JPH1190865A - リールロック機構を有する線引き具 - Google Patents

リールロック機構を有する線引き具

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JPH1190865A
JPH1190865A JP27197797A JP27197797A JPH1190865A JP H1190865 A JPH1190865 A JP H1190865A JP 27197797 A JP27197797 A JP 27197797A JP 27197797 A JP27197797 A JP 27197797A JP H1190865 A JPH1190865 A JP H1190865A
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yarn
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Tamotsu Okawa
保 大川
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Patent Island Co Ltd
Tajima Tool Corp
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PATENT ISLAND KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線引きのために繰り出した糸に張力を与える
ためのリールの拘束を容易に行うことができるようにす
る。 【解決手段】 糸3の繰り出しの際には手指で係止部材
9の操作レバー92を操作して、(A)のように係止爪
91を被係止リブ74の回転移動経路上に侵入させる
と、リールの糸繰り出し方向の回転と共にRa方向へ回
転しようとする被係止リブ74のうちのひとつが係止爪
91に干渉し、これによってRb方向へのトルクを受け
る係止部材9は、ストッパ11cと当接して被係止リブ
74との干渉状態を維持するため、リールの糸繰り出し
方向の回転が阻止される。また、糸3の巻き取りの際に
は、リールを糸巻き取り方向に回転させるのに伴ってR
c方向へ回転移動する被係止リブ74によって、係止爪
91が(B)のようにラッチ爪64を弾性変形させなが
らその突起部64aをRd方向へ乗り越えて、(C)の
ように自動的に係止解除位置に復帰される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木工あるいは建築
において、墨汁あるいは着色粉を付着させた糸で線引き
を行うための線引き具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築作業員が携帯する道具の一種とし
て、施工箇所に粉末チョークによって線引きを施す「チ
ョークライン」と呼ばれる線引き具がある。この線引き
具の典型的な従来例は、粉末チョークが充填されるボデ
ィと、このボディに回転自在に内蔵されて手動で糸を巻
き取るリールとを有し、先端に刺着部材又はフックを設
けた前記糸を前記ボディの糸繰り出し孔を通じて引き出
し可能とした基本構造を有する。この線引き具を用いて
線引き作業を行う場合は、前記刺着部材又はフックを線
引きの起点となる位置に止着させてから、ボディを移動
させることによってボディ内部のリールを自由回転させ
ながら糸を繰り出し、その繰り出し過程で、ボディ内の
粉末チョークを糸に付着させ、ボディを所定箇所まで移
動させたら、ハンドルを手指で押さえるなどしてリール
の回転を制止させながらボディを前記移動方向へ引っ張
ることによって、前記刺着部材又はフックとボディの間
で前記糸に適当な張力を与え、この糸を相手材表面に向
けて指ではじくことによって、前記粉末チョークによる
線を描く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
繰り出した糸に適当な張力を与えるには、ハンドルを手
指で押さえるなどしてリールの回転を制止させながらボ
ディを引っ張らなければならないため、使い勝手が良く
なかった。したがって本発明は、このような点に鑑み、
糸に張力を与えるためのリールの拘束を片手で容易に行
うことができるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を有効
に解決するための手段として、本発明は、粉体状又は液
体状の着色材が保持されるボディに、糸が巻かれたリー
ルが軸受を介して回転自在に内蔵され、前記着色材を付
着した前記糸が前記ボディの一端から繰り出される線引
き具において、前記ボディの外側に、前記リールを回転
させるハンドルが前記リールと一体回転する回転盤を介
して取り付けられ、前記ボディの外側面に、前記回転盤
の内側外周に沿って形成された被係止部に選択的に係合
可能な係止部材が前記リールの軸芯とほぼ平行な軸の周
りに回転自在に取り付けられ、この係止部材の回転を前
記被係止部との係合位置で規制するラッチ部が設けられ
たものである。なお、本発明でいう線引き具とは、粉末
チョーク等の粉体を付着した糸で線引きを行ういわゆる
チョークラインや、墨汁等を付着させた糸で線引きを行
う墨壷を総称するものである。したがって、粉体状の着
色材とは前記粉末チョーク等の粉体をいい、液体状の着
色材とは墨汁やインク等をいう。
【0005】本発明によれば、係止部材を、リールと一
体回転する回転盤の外周に形成された被係止部との係合
角度に変位させるだけで、リールの回転が前記回転盤を
介して拘束されるので、糸に張力を与えるためのリール
の拘束を片手で容易に行うことができる。そしてこの場
合一層好ましくは、前記係止部材が、前記被係止部との
係合位置にある時に、リールの糸繰り出し方向への回転
に伴う前記被係止部の移動を規制し、前記リールの糸巻
き取り方向への回転に伴う前記被係止部の移動によって
係合解除方向へ変位されるものであれば、線引き作業終
了後に糸を巻き取る際に係止部材の係止解除操作を行う
必要がない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成をチョークラ
インに適用した好ましい一実施形態を、図1乃至図5を
参照しながら説明する。まず図1及び図2において、参
照符号1は粉末チョークPを封入するボディ、参照符号
2はボディ1に回転自在に内蔵されたリール、参照符号
3はリール2に巻回された糸、参照符号4は、この糸3
の先端に繋着されたフックである。
【0007】ボディ1は、リール2の回転軸芯に対して
垂直な仮想平面上を延びる縁部同士が互いに衝合した状
態で複数の螺子B1 により結合された第一及び第二のシ
ェル11,12と、両シェル11,12の糸繰り出し側
の端部間に嵌め込まれた略円錐状のキャップ13とから
なる。キャップ13の頂部には、リール2の回転軸芯と
直交する方向に延びる糸繰り出し孔1aが開設されてお
り、この糸繰り出し孔1aには金属管14が埋め込まれ
ている。シェル11,12の互いの衝合縁部間はゴム材
からなるガスケットS1 でシールされ、シェル11,1
2とキャップ13の嵌合部はゴム材からなるOリングS
2 でシールされている。
【0008】キャップ13はOリングS2 の円周方向に
適当な角度だけ回転させれば、第一及び第二のシェル1
1,12との係合が解除されて取り外すことができるよ
うになっており、これによって開放される前記第一及び
第二のシェル11,12の糸繰り出し側の端部開口1b
から、粉末チョークPを補充することができる。
【0009】ボディ1における第一のシェル11の略中
央には略円形の開口部11a(図1参照)が開設されて
おり、この開口部11aの内周にはギヤユニット5が取
り付けられている。リール2の一方の側面には、このリ
ール2の軸芯に位置して支軸21が形成されており、他
方の側面には円形凹部22が前記支軸21と同心的に形
成されている。そしてこのリール2は、前記支軸21が
ギヤユニット5における後述のギヤケース51に開設さ
れた軸受孔に挿通されると共に、前記円形凹部22がボ
ディ1の第二のシェル12の内面に突設された軸受突起
14の同心段差部14aと嵌合されることによって、回
転自在に支持されている。
【0010】糸3は、リール2を図3における時計方向
に回転させることによって巻き取られるように(反時計
方向に)リール2に巻回されており、この糸3は、ボデ
ィ1内のガイドピン15に掛けられ、キャップ13の糸
繰り出し孔1aを通じて外部へ導出され、先端がフック
4に結び付けられている。リール2の側板23には複数
の円形孔23aが円周方向等間隔で開設されており、こ
のリール2に巻回された糸3に、ボディ1内の粉末チョ
ークPが前記円形孔23aを通じて供給されるようにな
っている。また、リール2の側板23のうち図2におけ
る下方の側板には撹拌羽根又はリブを形成すれば、リー
ル2の回転に伴って粉末チョークPが撹拌され、滞留が
防止されるので、糸3への粉末チョークPの付着性を高
めることができる。
【0011】ギヤユニット5は、図3の分離斜視図にも
示されるように、第一のシェル11の開口部11aに嵌
め込まれ後述のハウジング6と共に複数の螺子B2 によ
って固定されるギヤケース51と、このギヤケース51
の外周壁の内周に同心的かつ回転自在に配置された内歯
車52と、前記ギヤケース51の側壁に円周方向等間隔
でリール2の軸芯と平行に突設された三本の軸54にそ
れぞれ回転自在に設けられた三個の遊星歯車53とを備
える。リール2の支軸21には、ギヤケース51の軸受
孔51aを貫通した先端部に太陽歯車24が一体的に形
成されており、前記各遊星歯車53は、前記太陽歯車2
4及び内歯車52の双方に噛合されている。太陽歯車2
4と遊星歯車53の直径は同一であり、このため内歯車
52と太陽歯車24の直径比、言い換えれば内歯車52
と太陽歯車24の歯数比は3:1となっている。リール
2の支軸21の基部外周と、ギヤケース51の軸受孔と
の間はゴム材からなる摺動パッキンS3 でシールされ、
前記開口部11aとギヤケース51との嵌合部はゴム材
からなるOリングS4 でシールされている。
【0012】ボディ1における第一のシェル11の外側
面には、図4の分離斜視図にも示されるように、外周に
沿って延び外側へ突出した突縁61を有する円盤状のハ
ウジング6が、ギヤユニット5のギヤケース51と共に
複数の螺子B2 によって固定されている。このハウジン
グ6の前記突縁61の内周には円盤状の回転盤7が配置
されており、この回転盤7の内側面中央部に形成された
ボス71の内周の嵌合穴が、ギヤユニット5における内
歯車52の軸芯部に外側へ向けてへ突出形成されたボス
52aに互いに相対回転不可能な状態で嵌合され、螺子
3 によって固定されている。
【0013】回転盤7の外側面には互いに平行な二本の
突条72,72によって凹部72aが形成されており、
操作ハンドル8がこの凹部72aに取り付けられてい
る。操作ハンドル8は、板状のアーム81と、その先端
に突設された軸部82の周りに回転自在かつ抜け止めさ
れた状態に取り付けられた筒状のつまみ83とからな
り、前記アーム81の基端部81aにおける幅方向両側
に突出形成された嵌合軸部81bが、前記突条72,7
2の互いに対応する位置に形成された嵌合孔(図示省
略)に嵌め込まれている。
【0014】すなわち、操作ハンドル8は回転盤7の軸
芯を中心とする円周に対する接線方向に並んだ嵌合軸部
81bを支点として、図2に示すように回転盤7の凹部
72aへ収容された状態から、図4に示すようにつまみ
83の軸芯(軸部82)が回転盤7の軸芯とほぼ平行に
なる回転操作可能状態までの所定の角度範囲内で、俯仰
変位可能となっている。また、アーム81の基端部81
aは、この操作ハンドル8が前記収容された状態と回転
操作可能状態との間の角度にある時に、回転盤7におけ
る凹部72aに形成された板バネ部73を押圧して僅か
に弾性変形させるようなカム形状に形成されており、こ
のため、前記前記収容された状態あるいは回転操作可能
な状態から不用意に揺動変位することがないようになっ
ている。
【0015】ハウジング6には、ボディ1のキャップ1
3寄りの部分に突縁61及び底板62の面内に切り欠か
れた切欠部63が形成されており、ボディ1における第
一のシェル11の外側面のうち前記切欠部63の正面側
(キャップ13側)となる位置には突軸部11bが形成
されている。前記切欠部63には、ハウジング6の底板
62の一部からなるラッチ爪64が形成されている。こ
のラッチ爪64は、ハウジング6の時計方向外方に開放
した、適当な弾性を有する舌片状であって、先端に前記
突軸部11b側へ突出した突起部64aが形成されてい
る。
【0016】回転盤7の内側面には、この回転盤7の外
周縁内側に沿って円柱状の多数(例えば24本)の被係止
リブ74が等間隔で突設されており、回転盤7の回転と
共に円周方向へ移動するこれら被係止リブ74の移動経
路は、図5に示すようにハウジング6におけるラッチ爪
64の上方及びハウジング6の突縁61の内周を経由す
るようになっている。
【0017】ボディ1の突軸部11bには、軸受9a及
び螺子B4 を介して係止部材9が前記突軸部11bの周
りに回転可能な状態に取り付けられている。この係止部
材9は、前記突軸部11bを中心にして互いに反対側と
なる位置に係止爪91と操作レバー92を備え、図5
(A)に示すように、操作レバー92を前記第一のシェ
ル11の外側面に段差状に形成されたストッパ11cへ
向けて時計方向に回転させた状態では、係止爪91が回
転盤7における被係止リブ74の回転移動経路上に侵入
してこの被係止リブ74のいずれかと干渉し、図5
(C)に示すように、操作レバー92をハウジング6の
切欠部63における突縁61の端部と干渉する角度まで
反時計方向に回転させた状態では、係止爪91が前記被
係止リブ74の回転移動経路より外側の非干渉位置にあ
る。また、ラッチ爪64の突起部64aは前記係止爪9
1の移動経路上にあり、係止部材9が図5(A)から図
5(C)の状態へ、あるいはその逆方向へ回転する際に
は、図5(B)に示すように、係止爪91が突起部64
aを押圧してラッチ爪64を弾性変形させる過程を生じ
るため、係止部材9が不用意に回転することはない。
【0018】上述のように構成された線引き具によれ
ば、ボディ1の糸繰り出し孔1aから繰り出された糸3
を巻き取る場合は、操作ハンドル8を回転盤7から図4
に示すように引き起こし、これを図1における時計方向
に回転させる。すると、回転盤7は操作ハンドル8と共
に回転し、その回転が前記回転盤7からギヤユニット5
における内歯車52に伝達され、この内歯車52と、遊
星歯車53群と、太陽歯車24との噛合によって、この
太陽歯車24と一体のリール2が操作ハンドル8と同方
向に回転し、糸3を巻き取る。このとき、リール2の回
転速度は内歯車52と太陽歯車24のギヤ比によって回
転盤7の三倍速となり、すなわち操作ハンドル8を一回
転させるとリール2は三回転することになるため、迅速
に糸3を巻き取ることができる。また、引き起こされた
操作ハンドル8のつまみ部83は回転盤7の外周側を周
回するため、軽い力で巻き取ることができる。
【0019】また、上記線引き具を用いて線引き作業を
行う際には、フック4によって糸3の先端を線引き対象
材の任意の箇所に止着し、係止部材9を図5(C)に示
す状態としてから、ボディ1を前記線引き対象材上にお
ける他の任意の位置へ向けて移動させる。すると、リー
ル2は係止部材9の係止爪91と回転盤7の被係止リブ
74との干渉によって回転を拘束されることはないた
め、ボディ1の移動に伴ってリール2が糸繰り出し方向
に回転し、ボディ1の糸繰り出し孔1aを通じて糸3が
繰り出される。また、糸3がリール2からボディ1内を
糸繰り出し孔1aへ向けて相対的に移動する過程で、こ
の糸3の表面に適量の粉末チョークPが付着する。
【0020】次に、ボディ1を任意の位置まで移動させ
たら、手指で操作レバー92を操作することによって係
止部材9を図5(A)に示すように位置に変位させる。
そしてこの状態で、フック4による糸3の止着位置から
ボディ1を更に遠ざける方向に移動させると、リール2
は再び糸繰り出し方向へ回転しようとするが、これに伴
ってRa方向へ回転しようとする回転盤7は、その内側
面外周部の多数の被係止リブ74のうちのひとつが、ハ
ウジング6の切欠部63内へ侵入している係止部材9の
係止爪91に干渉する。そしてこれによって、係止部材
9は矢印Rb方向へのトルクを受けるが、この係止部材
9は操作レバー92が第一のシェル11に形成されたス
トッパ11cと当接するので、前記矢印Rb方向へ変位
することはできず、係止爪91は被係止リブ74との干
渉状態を維持する。このため、矢印Ra方向への回転盤
7の回転は拘束され、ギヤユニット5を介してリール2
の糸繰り出し方向の回転が阻止されるので、フック4に
よる止着位置とボディ1との間で糸3に適当な張力を与
えることができる。
【0021】上述のようにして、線引き対象材の表面に
近接した状態に糸3を張設したら、この糸3を線引き対
象材の表面に向けて手指ではじくことによって、この糸
3に付着していた粉末チョークPが前記表面に打ち付け
られ、粉末チョークPによる線が描かれる。
【0022】線引き作業が終了したら、線引き対象材に
止着状態にあるフック4を取り外し、先に述べたよう
に、操作ハンドル8を回転盤7から引き起こし、糸巻き
取り方向(図5におけるRc方向)へ回転させる。する
と、操作ハンドル8と共に回転する回転盤7の被係止リ
ブ74が、図5(B)に示すように係止部材9の係止爪
91に干渉してこれをRc方向へ押圧移動させ、これに
よって前記係止爪91はラッチ爪64の突起部64aと
接触してこのラッチ爪64を図中左側へ押圧して弾性変
形させながら、前記突起部64aを矢印Rd方向へ乗り
越えて、図5(C)に示す係止解除位置に移動するの
で、操作ハンドル8の回転を継続することができ、リー
ル2は糸巻き取り方向へ操作ハンドル8の三倍速で回転
する。すなわち前記係止部材9は、リール2の糸巻き取
り方向への回転を規制するものではなく、図5(A)の
係止位置にある係止部材9を係止解除操作をしなくて
も、糸巻き取りの際には係止部材9は自動的に係止解除
位置に復帰される。
【0023】なお、上述の実施形態は、粉末チョークP
を付着させた糸によって線引きを行う「チョークライ
ン」について説明したが、本発明は、墨壷にも同様に適
用することができる。すなわち墨壷は、ボディ1内に粉
末チョークPを封入する代わりに、ボディ1内における
糸3の繰り出し経路側(図2における参照符号10で示
す部分)に、スポンジあるいは綿などの墨汁浸透部材を
収納する墨室を形成し、糸3が前記墨汁浸透部材に接触
して墨汁を付着しながら繰り出されるようになってお
り、また、糸3の止着手段として「かるこ」と呼ばれる
刺着部材が用いられることが多い(線引き対象材の材質
や形状によってはフック4を用いることもある)が、そ
の他は、基本的には上述のチョークラインと同様の構成
とすることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果が実現
される。 (1) 糸を所定距離だけ繰り出して線引き対象材の表面に
張設する際に、係止部材によって糸繰り出し方向へのリ
ールの回転を確実に拘束することができるので、糸に適
切な張力を与えて線引き作業を容易に行うことができ
る。 (2) 糸を巻き取る際には、係止部材が自動的に係止解除
位置に復帰するので、復帰操作を行う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線引き具の一実施形態を、一部破
断して内部機構と共に示す平面図である。
【図2】図1のII−II’線に沿って切断して示す断面図
である。
【図3】上記実施形態におけるギヤユニット部分の分解
斜視図である。
【図4】上記実施形態におけるリールロック機構を構成
する部分の分解斜視図である。
【図5】上記リールロック機構の作用を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ボディ 2 リール 3 糸 6 ハウジング 64 ラッチ爪(ラッチ部) 7 回転盤 74 被係止リブ(被係止部) 8 操作ハンドル 9 係止部材 11 第一のシェル 11b 突軸部 11c ストッパ P 粉末チョーク(着色材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体又は液体の着色材が充填されるボデ
    ィ(1)に、糸(3)が巻かれたリール(2)が回転自
    在に内蔵され、前記着色材を付着した前記糸(3)が前
    記ボディ(1)の一端から繰り出される線引き具におい
    て、 前記ボディ(1)の外側に、前記リール(2)を回転さ
    せるハンドル(8)が前記リール(2)と一体回転する
    回転盤(7)を介して取り付けられ、 前記ボディ(1)の外側面に、前記回転盤(7)の内側
    外周に沿って形成された被係止部(74)に選択的に係
    合可能な係止部材(9)が前記リール(2)の軸芯とほ
    ぼ平行な軸の周りに回転自在に取り付けられ、 この係止部材(9)の回転を前記被係止部(74)との
    係合位置で規制するラッチ部(64)が設けられたこと
    を特徴とするリールロック機構を有する線引き具。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 係止部材(9)は、被係止部(74)との係合位置にあ
    る時に、リール(2)の糸繰り出し方向への回転に伴う
    前記被係止部(74)の移動を規制し、前記リール
    (2)の糸巻き取り方向への回転に伴う前記被係止部
    (74)の移動によって係合解除方向へ変位されること
    を特徴とするリールロック機構を有する線引き具。
JP27197797A 1997-09-19 1997-09-19 リールロック機構を有する線引き具 Pending JPH1190865A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004230495A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Tjm Design Corp 糸巻のロック機構
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