また、ベース
部69の上下方向中央位置で、かつ幅方向中央位置に
は、ピニオン77が回転可能に設けられている。
【0048】一方、一対の固定用治具71は、ベース部
69のガイドレール部69aに対してスライド移動する
スライド部79と、スライド部79のチェーン19側の
端部から垂直に屈曲するチェーン押さえ部81と、スラ
イド部79のチェーン19側の端部の一方の側部側か
ら、対向するチェーン押さえ部81に向けて突出するラ
ック部83とを備えている。この各ラック部83の相互
に対向する部位に形成された歯部83aが、ベース部6
9に設けた前記ピニオン77に噛み合っている。
【0049】チェーン押さえ部81は、チェーン19を
押さえる面に、チェーン19の形状と同形状のチェーン
固定凹部81aが形成され、このチェーン固定凹部81
aにチェーン19を嵌入させてチェーン19を挟持固定
する。
【0050】上記一対の固定用治具71は、図4に正面
断面図として示すように、上部側の固定用治具71のス
ライド部79の端面から、貫通孔としてのボルト挿入孔
79aに挿入されたボルト85が、下部側の固定用治具
71のラック部83の端面に形成されたねじ穴83bに
ねじ込まれている。つまり、上記ボルト85を回転させ
ることで、一対の固定用治具71は、ピニオン77を中
心として相互に接近離反する方向に移動する。
【0051】上記した回転テーブル駆動装置1は、作業
者11が操作ボックス15を操作することで、ドライブ
モータ25が駆動してスプロケット23が回転し、これ
に伴いスプロケット23に連結されたチェーン19を備
えた回転テーブル3が回転し、ワークが載置された所定
のパレット5が取出口17に達したところで回転テーブ
ル3の回転が停止する。
【0052】この回転時での回転テーブル3は、フラン
ジ51がローラ55によって上下から押さえられて駆動
機構21に対して上下方向の相対移動が規制され、かつ
駆動機構21はスライドユニット35,45によって上
下にスライド移動可能であるとともに、上下のスプリン
グ39,49によって弾性的に支持されているので、回
転テーブル3に上下動があっても、この上下動はこれら
の機構によって吸収されてチェーン19とスプロケット
23との外れは回避され、駆動機構21の回転駆動力は
回転テーブル3に円滑に伝達される。
【0053】このように、回転テーブル3に上下動があ
っても駆動機構21の動力が回転テーブル3に支障なく
伝達されるので、回転テーブル3の設置面を平坦に整備
するなどの基礎工事が不要であり、本装置の移設は容易
なものとなる。上記駆動機構21を支持している支持体
29が、スプリング65によって回転テーブル3側に押
圧されているので、スプロケット23は、チェーン19
に押し付けられてチェーン19との噛み合いが確実に保
持されることになる。
【0054】また、上記駆動機構21は、回転テーブル
3の側方に設置されているので、故障時などにおける保
全作業が容易である上、駆動機構21は1台で済むの
で、複数必要な従来のものに比べコスト低下も達成され
る。
【0055】さらに、上記チェーン19の装着作業時に
は、ボルト85を回転させることで、ベース部69の中
央部に設けたピニオン77を中心として一対の固定用治
具71が相互に接近し、これにより常に一定の位置にて
チェーン19を挟持固定することが可能となる。チェー
ン19を外す際にも、上記ボルト85を緩めるだけでよ
く、このためチェーン19の交換作業は極めて簡素化さ
れたものとなる。
【0056】固定用治具71のチェーン押さえ部81
は、チェーン固定凹部81aにチェーン19を入り込ま
せた状態でチェーン19を挟持固定するので、スプロケ
ット23の駆動力がチェーン19に伝達されても、チェ
ーン19は、固定用治具71に対して滑ることはなく、
固定用治具71の挟持固定動作が確実になされる。
【0057】また、アタッチメント67は、回転テーブ
ル3に対する取付部73に長孔73aが形成されている
ので、チェーン19に対しその長手方向に向けて位置調
整でき、これにより、複数のアタッチメント67それぞ
れのチェーン固定凹部81aにチェーン19を整合させ
ることが可能となる。
【0058】なお、上記実施の形態では、回転テーブル
3の外周にチェーン19を装着し、その側方に駆動機構
21を配置する構成としたが、回転テーブル3における
中央の開口3aの内周面にチェーンを装着し、このチェ
ーンにスプロケットが噛み合うように駆動機構などを開
口3a内に配置する構成としてもよい。この場合、駆動
機構が開口3a内に配置されて回転テーブル3の外周側
の側方には配置しないので、回転テーブル3の外周側の
スペースを有効利用することが可能となる。また、チェ
ーン19とスプロケット23との連結機構に限らず、例
えば歯車による連結機構を用いてもよい。さらに、上記
した回転テーブル駆動装置1は、自動車の製造ラインに
限って使用されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す回転テーブル駆
動装置を含む自動車製造ラインの一部を示す平面図であ
る。
【図2】図1の拡大されたA矢視図である。
【図3】図1の回転テーブルに装着されるチェーンの取
付状態を示す斜視図である。
【図4】図3のチェーン取付用アタッチメントの正面断
面図である。
【図5】従来例を示す回転テーブル駆動装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 回転テーブル駆動装置 3 回転テーブル 19 チェーン(回転駆動力伝達手段) 21 駆動機構 23 スプロケット(回転駆動連結部) 29 支持体 29b 上支持アーム部(上支持部) 39,49 スプリング 47 底板(下支持部) 51 フランジ(上下動規制手段) 55 ローラ(上下動規制手段) 67 アタッチメント 69 ベース部 71 固定用治具 77 ピニオン 79a ボルト挿入孔(貫通孔) 81a チェーン固定凹部 83 ラック部 83b ねじ穴 85 ボルト

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲側面に回転駆動力伝達手段を備えた
    円盤状の回転テーブルを、水平状態にて回転可能に設置
    し、この回転テーブルの側方に、前記回転駆動力伝達手
    段に連結されて前記回転テーブルを回転させる回転駆動
    連結部を備えた駆動機構を設置したことを特徴とする回
    転テーブル駆動装置。
  2. 【請求項2】 駆動機構と回転テーブルとの間に、これ
    ら両者間の相対的上下動を規制する上下動規制手段を設
    けるとともに、前記駆動機構は、この駆動機構を支持す
    る支持体に対し、上下動可能に弾性的に支持されている
    ことを特徴とする請求項1記載の回転テーブル駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 支持体は、駆動機構の上下両側にそれぞ
    れ配置される上支持部及び下支持部をそれぞれ備え、前
    記駆動機構は、上下両端が前記上下の支持部に対しスプ
    リングを介して支持されるとともに、側部が前記支持体
    に対して上下方向にスライド移動可能に支持されている
    ことを特徴とする請求項2記載の回転テーブル駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 上下動規制手段は、回転テーブルの周囲
    に設けた環状のフランジと、このフランジを上下から挟
    持してフランジ上を転動する一対のローラとで構成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の回転テーブル駆
    動装置。
  5. 【請求項5】 支持体は、回転駆動連結部を回転テーブ
    ルの回転駆動力伝達手段に押付けるように、前記回転テ
    ーブルに向けて弾性的に押圧されていることを特徴とす
    る請求項2または3記載の回転テーブル駆動装置。
  6. 【請求項6】 回転駆動力伝達手段は、回転テーブルの
    全周にわたり固定されたチェーンであり、回転駆動連結
    部は、前記チェーンに噛み合うスプロケットであること
    を特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の回転テー
    ブル駆動装置。
  7. 【請求項7】 チェーンは、アタッチメントを介して回
    転テーブルに装着され、前記アタッチメントは、前記回
    転テーブルの周囲側面に、前記チェーンの延長方向と直
    交する上下方向に延長して固定配置されるベース部と、
    このベース部上を前記チェーンの上下両側からチェーン
    に対して接近離反する方向に移動可能で、前記チェーン
    を挟持固定する一対の固定用治具とを備えていることを
    特徴とする請求項6記載の回転テーブル駆動装置。
  8. 【請求項8】 ベース部上に回転可能にピニオンが設け
    られ、一対の固定用治具は、前記ピニオンに対し相互に
    対向するチェーンの延長方向両側から噛み合うラック部
    をそれぞれ備えるとともに、一方のものに設けた貫通孔
    から挿入されたボルトが他方のものに設けたねじ穴に螺
    合し、前記ボルトの回転動作によって相互に接近離反す
    る方向に移動可能であることを特徴とする請求項7記載
    の回転テーブル駆動装置。
  9. 【請求項9】 一対の固定用治具は、チェーンを挟持す
    る面に、チェーンの形状と同形状のチェーン固定凹部が
    設けられていることを特徴とする請求項7記載の回転テ
    ーブル駆動装置。
  10. 【請求項10】 周囲側面に回転駆動力伝達手段を備え
    て水平状態に設置された回転テーブルを、その側方に配
    置した駆動機構の回転駆動連結部を前記回転駆動力伝達
    手段に連結して前記駆動機構の動作により回転させるこ
    とを特徴とする回転テーブル駆動方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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