JPH1190551A - しごき加工方法およびその装置 - Google Patents

しごき加工方法およびその装置

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JPH1190551A
JPH1190551A JP9251757A JP25175797A JPH1190551A JP H1190551 A JPH1190551 A JP H1190551A JP 9251757 A JP9251757 A JP 9251757A JP 25175797 A JP25175797 A JP 25175797A JP H1190551 A JPH1190551 A JP H1190551A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】しごき加工の前工程が不要となり、製造時間を
短縮することが可能で高精度な形状精度が得られるとと
もに、製造コストを低廉化することが可能なしごき加工
方法およびその装置を提供する。 【解決手段】ダイ82がパンチ62に接近する方向に変
位してワークである等速ジョイント外輪30の外周をし
ごくと、カップ状部32の長さが長くなり、該カップ状
部32の端部がリングパンチ70に当接してカップ状部
32に圧縮応力が作用する。前記ダイ82のさらなる変
位作用下にカップ状部32がさらに長くなると、リング
パンチ70がダイ82の変位方向と同方向に変位する。
このため、カップ状部32の内面がパンチ62の先端部
から離間することがなく、カップ状部32に作用する圧
縮応力が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、等速ジョ
イント外輪の如き、カップ状部を有する部材のしごき加
工方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、等速ジョイント外輪のようにカッ
プ状部を有する部材の製造方法においては、先ず、所定
の長さに切断された円柱状のワーク10の表面にボンデ
ライト処理によって燐酸塩被膜等の潤滑用化成被膜を形
成した後(図11A参照)、前方押出加工により、軸部
12が形成される(図11B参照)。次に、ワーク10
の未加工部14に据込加工を施し、据込部16が形成さ
れる(図11C参照)。
【0003】次いで、図11Cの状態に形成されたワー
ク10に低温焼鈍を施し、このとき発生するスケールを
ショットブラスト処理によって除去し、さらに、ボンデ
ライト処理によって潤滑用化成被膜を形成する。そし
て、後方押出加工によりワーク10に凹部18を画成し
てカップ状部20を形成する(図11D参照)。
【0004】次に、図11Dの状態に形成されたワーク
10に再び低温焼鈍、ショットブラスト処理、ボンデラ
イト処理を施し、前記凹部18にポンチ(図示せず)を
挿入してしごき加工を行う(図11E参照)。以上のよ
うにして、等速ジョイント外輪が得られる。
【0005】この場合、しごき加工の工程では、図12
Aに示すように、先ず、カップ状部20の凹部18をし
ごき加工装置22を構成するパンチ24の先端部に装着
する。次に、ダイ26を下方に変位させると、カップ状
部20の素材が前記ダイ26によって流動し(図12B
参照)、凹部18がパンチ24の外周形状に沿って変形
する(図12C参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のしごき加工方法およびその装置では、しごき加工
の際にカップ状部20に引張応力が作用する。もし、し
ごき加工の前に低温焼鈍、ショットブラスト処理、ボン
デライト処理を施さないと、しごき加工の際に前記の引
張応力のために凹部18の壁面に割れ27が生じる懸念
がある(図12C参照)。このため、低温焼鈍、ショッ
トブラスト処理およびボンデライト処理のようなしごき
加工の前工程が必要となり、製造工程が多く、製造時間
が長くなるという問題があった。
【0007】そこで、図13Aに示すように、しごき加
工装置22を構成するパンチ24の外周部にリングパン
チ28を装着すると、しごき加工時においてカップ状部
20の開口端部がリングパンチ28に当接してカップ状
部20の変形が規制され(図13B参照)、圧縮応力が
作用して割れが防止される。しかしながら、カップ状部
20が成形されるにつれ、カップ状部20がリングパン
チ28に対して相対的に変位するため、凹部18の内面
がパンチ24の先端部から離間してしまい、該凹部18
の成形精度が低下するという問題があった(図13C参
照)。
【0008】また、特開平9−14279号公報の等速
ジョイントの外輪成形方法および装置では、内型を構成
するマンドレルの外周側にボール転動溝を形成するため
の移動可能な複数のセグメントを設け、素材が外ダイス
の変位作用下に変形して該素材の端面がセグメントを押
圧すると、セグメントが後退する構成が開示されてい
る。ところが、この方法および装置では、複数のボール
転動溝のそれぞれに対して移動可能なセグメントが必要
で装置が複雑になり、多数の部品を組み付けるため、そ
れぞれの部品を高精度に製造する必要があり、装置の製
造コストが高騰するという問題があった。
【0009】本発明は前記の課題を解決すべくなされた
ものであって、しごき加工の前工程が不要となり、製造
時間を短縮することが可能で高精度な形状精度が得られ
るとともに、製造コストを低廉化することが可能なしご
き加工方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本願の第1の方法発明は、ワークのカップ状部に
パンチの先端部を装着する工程と、前記パンチに対して
ダイを相対的に変位させて該ダイにより前記カップ状部
の外周をしごく工程と、前記ダイの変位作用下に前記カ
ップ状部の開口端部を前記パンチの外周に設けられたリ
ングパンチに当接させて前記カップ状部に圧縮応力を与
える工程と、前記ダイをさらに変位させるとともに、前
記カップ状部の内面と前記パンチの先端部とが当接した
状態を維持するように前記リングパンチを前記ダイと同
方向に変位させて成型品を得る工程と、を有することを
特徴とする。
【0011】前記第1の方法発明によれば、前記カップ
状部の変形に伴って前記リングパンチを前記ダイと同方
向に変位させることにより、前記リングパンチによる前
記カップ状部に対する圧縮応力を制御することができ、
前記カップ状部に割れが発生することが防止される。
【0012】また、本願の第2の方法発明は、ワークの
カップ状部にパンチの先端部を装着する工程と、前記パ
ンチに対してダイを相対的に変位させて該ダイにより前
記カップ状部の外周をしごく工程と、前記ダイの変位作
用下に前記カップ状部の開口端部を前記パンチの外周に
設けられたリングパンチに当接させて前記カップ状部に
圧縮応力を与える工程と、前記ダイをさらに変位させる
とともに、前記カップ状部の内面と前記パンチの先端部
とが当接した状態を維持するように前記パンチを前記ダ
イと反対方向に変位させて成型品を得る工程と、を有す
ることを特徴とする。
【0013】前記第2の方法発明によれば、前記カップ
状部の変形に伴って前記パンチを前記ダイと反対方向に
変位させることにより、前記リングパンチによる前記カ
ップ状部に対する圧縮応力を制御することができ、前記
カップ状部に割れが発生することが防止される。
【0014】この場合、前記成型品が等速ジョイント外
輪であると、該等速ジョイント外輪を製造する工程を短
縮することができ、好適である。
【0015】また、本願の装置発明は、ワークのカップ
状部に装着されるパンチと、前記パンチに対して相対的
に変位可能であり、前記カップ状部の外周をしごくダイ
と、前記パンチの外周部に配設され、該パンチに対して
相対的に変位可能に設けられるリングパンチと、を備
え、前記リングパンチは前記カップ状部の開口端部に当
接して前記パンチと前記ダイとの相対的な変位作用下に
前記カップ状部に圧縮応力を与えることを特徴とする。
【0016】前記装置発明によれば、前記カップ状部に
割れが発生する懸念が払拭され、しごき加工の前工程を
省略することが可能である。
【0017】この場合、前記ワークが等速ジョイント外
輪であると、該等速ジョイント外輪を製造する設備を簡
易なものとすることができ、好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るしごき加工方法につ
いて、それを実施する装置との関係において、好適な実
施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
【0019】図1において、参照符号30は、本発明の
第1の実施の形態に係るしごき加工方法およびその装置
によって製造されるワークであるバーフィールド型(ボ
ールタイプ)の等速ジョイント外輪を示す。この等速ジ
ョイント外輪30は、カップ状部32と軸部34とを備
え、前記カップ状部32には凹部36が画成される。該
凹部36を形成する壁部には、図2に示すように、等速
ジョイント外輪30の軸線方向に沿って6本の転動溝3
8a〜38fが画成される。
【0020】次に、第1の実施の形態に係るしごき加工
装置40について、図3を参照して説明する。このしご
き加工装置40は基台42を備え、該基台42の中央部
には孔部44が画成される。該孔部44は段部46を介
して大径な孔部48に連通する。前記孔部44には変位
部材50が摺動自在に挿通し、該変位部材50の下部は
シリンダ51に連結される。前記変位部材50の上部に
は前記孔部48に挿入される大径部52が形成され、該
大径部52の上部中央には台部材53が固着され、大径
部52の縁部近傍には複数の台部材54が固着される。
【0021】前記基台42の上部にはプレート56が固
着され、該プレート56の中央部には円盤部材58が固
着される。該円盤部材58の中央には台部材53に対応
する位置にピン部材60が摺動自在に挿通され、該ピン
部材60の上部には棒状のパンチ62が連結される。該
パンチ62の外周面は前記等速ジョイント外輪30の凹
部36の形状に沿って形成され、このため、パンチ62
には転動溝38a〜38fを形成する突部64a〜64
fが形成される。前記パンチ62の下部外周はリング状
の支持部材66により変位自在に保持され、該支持部材
66は前記プレート56に摺動自在に挿通する複数のピ
ン部材68を介して前記台部材54に支持される。
【0022】前記支持部材66の上部には前記パンチ6
2を囲繞するとともに該パンチ62に対して摺動自在に
リングパンチ70が設けられる。該リングパンチ70の
下部には段部72が形成され、該段部72には押さえ部
材74が係合する。該押さえ部材74は前記支持部材6
6に固着され、このため、リングパンチ70は前記支持
部材66に固定される。前記リングパンチ70の内周に
は前記突部64a〜64fが摺動自在に係合する溝部7
6a〜76fが画成される。
【0023】前記しごき加工装置40には前記基台42
に対して接近離間可能に円筒状の変位部材80が設けら
れ、該変位部材80の下部にはリング状に形成されたダ
イ82が固定部材84によって固着される。該ダイ82
の内周には傾斜したしごき面86が形成される。
【0024】本発明の第1の実施の形態に係るしごき加
工装置40は、基本的には以上のように構成されるもの
であり、次にその動作について、第1の実施の形態に係
るしごき加工方法との関連で説明する。
【0025】先ず、従来技術と同様に、円柱状のワーク
10に前方押出加工、据込加工および後方押出加工が施
される(図11A〜図11D参照)。
【0026】次に、図3に示すように、等速ジョイント
30の凹部36をパンチ62の先端部に装着する。この
場合、転動溝38a〜38fには突部64a〜64fが
係合する。
【0027】次いで、図4に示すように、変位部材80
を基台42に接近する方向に変位させ、ダイ82のしご
き面86によって等速ジョイント外輪30の外周をしご
くと、カップ状部32の内周面はパンチ62の外周形状
に沿って変形する。このとき、カップ状部32の長さが
長くなり、該カップ状部32に引張応力が作用する。ダ
イ82を所定量変位させると、カップ状部32の下端部
はリングパンチ70の上端部に当接し、該リングパンチ
70によってカップ状部32に圧縮応力が作用する。こ
のため、前記引張応力によりカップ状部32に割れの生
じる懸念がない。
【0028】前記変位部材80のさらなる変位作用下に
ダイ82が基台42に向かって変位すると、カップ状部
32はさらに長くなる。同時に、シリンダ51を付勢し
て変位部材50を下方、すなわちダイ82の変位方向と
同方向に変位させると、台部材54、ピン部材68およ
び支持部材66を介してリングパンチ70が前記ダイ8
2の変位方向と同方向に変位する(図5参照)。このた
め、カップ状部32に作用する圧縮応力が制御されて該
圧縮応力が必要以上に大きくなることが阻止され、カッ
プ状部32の内面がパンチ62の先端部から離間するこ
とが防止される。従って、カップ状部32はパンチ62
に沿って変形し、高精度な成形を行うことができる。以
上のようにしてしごき加工が施されることにより、等速
ジョイント外輪30が完成する。
【0029】次に、第2の実施の形態に係るしごき加工
方法およびその装置について、図6を参照して説明す
る。なお、第1の実施の形態と同様の構成要素について
は同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0030】第1の実施の形態では、カップ状部32に
対する圧縮応力を制御するために、リングパンチ70を
ダイ82と同方向に変位させたが、第2の実施の形態で
は、パンチ62がダイ82と反対方向に変位するように
構成される。すなわち、このしごき加工装置90の変位
部材50の中央に設けられた台部材53にはピン部材9
2の一端部が固着され、該ピン部材92の他端部はパン
チ62に固着される。このため、変位部材50の変位に
よってパンチ62が変位する。一方、支持部材66の下
部にはプレート56に挿通される複数のピン部材94が
固着されるが、該ピン部材94は台部材54から離間し
ており、変位部材50の変位が支持部材66に伝達され
ることはない。
【0031】本発明の第2の実施の形態に係るしごき加
工装置90は、基本的には以上のように構成されるもの
であり、次にその動作について、第2の実施の形態に係
るしごき加工方法との関連で説明する。
【0032】先ず、第1の実施の形態と同様に、円柱状
のワーク10に前方押出加工、据込加工および後方押出
加工が施される(図11A〜図11D参照)。次に、図
6に示すように、等速ジョイント30の凹部36をパン
チ62の先端部に装着する。次いで、図7に示すよう
に、変位部材80を基台42に接近する方向に変位さ
せ、ダイ82のしごき面86によって等速ジョイント外
輪30の外周をしごくと、カップ状部32の内周面はパ
ンチ62の外周形状に沿って変形する。このとき、カッ
プ状部32の長さが長くなり、該カップ状部32に引張
応力が作用する。ダイ82を所定量変位させると、カッ
プ状部32の下端部はリングパンチ70の上端部に当接
し、該リングパンチ70によってカップ状部32に圧縮
応力が作用する。
【0033】前記変位部材80のさらなる変位作用下に
ダイ82が基台42に向かって変位すると、カップ状部
32はさらに長くなり、凹部36の内面はパンチ62の
先端部から離間する方向に変位しようとする。そこで、
シリンダ51を付勢して変位部材50を上方、すなわち
ダイ82の変位方向と反対方向に変位させると、台部材
53、ピン部材92を介してパンチ62が前記ダイ82
の変位方向と反対方向に変位する(図8参照)。このた
め、パンチ62の先端部は凹部36の内面と当接した状
態を維持し、また、カップ状部32に作用する圧縮応力
が制御されて該圧縮応力が必要以上に大きくなることが
防止される。従って、カップ状部32はパンチ62の外
周形状に沿って変形し、高精度な成形を行うことができ
る。
【0034】以上のようにしてしごき加工が施されるこ
とにより、等速ジョイント外輪30が完成する。
【0035】本実施の形態ではバーフィールド型の等速
ジョイント外輪を例に挙げて説明したが、図9、図10
に示すように、トリポート型(ローラタイプ)の等速ジ
ョイント外輪100も同様の方法によって製造すること
が可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明に係るしごき加工方法およびその
装置によれば、以下のような効果ならびに利点が得られ
る。
【0037】ワークに低温焼鈍、ショットブラスト処
理、ボンデライト処理等の前工程を施さなくとも、しご
き加工の際にワークのカップ状部に割れが発生する懸念
がなく、また、カップ状部の内面とパンチの先端部とが
当接した状態を維持することにより、成形精度を向上す
ることができる。このため、従来、しごき加工に必要で
あった前記の前加工の工程を省略することができ、製造
時間が短縮され、製造効率が向上する。
【0038】また、部品点数が少なくて済むため、それ
ぞれの部品を高精度に製造する必要がなくなり、さら
に、しごき加工装置の組付が簡素化されるため、このし
ごき加工装置の製造コストを低廉化することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態で製造される等速ジ
ョイント外輪を示す概略縦断面図である。
【図2】図1の等速ジョイント外輪を示す概略正面図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るしごき加工装
置を示す縦断面図である。
【図4】図3のしごき加工装置において、ダイが変位し
て等速ジョイント外輪をしごいている状態の縦断面図で
ある。
【図5】図3のしごき加工装置において、リングパンチ
がダイと同方向に変位している状態の縦断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るしごき加工装
置を示す縦断面図である。
【図7】図6のしごき加工装置において、ダイが変位し
て等速ジョイント外輪をしごいている状態の縦断面図で
ある。
【図8】図6のしごき加工装置において、パンチがダイ
と反対方向に変位している状態の縦断面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態で製造される等速ジョ
イント外輪を示す概略縦断面図である。
【図10】図9の等速ジョイント外輪を示す概略正面図
である。
【図11】従来技術に係る等速ジョイント外輪の製造方
法を示し、図11Aは、加工前のワークであり、図11
Bは、ワークに前方押出加工が施された状態であり、図
11Cは、ワークに据込加工が施された状態であり、図
11Dは、ワークに後方押出加工が施された状態であ
り、図11Dは、ワークにしごき加工が施された状態で
ある。
【図12】従来技術に係るしごき加工方法を示し、図1
2Aは、ワークをパンチに装着した状態であり、図12
Bは、ダイが変位してしごき加工が施されている状態で
あり、図12Cは、ワークに割れが生じた状態である。
【図13】他の従来技術に係るしごき加工方法を示し、
図13Aは、ワークをパンチに装着した状態であり、図
13Bは、ダイが変位してしごき加工が施されている状
態であり、図13Cは、ワークがパンチから離間した状
態である。
【符号の説明】
30、100…等速ジョイント外輪 32…カップ状部 40、90…しごき加工装置 50、80…変位
部材 51…シリンダ 60、68、9
2、94…ピン部材 62…パンチ 70…リングパン
チ 82…ダイ 86…しごき面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークのカップ状部にパンチの先端部を装
    着する工程と、 前記パンチに対してダイを相対的に変位させて該ダイに
    より前記カップ状部の外周をしごく工程と、 前記ダイの変位作用下に前記カップ状部の開口端部を前
    記パンチの外周に設けられたリングパンチに当接させて
    前記カップ状部に圧縮応力を与える工程と、 前記ダイをさらに変位させるとともに、前記カップ状部
    の内面と前記パンチの先端部とが当接した状態を維持す
    るように前記リングパンチを前記ダイと同方向に変位さ
    せて成型品を得る工程と、 を有することを特徴とするしごき加工方法。
  2. 【請求項2】ワークのカップ状部にパンチの先端部を装
    着する工程と、 前記パンチに対してダイを相対的に変位させて該ダイに
    より前記カップ状部の外周をしごく工程と、 前記ダイの変位作用下に前記カップ状部の開口端部を前
    記パンチの外周に設けられたリングパンチに当接させて
    前記カップ状部に圧縮応力を与える工程と、 前記ダイをさらに変位させるとともに、前記カップ状部
    の内面と前記パンチの先端部とが当接した状態を維持す
    るように前記パンチを前記ダイと反対方向に変位させて
    成型品を得る工程と、 を有することを特徴とするしごき加工方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のしごき加工方法に
    おいて、 前記成型品は等速ジョイント外輪であることを特徴とす
    るしごき加工方法。
  4. 【請求項4】ワークのカップ状部に装着されるパンチ
    と、 前記パンチに対して相対的に変位可能であり、前記カッ
    プ状部の外周をしごくダイと、 前記パンチの外周部に配設され、該パンチに対して相対
    的に変位可能に設けられるリングパンチと、 を備え、前記リングパンチは前記カップ状部の開口端部
    に当接して前記パンチと前記ダイとの相対的な変位作用
    下に前記カップ状部に圧縮応力を与えることを特徴とす
    るしごき加工装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のしごき加工装置において、 前記ワークは等速ジョイント外輪であることを特徴とす
    るしごき加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107206465A (zh) * 2014-11-17 2017-09-26 Wf机械制造和金属模具技术有限及两合公司 用于制造旋转对称的成形体的方法

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CN107206465A (zh) * 2014-11-17 2017-09-26 Wf机械制造和金属模具技术有限及两合公司 用于制造旋转对称的成形体的方法
CN107206465B (zh) * 2014-11-17 2020-06-26 蒂森克虏伯钢铁欧洲股份公司 用于制造旋转对称的成形体的方法

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