JPH1188295A - Cdma無線通信装置 - Google Patents
Cdma無線通信装置Info
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- JPH1188295A JPH1188295A JP20360898A JP20360898A JPH1188295A JP H1188295 A JPH1188295 A JP H1188295A JP 20360898 A JP20360898 A JP 20360898A JP 20360898 A JP20360898 A JP 20360898A JP H1188295 A JPH1188295 A JP H1188295A
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Abstract
コード同定にかかる時間を大幅に短縮すること。 【解決手段】 送信側では、全基地局共通のショートコ
ードで拡散したマスクシンボルを1送信フレーム中に等
間隔に設けて、ロングコードグループ識別ショートコー
ドで拡散したシンボルを、所定のパターンに従って、マ
スクシンボルに多重化して送信する。受信側では、ロン
グコードグループ識別ショートコードを検出する際に、
パターン検出部113で多重化されたシンボルのパター
ンを検出してロングコード位相を求める。そのロングコ
ード位相に基づいて、ロングコードグループ内のロング
コードを探索する。
Description
動体端末を用いた基地局間非同期CDMA無線通信シス
テムに関し、特に、基地局で用いるロングコードを同定
するCDMA無線通信装置に関する。
を用いた基地局間非同期CDMAセルラ無線通信システ
ムでは、移動体端末の電源をオンした時の初期同期確立
作業や移動に伴うセル切替え(ハンドオーバ)などにセ
ルサーチを行なう必要がある。
に用いられる各セル共通のショートコード及び各基地局
固有のロングコードのうち、ロングコードを部分的にマ
スクし、マスクした部分についてショートコードで相関
検出を行なって、ロングコードのタイミング及びその種
類を検出することにより行なう。
移動通信システムにおいては、送信側(基地局)では、
サーチ用コード(サーチコード)として、各セル共通の
ショートコード(CSC)で拡散されたシンボル及び各
セルのロングコードが属するグループに応じたロングコ
ードグループ識別ショートコード(GIC)で拡散され
たシンボルを、スロットごとに1フレーム中に等間隔に
(例えばスロット毎に)複数設けた、ロングコードのマ
スク部分にコード多重して送信する。
共通のショートコードを用いてスロットのタイミングを
検出する。その後、ロングコードグループ識別ショート
コードを用いてサーチすべきロングコードの候補を限定
し、さらにこのロングコードの候補からセル固有のロン
グコードを特定する。
セルラ移動通信システムにおける無線通信装置(移動体
端末)の初期同期部の構成を示すブロック図である。基
地局から送信された信号は、移動体端末で受信されて入
力信号20となる。入力信号20は、マッチトフィルタ
3において、共通ショートコード発生部1で発生された
全基地局共通のショートコードとの間で相関処理され
る。
4で電力値に変換され、この電力値は、平均化部5で平
均化される。平均化に必要とされる相関値の電力値はメ
モリ2に格納される。所定期間において、平均化された
電力値のうち最大値が最大値検出部6で検出され、マス
クシンボルタイミング発生部7において、検出されたタ
イミングがマスクシンボルタイミングとされる。
て、ロングコードグループ識別ショートコード発生部1
2で順次発生されたロングコードグループ識別ショート
コードと、前記マスクシンボルタイミングで順次相関処
理される。それぞれの相関器8の出力は、電力変換部9
で電力値に変換され、所定期間で得られた電力値が積分
部10で積分される。次いで、最大値検出部11におい
て、積分された電力値の最大値が検出され、この最大値
のロングコードグループ識別ショートコードによりロン
グコードグループが同定される。なお、最大値検出部1
1の出力は、ロングコードタイミング制御部21に送ら
れる。
て、ロングコード×ショートコード発生部19で発生し
たロングコード及びショートコードとの間で相関処理さ
れる。ロングコード×ショートコード発生部19で発生
させるロングコード×ショートコードについては、ロン
グコードタイミング制御部21によりロングコードの位
相をサーチコード単位で(例えばスロット単位で)変化
させる。また、このロングコードは、前記のように同定
されたロングコードグループに属するロングコードから
順次選択される。
力値に変換され、所定期間に得られた電力値が積分部1
7で積分される。次いで、しきい値判定部18で積分値
がしきい値を超えるかどうかを判定し、しきい値を超え
たときのロングコードをその基地局のロングコードと同
定し、そのスロットのタイミングをロングコードの位相
と同定する。すなわち、スロットの数だけ位相を変化さ
せて相関処理を行なうと共に、全基地局共通ショートコ
ードの相関値の積分値がしきい値を超えるまで、ロング
コードグループに属するロングコード順次変えて相関処
理を行なう。このようにして、セルサーチが行われる。
来のCDMA無線通信装置の初期同期部においては、ロ
ングコードグループの中からロングコードを同定する段
階において、スロットの数だけ位相が異なるため、ロン
グコード種類の同定とともに、ロングコード位相の検出
も行なわなければならない。したがって、ロングコード
同定、すなわち初期同期に非常に多くの時間が必要であ
るという問題を有する。一方、ロングコード同定を並列
的にハードウエアで処理すれば、ロングコード同定の時
間を短縮することができるが、ハードウエア規模が膨大
になるという問題がある。
させずにロングコード同定にかかる時間を大幅に短縮す
るCDMA無線通信装置を提供することである。
コードグループ識別用ショートコードを検出する際にロ
ングコードのタイミング検出を行なうか、又は全基地局
共通のショートコードもしくはロングコード識別ショー
トコードで拡散したデータパターンからロングコードの
タイミング検出やロングコードグループの同定など行な
うCDMA無線通信装置により達成される。
線通信装置は、ロングコードマスクを用いたセルサーチ
の際に使用されるマスクシンボルのタイミングを検出す
る手段と、検出されたタイミングでロングコードグルー
プを同定する手段と、マスクシンボルに関するパターン
データからロングコードの位相を検出する手段と、同定
されたロングコードグループからロングコードを同定す
る手段と、を具備する構成を採る。
るパターンデータからロングコードの位相を検出するの
で、シンボル毎にずらしてロングコードの位相を検出す
る必要がなく、膨大なハードウェアを必要とせずに、ロ
ングコード位相の検出を短時間にすることができる。
置は、第1の態様において、前記パターンデータは、相
関値のパターンデータである構成を採る。
置は、第1の態様において、前記パターンデータは、前
記マスクシンボルについて拡散されたロングコード位相
情報のパターンデータである構成を採る。
置は、第1の態様において、前記マスクシンボルは、異
なるショートコードにより拡散されたシンボルが多重化
されたシンボルである構成を採る。
知のパターンであるので、より正確にロングコード位相
を検出することができる。
置は、ロングコードマスクを用いたセルサーチの際に使
用されるマスクシンボルのタイミングを検出する手段
と、マスクシンボルに関するパターンデータからロング
コードの位相を検出すると共にロングコードを同定する
手段と、を具備する構成を採る。
るパターンデータからロングコードの位相を検出すると
共にロングコードを同定するので、より迅速にセルサー
チを行なうことができる。
置は、第5の態様において、前記パターンデータは、異
なるショートコードにより拡散されたシンボルが1スロ
ット内で存在する位置のパターンデータである構成を採
る。
パターンであるので、より正確にロングコードの位相を
検出すると共にロングコードを同定することができる。
置は、ロングコードマスクを用いたセルサーチの際に使
用されるマスクシンボルのタイミングを検出する手段
と、マスクシンボルに関するパターンデータからロング
コードグループの同定を行なうと共に、ロングコードの
位相及びロングコードの種類を検出する手段と、を具備
する構成を採る。
の同定時間と、ロングコードの種類の同定時間を短縮す
ることができるので、初期同期時間をさらに短縮するこ
とができる。
置は、ロングコードマスクを用いたセルサーチの際に使
用されるマスクシンボルのタイミングを検出する手段
と、検出されたタイミングでロングコードグループを同
定する手段と、検出されたロングコードグループにおけ
るロングコードの位相を検出する手段と、同定されたロ
ングコードグループからロングコードを同定する手段
と、を具備し、ロングコードグループを同定する手段
は、マスクシンボルデータを保持するメモリを有する構
成を採る。
グコードグループ識別用ショートコード同定にかかる時
間を大幅に短縮することができる。
置は、ロングコードマスクを用いたセルサーチの際に使
用されるマスクシンボルの位置関係からロングコードの
位相を検出する手段と、同定されたロングコードグルー
プからロングコードを同定する手段と、を具備し、前記
マスクシンボルは、異なるショートコードにより拡散さ
れたシンボルが1スロット内で異なる位置に存在する構
成を採る。
関係からロングコードグループを短時間で同定するの
で、初期同期時間を大幅に短縮することができる。
第1の態様乃至第9の態様のいずれかのCDMA無線通
信装置を備えた構成を採る。
10の態様の通信端末装置と無線通信を行なう構成を採
る。
システムは、第10の態様の通信端末装置と、第10の
態様の通信端末装置と無線通信を行なう基地局装置と、
を具備する構成を採る。
無線通信装置を備えているので、ディジタル無線通信シ
ステムにおいて、セルサーチを高速に行なうことができ
る。
システムは、ロングコードをマスクし全基地局共通のシ
ョートコードのみで拡散した第1マスクシンボルを1フ
レーム中に等間隔に設け、ロングコードをマスクしロン
グコードグループ識別ショートコードのみで拡散した第
2マスクシンボルを、所定のパターンに従って前記第1
マスクシンボルに多重化して送信する送信手段と、受信
信号と前記全基地局共通のショートコードとの相関をと
り第1相関値を求める手段と、前記第1相関値の最大値
を検出して前記第1マスクシンボルのタイミングを検出
する手段と、前記第2マスクシンボルと、ロングコード
グループ識別ショートコードの候補との相関を順次とり
第2相関値を求める手段と、前記第2相関値が最大とな
る候補をロングコードグループ識別ショートコードとし
てロングコードグループを求めるとともに、前記第2マ
スクシンボルと前記ロングコードグループ識別ショート
コードとの相関パターンからロングコード先頭位置を検
出してロングコード位相を求める手段と、前記ロングコ
ード位相で前記ロングコードグループの内のロングコー
ドと前記受信信号との相関を順次とり第3相関値を求め
る手段と、前記第1相関値の最大値から算出したしきい
値を超えた第3相関値に対応するロングコードを前記受
信信号を送信した基地局のロングコードと同定する手段
と、を具備する構成を採る。
識別用ショートコードを検出する際にロングコードの先
頭位置を検出するので、ロングコード位相の検出時間を
短縮することができる。
システムは、ロングコードをマスクし全基地局共通のシ
ョートコードで拡散した第1マスクシンボルを1フレー
ム中に等間隔に設け、ロングコードをマスクしロングコ
ードグループ識別ショートコードで拡散した第2マスク
シンボルを、所定パターンに従って前記第1マスクシン
ボルの一定シンボル後に設けて送信する送信手段と、受
信信号と前記全基地局共通のショートコードとの相関を
とり第1相関値を求める手段と、前記第1相関値の最大
値を検出して前記第1マスクシンボルのタイミングを検
出する手段と、前記第2マスクシンボルとロングコード
グループ識別ショートコードの候補との相関を順次とり
第2相関値を求める手段と、前記第2相関値が最大とな
る候補をロングコードグループ識別ショートコードとし
てロングコードグループを求めるとともに、前記第2マ
スクシンボルと前記ロングコードグループ識別ショート
コードとの相関パターンからロングコード先頭位置を検
出してロングコード位相を求める手段と、前記ロングコ
ード位相で前記ロングコードグループの内のロングコー
ドと前記受信信号との相関を順次とり第3相関値を求め
る手段と、前記第1相関値の最大値から算出したしきい
値を超えた第3相関値に対応するロングコードを前記受
信信号を送信した基地局のロングコードと同定する手段
と、を具備する構成を採る。
マスクシンボルの相関値のパワーを大きくすることがで
きる。
システムは、第13の態様において、前記第1マスクシ
ンボルにロングコード位相情報を割り当てて前記全基地
局共通のショートコードで拡散する手段と、前記全基地
局共通のショートコードで前記第1マスクシンボルを復
調して復調データを求める手段と、前記復調データのパ
ターンからロングコード位相を検出する手段と、をさら
に具備する構成を採る。
グコード位相情報を拡散して送信するので、ロングコー
ド同定にかかる時間を大幅に短縮することができる。
システムは、第13の態様において、前記第2マスクシ
ンボルにロングコード位相情報を割り当ててロングコー
ドグループ識別ショートコードで拡散する手段と、前記
ロングコードグループ識別ショートコードで前記第2マ
スクシンボルを復調して復調データを求める手段と、前
記復調データのパターンからロングコード位相を検出す
る手段と、をさらに具備する構成を採る。
グコード位相情報を拡散して送信するので、ロングコー
ド同定にかかる時間を大幅に短縮することができる。
システムは、第13の態様において、前記第1マスクシ
ンボルにロングコード位相情報を割り当てて前記全基地
局共通のショートコードで拡散し、前記第2マスクシン
ボルに前記ロングコード位相情報を割り当てて前記ロン
グコードグループ識別ショートコードで拡散する手段
と、前記全基地局共通のショートコードで前記第1マス
クシンボルを復調して第1復調データを求める手段と、
前記ロングコードグループ識別ショートコードで前記第
2マスクシンボルを復調して第2復調データを求める手
段と、前記第1復調データのパターンと前記第2復調デ
ータのパターンの両方からロングコード位相を検出する
手段と、をさらに具備する構成を採る。
グコード位相情報を拡散して送信するので、ロングコー
ド同定にかかる時間を大幅に短縮することができる。
システムは、第13の態様において、前記第2マスクシ
ンボルのデータを保持するバッファメモリと、前記バッ
ファメモリに保持された前記第2マスクシンボルと前記
ロングコードグループ識別ショートコードとの相関処理
を時分割で行なう手段と、をさらに具備する構成を採
る。
グコードグループ識別用ショートコード同定にかかる時
間を大幅に短縮することができる。
システムは、ロングコードをマスクしたマスクシンボル
にロングコードグループ識別データを割り当てて全基地
局共通のショートコードで拡散して送信する手段と、受
信信号と前記全基地局共通のショートコードとの相関値
の最大値から前記マスクシンボルのタイミングを検出す
る手段と、前記マスクシンボルを前記全基地局共通のシ
ョートコードで復調して、前記マスクシンボルから前記
ロングコードグループ識別データを取り出し、前記ロン
グコードグループ識別データのパターンからロングコー
ドグループ及びロングコード位相を判別する手段と、前
記ロングコード位相で、前記受信信号と前記ロングコー
ドグループの内のロングコードとの相関を順次とり、相
関値が前記全基地局共通のショートコードから算出した
しきい値を超えたロングコードを、前記受信信号を送信
した基地局のロングコードと同定する手段と、を具備す
る構成を採る。
識別用ショートコードを用いずに、マスクシンボルのロ
ングコードグループ識別データからロングコードグルー
プを判別するので、初期同期の時間を短縮することがで
きる。
システムは、ロングコードをマスクし第1の全基地局共
通のショートコードのみで拡散した第1マスクシンボル
と、第2の全基地局共通のショートコードのみで拡散し
た第2マスクシンボルを、1フレーム中に等間隔で互い
に異なる位置に配置して送信する手段と、マッチトフィ
ルタ又はスライディング相関器を用いて、受信信号と前
記第1の全基地局共通のショートコードとの相関を取
り、相関値の最大値から前記第1マスクシンボルのタイ
ミングを検出する手段と、前記受信信号と前記第2の全
基地局共通のショートコードとの相関値の最大値を検出
し、前記第1の全基地局共通のショートコードと前記第
2の全基地局共通のショートコードの各相関値の最大値
の位置関係から、ロングコードグループを判別する手段
と、前記受信信号と前記ロングコードグループの中の候
補との相関を順次位相をずらして取り、相関値が前記全
基地局共通のショートコードの相関値を基に求めたしき
い値を超えたロングコードを前記受信信号を送信した基
地局のロングコードと同定する手段と、を具備する構成
を採る。
関係からロングコードグループを短時間で同定するの
で、初期同期時間を大幅に短縮することができる。
システムは、第20の態様において、前記第1マスクシ
ンボルにロングコード位相情報を割り当てて第1の全基
地局共通のショートコードのみで拡散し、前記第2マス
クシンボルにロングコード位相情報を割り当てて第2の
全基地局共通のショートコードのみで拡散する手段と、
前記第1マスクシンボルから復調した情報と前記第2マ
スクシンボルから復調した情報を用いて、ロングコード
位相を検出する手段と、前記ロングコード位相で、前記
受信信号と前記ロングコードグループの中の候補との相
関を順次取り、相関値が前記全基地局共通のショートコ
ードの相関値を基に求めたしきい値を超えたロングコー
ドを、前記受信信号を送信した基地局のロングコードと
同定する手段と、をさらに具備する構成を採る。
グコード位相情報からロングコード位相を同定するの
で、初期同期時間を大幅に短縮することができる。
システムは、第20の態様において、前記第1マスクシ
ンボルにロングコード種類の情報を割り当てて前記第1
の全基地局共通のショートコードのみで拡散し、前記第
2マスクシンボルに前記ロングコード種類の情報を割り
当てて前記第2の全基地局共通のショートコードのみで
拡散する手段と、前記第1マスクシンボル及び前記第2
マスクシンボルを前記全基地局共通のショートコードで
復調して前記ロングコード種類の情報を取り出し、前記
ロングコード種類の情報のパターンからロングコード位
相を判別する手段と、前記ロングコードグループの情報
と前記ロングコード種類の情報を用いて、ロングコード
の種類を決定する手段と、をさらに具備する構成を採
る。
の同定時間と、ロングコードの種類の同定時間を短縮す
ることができるので、初期同期時間をさらに短縮するこ
とができる。
パターンや拡散されたデータパターンに着目し、これら
のパターンを利用してロングコード位相を検出できるこ
とを見出し本発明をするに至った。
図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態
においては、基地局間が非同期であるCDMA無線通信
システムについて説明する。
は、2つのショートコードで拡散したマスクシンボルの
多重化パターンからロングコードの位相を検出するCD
MA移動通信システムについて説明する。
構成を示すブロック図である。このシステムにおいて
は、基地局側で、送信信号はフレーム構成部201によ
り所定のフレームフォーマットにしたがってフレーム構
成され、無線部202を介してアンテナ203から送信
される。一方、移動体端末側では、信号がアンテナ20
4で受信され、無線部205を介して初期同期部206
に送られる。なお、図1において、基地局及び移動体端
末におけるCDMA特有の処理部については通常と同じ
であるので省略する。
DMA無線通信装置(移動体端末)の初期同期部の構成
を示すブロック図である。図2において、基地局から送
信された信号は、移動体端末で受信されて入力信号12
0となる。入力信号120は、マッチトフィルタ103
において、全基地局共通ショートコード発生部101で
発生された全基地局共通のショートコードとの間で相関
処理される。
換部104で電力値に変換され、この電力値は、平均化
部105で平均化される。平均化に必要とされる相関値
の電力値、例えば1スロット分のチップ数のデータは、
メモリ102に格納される。所定期間において、平均化
された電力値のうち最大値が最大値検出部106で検出
され、マスクシンボルタイミング発生部107におい
て、検出されたタイミングがマスクシンボルタイミング
とされる。これにより、スロットタイミングが検出さ
れ、同時にシンボルのタイミングも検出される。このよ
うにしてマスクシンボルタイミング工程が完了する。
おいて、ロングコードグループ識別ショートコード発生
部112で発生されたロングコードグループ識別ショー
トコードと、前記マスクシンボルタイミングで相関処理
される。相関器108の出力は、電力変換部109で電
力値に変換され、所定期間に得られた電力値が積分部1
10で積分される。次いで、最大値検出部111におい
て、積分された電力値の最大値が検出され、この最大値
のロングコードグループ識別ショートコードによりロン
グコードグループが同定される。なお、最大値検出部1
11の出力は、ロングコード×ショートコード発生部1
19に送られる。
部113に送られ、1フレーム分のマスクシンボルの既
知パターンの検出が行われて、ロングコードの位相(例
えば、ロングコードの先頭スロット)が検出される。そ
の結果がロングコードタイミング発生部114に送ら
れ、ロングコードタイミング発生部114においてロン
グコードタイミングが決定される。決定されたロングコ
ードタイミングは、ロングコード×ショートコード発生
部119に送られる。これにより、ロングコードグルー
プ同定工程及びロングコードタイミング工程が完了す
る。
グコードタイミングで、ロングコード×ショートコード
発生部119で発生したロングコード×全基地局共通の
ショートコードとの間で相関処理される。相関値115
の出力は、電力変換部116で電力値に変換され、所定
期間に得られた電力値が積分部117で積分される。次
いで、しきい値判定部118において、最大値検出部1
06で検出された最大値のうちしきい値を超えるロング
コードをその基地局のロングコードと同定する。これに
より、ロングコード同定工程が完了する。
タ103のかわりに、スライディング相関器を用いても
よい。
装置の初期同期部における動作について説明する。ま
ず、送信側(基地局)では、送信信号について、図3に
示すように、等間隔でスロットごとにロングコードをマ
スクしたマスクシンボルを設けるようにフレーム構成を
行なう。ここでは説明を簡単にするため、スロットの先
頭にマスクシンボルを設ける場合について説明する。
グコードがフレーム周期で繰り返されており、ロングコ
ードの先頭がフレームの先頭となっている。また、この
フレーム構成においては、マスクシンボルについて、全
基地局共通のショートコードのみで拡散したデータと、
ロングコードグループ識別ショートコードのみで拡散し
たデータとが多重化されている。一方、その他のシンボ
ルについては、全基地局共通のショートコードと基地局
固有のロングコードとで2重に拡散される。ただし、ロ
ングコードグループ識別ショートコードのみで拡散した
データは、全基地局共通のショートコードで拡散したシ
ンボルにおける所定の位置に多重化されるので、全基地
局共通のショートコードで拡散したシンボルであっても
ロングコードグループ識別ショートコードのみで拡散し
たデータが多重化されない部分も存在する。なお、この
所定の位置は、基地局及び移動体端末で既知である。
ルタイミングの検出、ロングコードグループの同定、及
びロングコードの同定の順でセルサーチ処理が行なわれ
る。
において、受信されたデータ(入力信号120)は、マ
ッチトフィルタ103で全基地局共通のショートコード
との間で相関処理され、その相関値はチップ速度で出力
される。相関値の出力データは、電力変換部104で電
力値に変換される。この電力値はメモリ102に格納さ
れ、メモリ102に格納された電力値は、平均化部10
5で複数スロット分、足し合わされ、規定回数で平均化
される。
マスクシンボルの位置で最大となる。したがって、平均
化部105での平均化した電力値もマスクシンボルの位
置で最大となる。この最大値を最大値検出部106で検
出し、この最大値に基づいてマスクシンボルタイミング
発生部107でマスクシンボルタイミング、すなわちス
ロットのタイミングを検出する。
いて、検出したマスクシンボルタイミングで、ロングコ
ードグループ識別ショートコード発生部112が、順次
すべてのロングコードグループ識別ショートコードを1
フレーム単位で変化させて発生させ、相関器108にお
いてこのロングコードグループ識別ショートコードと入
力信号におけるマスクシンボルとの間の相関をとる。積
分部110では、1フレーム分の前記マスクシンボルと
ロングコードグループ識別ショートコードとの間の相関
電力値を積分する。最大値検出部111において、すべ
てのロングコードグループ識別ショートコードのうちで
積分値が最大のものを、その基地局のロングコードグル
ープ識別ショートコードと同定する。
ボルの相関値(電力値)のパターンから、フレームの先
頭のスロットを検出する。送信側のフレームにおいて、
マスクシンボルでロングコードグループ識別ショートコ
ードが多重化されている部分は、図5に示すようなパタ
ーンである。この例の多重化パターンは“111101111010
1100”である。なお、図5は、マスクシンボルのみを抽
出し、その他のシンボルを省略した状態を示す。
クシンボルとロングコードグループ識別ショートコード
の相関電力値は、図5に示すように、ロングコードグル
ープ識別ショートコードで拡散したシンボルを多重化し
た位置で高くなっている。このパターンは、図5の送信
側のフレームにおいて、ロングコードグループ識別ショ
ートコードが多重化されている部分のパターンと同じで
ある。このパターンは、識別することが可能であるの
で、パターン検出部113においてこのパターンを検出
することにより、フレーム位置、すなわちロングコード
位相を検出することができる。このロングコード位相
で、ロングコードタイミング発生部114によってロン
グコードタイミングを得る。
コード×全基地局共通のショートコード発生部119に
おいて、得られたロングコードタイミングで、ロングコ
ード×全基地局共通のショートコードのレプリカコード
を発生させる。このとき、レプリカコードは、同定した
ロングコードグループ内で順次ロングコードを変えなが
ら発生させる。そして、相関器115において、このレ
プリカコードとマスクシンボル以外のシンボルとの間で
相関をとる。この相関値を電力変換部116で電力値に
変換し、積分部117で規定シンボル数にわたって電力
値を積分する。しきい値判定部118において、最大値
検出部106で検出した全基地局共通のショートコード
の相関電力値の最大値から算出したしきい値と前記積分
値とを比較し、積分値がしきい値を超えたときのロング
コードをその基地局のロングコードと同定する。
おいて、1つのロングコードで位相をスロット単位でず
らしてスロットの数だけロングコードの相関値を取らな
ければならない。一方、本実施形態の方法によれば、1
つのロングコードについてスロットの数だけロングコー
ドの相関値を取る必要がない。したがって、スロットの
数をNとすると、本実施形態の方法は、従来の方法に比
べて、ロングコード同定工程に要する時間がN分の1倍
となる。
で、1フレーム中の全基地局共通のショートコードで拡
散したロングコードマスクシンボルに、ロングコードグ
ループ識別ショートコードで拡散したマスクシンボルを
所定のパターンで多重化して送信し、受信側の初期同期
部で、ロングコードグループ識別ショートコードの同定
工程において、そのパターンを検出してロングコードの
位相を検出する、例えばロングコードの先頭位置を検出
する。その結果、初期同期にかかる時間を大幅に短縮す
ることができる。
は、全基地局共通のショートコード及び/又はロングコ
ードグループ識別ショートコードで拡散したパターンデ
ータからロングコードの位相を検出するCDMA無線通
信装置について説明する。
信装置(移動体端末)の初期同期部の構成を示すブロッ
ク図である。図6において、図2と同じ部分について
は、図2と同じ符号を付してその説明は省略する。
るマッチトフィルタ103の出力はデータ復調部121
に送られ、その出力から、データ復調部121において
全基地局共通のショートコードで拡散したマスクシンボ
ルに含まれるデータが抽出される。抽出されたデータ
は、ロングコード位相検出部123に送られる。
関器108の出力はデータ復調部122に送られ、その
出力から、ロングコードグループ識別ショートコードで
拡散したマスクシンボルに含まれるデータが抽出され
る。抽出されたデータは、ロングコード位相検出部12
3に送られる。
タ復調部121及び/又はデータ復調部122からのデ
ータから、ロングコード位相が検出される。このロング
コード位相がロングコードタイミング発生部114に送
られる。なお、データ復調部122のデータを用いる場
合、ロングコードグループ識別ショートコードが同定さ
れた後にデータ復調部122でデータ復調を行なう。
初期同期部の動作について説明する。まず、送信側(基
地局)では、図7に示すように、等間隔でスロットごと
にロングコードをマスクしたマスクシンボルを設けるよ
うにフレーム構成を行なう。ここでは説明を簡単にする
ため、スロットの先頭にマスクシンボルを設ける場合に
ついて説明する。
グコードがフレーム周期で繰り返されており、ロングコ
ードの先頭がフレームの先頭となっている。また、この
フレーム構成においては、マスクシンボルについて、全
基地局共通のショートコードのみで拡散したデータと、
ロングコードグループ識別ショートコードのみで拡散し
たデータとが多重化されている。一方、その他のシンボ
ルについては、全基地局共通のショートコードと基地局
固有のロングコードとで2重に拡散される。
及び/又はロングコードグループ識別ショートコードで
拡散されるデータとしてロングコード位相情報を用い
る。ロングコード位相情報(パターンデータ)は、フレ
ーム内で閉じた状態で含まれており、毎フレーム同じも
のが送信される。
タイミングの検出、ロングコードグループの同定、及び
ロングコードの同定の順でセルサーチ処理が行なわれ
る。
おいて、受信されたデータ(入力信号120)は、マッ
チトフィルタ103で全基地局共通のショートコードと
の間で相関処理され、その相関値はチップ速度で出力さ
れる。相関値の出力データは、電力変換部104で電力
値に変換される。この電力値はメモリ102に格納さ
れ、メモリ102に格納された電力値は、平均化部10
5で複数スロット分、足し合わされ、規定回数で平均化
される。
マスクシンボルの位置で最大となる。したがって、平均
化部105での平均化した電力値もマスクシンボルの位
置で最大となる。この最大値を最大値検出部106で検
出し、この最大値に基づいてマスクシンボルタイミング
発生部107でマスクシンボルタイミング、すなわちス
ロットのタイミングを検出する。
フィルタ103からの全基地局共通のショートコードに
ついての相関出力を、マスクシンボルについてのみデー
タ復調し、データを抽出する。この場合、あらかじめ送
られてくるデータパターンが分かっていれば、抽出した
データのパターンを検出することにより、そのパターン
の位相からロングコード位相を検出できる。これによ
り、ロングコードタイミングを得る。
いて、検出したマスクシンボルタイミングで、ロングコ
ードグループ識別ショートコード発生部112が、順次
すべてのロングコードグループ識別ショートコードを変
化させて発生させ、相関器108においてこのロングコ
ードグループ識別ショートコードと入力信号におけるマ
スクシンボルとの相関をとる。積分部110では、マス
クシンボルとロングコードグループ識別ショートコード
との間の相関電力値を規定シンボル数積分する。最大値
検出部111において、すべてのロングコードグループ
識別ショートコードのうちで積分値が最大のものを、そ
の基地局のロングコードグループ識別ショートコードと
同定する。
コード×全基地局共通のショートコード発生部119に
おいて、得られたロングコードタイミングで、ロングコ
ード×全基地局共通のショートコードのレプリカコード
を発生させる。このとき、レプリカコードは、同定した
ロングコードグループ内でロングコードを順次変えなが
ら発生させる。そして、相関器115において、このレ
プリカコードとマスクシンボル以外のシンボルとの間で
相関をとる。この相関値を電力変換部116で電力値に
変換し、積分部117で規定シンボル数にわたって電力
値を積分する。しきい値判定部118において、最大値
検出部106で検出した全基地局共通のショートコード
の相関電力値の最大値から算出したしきい値と前記積分
値とを比較し、積分値がしきい値を超えたときのロング
コードをその基地局のロングコードと同定する。
グループ識別ショートコードを同定した後に、データ復
調部122を用いて、ロングコードグループ識別ショー
トコードによって拡散したデータを抽出し、そのパター
ンから、ロングコード位相を検出しても良い。
で、1フレーム中のロングコードマスクシンボルに、ロ
ングコード位相検出のためのパターンデータを割り当て
て、全基地局共通のショートコード及び/又はロングコ
ードグループ識別ショートコードで拡散して送信し、受
信側の初期同期部では、マッチトフィルタの出力及び/
又はロングコードグループ識別ショートコードの相関器
の出力からパターンデータを抽出し、そのパターンから
ロングコード位相を検出する。その結果、1つのロング
コードについてスロットの数だけロングコードの相関値
を取る必要がなくなり、初期同期にかかる時間を大幅に
短縮することができる。
は、マスクシンボルのデータをバッファメモリに保持
し、このデータとロングコードグループ識別ショートコ
ードとの相関処理を、1スロット内において時分割で行
なうCDMA無線通信装置について説明する。
信装置のロングコードグループ識別ショートコード同定
部の構成を示すブロック図である。図8において、図6
と同じ部分については、図6と同じ符号を付してその説
明は省略する。図8に示すバッファメモリ124は、入
力信号120のマスクシンボルのデータを保持する。
別ショートコード同定部の動作について説明する。入力
信号120のうち、マスクシンボルのデータだけが、バ
ッファメモリ124に保持される。この場合、マスクシ
ンボルについて、ロングコードグループ識別ショートコ
ードとの間の相関を取ればよいので、1つのロングコー
ドグループ識別ショートコードに対して1シンボル時間
あれば良い。そして、1スロット中の残りの時間を用い
て、バッファメモリ124の内容と他のロングコードグ
ループ識別ショートコードとの相関を順次とり、ロング
コードグループ識別ショートコードの相関を1スロット
内において時分割で行なう。
の初期同期部で、マスクシンボルのデータをバッファメ
モリに保持し、ロングコードグループ識別ショートコー
ドの相関処理を1スロット内において時分割で行なうこ
とにより、ロングコードグループ識別ショートコード同
定にかかる時間を大幅に短縮することができる。
は、全基地局共通のショートコードで拡散したマスクシ
ンボルと、ロングコードグループ識別ショートコードで
拡散したマスクシンボルとを時間的に分離させたフレー
ム構成で通信を行なうCDMA無線通信装置について説
明する。
用されるフレームフォーマットを示す図である。送信側
では、フレーム構成部において図9に示すフレームフォ
ーマットを作成する。このフレーム構成においては、1
スロットにマスクシンボルを2つ設け、それぞれのマス
クシンボルに全基地局共通のショートコードで拡散した
シンボルと、ロングコードグループ識別ショートコード
で拡散したシンボルとを割り当てる。図9では説明を簡
単にするため、1スロットにおいて前記2つのマスクシ
ンボルは連続して設けている。
程において、タイミング検出工程で全基地局共通のショ
ートコードの相関値から検出したマスクシンボル位置か
ら1シンボル後の位置で、入力信号とロングコードグル
ープ識別ショートコードとの間の相関処理を行ない、ロ
ングコードグループ識別ショートコードを同定する。
マスクシンボルを2つに分割して設けているので、1つ
のマスクシンボルに多重して送信した場合より相関値及
び相関電力値が倍になる。したがって、ノイズやフェー
ジングによる影響を受け難くなる。なお、本実施形態に
おいては、ロングコードグループ識別ショートコードで
拡散されたマスクシンボルが、全基地局共通のショート
コードで拡散されたマスクシンボルの1シンボル後であ
る場合について説明しているが、ロングコードグループ
識別ショートコードで拡散されたマスクシンボルと全基
地局共通のショートコードで拡散されたマスクシンボル
との位置関係がフレームフォーマットにおいて確定され
ていれば、すなわちパターン化されていれば、上記同様
にセルサーチを行なうことができる。
信システムの送信側で、全基地局共通のショートコード
で拡散したマスクシンボルと、ロングコードグループ識
別ショートコードで拡散したマスクシンボルとを、2つ
に分けて送信するので、受信側の初期同期部では、相関
値及び相関電力値が大きくなる。その結果、このシステ
ムにおいては、ノイズなどに強い状態で確実に初期同期
をとることができる。
は、全基地局共通のショートコードで拡散したパターン
データから、ロングコードグループ及びロングコードの
位相を検出するCDMA無線通信装置について説明す
る。
通信装置(移動体端末)の初期同期部の構成を示すブロ
ック図である。図10において、図6と同じ部分につい
ては、図6と同じ符号を付してその説明は省略する。図
10に示す初期同期部は、図6に示す初期同期部におい
てロングコードグループ同定工程に関する構成を除いた
構成を有する。すなわち、図10に示す初期同期部は、
図6に示す初期同期部から相関器108、電力変換部1
09、積分部110、最大値検出部111、ロングコー
ドグループ識別ショートコード発生部112、及びデー
タ復調部122を除き、ロングコード位相検出部123
の代わりにロングコードグループ検出部126を設けた
構成を有する。ロングコードグループ検出部126は、
データ復調部121でマッチトフィルタ103の出力を
復調したデータから、ロングコードグループ及びロング
コード位相を検出する。
初期同期部の動作について説明する。まず送信側では、
図11に示すように、送信信号について、スロットごと
にロングコードをマスクしたマスクシンボルを等間隔に
設けるようにフレーム構成を行なう。ここでは説明を簡
単にするため、スロットの先頭にマスクシンボルを設け
る場合について説明する。
ングコードがフレーム周期で繰り返されており、ロング
コードの先頭がフレームの先頭となっている。また、こ
のフレーム構成においては、全基地局共通のショートコ
ードのみで拡散したロングコードグループ識別データ
を、マスクシンボルとしている。一方、その他のシンボ
ルについては、全基地局共通のショートコードと基地局
固有のロングコードとで2重に拡散される。なお、ロン
グコードグループ識別データは、フレーム内で閉じた状
態で含まれており、毎フレーム繰り返して送信される。
態と同様に、マスクシンボルタイミング検出工程におい
て、マッチトフィルタ103で入力信号120と全基地
局共通のショートコードとの相関をとり、その相関値か
らマスクシンボルのタイミングを求める。
いて、データ復調部121で、マッチトフィルタ103
からの相関出力のうちのマスクシンボルのみについての
データを復調し、ロングコードグループ識別データのパ
ターンを抽出する。次いで、抽出したロングコードグル
ープ識別データのパターンと、あらかじめ分かっている
数種類のロングコードグループ識別データのパターンと
のマッチングをとることにより、ロングコードグループ
を同定すると共に、ロングコード位相を検出する。これ
により、ロングコードタイミングを得る。
コード×全基地局共通のショートコード発生部119に
おいて、得られたロングコードタイミングで、ロングコ
ード×全基地局共通のショートコードのレプリカコード
を発生させる。このとき、レプリカコードは、同定した
ロングコードグループ内で順次ロングコードを変えなが
ら発生させる。そして、相関器115において、このレ
プリカコードとマスクシンボル以外のシンボルとの間で
相関をとる。この相関値を電力変換部116で電力値に
変換し、積分部117で規定シンボル数にわたって電力
値を積分する。しきい値判定部118において、最大値
検出部106で検出した全基地局共通のショートコード
の相関電力値の最大値から算出したしきい値と前記積分
値とを比較し、積分値がしきい値を超えたときのロング
コードをその基地局のロングコードと同定する。
で、ロングコードグループ検出のためのパターンデータ
を全基地局共通のショートコードで拡散したロングコー
ドマスクシンボルを送信し、受信側の初期同期部では、
マッチトフィルタの出力からパターンデータを抽出し、
そのパターンデータからロングコードグループの同定及
びロングコード位相の検出を行なう。その結果、初期同
期にかかる時間を大幅に短縮することができ、ハードウ
ェアを減少できる。
は、2つのマスクシンボルの位置関係からロングコード
グループを同定するCDMA無線通信装置について説明
する。図12は、本実施形態に係るCDMA無線通信装
置(移動体端末)の初期同期部の構成を示すブロック図
である。図12において、図10と同じ部分について
は、図10と同じ符号を付してその説明は省略する。図
12に示す初期同期部は、図10に示す初期同期部にお
いてデータ復調部121及びロングコードタイミング発
生部114を除いた構成を有する。この初期同期部にお
いて、ロングコードグループ検出部126は、最大値検
出部106の出力、すなわち2つの全基地局共通のショ
ートコードの最大値からロングコードグループを同定す
る。
初期同期部の動作について説明する。送信側では、図1
3に示すように、1スロット内にロングコードをマスク
した2つのマスクシンボルを設けるようにフレーム構成
を行なう。ここでは説明を簡単にするため、1つのマス
クシンボルをスロットの先頭とし、もう一方のマスクシ
ンボルをスロット内に設ける。具体的には、第1の全基
地局共通のショートコードのみで拡散したシンボルをス
ロットの先頭のマスクシンボルに割り当て、第2の全基
地局共通のショートコードで拡散したシンボルを残りの
マスクシンボルに割り当てる。この場合、スロットにお
ける2つのマスクシンボルの位置関係(パターン)がロ
ングコードグループと対応している。したがって、2つ
のマスクシンボルの位置関係を識別することにより、ロ
ングコードグループの同定を行なうことができる。
ルタイミング検出工程において、入力信号120は、マ
ッチトフィルタ103で、共通のショートコード発生器
101で発生した第1の全基地局共通のショートコード
との間で相関処理される。その相関出力データは、電力
変換部104で電力値に変換される。この電力値はメモ
リ102に格納され、メモリ102に格納された電力値
は、平均化部105で複数スロット分、足し合わされ、
規定回数で平均化される。平均化した相関電力値の最大
値を最大値検出部106で検出し、この最大値に基づい
てマスクシンボルタイミング発生部107でマスクシン
ボルタイミング、すなわちスロットのタイミングを検出
する。
いて、マッチトフィルタ103で、共通のショートコー
ド発生器101で発生した第2の全基地局共通のショー
トコードと入力信号120との相関をとる。その相関出
力データは、電力変換部104で電力値に変換される。
この電力値はメモリ102に格納され、メモリ102に
格納された電力値は、平均化部105で複数スロット
分、足し合わされ、規定回数で平均化される。この平均
化された電力値の最大値を最大値検出部106で検出す
る。この最大値と先に検出したスロットのタイミングと
は、ロングコードグループ検出部126に送られる。ロ
ングコードグループ検出部126においては、先に検出
したスロットのタイミングと、最大値が得られるタイミ
ングとを用いて、スロットにおけるマスクシンボルの位
置関係(スロット内において、最大の相関値が得られる
シンボルの位置関係)を認識し、その位置関係に対応す
るロングコードグループを同定する。
定されたロングコードグループに含まれるロングコード
候補から、1つのロングコードについて、スロットの数
だけ位相を変化させながら入力信号と相関をとる。ま
た、しきい値判定部118で相関電力値の積分値がしき
い値を超えるロングコードが得られるまで、順次候補の
中からロングコードを変えて相関処理を行なう。積分値
がしきい値を超えるロングコードをその基地局のロング
コードと同定し、そのスロットのタイミングをロングコ
ードの位相と同定する。
で、全基地局共通のショートコードで拡散した2つのマ
スクシンボルを送信し、受信側の初期同期部では、ロン
グコードグループ識別ショートコードを用いずに、2つ
のマスクシンボルの位置関係からロングコードグループ
を検出する。これにより、ハードウエア規模を小さく
し、初期同期時間を短縮することができる。
クシンボルを2つ設ける場合について説明しているが、
本発明は、スロット内のマスクシンボルが3つ以上の複
数であっても良い。
は、ロングコード位相情報パターンからロングコード位
相を検出するCDMA無線通信装置について説明する。
図14は、本実施形態に係るCDMA無線通信装置(移
動体端末)の初期同期部の構成を示すブロック図であ
る。図14において、図10と同じ部分については図1
0と同じ符号を付してその説明は省略する。図14に示
すCDMA無線通信装置においては、データ復調部12
1で抽出されたデータを用いて、ロングコード位相検出
部123でロングコード位相を検出する。
初期同期部の動作について説明する。送信側では、第6
の実施の形態と同様に、図13に示すように、1スロッ
ト内にロングコードをマスクした2つのマスクシンボル
を設けるようにフレーム構成を行なう。ここでは説明を
簡単にするため、1つのマスクシンボルをスロットの先
頭とし、もう一方のマスクシンボルをスロット内に設け
る。具体的には、第1の全基地局共通のショートコード
のみで拡散したシンボルをスロットの先頭のマスクシン
ボルに割り当て、第2の全基地局共通のショートコード
で拡散したシンボルを残りのマスクシンボルに割り当て
る。この場合、第1及び第2の全基地局共通のショート
コードで拡散するデータには、ロングコード位相情報を
与えるパターンが含まれている。また、スロットにおけ
る2つのマスクシンボルの位置関係(パターン)がロン
グコードグループと対応している。したがって、2つの
マスクシンボルの位置関係を識別することにより、ロン
グコードグループの同定を行なうことができる。
ルタイミング検出工程において、入力信号120は、マ
ッチトフィルタ103で、共通のショートコード発生器
101で発生した第1の全基地局共通のショートコード
との間で相関処理される。その相関出力データは、電力
変換部104で電力値に変換される。この電力値はメモ
リ102に格納され、メモリ102に格納された電力値
は、平均化部105で複数スロット分、足し合わされ、
規定回数で平均化される。平均化した相関電力値の最大
値を最大値検出部106で検出し、この最大値に基づい
てマスクシンボルタイミング発生部107でマスクシン
ボルタイミング、すなわちスロットのタイミングを検出
する。
いて、マッチトフィルタ103で、共通のショートコー
ド発生器101で発生した第2の全基地局共通のショー
トコードと入力信号120との相関をとる。その相関出
力データは、電力変換部104で電力値に変換される。
この電力値はメモリ102に格納され、メモリ102に
格納された電力値は、平均化部105で複数スロット
分、足し合わされ、規定回数で平均化される。この平均
化された電力値の最大値を最大値検出部106で検出す
る。この最大値と先に検出したスロットのタイミングと
は、ロングコードグループ検出部126に送られる。ロ
ングコードグループ検出部126においては、先に検出
したスロットのタイミングと、最大値が得られるタイミ
ングとを用いて、スロットにおけるマスクシンボルの位
置関係(スロット内において、最大の相関値が得られる
シンボルの位置関係)を認識し、その位置関係に対応す
るロングコードグループを同定する。
フィルタ103からの相関出力のうちのマスクシンボル
についてのみデータ復調を行ない、データを抽出する。
このデータは、ロングコード位相情報を与える既知のパ
ターンであるので、抽出したパターンデータの位相から
ロングコード位相(フレームの先頭のスロット)を検出
することができる。
定されたロングコードグループに含まれるロングコード
候補から、検出したロングコード位相で、順次ロングコ
ードを変えて入力信号と相関処理を行ない、相関電力値
を求めて、その相関電力値を積分する。しきい値判定部
118で相関電力値の積分値がしきい値を超えるロング
コードが得られるまで、順次候補の中からロングコード
を変えて相関処理を行なう。積分値がしきい値を超える
ロングコードをその基地局のロングコードと同定する。
で、全基地局共通のショートコードで拡散したロングコ
ード位相情報をもつ2つのマスクシンボルを送信し、受
信側の初期同期部では、ロングコードグループ識別ショ
ートコードを用いずに、2つのマスクシンボルの位置関
係からロングコードグループを検出し、ロングコード位
相情報からロングコード位相を検出する。これにより、
ハードウエア規模を小さくし、初期同期時間を短縮する
ことができる。
は、ロングコードの種類を与えるパターンとロングコー
ドグループとから、ロングコード種類を求めるCDMA
無線通信装置について説明する。図15は、本実施形態
に係るCDMA無線通信装置(移動体端末)の初期同期
部の構成を示すブロック図である。図15において、図
14と同じ部分については図14と同じ符号を付してそ
の説明は省略する。図15に示すCDMA無線通信装置
においては、データ復調部121で抽出されたデータを
用いて、ロングコード種類検出部127でロングコード
の種類をを検出する。このロングコードの種類はロング
コード×ショートコード発生部119に送られる。
初期同期部の動作について説明する。送信側では、第6
の実施の形態と同様に、図13に示すように、1スロッ
ト内にロングコードをマスクした2つのマスクシンボル
を設けるようにフレーム構成を行なう。ここでは説明を
簡単にするため、1つのマスクシンボルをスロットの先
頭とし、もう一方のマスクシンボルをスロット内に設け
る。具体的には、第1の全基地局共通のショートコード
のみで拡散したシンボルをスロットの先頭のマスクシン
ボルに割り当て、第2の全基地局共通のショートコード
で拡散したシンボルを残りのマスクシンボルに割り当て
る。この場合、第1及び第2の全基地局共通のショート
コードで拡散するデータには、ロングコードの種類を与
えるパターンが含まれている。また、スロットにおける
2つのマスクシンボルの位置関係(パターン)がロング
コードグループと対応している。したがって、2つのマ
スクシンボルの位置関係を識別することにより、ロング
コードグループの同定を行なうことができる。
1の全基地局共通のショートコード及び第2の全基地局
共通のショートコードを用いて、スロットタイミングの
検出を行なう。また、スロットにおける2つのマスクシ
ンボルの位置関係からロングコードグループを同定す
る。
て、マッチトフィルタ103からの相関出力のうちのマ
スクシンボルについてのみデータ復調を行ない、パター
ンデータを抽出する。ロングコード位相検出部123に
おいて、パターンマッチングにより、ロングコードの種
類と、ロングコード位相を検出する。このようにして、
ロングコードグループの同定、並びにロングコードの種
類及び位相を一度に求めている。この場合、確認のため
に、同定したロングコードを用いて入力信号との間で相
関処理を行ない、上記実施形態と同様にしきい値判定を
するようにしても良い。
で、全基地局共通のショートコードで拡散したロングコ
ード種類情報をもつ2つのマスクシンボルを送信し、受
信側の初期同期部では、ロングコードグループ識別ショ
ートコードを用いずに、マスクシンボルを復調してロン
グコードの種類及びロングコード位相を検出する。これ
により、ハードウエア規模を小さくし、初期同期時間を
短縮することができる。
は、CDMA無線通信装置が移動体端末である場合につ
いて説明しているが、本発明は、CDMA無線通信装置
が移動体でない通信端末である場合にも適用することが
できる。
レームにおいて、スロット先頭にマスクシンボルが位置
する場合について説明しているが、本発明においては、
フレームにおいてスロット内にマスクシンボルが存在し
ていれば、同様の効果を発揮することができる。
に制限されず、種々変更して実施することが可能であ
る。また、上記第1〜第8の実施形態は、適宜組み合わ
せて実施することが可能である。
コードグループ識別ショートコードで拡散したマスクシ
ンボルを、全基地局共通のショートコードで拡散したマ
スクシンボルに多重化する位置をパターン化し、ロング
コードグループ識別ショートコード検出時に前記パター
ンを検出してロングコード位相を求める。これにより、
ハードウエア規模を増加させずにロングコード同定にか
かる時間を大幅に短縮することができる。
相情報又はロングコードグループ情報をマスクシンボル
のデータに用いる。これにより、ロングコード同定にか
かる時間を大幅に短縮することができる。さらに、本発
明においては、複数の全基地局共通のショートコードを
用いて1スロット内のマスクシンボルを複数にし、その
位置関係からロングコードグループを判別する。これに
より、ロングコード同定にかかる時間を大幅に短縮する
ことができる。
信システムの概略構成を示すブロック図
信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
ームフォーマットを示す図
のショートコード相関電力値を示す図
グループ識別ショートコードの相関値を用いたフレーム
位置検出のためのタイミングを説明するための図
信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
ームフォーマットを示す図
グループ識別ショートコード同定部の構成を示すブロッ
ク図
ームフォーマットを示す図
通信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
レームフォーマットを示す図
通信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
レームフォーマットを示す図
通信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
通信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
部 113 パターン検出部 114 ロングコードタイミング発生部 119 ロングコード×ショートコード発生部 123 ロングコード位相検出部 124 バッファメモリ 126 ロングコードグループ検出部 127 ロングコード種類検出部
Claims (22)
- 【請求項1】 ロングコードマスクを用いたセルサーチ
の際に使用されるマスクシンボルのタイミングを検出す
る手段と、検出されたタイミングでロングコードグルー
プを同定する手段と、マスクシンボルに関するパターン
データからロングコードの位相を検出する手段と、同定
されたロングコードグループからロングコードを同定す
る手段と、を具備することを特徴とするCDMA無線通
信装置。 - 【請求項2】 前記パターンデータは、相関値のパター
ンデータであることを特徴とする請求項1記載のCDM
A無線通信装置。 - 【請求項3】 前記パターンデータは、前記マスクシン
ボルについて拡散されたロングコード位相情報のパター
ンデータであることを特徴とする請求項1記載のCDM
A無線通信装置。 - 【請求項4】 前記マスクシンボルは、異なるショート
コードにより拡散されたシンボルが多重化されたシンボ
ルであることを特徴とする請求項1記載のCDMA無線
通信装置。 - 【請求項5】 ロングコードマスクを用いたセルサーチ
の際に使用されるマスクシンボルのタイミングを検出す
る手段と、マスクシンボルに関するパターンデータから
ロングコードの位相を検出すると共にロングコードを同
定する手段と、を具備することを特徴とするCDMA無
線通信装置。 - 【請求項6】 前記パターンデータは、異なるショート
コードにより拡散されたシンボルが1スロット内で存在
する位置のパターンデータであることを特徴とする請求
項5記載のCDMA無線通信装置。 - 【請求項7】 ロングコードマスクを用いたセルサーチ
の際に使用されるマスクシンボルのタイミングを検出す
る手段と、マスクシンボルに関するパターンデータから
ロングコードグループの同定を行なうと共に、ロングコ
ードの位相及びロングコードの種類を検出する手段と、
を具備することを特徴とするCDMA無線通信装置。 - 【請求項8】 ロングコードマスクを用いたセルサーチ
の際に使用されるマスクシンボルのタイミングを検出す
る手段と、検出されたタイミングでロングコードグルー
プを同定する手段と、検出されたロングコードグループ
におけるロングコードの位相を検出する手段と、同定さ
れたロングコードグループからロングコードを同定する
手段と、を具備し、ロングコードグループを同定する手
段は、マスクシンボルデータを保持するメモリを有する
ことを特徴とするCDMA無線通信装置。 - 【請求項9】 ロングコードマスクを用いたセルサーチ
の際に使用されるマスクシンボルの位置関係からロング
コードの位相を検出する手段と、同定されたロングコー
ドグループからロングコードを同定する手段と、を具備
し、前記マスクシンボルは、異なるショートコードによ
り拡散されたシンボルが1スロット内で異なる位置に存
在することを特徴とするCDMA無線通信装置。 - 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれかに記
載のCDMA無線通信装置を備えたことを特徴とする通
信端末装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の通信端末装置と無線
通信を行なうことを特徴とする基地局装置。 - 【請求項12】 請求項10記載の通信端末装置と、請
求項10記載の通信端末装置と無線通信を行なう基地局
装置と、を具備することを特徴とするCDMA無線通信
システム。 - 【請求項13】 ロングコードをマスクし全基地局共通
のショートコードのみで拡散した第1マスクシンボルを
1フレーム中に等間隔に設け、ロングコードをマスクし
ロングコードグループ識別ショートコードのみで拡散し
た第2マスクシンボルを、所定のパターンに従って前記
第1マスクシンボルに多重化して送信する送信手段と、 受信信号と前記全基地局共通のショートコードとの相関
をとり第1相関値を求める手段と、 前記第1相関値の最大値を検出して前記第1マスクシン
ボルのタイミングを検出する手段と、 前記第2マスクシンボルと、ロングコードグループ識別
ショートコードの候補との相関を順次とり第2相関値を
求める手段と、 前記第2相関値が最大となる候補をロングコードグルー
プ識別ショートコードとしてロングコードグループを求
めるとともに、前記第2マスクシンボルと前記ロングコ
ードグループ識別ショートコードとの相関パターンから
ロングコード先頭位置を検出してロングコード位相を求
める手段と、 前記ロングコード位相で前記ロングコードグループの内
のロングコードと前記受信信号との相関を順次とり第3
相関値を求める手段と、 前記第1相関値の最大値から算出したしきい値を超えた
第3相関値に対応するロングコードを前記受信信号を送
信した基地局のロングコードと同定する手段と、を具備
することを特徴とするCDMA無線通信システム。 - 【請求項14】 ロングコードをマスクし全基地局共通
のショートコードで拡散した第1マスクシンボルを1フ
レーム中に等間隔に設け、ロングコードをマスクしロン
グコードグループ識別ショートコードで拡散した第2マ
スクシンボルを、所定パターンに従って前記第1マスク
シンボルの一定シンボル後に設けて送信する送信手段
と、 受信信号と前記全基地局共通のショートコードとの相関
をとり第1相関値を求める手段と、 前記第1相関値の最大値を検出して前記第1マスクシン
ボルのタイミングを検出する手段と、 前記第2マスクシンボルとロングコードグループ識別シ
ョートコードの候補との相関を順次とり第2相関値を求
める手段と、 前記第2相関値が最大となる候補をロングコードグルー
プ識別ショートコードとしてロングコードグループを求
めるとともに、前記第2マスクシンボルと前記ロングコ
ードグループ識別ショートコードとの相関パターンから
ロングコード先頭位置を検出してロングコード位相を求
める手段と、 前記ロングコード位相で前記ロングコードグループの内
のロングコードと前記受信信号との相関を順次とり第3
相関値を求める手段と、 前記第1相関値の最大値から算出したしきい値を超えた
第3相関値に対応するロングコードを前記受信信号を送
信した基地局のロングコードと同定する手段と、を具備
することを特徴とするCDMA無線通信システム。 - 【請求項15】 前記第1マスクシンボルにロングコー
ド位相情報を割り当てて前記全基地局共通のショートコ
ードで拡散する手段と、前記全基地局共通のショートコ
ードで前記第1マスクシンボルを復調して復調データを
求める手段と、前記復調データのパターンからロングコ
ード位相を検出する手段と、をさらに具備することを特
徴とする請求項13記載のCDMA無線通信システム。 - 【請求項16】 前記第2マスクシンボルにロングコー
ド位相情報を割り当ててロングコードグループ識別ショ
ートコードで拡散する手段と、前記ロングコードグルー
プ識別ショートコードで前記第2マスクシンボルを復調
して復調データを求める手段と、前記復調データのパタ
ーンからロングコード位相を検出する手段と、をさらに
具備することを特徴とする請求項13記載のCDMA無
線通信システム。 - 【請求項17】 前記第1マスクシンボルにロングコー
ド位相情報を割り当てて前記全基地局共通のショートコ
ードで拡散し、前記第2マスクシンボルに前記ロングコ
ード位相情報を割り当てて前記ロングコードグループ識
別ショートコードで拡散する手段と、前記全基地局共通
のショートコードで前記第1マスクシンボルを復調して
第1復調データを求める手段と、前記ロングコードグル
ープ識別ショートコードで前記第2マスクシンボルを復
調して第2復調データを求める手段と、前記第1復調デ
ータのパターンと前記第2復調データのパターンの両方
からロングコード位相を検出する手段と、をさらに具備
することを特徴とする請求項13記載のCDMA無線通
信システム。 - 【請求項18】 前記第2マスクシンボルのデータを保
持するバッファメモリと、前記バッファメモリに保持さ
れた前記第2マスクシンボルと前記ロングコードグルー
プ識別ショートコードとの相関処理を時分割で行なう手
段と、をさらに具備することを特徴とする請求項13記
載のCDMA無線通信システム。 - 【請求項19】 ロングコードをマスクしたマスクシン
ボルにロングコードグループ識別データを割り当てて全
基地局共通のショートコードで拡散して送信する手段
と、 受信信号と前記全基地局共通のショートコードとの相関
値の最大値から前記マスクシンボルのタイミングを検出
する手段と、 前記マスクシンボルを前記全基地局共通のショートコー
ドで復調して、前記マスクシンボルから前記ロングコー
ドグループ識別データを取り出し、前記ロングコードグ
ループ識別データのパターンからロングコードグループ
及びロングコード位相を判別する手段と、 前記ロングコード位相で、前記受信信号と前記ロングコ
ードグループの内のロングコードとの相関を順次とり、
相関値が前記全基地局共通のショートコードから算出し
たしきい値を超えたロングコードを、前記受信信号を送
信した基地局のロングコードと同定する手段と、を具備
することを特徴とするCDMA無線通信システム。 - 【請求項20】 ロングコードをマスクし第1の全基地
局共通のショートコードのみで拡散した第1マスクシン
ボルと、第2の全基地局共通のショートコードのみで拡
散した第2マスクシンボルを、1フレーム中に等間隔で
互いに異なる位置に配置して送信する手段と、 マッチトフィルタ又はスライディング相関器を用いて、
受信信号と前記第1の全基地局共通のショートコードと
の相関を取り、相関値の最大値から前記第1マスクシン
ボルのタイミングを検出する手段と、 前記受信信号と前記第2の全基地局共通のショートコー
ドとの相関値の最大値を検出し、前記第1の全基地局共
通のショートコードと前記第2の全基地局共通のショー
トコードの各相関値の最大値の位置関係から、ロングコ
ードグループを判別する手段と、 前記受信信号と前記ロングコードグループの中の候補と
の相関を順次位相をずらして取り、相関値が前記全基地
局共通のショートコードの相関値を基に求めたしきい値
を超えたロングコードを前記受信信号を送信した基地局
のロングコードと同定する手段と、を具備することを特
徴とするCDMA無線通信システム。 - 【請求項21】 前記第1マスクシンボルにロングコー
ド位相情報を割り当てて第1の全基地局共通のショート
コードのみで拡散し、前記第2マスクシンボルにロング
コード位相情報を割り当てて第2の全基地局共通のショ
ートコードのみで拡散する手段と、前記第1マスクシン
ボルから復調した情報と前記第2マスクシンボルから復
調した情報を用いて、ロングコード位相を検出する手段
と、前記ロングコード位相で、前記受信信号と前記ロン
グコードグループの中の候補との相関を順次取り、相関
値が前記全基地局共通のショートコードの相関値を基に
求めたしきい値を超えたロングコードを、前記受信信号
を送信した基地局のロングコードと同定する手段と、を
さらに具備することを特徴とする請求項20記載のCD
MA無線通信システム。 - 【請求項22】 前記第1マスクシンボルにロングコー
ド種類の情報を割り当てて前記第1の全基地局共通のシ
ョートコードのみで拡散し、前記第2マスクシンボルに
前記ロングコード種類の情報を割り当てて前記第2の全
基地局共通のショートコードのみで拡散する手段と、前
記第1マスクシンボル及び前記第2マスクシンボルを前
記全基地局共通のショートコードで復調して前記ロング
コード種類の情報を取り出し、前記ロングコード種類の
情報のパターンからロングコード位相を判別する手段
と、前記ロングコードグループの情報と前記ロングコー
ド種類の情報を用いて、ロングコードの種類を決定する
手段と、をさらに具備することを特徴とする請求項20
記載のCDMA無線通信システム。
Priority Applications (1)
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-
1998
- 1998-07-17 JP JP20360898A patent/JP3323443B2/ja not_active Expired - Fee Related
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