JP3323443B2 - 無線通信端末装置及び無線通信基地局装置 - Google Patents

無線通信端末装置及び無線通信基地局装置

Info

Publication number
JP3323443B2
JP3323443B2 JP20360898A JP20360898A JP3323443B2 JP 3323443 B2 JP3323443 B2 JP 3323443B2 JP 20360898 A JP20360898 A JP 20360898A JP 20360898 A JP20360898 A JP 20360898A JP 3323443 B2 JP3323443 B2 JP 3323443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
long code
code
long
correlation
group identification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20360898A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1188295A (ja
Inventor
義孝 荒蒔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP20360898A priority Critical patent/JP3323443B2/ja
Publication of JPH1188295A publication Critical patent/JPH1188295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3323443B2 publication Critical patent/JP3323443B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話などの無
線通信端末装置およびその無線通信端末装置と無線通信
を行う無線通信基地局装置に関し、特に、基地局で用い
るロングコードを同定する無線通信端末装置およびその
無線通信端末装置に対してロングコードで拡散した信号
を送信する無線通信基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話や自動車電話などの移動体端末
を用いた基地局間非同期CDMAセルラ無線通信システ
ムでは、移動体端末の電源をオンした時の初期同期確立
作業や移動に伴うセル切替え(ハンドオーバ)などにセ
ルサーチを行なう必要がある。
【0003】このセルサーチは、下り制御チャネル信号
に用いられる各セル共通のショートコード及び各基地局
固有のロングコードのうち、ロングコードを部分的にマ
スクし、マスクした部分についてショートコードで相関
検出を行なって、ロングコードのタイミング及びその種
類を検出することにより行なう。
【0004】具体的に、基地局間非同期CDMAセルラ
移動通信システムにおいては、送信側(基地局)では、
サーチ用コード(サーチコード)として、各セル共通の
ショートコード(CSC)で拡散されたシンボル及び各
セルのロングコードが属するグループに応じたロングコ
ードグループ識別ショートコード(GIC)で拡散され
たシンボルを、スロットごとに1フレーム中に等間隔に
(例えばスロット毎に)複数設けた、ロングコードのマ
スク部分にコード多重して送信する。
【0005】受信側(移動体端末)では、まず、各セル
共通のショートコードを用いてスロットのタイミングを
検出する。その後、ロングコードグループ識別ショート
コードを用いてサーチすべきロングコードの候補を限定
し、さらにこのロングコードの候補からセル固有のロン
グコードを特定する。
【0006】図16は、従来の基地局間非同期CDMA
セルラ移動通信システムにおける無線通信装置(移動体
端末)の初期同期部の構成を示すブロック図である。基
地局から送信された信号は、移動体端末で受信されて入
力信号20となる。入力信号20は、マッチトフィルタ
3において、共通ショートコード発生部1で発生された
全基地局共通のショートコードとの間で相関処理され
る。
【0007】マッチトフィルタ3の出力は、電力変換部
4で電力値に変換され、この電力値は、平均化部5で平
均化される。平均化に必要とされる相関値の電力値はメ
モリ2に格納される。所定期間において、平均化された
電力値のうち最大値が最大値検出部6で検出され、マス
クシンボルタイミング発生部7において、検出されたタ
イミングがマスクシンボルタイミングとされる。
【0008】一方、入力信号20は、相関器8におい
て、ロングコードグループ識別ショートコード発生部1
2で順次発生されたロングコードグループ識別ショート
コードと、前記マスクシンボルタイミングで順次相関処
理される。それぞれの相関器8の出力は、電力変換部9
で電力値に変換され、所定期間で得られた電力値が積分
部10で積分される。次いで、最大値検出部11におい
て、積分された電力値の最大値が検出され、この最大値
のロングコードグループ識別ショートコードによりロン
グコードグループが同定される。なお、最大値検出部1
1の出力は、ロングコードタイミング制御部21に送ら
れる。
【0009】また、入力信号20は、相関器15におい
て、ロングコード×ショートコード発生部19で発生し
たロングコード及びショートコードとの間で相関処理さ
れる。ロングコード×ショートコード発生部19で発生
させるロングコード×ショートコードについては、ロン
グコードタイミング制御部21によりロングコードの位
相をサーチコード単位で(例えばスロット単位で)変化
させる。また、このロングコードは、前記のように同定
されたロングコードグループに属するロングコードから
順次選択される。
【0010】相関値15の出力は、電力変換部16で電
力値に変換され、所定期間に得られた電力値が積分部1
7で積分される。次いで、しきい値判定部18で積分値
がしきい値を超えるかどうかを判定し、しきい値を超え
たときのロングコードをその基地局のロングコードと同
定し、そのスロットのタイミングをロングコードの位相
と同定する。すなわち、スロットの数だけ位相を変化さ
せて相関処理を行なうと共に、全基地局共通ショートコ
ードの相関値の積分値がしきい値を超えるまで、ロング
コードグループに属するロングコード順次変えて相関処
理を行なう。このようにして、セルサーチが行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のCDMA無線通信装置の初期同期部においては、ロ
ングコードグループの中からロングコードを同定する段
階において、スロットの数だけ位相が異なるため、ロン
グコード種類の同定とともに、ロングコード位相の検出
も行なわなければならない。したがって、ロングコード
同定、すなわち初期同期に非常に多くの時間が必要であ
るという問題を有する。一方、ロングコード同定を並列
的にハードウエアで処理すれば、ロングコード同定の時
間を短縮することができるが、ハードウエア規模が膨大
になるという問題がある。
【0012】本発明の目的は、ハードウェア規模を増加
させずにロングコード同定にかかる時間を大幅に短縮す
ことができる無線通信端末装置およびその無線通信端
末装置と無線通信を行う無線通信基地局装置を提供する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信端末装
置は、所定の位置にロングコードグループ識別ショート
コードが配置されたスロットを受信する無線通信端末装
置であって、受信した前記スロットのスロットタイミン
グを特定するスロットタイミング特定手段と、前記スロ
ットタイミングに基づいて、前記ロングコードグループ
識別ショートコードと複数のロングコードグループ識別
ショートコード候補との相関値を求める相関手段と、前
記相関値に基づいて、複数の前記ロングコードグループ
識別ショートコードで構成されるパターンを特定するパ
ターン特定手段と、前記パターンに基づいてフレームタ
イミングを特定するフレームタイミング特定手段と、前
記フレームタイミングの特定と並行して、前記相関値に
基づいてロングコードグループを特定するロングコード
グループ特定手段と、前記フレームタイミングに基づい
て、前記ロングコードグループに属する複数のロングコ
ードの中からロングコードを特定するロングコード特定
手段と、を具備する構成を採る。また、本発明の無線通
信端末装置は、所定の位置にロングコードグループ識別
ショートコードが配置されたスロットを受信する無線通
信端末装置であって、受信した前記スロットのスロット
タイミングを特定するスロットタイミング特定手段と、
前記スロットタイミングに基づいて、前記ロングコード
グループ識別ショートコードと複数のロングコードグル
ープ識別ショートコード候補との相関値を求める相関手
段と、前記相関値に基づいて、複数の前記ロングコード
グループ識別ショートコードの配置を特定する配置特定
手段と、前記配置に基づいてフレームタイミングを特定
するフレームタイミング特定手段と、前記フレームタイ
ミングの特定と並行して、前記相関値に基づいてロング
コードグループを特定するロングコードグループ特定手
段と、前記フレームタイミングに基づいて、前記ロング
コードグループに属する複数のロングコードの中からロ
ングコードを特定するロングコード特定手段と、を具備
する構成を採る。また、本発明の無線通信端末装置は、
ロングコードがマスクされ全基地局共通のショートコー
ドのみで拡散された第1マスクシンボルが1フレーム中
に等間隔に設けられ、ロングコードがマスクされロング
コードグループ識別ショートコードのみで拡散された第
2マスクシンボルが所定のパターンに従って前記第1マ
スクシンボルに多重化された信号を受信する無線通信端
末装置であって、受信信号と前記全基地局共通のショー
トコードとの相関をとり第1相関値を求める手段と、前
記第1相関値の最大値を検出して前記第1マスクシンボ
ルのタイミングを検出する手段と、前記第2マスクシン
ボルとロングコードグループ識別ショートコードの候補
との相関を順次とり第2相関値を求める手段と、前記第
2相関値が最大となるロングコードグループ識別ショー
トコードからロングコードグループを求めるとともに、
前記第2マスクシンボルと前記ロングコードグループ識
別ショートコードとの相関パターンからロングコード先
頭位置を検出してフレームタイミングを求める手段と、
前記フレームタイミングで前記ロングコードグループ内
のロングコードと前記受信信号との相関を順次とり第3
相関値を求める手段と、前記第3相関値に基づいて前記
受信信号を送信した基地局のロングコードを同定する手
段と、を具備する構成を採る。また、本発明の無線通信
基地局装置は、受信信号と全基地局共通のショートコー
ドとの相関をとり第1相関値を求める手段と、前記第1
相関値の最大値を検出して、ロングコードがマスクされ
全基地局共通のショートコードのみで拡散された第1マ
スクシンボルのタイミングを検出する手段と、ロングコ
ードがマスクされロングコードグループ識別ショートコ
ードのみで拡散された第2マスクシンボルとロングコー
ドグループ識別ショートコードの候補との相関を順次と
り第2相関値を求める手段と、前記第2相関値が最大と
なるロングコードグループ識別ショートコードからロン
グコードグループを求めるとともに、前記第2マスクシ
ンボルと前記ロングコードグループ識別ショートコード
との相関パターンからロングコード先頭位置を検出して
フレームタイミングを求める手段と、前記フレームタイ
ミングで前記ロングコードグループ内のロングコードと
前記受信信号との相関を順次とり第3相関値を求める手
段と、前記第3相関値に基づいて前記受信信号を送信し
た基地局のロングコードを同定する手段と、を具備する
無線通信端末装置に対して信号を送信する無線通信基地
局装置であって、前記第1マスクシンボルを1フレーム
中に等間隔に設け、前記第2マスクシンボルを所定のパ
ターンに従って前記第1マスクシンボルに多重化する手
段と、前記第1マスクシンボルと前記第2マスクシンボ
ルとが多重化された信号を送信する手段と、を具備する
構成を採る。また、本発明の無線通信方法は、ロングコ
ードをマスクし全基地局共通のショートコードのみで拡
散した第1マスクシンボルを1フレーム中に等間隔に設
け、ロングコードをマスクしロングコードグループ識別
ショートコードのみで拡散した第2マスクシンボルを所
定のパターンに従って前記第1マスクシンボルに多重化
して送信する工程と、受信信号と前記全基地局共通のシ
ョートコードとの相関をとり第1相関値を求める工程
と、前記第1相関値の最大値を検出して前記第1マスク
シンボルのタイミングを検出する工程と、前記第2マス
クシンボルとロングコードグループ識別ショートコード
の候補との相関を順次とり第2相関値を求める工程と、
前記第2相関値が最大となるロングコードグループ識別
ショートコードからロングコードグループを求めるとと
もに、前記第2マスクシンボルと前記ロングコードグル
ープ識別ショートコードとの相関パターンからロングコ
ード先頭位置を検出してフレームタイミングを求める工
程と、前記フレームタイミングで前記ロングコードグル
ープ内のロングコードと前記受信信号との相関を順次と
り第3相関値を求める工程と、前記第3相関値に基づい
て前記受信信号を送信した基地局のロングコードを同定
する工程と、を具備するようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様のCDMA無
線通信装置は、ロングコードマスクを用いたセルサーチ
の際に使用されるマスクシンボルのタイミングを検出す
る手段と、検出されたタイミングでロングコードグルー
プを同定する手段と、マスクシンボルに関するパターン
データからロングコードの位相を検出する手段と、同定
されたロングコードグループからロングコードを同定す
る手段と、を具備する構成を採る。
【0015】この構成によれば、マスクシンボルに関す
るパターンデータからロングコードの位相を検出するの
で、シンボル毎にずらしてロングコードの位相を検出す
る必要がなく、膨大なハードウェアを必要とせずに、ロ
ングコード位相の検出を短時間にすることができる。
【0016】本発明の第2の態様のCDMA無線通信装
置は、第1の態様において、前記パターンデータは、相
関値のパターンデータである構成を採る。
【0017】本発明の第3の態様のCDMA無線通信装
置は、第1の態様において、前記パターンデータは、前
記マスクシンボルについて拡散されたロングコード位相
情報のパターンデータである構成を採る。
【0018】本発明の第4の態様のCDMA無線通信装
置は、第1の態様において、前記マスクシンボルは、異
なるショートコードにより拡散されたシンボルが多重化
されたシンボルである構成を採る。
【0019】これらの構成によれば、受信側において既
知のパターンであるので、より正確にロングコード位相
を検出することができる。
【0020】本発明の第5の態様のCDMA無線通信装
置は、ロングコードマスクを用いたセルサーチの際に使
用されるマスクシンボルのタイミングを検出する手段
と、マスクシンボルに関するパターンデータからロング
コードの位相を検出すると共にロングコードを同定する
手段と、を具備する構成を採る。
【0021】この構成によれば、マスクシンボルに関す
るパターンデータからロングコードの位相を検出すると
共にロングコードを同定するので、より迅速にセルサー
チを行なうことができる。
【0022】本発明の第6の態様のCDMA無線通信装
置は、第5の態様において、前記パターンデータは、異
なるショートコードにより拡散されたシンボルが1スロ
ット内で存在する位置のパターンデータである構成を採
る。
【0023】この構成によれば、受信側において既知の
パターンであるので、より正確にロングコードの位相を
検出すると共にロングコードを同定することができる。
【0024】本発明の第7の態様のCDMA無線通信装
置は、ロングコードマスクを用いたセルサーチの際に使
用されるマスクシンボルのタイミングを検出する手段
と、マスクシンボルに関するパターンデータからロング
コードグループの同定を行なうと共に、ロングコードの
位相及びロングコードの種類を検出する手段と、を具備
する構成を採る。
【0025】この構成によれば、ロングコードグループ
の同定時間と、ロングコードの種類の同定時間を短縮す
ることができるので、初期同期時間をさらに短縮するこ
とができる。
【0026】本発明の第8の態様のCDMA無線通信装
置は、ロングコードマスクを用いたセルサーチの際に使
用されるマスクシンボルのタイミングを検出する手段
と、検出されたタイミングでロングコードグループを同
定する手段と、検出されたロングコードグループにおけ
るロングコードの位相を検出する手段と、同定されたロ
ングコードグループからロングコードを同定する手段
と、を具備し、ロングコードグループを同定する手段
は、マスクシンボルデータを保持するメモリを有する構
成を採る。
【0027】この構成によれば、時分割処理によりロン
グコードグループ識別用ショートコード同定にかかる時
間を大幅に短縮することができる。
【0028】本発明の第9の態様のCDMA無線通信装
置は、ロングコードマスクを用いたセルサーチの際に使
用されるマスクシンボルの位置関係からロングコードの
位相を検出する手段と、同定されたロングコードグルー
プからロングコードを同定する手段と、を具備し、前記
マスクシンボルは、異なるショートコードにより拡散さ
れたシンボルが1スロット内で異なる位置に存在する構
成を採る。
【0029】この構成によれば、マスクシンボルの位置
関係からロングコードグループを短時間で同定するの
で、初期同期時間を大幅に短縮することができる。
【0030】本発明の第10の態様の通信端末装置は、
第1の態様乃至第9の態様のいずれかのCDMA無線通
信装置を備えた構成を採る。
【0031】本発明の第11の態様の基地局装置は、第
10の態様の通信端末装置と無線通信を行なう構成を採
る。
【0032】本発明の第12の態様のCDMA無線通信
システムは、第10の態様の通信端末装置と、第10の
態様の通信端末装置と無線通信を行なう基地局装置と、
を具備する構成を採る。
【0033】これらの構成によれば、上述したCDMA
無線通信装置を備えているので、ディジタル無線通信シ
ステムにおいて、セルサーチを高速に行なうことができ
る。
【0034】本発明の第13の態様のCDMA無線通信
システムは、ロングコードをマスクし全基地局共通のシ
ョートコードのみで拡散した第1マスクシンボルを1フ
レーム中に等間隔に設け、ロングコードをマスクしロン
グコードグループ識別ショートコードのみで拡散した第
2マスクシンボルを、所定のパターンに従って前記第1
マスクシンボルに多重化して送信する送信手段と、受信
信号と前記全基地局共通のショートコードとの相関をと
り第1相関値を求める手段と、前記第1相関値の最大値
を検出して前記第1マスクシンボルのタイミングを検出
する手段と、前記第2マスクシンボルと、ロングコード
グループ識別ショートコードの候補との相関を順次とり
第2相関値を求める手段と、前記第2相関値が最大とな
る候補をロングコードグループ識別ショートコードとし
てロングコードグループを求めるとともに、前記第2マ
スクシンボルと前記ロングコードグループ識別ショート
コードとの相関パターンからロングコード先頭位置を検
出してロングコード位相を求める手段と、前記ロングコ
ード位相で前記ロングコードグループの内のロングコー
ドと前記受信信号との相関を順次とり第3相関値を求め
る手段と、前記第1相関値の最大値から算出したしきい
値を超えた第3相関値に対応するロングコードを前記受
信信号を送信した基地局のロングコードと同定する手段
と、を具備する構成を採る。
【0035】この構成によれば、ロングコードグループ
識別用ショートコードを検出する際にロングコードの先
頭位置を検出するので、ロングコード位相の検出時間を
短縮することができる。
【0036】本発明の第14の態様のCDMA無線通信
システムは、ロングコードをマスクし全基地局共通のシ
ョートコードで拡散した第1マスクシンボルを1フレー
ム中に等間隔に設け、ロングコードをマスクしロングコ
ードグループ識別ショートコードで拡散した第2マスク
シンボルを、所定パターンに従って前記第1マスクシン
ボルの一定シンボル後に設けて送信する送信手段と、受
信信号と前記全基地局共通のショートコードとの相関を
とり第1相関値を求める手段と、前記第1相関値の最大
値を検出して前記第1マスクシンボルのタイミングを検
出する手段と、前記第2マスクシンボルとロングコード
グループ識別ショートコードの候補との相関を順次とり
第2相関値を求める手段と、前記第2相関値が最大とな
る候補をロングコードグループ識別ショートコードとし
てロングコードグループを求めるとともに、前記第2マ
スクシンボルと前記ロングコードグループ識別ショート
コードとの相関パターンからロングコード先頭位置を検
出してロングコード位相を求める手段と、前記ロングコ
ード位相で前記ロングコードグループの内のロングコー
ドと前記受信信号との相関を順次とり第3相関値を求め
る手段と、前記第1相関値の最大値から算出したしきい
値を超えた第3相関値に対応するロングコードを前記受
信信号を送信した基地局のロングコードと同定する手段
と、を具備する構成を採る。
【0037】この構成によれば、初期同期を取るための
マスクシンボルの相関値のパワーを大きくすることがで
きる。
【0038】本発明の第15の態様のCDMA無線通信
システムは、第13の態様において、前記第1マスクシ
ンボルにロングコード位相情報を割り当てて前記全基地
局共通のショートコードで拡散する手段と、前記全基地
局共通のショートコードで前記第1マスクシンボルを復
調して復調データを求める手段と、前記復調データのパ
ターンからロングコード位相を検出する手段と、をさら
に具備する構成を採る。
【0039】この構成によれば、マスクシンボルにロン
グコード位相情報を拡散して送信するので、ロングコー
ド同定にかかる時間を大幅に短縮することができる。
【0040】本発明の第16の態様のCDMA無線通信
システムは、第13の態様において、前記第2マスクシ
ンボルにロングコード位相情報を割り当ててロングコー
ドグループ識別ショートコードで拡散する手段と、前記
ロングコードグループ識別ショートコードで前記第2マ
スクシンボルを復調して復調データを求める手段と、前
記復調データのパターンからロングコード位相を検出す
る手段と、をさらに具備する構成を採る。
【0041】この構成によれば、マスクシンボルにロン
グコード位相情報を拡散して送信するので、ロングコー
ド同定にかかる時間を大幅に短縮することができる。
【0042】本発明の第17の態様のCDMA無線通信
システムは、第13の態様において、前記第1マスクシ
ンボルにロングコード位相情報を割り当てて前記全基地
局共通のショートコードで拡散し、前記第2マスクシン
ボルに前記ロングコード位相情報を割り当てて前記ロン
グコードグループ識別ショートコードで拡散する手段
と、前記全基地局共通のショートコードで前記第1マス
クシンボルを復調して第1復調データを求める手段と、
前記ロングコードグループ識別ショートコードで前記第
2マスクシンボルを復調して第2復調データを求める手
段と、前記第1復調データのパターンと前記第2復調デ
ータのパターンの両方からロングコード位相を検出する
手段と、をさらに具備する構成を採る。
【0043】この構成によれば、マスクシンボルにロン
グコード位相情報を拡散して送信するので、ロングコー
ド同定にかかる時間を大幅に短縮することができる。
【0044】本発明の第18の態様のCDMA無線通信
システムは、第13の態様において、前記第2マスクシ
ンボルのデータを保持するバッファメモリと、前記バッ
ファメモリに保持された前記第2マスクシンボルと前記
ロングコードグループ識別ショートコードとの相関処理
を時分割で行なう手段と、をさらに具備する構成を採
る。
【0045】この構成によれば、時分割処理によりロン
グコードグループ識別用ショートコード同定にかかる時
間を大幅に短縮することができる。
【0046】本発明の第19の態様のCDMA無線通信
システムは、ロングコードをマスクしたマスクシンボル
にロングコードグループ識別データを割り当てて全基地
局共通のショートコードで拡散して送信する手段と、受
信信号と前記全基地局共通のショートコードとの相関値
の最大値から前記マスクシンボルのタイミングを検出す
る手段と、前記マスクシンボルを前記全基地局共通のシ
ョートコードで復調して、前記マスクシンボルから前記
ロングコードグループ識別データを取り出し、前記ロン
グコードグループ識別データのパターンからロングコー
ドグループ及びロングコード位相を判別する手段と、前
記ロングコード位相で、前記受信信号と前記ロングコー
ドグループの内のロングコードとの相関を順次とり、相
関値が前記全基地局共通のショートコードから算出した
しきい値を超えたロングコードを、前記受信信号を送信
した基地局のロングコードと同定する手段と、を具備す
る構成を採る。
【0047】この構成によれば、ロングコードグループ
識別用ショートコードを用いずに、マスクシンボルのロ
ングコードグループ識別データからロングコードグルー
プを判別するので、初期同期の時間を短縮することがで
きる。
【0048】本発明の第20の態様のCDMA無線通信
システムは、ロングコードをマスクし第1の全基地局共
通のショートコードのみで拡散した第1マスクシンボル
と、第2の全基地局共通のショートコードのみで拡散し
た第2マスクシンボルを、1フレーム中に等間隔で互い
に異なる位置に配置して送信する手段と、マッチトフィ
ルタ又はスライディング相関器を用いて、受信信号と前
記第1の全基地局共通のショートコードとの相関を取
り、相関値の最大値から前記第1マスクシンボルのタイ
ミングを検出する手段と、前記受信信号と前記第2の全
基地局共通のショートコードとの相関値の最大値を検出
し、前記第1の全基地局共通のショートコードと前記第
2の全基地局共通のショートコードの各相関値の最大値
の位置関係から、ロングコードグループを判別する手段
と、前記受信信号と前記ロングコードグループの中の候
補との相関を順次位相をずらして取り、相関値が前記全
基地局共通のショートコードの相関値を基に求めたしき
い値を超えたロングコードを前記受信信号を送信した基
地局のロングコードと同定する手段と、を具備する構成
を採る。
【0049】この構成によれば、マスクシンボルの位置
関係からロングコードグループを短時間で同定するの
で、初期同期時間を大幅に短縮することができる。
【0050】本発明の第21の態様のCDMA無線通信
システムは、第20の態様において、前記第1マスクシ
ンボルにロングコード位相情報を割り当てて第1の全基
地局共通のショートコードのみで拡散し、前記第2マス
クシンボルにロングコード位相情報を割り当てて第2の
全基地局共通のショートコードのみで拡散する手段と、
前記第1マスクシンボルから復調した情報と前記第2マ
スクシンボルから復調した情報を用いて、ロングコード
位相を検出する手段と、前記ロングコード位相で、前記
受信信号と前記ロングコードグループの中の候補との相
関を順次取り、相関値が前記全基地局共通のショートコ
ードの相関値を基に求めたしきい値を超えたロングコー
ドを、前記受信信号を送信した基地局のロングコードと
同定する手段と、をさらに具備する構成を採る。
【0051】この構成によれば、マスクシンボルのロン
グコード位相情報からロングコード位相を同定するの
で、初期同期時間を大幅に短縮することができる。
【0052】本発明の第22の態様のCDMA無線通信
システムは、第20の態様において、前記第1マスクシ
ンボルにロングコード種類の情報を割り当てて前記第1
の全基地局共通のショートコードのみで拡散し、前記第
2マスクシンボルに前記ロングコード種類の情報を割り
当てて前記第2の全基地局共通のショートコードのみで
拡散する手段と、前記第1マスクシンボル及び前記第2
マスクシンボルを前記全基地局共通のショートコードで
復調して前記ロングコード種類の情報を取り出し、前記
ロングコード種類の情報のパターンからロングコード位
相を判別する手段と、前記ロングコードグループの情報
と前記ロングコード種類の情報を用いて、ロングコード
の種類を決定する手段と、をさらに具備する構成を採
る。
【0053】この構成によれば、ロングコードグループ
の同定時間と、ロングコードの種類の同定時間を短縮す
ることができるので、初期同期時間をさらに短縮するこ
とができる。
【0054】本発明者は、受信側において相関電力値の
パターンや拡散されたデータパターンに着目し、これら
のパターンを利用してロングコード位相を検出できるこ
とを見出し本発明をするに至った。
【0055】以下、本発明の無線通信端末装置および無
線通信基地局装置の実施の形態としてCDMA無線通信
装置について添付図面を参照して詳細に説明する。な
お、以下の実施形態においては、基地局間が非同期であ
るCDMA無線通信システムについて説明する。
【0056】(第1の実施形態)本実施形態において
は、2つのショートコードで拡散したマスクシンボルの
多重化パターンからロングコードの位相を検出するCD
MA移動通信システムについて説明する。
【0057】図1は、CDMA無線通信システムの概略
構成を示すブロック図である。このシステムにおいて
は、基地局側で、送信信号はフレーム構成部201によ
り所定のフレームフォーマットにしたがってフレーム構
成され、無線部202を介してアンテナ203から送信
される。一方、移動体端末側では、信号がアンテナ20
4で受信され、無線部205を介して初期同期部206
に送られる。なお、図1において、基地局及び移動体端
末におけるCDMA特有の処理部については通常と同じ
であるので省略する。
【0058】図2は、本発明の第1の実施形態に係るC
DMA無線通信装置(移動体端末)の初期同期部の構成
を示すブロック図である。図2において、基地局から送
信された信号は、移動体端末で受信されて入力信号12
0となる。入力信号120は、マッチトフィルタ103
において、全基地局共通ショートコード発生部101で
発生された全基地局共通のショートコードとの間で相関
処理される。
【0059】マッチトフィルタ103の出力は、電力変
換部104で電力値に変換され、この電力値は、平均化
部105で平均化される。平均化に必要とされる相関値
の電力値、例えば1スロット分のチップ数のデータは、
メモリ102に格納される。所定期間において、平均化
された電力値のうち最大値が最大値検出部106で検出
され、マスクシンボルタイミング発生部107におい
て、検出されたタイミングがマスクシンボルタイミング
とされる。これにより、スロットタイミングが検出さ
れ、同時にシンボルのタイミングも検出される。このよ
うにしてマスクシンボルタイミング工程が完了する。
【0060】一方、入力信号120は、相関器108に
おいて、ロングコードグループ識別ショートコード発生
部112で発生されたロングコードグループ識別ショー
トコードと、前記マスクシンボルタイミングで相関処理
される。相関器108の出力は、電力変換部109で電
力値に変換され、所定期間に得られた電力値が積分部1
10で積分される。次いで、最大値検出部111におい
て、積分された電力値の最大値が検出され、この最大値
のロングコードグループ識別ショートコードによりロン
グコードグループが同定される。なお、最大値検出部1
11の出力は、ロングコード×ショートコード発生部1
19に送られる。
【0061】電力変換部109の出力は、パターン検出
部113に送られ、1フレーム分のマスクシンボルの既
知パターンの検出が行われて、ロングコードの位相(例
えば、ロングコードの先頭スロット)が検出される。そ
の結果がロングコードタイミング発生部114に送ら
れ、ロングコードタイミング発生部114においてロン
グコードタイミングが決定される。決定されたロングコ
ードタイミングは、ロングコード×ショートコード発生
部119に送られる。これにより、ロングコードグルー
プ同定工程及びロングコードタイミング工程が完了す
る。
【0062】また、入力信号120は、決定されたロン
グコードタイミングで、ロングコード×ショートコード
発生部119で発生したロングコード×全基地局共通の
ショートコードとの間で相関処理される。相関値115
の出力は、電力変換部116で電力値に変換され、所定
期間に得られた電力値が積分部117で積分される。次
いで、しきい値判定部118において、最大値検出部1
06で検出された最大値のうちしきい値を超えるロング
コードをその基地局のロングコードと同定する。これに
より、ロングコード同定工程が完了する。
【0063】なお、上記構成において、マッチトフィル
タ103のかわりに、スライディング相関器を用いても
よい。
【0064】上記のように構成されたCDMA無線通信
装置の初期同期部における動作について説明する。ま
ず、送信側(基地局)では、送信信号について、図3に
示すように、等間隔でスロットごとにロングコードをマ
スクしたマスクシンボルを設けるようにフレーム構成を
行なう。ここでは説明を簡単にするため、スロットの先
頭にマスクシンボルを設ける場合について説明する。
【0065】図3に示すフレーム構成においては、ロン
グコードがフレーム周期で繰り返されており、ロングコ
ードの先頭がフレームの先頭となっている。また、この
フレーム構成においては、マスクシンボルについて、全
基地局共通のショートコードのみで拡散したデータと、
ロングコードグループ識別ショートコードのみで拡散し
たデータとが多重化されている。一方、その他のシンボ
ルについては、全基地局共通のショートコードと基地局
固有のロングコードとで2重に拡散される。ただし、ロ
ングコードグループ識別ショートコードのみで拡散した
データは、全基地局共通のショートコードで拡散したシ
ンボルにおける所定の位置に多重化されるので、全基地
局共通のショートコードで拡散したシンボルであっても
ロングコードグループ識別ショートコードのみで拡散し
たデータが多重化されない部分も存在する。なお、この
所定の位置は、基地局及び移動体端末で既知である。
【0066】受信側(移動体端末)では、マスクシンボ
ルタイミングの検出、ロングコードグループの同定、及
びロングコードの同定の順でセルサーチ処理が行なわれ
る。
【0067】まず、マスクシンボルタイミング検出工程
において、受信されたデータ(入力信号120)は、マ
ッチトフィルタ103で全基地局共通のショートコード
との間で相関処理され、その相関値はチップ速度で出力
される。相関値の出力データは、電力変換部104で電
力値に変換される。この電力値はメモリ102に格納さ
れ、メモリ102に格納された電力値は、平均化部10
5で複数スロット分、足し合わされ、規定回数で平均化
される。
【0068】相関値(電力値)は、図4に示すように、
マスクシンボルの位置で最大となる。したがって、平均
化部105での平均化した電力値もマスクシンボルの位
置で最大となる。この最大値を最大値検出部106で検
出し、この最大値に基づいてマスクシンボルタイミング
発生部107でマスクシンボルタイミング、すなわちス
ロットのタイミングを検出する。
【0069】次に、ロングコードグループ同定工程にお
いて、検出したマスクシンボルタイミングで、ロングコ
ードグループ識別ショートコード発生部112が、順次
すべてのロングコードグループ識別ショートコードを1
フレーム単位で変化させて発生させ、相関器108にお
いてこのロングコードグループ識別ショートコードと入
力信号におけるマスクシンボルとの間の相関をとる。積
分部110では、1フレーム分の前記マスクシンボルと
ロングコードグループ識別ショートコードとの間の相関
電力値を積分する。最大値検出部111において、すべ
てのロングコードグループ識別ショートコードのうちで
積分値が最大のものを、その基地局のロングコードグル
ープ識別ショートコードと同定する。
【0070】このとき、1フレームにおけるマスクシン
ボルの相関値(電力値)のパターンから、フレームの先
頭のスロットを検出する。送信側のフレームにおいて、
マスクシンボルでロングコードグループ識別ショートコ
ードが多重化されている部分は、図5に示すようなパタ
ーンである。この例の多重化パターンは“111101111010
1100”である。なお、図5は、マスクシンボルのみを抽
出し、その他のシンボルを省略した状態を示す。
【0071】受信側において、1フレームにおけるマス
クシンボルとロングコードグループ識別ショートコード
の相関電力値は、図5に示すように、ロングコードグル
ープ識別ショートコードで拡散したシンボルを多重化し
た位置で高くなっている。このパターンは、図5の送信
側のフレームにおいて、ロングコードグループ識別ショ
ートコードが多重化されている部分のパターンと同じで
ある。このパターンは、識別することが可能であるの
で、パターン検出部113においてこのパターンを検出
することにより、フレーム位置、すなわちロングコード
位相を検出することができる。このロングコード位相
で、ロングコードタイミング発生部114によってロン
グコードタイミングを得る。
【0072】次に、ロングコード同定工程では、ロング
コード×全基地局共通のショートコード発生部119に
おいて、得られたロングコードタイミングで、ロングコ
ード×全基地局共通のショートコードのレプリカコード
を発生させる。このとき、レプリカコードは、同定した
ロングコードグループ内で順次ロングコードを変えなが
ら発生させる。そして、相関器115において、このレ
プリカコードとマスクシンボル以外のシンボルとの間で
相関をとる。この相関値を電力変換部116で電力値に
変換し、積分部117で規定シンボル数にわたって電力
値を積分する。しきい値判定部118において、最大値
検出部106で検出した全基地局共通のショートコード
の相関電力値の最大値から算出したしきい値と前記積分
値とを比較し、積分値がしきい値を超えたときのロング
コードをその基地局のロングコードと同定する。
【0073】従来の方法では、ロングコード同定工程に
おいて、1つのロングコードで位相をスロット単位でず
らしてスロットの数だけロングコードの相関値を取らな
ければならない。一方、本実施形態の方法によれば、1
つのロングコードについてスロットの数だけロングコー
ドの相関値を取る必要がない。したがって、スロットの
数をNとすると、本実施形態の方法は、従来の方法に比
べて、ロングコード同定工程に要する時間がN分の1倍
となる。
【0074】このように、本実施形態によれば、送信側
で、1フレーム中の全基地局共通のショートコードで拡
散したロングコードマスクシンボルに、ロングコードグ
ループ識別ショートコードで拡散したマスクシンボルを
所定のパターンで多重化して送信し、受信側の初期同期
部で、ロングコードグループ識別ショートコードの同定
工程において、そのパターンを検出してロングコードの
位相を検出する、例えばロングコードの先頭位置を検出
する。その結果、初期同期にかかる時間を大幅に短縮す
ることができる。
【0075】(第2の実施形態)本実施形態において
は、全基地局共通のショートコード及び/又はロングコ
ードグループ識別ショートコードで拡散したパターンデ
ータからロングコードの位相を検出するCDMA無線通
信装置について説明する。
【0076】図6は、本実施形態に係るCDMA無線通
信装置(移動体端末)の初期同期部の構成を示すブロッ
ク図である。図6において、図2と同じ部分について
は、図2と同じ符号を付してその説明は省略する。
【0077】マスクシンボルタイミング検出工程におけ
るマッチトフィルタ103の出力はデータ復調部121
に送られ、その出力から、データ復調部121において
全基地局共通のショートコードで拡散したマスクシンボ
ルに含まれるデータが抽出される。抽出されたデータ
は、ロングコード位相検出部123に送られる。
【0078】ロングコードグループ同定工程における相
関器108の出力はデータ復調部122に送られ、その
出力から、ロングコードグループ識別ショートコードで
拡散したマスクシンボルに含まれるデータが抽出され
る。抽出されたデータは、ロングコード位相検出部12
3に送られる。
【0079】ロングコード位相検出部123では、デー
タ復調部121及び/又はデータ復調部122からのデ
ータから、ロングコード位相が検出される。このロング
コード位相がロングコードタイミング発生部114に送
られる。なお、データ復調部122のデータを用いる場
合、ロングコードグループ識別ショートコードが同定さ
れた後にデータ復調部122でデータ復調を行なう。
【0080】上記構成を有するCDMA無線通信装置の
初期同期部の動作について説明する。まず、送信側(基
地局)では、図7に示すように、等間隔でスロットごと
にロングコードをマスクしたマスクシンボルを設けるよ
うにフレーム構成を行なう。ここでは説明を簡単にする
ため、スロットの先頭にマスクシンボルを設ける場合に
ついて説明する。
【0081】図7に示すフレーム構成においては、ロン
グコードがフレーム周期で繰り返されており、ロングコ
ードの先頭がフレームの先頭となっている。また、この
フレーム構成においては、マスクシンボルについて、全
基地局共通のショートコードのみで拡散したデータと、
ロングコードグループ識別ショートコードのみで拡散し
たデータとが多重化されている。一方、その他のシンボ
ルについては、全基地局共通のショートコードと基地局
固有のロングコードとで2重に拡散される。
【0082】このとき、全基地局共通のショートコード
及び/又はロングコードグループ識別ショートコードで
拡散されるデータとしてロングコード位相情報を用い
る。ロングコード位相情報(パターンデータ)は、フレ
ーム内で閉じた状態で含まれており、毎フレーム同じも
のが送信される。
【0083】受信側(移動体端末)では、ロングコード
タイミングの検出、ロングコードグループの同定、及び
ロングコードの同定の順でセルサーチ処理が行なわれ
る。
【0084】まず、ロングコードタイミング検出工程に
おいて、受信されたデータ(入力信号120)は、マッ
チトフィルタ103で全基地局共通のショートコードと
の間で相関処理され、その相関値はチップ速度で出力さ
れる。相関値の出力データは、電力変換部104で電力
値に変換される。この電力値はメモリ102に格納さ
れ、メモリ102に格納された電力値は、平均化部10
5で複数スロット分、足し合わされ、規定回数で平均化
される。
【0085】相関値(電力値)は、図6に示すように、
マスクシンボルの位置で最大となる。したがって、平均
化部105での平均化した電力値もマスクシンボルの位
置で最大となる。この最大値を最大値検出部106で検
出し、この最大値に基づいてマスクシンボルタイミング
発生部107でマスクシンボルタイミング、すなわちス
ロットのタイミングを検出する。
【0086】また、データ復調部121では、マッチト
フィルタ103からの全基地局共通のショートコードに
ついての相関出力を、マスクシンボルについてのみデー
タ復調し、データを抽出する。この場合、あらかじめ送
られてくるデータパターンが分かっていれば、抽出した
データのパターンを検出することにより、そのパターン
の位相からロングコード位相を検出できる。これによ
り、ロングコードタイミングを得る。
【0087】次に、ロングコードグループ同定工程にお
いて、検出したマスクシンボルタイミングで、ロングコ
ードグループ識別ショートコード発生部112が、順次
すべてのロングコードグループ識別ショートコードを変
化させて発生させ、相関器108においてこのロングコ
ードグループ識別ショートコードと入力信号におけるマ
スクシンボルとの相関をとる。積分部110では、マス
クシンボルとロングコードグループ識別ショートコード
との間の相関電力値を規定シンボル数積分する。最大値
検出部111において、すべてのロングコードグループ
識別ショートコードのうちで積分値が最大のものを、そ
の基地局のロングコードグループ識別ショートコードと
同定する。
【0088】次に、ロングコード同定工程では、ロング
コード×全基地局共通のショートコード発生部119に
おいて、得られたロングコードタイミングで、ロングコ
ード×全基地局共通のショートコードのレプリカコード
を発生させる。このとき、レプリカコードは、同定した
ロングコードグループ内でロングコードを順次変えなが
ら発生させる。そして、相関器115において、このレ
プリカコードとマスクシンボル以外のシンボルとの間で
相関をとる。この相関値を電力変換部116で電力値に
変換し、積分部117で規定シンボル数にわたって電力
値を積分する。しきい値判定部118において、最大値
検出部106で検出した全基地局共通のショートコード
の相関電力値の最大値から算出したしきい値と前記積分
値とを比較し、積分値がしきい値を超えたときのロング
コードをその基地局のロングコードと同定する。
【0089】なお、上記方法においては、ロングコード
グループ識別ショートコードを同定した後に、データ復
調部122を用いて、ロングコードグループ識別ショー
トコードによって拡散したデータを抽出し、そのパター
ンから、ロングコード位相を検出しても良い。
【0090】このように、本実施形態によれば、送信側
で、1フレーム中のロングコードマスクシンボルに、ロ
ングコード位相検出のためのパターンデータを割り当て
て、全基地局共通のショートコード及び/又はロングコ
ードグループ識別ショートコードで拡散して送信し、受
信側の初期同期部では、マッチトフィルタの出力及び/
又はロングコードグループ識別ショートコードの相関器
の出力からパターンデータを抽出し、そのパターンから
ロングコード位相を検出する。その結果、1つのロング
コードについてスロットの数だけロングコードの相関値
を取る必要がなくなり、初期同期にかかる時間を大幅に
短縮することができる。
【0091】(第3の実施形態)本実施形態において
は、マスクシンボルのデータをバッファメモリに保持
し、このデータとロングコードグループ識別ショートコ
ードとの相関処理を、1スロット内において時分割で行
なうCDMA無線通信装置について説明する。
【0092】図8は、本実施形態に係るCDMA無線通
信装置のロングコードグループ識別ショートコード同定
部の構成を示すブロック図である。図8において、図6
と同じ部分については、図6と同じ符号を付してその説
明は省略する。図8に示すバッファメモリ124は、入
力信号120のマスクシンボルのデータを保持する。
【0093】上記構成を有するロングコードグループ識
別ショートコード同定部の動作について説明する。入力
信号120のうち、マスクシンボルのデータだけが、バ
ッファメモリ124に保持される。この場合、マスクシ
ンボルについて、ロングコードグループ識別ショートコ
ードとの間の相関を取ればよいので、1つのロングコー
ドグループ識別ショートコードに対して1シンボル時間
あれば良い。そして、1スロット中の残りの時間を用い
て、バッファメモリ124の内容と他のロングコードグ
ループ識別ショートコードとの相関を順次とり、ロング
コードグループ識別ショートコードの相関を1スロット
内において時分割で行なう。
【0094】このように、本実施形態によれば、受信側
の初期同期部で、マスクシンボルのデータをバッファメ
モリに保持し、ロングコードグループ識別ショートコー
ドの相関処理を1スロット内において時分割で行なうこ
とにより、ロングコードグループ識別ショートコード同
定にかかる時間を大幅に短縮することができる。
【0095】(第4の実施形態)本実施形態において
は、全基地局共通のショートコードで拡散したマスクシ
ンボルと、ロングコードグループ識別ショートコードで
拡散したマスクシンボルとを時間的に分離させたフレー
ム構成で通信を行なうCDMA無線通信装置について説
明する。
【0096】図9は、本実施形態における無線通信で使
用されるフレームフォーマットを示す図である。送信側
では、フレーム構成部において図9に示すフレームフォ
ーマットを作成する。このフレーム構成においては、1
スロットにマスクシンボルを2つ設け、それぞれのマス
クシンボルに全基地局共通のショートコードで拡散した
シンボルと、ロングコードグループ識別ショートコード
で拡散したシンボルとを割り当てる。図9では説明を簡
単にするため、1スロットにおいて前記2つのマスクシ
ンボルは連続して設けている。
【0097】受信側では、ロングコードグループ同定工
程において、タイミング検出工程で全基地局共通のショ
ートコードの相関値から検出したマスクシンボル位置か
ら1シンボル後の位置で、入力信号とロングコードグル
ープ識別ショートコードとの間の相関処理を行ない、ロ
ングコードグループ識別ショートコードを同定する。
【0098】本実施形態においては、フレームにおいて
マスクシンボルを2つに分割して設けているので、1つ
のマスクシンボルに多重して送信した場合より相関値及
び相関電力値が倍になる。したがって、ノイズやフェー
ジングによる影響を受け難くなる。なお、本実施形態に
おいては、ロングコードグループ識別ショートコードで
拡散されたマスクシンボルが、全基地局共通のショート
コードで拡散されたマスクシンボルの1シンボル後であ
る場合について説明しているが、ロングコードグループ
識別ショートコードで拡散されたマスクシンボルと全基
地局共通のショートコードで拡散されたマスクシンボル
との位置関係がフレームフォーマットにおいて確定され
ていれば、すなわちパターン化されていれば、上記同様
にセルサーチを行なうことができる。
【0099】このように、本実施形態によれば、無線通
信システムの送信側で、全基地局共通のショートコード
で拡散したマスクシンボルと、ロングコードグループ識
別ショートコードで拡散したマスクシンボルとを、2つ
に分けて送信するので、受信側の初期同期部では、相関
値及び相関電力値が大きくなる。その結果、このシステ
ムにおいては、ノイズなどに強い状態で確実に初期同期
をとることができる。
【0100】(第5の実施形態)本実施形態において
は、全基地局共通のショートコードで拡散したパターン
データから、ロングコードグループ及びロングコードの
位相を検出するCDMA無線通信装置について説明す
る。
【0101】図10は、本実施形態に係るCDMA無線
通信装置(移動体端末)の初期同期部の構成を示すブロ
ック図である。図10において、図6と同じ部分につい
ては、図6と同じ符号を付してその説明は省略する。図
10に示す初期同期部は、図6に示す初期同期部におい
てロングコードグループ同定工程に関する構成を除いた
構成を有する。すなわち、図10に示す初期同期部は、
図6に示す初期同期部から相関器108、電力変換部1
09、積分部110、最大値検出部111、ロングコー
ドグループ識別ショートコード発生部112、及びデー
タ復調部122を除き、ロングコード位相検出部123
の代わりにロングコードグループ検出部126を設けた
構成を有する。ロングコードグループ検出部126は、
データ復調部121でマッチトフィルタ103の出力を
復調したデータから、ロングコードグループ及びロング
コード位相を検出する。
【0102】上記構成を有するCDMA無線通信装置の
初期同期部の動作について説明する。まず送信側では、
図11に示すように、送信信号について、スロットごと
にロングコードをマスクしたマスクシンボルを等間隔に
設けるようにフレーム構成を行なう。ここでは説明を簡
単にするため、スロットの先頭にマスクシンボルを設け
る場合について説明する。
【0103】図11に示すフレーム構成においては、ロ
ングコードがフレーム周期で繰り返されており、ロング
コードの先頭がフレームの先頭となっている。また、こ
のフレーム構成においては、全基地局共通のショートコ
ードのみで拡散したロングコードグループ識別データ
を、マスクシンボルとしている。一方、その他のシンボ
ルについては、全基地局共通のショートコードと基地局
固有のロングコードとで2重に拡散される。なお、ロン
グコードグループ識別データは、フレーム内で閉じた状
態で含まれており、毎フレーム繰り返して送信される。
【0104】受信側(移動体端末)では、第1の実施形
態と同様に、マスクシンボルタイミング検出工程におい
て、マッチトフィルタ103で入力信号120と全基地
局共通のショートコードとの相関をとり、その相関値か
らマスクシンボルのタイミングを求める。
【0105】次に、ロングコードグループ同定工程にお
いて、データ復調部121で、マッチトフィルタ103
からの相関出力のうちのマスクシンボルのみについての
データを復調し、ロングコードグループ識別データのパ
ターンを抽出する。次いで、抽出したロングコードグル
ープ識別データのパターンと、あらかじめ分かっている
数種類のロングコードグループ識別データのパターンと
のマッチングをとることにより、ロングコードグループ
を同定すると共に、ロングコード位相を検出する。これ
により、ロングコードタイミングを得る。
【0106】次に、ロングコード同定工程では、ロング
コード×全基地局共通のショートコード発生部119に
おいて、得られたロングコードタイミングで、ロングコ
ード×全基地局共通のショートコードのレプリカコード
を発生させる。このとき、レプリカコードは、同定した
ロングコードグループ内で順次ロングコードを変えなが
ら発生させる。そして、相関器115において、このレ
プリカコードとマスクシンボル以外のシンボルとの間で
相関をとる。この相関値を電力変換部116で電力値に
変換し、積分部117で規定シンボル数にわたって電力
値を積分する。しきい値判定部118において、最大値
検出部106で検出した全基地局共通のショートコード
の相関電力値の最大値から算出したしきい値と前記積分
値とを比較し、積分値がしきい値を超えたときのロング
コードをその基地局のロングコードと同定する。
【0107】このように、本実施形態によれば、送信側
で、ロングコードグループ検出のためのパターンデータ
を全基地局共通のショートコードで拡散したロングコー
ドマスクシンボルを送信し、受信側の初期同期部では、
マッチトフィルタの出力からパターンデータを抽出し、
そのパターンデータからロングコードグループの同定及
びロングコード位相の検出を行なう。その結果、初期同
期にかかる時間を大幅に短縮することができ、ハードウ
ェアを減少できる。
【0108】(第6の実施形態)本実施形態において
は、2つのマスクシンボルの位置関係からロングコード
グループを同定するCDMA無線通信装置について説明
する。図12は、本実施形態に係るCDMA無線通信装
置(移動体端末)の初期同期部の構成を示すブロック図
である。図12において、図10と同じ部分について
は、図10と同じ符号を付してその説明は省略する。図
12に示す初期同期部は、図10に示す初期同期部にお
いてデータ復調部121及びロングコードタイミング発
生部114を除いた構成を有する。この初期同期部にお
いて、ロングコードグループ検出部126は、最大値検
出部106の出力、すなわち2つの全基地局共通のショ
ートコードの最大値からロングコードグループを同定す
る。
【0109】上記構成を有するCDMA無線通信装置の
初期同期部の動作について説明する。送信側では、図1
3に示すように、1スロット内にロングコードをマスク
した2つのマスクシンボルを設けるようにフレーム構成
を行なう。ここでは説明を簡単にするため、1つのマス
クシンボルをスロットの先頭とし、もう一方のマスクシ
ンボルをスロット内に設ける。具体的には、第1の全基
地局共通のショートコードのみで拡散したシンボルをス
ロットの先頭のマスクシンボルに割り当て、第2の全基
地局共通のショートコードで拡散したシンボルを残りの
マスクシンボルに割り当てる。この場合、スロットにお
ける2つのマスクシンボルの位置関係(パターン)がロ
ングコードグループと対応している。したがって、2つ
のマスクシンボルの位置関係を識別することにより、ロ
ングコードグループの同定を行なうことができる。
【0110】受信側(移動体端末)では、マスクシンボ
ルタイミング検出工程において、入力信号120は、マ
ッチトフィルタ103で、共通のショートコード発生器
101で発生した第1の全基地局共通のショートコード
との間で相関処理される。その相関出力データは、電力
変換部104で電力値に変換される。この電力値はメモ
リ102に格納され、メモリ102に格納された電力値
は、平均化部105で複数スロット分、足し合わされ、
規定回数で平均化される。平均化した相関電力値の最大
値を最大値検出部106で検出し、この最大値に基づい
てマスクシンボルタイミング発生部107でマスクシン
ボルタイミング、すなわちスロットのタイミングを検出
する。
【0111】次に、ロングコードグループ同定工程にお
いて、マッチトフィルタ103で、共通のショートコー
ド発生器101で発生した第2の全基地局共通のショー
トコードと入力信号120との相関をとる。その相関出
力データは、電力変換部104で電力値に変換される。
この電力値はメモリ102に格納され、メモリ102に
格納された電力値は、平均化部105で複数スロット
分、足し合わされ、規定回数で平均化される。この平均
化された電力値の最大値を最大値検出部106で検出す
る。この最大値と先に検出したスロットのタイミングと
は、ロングコードグループ検出部126に送られる。ロ
ングコードグループ検出部126においては、先に検出
したスロットのタイミングと、最大値が得られるタイミ
ングとを用いて、スロットにおけるマスクシンボルの位
置関係(スロット内において、最大の相関値が得られる
シンボルの位置関係)を認識し、その位置関係に対応す
るロングコードグループを同定する。
【0112】次に、ロングコード同定工程において、同
定されたロングコードグループに含まれるロングコード
候補から、1つのロングコードについて、スロットの数
だけ位相を変化させながら入力信号と相関をとる。ま
た、しきい値判定部118で相関電力値の積分値がしき
い値を超えるロングコードが得られるまで、順次候補の
中からロングコードを変えて相関処理を行なう。積分値
がしきい値を超えるロングコードをその基地局のロング
コードと同定し、そのスロットのタイミングをロングコ
ードの位相と同定する。
【0113】このように、本実施形態によれば、送信側
で、全基地局共通のショートコードで拡散した2つのマ
スクシンボルを送信し、受信側の初期同期部では、ロン
グコードグループ識別ショートコードを用いずに、2つ
のマスクシンボルの位置関係からロングコードグループ
を検出する。これにより、ハードウエア規模を小さく
し、初期同期時間を短縮することができる。
【0114】本実施形態においては、スロット内にマス
クシンボルを2つ設ける場合について説明しているが、
本発明は、スロット内のマスクシンボルが3つ以上の複
数であっても良い。
【0115】(第7の実施形態)本実施形態において
は、ロングコード位相情報パターンからロングコード位
相を検出するCDMA無線通信装置について説明する。
図14は、本実施形態に係るCDMA無線通信装置(移
動体端末)の初期同期部の構成を示すブロック図であ
る。図14において、図10と同じ部分については図1
0と同じ符号を付してその説明は省略する。図14に示
すCDMA無線通信装置においては、データ復調部12
1で抽出されたデータを用いて、ロングコード位相検出
部123でロングコード位相を検出する。
【0116】上記構成を有するCDMA無線通信装置の
初期同期部の動作について説明する。送信側では、第6
の実施の形態と同様に、図13に示すように、1スロッ
ト内にロングコードをマスクした2つのマスクシンボル
を設けるようにフレーム構成を行なう。ここでは説明を
簡単にするため、1つのマスクシンボルをスロットの先
頭とし、もう一方のマスクシンボルをスロット内に設け
る。具体的には、第1の全基地局共通のショートコード
のみで拡散したシンボルをスロットの先頭のマスクシン
ボルに割り当て、第2の全基地局共通のショートコード
で拡散したシンボルを残りのマスクシンボルに割り当て
る。この場合、第1及び第2の全基地局共通のショート
コードで拡散するデータには、ロングコード位相情報を
与えるパターンが含まれている。また、スロットにおけ
る2つのマスクシンボルの位置関係(パターン)がロン
グコードグループと対応している。したがって、2つの
マスクシンボルの位置関係を識別することにより、ロン
グコードグループの同定を行なうことができる。
【0117】受信側(移動体端末)では、マスクシンボ
ルタイミング検出工程において、入力信号120は、マ
ッチトフィルタ103で、共通のショートコード発生器
101で発生した第1の全基地局共通のショートコード
との間で相関処理される。その相関出力データは、電力
変換部104で電力値に変換される。この電力値はメモ
リ102に格納され、メモリ102に格納された電力値
は、平均化部105で複数スロット分、足し合わされ、
規定回数で平均化される。平均化した相関電力値の最大
値を最大値検出部106で検出し、この最大値に基づい
てマスクシンボルタイミング発生部107でマスクシン
ボルタイミング、すなわちスロットのタイミングを検出
する。
【0118】次に、ロングコードグループ同定工程にお
いて、マッチトフィルタ103で、共通のショートコー
ド発生器101で発生した第2の全基地局共通のショー
トコードと入力信号120との相関をとる。その相関出
力データは、電力変換部104で電力値に変換される。
この電力値はメモリ102に格納され、メモリ102に
格納された電力値は、平均化部105で複数スロット
分、足し合わされ、規定回数で平均化される。この平均
化された電力値の最大値を最大値検出部106で検出す
る。この最大値と先に検出したスロットのタイミングと
は、ロングコードグループ検出部126に送られる。ロ
ングコードグループ検出部126においては、先に検出
したスロットのタイミングと、最大値が得られるタイミ
ングとを用いて、スロットにおけるマスクシンボルの位
置関係(スロット内において、最大の相関値が得られる
シンボルの位置関係)を認識し、その位置関係に対応す
るロングコードグループを同定する。
【0119】また、データ復調部121では、マッチト
フィルタ103からの相関出力のうちのマスクシンボル
についてのみデータ復調を行ない、データを抽出する。
このデータは、ロングコード位相情報を与える既知のパ
ターンであるので、抽出したパターンデータの位相から
ロングコード位相(フレームの先頭のスロット)を検出
することができる。
【0120】次に、ロングコード同定工程において、同
定されたロングコードグループに含まれるロングコード
候補から、検出したロングコード位相で、順次ロングコ
ードを変えて入力信号と相関処理を行ない、相関電力値
を求めて、その相関電力値を積分する。しきい値判定部
118で相関電力値の積分値がしきい値を超えるロング
コードが得られるまで、順次候補の中からロングコード
を変えて相関処理を行なう。積分値がしきい値を超える
ロングコードをその基地局のロングコードと同定する。
【0121】このように、本実施形態によれば、送信側
で、全基地局共通のショートコードで拡散したロングコ
ード位相情報をもつ2つのマスクシンボルを送信し、受
信側の初期同期部では、ロングコードグループ識別ショ
ートコードを用いずに、2つのマスクシンボルの位置関
係からロングコードグループを検出し、ロングコード位
相情報からロングコード位相を検出する。これにより、
ハードウエア規模を小さくし、初期同期時間を短縮する
ことができる。
【0122】(第8の実施形態)本実施形態において
は、ロングコードの種類を与えるパターンとロングコー
ドグループとから、ロングコード種類を求めるCDMA
無線通信装置について説明する。図15は、本実施形態
に係るCDMA無線通信装置(移動体端末)の初期同期
部の構成を示すブロック図である。図15において、図
14と同じ部分については図14と同じ符号を付してそ
の説明は省略する。図15に示すCDMA無線通信装置
においては、データ復調部121で抽出されたデータを
用いて、ロングコード種類検出部127でロングコード
の種類をを検出する。このロングコードの種類はロング
コード×ショートコード発生部119に送られる。
【0123】上記構成を有するCDMA無線通信装置の
初期同期部の動作について説明する。送信側では、第6
の実施の形態と同様に、図13に示すように、1スロッ
ト内にロングコードをマスクした2つのマスクシンボル
を設けるようにフレーム構成を行なう。ここでは説明を
簡単にするため、1つのマスクシンボルをスロットの先
頭とし、もう一方のマスクシンボルをスロット内に設け
る。具体的には、第1の全基地局共通のショートコード
のみで拡散したシンボルをスロットの先頭のマスクシン
ボルに割り当て、第2の全基地局共通のショートコード
で拡散したシンボルを残りのマスクシンボルに割り当て
る。この場合、第1及び第2の全基地局共通のショート
コードで拡散するデータには、ロングコードの種類を与
えるパターンが含まれている。また、スロットにおける
2つのマスクシンボルの位置関係(パターン)がロング
コードグループと対応している。したがって、2つのマ
スクシンボルの位置関係を識別することにより、ロング
コードグループの同定を行なうことができる。
【0124】受信側では、第6の実施形態と同様に、第
1の全基地局共通のショートコード及び第2の全基地局
共通のショートコードを用いて、スロットタイミングの
検出を行なう。また、スロットにおける2つのマスクシ
ンボルの位置関係からロングコードグループを同定す
る。
【0125】これと同時に、データ復調部121におい
て、マッチトフィルタ103からの相関出力のうちのマ
スクシンボルについてのみデータ復調を行ない、パター
ンデータを抽出する。ロングコード位相検出部123に
おいて、パターンマッチングにより、ロングコードの種
類と、ロングコード位相を検出する。このようにして、
ロングコードグループの同定、並びにロングコードの種
類及び位相を一度に求めている。この場合、確認のため
に、同定したロングコードを用いて入力信号との間で相
関処理を行ない、上記実施形態と同様にしきい値判定を
するようにしても良い。
【0126】このように、本実施形態によれば、送信側
で、全基地局共通のショートコードで拡散したロングコ
ード種類情報をもつ2つのマスクシンボルを送信し、受
信側の初期同期部では、ロングコードグループ識別ショ
ートコードを用いずに、マスクシンボルを復調してロン
グコードの種類及びロングコード位相を検出する。これ
により、ハードウエア規模を小さくし、初期同期時間を
短縮することができる。
【0127】なお、上記第1〜第8の実施形態において
は、CDMA無線通信装置が移動体端末である場合につ
いて説明しているが、本発明は、CDMA無線通信装置
が移動体でない通信端末である場合にも適用することが
できる。
【0128】上記第1〜第8の実施形態においては、フ
レームにおいて、スロット先頭にマスクシンボルが位置
する場合について説明しているが、本発明においては、
フレームにおいてスロット内にマスクシンボルが存在し
ていれば、同様の効果を発揮することができる。
【0129】また、本発明は上記第1〜第8の実施形態
に制限されず、種々変更して実施することが可能であ
る。また、上記第1〜第8の実施形態は、適宜組み合わ
せて実施することが可能である。
【0130】
【発明の効果】以上のように本発明においては、ロング
コードグループ識別ショートコードで拡散したマスクシ
ンボルを、全基地局共通のショートコードで拡散したマ
スクシンボルに多重化する位置をパターン化し、ロング
コードグループ識別ショートコード検出時に前記パター
ンを検出してロングコード位相を求める。これにより、
ハードウエア規模を増加させずにロングコード同定にか
かる時間を大幅に短縮することができる。
【0131】また、本発明においては、ロングコード位
相情報又はロングコードグループ情報をマスクシンボル
のデータに用いる。これにより、ロングコード同定にか
かる時間を大幅に短縮することができる。さらに、本発
明においては、複数の全基地局共通のショートコードを
用いて1スロット内のマスクシンボルを複数にし、その
位置関係からロングコードグループを判別する。これに
より、ロングコード同定にかかる時間を大幅に短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るCDMA無線通
信システムの概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施形態に係るCDMA無線通
信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第1の実施形態における送信側のフレ
ームフォーマットを示す図
【図4】本発明の第1の実施形態における全基地局共通
のショートコード相関電力値を示す図
【図5】本発明の第1の実施形態におけるロングコード
グループ識別ショートコードの相関値を用いたフレーム
位置検出のためのタイミングを説明するための図
【図6】本発明の第2の実施形態に係るCDMA無線通
信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第2の実施形態における送信側のフレ
ームフォーマットを示す図
【図8】本発明の第3の実施形態におけるロングコード
グループ識別ショートコード同定部の構成を示すブロッ
ク図
【図9】本発明の第4の実施形態における送信側のフレ
ームフォーマットを示す図
【図10】本発明の第5の実施形態に係るCDMA無線
通信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
【図11】本発明の第5の実施形態における送信側のフ
レームフォーマットを示す図
【図12】本発明の第6の実施形態に係るCDMA無線
通信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
【図13】本発明の第6の実施形態における送信側のフ
レームフォーマットを示す図
【図14】本発明の第7の実施形態に係るCDMA無線
通信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
【図15】本発明の第8の実施形態に係るCDMA無線
通信装置の初期同期部の構成を示すブロック図
【図16】従来のCDMA無線通信装置の初期同期部の
構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 共通ショートコード発生部 103 マッチトフィルタ 107 マスクシンボルタイミング発生部 112 ロングコードグループ識別ショートコード発生
部 113 パターン検出部 114 ロングコードタイミング発生部 119 ロングコード×ショートコード発生部 123 ロングコード位相検出部 124 バッファメモリ 126 ロングコードグループ検出部 127 ロングコード種類検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−8607(JP,A) 特表2001−515294(JP,A) 特表2001−515304(JP,A) 特表2001−508983(JP,A) 国際公開97/33400(WO,A1) 樋口健一(外2名),ロングコードを 用いたDS−CDMA基地局間非同期セ ルラ方式における2段階高速セルサーチ 法,電子情報通信学会技術研究報告, 1996年 8月 9日,p.51−56,RC S96−73 樋口健一(外2名),DS−CDMA 基地局間非同期セルラにおけるロングコ ードマスクを用いる高速セルサーチ法, 電子情報通信学会技術研究報告,1997年 1月23日,p.57−63,RCS96− 122 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の位置にロングコードグループ識別
    ショートコードが配置されたスロットを受信する無線通
    信端末装置であって、 受信した前記スロットのスロットタイミングを特定する
    スロットタイミング特定手段と、 前記スロットタイミングに基づいて、前記ロングコード
    グループ識別ショートコードと複数のロングコードグル
    ープ識別ショートコード候補との相関値を求める相関手
    段と、 前記相関値に基づいて、複数の前記ロングコードグルー
    プ識別ショートコードで構成されるパターンを特定する
    パターン特定手段と、 前記パターンに基づいてフレームタイミングを特定する
    フレームタイミング特定手段と、 前記フレームタイミングの特定と並行して、前記相関値
    に基づいてロングコードグループを特定するロングコー
    ドグループ特定手段と、 前記フレームタイミングに基づいて、前記ロングコード
    グループに属する複数のロングコードの中からロングコ
    ードを特定するロングコード特定手段と、 を具備することを特徴とする無線通信端末装置。
  2. 【請求項2】 所定の位置にロングコードグループ識別
    ショートコードが配置されたスロットを受信する無線通
    信端末装置であって、 受信した前記スロットのスロットタイミングを特定する
    スロットタイミング特定手段と、 前記スロットタイミングに基づいて、前記ロングコード
    グループ識別ショートコードと複数のロングコードグル
    ープ識別ショートコード候補との相関値を求める相関手
    段と、 前記相関値に基づいて、複数の前記ロングコードグルー
    プ識別ショートコードの配置を特定する配置特定手段
    と、 前記配置に基づいてフレームタイミングを特定するフレ
    ームタイミング特定手段と、 前記フレームタイミングの特定と並行して、前記相関値
    に基づいてロングコードグループを特定するロングコー
    ドグループ特定手段と、 前記フレームタイミングに基づいて、前記ロングコード
    グループに属する複数のロングコードの中からロングコ
    ードを特定するロングコード特定手段と、 を具備することを特徴とする無線通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記ロングコードグループ識別ショート
    コードが配置された位置と同じ位置に全基地局共通のシ
    ョートコードがさらに配置されたスロットを受信し、 前記スロットタイミング特定手段は、前記全基地局共通
    のショートコードを用いてスロットタイミングを特定す
    る、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線通
    信端末装置。
  4. 【請求項4】 ロングコードがマスクされ全基地局共通
    のショートコードのみで拡散された第1マスクシンボル
    が1フレーム中に等間隔に設けられ、ロングコードがマ
    スクされロングコードグループ識別ショートコードのみ
    で拡散された第2マスクシンボルが所定のパターンに従
    って前記第1マスクシンボルに多重化された信号を受信
    する無線通信端末装置であって、 受信信号と前記全基地局共通のショートコードとの相関
    をとり第1相関値を求める手段と、 前記第1相関値の最大値を検出して前記第1マスクシン
    ボルのタイミングを検出する手段と、 前記第2マスクシンボルとロングコードグループ識別シ
    ョートコードの候補との相関を順次とり第2相関値を求
    める手段と、 前記第2相関値が最大となるロングコードグループ識別
    ショートコードからロングコードグループを求めるとと
    もに、前記第2マスクシンボルと前記ロングコードグル
    ープ識別ショートコードとの相関パターンからロングコ
    ード先頭位置を検出してフレームタイミングを求める手
    段と、 前記フレームタイミングで前記ロングコードグループ内
    のロングコードと前記受信信号との相関を順次とり第3
    相関値を求める手段と、 前記第3相関値に基づいて前記受信信号を送信した基地
    局のロングコードを同定する手段と、 を具備することを特徴とする無線通信端末装置。
  5. 【請求項5】 受信信号と全基地局共通のショートコー
    ドとの相関をとり第1相関値を求める手段と、 前記第1相関値の最大値を検出して、ロングコードがマ
    スクされ全基地局共通のショートコードのみで拡散され
    た第1マスクシンボルのタイミングを検出する手段と、 ロングコードがマスクされロングコードグループ識別シ
    ョートコードのみで拡散された第2マスクシンボルとロ
    ングコードグループ識別ショートコードの候補との相関
    を順次とり第2相関値を求める手段と、 前記第2相関値が最大となるロングコードグループ識別
    ショートコードからロングコードグループを求めるとと
    もに、前記第2マスクシンボルと前記ロングコードグル
    ープ識別ショートコードとの相関パターンからロングコ
    ード先頭位置を検出してフレームタイミングを求める手
    段と、 前記フレームタイミングで前記ロングコードグループ内
    のロングコードと前記受信信号との相関を順次とり第3
    相関値を求める手段と、 前記第3相関値に基づいて前記受信信号を送信した基地
    局のロングコードを同定する手段と、 を具備する無線通信端末装置、に対して信号を送信する
    無線通信基地局装置であって、 前記第1マスクシンボルを1フレーム中に等間隔に設
    け、前記第2マスクシンボルを所定のパターンに従って
    前記第1マスクシンボルに多重化する手段と、 前記第1マスクシンボルと前記第2マスクシンボルとが
    多重化された信号を送信する手段と、 を具備することを特徴とする無線通信基地局装置。
  6. 【請求項6】 ロングコードをマスクし全基地局共通の
    ショートコードのみで拡散した第1マスクシンボルを1
    フレーム中に等間隔に設け、ロングコードをマスクしロ
    ングコードグループ識別ショートコードのみで拡散した
    第2マスクシンボルを所定のパターンに従って前記第1
    マスクシンボルに多重化して送信する工程と、 受信信号と前記全基地局共通のショートコードとの相関
    をとり第1相関値を求める工程と、 前記第1相関値の最大値を検出して前記第1マスクシン
    ボルのタイミングを検出する工程と、 前記第2マスクシンボルとロングコードグループ識別シ
    ョートコードの候補との相関を順次とり第2相関値を求
    める工程と、 前記第2相関値が最大となるロングコードグループ識別
    ショートコードからロングコードグループを求めるとと
    もに、前記第2マスクシンボルと前記ロングコードグル
    ープ識別ショートコードとの相関パターンからロングコ
    ード先頭位置を検出してフレームタイミングを求める工
    程と、 前記フレームタイミングで前記ロングコードグループ内
    のロングコードと前記受信信号との相関を順次とり第3
    相関値を求める工程と、 前記第3相関値に基づいて前記受信信号を送信した基地
    局のロングコードを同定する工程と、 を具備することを特徴とする無線通信方法。
JP20360898A 1997-07-17 1998-07-17 無線通信端末装置及び無線通信基地局装置 Expired - Fee Related JP3323443B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20360898A JP3323443B2 (ja) 1997-07-17 1998-07-17 無線通信端末装置及び無線通信基地局装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20740797 1997-07-17
JP9-207407 1997-07-17
JP20360898A JP3323443B2 (ja) 1997-07-17 1998-07-17 無線通信端末装置及び無線通信基地局装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001392328A Division JP2002246960A (ja) 1997-07-17 2001-12-25 Cdma無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1188295A JPH1188295A (ja) 1999-03-30
JP3323443B2 true JP3323443B2 (ja) 2002-09-09

Family

ID=26514015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20360898A Expired - Fee Related JP3323443B2 (ja) 1997-07-17 1998-07-17 無線通信端末装置及び無線通信基地局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3323443B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100290678B1 (ko) 1999-04-24 2001-05-15 윤종용 씨디엠에이 이동통신시스템의 셀탐색 장치 및 방법
US6363060B1 (en) * 1999-06-30 2002-03-26 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for fast WCDMA acquisition
CA2399078C (en) * 2000-02-04 2008-06-10 Interdigital Technology Corporation Support of multiuser detection in the downlink
JP3464642B2 (ja) * 2000-06-13 2003-11-10 松下電器産業株式会社 同期捕捉装置および同期捕捉方法
WO2001099321A1 (fr) * 2000-06-23 2001-12-27 Sanyo Electric Co., Ltd. Procede d'identification de modeles, dispositif d'identification de modeles, dispositif de recherche et terminal de communication
WO2007020710A1 (ja) * 2005-08-19 2007-02-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 基地局装置および移動局装置
US8738056B2 (en) * 2006-05-22 2014-05-27 Qualcomm Incorporation Signal acquisition in a wireless communication system
BRPI0712926B1 (pt) 2006-06-13 2019-11-12 Qualcomm Inc estrutura de preâmbulo e aquisição para um sistema de comunicação sem fio
US8929353B2 (en) 2007-05-09 2015-01-06 Qualcomm Incorporated Preamble structure and acquisition for a wireless communication system
JP4538018B2 (ja) * 2007-04-06 2010-09-08 フィパ フローウィッター インテレクチュアル プロパティ エイジー 移動通信システムのセルサーチ方法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
樋口健一(外2名),DS−CDMA基地局間非同期セルラにおけるロングコードマスクを用いる高速セルサーチ法,電子情報通信学会技術研究報告,1997年 1月23日,p.57−63,RCS96−122
樋口健一(外2名),ロングコードを用いたDS−CDMA基地局間非同期セルラ方式における2段階高速セルサーチ法,電子情報通信学会技術研究報告,1996年 8月 9日,p.51−56,RCS96−73

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1188295A (ja) 1999-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1447918B1 (en) A synchronization method for a CDMA system
CA2255323C (en) Cell search method and mobile station apparatus
US7860132B2 (en) Comma free codes for fast cell search using tertiary synchronization channel
EP1435139B9 (en) Acquisition circuit for low chip rate option for mobile telecommunication system
US6539047B1 (en) Initial acquisition and frame synchronization in spread spectrum communication system
JP2002518960A (ja) 基地局同期とセクタ識別の高速化を実現するための方法、装置及びシステム
US20020048315A1 (en) Spreading code synchronization method, receiver, and mobile station
JP3438681B2 (ja) Ds−cdma基地局間非同期セルラにおける初期同期方法
KR20000015743A (ko) 부호분할다중접속 통신시스템의 피.엔 시퀀스 식별장치
WO2003047117A2 (en) System and method using primary and secondary synchronization codes during cell search
US7023831B2 (en) CDMA mobile communications apparatus and base station detecting method used therefor
JP3323443B2 (ja) 無線通信端末装置及び無線通信基地局装置
US6920123B1 (en) Cell search method in wireless communication network
EP1093236B1 (en) CDMA baseband receiver capable of establishing synchronization with peripheral base stations
EP2299608B1 (en) A cell search method and a base station for a code division multiple access mobile communication system
JP4136130B2 (ja) Cdma多重化技術を用いた移動通信方式
JP2002246960A (ja) Cdma無線通信装置
KR100400724B1 (ko) 씨디엠에이(cdma)방식의이동통신망에서피엔(pn)옵셋의할당및피엔(pn)코드의포착방법
KR20010002002A (ko) 비동기 부호분할다중접속 통신시스템에서 고속 셀 탐색 장치 및 방법
JP3353551B2 (ja) 符号多重受信装置
JP2007202199A (ja) Cdma無線通信装置
KR20010028884A (ko) 고속 다중 경로 획득 방법 및 그를 위한 수신 장치

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080628

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090628

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100628

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100628

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110628

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120628

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120628

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130628

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees