JPH1190979A - 曲形ホースの製造方法 - Google Patents

曲形ホースの製造方法

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JPH1190979A
JPH1190979A JP27347897A JP27347897A JPH1190979A JP H1190979 A JPH1190979 A JP H1190979A JP 27347897 A JP27347897 A JP 27347897A JP 27347897 A JP27347897 A JP 27347897A JP H1190979 A JPH1190979 A JP H1190979A
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JP
Japan
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mandrel
shape
hose
unvulcanized rubber
rubber hose
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JP27347897A
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Riichi Koizumi
利一 小泉
Takahiro Nitano
貴弘 仁田野
Toshikatsu Tone
俊克 刀根
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/02Bending or folding
    • B29C53/08Bending or folding of tubes or other profiled members
    • B29C53/083Bending or folding of tubes or other profiled members bending longitudinally, i.e. modifying the curvature of the tube axis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2021/00Use of unspecified rubbers as moulding material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2105/00Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
    • B29K2105/24Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped crosslinked or vulcanised

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】未加硫ゴムホースを所定の曲がり形状の成形溝
部を有する外型に嵌込セットして対応する形状に変形さ
せ、その変形形状を保持した状態で加硫することにより
曲形ホースを製造するに際し、未加硫ゴムホースが曲が
り部において座屈したり断面形状が扁平形状となるのを
防止する。また加硫のための作業を容易なものとする。 【解決手段】アルミニウム細線材18をスパイラル状に
巻いて円筒形となし、それ自身外力で塑性変形するとと
もに変形後の形状を保つ保形性を具備した金属筒部14
を有し、且つ全体としても塑性変形性及び保形性を有す
るマンドレル10を、直管状に成形した未加硫ゴムホー
ス20の内部に挿通した後、未加硫ゴムホース20をマ
ンドレル10装着状態で曲げ変形させつつ外型22の成
形溝部24に沿って嵌込セットする。その後外型22に
よる拘束状態の下で加硫処理を行い、しかる後加硫後の
曲形ホース26からマンドレル10を抜き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は曲がり形状部を有
する曲形ホースの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、所定の曲がり形状部を有する曲形ホースの製造方法
として、押出成形などにより直管状となした(補強層や
樹脂層があっても良いが特にゴムをベースとした)完全
未加硫ゴムホース(以下では完全未加硫ゴムホース及び
半加硫ゴムホースを総称して未加硫ゴムホースとする)
の中空内部に鉄製の丸棒状且つ所定の曲がり形状に変形
させたマンドレルを挿入して、未加硫ゴムホースをマン
ドレルに添った形状に変形させ、その形状に保持した状
態で未加硫ゴムホースを加熱加硫処理する方法が一般に
用いられていた。
【0003】図8はこれを具体的に示したものである。
同図において200はマンドレルであって、所定の曲が
り形状に変形させてある。この方法の場合、一般にマン
ドレル200の表面に離型剤を塗布しておいて(I)、
直管状の未加硫ゴムホース202を曲げ変形させつつそ
の内部にマンドレル200を挿入し(II)、その状態で
未加硫ゴムホース202及びマンドレル200を共に加
熱して未加硫ゴムホース202を加硫処理する(III)。
その後マンドレル200を加硫後の曲形ホース204か
ら抜き取り(IV)、マンドレル200や製品ホース(曲
形ホース)204内面に残った離型剤を洗浄し、除去す
る((V),(VI))。
【0004】しかしながらこの様なマンドレル200を
用いた従来の製造方法の場合、マンドレル200と未加
硫ゴムホース202又は加硫後の曲形ホース204との
間の摩擦力、特に曲がり部における大きな抵抗力のため
に、未加硫ゴムホース202内部にマンドレル200を
挿入する作業,加硫後においてマンドレル200を曲形
ホース204から抜き取る作業の際に強い力でこれを行
わなければならず、同作業が大変困難な作業となってい
た。
【0005】そこで近年、図9に示しているように所定
の曲がり形状の成形溝部206を有する外型208を用
い、その外型208の成形溝部206に沿って直管状の
未加硫ゴムホース202を径方向に嵌込セットし、その
状態で加硫処理を施して曲形ホースを得る方法が考えら
れている。
【0006】この製造方法によれば、比較的弱い力で直
管状の未加硫ゴムホース202を外型208に嵌込セッ
トできるとともに、加硫後においても曲形ホースを外型
208から取り出すことができ、作業が容易となる利点
がある。
【0007】加えてこの製造方法の場合、マンドレルを
用いないことから離型剤の塗布が特に必要でなく、従っ
て加硫後において離型剤の洗浄除去工程を不要化できる
のみならず、離型剤やそれを除去するための洗剤が廃液
中に入ってしまって水質向上のための水処理が大変にな
るといった問題を回避できる利点が得られる。
【0008】しかしながら一方においてこの製造方法の
場合、マンドレルを用いないことから、即ち内面からの
形状規制を行わないことから、図9(B)に拡大して示
しているように曲がり部においてホースが座屈を起こし
たり或いは断面形状が扁平化してしまうといった固有の
問題を生ずる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこの様な課
題を解決するためになされたものである。而して請求項
1の曲形ホースの製造方法は、金属細線材をスパイラル
状に巻いて円筒形となし、それ自身外力で塑性変形する
とともに変形後の形状を保つ保形性を具備した金属筒部
を有し、且つ全体としても塑性変形性及び保形性を有す
るマンドレルを、直管状に成形した未加硫ゴムホースの
内部に挿通した後、該未加硫ゴムホースを該マンドレル
装着状態で曲げ変形させつつ、所定の曲り形状の成形溝
部を有する外型の該成形溝部に沿って嵌込セットし、該
外型による拘束状態の下で若しくは外型を外した状態の
下で加硫処理を行い、しかる後加硫ホースから該マンド
レルを抜き取って所定の曲り形状部を有する曲形ホース
を得ることを特徴とする。
【0010】請求項2の曲形ホースの製造方法は、請求
項1において、前記金属細線材がアルミニウム細線材で
あることを特徴とする。
【0011】請求項3の曲形ホースの製造方法は、請求
項1,2の何れかにおいて、前記金属細線材の線径が1
〜5mmであることを特徴とする。
【0012】請求項4の曲形ホースの製造方法は、請求
項1〜3の何れかにおいて、前記マンドレルの金属筒部
が、前記金属細線材を複数本引き揃えた状態で2条,3
条ごと等複数条にスパイラル巻きして形成してあること
を特徴とする。
【0013】請求項5の曲形ホースの製造方法は、請求
項1〜4の何れかにおいて、前記金属細線材を、可撓性
を有し且つ前記金属筒部の保形性を失わせない断面円形
の芯体の外周面に巻き付けて前記マンドレルを構成して
あることを特徴とする。
【0014】請求項6の曲形ホースの製造方法は、請求
項1〜5の何れかにおいて、前記金属筒部の外周面を被
覆材で被覆し、前記マンドレルの外周面を該被覆層によ
って平滑面となしてあることを特徴とする。
【0015】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の製造方
法は、塑性変形性及び保形性を有するマンドレルを直管
状の未加硫ゴムホースの内部に挿通した後、それらを曲
げ変形させつつ外型の成形溝部に沿って嵌込セットし、
その外型による拘束状態の下で若しくは外型を外した状
態の下で加硫処理を行い、製品ホースに所定の曲り形状
を付与するもので、この製造方法によれば、マンドレル
を長手方向にストレート形状とした状態でこれを長手方
向に直管状を成す未加硫ゴムホースの内部に挿入できる
ことから、その際に大きな抵抗力を生ぜしめることなく
容易にマンドレルを未加硫ゴムホース内部に挿入作業す
ることができる。そしてその後それらを外枠にセットす
ることで所望の曲り形状となすことができる。
【0016】本発明ではその状態、つまり外型に未加硫
ゴムホース及びマンドレルをセットした状態で加硫する
こともできるし、或いはまた外型を外した状態で加硫処
理することもできる。そのようにしてもマンドレルが保
形性を有しているため、所望の曲り形状を保ったまま加
硫処理を行うことができる。
【0017】その後においてマンドレルを製品ホース、
つまり曲形ホースから抜き取る際、製品ホースの弾性変
形性及びマンドレルの塑性変形性に基づいてマンドレル
を曲形ホースから容易に抜き取ることができる。
【0018】尚、上記マンドレルとして図10の比較例
図に示しているように径方向に弾性反発力ないし所定の
剛性力を有するマンドレル210を用いることも考えら
れる。この場合においても上記図9(B)に示すような
曲り部分の座屈ないし断面形状の扁平化を防ぐことが可
能と考えられる。
【0019】しかしながらこのように径方向に弾性反発
力ないし剛性力を有するマンドレル210を用いた場
合、マンドレル210が原形状に戻ろうとするときの剛
性力や弾性反発力によって、未加硫ゴムホースの曲り部
内面が外型に対して内面側から押し付けられ、同部分が
押し潰されて薄肉化,偏肉化してしまう恐れが生ずる。
【0020】しかるに本発明のマンドレルはそれ自身自
在に塑性変形でき且つ保形性を有するものであって、単
に未加硫ゴムホースを内面側においてバックアップし、
曲り部が座屈したり断面形状が扁平化するのを防止する
ものであるため、即ち未加硫ゴムホースの曲り部をマン
ドレルと外型とで内外両側から挟み付けるといったもの
でないため、上記のような不都合を生じない。
【0021】本発明は、また、金属筒部自身が塑性変形
性及び保形性を有しているため、別途に保形性を与える
ための部材をマンドレルに備える必要がない利点を有す
る。
【0022】本発明では上記金属細線材としてアルミニ
ウム細線材を用いることができる(請求項2)。アルミ
ニウム細線材は安価で軽くて軟らかく、また耐腐食性に
も優れた塑性変形材であることから、かかる金属細線材
として好適である。
【0023】本発明においては、上記金属細線材の線径
を1〜5mmとするのが良い(請求項3)。このような
線径の金属細線材を用いることによって容易に金属筒部
を塑性変形させることができ、且つ変形後においてその
変形形状をしっかりと保持させることができる。
【0024】本発明においては、また、1本のアルミニ
ウム細線材等金属細線材をスパイラル状に巻いて円筒形
状の金属筒部を形成することも可能であるが、金属細線
材を複数本引き揃えた状態で2条,3条等複数条ごとに
スパイラル巻して金属筒部を形成するのが望ましい(請
求項4)。このようにすることによって、金属筒部に対
しより優れた塑性変形性及び保形性を付与することがで
きる。
【0025】本発明では、また、上記金属筒部の保形性
を失わせない断面円形の芯体の外周面に金属細線材を巻
きつけてマンドレルを構成するようになすことができる
(請求項5)。このようにすれば、単に金属細線材を芯
体の外周面に巻き付けて行くだけで、簡単に奇麗な断面
円形の金属筒部を形成することができるとともに、一旦
円形の金属筒部を形成した金属細線材がバラバラにばら
けて(解離して)しまうといった不都合を生じない利点
が得られる。
【0026】本発明では、更に、金属筒部の外周面を被
覆材で被覆し、その被覆材によってマンドレルの外周面
を平滑面となすことができる(請求項6)。このように
すれば、曲形ホースの内面に、金属細線材をスパイラル
状に巻いて成る金属筒部の凹凸跡が残らず、同内面を奇
麗な平滑面に成形できる利点が得られる。
【0027】尚、本発明においては直管状の未加硫ゴム
ホースを外型で形付けする際に曲り部が座屈を起こした
り扁平形状化したりしないようにマンドレルによって内
面側からバックアップするだけで十分であり、即ちマン
ドレルをバックアップ材として働かせるだけで、十分良
好に曲形ホースを製造することができる。マンドレルを
そのようなバックアップ材として働かせる上で、その外
径は未加硫ゴムホースの内径の85%以下の外径とする
だけで十分である。
【0028】而してこのようにした場合、マンドレルの
外面と未加硫ゴムホース内面との間に十分な嵌合クリア
ランスが生じ、従ってマンドレルを未加硫ゴムホースの
内面に挿入する際に極めて容易にこれを行うことができ
る。
【0029】従ってマンドレルを用いた従来の方法のよ
うに離型剤を塗布するといったことを特に必要とせず、
従って加硫後においてマンドレル或いは曲形ホース内面
に残った離型剤を洗剤によって除去することも必要でな
くなり、これに伴ってその後の水処理が大変になるとい
った問題も回避することができる。
【0030】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は本発明の実施例方法に
用いるマンドレルであって断面円形状をなしており、全
体として外力によって塑性変形し且つ変形後の形状を保
持する保形性を有している。マンドレル10は、図2に
示しているように中心部の断面円形の芯材12と、金属
筒部14と、その外周部を被覆する被覆層16とから成
っている。
【0031】金属筒部14は、この例ではアルミニウム
細線材18を複数本(ここでは4〜5本)引き揃えた状
態で芯材12の外周面に複数本ごとスパイラル巻(複数
条巻)し、全体として円筒形に形成したもので、かかる
金属筒部14は、それ自身が外力で塑性変形し且つ変形
後の形を保つ保形性を備えている。
【0032】金属筒部14は、複数本のアルミニウム細
線材18を引き揃えた状態で芯材12の外周面に複数条
にスパイラル巻してあることから、図2(B)に示して
いるように横断面において複数本のアルミニウム細線材
18が芯材12の外周面を周方向に取り囲んだ状態とな
っている。
【0033】芯材12は紐等の可撓性の部材であって外
力によって簡単に変形する性質を有する。尤も、多少の
弾性能を有していても金属筒部14の塑性変形性及び保
形性を失わせないものであれば、かかる芯材12として
用いることができる。従ってこの芯材12として極めて
軟らかいゴムや樹脂等を用いることが可能である。
【0034】被覆層16もまた金属筒部14の塑性変形
性及び保形性を失わせない材料から成っている。この被
覆層16はマンドレル10の外周面を平滑化するための
ものであって(従って被覆層16自身の外周面は平滑面
である)、薄肉に形成されている。この被覆層16もま
た軟らかいゴム材,樹脂等にて形成することができる。
【0035】本例において、上記アルミニウム細線材1
8は直径1mmφのものが用いられており、またマンド
レル10全体の外径D(図2,図3(C)参照)は12
mmφ(但し後述の未加硫ゴムホース20の内径dは1
5mmφの場合)とされている。つまりマンドレル10
の外径Dは未加硫ゴムホース20の内径の80%の外径
とされている。
【0036】図1,図3はマンドレル10を用いた本例
の曲形ホースの製造方法の一部工程を示したもので、図
示のように本例の製造方法では、押出成形等によって直
管状の未加硫ゴムホース20を用意し、そして直管状態
の下でマンドレル10を未加硫ゴムホース20の内部に
挿入する。
【0037】このとき、未加硫ゴムホース20及びマン
ドレル10ともに長手方向にストレート形状をなした状
態でマンドレル10を未加硫ゴムホース20に挿入でき
ることから、更にはマンドレル10の外径Dが未加硫ゴ
ムホース20の内径dに対して小さく、それらの間に所
定の隙間が形成されることから、マンドレル10を未加
硫ゴムホース20の内部に容易に挿入することができ
る。従ってその際マンドレル10の外面に離型剤を塗布
することは特に必要でない。
【0038】図1(II)は未加硫ゴムホース20の内部
にマンドレル10を挿入した状態を示しており、本例で
は次にこれら未加硫ゴムホース20及びマンドレル10
を曲げ変形させつつ、外型22の所望の曲がり形状を有
する成形溝部24に沿ってこれらを径方向に押し込んで
成形溝部22に嵌込セットする(図3(A)及び図4
(II),(III))。
【0039】その際、マンドレル10全体が外力で容易
に塑性変形できることから、また未加硫ゴムホース20
及びマンドレル10を成形溝部24に対して径方向に押
し込むことから、それら未加硫ゴムホース20及びマン
ドレル10を成形溝部24に対して容易に嵌込セットす
ることができる。
【0040】図3はこのようにして未加硫ゴムホース2
0及びマンドレル10を外型22にセットした状態を示
している。同図(B)に示しているように、本例のマン
ドレル10は径方向に弾性反発力ないし剛性力を特に有
しないから、セット状態の下でマンドレル10の中心線
は成形溝部24の中心線と実質上一致した状態となる。
即ち、曲がり部においてマンドレル10が未加硫ゴムホ
ース20の内面を外型22に対して特に押圧作用すると
いったことがなく、従って曲がり部において未加硫ゴム
ホース20の内面がマンドレル10によって押し潰さ
れ、薄肉化することがない。
【0041】一方においてこのマンドレル10は、未加
硫ゴムホース20が曲がり部において座屈したり断面形
状が扁平化しようとするときのバックアップ材として働
くから、未加硫ゴムホース20が曲がり部において座屈
したり扁平化したりするのが良好に防止される。
【0042】さてこのようにして未加硫ゴムホース20
及びマンドレル10を外型22に嵌込セットしたら、次
にこれらを所定の加硫室、例えば加硫缶内に挿入してそ
こで所定時間かけて加硫処理を行う(図4(IV))。そ
して所定の加硫時間経過後、加硫後のホースをマンドレ
ル10及び外型22とともに加硫缶から取り出し、続い
て図5(V)に示しているように製品ホース(曲形ホー
ス)26をマンドレル10とともに外型22から取り外
し、更に続いて曲形ホース26からマンドレル10を抜
き取る(図5(VI))。
【0043】このとき、マンドレル10の塑性変形性に
基づいて、更にはマンドレル10と曲形ホース26内面
との間の隙間に基づいて、マンドレル10を容易に曲形
ホース26から抜き取ることができる。
【0044】以上は未加硫ゴムホース20及びマンドレ
ル10を外型22にセットした状態のまま、つまり外型
22によって未加硫ゴムホース20及びマンドレル10
を曲がり形状に拘束した状態のまま加硫処理を行う場合
の例であるが、図6,図7に示すように未加硫ゴムホー
ス20及びマンドレル10を一旦外型22に嵌込セット
して所望の曲がり形状を付与したところで、それら未加
硫ゴムホース20及びマンドレル10を外型22から取
り外し、その状態でそれら未加硫ゴムホース20及びマ
ンドレル10を加硫室内部に挿入して加硫処理するとい
ったことも可能である。
【0045】本例におけるマンドレル10は、外力によ
って一旦所定形状に曲げ変形させると、外力を取り除い
たのちもその変形後の形状を保つため、外型22による
拘束を取り除いた状態でも加硫処理を行うことができる
のである。
【0046】この場合外型22を加熱する必要がないた
め、加硫処理の際の熱効率が高く、また加硫室の内部に
多くの未加硫ゴムホース20を収容できる等の利点が得
られる。
【0047】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。 例えば本発明はゴム単体から成
るホースのみならず、樹脂を一部複合化したゴムホース
にも適用可能であるし、加硫方法も様々な加硫方法を採
用することが可能である。更に、芯材12として所定の
加硫温度において十分な耐熱性を有するものであれば他
の様々な材質のものを用いることが可能である等、本発
明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な変更を加
えた態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法の一部工程を示す図であ
る。
【図2】図1におけるマンドレルの構成を示す図であ
る。
【図3】同じ実施例の図1に続く一部工程を示す図であ
る。
【図4】同じ実施例の図3に続く工程を含む工程説明図
である。
【図5】同じ実施例の図4に続く工程を示す工程説明図
である。
【図6】本発明の他の実施例方法の工程説明図である。
【図7】図6に続く工程を示す工程説明図である。
【図8】曲形ホースの従来の製造方法の例を示す図であ
る。
【図9】曲形ホースの図8とは異なる従来の製造方法の
例を示す図である。
【図10】本発明の特徴を説明するために示した比較例
図である。
【符号の説明】
10 マンドレル 14 金属筒部 16 被覆部 18 アルミニウム細線材 20 未加硫ゴムホース 22 外型 24 成形溝部 26 曲形ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 21:00 105:24 B29L 23:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属細線材をスパイラル状に巻いて円筒
    形となし、それ自身外力で塑性変形するとともに変形後
    の形状を保つ保形性を具備した金属筒部を有し、且つ全
    体としても塑性変形性及び保形性を有するマンドレル
    を、直管状に成形した未加硫ゴムホースの内部に挿通し
    た後、該未加硫ゴムホースを該マンドレル装着状態で曲
    げ変形させつつ、所定の曲り形状の成形溝部を有する外
    型の該成形溝部に沿って嵌込セットし、該外型による拘
    束状態の下で若しくは外型を外した状態の下で加硫処理
    を行い、しかる後加硫ホースから該マンドレルを抜き取
    って所定の曲り形状部を有する曲形ホースを得ることを
    特徴とする曲形ホースの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記金属細線材がア
    ルミニウム細線材であることを特徴とする曲形ホースの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記金
    属細線材の線径が1〜5mmであることを特徴とする曲
    形ホースの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記マ
    ンドレルの金属筒部が、前記金属細線材を複数本引き揃
    えた状態で2条,3条等複数条ごとにスパイラル巻きし
    て形成してあることを特徴とする曲形ホースの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記金
    属細線材を、可撓性を有し且つ前記金属筒部の保形性を
    失わせない断面円形の芯体の外周面に巻き付けて前記マ
    ンドレルを構成してあることを特徴とする曲形ホースの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記金
    属筒部の外周面を被覆材で被覆し、前記マンドレルの外
    周面を該被覆層によって平滑面となしてあることを特徴
    とする曲形ホースの製造方法。
JP27347897A 1997-09-19 1997-09-19 曲形ホースの製造方法 Pending JPH1190979A (ja)

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