JPH1190129A - 浴槽水循環浄化装置 - Google Patents

浴槽水循環浄化装置

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JPH1190129A
JPH1190129A JP9258309A JP25830997A JPH1190129A JP H1190129 A JPH1190129 A JP H1190129A JP 9258309 A JP9258309 A JP 9258309A JP 25830997 A JP25830997 A JP 25830997A JP H1190129 A JPH1190129 A JP H1190129A
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JP
Japan
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sterilization
tanks
water circulation
filtration
purification
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JP9258309A
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English (en)
Inventor
Takahiro Inoue
孝啓 井上
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジオネラ属菌を減少させ、しかも、浄化性
能をも維持することができる浴槽水循環浄化装置を提供
することにある。 【解決手段】 浴槽水を循環させて浄化や保温をする循
環浄化装置本体(10)があって、この循環浄化装置本
体(10)内に設けられた浴槽水を濾過する濾過槽
(5)が切換弁(6)を介して複数並設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽水循環浄化装
置に関し、具体的には、浴槽水を循環させて浄化や保温
をする浴槽用の循環装置として有用な浴槽水循環浄化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の浴槽水循環浄化装置としては、例
えば、浴槽水を循環させて浄化や保温をする循環浄化装
置本体があって、この循環浄化装置本体内に設けられた
浴槽水を濾過する濾過ユニットを有していたものであ
り、さらに、この濾過ユニットには濾材が設けられてお
り、この濾材としては、1つであったり、2つ以上のも
のが直列に繋がれていたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな浴槽水循環浄化装置においては、浄化性能を維持す
るために、濾過ユニット内で繁殖したレジオネラ属菌を
塩素殺菌や加熱殺菌によって、殺菌していたものであ
り、これによって、レジオネラ属菌を効果的に減少させ
ることができるものの、浄化に有用な菌をも殺菌してし
まうこととなり、結果的には、浄化性能を維持すること
ができないものとなっていた。
【0004】本発明は、上述の事実に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、レジオネラ属菌
を減少させ、しかも、浄化性能をも維持することができ
る浴槽水循環浄化装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
浴槽水循環浄化装置は、浴槽水を循環させて浄化や保温
をする循環浄化装置本体(10)があって、この循環浄
化装置本体(10)内に設けられた浴槽水を濾過する濾
過槽(5)が切換弁(6)を介して複数並設されている
ことを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2に係る浴槽水循環浄化装
置は、上記循環浄化装置本体(10)に殺菌を行う殺菌
装置(4)が設けられ、上記切換弁(6)により複数の
上記濾過槽(5)のうち、いずれかの濾過槽(5)を選
択して上記殺菌装置(4)にて殺菌を行うことができる
ものであることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項3に係る浴槽水循環浄化装
置は、上記殺菌装置(4)が、塩素材を投入する塩素殺
菌によるものであることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項4に係る浴槽水循環浄化装
置は、上記殺菌装置(4)が、電解イオン殺菌によるも
のであることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項5に係る浴槽水循環浄化装
置は、上記殺菌装置(4)が、加熱殺菌によるものであ
ることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項6に係る浴槽水循環浄化装
置は、上記殺菌装置(4)が、オゾン殺菌によるもので
あることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に係る図
面に基いて詳しく説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態に係る浴槽水
循環浄化装置を示した概略図である。図2は、本発明の
他の一実施形態に係る浴槽水循環浄化装置を示した概略
図である。図3は、本発明のさらに他の一実施形態に係
る浴槽水循環浄化装置を示した概略図である。図4は、
図2の浴槽水循環浄化装置に係る殺菌方法の操作順序を
示した説明図である。図5は、図3の浴槽水循環浄化装
置に係る殺菌方法の操作順序を示した説明図である。図
6は、図2の浴槽水循環浄化装置に係る殺菌方法の操作
順序を示した概略図である。図7は、図3の浴槽水循環
浄化装置に係る殺菌方法の操作順序を示した概略図であ
る。
【0013】本発明の浴槽水循環浄化装置は、図1ない
し図7に示すごとく、浴槽水を循環させて浄化や保温を
する循環浄化装置本体(10)があって、この循環浄化
装置本体(10)内に設けられた浴槽水を濾過する濾過
槽(5)が切換弁(6)を介して複数並設されているも
のである。
【0014】上記循環浄化装置本体(10)は、図1な
いし図7に示すごとく、浴槽水を循環させて浄化や保温
をするものである。すなわち、この循環浄化装置本体
(10)は、浴槽本体(1)との間で浴槽水を循環、い
わゆる、同浴槽水を往来させているものである。
【0015】上記浴槽本体(1)は、例えば、家庭用の
ものであってもよいし、業務用などのものであってもよ
く、特に限定されるものではない。この浴槽本体(1)
の形状としては、角形形状であってもかまわないし、丸
形形状であってもかまわず、特に限定されるものではな
い。また、この浴槽本体(1)は、必要に応じて、フラ
ンジ部分を設けていてもかまわないものであり、例え
ば、このフランジ部分の下などに上記循環浄化装置本体
(10)が設置されていてもかまわないものである。
【0016】上記濾過槽(5)は、図1ないし図7に示
すごとく、上記循環浄化装置本体(10)内に設けられ
ているものであり、浴槽水を濾過するものである。この
濾過槽(5)は、切換弁(6)を介して複数並設されて
いるものであり、例えば、同図1ないし図7に示すごと
く、2つの濾過槽(5)が切換弁(6)を介して複数並
設されており、第1の濾過槽(51)、第2の濾過槽
(52)といったように並列に設置されているものであ
る。この濾過槽(5)は、切換弁(6)を介して複数並
設されていれば、上述の場合に限らず、例えば、3つ以
上の濾過槽(5)が並列に設置されていてもかまわない
ものである。
【0017】上記切換弁(6)は、図1ないし図7に示
すごとく、例えば、三方向の切り換えを行う必要がある
場合には三方弁であるが、二方向の切り換えを行う必要
がある場合には二方弁であってもかまわないものであ
り、特に制限されるものではないものである。
【0018】なお、上記浴槽本体(1)内の浴槽水を吸
込口から確実、かつ、充分に吸い込ませて、上記循環浄
化装置本体(10)にて浄化させたり、同浴槽本体
(1)内に気泡を発生させたりするために、必要に応じ
て、所望の箇所にポンプ(2)を設置してもかまわない
ものである。そして、このポンプ(2)としては、上記
浴槽本体(1)内の浴槽水を循環させることができるも
のであれば、どのようなものが用いられてもかまわない
ものである。
【0019】本発明は、このような構成をとることによ
って、浴槽水を循環させて浄化や保温をする循環浄化装
置本体(10)内に設けられた複数の濾過槽(5)のう
ち、一つの濾過槽(5)において、繁殖したレジオネラ
属菌を殺菌するために、塩素殺菌や加熱殺菌によって殺
菌し、これによって、レジオネラ属菌を効果的に減少さ
せるとともに、浄化に有用な菌をも殺菌してしまい、浄
化性能を低下させてしまったとしても、この間に、切換
弁(6)を介して残りの複数並設されている濾過槽
(5)に浴槽水を通すことによって、浄化性能を維持さ
せるものである。また、殺菌の終わった上記一つの濾過
槽(5)は、浄化に有用な菌を発育させてから、次回、
他の濾過槽(5)において、繁殖したレジオネラ属菌を
殺菌する際に、切換弁(6)を介して同一つの濾過槽
(5)に浴槽水を通すことによって、浄化を再開するよ
うにできるものであり、結果的には、複数あるうちのい
ずれかの濾過槽(5)で浴槽水が確実に浄化されるため
に、全体として浄化性能が維持されているものである。
【0020】すなわち、本発明は、レジオネラ属菌を減
少させ、しかも、浄化性能をも維持することができるも
のである。
【0021】具体的な運転の方法を示すと、例えば、図
2に示す場合であると、図4に表された殺菌方法の操作
順序を示した説明図に基づいて行われるものである。す
なわち、濾過槽(5)が2つの場合、通常、浄化保温を
2つの濾過槽(5)にて行い、繁殖したレジオネラ属菌
を第1の濾過槽(51)について殺菌する必要が生じた
時、第1の濾過槽(51)で加熱にて殺菌を行い、殺菌
に用いた水を排水した後、また、通常の浄化保温を2つ
の濾過槽(5)にて再開することができるものである。
さらに、繁殖したレジオネラ属菌を第2の濾過槽(5
2)について殺菌する必要が生じた時、第2の濾過槽
(52)で加熱にて殺菌を行い、殺菌に用いた水を排水
した後、同様に、通常の浄化保温を2つの濾過槽(5)
にて再開することができるものである。
【0022】図6に図2の浴槽水循環浄化装置の殺菌方
法の操作順序を概略図で示した。すなわち、切換弁
(6)が第1の切換弁(61)、第2の切換弁(6
2)、第3の切換弁(63)、第4の切換弁(64)、
第5の切換弁(65)と5つあって、通常は、図6の
(a)に示したようにこれらの5つの切換弁(6)にて
矢印の方向に浴槽水を流れるようにして、浄化保温を2
つの濾過槽(5)にて行っているものである。繁殖した
レジオネラ属菌を第1の濾過槽(51)について殺菌す
る必要が生じた時、第1の濾過槽(51)で加熱にて殺
菌を行うことができるように、同図6の(b)に示した
ように5つの切換弁(6)にて矢印の方向に浴槽水を流
れるようにして、第1の濾過槽(51)で加熱にて殺菌
を行うものである。次に、殺菌に用いた水を排水するの
に、同図6の(c)に示したように5つの切換弁(6)
にて矢印の方向に浴槽水を流れるようにするものであ
る。その後は、図6の(a)に示したように5つの切換
弁(6)にて矢印の方向に浴槽水を流れるようにして、
浄化保温を2つの濾過槽(5)にて再開するものであ
る。
【0023】さらに、繁殖したレジオネラ属菌を第2の
濾過槽(52)について殺菌する必要が生じた時、第2
の濾過槽(52)で加熱にて殺菌を行うことができるよ
うに、同図6の(d)に示したように5つの切換弁
(6)にて矢印の方向に浴槽水を流れるようにして、第
2の濾過槽(52)で加熱にて殺菌を行うものである。
次に、殺菌に用いた水を排水するのに、同図6の(e)
に示したように5つの切換弁(6)にて矢印の方向に浴
槽水を流れるようにするものである。その後は、図6の
(a)に示したように5つの切換弁(6)にて矢印の方
向に浴槽水を流れるようにして、浄化保温を2つの濾過
槽(5)にて再開するものである。
【0024】上記加熱の際の温度としては、65℃ぐら
いであり、図6の(b)および(d)に示したような加
熱殺菌を行う際の循環時間としては、通常15分程度で
ある。
【0025】このような操作を2つの濾過槽(5)の場
合は、毎日行うものである。すなわち、各々の濾過槽
(5)は、1日おきに殺菌操作がなされるものである。
そして、この操作の繰り返しにより、浴槽水中のレジオ
ネラ属菌の数が100mlの浴槽水中に100個程度に
抑えられるものとなる。同浴槽水の濁度は、0.5以下
に維持されるものとなる。
【0026】図3に示す場合であると、図5に表された
殺菌方法の操作順序を示した説明図に基づいて行われる
ものである。すなわち、濾過槽(5)が2つの場合、通
常、浄化保温を2つの濾過槽(5)にて行い、繁殖した
レジオネラ属菌を第1の濾過槽(51)について殺菌す
る必要が生じた時、第1の濾過槽(51)で電解イオン
にて殺菌を行った後、また、通常の浄化保温を2つの濾
過槽(5)にて再開することができるものである。さら
に、繁殖したレジオネラ属菌を第2の濾過槽(52)に
ついて殺菌する必要が生じた時、第2の濾過槽(52)
で電解イオンにて殺菌を行った後、同様に、通常の浄化
保温を2つの濾過槽(5)にて再開することができるも
のである。
【0027】図7に図3の浴槽水循環浄化装置の殺菌方
法の操作順序を概略図で示した。すなわち、図2の浴槽
水循環浄化装置の場合に設けられた濾過槽(5)の前後
の2つの切換弁(6)が、第3の切換弁(63)、第4
の切換弁(64)と設置されており、通常は、図7の
(a)に示したようにこれらの2つの切換弁(6)にて
矢印の方向に浴槽水を流れるようにして、浄化保温を2
つの濾過槽(5)にて行っているものである。繁殖した
レジオネラ属菌を第1の濾過槽(51)について殺菌す
る必要が生じた時、第1の濾過槽(51)で電解イオン
にて殺菌を行うことができるように、同図7の(b)に
示したように2つの切換弁(6)にて矢印の方向に浴槽
水を流れるようにして、第1の濾過槽(51)で加熱に
て殺菌を行うものである。その後は、図7の(a)に示
したように2つの切換弁(6)にて矢印の方向に浴槽水
を流れるようにして、浄化保温を2つの濾過槽(5)に
て再開するものである。
【0028】さらに、繁殖したレジオネラ属菌を第2の
濾過槽(52)について殺菌する必要が生じた時、第2
の濾過槽(52)で加熱にて殺菌を行うことができるよ
うに、同図7の(c)に示したように2つの切換弁
(6)にて矢印の方向に浴槽水を流れるようにして、第
2の濾過槽(52)で電解イオンにて殺菌を行うもので
ある。その後は、図7の(a)に示したように2つの切
換弁(6)にて矢印の方向に浴槽水を流れるようにし
て、浄化保温を2つの濾過槽(5)にて再開するもので
ある。
【0029】上記電解イオンの場合、遊離塩素濃度とし
ては、0.2ppm以上となるようにし、図7の(b)
および(c)に示したような電解イオン殺菌を行う際の
循環時間としては、通常120分程度である。
【0030】そして、図2に示した場合と同様に、この
ような操作を2つの濾過槽(5)の場合は、毎日行うも
のである。すなわち、各々の濾過槽(5)は、1日おき
に殺菌操作がなされるものである。そして、この操作の
繰り返しにより、浴槽水中のレジオネラ属菌の数が10
0mlの浴槽水中に100個程度に抑えられるものとな
る。同浴槽水の濁度は、0.5以下に維持されるものと
なる。
【0031】また、図1ないし図7に示すごとく、上記
循環浄化装置本体(10)に殺菌を行う殺菌装置(4)
が設けられ、上記切換弁(6)により複数の上記濾過槽
(5)のうち、いずれかの濾過槽(5)を選択して上記
殺菌装置(4)にて殺菌を行うことができるものである
と、繁殖したレジオネラ属菌を殺菌する必要のある濾過
槽(5)を切換弁(6)により選択して殺菌装置(4)
にて直に殺菌を行うことができるとともに、それ以外の
他の濾過槽(5)においては、この間に、切換弁(6)
を介して浴槽水を通すことによって、浄化性能をより一
層確実に維持させることができるものである。
【0032】なお、上記殺菌装置(4)が、塩素材を投
入する塩素殺菌によるものであるとき、殺菌装置(4)
が起動すると、繁殖したレジオネラ属菌を殺菌する必要
のある濾過槽(5)に直に塩素材が投入されて、この塩
素材にてレジオネラ属菌が殺菌されて、その結果とし
て、濾過槽(5)そのものをより一層確実、かつ、効果
的に殺菌することができるものであるために、レジオネ
ラ属菌をより一層確実に減少させ、しかも、浄化性能を
より一層確実に維持することができるものである。
【0033】また、上記殺菌装置(4)が、電解イオン
殺菌によるものであるとき、殺菌装置(4)が起動する
と、電解が行われて遊離塩素濃度が増やされて、この遊
離塩素が繁殖したレジオネラ属菌を殺菌する必要のある
濾過槽(5)に直に入り込んで、同遊離塩素にてレジオ
ネラ属菌が殺菌されて、その結果として、濾過槽(5)
そのものをより一層確実、かつ、効果的に殺菌すること
ができるものであるために、レジオネラ属菌をより一層
確実に減少させ、しかも、浄化性能をより一層確実に維
持することができるものである。
【0034】さらに、上記殺菌装置(4)が、加熱殺菌
によるものであるとき、殺菌装置(4)が起動すると、
同殺菌装置(4)を通る浴槽水が直に暖められて高温に
なり、この高温になった浴槽水が繁殖したレジオネラ属
菌を殺菌する必要のある濾過槽(5)に直に入り込ん
で、同高温になった浴槽水にてレジオネラ属菌が殺菌さ
れて、その結果として、濾過槽(5)そのものをより一
層確実、かつ、効果的に殺菌することができるものであ
るために、レジオネラ属菌をより一層確実に減少させ、
しかも、浄化性能をより一層確実に維持することができ
るものである。
【0035】例えば、図2に示す場合、殺菌装置(4)
がヒーター(3)であり、このヒーター(3)を起動さ
せると、同ヒーター(3)を通る浴槽水が直に暖められ
て高温になるものである。
【0036】また、図1および図3に示すように、上記
殺菌装置(4)と上記ヒーター(3)とが別々にあると
き、通常の浄化運転の際、ポンプ(2)などによって浴
槽本体(1)から吸い込まれた浴槽水は、ヒーター
(3)で保温され、次いで2個の濾過槽(5)、すなわ
ち、第1の濾過槽(51)と第2の濾過槽(52)と
で、浄化されて、きれいになった同浴槽水は浴槽本体
(1)に戻るものである。
【0037】同様に、上記殺菌装置(4)が、オゾン殺
菌によるものであると、殺菌装置(4)が起動すると
き、同殺菌装置(4)からオゾンが発生して、このオゾ
ンが同殺菌装置(4)を通る浴槽水とともに繁殖したレ
ジオネラ属菌を殺菌する必要のある濾過槽(5)に直に
入り込んで、同オゾンにてレジオネラ属菌が殺菌され
て、その結果として、濾過槽(5)そのものをより一層
確実、かつ、効果的に殺菌することができるものである
ために、レジオネラ属菌をより一層確実に減少させ、し
かも、浄化性能をより一層確実に維持することができる
ものである。
【0038】なお、上記殺菌装置(4)としては、上述
のもの以外にも、濾過槽(5)そのものをより一層確
実、かつ、効果的に殺菌することができるものであれ
ば、どのような形態のものであってもかまわないもので
ある。
【0039】本発明の浴槽水循環浄化装置によると、図
1ないし図7に示すごとく、浴槽水を循環させて浄化や
保温をする循環浄化装置本体(10)があって、この循
環浄化装置本体(10)内に設けられた浴槽水を濾過す
る濾過槽(5)が切換弁(6)を介して複数並設されて
いるので、浴槽水を循環させて浄化や保温をする循環浄
化装置本体(10)内に設けられた複数の濾過槽(5)
のうち、一つの濾過槽(5)において、繁殖したレジオ
ネラ属菌を殺菌するために、塩素殺菌や加熱殺菌によっ
て殺菌し、これによって、レジオネラ属菌を効果的に減
少させるとともに、浄化に有用な菌をも殺菌してしま
い、浄化性能を低下させてしまったとしても、この間
に、切換弁(6)を介して残りの複数並設されている濾
過槽(5)に浴槽水を通すことによって、浄化性能を維
持させるものである。また、殺菌の終わった上記一つの
濾過槽(5)は、浄化に有用な菌を発育させてから、次
回、他の濾過槽(5)において、繁殖したレジオネラ属
菌を殺菌する際に、切換弁(6)を介して同一つの濾過
槽(5)に浴槽水を通すことによって、浄化を再開する
ようにできるものであり、結果的には、複数あるうちの
いずれかの濾過槽(5)で浴槽水が確実に浄化されるた
めに、全体として浄化性能が維持されているものであ
る。
【0040】すなわち、本発明は、レジオネラ属菌を減
少させ、しかも、浄化性能をも維持することができるも
のである。
【0041】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る浴槽水循環浄化
装置によると、浴槽水を循環させて浄化や保温をする循
環浄化装置本体(10)内に設けられた複数の濾過槽
(5)のうち、一つの濾過槽(5)において、繁殖した
レジオネラ属菌を殺菌するために、塩素殺菌や加熱殺菌
によって殺菌し、これによって、レジオネラ属菌を効果
的に減少させるとともに、浄化に有用な菌をも殺菌して
しまい、浄化性能を低下させてしまったとしても、この
間に、切換弁(6)を介して残りの複数並設されている
濾過槽(5)に浴槽水を通すことによって、浄化性能を
維持させるものである。また、殺菌の終わった上記一つ
の濾過槽(5)は、浄化に有用な菌を発育させてから、
次回、他の濾過槽(5)において、繁殖したレジオネラ
属菌を殺菌する際に、切換弁(6)を介して同一つの濾
過槽(5)に浴槽水を通すことによって、浄化を再開す
るようにできるものであり、結果的には、複数あるうち
のいずれかの濾過槽(5)で浴槽水が確実に浄化される
ために、全体として浄化性能が維持されているものであ
る。
【0042】すなわち、本発明は、レジオネラ属菌を減
少させ、しかも、浄化性能をも維持することができるも
のである。
【0043】本発明の請求項2に係る浴槽水循環浄化装
置によると、請求項1記載の場合に加えて、繁殖したレ
ジオネラ属菌を殺菌する必要のある濾過槽(5)を切換
弁(6)により選択して殺菌装置(4)にて直に殺菌を
行うことができるとともに、それ以外の他の濾過槽
(5)においては、この間に、切換弁(6)を介して浴
槽水を通すことによって、浄化性能をより一層確実に維
持させることができるものである。
【0044】本発明の請求項3ないし請求項6に係る浴
槽水循環浄化装置によると、請求項2記載の場合に加え
て、濾過槽(5)そのものをより一層確実、かつ、効果
的に殺菌することができるものであるために、レジオネ
ラ属菌をより一層確実に減少させ、しかも、浄化性能を
より一層確実に維持することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る浴槽水循環浄化装置
を示した概略図である。
【図2】本発明の他の一実施形態に係る浴槽水循環浄化
装置を示した概略図である。
【図3】本発明のさらに他の一実施形態に係る浴槽水循
環浄化装置を示した概略図である。
【図4】図2の浴槽水循環浄化装置に係る殺菌方法の操
作順序を示した説明図である。
【図5】図3の浴槽水循環浄化装置に係る殺菌方法の操
作順序を示した説明図である。
【図6】図2の浴槽水循環浄化装置に係る殺菌方法の操
作順序を示した概略図である。
【図7】図3の浴槽水循環浄化装置に係る殺菌方法の操
作順序を示した概略図である。
【符号の説明】
4 殺菌装置 5 濾過槽 6 切換弁 10 循環浄化装置本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61L 2/18 A61L 2/18 2/20 2/20 J B01D 35/027 C02F 1/02 C C02F 1/02 1/46 Z 1/46 1/50 510B 1/50 510 520L 520 531M 531 531R 540A 540 540B 550C 550 550H 560A 560 560F 560Z 1/76 A 1/76 F24H 9/00 W F24H 1/00 302 B01D 35/02 J 9/00 F24H 1/00 602L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽水を循環させて浄化や保温をする循
    環浄化装置本体があって、この循環浄化装置本体内に設
    けられた浴槽水を濾過する濾過槽が切換弁を介して複数
    並設されていることを特徴とする浴槽水循環浄化装置。
  2. 【請求項2】 上記循環浄化装置本体に殺菌を行う殺菌
    装置が設けられ、上記切換弁により複数の上記濾過槽の
    うち、いずれかの濾過槽を選択して上記殺菌装置にて殺
    菌を行うことができるものであることを特徴とする請求
    項1記載の浴槽水循環浄化装置。
  3. 【請求項3】 上記殺菌装置が、塩素材を投入する塩素
    殺菌によるものであることを特徴とする請求項2記載の
    浴槽水循環浄化装置。
  4. 【請求項4】 上記殺菌装置が、電解イオン殺菌による
    ものであることを特徴とする請求項2記載の浴槽水循環
    浄化装置。
  5. 【請求項5】 上記殺菌装置が、加熱殺菌によるもので
    あることを特徴とする請求項2記載の浴槽水循環浄化装
    置。
  6. 【請求項6】 上記殺菌装置が、オゾン殺菌によるもの
    であることを特徴とする請求項2記載の浴槽水循環浄化
    装置。
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