JP2000049750A - スペクトル拡散無線通信のための同期方法およびシステム - Google Patents

スペクトル拡散無線通信のための同期方法およびシステム

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JP2000049750A
JP2000049750A JP17140499A JP17140499A JP2000049750A JP 2000049750 A JP2000049750 A JP 2000049750A JP 17140499 A JP17140499 A JP 17140499A JP 17140499 A JP17140499 A JP 17140499A JP 2000049750 A JP2000049750 A JP 2000049750A
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synchronization
signal
control channel
broadcast control
periodic signal
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Roozbeh Atarius
ローズベー アタリウス,
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Telefonaktiebolaget LM Ericsson AB
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/027Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information extracting the synchronising or clock signal from the received signal spectrum, e.g. by using a resonant or bandpass circuit

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 区分けされた整合フィルタを使用せずに、ブ
ロードキャスト制御チャネルで送信された同期フィール
ドを識別して、デジタル無線信号の時間同期を実施す
る。 【解決手段】 ブロードキャスト制御チャネルは同期シ
ンボルを複数のタイムスロットの1対以上に含んでい
る。このシンボルは、例えば指数信号などの周期的信号
であり、ブロードキャスト制御チャネルに周波数偏位を
もたらす。この周波数偏位は受信機によって認識され、
基地局からの送信の時間構造に同期させる。更に、局部
発振器の不正確さに関する位相回転に起因する周波数偏
位の変化も補償され、周波数同期が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル無線シス
テムに関し、特に、スペクトル拡散無線通信システムに
おいて受信信号の処理の一部としての同期の実行に関す
る。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムは、空気インタフェー
スを介した情報の伝送を含み、例えば、搬送周波数をそ
の情報で変調する。受信の際、受信機は適切な復調処理
を行って、受信信号からその情報を正確に抽出しようと
試みる。しかしながら、受信信号を復調するためには、
第1に送信機と受信機のタイミングを同期させることが
必要である。無線通信システムの設計に応じて、異なっ
たレベルの同期が要求される。例えば、ほとんどのシス
テムで、送信機と受信機のクロックの差により、ビット
レベルでのタイミングの差が生ずる。更に、ある無線通
信システムでは、情報は、独立して検出され復号される
情報の断片を示す「フレーム」とも呼ばれるバーストで
送信される。このようなタイプのシステムでは、特定の
受信機に関する情報が分離され復調されるように、フレ
ームの開始位置を見つけることが望ましい。同様に、あ
るシステム(例えば、時分割多重あるいはTDMAシス
テム)では、フレームをタイムスロットに更に細分割
し、互いに時間的に多重であるチャネルを生成する。こ
れらのシステムでは、受信機を各タイムスロットの開始
に同期させることが更に望ましい。
【0003】あるシステムは、符号分割多重アクセス
(CDMA)として知られるスペクトル拡散技術を用い
てチャネル化をもたらす。CDMAシステムでは、送信
すべき情報のデータストリームは、最初に独自の拡散符
号を使用して符号化あるいは拡散され、次に長い擬似雑
音(PN)系列または短いスクランブル系列(scramblin
g-sequence)と組み合わされる。後者の場合、スクラン
ブル系列は、セルからセルへ計画されており、従って、
隣接するセルが異なったスクランブル系列またはスクラ
ンブル化マスクを使用する。情報のデータストリームお
よびPN系列またはスクランブル系列のビットレート
は、等しくても異なっていてもよい。独自の拡散符号お
よび長いPN系列のビットは、通常チップと呼ばれる。
このように、CDMAシステムでは、受信機をチップの
境界で、すなわちビットレベルで同期させることも望ま
しい。
【0004】CDMA無線通信システムにおける信号処
理に関する同期タスクをよりよく理解するために、以下
の例を考察する。図1は、セルラシステムにおける無線
波を移動体ユーザ(移動局)へ送信する基地局の使用を
示している。CDMAシステムでは、基地局10は移動
局14および15へ信号を単一の(コンポジット)信号
として送信できる。移動局14へ送られる信号は一般的
に、移動局15へ送られる信号を符号化するのに使用さ
れる短い符号に直交あるいはほとんど直交する短い符号
(short code)で符号化される。これらの信号は次に、基
地局10に関する、長い符号(long code)とも呼ばれる
第2の符号で拡散される。そして符号化され拡散された
2つの信号の和が基地局10によって送信される。
【0005】移動局14はコンポジット信号を受信する
と、拡散された信号を長い符号および短い符号で乗算
し、移動局14に送られた信号を再構成し、移動局15
へ送られた信号を干渉雑音として抑圧する。同様に、移
動局15は、拡散された信号を長い符号および短い符号
で乗算し、移動局15に送られた信号を再構成し、移動
局14へ送られた信号を干渉雑音として抑圧する。移動
局14および15の受信機は、信号の中にある情報の逆
拡散、復調および復号を実施するために、適用可能な長
い符号および短い符号を学ぶあるいは知ることに加え、
上記で述べた受信信号に対する様々なレベルの同期を獲
得しなければならない。
【0006】様々なレベルのそれぞれにおいて同期を獲
得するために、多くの異なった技術が開発されてきた。
タイムスロットの同期に関し、これらの技術は一般に、
フレーム構造およびオーバーヘッドまたは制御情報が移
動局に運ばれる方法に大部分を依存している。オーバー
ヘッド情報は通常、1つ以上のブロードキャスト制御チ
ャネルについて提供され、ブロードキャスト制御チャネ
ルは、移動局が、とりわけ基地局とのフレーム同期を獲
得するのに使用される情報を含むオーバーヘッド情報
を、素早く見つけ受信できる既知のチャネルを使用して
基地局によって送信される。当業者には、多くの無線通
信システムが同期していない基地局、即ち、共通のタイ
ミング基準信号を用いていない基地局を有していること
が解るであろう。このため、タイムスロット同期は、開
始時および移動局がセルからセルへ移動したときの両方
で実施される必要のある処理である。
【0007】提案された広帯域CDMAシステムの1つ
では、タイムスロット同期は、制御チャネルの一部とし
て、フレームまたはタイムスロットの開始に対する所定
の位置(時間)でブロードキャストされる同期フィール
ドの探索によって実施される。同期フィールドは岩輸す
Gold符号であり、移動局での検出を強めるのに良好
な相関特性を有している。受信したGold符号を検出
することにより、移動局はタイムスロットの境界を知る
ことができ、これにより他のフィールドを読み取ること
ができると共に、例えば、フレームおよびビット同期を
実施することができ、その結果システムによって該移動
局に送信された情報を読み取ることができる。
【0008】整合フィルタを、移動局でGold符号を
検出する同期処理の受信信号との相関を実行し該相関の
ピークを探す部分に使用することができる。これを達成
するために、整合フィルタは同期フィールドの長さと等
しい長さを有する必要がある。この特定のアプリケーシ
ョンは広帯域CDMA技術を使用するが、Gold符号
は、ブロードキャスト制御チャネルに関連した拡散符号
で乗算することによってチップレート、例えば256チ
ップまで拡散することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】移動局の局部発振器に
関連する不正確さにより、同期シンボルの位相はシンボ
ルの開始からシンボルの終了まで変化する。この位相の
回転は、整合フィルタ出力のピークにおける信号エネル
ギーの重大な損失となり、次に相関のピークの非検出と
なる。例えば、発振器が10ppmの不正確さである
と、同期シンボル(スクランブル系列)が受ける位相の
回転は、式、位相回転=360°×発振器の不正確さ×
搬送周波数/シンボルレートにより450度となる。
【0010】ここでは例として、搬送周波数およびシン
ボルレートをそれぞれ2GHzおよび16KHzと仮定
している。この位相回転の大きさに関する信号エネルギ
ー損失をなくすために、整合フィルタをいくつかのフィ
ルタセグメントに区分けすることができる。これにより
信号エネルギー損失は減少するが、受信信号のS/N比
を減少させる。このように、整合フィルタの必要性をな
くす、ブロードキャスト制御チャネルに対する主要な
(タイムスロット)同期を実施する、他の技術を見つけ
ることが好ましい。
【0011】本発明は、ブロードキャスト制御チャネル
で送信された同期フィールドを識別して、デジタル無線
信号の時間(タイムスロット)同期を実施する方法およ
びシステムを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の代表的実施形態
によれば、同期フィールドは、ブロードキャスト制御チ
ャネルに既知の周波数偏位をもたらす、例えば、指数信
号などの周期的非拡散(非変調)信号である。従って移
動局は、指数信号を探すための同期フィールドを含みそ
の周波数偏位を識別するブロードキャスト制御チャネル
を読み取ることができる。周波数偏位が始まるときを、
制御チャネルへの時間同期をもたらすために使用するこ
とができ、周波数偏位の大きさは周波数同期を実施する
ために使用される。これにより、区分けされた整合フィ
ルタの必要性およびそれによるS/N比の低下をなくす
ことができる。
【0013】本発明の代表的実施形態では、この時間/
周波数同期方法を広帯域CDMAシステムに適用し、移
動局にシステムにアクセスするのに必要な情報、例え
ば、タイムスロット同期、フレーム同期、チップ同期お
よび聴取中の基地局に対する長い符号をもたらす2つの
ブロードキャスト制御チャネルが提供される。1つの代
表的実施形態によれば、各ブロードキャスト制御チャネ
ルは、例えばGold符号などの、良好な相関特性を有
する符号を含む同期フィールドを備えている。2つのブ
ロードキャスト制御チャネルの一方は、例えば指数信号
などの上記で述べた周波数偏位をもたらす周期的信号も
含んでいる。この後者のブロードキャスト制御チャネル
は、移動局によってタイムスロットおよびフレーム同期
を獲得するためにロックオンされてもよい。そして、両
方のブロードキャスト制御チャネルからのGold符号
が、2つの制御チャネルでブロードキャストされている
基地局に関する長い符号を決定するために評価される。
代替的実施形態では、周期的信号は1つまたは両方のG
old符号で置き換えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。
【0015】以下の記載は限定ではなく説明のためであ
り、本発明を正確に理解するために、特定の回路、回路
部品、技術等の具体的な詳細について述べる。しかしな
がら、これら具体的な詳細とは別の他の実施形態として
本発明を実現できることは当業者には明らかであろう。
別の立場で言えば、周知の方法、装置、および回路の詳
細な説明は、本発明の説明を不明瞭としないように削除
した。
【0016】ここで検討する代表的無線通信システム
は、TDMA/CDMA方式のハイブリッドを使用する
ものとして記載されており、基地局と移動端末間の通信
は拡散符号を用いて実施されるが、情報は独立したタイ
ムスロットでも運ばれる。しかしながら、ここに記載さ
れた方式を、周波数分割多重アクセス(FDMA)、T
DMA、CDMAまたは他のアクセス方式を含むがこれ
らに限定されない他の方式に使用できることが、当業者
には理解されよう。同様に、いくつかの代表的実施形態
は、特定の第3世代の無線通信システムとして検討中
の、代表的フレームおよび論理チャネルの構成に関する
具体例を提供するが、ここに記載された技術はあらゆる
システムの無線基地局に等しく適用できる。
【0017】所望する情報信号の最初のフレームを受信
機が受信したとき、ほとんどの通信システムでは、送信
機のクロックと受信機のクロックとは「ロック」されて
いない。すなわち、それらは基地局からの情報の伝送に
使用されるフレームおよび論理チャネルのフォーマット
に時間的に同期していない。限定ではなく説明のため
に、図2に示した代表的フレームおよび論理チャネルの
フォーマットを検討する。各々10msの64個の無線
フレームがスーパーフレームを構成する。各無線フレー
ムは16個のタイムスロットに更に細分割される。各タ
イムスロットは、対応する物理および/または論理チャ
ネルに応じて、様々な形式およびフィールドの情報を含
んでいる。物理チャネルはトラフィックチャネルおよび
制御チャネルを含んでいてもよい。
【0018】図2では、ここではBCCH1およびBC
CH2として参照する2つの制御チャネルの各々から構
成される、1つのタイムスロットが示されている。これ
ら2つの制御チャネルは、基地局により基地局のサービ
スエリア内にある全ての移動局にブロードキャストされ
る。BCCH1でブロードキャストされる各タイムスロ
ットは、4つのパイロットシンボル、BCCH1で搬送
される論理サブチャネルに関する、換言すれば聴取中の
移動局に対するネットワーク活動量に関する情報を運ぶ
ための5つのシンボル、およびこの代表的実施形態では
長い符号でマスクしたシンボル(LCMS)とも呼ばれ
る、1つの同期シンボルを含んでいる。BCCH2は同
期シンボルのみを運ぶ。以前に、BCCH1で伝送され
る同期シンボルを、移動局がタイムスロット同期を獲得
するために使用し、BCCH2で伝送される同期シンボ
ルを、移動局がフレーム同期を獲得するために使用する
ことが提案された。各同期パターンに関するビットパタ
ーンの比較により、移動局に基地局が使用し、これら2
つのチャネルで伝送されている、長い符号に関する情報
がもたらされる。
【0019】本発明の新規な同期方法を説明する前に、
図2に示したまたは下記で述べるフレームおよび論理チ
ャネル構成を使用する、空気インタフェースを介した情
報通信に使用され得る送信および受信部品のいくつかに
ついて、図3を参照して簡単に説明する。同図におい
て、例えば、単一の基地局内の異なった送信機でサポー
トされる、2つの信号源40および50は、スペクトル
拡散技術を使用して同じ周波数スペクトルで異なった信
号を送信する。各ソースに接続された入力データは、直
交する短い符号で乗算され、付加的な長い符号で拡散さ
れる。符号化され拡散されたユーザデータの和は、無線
周波数搬送波および送信アンテナを使用して送信され
る。例えば図3では、ユーザ入力データ41は直交する
短い符号43で乗算され長い符号45で拡散される。符
号化され拡散されたユーザデータの和47は、送信アン
テナ42で送信される無線周波数搬送波49を変調する
のに使用される。同様に、ユーザ入力データ51は直交
する短い符号53で乗算され長い符号55で拡散され
る。符号化され拡散されたユーザデータの和57は、送
信アンテナ52で送信される無線周波数搬送波59を変
調するのに使用される。送信アンテナ42は信号44を
送信し、送信アンテナ52は信号54を送信する。
【0020】受信機60は受信アンテナ62を有してい
る。信号4および54は空気インタフェースを介して送
信されたことにより、例えば、長さの異なる異なった経
路を経由して伝わる信号44および54の反射等のチャ
ネル効果を受ける。これらの反射波の相互作用は、その
影響が移動局の所与の時間における特定の位置に応じて
変化するマルチパスフェージングを引き起こし、これら
の信号の強度は、信号源と受信機間の距離が増えるにつ
れて減少する。受信機60は、異なった信号経路から信
号エネルギーを収集する、様々な既知のRAKE受信機
(当業者には周知である)のいずれか1つを使用でき
る。信号98を受信したとき受信機60は、搬送波信号
64を使用してコンポジット信号67を提供する。コン
ポジット信号67は同期された長い符号65を使用して
逆拡散され、同期された直交符号63を使用して復号さ
れる。受信機60は、送信信号を再構成するために積分
器68およびサンプラ69を使用してもよい。
【0021】トラフィックチャネルに渡る受信データに
対するこれらの信号処理タスクを達成するために、受信
機60は逆拡散に使用する適切な長いおよび短い符号を
最初に知る必要がある。これらの情報は、1つ以上の制
御チャネル、例えばBCCH1またはBCCH2から得
られ、移動局はこの情報を読み取るために最初にこれら
制御チャネルと同期する必要がある。上記で述べたよう
に、以前の提案は、BCCH1で送信された同期ワード
を使用してタイムスロット同期を得、BCCH2で送信
された同期ワードを使用してフレーム同期を得、2つの
同期ワードのパターンを比較して長い符号のアイデンテ
ィティを得ることを主眼としている。しかしながら、本
発明の代表的実施形態は、ブロードキャスト制御チャネ
ルの一方または両方で周期的信号を送信し、移動局では
周期的信号を検出して時間およびフレーム両方の同期を
実施して、上記の整合フィルタの使用を不要とする。
【0022】周波数偏位を導入するための技術の単なる
例として、図4に示したように、第2のブロードキャス
ト制御チャネルBCCH2に指数信号が挿入されてい
る、本発明の代表的実施形態を検討する。ここでは、B
CCH2の搬送周波数は、同期シンボルよりも時間的に
前のいくつかの時点で、1シンボル期間の間、指数信号
で変調される。しかし、指数信号自信は変調されていな
い。当業者には、図4の様々な態様が単に代表的なもの
であることが理解されよう。例えば、指数信号はシンボ
ル期間以上、例えば、2、3、または4シンボル期間を
占めてもよい。更に、指数信号はタイムスロット内で同
期シンボルの後に位置していてもよい。
【0023】図4は、BCCH2に対してタイムスロッ
ト#1のみを示している。指数信号はフレーム毎に1回
だけ送信されてもよい。代替的に、指数信号はフレーム
毎に各タイムスロットで、またはいくつかのタイムスロ
ットのサブセット(タイムスロット1つおき等)毎に送
信されてもよい。同期信号が指数信号として、フレーム
毎に単一またはいくつかのタイムスロットで送信される
場合、この信号の振幅(パワー)を上げるのが望まし
く、その結果移動局での検出がより容易となり同期処理
がスピードアップされる。
【0024】搬送波で指数信号を変調して送信すること
により、Gold符号とは反対に、周波数偏位が導入さ
れる。Fおよびtが周波数および時間をそれぞれ表わす
とき、指数信号が、exp(j2πFt)で表現される
とする。指数信号の使用により、発振器の不正確さに起
因する位相回転は、付加的周波数偏位ΔFに変換され
る。従って、図4の同期シンボルの位相回転は、exp
(j2π(F+ΔF)t)で表わされる。
【0025】受信信号の周波数は変更されているが、同
期シンボルは最初にΔF=0と仮定することで依然とし
て検出できる。特に、受信機において、搬送波を指数信
号で変調して意図的に導入された周波数偏位Fを探すこ
とにより、同期シンボルを検出できる。例えば、指数信
号が時間とは独立した周波数f=1/4を有していれ
ば、ブロードキャスト制御チャネルBCCH2を読み取
るときに探すことができる。
【0026】この周波数偏位を探すのに、例えば、直線
回帰等を使用して入力信号の位相を評価する、様々な既
知の技術を使用できる。使用される特定の周波数検出技
術に基づいて、どのように周波数偏位を認識するのかに
関する詳細な事項は、本発明にとって本質的に重要では
ないので、本発明を解りにくくしないように本明細書で
は削除する。しかしながら、興味を持たれる方は、「周
波数オフセットを評価するための方法および装置(Metho
d and Apparatus for Estimating a FrequencyOffse
t)」という題名で1997年11月17日に出願され
た、米国出願番号08/971666号明細書、および
「周波数同期信号を検出するための方法および装置(Met
hod and Apparatus for Detecting a Frequency Synchr
onization Signal)」という題名で1998年2月20
日に出願された、米国出願番号09/026724号明
細書を参照されたい。
【0027】周波数偏位が開始する時点がわかると、受
信機または移動局は、タイムスロットの開始および/ま
たはフレームの境界を決定することができる。この情報
を使用して移動局は、システムと時間同期を取ることが
でき、また、(図2の以前に提案された構成で行ったよ
うに)同期シンボルのパターンを比較して、BCCH1
およびBCCH2で送信されている、基地局の長い符号
を決定することもできる。
【0028】更に、意図された周波数偏位の大きさは、
同期シンボルとして導入された指数(または他の周期
的)信号のタイプに基づいて知ることができるので、意
図された周波数偏位Fと移動局によって測定され求めら
れた周波数偏位とを比較することによって、ΔFも同時
に決定することができる。このように、移動局はその局
部発振器に関する周波数誤差を補償することができ、時
間同期と同様に周波数同期を実施する。
【0029】上記に示した代表的実施形態では、以前に
提案された同期シンボル(例えばGold符号)に加え
て指数信号を設けているが、上記の例でBCCH1およ
びBCCH2で送信された同期シンボルの一方または両
方を、指数信号で置き換えられることは当業者には理解
されよう。
【0030】更に、非変調指数信号は、以前に同期シン
ボルとして提案されたGold符号の拡散したものと比
べて、比較的狭い帯域幅を有している。指数信号に関す
る帯域幅を拡げることを所望する場合、例えばこの信号
を周知のΣΔ変調技術を用いて拡げることができる。こ
の変調の効果は、図5(b)の非変調指数信号に関連し
た比較的大きなスパイクが、図5(c)でΣΔ変調でよ
り大きな帯域幅に渡って拡散されている、図5のグラフ
から解るであろう。当業者にはこのΣΔ変調の1つの利
点が、ΣΔ変調を行ったあとでも周期的信号の周波数が
依然として推定できることであることは理解されよう。
【0031】本発明を代表的実施形態に関して説明した
が、本発明はこれにより限定されるものではない。特許
請求の範囲で規定された本発明の趣旨および要旨から逸
脱することなく、当業者による修正および変更が可能で
ある。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、指数信号などの周期的
非拡散(非変調)信号をブロードキャスト制御チャネル
で送信される同期フィールドに使用して、区分けされた
整合フィルタの必要性およびそれによるS/N比の低下
をなくすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用できる一般的セルラ無線通信シス
テムを示す図である。
【図2】既知の物理および論理チャネルの構造を示す図
である。
【図3】本発明の実施で使用できる送信機および受信機
の代表的構成を示す図である。
【図4】指数関数が同期シンボルとして提供される本発
明の代表的実施形態の物理および論理チャネルの構造を
示す図である。
【図5】同期シンボルとして、Gold符号、指数シン
ボル、ΣΔ変調された指数シンボルが送信されたときの
周波数と振幅の関係をそれぞれ示すグラフである。
【符号の説明】
BCCH1、BCCH2 制御チャネル 40、50 送信機 43、53、63 短い符号 45、55、65 長い符号 60 受信機

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信システムによって送信された情
    報に関する時間構造に同期させる方法であって、 ブロードキャスト制御チャネルで拡散されていない周期
    的信号を送信する工程と、 移動局で、前記周期的信号によってもたらされた周波数
    偏位を検出する工程と、 前記検出した周波数偏位に基づいて前記時間構造の開始
    を識別する工程とを備えることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記情報を時分割多重アクセス技術を使
    用して送信する工程をさらに含むことを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記情報を符号分割多重アクセス技術を
    使用して送信する工程をさらに含むことを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記時間構造が各フレームに関して複数
    のタイムスロットを含み、各タイムスロットが前記周期
    的信号の送信によって生成された同期シンボルを含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記時間構造が各フレームに関して複数
    のタイムスロットを含み、前記タイムスロットの1つだ
    けが前記周期的信号の送信によって生成された同期シン
    ボルを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記周期的信号の周波数帯域幅を拡げる
    工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記周期的信号の周波数帯域幅を拡げる
    前記工程が、 送信の前に前記周期的信号をΣΔ変調する工程をさらに
    含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記送信する工程が、 第2の同期シンボルを前記ブロードキャスト制御チャネ
    ルで送信する工程をさらに含むことを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の同期シンボルがGold符号
    であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記検出した周波数偏位および前記周
    期的信号の知識を使用して前記ブロードキャスト制御チ
    ャネルに周波数において同期させる工程をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記周期的信号が指数信号であること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 移動局であって、 ブロードキャスト制御チャネルで送信された周期的信号
    のための受信機と、 前記周期的信号に関する周波数偏位が前記ブロードキャ
    スト制御チャネル内に導入される時点を決定して、前記
    移動局を前記ブロードキャスト制御チャネルに時間同期
    させる手段とを備えたことを特徴とする移動局。
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