JPH1187683A - 電子機器およびその作製方法 - Google Patents

電子機器およびその作製方法

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JPH1187683A
JPH1187683A JP9260882A JP26088297A JPH1187683A JP H1187683 A JPH1187683 A JP H1187683A JP 9260882 A JP9260882 A JP 9260882A JP 26088297 A JP26088297 A JP 26088297A JP H1187683 A JPH1187683 A JP H1187683A
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Kouyuu Chiyou
宏勇 張
Masayuki Sakakura
真之 坂倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受光部(フォトダイオード)と電荷転送部が
積層されたイメージセンサにおいて、フォトキャリアの
隣接画素への漏れ込みを防止する。 【解決手段】 受光部60には、受光画素ごとに電気的
に分離された下部電極61と、光電変換層62と、全べ
ての受光画素に共通な上部電極63でなる。光電変換層
62には、隣接する受光画素(下部電極61)の隙間と
重なるように溝が設けられ、この溝部に絶縁性の光吸収
物64が埋め込まれている。光吸収物64によって、上
部電極63から入射した光は光吸収物64に吸収され
て、受光画素の隙間の光吸収物64の下層の光電変換層
62に達することが防止できるので、画素の隙間でのフ
ォトキャリアの発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換効果を利
用したイメージセンサや、イメージセンサを用いたビデ
オカメラやデジタルカメラ等の電子機器およびその作製
方法に関するものであり、特に転送ゲート部と受光部
(フォトダイオード)とを積層したスタック型の受光セ
ルに関する。
【0002】更に、本発明はスタック型の受光セルと、
表示セルとを同一基板上に備えた液晶表示装置等の電子
機器およびその作製方法に関する。
【0003】
【従来の技術】光センサは、光を電気信号に変換するセ
ンサとして広く用いられている。例えば、ファクシミ
リ、複写機、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の
イメージセンサとして広く使用されている。
【0004】マルチメディアの要求に対応するため、イ
メージセンサの画素の高密度化が急激に進んでいる。例
えば、デジタルスチルカメラの画素の規格はVGA(6
40×480=31万画素)から、SVGA、XGAへ
と高密度化され、更にSXGA(1280×1024=
131万画素)へと高密度化が進んでいる。
【0005】また、デジタルスチルカメラ等のマルチメ
ディアツールの小型化、低コスト化の要求から、光学系
は2/3inchから1/2inch、1/3inch、1/4inch
へと年々小型化されている。
【0006】このように、画素の高密度化、光学系の小
型化を実現するうえで、小さな受光セルであって、変換
効率の良いイメージセンサが要求される。この要求を満
足するため、例えば開口率を向上して変換効率を上げる
ために、電荷転送部上に受光部を積層したスタック型イ
メージセンサが提案されている。図22は従来のスタッ
ク型イメージセンサの断面図である。
【0007】図22に示すように、一導電型を有するシ
リコン基板1上には、電荷転送部であるMOS型トラン
ジスタ2が画素ごとに形成されている。MOS型トラン
ジスタ2上には、層間絶縁膜3を介して、フォトダイオ
ードでなる受光部4がセンサ部全面に形成されている。
【0008】MOS型トランジスタ2は、ソース領域5
およびドレイン領域6と、熱酸化膜でなるゲイト絶縁膜
7と、ゲイト電極8、ソース電極9、ドレイン電極1
0、ゲイト電極8と、ソース電極9およびドレイン電極
10とを層間分離する層間絶縁膜11でなる。MOS型
トランジスタ2同士はLOCOS法で形成された酸化膜
12によって、素子間分離されている。
【0009】受光部(フォトダイオード)4は、トラン
ジスタ2のソース電極9に接続され、画素ごとに電気的
に分離されている下部電極15と、受光部全面に形成さ
れた光導電層16と、全画素に共通な透明電極17とで
構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図22に示すスタック
型イメージセンサは素子全面に、受光部4が形成されて
いるため、開口率が高い。しかしながら、画素が高密度
化されると隣接する画素間隔が狭くなる。すると光電変
換層16が画素ごとに分離されていないので、点線20
で囲った画素間の光電変換層16で発生したフォトキャ
リア21は、矢印で示すように、隣接する下部電極15
へ漏れ込み易くなる。隣接画素への漏れ込みは、S/N
を低下させたり、クロストークの原因となる。
【0011】本発明の目的は、上述した受光部での隣接
画素への漏れ込みを防止して、高開口率、高密度の受光
画素を備えたイメージセンサ等の電子機器、およびその
作製方法を提供することにある。
【0012】更に、本発明の他の目的は、上述した受光
部での隣接画素へのフォトキャリアの漏れ込みを防止し
て、高開口率、高密度の受光画素を備えた受光セルを、
表示機能を有する画素セルと同一基板上に備えた電子機
器およびその作製方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明においては、受光部の光電変換層の光が
入射する側に溝部を形成し、この溝部に絶縁性の光吸収
物を埋め込む。光吸収物の下部の光電変換層は光吸収物
によって遮光されるため、フォトキャリアが生じないこ
とを利用する。
【0014】隣接する受光画素間のクロストーク等を防
止するには、光吸収物は図22で領域20で示したよう
な、受光部の下部電極(受光画素)の隙間部分の光電変
換層を遮光するように形成するとよい。従って溝部の空
隙は少なくとも隣接する下部電極の隙間と重なるように
形成する。開口率およびクロストークの防止の点から、
溝部の側面が下部電極の側面(分断面)と概略同一平面
をなすように形成するのが最も好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】 図1〜図6を用いて本発明の実
施形態を説明する。
【0016】[実施形態1] 図1〜図3を用いて本実
施形態を説明する。本実施形態は、本発明をスタック型
イメージセンサに応用した例である。図1は本実施形態
の受光部の分解斜視図であり、図2、図3は本実施形態
のイメージセンサの作製工程を示す断面図である。
【0017】図1に受光領域3×3画素分の受光部(フ
ォトダイオード)60を示す。受光部60には、下部電
極61と、下部電極61上に接して設けられた光電変換
層62と、光電変換層62上に接して設けられた上部電
極63とにより、フォトダイオードが形成されている。
下部電極61は受光画素ごとに電気的に分離され、他
方、上部電極63は全べての受光画素に共通となってい
る。
【0018】光電変換層62には、隣接する受光画素
(下部電極61)の隙間と重なるように溝が設けられて
いる。絶縁性の光吸収物64はこの溝に埋め込まれてい
る。光吸収物64によって、上部電極63から入射した
光は光吸収物64に吸収されるため、受光画素(下部電
極61)の隙間の光吸収物64の下層の光電変換層62
に達することが防止できる。従って、従来例で述べたよ
うな、画素の隙間でのフォトキャリアの発生を防止でき
る。
【0019】以下、図2、図3を用いて受光部(フォト
ダイオード)60の作製方法を説明する。
【0020】先ず、図2(A)に示すように、n型もし
くはp型シリコン基板40上に、電荷転送素子50とし
て公知のCMOS技術を用いて、MOS型トランジスタ
が受光画素ごとに形成されている。そして受光領域全面
に電荷転送素子50と受光部60を絶縁分離するための
層間絶縁膜59が形成されている。
【0021】MOS型トランジスタ50は、ソース領域
51およびドレイン領域52と、熱酸化膜でなるゲイト
絶縁膜53と、ゲイト電極54、ソース電極55、ドレ
イン電極56、ゲイト電極57と、ソース電極55およ
びドレイン電極56とを層間分離する層間絶縁膜57で
なる。隣接する画素において、MOS型トランジスタ5
0同士はLOCOS法で形成された酸化膜58によっ
て、素子間分離されている。
【0022】図2(B)に示すように、層間絶縁膜59
にソース電極55に達するコンタクトホールを形成した
後、受光部60の下部電極61を構成する導電膜を成膜
する。導電膜をパターニングして、ソース電極9に接続
され且つ画素ごとに分離された下部電極61を形成す
る。下部電極61はTi、Mo、Cr、Al等の金属膜
で構成すればよい。
【0023】次に、受光部全面に、光電変換層62を形
成する。光電変換層62の材料として、真性もしくは実
質的に真性な非晶質シリコン又は非晶質シリコンゲルマ
ニュームや、PIN接合を有するシリコン等の半導体層
を有する単層膜や多層膜、またZnSe膜やZnCdT
e膜等の化合物半導体層有する単層膜、積層膜を用いる
ことができる。
【0024】次に、光電変換層62に溝部65を形成す
るために、図2(C)に示すように、レジストマスク7
1を形成する。レジストマスク71を用いてプラズマエ
ッチングやRIE(反応性イオンエッチング)等のドラ
イエッチング法によって、光電変換層62の光入射側を
一部除去して溝部65を形成する。
【0025】溝部65を隣接する下部電極61の間の光
電変換層62のみを除去して形成することによって、開
口率を低下させずに済む。そこで、本実施形態では、レ
ジストマスク71は下部電極61のパターニングに用い
たマスクと同一パターンにして、下部電極61の隙間に
開口部を有するようにする。そのため、溝部65は格子
状に形成され、正面から見た形状が下部電極61の隙間
とほぼ合同となっている。
【0026】レジストマスク71を剥離した後、図3
(A)に示すように、溝部65に着色された絶縁物72
を埋め込む。画素が高密度化されると画素間隔が狭くな
るので、溝部65の形状も微細になる。従って絶縁物7
2にはスピンコート法で形成できる塗布膜が好適であ
る。このような塗布膜として、アクリル、ポリイミド、
ポリアミド、ポリイミドアミド、エポキシから選ばれた
有機樹脂や、PSG、SiO2等の酸化珪素系塗布膜を
用いることができる。またこれら絶縁材料を着色するに
は、絶縁材料中に顔料、若しくはカーボンやグラファイ
ト等の炭素系材料を分散させる。
【0027】塗布法で絶縁物72を形成したため、絶縁
物72は光電変換層72の表面も覆っている。このた
め、図3(B)に示すように、光電変換層72の表面を
覆っている余分な絶縁物72を、ドライエッチングやC
MP等の手段によって除去する。残存した絶縁物72が
光吸収物64である。
【0028】最後に、図3(C)に示すように、受光領
域に全面に透明導電膜でなる上部電極63を形成する。
【0029】[実施形態2] 図4〜図6を用いて本実
施形態を説明する。本実施形態は、実施形態1の受光部
60の変形例である。図4は本実施形態の受光部80の
分解斜視図であり、図5、図6は本実施形態のイメージ
センサの作製工程を示す断面図である。
【0030】図4に受光領域の3×3画素分の受光部8
0を示す。受光部80には、下部電極81と、下部電極
81上に接して設けられた光電変換層82と、光電変換
層82上に設けられた上部電極83とにより、フォトダ
イオードが形成されている。下部電極81は画素ごとに
電気的に分離されている。
【0031】また、本実施形態の上部電極83は全画素
に共通であるが、実施形態1と構成が異なる。上部電極
83は下部電極81の隙間部分で選択的に開口部が設け
られている。即ち、上部電極83は下部電極81と対向
する部分と、当該部分を隣接する画素間で接続する部分
とでなる。
【0032】光電変換層82には、上部電極83をマス
クとして自己整合的に溝部が形成される。この溝部に絶
縁性の光吸収物84が埋め込まれている。従って光吸収
物84によって、その下層の画素の隙間に存在する光電
変換層82に入射する光を吸収できるため、従来例で述
べたような、画素の隙間でのフォトキャリアの発生を防
止できる。
【0033】しかしながら、上述した上部電極83のパ
ターンで溝部を形成したため、実施形態1と異なり、画
素の隙間において、光電変換層82の表層が光吸収物8
4で完全に充填されておらず、光電変換層82が一部残
存しているが、相対的に残存した部分よりも、光吸収物
84のほうが画素の隙間での占有率が多く、画素の隙間
でのフォトキャリアの発生を防止する効果を十分得るこ
とができる。
【0034】以下に、図5、図6を用いて受光部80の
作製方法を説明する。
【0035】先ず、図5(A)に示すように、実施形態
1と同様に、シリコン基板40上に、公知のCMOS技
術を用いて、MOS型トランジスタ50を受光画素ごと
に形成する。そして受光領域全面にトランジスタ50と
受光部80を絶縁分離するための層間絶縁膜59を形成
する。そしてソース電極に接続され、且つ画素ごとに分
離された下部電極81、光電変換層82を形成する。次
に、上部電極83を構成する透明導電膜91を成膜す
る。
【0036】次に、図5(B)に示すように、透明導電
膜91上にレジストマスク92を形成し、図4に示す形
状に透明導電膜91をパターニングして、上部電極83
を形成する。
【0037】図5(C)に示すように、プラズマエッチ
ングやRIE等のドライエッチング法によって、上部電
極83をマスクにして、光電変換層82に溝部85を自
己整合的に形成する。従って溝部85は画素電極83の
開口部と同一パターンとなり、溝部85の側面は上部電
極83の開口部の端面と概略同一平面をなす。
【0038】なお、ドライエッチング前にレジストマス
ク92を剥離しても良いが、レジストマスク92はドラ
イエッチング時に上部電極83の表面が変質されてしま
うのを防止する効果がある。
【0039】次に、レジストマスク92を剥離した後、
図6(A)に示すように、スピンコート法にて、溝部8
5に着色された絶縁物93を埋め込む。本実施形態で
も、溝部85の形状も微細になるため、絶縁物93には
実施形態1で説明した塗布法で形成可能な有機樹脂膜
や、酸化珪素系塗布膜を用いればよい。
【0040】塗布法で絶縁物93を形成したため、上部
電極83の表面は絶縁物93で覆われてしまう。そこで
図6(B)に示すように、上部電極83の表面を覆って
いる余分な絶縁物93をドライエッチングやCMP等の
手段によって除去する。残存した絶縁物93が図4に示
す光吸収物84に相当する。以上の工程によって、本実
施形態のイメージセンサが完成する。
【0041】実施形態1、2において、受光部60、8
0の光電変換層に絶縁性の光吸収物を埋め込んだため、
画素の隙間でフォトキャリアが発生することを防止で
き、S/N比が向上され、クロストークを防止できる。
なお、実施形態1の上部電極63には開口が形成されて
いないため、実施形態2の上部電極83よりパターニン
グが容易であり、また開口率も高いという特長がある。
【0042】なお、実施形態1、2では電荷転送素子5
0をMOS型トランジスタとしたがCCDとすることも
できる。また、より高密度化するには、SOI型や、ト
レンチ型とするとよい。また、本実施形態では、電荷転
送素子を転送ゲートのみでなるパッシブ型としたが、増
幅器を備えたアクティブ型に構成することも可能であ
る。
【0043】
【実施例】 図7〜図21を用いて、本発明の実施例を
詳細に説明する。
【0044】[実施例1] 本実施例は、実施形態1で
説明したイメージセンサを、表示画素部と同一基板上に
備えた透過型液晶表示装置に関するものである。
【0045】図7は、本実施例の液晶表示装置の正面図
である。図7に示すように同一基板100上には、撮像
機能を有する受光領域110が表示領域120共に設け
られている。
【0046】受光領域110には、複数の受光セルがマ
トリクス状に配置された受光マトリクス111と、受光
マトリクス111に配置された電荷転送素子を駆動する
ための受光部駆動回路112、113とで構成されてい
る。
【0047】他方、表示領域120は周辺回路一体型の
アクティブマトリクス型であり、画素電極と、画素電極
に接続された能動素子と、画素マトリクス121と、画
素マトリクス121配置された能動素子を駆動するため
の周辺駆動回路122、123とが設けられている。更
に、基板100上には、受光領域110、表示領域12
0の周辺駆動回路を制御するための制御回路130も形
成されている。
【0048】本実施例では、受光部マトリクス111の
電荷転送素子、画素マトリクス121の能動素子、およ
び電荷転送素子および能動素子を駆動するための周辺駆
動回路112、113、122、123、制御回路13
0を、CMOS技術を用いてTFT(薄膜トランジス
タ)にて同時に作製する。以下図8〜図13を用いて本
実施例の液晶パネルの作製方法を説明する。
【0049】図8(A)に示すように、ガラス基板50
0上には、受光マトリクス111の電荷転送素子となる
受光部TFT200と、画素マトリクス121の能動素
子である画素部TFT300と、周辺駆動回路112、
113、122、123を構成するCMOS−TFT4
00が形成されている。なおCMOS−TFT400に
おいて、右側がNチャネル型であり、左側がPチャネル
型である。
【0050】これらTFT200、300、400を作
製するには、ガラス基板500全面に、基板からの不純
物の拡散を防止するための下地膜510を形成する。下
地膜510として、プラズマCVD法によって、酸化珪
素膜を200nmの厚さに形成する。
【0051】本実施例では、透過型液晶パネルを作製す
るため、基板500は可視光を透過する基板であれば良
く、ガラス基板500の代わりに石英基板等も用いるこ
とができる。なお、本実施例では、TFT200、30
0、400を多結晶シリコン膜で形成するため、基板5
00は多結晶シリコン膜の形成プロセスに耐え得るもの
を選択する。多結晶シリコン膜は移動度が10〜200
cm2/Vsec程度と非常に大きく、多結晶シリコンでTF
Tのチャネル形成領域を構成することにより、高速応答
させることができ、特に、受光部TFT200、CMO
S−TFT400に有効である。
【0052】次に、プラズマCVD法によって非晶質シ
リコン膜を55nmの厚さに成膜し、エキシマレーザ光
を照射して、多結晶化する。非晶質珪素膜の結晶化方法
として、SPCと呼ばれる熱結晶化法、赤外線を照射す
るRTA法、熱結晶化とレーザアニールとを併用する方
法等を用いることができる。
【0053】次に、多結晶化されたシリコン膜をパター
ニングして、TFT200、300、400のソース領
域、ドレイン領域、チャネル形成領域を構成する島状の
半導体層を形成する。次に、これら半導体層を覆うゲイ
ト絶縁膜520を形成する。ゲイト絶縁膜520はシラ
ン(SiH4)とN2Oを原料ガスに用いて、プラズマC
VD法で120nmの厚さに形成する。
【0054】次に、Al、Crや導電性ポリシリコン膜
等の導電膜を成膜し、パターニングして、ゲイト電極2
01、301、401、402を形成する。これらゲイ
ト電極をマスクにして、公知のCMOS技術を用いて半
導体層にN型もしくはP型の導電性を付与する不純物を
ドーピングする。ドーピング後、ドーピングされた不純
物を活性化する。
【0055】この工程において、受光部TFT200の
半導体層には、N型のソース領域202およびドレイン
領域203と、チャネル形成領域204が形成される。
受光部TFT300の半導体層には、N型のソース領域
302およびドレイン領域303と、チャネル形成領域
304が形成される。そして、CMOS−TFT400
については、Nチャネル型TFTの半導体層にはN型の
ソース領域403およびドレイン領域404と、チャネ
ル形成領域405が形成され、Pチャネル型TFTの半
導体層にはP型のソース領域406およびドレイン領域
407と、チャネル形成領域408が形成される。
【0056】なお、本実施例では多結晶シリコンTFT
を形成するため、ゲイト電極201、301、401、
402を形成する前に、少なくともNチャネル型TFT
のチャネル形成領域204、303、405となる領域
にP型の不純物を添加して、しきい値を最適化するのが
好ましい。
【0057】次に、第1の層間絶縁膜530を形成し、
各TFT200、300、400のソース領域およびド
レイン領域に達するコンタクトホールを形成する。しか
る後、チタン膜、アルミニウム膜、チタン膜でなる積層
膜を形成し、パターニングして、配線205、206、
305、306、409、410、411を形成する。
なお、TFT400をCMOS構造とするために、配線
411でN型のソース領域403とP型のソース領域4
04とが接続される。
【0058】以上のCMOSプロセスを経て、多結晶シ
リコンを用いた画素TFT200、受光部TFT30
0、CMOS−TFT400が同時に完成する。ここで
はTFT200、300、400をトップゲイトのプラ
ナ型としたが、逆スタガ等のボトムゲイト型としてもよ
い。また、LDD構造やオフセット構造とすることもで
きる。
【0059】次に図8(B)に示すように、受光部TF
T200と受光部とを絶縁分離するための第2の層間絶
縁膜540を基板500全面に形成する。第2の層間絶
縁膜540としては、下層の凹凸を相殺して、平坦な表
面が得られる樹脂膜が好ましい。このような樹脂膜とし
て、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、アク
リルを用いることができる。また、第2の層間絶縁膜5
40の表面層は平坦な表面を得るため樹脂膜とし、下層
は酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素等の無機絶縁材料
の単層、多層としても良い。本実施例では、第2の層間
絶縁膜540としてポリイミド膜を1.5μmの厚さに
形成する。
【0060】次に、第2の層間絶縁膜540に受光部T
FT200の配線205、画素部TFT300の配線3
05に達するコンタクトホールをそれぞれ形成した後、
Ti、Cr、Mo等の金属膜を形成する。本実施例では
導電膜として厚さ200nmのチタン膜をスッパタ法で
成膜する。そして、チタン膜をパターニングし、受光部
TFTの配線205に接続された受光部の下部電極20
8と、画素部TFT300の配線305に接続される電
極308と、画素部TFT300の遮光膜309をそれ
ぞれ形成する。
【0061】次に、図9に示すように受光部の光電変換
層を形成する。なお、図9〜12では、紙面の都合上C
MOS−TFT400を省略した。本実施例では光電変
換層をPIN接合を有するシリコン層で形成する。先
ず、Pを含んだn型の非晶質シリコン膜を30〜50n
mの厚さに、ここでは30nmの厚さに成膜する。n型
非晶質シリコン膜を下部電極208と同一パターンにパ
ターニングして、n層209を形成する。
【0062】次に、真性もしくは実質的に真性な非晶質
シリコン膜を1〜2μm、ここでは1.5μmの膜厚に
成膜する。連続して、Bを含んだp型の非晶質シリコン
膜を30〜100nmの厚さに、ここでは50nmの厚
さに成膜する。更に、p型の非晶質シリコン膜上に、図
示しないエッチングストッパとなる酸化珪素もしくは窒
化珪素膜を10〜30nm成膜する。ここでは20nm
の酸化珪素膜を成膜する。
【0063】パターニングにより、真性もしくは実質的
に真性なシリコン膜、p型シリコン膜および図示ない酸
化珪素膜を受光マトリクス111以外を除去して、i層
210、p層211、図示しないエッチングストッパを
それぞれ形成する。
【0064】なお、非晶質シリコンが実質的に真性な状
態とは、硼素等のp型不純物を5×1016〜1×1019
cm-3程度添加し、そのフェルミ準位をバンドギャプの
中央にした状態をいう。これは非晶質シリコンは成膜時
にはフェルミ準位がバンドギャプの中央に必ずしも位置
している訳ではなく、若干n型になる方向にフェルミ準
位がずれている。そのため、上記のようにp型不純物を
添加することで、フェルミ準位をバンドギャプの中央に
することができる。この場合に不純物が添加されている
が、フェルミ準位をバンドギャプの中央にある状態を実
質的に真性な状態であるとしている。
【0065】また、i層210は非晶質シリコンゲルマ
ニュームを用いることができる。また、n層209、p
層111は非晶質シリコンの代わりに微結晶シリコンを
用いることができる。更にn層209の材料として、燐
等のn型不純物が添加された窒化珪素、酸化珪素、炭化
珪素を用いることができる。
【0066】次に、図10に示すように、光電変換層に
溝部を形成するためのレジストマスク212を形成す
る。本実施例では開口部を低下しないようにするため、
溝部を下部電極208の隙間のi層210、p層211
をのみを除去して形成する。このため、レジストマスク
212は下部電極208と対向しない領域に開口部を有
する。
【0067】下部電極208は、受光マトリクス111
にマトリクス状に配置され、その配置間隔は開口率が最
大になるようなデザインルールのみに従って設定すれば
良い。ガラス基板上に半導体装置を作製する場合のデザ
インルールは1〜3μm程度であるため、下部電極20
8の間隔は最小で1〜3μm程度とすることができる。
ここでは、下部電極208の間隔を2μmとする。従っ
て、レジストマスク212の開口部は幅2μmの格子状
となる。
【0068】次に、レジストマスク212を用いて、光
電変換層に溝部213を形成する。溝部213を形成す
るには、プラズマエッチングやRIE(反応性イオンエ
ッチング)等のドライエッチング法を用いる。本実施例
では、プラズマエッチング法を用い、エッチングガス
は、O2とCF4の混合ガスを用いる。CF4の濃度は全
ガスに対して1〜10%とする。CF4の濃度や圧力等
の条件によりエッチングレートが制御できる。
【0069】ここでは、CF4の濃度が5%のガスを用
い、プラズマエッチングによって、レジストマスク21
2の開口部のp層211除去し受光画素ごとに分断し、
さらにi層210を300〜500nm程度の深さ除去
する。ここではi層210を500nm除去する。図1
0の断面図では溝部213は個々に分離されて図示され
ているが、実際には下部電極208の隙間に沿って、幅
2μmの格子状に一体的に形成されている。
【0070】本発明では受光画素の隙間でのフォトキャ
リアの発生を防止することを目的とするため、溝部21
3の深さ、特にフォトキャリアが発生するi層210で
の深さが重要である。この深さは、後に光吸収物が確実
に溝部213に埋め込まれる深さであり、画素の隙間の
フォトキャリアを遮光できれば良い。
【0071】次に、図11に示すように、レジストマス
ク212を剥離した後、溝部213に着色された絶縁物
214を充填する。本実施例では、スピンコート法にて
黒色顔料を分散させたアクリル樹脂を塗布し硬化して、
黒色のアクリルでなる絶縁物214を形成する。スピン
コート法を用いたため、絶縁物214は溝部213のみ
でなく、基板500表面を覆っており、p層211上
(実際には図示しないエッチングストッパ上)の絶縁物
214の厚さt1は、他の領域でもほぼ同じとなってい
る。
【0072】次に、図12に示すようにO2アッシング
等のドライエッチング処理により、溝部213に充填さ
れた絶縁物214以外を除去して、光吸収物215を形
成する。
【0073】本実施例では光吸収物122を形成する手
段にCF4ガスを1〜5%混合したO2アッシングを用い
る。樹脂膜のエッチングレートは代表的には0.3〜1
μm/分程度であることを考慮すると、p層211を覆
う絶縁物層214の厚さt1が0.3〜1.5μm程度
となるようにする。
【0074】更にO2アッシングによって、溝部213
に埋め込まれた絶縁物214、少なくともi層210に
埋め込まれた絶縁物214を除去しないようにするため
に、アッシングされる絶縁物214の厚さt1は溝部2
13の深さをよりも薄くして、アッシングのマージンを
確保する。この厚さt1は、絶縁物層214を形成する
際のスピナ−の回転速度や、絶縁物214の原料溶液の
粘度等により制御できる。
【0075】図6において、溝部213の深さはp層2
11の厚さ50nmと、i層を除去した深さ500nm
を加算した値、550nmであり、ここでは除去される
絶縁物層124の厚さt1は400nmとした。
【0076】また本実施例は透過型パネルを作製製する
ため、アッシング工程では、p層211上を覆う絶縁物
214だけでなく、表示マトリクス121部を覆う絶縁
物214を完全に除去する必要がある。
【0077】本実施例の場合には、溝部213の隙間は
1〜3μm程度であるので、アッシング工程において、
溝部213にプラズマが殆ど入り込まず、溝部213に
埋め込まれた絶縁物214は除去され難くなっている。
更にp層211の表面は図示しない酸化珪素膜でなるエ
ッチングストッパによって保護されている。従って、ア
ッシングによって、p層211および表示マトリクス1
21部を覆う絶縁物214は除去して、溝部213、少
なくともi層210に埋め込まれた絶縁物層214は残
存するように、アッシングが可能である。
【0078】また、p層211とポリイミドやアクリル
樹脂でなる絶縁物214とのエッチング選択比を大きく
することによって、エッチングストッパが不要になる。
例えば、アッシング工程ではO2 ガスのみで樹脂材料を
除去できるので、エッチングガスのCF4の割合を少な
くすることによって、p層211のエッチングレートを
低減できる。
【0079】また、樹脂材料でなる絶縁物層214を硬
化する際に、アッシング前は200℃程度の仮焼成まで
とし、アッシング後に本焼成を行い完全に硬化させるさ
せるようにすることで、絶縁物214をアッシングし易
い状態とすることができ、p層211とのエッチング選
択比を大きくすることができる。
【0080】アッシング工程の後、p層211の表面の
図示しないエッチングストッパをバッファードフッ酸を
用いたウエットエッチングにより除去する。なお、図1
2では、光吸収物215の表面はp層211表面と一致
しているように図示されているが、光吸収物215の表
面が若干抉れていてもよく、少なくとも光吸収物215
がi層210に埋め込まれていれば本発明の効果を得る
ことができる。
【0081】次に、100〜300nm厚さ、ここでは
120nmのITO膜をスパッタ法にて成膜し、パター
ニングして、図13に示すように、受光マトリクス12
1全面に上部電極216を形成する。以上の工程によ
り、受光マトリクス121が完成する。本実施例の受光
マトリクス121に形成されたフォトダイオードは図1
と同様な構成を有する。図1において、下部電極208
は電極61に対応し、n層209、i層210、p層2
11でなる光電変換層は62に対応し、上部電極216
は63に対応し、光吸収物215は64に対応してい
る。
【0082】次に、第3の層間絶縁膜550を形成す
る。第3の層間絶縁膜550を構成する絶縁被膜とし
て、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、アク
リル等の樹脂膜を形成して、平坦な表面を得るようにす
る。本実施例では、絶縁被膜として、表示領域120で
の厚さが2μmとなるようにアクリル膜を基板全面に形
成した。第3の層間絶縁膜550は受光マトリクス11
1においてパッシベーション膜として機能する。
【0083】そして、第3の層間絶縁膜550に電極3
08に達するコンタクトホールを形成し、ITO膜50
0〜200nm、ここでは120nmの厚さに成膜し、
パターニングして、画素マトリクス121の画素電極3
10を形成する。
【0084】図13の構成を得て、セル組工程を経て透
過型の液晶表示装置が完成する。
【0085】[実施例2] 本実施例は、実施例1の受
光マトリクス111の受光部(フォトダイオード)の変
形例である。本実施例では、受光部を実施形態2と同様
の構造とする。
【0086】図14〜図19を用いて本実施例を説明す
る。なお、本実施例のパネル構造は受光部を除き、実施
例1と同じであり、図において、実施例1と同じ符号は
同じ部材を示す。また図面が煩雑になるため、実施例1
と同じ部材は符号を一部省略した。
【0087】まず、実施例1同様の工程を経て図14に
示す構造を得る。ただし、本実施例ではi層210、p
層211の形成過程が若干実施例1と異なる。
【0088】本実施例では、n層209を形成した後、
i層210となる真性もしくは実質的に真性な非晶質シ
リコン膜と、p層211となるp型の非晶質シリコン膜
を成膜後、エッチングストッパ用の酸化珪素膜を成膜せ
ず、受光マトリクス111の上部電極となるITO膜を
120nmの厚さに成膜する。そしてパターニングによ
り、ITO膜、真性の非晶質シリコン膜、p型の非晶質
シリコン膜を受光マトリクス111のみに残存させて、
i層210、p層211、ITO膜601を形成する。
【0089】次に図15に示すように、ITO膜601
をパターニングするためのレジストマスク602を形成
する。ウエットエッチングによりITO膜601をパタ
ーニングして、上部電極603を形成する。
【0090】上部電極603は開口部604を有する。
上部電極603の形状は図4に図示する上部電極83と
同様であり、下部電極208と対向していない部分を除
去して開口部604が形成されている。この部分のIT
O膜601は一部残存され、全ての受光画素において上
部電極603は共通とされる。更に図15の断面方向の
上部電極603の開口部604の幅w2は下部電極20
8の間隔とほぼ同じにして、開口率が低下しないように
する。
【0091】次に、図16に示すように、光電変換層に
溝部605を形成する。本実施例でも、実施例1と同様
に、CF4の濃度が5%、O2の濃度が95%の混合ガス
によるプラズマエッチング法を使用するが、本実施例で
は上部電極603をマスクに用いて、上部電極603の
開口部604に存在するp層211、および深さ400
nmのi層210を除去して、溝部605を自己整合的
に形成する。
【0092】なお、レジストマスク602は上部電極6
03を形成した後除去可能であるが、上記のプラズマエ
ッチング工程で残存させておくと、プラズマエッチング
において、上部電極603や、画素部TFT300やC
MOS−TFT400が保護できる。
【0093】次に、レジストマスク602を剥離した
後、図17に示すように、スピンコート法にて黒色顔料
を分散させたアクリル樹脂を塗布し、硬化して、黒色の
アクリルでなる絶縁物606を形成する。スピンコート
法を用いたため、絶縁物606は溝部605に充填され
ると共に、基板500全表面を覆っている。
【0094】次に、図18に示すように、実施例1と同
様に、CF4ガスを1〜5%程度混合したエッチングガ
スを用いたO2アッシングにより、溝部605に充填さ
れた絶縁物606以外を除去して、光吸収物607を形
成する。以上の工程によって、受光マトリクス111が
完成する。
【0095】なお、本実施例の受光マトリクス111に
形成されたフォトダイオードは図4と同様な構成を有す
る。図4において、下部電極208は電極81に対応
し、n層209、i層210、p層211でなる光電変
換層は82に対応し、上部電極603は83に対応す
る。光吸収物607は84に対応する。
【0096】図18では、光吸収物607の表面は上部
電極603表面と一致しているように図示されている
が、光吸収物607の表面が若干抉れていてもよい。少
なくとも光吸収物215がi層210に埋め込まれてい
れば、本発明の効果を得ることができ、光吸収物607
によって、下部電極208(受光画素)の隙間のi層2
10の殆どを遮光できるため、受光画素の隙間でフォト
キャリアが発生することを防止できる。
【0097】次に図19に示すように、第3の層間絶縁
膜550を厚さ2μmのアクリル膜にて、基板全面に形
成し、第3の層間絶縁膜550に電極308に達するコ
ンタクトホールを形成する。そして、120nmのIT
O膜を成膜しパターニングして画素マトリクス121の
画素電極310を形成する。図19の構成を得た後、セ
ル組工程を経て透過型の液晶パネルが完成する。
【0098】実施例1、2において、受光セルを積層型
とし、電荷転送素子(受光部TFT200)を作製した
後、TFT200上に受光部(フォトダイオード)を形
成するようにしたので、従来のように受光部を非晶質シ
リコン膜で形成しても、受光TFT200を多結晶シリ
コンで構成することができる。よって、ガラス基板等の
絶縁性基板上に、高速応答可能なイメージセンサが形成
できる。
【0099】また、イメージセンサを積層構造とするこ
とで、従来多結晶シリコンTFTで構成されている液晶
パネルの作製工程と整合性が保たれる。従って、イメー
ジセンサと液晶パネルの各特性を損なうことなく同一基
板上に集積化できる。
【0100】実施例1、2の液晶パネルは撮像機能を有
する受光領域と、表示領域が一体的に設けられているた
め、TV会議システム、TV電話、インターネット用端
末やパーソナルコンビュータ等の通信機能を備えた表示
部に好適である。例えば、表示部で対話者の端末から送
信された映像を見ながら、受光マトリクスで自信の姿を
撮影して、対話者の端末にその映像を転送することでき
るので、動画像を双方向通信することが可能である。
【0101】実施例1、2では、受光マトリクス111
に受光画素を2次元に配列したが、受光画素を1次元に
配列したラインセンサとしても良い。また、受光画素の
フォーマットを表示部のフォーマットと同一にすると、
受光画素と表示画素が1対1に対応するため、受光マト
リクス111で検出された画像を画素マトリクス121
に表示するための信号処理が簡単化、高速化でき、制御
回路130の負担が軽くなる。ラインセンサとした場合
も、受光画素数は、列方向又は行方向の表示画素数と同
じにすると良い。
【0102】画素フォーマットを一致させた場合、例え
ば画素マトリクス121のフォーマットを640×48
0(VGA規格)とし場合、1つの受光画素ピッチを1
0μm程度とすると、受光マトリクス111の占有面積
は6.4mm×4.8mm程度となり、液晶パネルに集
積化することは可能である。
【0103】実施例1、2では液晶パネルを透過型とし
たが、反射型としても良い。反射型の場合は図12や図
18に示す光吸収物215、607を形成する場合に、
画素マトリクス121上の絶縁物214、606を全て
除去したが、画素マトリクス121上に残存させてもよ
く、画素部TFT300の遮光膜として機能させること
ができる。
【0104】また反射型のパネルの場合には、基板50
0はガラスみ石英基板のように透明基板に限定されず、
シリコン基板を用いることができる。
【0105】[実施例3] 本実施例は、実施例1の光
吸収物215の作製方法の変形例である。本実施例を図
20、図21を用いて説明する。なお、本実施例の構成
は実施例1と同様であり、図20、21において、実施
例1と同じ符号は同じ部材を示し、また図面が煩雑にな
るため実施例1と同じ部材は符号を一部省略した。
【0106】実施例1では、図11に示すように溝部2
13を形成するためのレジストマスク212を除去した
後、着色された絶縁物214を形成したが、本実施例で
は、図20に示すように、レジストマスク212を残存
した状態で、スピンコート法にて黒色のアクリル樹脂を
塗布し、絶縁物801を形成する。
【0107】そして、実施例1と同じ条件で、O2アッ
シングを行い、図21に示すように、p層211よりも
上層の絶縁物701、レジストマスク212を除去す
る。レジストマスク212は絶縁物701とエッチング
レートが同じ程度であるような材料を選択すると、アッ
シングの終点の制御性が良く、p層211上のレジスト
マスク212が除去された時点をアッシングの終点とす
ることができる。図21にて残存したレジストマスク2
12は、専用の剥離液にて容易に剥離できる。アッシン
グにて、光電変換層の溝部に残存した絶縁物701が光
吸収物702となる。
【0108】また、アッシングの代わりに、CMPによ
ってp層211上のレジストマスク212を除去するこ
ともできる。
【0109】なお、本実施例の光吸収物702の作製方
法は実施例2にも適用できることは明らかである。
【0110】
【発明の効果】本発明では、光電変換層の入射側に溝部
を形成し、ここに絶縁性の光吸収物を設けたため、受光
部での隣接画素への漏れ込みを防止することが可能にな
る。従って、受光画素の高密度化が容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の受光部の分解斜視図。
【図2】 実施形態1のイメージセンサの作製工程を示
す断面図。
【図3】 実施形態1のイメージセンサの作製工程を示
す断面図。
【図4】 実施形態2の受光部の分解斜視図。
【図5】 実施形態2のイメージセンサの作製工程を示
す断面図。
【図6】 実施形態2のイメージセンサの作製工程を示
す断面図。
【図7】 実施例1の液晶パネルの正面図。
【図8】 実施例1の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図9】 実施例1の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図10】実施例1の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図11】実施例1の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図12】実施例1の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図13】実施例1の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図14】実施例2の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図15】実施例2の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図16】実施例2の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図17】実施例2の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図18】実施例2の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図19】実施例2の液晶パネルの作製工程の説明図。
【図20】実施例3の光吸収物の作製工程の説明図。
【図21】実施例3の光吸収物の作製工程の説明図。
【図22】 従来例のスタック型イメージセンサの断面
図。
【符号の説明】
50 MOS型トランジスタ(電荷転送素子) 60、80 受光部(フォトトランジスタ) 61、81 下部電極 62、82 光電変換層 63、83 上部電極 64、84 光吸収物 200 受光部TFT 208 下部電極 209 n層 210 i層 211 p層 212、602 レジストマスク 213 605 溝部 214、606 着色された絶縁物 215、607 光吸収物 216、603 上部電極 300 画素部TFT 309 遮光膜 310 画素電極

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受光画素を備え、光電変換層を有
    する受光部と、前記受光部で発生した電荷を転送するた
    めの前記受光画素ごとに設けられた複数の電荷転送素子
    とが設けられた受光領域を有する電子機器において、 前記受光部は、 前記光電変換層に接し、前記受光画素ごとに電気的に分
    離され、かつ前記電荷転送素子に接続された複数の下部
    電極と、 前記光電変換層に接し、前記複数の受光画素に共通な上
    部電極と、 前記光電変換層の光の入射側に形成された溝部に埋め込
    まれた絶縁性の光吸収物とを有することを特徴とする電
    子機器。
  2. 【請求項2】 複数の受光画素を備え、光電変換層を有
    する受光部と、前記受光部で発生した電荷を転送するた
    めの前記受光画素ごとに設けられた複数の電荷転送素子
    とが設けられた受光領域を有する電子機器において、前
    記受光部は、 前記光電変換層に接し、前記受光画素ごとに電気的に分
    離され、かつ前記電荷転送素子に接続された複数の下部
    電極と、 前記光電変換層に接し、前記複数の受光画素に共通な上
    部電極と、 前記光電変換層の光の入射側に形成された溝部に埋め込
    まれた絶縁性の光吸収物とを有し、 前記上部電極は、少なくとも前記下部電極と対向しない
    領域に選択的に開口部が設けられ、 前記光電変換層の溝部は、前記上部電極の開口部と重な
    る空隙を有することを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記光電変換層の溝
    部の側面は、前記上部電極の開口部の端面と概略同一平
    面をなすことを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 複数の受光画素を備え、光電変換層を有
    する受光部と、前記受光部で発生した電荷を転送するた
    めの前記受光画素ごとに設けられた複数の電荷転送素子
    とが設けられた受光領域と、 複数の表示画素を備え、前記表示画素ごとに配置された
    複数の能動素子と、前記表示画素ごとに電気的に分離さ
    れ、前記能動素子に接続された複数の画素電極が設けら
    れた表示領域とを同一基板上に有する電子機器におい
    て、 前記受光部は、 前記光電変換層に接し、前記受光画素ごとに電気的に分
    離され、かつ前記電荷転送素子に接続された複数の下部
    電極と、 前記光電変換層に接し、前記複数の受光画素に共通な上
    部電極と、 前記光電変換層の光の入射側に形成された溝部に埋め込
    まれた絶縁性の光吸収物とを有することを特徴とする電
    子機器。
  5. 【請求項5】 複数の受光画素を備え、光電変換層を有
    する受光部と、前記受光部で発生した電荷を転送するた
    めの前記受光画素ごとに設けられた複数の電荷転送素子
    とが設けられた受光領域と、 複数の表示画素を備え、前記表示画素ごとに配置された
    複数の能動素子と、前記表示画素ごとに電気的に分離さ
    れ、前記能動素子に接続された複数の画素電極が設けら
    れた表示領域とを同一基板上に有する電子機器におい
    て、 前記受光部は、 前記受光画素ごとに電気的に分離され、かつ前記電荷転
    送素子に接続された複数の下部電極と、 前記複数の下部電極に接する光電変換層と、 前記光電変換層に接し、前記複数の受光画素に共通な上
    部電極と、 前記光電変換層の光の入射側に形成された溝部に埋め込
    まれた絶縁性の光吸収物とを有し、 前記上部電極は、少なくとも前記下部電極と対向しない
    領域に選択的に開口部が設けられ、 前記光電変換層の溝部は、前記上部電極の開口部と重な
    る空隙を有することを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記光電変換層の溝
    部の側面は、前記上部電極の開口部の端面と概略同一平
    面をなすことを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6において、前記基板上に
    は、前記表示領域の能動素子を駆動する駆動回路が設け
    られていることを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7において、前記電荷転送素
    子、および前記能動素子は薄膜トランジスタであること
    を特徴とする電子機器。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8において、前記溝部は、隣
    接する前記下部電極の隙間と重なる空隙を有することを
    特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9において、前記光吸収物
    は着色された有機樹脂材料からなることを特徴とする電
    子機器。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9において、前記光吸収物
    は着色された酸化珪素系塗布膜からなることを特徴とす
    る電子機器。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記有機樹脂材
    料は、アクリル、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミド
    アミド、エポキシから選ばれた材料であることを特徴と
    する電子機器。
  13. 【請求項13】 複数の受光画素を備え、上部電極、下
    部電極および光電変換層を有する受光部と、前記受光部
    で発生された電荷を転送するための前記受光画素ごとに
    設けられた複数の電荷転送素子とが設けられた受光領域
    を有する電子機器の作製方法において、 前記電荷転送素子を形成する工程と、 前記受光画素ごとに電気的に分離され、かつ前記電荷転
    送素子に接続された複数の前記下部電極を形成する工程
    と、 複数の前記下部電極に接する前記光電変換層を形成する
    工程と、 前記光電変換層の光の入射側に溝部を形成する工程と、 前記溝部に埋め込まれた絶縁性の光吸収物を形成する工
    程と、 前記前記光電変換層に接し、前記複数の受光画素に共通
    な上部電極を形成する工程とを有することを特徴とする
    電子機器の作製方法。
  14. 【請求項14】 複数の受光画素を備え、上部電極と下
    部電極と光電変換層を有する受光部と、前記受光画素ご
    とに設けられ、前記受光部で発生された電荷を転送する
    ための複数の電荷転送素子とが設けられた受光領域を有
    する電子機器の作製方法において、 前記電荷転送素子を形成する工程と、 前記受光画素ごとに電気的に分離され、かつ前記電荷転
    送素子に接続された複数の前記下部電極を形成する工程
    と、 複数の前記下部電極に接する光電変換層を形成する工程
    と、 前記光電変換層に接し、少なくとも前記下部電極と対向
    しない領域に開口部を有する前記上部電極を形成する工
    程と、 前記上部電極をマスクにして、前記光電変換層の光の入
    射側に自己整合的に溝部を形成する工程と、 前記溝部に埋め込まれた絶縁性の光吸収物を形成する工
    程とを有することを特徴とする電子機器の作製方法。
  15. 【請求項15】 複数の受光画素を備え、上部電極と下
    部電極と光電変換層を有する受光部と、前記受光部で発
    生した電荷の転送をするための前記受光画素ごとに設け
    られた複数の電荷転送素子と、が設けられた受光領域
    と、 複数の表示画素を備え、前記表示画素ごとに配置された
    複数の能動素子と、前記表示画素ごとに電気的に分離さ
    れ、前記能動素子に接続された複数の画素電極が設けら
    れた表示領域とを同一基板上に有する電子機器の作製方
    法において、 前記基板上に、前記電荷転送素子と、前記能動素子とを
    形成する工程と、 前記受光画素ごとに電気的に分離され、かつ前記電荷転
    送素子に接続された複数の前記下部電極を形成する工程
    と、 複数の前記下部電極に接する光電変換層を形成する工程
    と、 前記光電変換層の光の入射側に溝部を形成する工程と、 前記溝部に埋め込まれた絶縁性の光吸収物を形成する工
    程と、 前記前記光電変換層に接し、前記複数の受光画素に共通
    な上部電極を形成する工程とを有することを特徴とする
    電子機器の作製方法。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記上部電極を
    形成する工程の後、 前記基板全面に平坦化膜を形成する工程と、 前記能動素子に接続された前記画素電極を形成する工程
    とを有することを特徴とする電子機器の作製方法。
  17. 【請求項17】 複数の受光画素を備え、上部電極と下
    部電極と光電変換層を有する受光部と、前記受光部で発
    生した電荷を転送するための前記受光画素ごとに設けら
    れた複数の電荷転送素子とが設けられた受光領域と、 複数の表示画素を備え、前記表示画素ごとに配置された
    複数の能動素子と、前記表示画素ごとに電気的に分離さ
    れ、前記能動素子に接続された複数の画素電極が設けら
    れた表示領域とを同一基板上に有する電子機器の作製方
    法において、 前記基板上に、前記電荷転送素子と前記能動素子とを形
    成する工程と、 前記受光画素ごとに電気的に分離され、かつ前記電荷転
    送素子に接続された複数の前記下部電極を形成する工程
    と、 複数の前記下部電極に接する光電変換層を形成する工程
    と、 前記光電変換層に接し、前記下部電極と対向しない領域
    に開口部を有する上部電極を形成する工程と、 前記上部電極をマスクにして、前記光電変換層の光の入
    射側に自己整合的に溝部を形成する工程と、 前記溝部に埋め込まれた絶縁性の光吸収物を形成する工
    程とを有することを特徴とする電子機器の作製方法。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記光吸収物を
    形成する工程の後、 前記基板全面に平坦化膜を形成する工程と、 前記能動素子に接続される画素電極を形成する工程とを
    有することを特徴とする電子機器の作製方法。
  19. 【請求項19】 請求項13〜18において、前記光吸
    収物は着色された有機樹脂材料からなることを特徴とす
    る電子機器の作製方法。
  20. 【請求項20】 請求項13〜18において、前記光吸
    収物は着色された酸化珪素系塗布膜からなることを特徴
    とする電子機器の作製方法。
  21. 【請求項21】 請求項19において、前記有機樹脂材
    料は、アクリル、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミド
    アミド、エポキシから選ばれた材料であることを特徴と
    する電子機器の作製方法。
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