JPH1188746A - カメラ装置 - Google Patents

カメラ装置

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JPH1188746A
JPH1188746A JP9248471A JP24847197A JPH1188746A JP H1188746 A JPH1188746 A JP H1188746A JP 9248471 A JP9248471 A JP 9248471A JP 24847197 A JP24847197 A JP 24847197A JP H1188746 A JPH1188746 A JP H1188746A
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Masayuki Sugasawa
正之 菅沢
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VF部の映像として観察したとき、送り返し
映像にカメラ映像と同等の解像度をもたせてカメラマン
の操作性の改善を図り、放送に最適な映像を作成するカ
メラ装置。また、VF部内に輪郭補正制御用の回路や制
御ラインを新たに追加することなく構成された安価でコ
ンパクトなカメラ装置。 【解決手段】 カメラ部1内にカメラ映像用の輪郭強調
信号作成回路100以外に、この回路100と同等の機
能をもつ送り返し映像用の輪郭強調信号作成回路101
を設け、カメラ部1内において送り返し映像に対しても
輪郭補正を行うことによって、VF部31においてVF
映像として観察したとき、送り返し映像の解像度をカメ
ラ映像の解像度と同等にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ映像用およ
び送り返し映像用の輪郭強調回路をカメラ部内に有する
カメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放送用のテレビカメラ装置におい
て、カメラ映像の解像度を増加するために輪郭補正が行
われる。その輪郭補正は、カメラ映像から輪郭強調信号
を作成し、この作成した信号を元の映像に付加して行わ
れる。このときの輪郭強調信号の付加量は、放送用の映
像として最適になるように決定される。その付加量が多
すぎると、カメラ映像のノイズ成分にも輪郭補正が行わ
れ、S/Nが悪くなり、カメラ映像の画質を損う。
【0003】一方、カメラマンは、カメラ映像をVF
(ビューファインダ)部で確認し、構図決定やフォーカ
ス合わせを行う。このときのVF映像は、フォーカス合
わせを容易にするため、S/Nよりも解像度が優先され
る。そのため、VF映像には、カメラ映像出力より多く
輪郭強調信号を付加し、解像度を高めている。
【0004】次に、従来におけるカメラ装置の1例を、
図6に基づいて説明する。
【0005】1はカメラ部である。このカメラ部1に
は、ケーブル20を介して、カメラコントロール部(C
CU)21が接続されている。また、カメラ部1の映像
出力が送られるEVF(電子ビューファインダ)部31
が設けられている。
【0006】カメラ部1において、被写体からの光は、
撮像レンズ2に取り込まれた後、CCD(固体撮像素
子)3により電気信号に変換され、信号処理回路4に送
られる。この信号処理回路4は、入力された信号に対し
て、シェーディング補正、ゲイン調整、ホワイトバラン
ス、フレア補正等の各種信号処理を行うことによって、
ビデオ信号SVi1を出力する。このビデオ信号SVi
1は、輪郭強調回路(DTL)5と、加算器6とに供給
される。その輪郭強調回路5では、水平および垂直の輪
郭強調信号が求められ、これらの信号が加算された輪郭
強調信号DTLcが出力される。そして、加算器6で
は、ビデオ信号SVi1と輪郭強調信号DTLcとが加
算され、これにより、ビデオ信号SVi1の水平および
垂直のエッジ部分の輪郭強調処理が行われ、信号処理回
路7に入力される。
【0007】この信号処理回路7は、入力された信号に
対して、圧縮、ガンマ補正等の各種信号処理を行うこと
によって、ビデオ信号SVi2を出力する。そして、ス
イッチ9を介して送られる輪郭強調信号DTLcとビデ
オ信号SVi2とは、加算器8に供給される。スイッチ
9は制御信号CL1によって制御され、この制御信号C
L1がハイレベルのときオンとなり、ローレベルのとき
オフとなる。
【0008】スイッチ9がオフのときは、加算器8から
出力されるビデオ信号SVi3は、信号処理回路7から
出力されるビデオ信号SVi2と同じものとなり、この
とき信号処理回路7の後段での輪郭強調は行われない。
一方、スイッチ9がオンのときは、加算器8から出力さ
れるビデオ信号SVi3は、信号処理回路7から出力さ
れるビデオ信号SVi2に輪郭強調信号DTLcが加算
されたものとなり、このとき輪郭強調が行われる。この
ようにして加算器8から出力されるビデオ信号SVi3
は、切換スイッチ11のa端子に入力される。
【0009】この切換スイッチ11のb端子には、カメ
ラコントロール部21を介して、外部ビデオ信号SVE
Xが入力される。切換スイッチ11は、制御信号CL2
がハイレベルのときはa端子側に接続され、制御信号C
L2がローレベルのときはb端子側に接続される。切換
スイッチ11より出力されるビデオ信号SVoは、EV
F部31に入力される。
【0010】EVF部31において、ビデオ信号SVo
は輪郭強調回路32および加算器33に入力される。輪
郭強調回路32では、ビデオ信号SVoに基づいて周知
の方法により輪郭強調信号DTLvが作成される。この
輪郭強調信号DTLvは、制御信号CL3がハイレベル
のときオンとなるスイッチ34を介して、加算器33に
入力される。この加算器33より出力されるビデオ信号
SVo1は、ビデオ信号SVoに輪郭強調信号DTLv
が加算された状態となり、信号処理回路36に送られ
る。そして、信号処理回路36で増幅等の処理が行われ
たビデオ信号SVo1は、ビューファインダ用のCRT
37に入力され、これにより、画面上にビデオ信号SV
o1による画像が表示される。
【0011】また、カメラ部1の信号処理回路7で処理
されたビデオ信号は、ケーブル20を介して、カメラコ
ントロール部21の信号処理回路22に供給される。こ
の信号処理回路22ではエンコード処理等を行い、所定
の規格に一致したビデオ信号を局内システムに供給す
る。また、カメラコントロール部21には、例えば局内
のオンエア中の送り返し信号(外部ビデオ信号)SVE
Xが入力される。その外部ビデオ信号SVEXは、ケー
ブル20を介して、カメラ部1の切換スイッチ11のb
端子側に供給される。そして、制御信号CL2によって
切換えられる切換スイッチ11において、c端子がa端
子側と接続された場合はカメラ部1のカメラ用のビデオ
信号SVoがEVF部31に供給され、一方、c端子が
b端子側と接続された場合はカメラコントロール部21
からの外部ビデオ信号SVEXがEVF部31に供給さ
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一般に、放送用のテレ
ビカメラ装置において、カメラマンは、自ら操作するカ
メラの映像(以下、「カメラ映像」という)を監視する
だけでなく、局内システムと接続されることにより、他
のカメラマンの操作するカメラの映像や、放送された
り、編集されている映像など(以下、「送り返し映像」
という)を確認してカメラ操作を行う。これらカメラ映
像および送り返し映像は、送り返し信号としてカメラに
供給され、カメラマンの操作による切換制御によりカメ
ラ映像又は送り返し映像に切り換えることにより、「V
F(ビューファインダ)映像」としてVF部に表示され
る。
【0013】ところが、送り返し映像は、それぞれ異な
るカメラの映像出力であるため、放送用として最適な輪
郭補正が行われている。このため、その送り返し映像が
VF部に表示された場合、自らのカメラ映像をVF部で
見る場合よりも、より解像度が悪く、カメラマンの操作
性を悪くする。特に、放送用のテレビカメラ装置では、
自ら操作するカメラ映像をそのまま監視するのではな
く、一度、カメラ映像出力になって放送や編集された
後、送り返し映像として帰ってきた自らの映像を監視
し、構図決定や、フォーカス合わせを行う場合が多い。
これは、カメラの映像が放送されるに当り、各種の情報
がカメラ出力以後に文字等でスーパーインポーズされた
場合、この文字等をよけて構図を決定するためである。
このような場合、送り返し映像には、VF映像として適
した輪郭補正が行われておらず、VF映像を監視して行
うカメラマンの構図決定やフォーカス合わせが容易では
ない。
【0014】ここで、カメラ映像に比べ、送り返し映像
の方が、カメラマンのフォーカス合わせが容易ではない
(構図決定も同様)理由を、前述した図6の従来例に基
づいて具体的に説明する。
【0015】まず、カメラ映像でフォーカス合わせを行
う場合には、カメラ部1内の切換スイッチ11がa端子
側に切換えられる。このような状態で、画面(CRT3
7)に表示されるカメラ映像(ビデオ信号SVo1)
は、カメラ部1内の輪郭強調回路5により輪郭補正が行
われ、さらに輪郭補正量を増加させるために、EVF部
31内の輪郭強調回路32により輪郭補正が行われてい
る。すなわち、輪郭強調回路5と輪郭強調回路32とに
よる2回の輪郭強調処理によって、カメラマンに最も適
した輪郭補正が行われている。
【0016】これに対して、送り返し映像でフォーカス
合わせを行う場合には、カメラ部1内の切換スイッチ1
1がb端子側に切換えられる。このような状態で、画面
(CRT37)に表示される送り返し映像(ビデオ信号
SVo1)は、EVF部31内の輪郭強調回路32によ
り輪郭補正が行われている。すなわち、輪郭強調回路3
2による1回の輪郭強調処理によって、カメラマンに適
した輪郭補正が行われている。
【0017】しかし、輪郭強調量が多いということは、
カメラマンがEVF部31の画面を見たとき解像度が高
いことを意味し、その解像度が高いということは、フォ
ーカス合わせが容易であることを意味する。従って、こ
のようなことから、カメラマンは、2回の輪郭強調処理
がなされるカメラ映像に比べて、1回の輪郭強調処理し
か行わない送り返し映像の方が、フォーカス合わせが難
しいことになる。
【0018】以上述べたように、従来のカメラ装置にお
いては、カメラ映像から送り返し映像へ画面を切り換え
たとき、VF映像の見え方が違ってしまい、その結果、
VF映像を監視して行うカメラマンの構図決定やフォー
カス合わせが難しいという問題がある。
【0019】そこで、本発明の目的は、VF部のVF映
像として観察する際、送り返し映像にカメラ映像と同等
な解像度をもたせることにより、カメラマンの操作性の
改善を図り、ひいては、放送に最適な映像を作成するこ
とが可能なカメラ装置を提供することにある。
【0020】また、本発明の他の目的は、既存のカメラ
部内に送り返し映像を輪郭補正用の回路を設けることに
より、VF部内に輪郭補正制御用の回路や制御ラインを
新たに追加することなく、安価でコンパクトなカメラ装
置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、被写体からカ
メラ映像を作成すると共に、外部回路から送り返し映像
が入力されるカメラ部と、該カメラ部から出力される前
記カメラ映像および前記送り返し映像をビューファイン
ダ映像として表示するビューファインダ部とを有するカ
メラ装置であって、前記カメラ部に設けられ、前記カメ
ラ映像の輪郭強調を行う第1の輪郭強調手段と、前記第
1の輪郭強調手段と同等の輪郭強調機能を有しかつ前記
送り返し映像の輪郭強調を行う第2の輪郭強調手段と、
前記ビューファインダ部に設けられ、前記第1の輪郭強
調手段により輪郭強調された前記カメラ映像、および、
前記第2の輪郭強調手段により輪郭強調された前記送り
返し映像の輪郭強調を行う第3の輪郭強調手段とを具
え、前記第3の輪郭強調手段により輪郭強調された前記
カメラ映像および前記送り返し映像を、前記ビューファ
インダ映像として表示したときの解像度を互いに等しく
することによって、カメラ装置を構成する。
【0022】ここで、前記第1の輪郭強調手段は、輪郭
強調量を調節する調節手段と、前記調節手段により輪郭
強調量が調節されたカメラ映像を前記外部回路に送出す
る第1の送出手段と、前記調節手段により輪郭強調量が
調節されないカメラ映像を前記ビューファインダ部へ送
出する第2の送出手段とをさらに具えることができる。
【0023】前記第1の輪郭強調手段により輪郭強調さ
れたカメラ映像と前記第2の輪郭強調手段により輪郭強
調された送り返し映像とを選択して前記ビューファイン
ダ部へ送出する選択手段をさらに具えることができる。
【0024】また、本発明は、被写体からカメラ映像を
作成すると共に、外部回路から送り返し映像が入力され
るカメラ部と、該カメラ部から出力される前記カメラ映
像および前記送り返し映像をビューファインダ映像とし
て表示するビューファインダ部とを有し、前記カメラ部
に前記カメラ映像の輪郭強調を行うためのカメラ映像用
輪郭強調手段が設けられ、前記ビューファインダ部に前
記カメラ映像および前記送り返し映像の輪郭強調を行う
ためのカメラ送り返し映像用輪郭強調手段が設けられた
カメラ装置において、前記カメラ映像用輪郭強調手段と
同等の輪郭強調機能を有しかつ前記送り返し映像の輪郭
強調を行う送り返し映像用輪郭強調手段を前記カメラ部
に設け、前記カメラ送り返し映像用輪郭強調手段により
輪郭強調された前記カメラ映像および前記送り返し映像
を、前記ビューファインダ映像として表示したときの解
像度を互いに等しくすることによって、カメラ装置を構
成する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0026】本発明の第1の実施の形態を、図1〜図3
に基づいて説明する。なお、前述した図6の従来例と同
一部分についての説明は省略し、その同一部分について
は同一符号を付す。
【0027】図1は、本装置の全体構成を示す。カメラ
部1において、被写体からの光は、撮像レンズ2を介し
てCCD3に結像され、信号処理回路4により信号処理
がなされてカメラビデオ信号SVi1が出力される。こ
の信号処理回路4と加算器6との間には、輪郭強調信号
作成回路100が設けられている。この輪郭強調信号作
成回路100は、信号処理回路4から出力されたカメラ
ビデオ信号SVi1に基づいて、従来の周知の方法によ
り、水平および垂直の輪郭強調信号DTL1が作成され
る。この輪郭強調信号DTL1は加算器6に入力され、
カメラビデオ信号SVi1と加算される。これにより、
カメラビデオ信号SVi1の水平および垂直のエッジ部
分の輪郭強調処理が行われたカメラビデオ信号SVi2
が作成される。この場合、加算器6は、カメラコントロ
ール部(以下、CCUという)21側のオペレータであ
るビデオエンジニア(VE)が、リモートコントロール
を行えるようになっており、これにより、輪郭強調の補
正量を適宜変化させることができる。そして、このよう
にして輪郭強調処理が行われたカメラ映像出力としての
カメラビデオ信号SVi2は、放送に適した映像として
出力され、ケーブル20を介してCCU21に送られ
る。
【0028】一方、輪郭強調信号作成回路100から出
力された輪郭強調信号DTL1は、増幅器9により輪郭
強調の補正量が増加されて加算器70に入力される。こ
の加算器70では、その増加された輪郭強調信号DTL
1がカメラビデオ信号SVi1に加算される。これによ
り、カメラビデオ信号SVi1の水平および垂直のエッ
ジ部分の輪郭強調処理が行われたカメラビデオ信号SV
i3が作成される。そして、このようにして輪郭強調処
理が行われたカメラ映像出力としてのカメラビデオ信号
SVi3は、カメラマンが観察するのに適した映像とし
てVF(ビューファインダ)部31に送られる。
【0029】また、カメラ部1内には、ケーブル20を
介して外部から入力される送り返し映像SVEXの輪郭
強調を行うための輪郭強調信号作成回路101が設けら
れている。この輪郭強調信号作成回路101は、前記輪
郭強調信号作成回路100と同等な輪郭強調処理の機能
を有するものであり、これにより、輪郭強調信号DTL
2が作成される。この輪郭強調信号DTL2は、加算器
80に入力されることにより、送り返し映像SVEXに
加算され、外部ビデオ信号SVi4として出力される。
【0030】ここで、送り返し映像SVEXについて説
明する。この送り返し映像SVEXは、カメラ映像切換
器200から出力される。このカメラ映像切換器200
には、自分用のカメラ部1のCCU部21からのカメラ
映像(カメラビデオ信号SVi2)が入力される端子s
1の他に、他のカメラのCCU部からのカメラ映像が入
力される端子s2〜s4を備えている。そして、端子s
1〜s4が端子s0と適宜切り換えらることにより、信
号処理回路2には自分のカメラ映像および他のカメラか
らのカメラ映像が入力される。信号処理回路2から出力
されるカメラ映像は、外部の局内システム等に出力され
ると共に、カメラマンがフォーカス等を操作するための
送り返し映像SVEXとして出力される。従って、本発
明でいう送り返し映像SVEXには、自分のカメラ映像
のみならず、他のカメラからのカメラ映像も含まれるこ
とになる。
【0031】そして、切換スイッチ11において、a端
子には輪郭強調処理がなされたカメラ映像出力としての
カメラビデオ信号SVi3が入力され、また、b端子に
は輪郭強調処理がなされた送り返し映像出力としての外
部ビデオ信号SVi4が入力される。これにより、切換
制御信号CLが、例えばオンのときa−c端子間が接続
されることによってカメラビデオ信号SVi3がビデオ
出力信号SVoとして出力され、オフのときb−c端子
間が接続されることによって外部ビデオ信号SVi4が
ビデオ出力信号SVoとして出力される。
【0032】このようにしてカメラ部1から出力された
ビデオ出力信号SVo(カメラビデオ信号SVi3/外
部ビデオ信号SVi4)は、加算器33およびVF映像
に適した輪郭強調を行うための輪郭強調信号作成回路3
01に入力される。この輪郭強調信号作成回路301で
は、周知の方法により輪郭強調信号DTL3が作成され
る。この輪郭強調信号DTL3は加算器33に入力され
ることにより、ビデオ出力信号SVoに加算され、ビデ
オ出力信号SVo1として出力される。このビデオ出力
信号SVo1は、信号処理回路36で増幅等の処理が行
われた後、CRTの画面上にVF映像として表示され
る。この画面に表示されたVF映像、すなわち、カメラ
映像又は送り返し映像をカメラマンが観察しながら、フ
ォーカス合わせや構図決定を行うことができる。
【0033】上述したように、カメラ映像は、カメラ部
1内の輪郭強調信号作成回路100およびVF部31内
の輪郭強調信号作成回路301によって、2回の輪郭強
調処理が行われる。また、送り返し映像も、カメラ部1
内の輪郭強調信号作成回路101およびVF部31内の
輪郭強調信号作成回路301によって、2回の輪郭強調
処理が行われる。これにより、カメラ映像と送り返し映
像とは、共に2回ずつの輪郭補正を行っていることか
ら、解像度を等しくすることができる。従って、カメラ
マンがそれら映像を画面上でVF映像として観察する
際、カメラ/送り返しと切り換え操作しても、見え方が
違ってしまうということがなくなるため、フォーカス合
わせや構図決定を共に等しく行うことができる。
【0034】ここで、輪郭強調信号作成回路100,1
01,301の基本的な構成を、図2および図3に基づ
いて説明する。
【0035】図2に示すように、輪郭強調信号作成回路
100,101,301は、遅延量xをもつ2つの遅延
回路(D−1)400,遅延回路(D−2)401と、
演算器402と、加算器403とにより構成されてい
る。
【0036】図3(a)〜(g)は、図2の回路により
作成される信号のタイミングチャートを示す。今、映像
信号Tが遅延回路400に入力されることにより、xだ
け遅延した遅延信号Mが作成される。さらに、遅延信号
Mが遅延回路401に入力されることにより、映像信号
Tに対して2xだけ遅延した遅延信号Bが作成される。
図3(a)〜(c)は、映像信号T、遅延信号M,Bの
各信号波形を示す。
【0037】そして、これら映像信号T、遅延信号M,
Bが演算器402に入力されることにより、図3
(d),(e)に示す演算処理が施され、さらに反転出
力である図3(f)の信号Sが作成される。この信号S
が加算器403において遅延信号Mと加算されることに
より、図3(g)に示すような波形のエッジ部分が強調
された輪郭強調信号DTLが作成される。
【0038】なお、輪郭強調信号作成回路として図2の
回路は1例であり、この他に、例えばローパス方式、2
次微分方式等の回路を用いて構成してもよい。
【0039】次に、本発明を従来例と比較して説明す
る。
【0040】例えば、日本国内の放送システムであるN
TSCシステムの場合を例にとると、放送帯域は4.2
MHzであり、カメラ部の輪郭強調信号作成回路はその
放送帯域内の周波数を強調しなければ意味がないため、
3MHz程度の帯域を強調する。一方、VF部が映像表
示できる帯域は8〜10MHz程度まであり、より細か
な部分を強調した方がフォーカス合わせがし易いため、
VF部の輪郭強調信号作成回路は3MHzの帯域とは別
に5〜6MHzを強調する。
【0041】このようなシステムを図6および図7の従
来例に適用すると、カメラ映像は、3MHzが強調され
る輪郭強調回路5と、5〜6MHzが強調される輪郭強
調回路32とにより輪郭強調処理がなされるが、送り返
し映像は一方の輪郭強調回路32でしか輪郭強調処理が
なされない。従って、カメラ映像をVF映像として見る
ときは3MHzと5〜6MHzとが強調され、送り返し
映像をVF映像として見るときは5〜6MHzが強調さ
れることになる。これにより、カメラ/送り返しと切り
換え操作したとき、見え方が違ってしまい、カメラマン
のフォーカス合わせが難しくなるという問題がある。
【0042】これに対して、上記システムを図1の本発
明に適用すると、カメラ映像は、3MHzが強調される
輪郭強調信号作成回路100と、5〜6MHzが強調さ
れる輪郭強調信号作成回路301とにより輪郭強調処理
がなされる。また、送り返し映像は、3MHzが強調さ
れる輪郭強調信号作成回路101と、輪郭強調信号作成
回路301とにより、輪郭強調処理がなされる。従っ
て、カメラ映像をVF映像として見るときと、送り返し
映像をVF映像として見るときとでは、両方とも3MH
zと5〜6MHzとが強調されていることになる。これ
により、カメラ/送り返しと切り換えて操作したとき、
見え方すなわち解像度が等しくなり、カメラマンのフォ
ーカス合わせを従来例に比べて容易に行うことが可能と
なり、放送に最適な映像を作成できる。
【0043】次に、前述した第1の実施の形態の変形例
を、図4に基づいて説明する。
【0044】図4の回路では、加算器80を切換スイッ
チ11のc端子側に設けたものである。これに伴い、輪
郭強調信号作成回路101から出力される輪郭強調信号
DTL2のオン/オフを制御する切換スイッチ12を設
ける。この切換スイッチ12は、切換スイッチ11に連
動して切換制御される。
【0045】今、切換スイッチ11がb−c端子側にな
ったとき、切換スイッチ12はe−f端子側に切り換
り、これにより加算器80において送り返し映像に輪郭
強調信号DTL2が加算され、輪郭強調処理がなされ
る。一方、切換スイッチ11がa−c端子側になったと
き、切換スイッチ12はd−f端子側に切り換り、これ
により加算器80にはカメラビデオ信号SVi3が入力
される。このようなスイッチの連動による切換制御は、
切換制御信号CLに基づいて行われる。
【0046】上述したように、カメラ部1内に送り返し
映像の輪郭強調を行うための輪郭強調信号作成回路を設
けたことにより、その送り返し映像をVF映像として観
察したとき、カメラ映像と同等の解像度をもたせること
ができ、これにより、カメラマンの操作性の改善を図
り、放送に最適な映像を作成することができる。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態を、図5
に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態と同様な
部分についての説明は省略する。
【0048】本例は、前述した図6に示した従来例のカ
メラ装置に、第1の実施の形態で説明した輪郭強調信号
作成回路101を設けた場合の例である。
【0049】図5は、図6に対応したカメラ装置の構成
例である。カメラ部1内には、送り返し映像SVEXの
輪郭補正を行うための輪郭強調信号を作成する輪郭強調
信号作成回路101と、加算器80とが設けられてい
る。
【0050】そして、上記2つの輪郭強調信号作成回路
101は、いずれも、輪郭強調回路5と同等な輪郭強調
の機能をもつ。このように従来のカメラ装置において
も、カメラ部1内に輪郭強調信号作成回路101を有す
ることによって、VF映像として観察する際、カメラ/
送り返しと切り換え操作したとき、従来問題とされてい
たカメラ映像と送り返し映像との見え方の違いをなくす
ことが可能となる。これにより、カメラマンによる送り
返し映像のフォーカス合わせをカメラ映像と同等の解像
度でもって行うことができる。また、本例のような構成
とすることにより、既存のEVF部31内に輪郭補正制
御用の回路や制御ラインを新たに追加する必要がないた
め、安価な装置を作製できる。
【0051】また、本発明においては、図1、図4の輪
郭強調信号作成回路100(図5のDTL回路5の場合
も同様)が垂直および水平の輪郭強調処理をカメラ映像
に対して行うことから、輪郭強調信号作成回路101に
おいても同様な垂直および水平の輪郭強調処理を送り返
し映像に対して行うことによって、VF部31において
カメラ映像および送り返し映像に対して同等の輪郭補正
を行ったビューファインダ映像を出力することが可能と
なる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラ部内においてカメラ映像に輪郭補正を行う以外
に、送り返し映像に対しても輪郭補正を行うようにした
ので、VF映像として観察したとき、送り返し映像にカ
メラ映像と同等な解像度をもたせることが可能となり、
これにより、構図決定やフォーカス合わせ等のカメラマ
ンによる操作性の改善を図り、放送に最適な映像を作成
することができる。
【0053】また、本発明によれば、既存のカメラ部内
に送り返し映像を輪郭補正するための輪郭補正回路を設
けたので、VF部内に輪郭補正制御用の回路や制御ライ
ンを新たに追加することなく、安価でコンパクトなカメ
ラ装置を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるカメラ装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】輪郭強調信号作成回路の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】輪郭強調信号を作成する動作タイミングを説明
するタイミングチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態の変形例であるカメ
ラ装置の他の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態であるカメラ装置の
構成を示すブロック図である。
【図6】従来例であるカメラ装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 カメラ部 6 調節手段 9,70 第2の送出手段 11 選択手段 31 ビューファインダ部 100 第1の輪郭強調手段(カメラ映像用輪郭強調手
段) 101 第2の輪郭強調手段(送り返し映像用輪郭強調
手段) 200 外部回路 301 第3の輪郭強調手段(カメラ送り返し映像用輪
郭強調手段) SVi3 カメラ映像 SVEX 送り返し映像 SVo1 ビューファインダ映像

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からカメラ映像を作成すると共
    に、外部回路から送り返し映像が入力されるカメラ部
    と、該カメラ部から出力される前記カメラ映像および前
    記送り返し映像をビューファインダ映像として表示する
    ビューファインダ部とを有するカメラ装置であって、 前記カメラ部に設けられ、 前記カメラ映像の輪郭強調を行う第1の輪郭強調手段
    と、 前記第1の輪郭強調手段と同等の輪郭強調機能を有し、
    かつ、前記送り返し映像の輪郭強調を行う第2の輪郭強
    調手段と、 前記ビューファインダ部に設けられ、 前記第1の輪郭強調手段により輪郭強調された前記カメ
    ラ映像、および、前記第2の輪郭強調手段により輪郭強
    調された前記送り返し映像の輪郭強調を行う第3の輪郭
    強調手段とを具え、前記第3の輪郭強調手段により輪郭
    強調された前記カメラ映像および前記送り返し映像を、
    前記ビューファインダ映像として表示したときの解像度
    を互いに等しくしたことを特徴とするカメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の輪郭強調手段は、 輪郭強調量を調節する調節手段と、 前記調節手段により輪郭強調量が調節されたカメラ映像
    を前記外部回路に送出する第1の送出手段と、 前記調節手段により輪郭強調量が調節されないカメラ映
    像を前記ビューファインダ部へ送出する第2の送出手段
    とをさらに具えたことを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の輪郭強調手段により輪郭強調
    されたカメラ映像と前記第2の輪郭強調手段により輪郭
    強調された送り返し映像とを選択して前記ビューファイ
    ンダ部へ送出する選択手段をさらに具えたことを特徴と
    する請求項1又は2記載のカメラ装置。
  4. 【請求項4】 被写体からカメラ映像を作成すると共
    に、外部回路から送り返し映像が入力されるカメラ部
    と、該カメラ部から出力される前記カメラ映像および前
    記送り返し映像をビューファインダ映像として表示する
    ビューファインダ部とを有し、 前記カメラ部に前記カメラ映像の輪郭強調を行うための
    カメラ映像用輪郭強調手段が設けられ、前記ビューファ
    インダ部に前記カメラ映像および前記送り返し映像の輪
    郭強調を行うためのカメラ送り返し映像用輪郭強調手段
    が設けられたカメラ装置において、 前記カメラ映像用輪郭強調手段と同等の輪郭強調機能を
    有し、かつ、前記送り返し映像の輪郭強調を行う送り返
    し映像用輪郭強調手段を前記カメラ部に設け、 前記カメラ送り返し映像用輪郭強調手段により輪郭強調
    された前記カメラ映像および前記送り返し映像を、前記
    ビューファインダ映像として表示したときの解像度を互
    いに等しくしたことを特徴とするカメラ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005260479A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Sony Corp 映像処理装置、映像処理方法およびプログラム並びに撮像システム
JP2006295941A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Thomson Licensing ビューファインダ内でpipを有するカメラシステム

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