JPH0617796Y2 - テーピング部品供給カセット - Google Patents

テーピング部品供給カセット

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JPH0617796Y2
JPH0617796Y2 JP1987150211U JP15021187U JPH0617796Y2 JP H0617796 Y2 JPH0617796 Y2 JP H0617796Y2 JP 1987150211 U JP1987150211 U JP 1987150211U JP 15021187 U JP15021187 U JP 15021187U JP H0617796 Y2 JPH0617796 Y2 JP H0617796Y2
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taping
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retainer
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誠 浦垣
智也 気賀
勝彦 大野
幸博 寺田
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Description

【考案の詳細な説明】 以下の順序で本考案を説明する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.従来の技術 D.考案が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G.テーピング部品の構成 G.カセット本体の構成 G.テープ送りホイール支持軸,テープ送りホイー
ル,テープ送りホイール回転駆動機構,摩擦発生機構の
構成 G.テープ抑えとテープ抑え開閉機構の構成 G.トップテープ巻取リール及び巻取リール回転駆
動機構の構成 G.シャッタ及びシャッタ駆動機構の構成 G.実施例の作用 H.考案の効果 A.産業上の利用分野 本考案はチップ型電子部品等をプリント基板等に装着
(マウント)する部品装着装置(実装機)に取付けられ
て、テーピング部品を部品装着装置のマウントヘッド側
に間欠的に供給するテーピング部品供給カセットに関す
るものである。
B.考案の概要 本考案は、カセット本体に、テープ送りホイール支持軸
で回転可能に取付けられていて、部品供給リールからテ
ーピング部品を繰出すテープ送りホイールと、該テープ
送りホイールのテープ送り面からテーピング部品が浮き
上がらないようにテーピング部品を抑えるテープ抑えと
を備えていて、該テープ抑えでテーピング部品をテープ
送りホイールのテープ送り面に軽く押し付け、テーピン
グ部品が浮き上がらないようにしてテープ送りホイール
を回転させることによりテーピング部品を部品装着装置
のマウントヘッドに向けて間欠的に繰出すようにしたテ
ーピング部品供給カセットにおいて、 前記テープ抑えを、テープ送りホイールのテープ送り面
に対して接離可能に、その一端部をテープ抑え枢支軸で
カセット本体に回動可能に枢支すると共に、他端部に
は、テープ抑えをテープ送りホイールに向けて回動させ
たときにカセット本体に設けた位置決め凸部に嵌合する
位置決め凹部を設けると共に、該凹部と前記枢支軸の間
には、トップテープ剥離用のトップテープ挿通溝を設け
ることにより、 テーピング部品をテープ送りホイールのテープ送り面に
セットする際には、テープ抑えをテープ抑え枢支軸を中
心にしてテープ送り面から離れる方向に回動させてテー
プ抑えとテープ送り面の間に大きな隙間を作ってテープ
送り面へのテーピング部品のセット(装着)を容易にす
ると共に、テーピング部品のセットを終わり、テーピン
グ抑えをテープ送りホイールに向けて回動させたとき
に、位置決め凹部にカセット本体に設けた位置決め凸部
が嵌まり込んでテープ抑えの位置決めがされて、テープ
抑えのグラつきを防止し、かつ前記トップテープ挿通溝
にトップテープを挿通させて折返すことにより、トップ
テープを容易かつ確実に剥離することができるようにし
たものである。
C.従来の技術 テーピング部品供給カセットとして、テープ送りホイー
ル支持軸で回転可能に取付けられていて、部品供給リー
ルからテーピング部品を繰出すテープ送りホイールと、
該テープ送りホイールのテープ送り面からテーピング部
品が浮き上がらないようにテーピング部品を抑えるテー
プ抑えとを備えていて、該テープ抑えでテーピング部品
をテープ送りホイールのテープ送り面に軽く押し付け、
テープ部品が浮き上がらないようにしてテープ送りホイ
ールを回転させることによりテーピング部品を部品装着
装置のマウントヘッドに向けて間欠的に繰出すようにし
たものが知られている。
D.考案が解決しようとする問題点 ところで従来のテーピング部品供給カセットにおいては
テープ抑えは一般に固定的に取付けられていたために、
テーピング部品をテープ送りホイールのテープ送り面に
セットするのが難しく面倒であるという問題点があっ
た。
何故ならばテープ抑えは、テーピング部品がテープ送り
ホイールのテープ送り面から浮き上がるのを防止してテ
ーピング部品の繰出しを確実なものにするという性質
上、テープ送りホイールのテープ送り面に近づけて取付
けなければならず、このためテーピング部品をセットす
るためには、テープ抑えとテープ送りホイールのテープ
送り面との間にテーピング部品を差し込むようにしてセ
ットしなければならないからである。
本考案は上記従来の問題点を解決し、テーピング部品を
テープ送りホイールのテープ送り面に容易にセットする
ことができるテーピング部品供給カセットを提供するこ
とを目的として為されたものである。
E.問題点を解決するための手段 テープ抑えを、テープ送りホイールのテープ送り面に対
して接離可能に、その一端部をテープ抑え枢支軸でカセ
ット本体に回動可能に枢支すると共に、他端部にはテー
プ抑えをテープ送りホイールに向けて回動させたときに
カセット本体に設けた位置決め凸部に嵌合する位置決め
凹部を設けると共に、該凹部と前記枢支軸の間にはトッ
プテープ剥離用のトップテープ挿通溝を設けた。
F.作用 テーピング部品をテープ送りホイールのテープ送り面に
セットする際には、テープ抑えを枢支軸を中心にしてテ
ープ送り面から離れる方向に回動させると、テープ抑え
とテープ送り面との間に大きな隙間ができる。従って、
この隙間を利用することにより、テーピング部品のテー
プ送り面へのセットが容易になると共に、トップテープ
をトップテープ挿通溝に挿通させることにより、トップ
テープをテープ抑えに係止して折返すことができる。
またテープ抑えをテープ送りホイールのテープ送り面側
に戻すと位置決め凹部にカセット本体に設けた位置決め
凸部が嵌まり込んでテープ抑えの横方向への揺動は阻止
され、テープ抑えはしっかりと固定された状態になる。
G.実施例 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
.テーピング部品の構成(第1図,第2図) テーピング部品とはチップ型電子部品等の微小部品を実
装機に向けて間欠的に送り出すのに便利なように、前記
微小部品をテープ(帯状長尺物)に長さ方向に一定の間
隔をもって多数取付けたものをいう。
前記テーピング部品1は一般に第1〜2図に示したよう
に、長さ方向に一定の間隔をもって部品収容凹部2…2
及び送り穴3…3を設けた部品支持テープ(以下ベース
テープという)4と、前記部品収容凹部2…2に収容さ
れた微小部品5…5と、これら微小部品5…5が部品収
容凹部2…2から脱落しないように前記ベーステープ4
上に貼着されたカバーテープ(以下トップテープとい
う)6とからなっている。
そして部品供給リール7に巻き付けられた状態で次のG
項で述べるカセット本体に取付けられていて、G
項で述べるテープ送りホイールにより間欠的に実装機側
に送り出されるようになっていると共に、送り出された
部品のトップテープ6は剥離されて、該トップテープ6
が剥離された部品の部品収容凹部2に収容されている微
小部品5を実装機のマウントヘッドが吸着するようにな
っている。
前記テーピング部品1には現在、テープ幅8mmのものと
12mmのものがあり、テープ幅8mmのテーピング部品1
は部品収容凹部2…2が4mmのピッチで形成されている
一方、テープ幅12mmのテーピング部品1は部品収容凹
部2…2が4mmのピッチで形成されているものと8mmの
ピッチで形成されているものがある。従って8mmピッチ
で部品収容凹部2…2が形成されているテーピング部品
1の送りは4mmピッチで部品収容凹部2…2が形成され
ているテーピング部品1の2倍のピッチで送らなければ
ならず、後に述べるテープ送りホイール回転駆動機構
は、上記のような場合に対応できるように送りピッチを
変えることができるようになっている。
.カセット本体の構成(第3〜7図) カセット本体11はアルミ合金等の金属板で作られてい
て、上端部の一側に前記部品供給リール7を回転可能に
支持する部品供給リール支持軸12が設けられている。
この部品供給リール支持軸12は、第4図に示したよう
にカセット本体11に固着される固定軸13と、該固定
軸13の外周に回転可能に取付けられる回転軸14と、
該回転軸14に摩擦抵抗を発生させる摩擦発生機構15
とからなっている。
前記固定軸13は、頭部16と、該頭部16の一側面に
設けられた頭部16よりも小径の軸部17と、該軸部1
7の先端に設けられた雄ねじ部18とからなっていて、
該雄ねじ部18を前記カセット本体11の上部に設けた
ねじ受孔19に挿入して、その先端にナット20を螺合
し、該ナット20と前記軸部17の間でカセット本体1
1の表,裏面を挟着することにより、該カセット本体1
1に固着されるようになっている。
また回転軸14は固定軸13の頭部16と略同じ太さに
形成されていて、軸心方向に前記固定軸13の軸部17
よりも大径の軸受孔21が形成されていると共に、外周
面の周方向には略120°の間隔をもって3枚のリール
回転止め翼片22…22が突設されている。そして一端
面側に設けた円形状のウェーブワッシャ取付溝23に前
記摩擦発生機構15を構成するウェーブワッシャ33及
び該ウェーブワッシャ33を挟んだポリスライダ34,
35を嵌合した状態で前記軸受孔21に固定軸13の軸
部17を挿入することにより、該軸部17の外周に回転
可能に取付けられている。そして、前述したように、固
定軸13の雄ねじ部18をカセット本体11の上部に設
けたねじ受孔19に挿入し、その先端にナット20を螺
合することにより、回転軸14は固定軸13の軸部17
の外周に回転可能に取付けられていると共に、その一端
面と前述固定軸13の頭部16との間に挟着されている
摩擦発生機構15により摩擦抵抗を与えられて、不必要
に回転しないようになっている。24は固定軸13の頭
部16に取付けられたリール抜止用のストッパであり、
該ストッパ24は固定軸13の頭部16の上面に直径方
向に設けた凹溝25に一端部を嵌合し、枢軸26で枢支
することにより、固定軸13に対して略直角に折曲可能
に取付けられている。そして前記ストッパ24を固定軸
13と一直線状に伸ばした状態にして、回転軸14の外
周に部品供給リール7を嵌合し、しかるのちにストッパ
24を略直角に倒すことにより部品供給リール7の抜け
を防止するようになっている。
またカセット本体11の中央部には前記部品供給リール
支持軸12に取付けられている部品供給リール7から送
り出されてきたテーピング部品1を斜め下方に向けてガ
イドするテーピング部品ガイド板27と、該テーピング
部品ガイド板27に沿って送られてきたテーピング部品
1を載置して、該テーピング部品1を次に述べるテープ
送りホイールに受け渡すテーピング部品支持部28とが
設けられている。
前記テーピング部品ガイド板27は第6図に示したよう
に、カセット本体11の一側面にテーピング部品1の幅
と略同じ幅(12mm)に突設されていて、その内面27
aに沿わせた状態でテーピング部品1をガイドするよう
になっている。
また前記テーピング部品支持部28はテーピング部品ガ
イド板27の先端側に、これと略同じ傾斜角度で、かつ
略同じ幅に突設されていて、幅方向の一側部(カセット
本体側)には、テーピング部品1の部品収容凹部2…2
を受ける凹部29が、他側部にはテーピング部品1の送
り穴3…3を設けた部品を載置する凸部30が設けられ
ていて、これら凹,凸部29,30でテーピング部品1
の幅方向の一側部(部品収容凹部2…2を設けた方の側
部)と他側部(送り穴3…3を設けた方の側部)を支持
するようになっている。
またカセット本体11の下端には底面板31が設けられ
ていて、該底面板31をカセットベースに設けた底面板
受部に嵌合して止着することによりカセット本体11は
カセットベース上に垂直に立てた状態で取付けられるよ
うになっている。なお32はベーステープ4を送り出す
ガイドであり、該ガイド32から送り出されたベーステ
ープ4は図外のカッタで細かく裁断されるようになって
いる。
.テープ送りホイール支持軸,テープ送りホイー
ル,テープ送りホイール回転駆動機構,摩擦発生機構の
構成(第3〜8図) テープ送りホイール支持軸41は第5図に示したように
カセット本体11に取付けられた軸本体42と、該軸本
体42の一端側に取付けられたボス部43とからなって
いて、該ボス部43の外周にテープ送りホイール44が
取付けられるようになっている。
テープ送りホイール44はリング状に形成されている。
そしてその内周面側には、後記する摩擦発生機構71を
構成するウェーブワッシャ72と平ワッシャ73が嵌合
されていて、これらウェーブワッシャ72や平ワッシャ
73を介して前記テープ送りホイール支持軸41のボス
部43に回転可能に嵌合されている。またテープ送りホ
イール44の外周面には、前記テーピング部品1の送り
穴3…3に嵌合する多数の突起45…45が形成されて
いて、これら突起45…45が順次、前記テーピング部
品支持部28の凸部30と一直線状に並びながら回転す
るようになっている。
またテープ送りホイール回転駆動機構46は第7図に示
したように、前記テープ送りホイール44の一側面にビ
ス47で固着されたラチェットホイール48と、該ラチ
ェットホイール48に先端が噛合しているパウル49
と、該パウル49を一端側に取付けていると共に、中央
部をレバー枢支軸50でカセット本体11に枢支されて
いて、他端側を一方向に回動させることにより、前記パ
ウル49を空転させる操作レバー51と、該操作レバー
51を戻し回動させる復帰ばね52とで構成されてい
る。
前記パウル49は、一端側を前記テープ送りホイール支
持軸41に回動可能に取付けられた回動アーム53の他
端側にパウル枢支軸54で回動可能に枢支されていて、
捩りコイルばね55のばね力でラチェットホイール48
の周面に軽く圧着するようになっている。そして、前記
回動アーム53を第7図の時計方向に回動させるとパウ
ル49とラチェットホイール48の噛合が外れてパウル
49を空転し、逆に回動アーム53を反時計方向に回動
させるとパウル49とラチェットホイール48が噛合し
て、該ラチェットホイール48及びテープ送りホイール
44を反時計方向に回動させる。そしてラチェットホイ
ール48を1ピッチ(1歯分、実施例の場合は約15
°)回動させるとテーピング部品1を4mm送り、2ピッ
チ回動させるとテーピング部品1を8mm送るようになっ
ている。
また前記操作レバー51の一端部にはパウル枢支軸嵌合
孔56が設けられていて、該パウル枢支軸嵌合孔56に
パウル枢支軸54が回動可能に嵌合されていると共に、
他端部には操作レバー駆動用のカムの当接部57が設け
られていて、該当接部57はカセット本体11の一側部
周縁に設けた側壁58の切欠部59からカセット本体1
1外に突出していて、操作レバー駆動用のカム60に当
接するようになっている。また操作レバー51の中央部
には第9図に示したように左右2個のレバー枢支軸受部
61,62が設けられていて、一方(左方)のレバー枢
支軸受部61をレバー枢支軸50で枢支して、前記操作
レバー駆動用のカム60を第7図矢印a方向へいっぱい
に往運動させると操作レバー51はレバー枢支軸50を
中心にして反時計方向に回動し、パウル49を1ピッチ
ぶん空転させる。また他方(右方)のレバー枢支軸受部
62をレバー枢支軸50で枢支して、前記と同様に操作
レバー駆動用のカム60を矢印a方向へいっぱいに往運
動させるとパウル49を2ピッチぶん空転させるように
なっている。
前記復帰ばね52は一端側が操作レバー51に設けたば
ね係止部63に係止され、他端側がカセット本体11に
設けたばね係止部64に係止されていて、操作レバー5
1に時計方向の回動力を付与し、該操作レバー51の一
側部をカセット本体11に設けたカムストッパ65に当
接させている。
そして前記操作レバー駆動用のカム60を往運動(上
動)させて操作レバー51を反時計方向に回動させると
前記復帰ばね52は伸長し、操作レバー駆動用のカム6
0が復運動(戻り運動)すると復帰ばね52は縮んで操
作レバー51を時計方向に回動させ、該操作レバー51
の一端側に取付けられているパウル49でラチェットホ
イール48及びテープ送りホイール44を反時計方向に
回動させ、テーピング部品1の送りを行うのである。
実施例のテープ送りホイール回転駆動機構46上記のよ
うな構成であるからテーピング部品1の部品収容凹部2
…2が4mmピッチのときは、操作レバー51の左方のレ
バー枢支軸受部61をレバー枢支軸50で枢支して、操
作レバー駆動用のカム60を往運動させればパウル49
は1ピッチぶん空転する。そして操作レバー駆動用のカ
ム60を復運動させれば、復帰ばね52のばね力でラチ
ェットホイール48及びテープ送りホイール44は反時
計方向に約15°回転して、テーピング部品1を4mmピ
ッチで送り出す。
またテーピング部品1の部品収容凹部2…2が8mmピッ
チのときは、操作レバー51の右方のレバー枢支軸受部
62をレバー枢支軸50で枢支して、前記と同様に操作
レバー駆動用のカム60を往運動させればパウル49は
2ピッチぶん空転する。従って操作レバー駆動用のカム
60を復運動させれば、復帰ばね52のばね力でラチェ
ットホイール40及びテープ送りホイール44は反時計
方向に約30°回転してテーピング部品1を8mmピッチ
で送り出す。このようにレバー枢支軸50による操作レ
バー51の枢支位置を変えるという簡単で構成でテーピ
ング部品1の送りピッチを変えることができるのであ
る。
また、テープ送り支持軸41の摩擦発生機構71は第5
図に示したようにテープ送りホイール支持軸41のボス
部43の外周面に嵌合されたウェーブワッシャ72と平
ワッシャ73及び一対のポリスライダ74,75とから
なっている。前記一対のポリスライダ74,75はラチ
ェットホイール48の表,裏両面側に配置されていて、
前記ウェーブワッシャ72のばね力によってラチェット
ホイール48の表,裏両面に圧着するようになってい
る。そして前記テープ送りホイール回転駆動機構46に
よりラチェットホイール48が回転したときに摩擦抵抗
を発生させて、テープ送りホイール44が慣性力等で必
要以上に回転するのを防止するようになっている。
.テープ抑えとテープ抑え開閉機構の構成(第6〜
8図) テープ抑え81は文字通りテーピング部品1をテープ送
りホイール44のテープ送り面に軽く押し付けてテーピ
ング部品1が浮き上がらないようにするためのものであ
る。該テープ抑え81は第6図に示したように前記カセ
ット本体11のテーピング部品支持部28からテープ送
りホイール44の一部にかけて、その上面側を覆うテー
プ抑え本体82と、前記カセット本体11のテーピング
部品ガイド板27の先端部の上面を覆う枢支部83と、
カセット本体11の一側面に沿わせた状態で前記テープ
抑え本体82と枢支部83を結合している側板84とか
らなっている。
前記テープ抑え本体82は平板状に形成されていて、前
記テーピング部品支持部28に重なり合う部分にはトッ
プテープ6を挿通させて折り返すことによりベーステー
プ4から剥離するためのトップテープ挿通溝85が設け
られていると共に、先端側(テープ送りホイール44
側)は略直角に折り曲げられていて、該折曲部に位置決
め凹部86が形成されている。またテープ抑え本体82
には前記位置決め凹部86に連続させた状態で切欠部8
7が形成されていて、該切欠部87の両側部88,88
でテーピング部品1のベーステープ4の両側部を抑えて
固定した状態で前記切欠部87を通して部品収容凹部2
内の微小部品5を実装機のマウントヘッドで吸着できる
ようになっている。
前記枢支部83は断面冂状に形成されていて、その長さ
方向の一端部がテーピング部品ガイド板27の上面に突
設された凸部89を挟むようにしてテープ抑え枢支軸9
0で回動可能に取付けられている。そして、前記テープ
抑え枢支軸90を中心にして時計方向に回動させると前
記テープ抑え方向82がテーピング部品支持部28及び
テープ送りホイール44から離間して、テーピング部品
1のベーステープ4をテーピング部品支持体28やテー
プ送りホイール44のテープ送り面にセットしやすいよ
うになっていると共にベーステープ4から剥離したトッ
プテープ6をアッパテープ挿通溝85に挿通させやすい
ようになっている。
また前記側板84の一端側(テープ抑え枢支軸90側)
には第8図に示したようにテープ抑え枢支軸90を中心
とする円弧状の長孔91が形成されていて、該長孔91
にカセット本体11の一側面に設けたピン92を遊嵌す
ることにより、前記長孔91の範囲内で回動するうよう
になっていると共に、他端側には一端をカセット本体1
1に係止したコイルスプリング93が係止されている。
そして前記コイルスプリング93の牽引力によりテープ
抑え本体82はテーピング部品支持体28上に軽く押し
着けられ、かつ位置決め凹部86がカセット本体11に
設けた位置決め凸部94に嵌合してテープ抑え81の位
置決めがされるようになっている。
またテープ抑え開閉機構は、第6図に示したように前記
テープ抑え81の冂形の枢支部83の一端部に、その下
端の開口部から周面が出没するように偏心コロ95を軸
96により回転可能に取付けることにより形成されてい
る。そして前記軸96の一端側に設けられたハンドル9
7で前記偏心コロ95を回転させて、該偏心コロ95の
周面を前記枢支部83の下端の開口部から突出させて、
テーピング部品ガイド板27の上面に圧接させることに
より、枢支部83の一端側を浮き上がらせて、前記コイ
ルスプリング93のばね力に抗してテープ抑え81を回
動させるようになっている。
.トップテープ巻取リール及び巻取リール回転駆動
機構の構成(第7〜8図) トップテープ巻取リールは前記テープ抑え本体82に設
けたトップテープ挿通溝85に挿通されて折り返されて
きたトップテープ6を巻取るためのものである。トップ
テープ巻取リール101は第7図に示したようにカセッ
ト本体11の中央部に設けた巻取リール支持軸102に
取付けられている。前記巻取リール102にはワンウェ
イクラッチが内蔵されていて、トップテープ巻取方向に
のみトップテープ巻取リール6を回転させるようになっ
ている。
また巻取リール回転駆動機構は前記テープ送りホイール
回転駆動機構46のテープ送りホイール44を回転させ
たときに、これと連動してトップテープ巻取リール10
1を回転させるものであり、テープ送りホイール回転駆
動機構46の場合と同様にラチェット機構によって間欠
的にトップテープ巻取リール101を回転させるように
なっている。すなわち第8図に示したように巻取リール
回転駆動機構103は、トップテープ巻取リール101
の一側面に取付けられたラチェットホイール104と、
該ラチェットホイール104に先端が噛合しているパウ
ル105と、該パウル105の基端をパウル枢支軸10
6で一端部に回動可能に枢支していると共に中央部(他
端部寄り)を前記巻取リール支持軸102に回動可能に
取付けられている回動アーム107と、該回動アーム1
07の一端部に取付けられていて、前記パウル105の
先端をラチェットホイール104の周面に圧着させてい
る捩りコイルばね108と、前記回動アーム107の他
端部に取付けたピン109を一端側に設けた長孔110
に嵌合させていると共に、他端側に設けたピン111が
カセット本体11に設けた切欠部112を通して、前記
テープ送りホイール回転駆動機構46の操作レバー51
に結合されている回動アーム操作杆113と、前記巻取
リール支持軸102に取付けられていて、回動アーム1
07に反時計方向の回動力を付与して、該回動アーム1
07の一端部に取付けたピン109を前記長孔110の
一端側(下端側)に当接させていると共に、トップテー
プ巻取リール101にテープ巻取方向のテンションを付
与している捩りコイルばね114とからなっている。
そして前記テープ送りホイール回転駆動機構46の操作
レバー51を操作レバー駆動用のカム60で往運動させ
ると操作レバー51は第7図の反時計方向に回動し、回
動アーム操作杆113を押し上げて、回動アーム107
を時計方向に回動させ、パウル105を数ピッチぶん空
転させる。
そして前記操作レバー駆動用のカム60を復運動させる
と操作レバー51は時計方向に回動し、回動アーム操作
杆113を押し下げて、回動アーム107を反時計方向
に回動させると共にパウル105でラチェットホイール
104及びトップテープ巻取リール101をテープ巻取
方向に回転させるのである。
.シャッタ及びシャッタ駆動機構の構成(第6〜8
図) シャッタは、トップテープ6を剥された状態で前記テー
プ抑え本体82の切欠部86に送られてきたテーピング
部品1の部品収容凹部2内に収容されている微小部品5
が部品収容凹部2から脱落しないように切欠部86の一
部を遮蔽するためのものである。
第6図に示したようにシャッタ121は、テープ抑え本
体82の上面に重なるシャッタ本体122と、該シャッ
タ本体122の一側部に連設されていて、前記テープ抑
え81の側板84に重なり合うスライドガイド板123
とからなっている。このスライドガイド板123には第
8図に示したように2個の長孔124,125が設けら
れていて、これら長孔124,125に前記側板84に
設けたピン126,127を遊嵌することにより、長孔
124,125の長さの範囲内でスライドするようにな
っている。
そして前記スライドガイド板123を下方に向けてスラ
イドさせるとシャッタ本体122が前記切欠部87側に
移動して切欠部87内に位置しているテーピング部品1
の部品収容凹部2内の微小部品5の上方を遮蔽し、スラ
イドガイド板123を上方に向けてスライドさせるとシ
ャッタ本体122は切欠部87外に退出して微小部品5
の上方の遮蔽を解除して、マウントヘッドによる微小部
品5の吸着を可能にする。128はテープ抑え本体82
の上面に取付けられたマウントヘッドガイド部材であ
り、該マウントヘッドガイド部材128の一側部に設け
た半円弧状のガイド溝129に沿ってマウントヘッドの
先端を挿入させるようになっている。
またシャッタ駆動機構130は第8図に示したようにL
形のアーム131の折曲部を枢支軸132でカセット本
体11の一側面に枢支し、一端部をカセット本体11に
設けた切欠部133を通して前記パウル枢支軸54に回
動可能に取付け、他端部に設けたピン134を前記スラ
イドガイド板123の一端部に設けた凹溝135に挿脱
自在に嵌合することにより形成されている。
そして前記操作レバー51を操作レバー駆動用のカム6
0で往運動させると、前記L形のアーム131は枢支軸
132を中心にして第8図の反時計方向に回動してスラ
イドガイド板123及びシャッタ本体122を上方に向
けてスライドさせ、該シャッタ本体122による前記マ
ウントヘッドガイド部材128のガイド溝129の下方
にあるテーピング部品1の部品収容凹部2の上方の遮蔽
を解除するのである。
.実施例の作用 実施例のテーピング部品供給カセットは上記のような構
成であるから、テーピング部品1の送りピッチに合わ
せ、例えば送りピッチが4mmのときは操作レバー51の
一方のレバー枢支軸受部61をレバー枢支軸50で枢支
する。そしてテープ抑え81をテープ抑え枢支軸90を
中心にしてテープ抑え面と離間する方向に回動させて、
テープ抑え81を開いてテーピング部品1のトップテー
プ6をトップテープ挿通溝85に挿通させると共にベー
ステープ4をテープ送りホイール44のテープ送り面に
セット、つまりベーステープ4の送り穴3…3にテープ
送りホイール44の突起45…45を嵌合する。しかる
のち、テープ抑え81をテープ送り面側に戻してカセッ
ト本体11の底面板をカセットベースに設けた底面板受
部に嵌合して止着することによりカセット本体をカセッ
トベース上に起立させた状態で取付ける。
そしてカセットベース側に設けた操作レバー駆動用のカ
ム60を往運動させて、テープ送りホイール回転駆動機
構46の操作レバー51を一方向に回動させると、テー
プ送りホイール回転駆動機構46のパウル49はラチェ
ットホイール48の外周を1ピッチぶん空転する一方、
操作レバー51に連結された回動アーム操作杆113に
よって巻取リール回転駆動機構103のパウル105も
ラチェットホイール104の外周を数ピッチぶん空転す
るのと同時に、シャッタ駆動機構130によりシャッタ
本体122が開かれて、マウントヘッドによる微小部品
5の取出しが可能な状態になる。また操作レバー駆動用
のカム60が復運動すると、復帰ばね52のばね力で戻
り回動し、テープ送りホイール回転駆動機構46のパウ
ル49はラチェットホイール48及びテープ送りホイー
ル44を1ピッチぶん回転させてテーピング部品1を1
ピッチぶんつまり4mm繰り出す一方、巻取リール回転駆
動機構103のパウル105もラチェットホイール10
4を回転させて、テーピング部品1を繰り出した長さぶ
んだけトップテープ6を巻き取るのである。そしてトッ
プテープ6を剥ぎ取られたテーピング部品1が部品取出
口側に送りだされてくるときに、シャッタ駆動機構13
0によりシャッタ本体122も、テーピング部品1と共
に、該テーピング部品1の部品収容凹部2の上方を覆っ
た状態で送り出されてくるので、該部品収容凹部2から
微小部品5が脱落するのを防止することができるのであ
る。
H.考案の効果 本考案は以上のような構成であるから次に述べるような
効果がある。
(1)テーピング部品をテープ送りホイールのテープ送
り面にセットする際には、枢支軸を中心にしてテープ抑
えをテープ送り面から離れる方向に回動させることによ
り、テープ送り面からテープ抑えを離して、テープ送り
面へのテーピング部品のセットを容易に行うことができ
る。
(2)トップテープをトップテープ挿通溝に挿通させた
のでトップテープは自づと折曲げられた状態になり、ト
ップテープを剥離するための折返しを容易に行うことが
できる。
(3)テーピング部品のセットを終了したのちに、テー
プ抑えをテープ送り面側に戻すと、位置決め凹部がカセ
ット本体に設けた位置決め凸部に嵌まり込んで、テープ
抑えが左右に揺動しないようにしっかりと固定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はテーピング部品の斜視図、第2図は送りピッチ
を2倍にしたテーピング部品の斜視図、第3図は本考案
のテーピング部品供給カセットの正面図、第4図は部品
供給リール支持軸の分解斜視図、第5図はテープ送りホ
イール部分の断面図、第6図はテープ抑え部分の斜視
図、第7図はテーピング部品供給カセットの正面図、第
8図は同背面図、第9図は操作レバーの正面図である。 1…テーピング部品、6…部品供給リール、11…カセ
ット本体、41…テープ送りホイール支持軸、44…テ
ープ送りホイール、81…テープ抑え、86…位置決め
凹部、90…テープ抑え枢支軸、94…位置決め凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大野 勝彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)考案者 寺田 幸博 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−229717(JP,A) 実公 昭54−45513(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット本体にテープ送りホイール支持軸
    で回転可能に取付けられていて、部品供給リールからテ
    ーピング部品を繰出すテープ送りホイールと、該テープ
    送りホイールのテープ送り面からテーピング部品が浮き
    上がらないようにテーピング部品を抑えるテープ抑えと
    を備えていて、 前記テープ抑えを、テープ送りホイールに対して接離可
    能に、その一端部をテープ抑え枢支軸でカセット本体に
    回動可能に枢支されていると共に、他端部にはテープ抑
    えをテープ送りホイールに向けて回動させたときにカセ
    ット本体に設けた位置決め凸部に嵌合する位置決め凹部
    を有し、該凹部と前記枢支軸の間にはトップテープ剥離
    用のトップテープ挿通溝を有することを特徴とするテー
    ピング部品供給カセット。
JP1987150211U 1987-09-30 1987-09-30 テーピング部品供給カセット Expired - Lifetime JPH0617796Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5914932Y2 (ja) * 1977-09-05 1984-05-02 日本マランツ株式会社 テ−プ走行制御装置
JPS61229717A (ja) * 1985-04-05 1986-10-14 Hitachi Ltd テ−ピング部品の供給装置

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