JP2001326356A - Tftマトリックスパネル、および、これを用いた画像表示装置、光電変換装置 - Google Patents

Tftマトリックスパネル、および、これを用いた画像表示装置、光電変換装置

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JP2001326356A
JP2001326356A JP2000142010A JP2000142010A JP2001326356A JP 2001326356 A JP2001326356 A JP 2001326356A JP 2000142010 A JP2000142010 A JP 2000142010A JP 2000142010 A JP2000142010 A JP 2000142010A JP 2001326356 A JP2001326356 A JP 2001326356A
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tft
electrode
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Tomoyuki Yagi
朋之 八木
Isao Kobayashi
功 小林
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/786Thin film transistors, i.e. transistors with a channel being at least partly a thin film
    • H01L29/78642Vertical transistors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプロセス技術を利用でき、しかも、個
々のTFTの電極抵抗の低減と小面積化が達成できる新
規なTFTマトリックスパネル、および、これを用いた
画像表示装置、光電変換装置を提供する。 【解決手段】 ソース部、チャネル部、ドレイン部およ
びゲート部を有し、複数個のTFTを、絶縁基板上に2
次元的に配列したマトリックスパネルにおいて、前記ソ
ース部、チャネル部、ドレイン部が前記絶縁基板上に、
縦方向に積層され、その側面に絶縁層、ゲート電極が形
成された配置構造になっていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
や、エリアセンサなどの装置を高性能化するための、T
FT(電界効果トランジスタ)を用いたTFTマトリッ
クスパネル、および、これを用いた画像表示装置、光電
変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの普及に伴い、その
周辺機器の進歩が急速化している。なかでも、携帯型パ
ーソナルコンピュータのディスプレイとして登場したT
FT液晶ディスプレイでは、現在、CRTディスプレイ
と肩を並べる程に、大画面化と高精細化が進んでいる。
【0003】また、パーソナルコンピュータの普及にと
もない、従来までアナログで記録、保存していたデータ
を、デジタルで記録、保存する動き、所謂、デジタル化
が進んでいる。特に、デジタル化が盛んな機器は、カメ
ラ、ビデオカメラや、複写機、画像により診断する医療
機器などである。これらの機器は、光を電気信号に変え
る素子(撮像素子あるいは光電変換素子)を用い、画像
をデジタルデータへ変換している。
【0004】この中で、カメラやビデオカメラのような
ものは、光をレンズなどで絞り、小型かつ高画素化が可
能であるCCD(charge coupled device)素子に、入
射する方法が一般的になっている。しかし、複写機や画
像により診断する医療機器では、レンズなどの光学系を
搭載すると機器が大型化することや、光学系を介在させ
ることで画像の歪みが発生することや、元来、原寸大の
画像を撮る必要性が高いことから、接触式のエリアセン
サーが用いられている。
【0005】このエリアセンサーは、光を電気信号に変
換するセンサーとスイッチング素子であるTFTとの対
を、基板上にマトリックス配列したものであり、TFT
液晶ディスプレイと構造的に酷似する点が多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これら、TFTを用い
たセンサーやディスプレイは、デジタル化機器の普及に
伴い、高解像度化と大面積化が要求されており、1セン
サー素子、1画素の面積は、かなり縮小化している。こ
のことは、1センサー素子が得られる信号の強度や、1
画素の輝度の減少につながるため、TFTや配線部のよ
うに、光電変換素子や画素領域としての役割を持たない
部分1画素に占める割合を小さくする必要がある。
【0007】このような、TFTの小型化は、TFTの
電極の断面積が小さくなり、電極の高抵抗化をもたら
し、更に、センサーやディスプレイの大面積化は、上述
の電極の高抵抗化に拍車をかけることになる。特に、セ
ンサーが感知した信号の出力や画素のON/OFFに用
いられるTFTのゲート電極抵抗が高くなると、センサ
ーやディスプレイのリフレッシュレートの低下をもたら
すため、TFTの小型化と併せて、如何に電極の断面積
の減少を抑えるかが重要となっている。
【0008】従来、スイッチング素子として、液晶ディ
スプレイや光センサーに用いられていたTFTは、大面
積に対して均一に形成できる化学気相堆積法(CVD)
によって、アモルファスシリコンなどを用いて、作られ
ている。その構造は、絶縁基板上にゲート電極を形成
し、その上に絶縁層、チャネル層、ソース、ドレイン層
を堆積したボトムゲート型構造を持つものが殆どであ
る。これは、製造工程を簡略化できるためであるが、こ
の場合、ソース、ゲート(チャネル)、ドレインの電極
が横に並ぶ形になるので、TFTの占める面積を小さく
しようとすると、必然的にゲート(チャネル)、ソー
ス、ドレインの各部分を小さく作ることが必要になる。
【0009】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、従来のプロセス技術を
利用でき、しかも、個々のTFTの電極抵抗の低減と小
面積化が達成できる新規なTFTマトリックスパネル、
および、これを用いた画像表示装置、光電変換装置を提
供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のTF
Tマトリックスパネルでは、ソース部、チャネル部、ド
レイン部およびゲート部を有し、複数個のTFTを、絶
縁基板上に2次元的に配列したマトリックスパネルにお
いて、前記ソース部、チャネル部、ドレイン部が前記絶
縁基板上に、縦方向に積層され、その側面に絶縁層、ゲ
ート電極が形成された配置構造になっていることを特徴
とする。
【0011】また、このTFTを、画像表示部における
スイッチング素子として用いることで、画像表示装置を
構成することを特徴とする。更に、このTFTを、光電
変換部におけるスイッチング素子として用いることで、
光電変換装置を構成することを特徴とする。この場合、
光電変換装置は、X線撮像装置などとして用いるため
に、放射線を吸収して発光する蛍光体の、該発光を受光
するように、前記光電変換部を配置すると共に、前記光
電変換部を駆動するICと、前記光電変換部からの信号
を処理するICとを有するとよい。
【0012】なお、これら、本発明の目的、構成の具体
例については、以下の実施の形態において、詳細に説明
する。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1には、本発
明に係る縦形TFTの構造が示されている。ここで、符
号1はガラスなどの絶縁基板、2はTFT部のオーミッ
クコンタクトを形成する、リンなどをドーピングされた
アモルファスシリコンで形成されるn+ 型アモルファス
シリコン(a−Si)層、3は水素化アモルファスシリ
コン(a−Si:H)の真性半導体層で形成されるチャ
ネル層、4はTFT部のオーミックコンタクトを形成す
るn+ 型a−Si層、また、5はAlやCrで形成され
る上部電極層であり、図2のソース(Source)の部分に
相当する。
【0014】更に、符号6はAlやCrで形成されるゲ
ート電極、7はゲート電極6とオーミックコンタクト
2、チャネル層3、n+ 型a−Si層4を電気的に絶縁
するためのアモルファス窒化シリコン(a−SiNx)
の絶縁層である。また、液晶を配向させるための電極な
どに用いることができる電極層8は、ITOなどの光透
過性のある導電性材料で形成するとよい。この実施の形
態における構造は、そのまま、TFT液晶ディスプレイ
に用いることができる構造でもある。
【0015】ここで、オーミックコンタクト層にn+
a−Si層を用いた縦形TFTの動作について、図2を
用いて説明する。ゲート電極(Gate)6に電圧を印加し
ない場合、チャネル層は半導体であるため、大きな電圧
を、ソース(Source)−ドレイン(Drain)間に加えな
い限り、これらの間に電流は流れない。ゲート電極に正
の電圧を印加し、チャネル層3のバンドが平坦になるフ
ラットバンド電圧を過ぎると、チャネル層3と絶縁層7
との界面に、静電誘導により電子が蓄積する(チャネル
部がa−Si:Hである場合、誘導された電子の一部
は、局在する準位にトラップされる)。
【0016】蓄積された電子は、ソース−ドレイン間の
電界によって、チャネル層3→n+型a−Si層2の方
向へ移動する。減った分の電子は、n+ 型a−Si層
(またはn+ 型a−Si層3)から供給されるので、n
+ 型a−Si層2→チャネル層3→n+ 型a−Si層4
の方向へ電流が流れることになる。なお、オーミックコ
ンタクト層にp+ 型a−Si層を用いた縦形TFTの動
作については、電気伝導に寄与するキャリアとゲート電
圧の正負を逆にすれば良い。
【0017】図3〜図12に、この実施の形態において
用いるプロセスの概念図を示す。まず、ガラス基板(あ
るいは絶縁基板)1上にアルミニウム(Al)またはク
ロム(Cr)を化学気相堆積法(CVD)または、スパ
ッターリングなどで堆積し、フォトリソグラフィーとE
CRプラズマエッチングで、ゲート電極(層)6を形成
する。その上に、CVDによって、アモルファス窒化シ
リコン(a−SiNx)7’を堆積し(図4を参照)、
エッチングにより、ゲート電極6を覆う形態(絶縁層
7)に形成する(図5を参照)。
【0018】更に、AlやCrなどの金属や、ITOの
ような、透明でかつ電気伝導性のある材料を堆積し、不
要な部分を取り除き、下部電極(電極層8)を形成する
(図6を参照)。その後、n+ 型a−Si層(オーミッ
クコンタクト2)となるリンドープのアモルファスシリ
コンをCVDなどで堆積する。n+ 型a−Si層2と電
極層8に対して、フォトリソグラフィーとエッチングを
行い、不要な部分を取り除いた後(図7を参照)、チャ
ネル層3となる水素化アモルファスシリコン(a−S
i:H)3’を堆積する(図8を参照)。この堆積した
a−Si:H層の不要な部分を、フォトリソグラフィー
とエッチングにより取り除き、a−Si:H層の膜厚を
決定する(図9を参照)。ここで、a−Si:H層の膜
厚により、TFTのチャネル層3の幅を決定できる。
【0019】次に、n+ 型a−Si層4’を堆積し(図
10を参照)、CVDなどで、電極5となる対応層5’
を形成した後(図11を参照)、エッチングにより、T
FTになる部分および電極層5以外をすべて削除する
(図12を参照)。最後に、耐湿性向上の目的で、各素
子、各配線類をa−SiNxなどの保護膜(図示せず)
で被覆する。
【0020】ここでの各層の膜厚は、デバイス特性を最
適なものとするために、最適化されている。さらに、前
記プロセスに用いる材料は、非結晶、多結晶、結晶に限
らない。また、前記プロセスでは、オーミックコンタク
ト2は、n+ 型a−Siとしたが、n型a−Siやp型
a−Si、p+ 型a−Siでも差し支えない。
【0021】(実施の形態2)図13には、本発明に係
る、光電変換部にPIN型フォトダイオードを有する縦
形TFTが概念的に示されている。図13中の、符号1
01はガラス基板などの絶縁基板、102はTFTのオ
ーミックコンタクトを形成する、リンなどがドープされ
たn+ 型アモルファスシリコン(a−Si)層、103
は水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)で形成
されるTFTのチャネル層、104はTFTのオーミッ
クコンタクトを形成する、リンなどがドープされたn+
型a−Si層、105はクロムCrまたはAlで形成さ
れる上部電極層、106はCrまたはAlで形成される
ゲート電極層、107はアモルファス窒素化シリコン
(a−SiNx)の絶縁層であり、チャネル層103、
+ 型a−Si層102、104とゲート電極106と
を電気的に絶縁する。
【0022】また、符号108はCrまたはAlで形成
される下部電極層、109はPIN型フォトダイオード
において、正の電荷をもつキャリアが下部電極層へ移動
しないようにするために、リンなどがドープされたa−
Siにより形成される、n+ガードリング層、110は
PINダイオードの水素化アモルファスシリコン(a−
Si:H)などで形成される光電変換層、111は負の
電荷をもつキャリアが上部金属電極層へ移動しないよう
にするために、ボロンなどがドープされたa−Siによ
り形成される、p+ ガードリング半導体層、112はC
rまたはAlで形成されるセンサ電極層である。なお、
図14は、図13において構成される、TFTよりなる
スイッチング素子200と、光電変換素子210とを示
す等価回路である。
【0023】図15〜図26は、この実施の形態におい
て用いるプロセスの概念図を示す。まず、ガラス基板な
どの絶縁基板101上に下部電極層108となるCrま
たはAlの金属層108’を、スパッターまたは化学気
相堆積法(CVD)によって堆積し、その上に、PIN
ダイオードのn+ ガードリング層109とTFTのオー
ミックコンタクト層102となるn+ 型a−Si層10
2’をCVDなどにより形成する。そして、フォトリソ
グラフィーとECRプラズマエッチングにより下部金属
層とn+ ガードリング層を必要な形状に形成した後(図
15を参照)、ゲート電極層106となるCrまたはA
lを、スパッターなどで形成する(図16を参照)。
【0024】その後、絶縁層107を、a−SiNx1
07’などにより、CVDで形成する(図17を参
照)。そして、フォトリソグラフィーとエッチングによ
り、この堆積したa−SiNxなどの不要な部分を取り
除いた後(図18を参照)、a−Si:H110’を堆
積し(図19を参照)、エッチングやフォトリソグラフ
ィーによって、PINダイオードの真性半導体層110
を形成する(図20を参照)。この時、TFT部のチャ
ネル幅、PIN型フォトダイオードの光電変換層の膜厚
が決定される。
【0025】次に、真性半導体層上に、TFTのオーミ
ックコンタクト層104になるn+型a−Si層10
4’をCVDなどで形成し(図21を参照)、フォトリ
ソグラフィーとECRプラズマエッチングにより、その
不要な部分を取り除く(図22を参照)。その後、p+
ガードリング層111となる層111’をCVDで形成
し(図23を参照)、フォトリソグラフィーとECRプ
ラズマエッチングなどにより、その不要な部分を取り除
く(図24を参照)。
【0026】上部電極層105、センサ電極層112を
スパッターリングで形成した後、フォトリソグラフィー
とECRプラズマエッチングなどによって、その不要な
部分を取り除く(図25を参照)。その後、TFT部と
PIN型フォトダイオードを、フォトリソグラフィーと
ECRプラズマエッチングなどで分離する(図26を参
照)。そして、最後に、耐湿性向上の目的で各素子、各
配線類をa−SiNxなどの保護膜(図示せず)で被覆
する。
【0027】なお、この実施の形態では、従来の構造と
は異なる構造を持ちながら、TFTと光電変換部とを、
同時に形成できるのが特徴である。また、ここでは、チ
ャネル層103,オーミックコンタクト104,ガード
リング層109をn+ 型a−Si、ガードリング半導体
層111をp+ 型a−Siとしたが、ガードリング半導
体層111をn+ 型a−Si、他のチャネル層103,
オーミックコンタクト104,ガードリング層109を
+ 型a−Siとしても差し支えない。
【0028】また、前記プロセスでは、オーミックコン
タクト部をn+ 型a−Siとしたが、n型a−Siやp
型a−Si、p+ 型a−Siとしてもよい。この場合、
TFTをオンする場合のゲート電圧はマイナスにする。
また、ここでの各層の膜厚は、デバイス特性を最適なも
のとするために、最適化されたものを使用することとす
る。さらに、前記プロセスに用いる材料は、非結晶、多
結晶、結晶に限らず、また、光電変換素子と同時にTF
Tを形成する方法を示したが、本発明の構成を得るに
は、このように、同時に形成する方法とする必要はな
い。
【0029】(実施の形態3)図27は、それぞれ、本
発明に係わる第3の実施の形態での、光電変換素子を備
えた縦形TFTを説明するための模式的断面図であり、
図28は、図27において構成される、TFTよりなる
スイッチング素子と、光電変換素子とを示す等価回路で
ある。なお、図27において、点線枠で括った400が
TFT部であり、410が光電変換素子である。
【0030】ここで、符号301はガラスなどの絶縁基
板、302はTFT部のオーミックコンタクトを形成す
るn+ 型アモルファスシリコン(a−Si)層、303
は水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)の真性
半導体層で形成されるチャネル層、304はTFT部の
オーミックコンタクトを形成するn+ 型a−Si層、3
05はAlやCrで形成される上部電極層であり、図2
8のソース部分(S)に相当する。また、306はAl
やCrで形成されるゲート電極で、図2のゲートに相当
する。また、符号307は、オーミックコンタクト30
2,チャネル層303,オーミックコンタクト304を
電気的に絶縁するための窒化シリコン(a−SiNx)
の絶縁層である。
【0031】また、光電変換素子410において、符号
308はAlやCrで形成される下部電極層であり、図
28のドレイン部分(D)と共通である。また、309
は電子、ホールともに通過を阻止するa−SiNxなど
で形成される絶縁層、310はa−Si:Hの真性半導
体i層で形成される光電変換層、311は光電変換半導
体層310に電極312からホールの注入を阻止するa
−Siのn+ 層で形成される注入阻止層であり、また、
センサー電極312は、光電変換素子310にバイアス
を加えるための電極で、AlまたはCrのような金属電
極またはITOのような透明電極である。
【0032】次に、この実施の形態においけるデバイス
の製造方法について説明する。なお、図29〜図37に
は、この実施の形態での製造プロセスが順次、概念的に
示されている。まず、絶縁基板301上にアルミニウム
(Al)またはクロム(Cr)を、化学気相堆積法(C
VD)またはスパッターリングなどで堆積し、フォトリ
ソグラフィーとECRプラズマエッチングなどにより、
下部電極層308、ゲート電極層306を形成する(図
29を参照)。
【0033】その上に、CVDによって、窒化シリコン
(a−SiNx)309’を堆積し(図30を参照)、
さらに、水素化アモルファスシリコン(a−Si)31
0’を堆積する(図31を参照)。そして、a−Si:
H層の不要な部分を、フォトリソグラフィーとECRプ
ラズマエッチングなどで取り除き、光電変換層310を
形成した後、n+ 型a−Si層302を堆積するため、
フォトリソグラフィーとECRプラズマエッチングで絶
縁層307とl層309間に溝を形成し、同時に絶縁層
309、と307に分離する(図32を参照)。
【0034】次いで、n+ 型a−Si層302を堆積し
(図33を参照)、最適な膜厚にエッチングし、その後
+ 層302を埋めるようにI層を堆積させ(図34を
参照)、不要な部分をフォトリソグラフィーとECRプ
ラズマエッチングなどで取り除く。ここで、上記n+
a−Si層の膜厚とチャネル層303の膜厚により、チ
ャネル幅を決めることができる。また、チャネル部30
3の高さを精度良く形成するために、n+ 型a−Si層
305は、イオン打ち込みで、チャネル部303にリン
をドーピングする方法を用いることも可能である。
【0035】最後に、注入阻止層311とn+ 型a−S
i層304を堆積し(図35を参照)、電極305,3
12を形成する(図36を参照)。その後、ECRプラ
ズマエッチングなどにより、TFTのチャネル部と光電
変換層を分離する(図37を参照)。最後に、耐湿性向
上の目的で各素子、各配線類をa−SiNxなどの保護
膜(図示せず)で被覆する。
【0036】このように、他のデバイスとTFTとを共
通の材料や共通のプロセスで作製できることが、この実
施の形態の特徴である。ここで、各層の膜厚は、デバイ
ス特性を最適なものとするために、最適化される。ま
た、前記プロセスでは、オーミックコンタクト部をn+
型a−Siとしたが、n型a−Siやp型a−Si、p
+ 型a−Siで構成しても差し支えない。さらに、前記
プロセスに用いる材料は、非結晶、多結晶、結晶に限ら
ず、また、光電変換素子と同時にTFTを形成する方法
を示したが、同時に形成する方法のみで構成されるとは
限らない。
【0037】以上の実施の形態では、最初にゲート電極
を形成する方法を示した。この方法は、層の堆積でゲー
ト電極、絶縁層、チャネル層を形成できるので、これら
の界面を平坦に形成できることが特徴であるが、一方
で、製造行程が多くなることが問題となる。そこで、各
半導体および金属層を連続して堆積することで、製造プ
ロセスを共通化し、前述より、更に行程を簡略化した縦
形TFTの作成方法を、以下に示す。
【0038】(実施の形態4)図38〜図46には、本
発明の第4の実施の形態に係わる各半導体層および金属
層を連続して堆積するプロセスを用いて、縦形TFTを
製造する場合が、逐次的に図解されている。なお、各部
の名称は、図1で使用した物と同じものを用いる。
【0039】まず、ガラスなどの絶縁性基板1に、Al
やCrなどの金属やITOのような、透明でかつ電気伝
導性のある材料をスパッターまたはCVDの手段で積層
し、下部電極層8を形成する(図38を参照)。その上
に、TFTのオーミックコンタクト層を形成する、リン
などがドープされたn+ 型a−Si層2、チャネル層を
形成するa−Si:H層3、リンなどがドープされたn
+ 型a−Si層4を、順番に、CVDなどにより堆積す
る(図39を参照)。
【0040】その後、ゲート電極6が形成される部分に
おいて、堆積層を、ECRプラズマエッチングとリソグ
ラフィーを用いてエッチングする(図40を参照)。そ
して、絶縁層7となるa−SiNxなどを、CVDなど
により、必要な厚さに堆積した後(図41を参照)、ゲ
ート電極層6となるAlまたはCrなどの金属を堆積す
る(図42を参照)。そして、堆積したゲート電極の不
要な部分を、フォトリソグラフィーとECRプラズマエ
ッチングなどで、エッチングし、CVDなどにより、絶
縁層となるa−SiNxなどを堆積し、ゲート金属層6
を絶縁層で覆う(図43)。その後、絶縁層7の不要な
部分をエッチングで除去し(図44を参照)、AlやC
rなどの金属、または、ITOを堆積し、上部金属層5
を形成する(図45を参照)。TFTとなる部分と下部
電極層8以外のECRプラズマエッチングとを、リソグ
ラフィーを用いて、エッチングする(図46を参照)。
最後に、耐湿性向上の目的で、各素子、各配線類をa−
SiNxなどの保護膜(図示せず)で被覆する。
【0041】ここで、各層の膜厚は、デバイス特性を最
適なものとするために、最適化される。また、前記プロ
セスでは、オーミックコンタクト部をn+ 型a−Siと
したが、n型a−Siやp型a−Si、p+ 型a−Si
で構成してもよい。さらに、前記プロセスに用いる材料
は、非結晶、多結晶、結晶に限らず、また、光電変換素
子と同時にTFTを形成する方法を示したが、同時に形
成する方法のみに限らない。
【0042】(実施の形態5)図47〜図55には、本
発明の第5の実施の形態に係る、各半導体層および金属
層を連続して堆積するプロセスを用いた、PIN型フォ
トダイオードを有する縦形TFTの製造方法が順次、図
解されている。なお、ここでは、各部の名称を図13に
準じる。
【0043】まず、ガラスなどの絶縁性基板101に、
AlやCrなどの金属やITOのような、透明でかつ電
気伝導性のある材料を、スパッターまたはCVDで積層
して、下部電極層108を形成する(図47を参照)。
その上にTFTのオーミックコンタクト層であるn+
a−Si層102、および、正の電荷をもつキャリアが
下部電極層へ移動しないようにするためのn+ 型ガード
リング層109となる、リンなどがドープされたアモル
ファスシリコン層109’を形成し、また、チャネル層
103を形成するためのa−Si:H層、および、負の
電荷をもつキャリアがセンサ電極層へ移動しないように
するためのp+ 型ガードリング層110となるボロンな
どがドープされたアモルファスシリコン層110’を、
順番にCVDなどで堆積する。
【0044】その後、TFTのオーミックコンタクト層
となるn+ 型a−Si層104を形成する部分のp+
ガードリング層104’を、ECRプラズマエッチング
とリソグラフィーを用いてエッチングする(図48を参
照)。その後、リンなどがドープされたアモルファスシ
リコンを、CVDなどで堆積し、不要な部分をエッチン
グすることで、n+ 型a−Si層104とする。これら
堆積層からゲート電極106が形成される部分を、EC
Rプラズマエッチング法などで、エッチングすることに
より、除去する(図49を参照)。
【0045】更に、絶縁層107となるa−SiNxな
どを、CVDなどにより、必要な厚さに堆積した後(図
50を参照)、ゲート電極層106となるAlまたはC
rなどの金属を堆積する。そして、堆積したゲート電極
の不要な部分を、ECRプラズマエッチングとリソグラ
フィーを用いてエッチングし(図51を参照)、更に、
絶縁層107となるa−SiNxなどをCVDなどで堆
積し、ゲート金属層106を絶縁層107で覆う(図5
2を参照)。その後、絶縁層107の不要な部分をエッ
チングにて除去し(図53を参照)、更に、上部金属層
105およびセンサ電極112を形成するために、Al
またはCrなどの金属またはITOなどの透明な、電気
伝導性を有する材料112’を、CVDおよびスパッタ
ーによって、堆積する(図54を参照)。その後、堆積
した電極層112’を、上部電極層105とセンサ電極
層112とをエッチングにより分離し、最後に、光電変
換部であるPIN型フォトダイオードとTFTとを、下
部電極層を除いてトレンチ状にエッチングすることで、
分離する(図55を参照)。最後に、耐湿性向上の目的
で各素子、各配線類をa−SiNxなどの保護膜(図示
せず)で被覆する。
【0046】ここで、各層の膜厚は、デバイス特性を最
適なものとするために最適化される。また、前記プロセ
スでは、オーミックコンタクト部をn+ 型a−Siとし
たが、n型a−Siやp型a−Si、p+ 型a−Siに
しても差し支えない。さらに、上記プロセスに用いる材
料は、非結晶、多結晶、結晶に限らず、また、光電変換
素子と同時にTFTを形成する方法を示したが、その構
成のためには、他の方法でもよい。
【0047】(実施の形態6)図56〜図63には、本
発明に係わる第6の実施の形態が、即ち、各半導体およ
び金属層を連続して堆積するプロセスを用いた光電変換
素子を有する縦形TFTの製造方法が、順次に図解され
ている。なお、ここでの各部の名称は図27に準じる。
【0048】まず、ガラスなどの絶縁性基板301に、
下部電極層308をAlやCrといった金属やITOの
ような透明でかつ電気伝導性のある材料をスパッターま
たはCVDで形成する。光電変換層301で発生したキ
ャリアが下部電極層308へ通過することを阻止するた
めの絶縁層309をa−SiNxなどでCVDなどを用
いて堆積させる。その後、絶縁層309をセンサー面積
と素子分離に必要な面積を除いてエッチングなどにより
取り除く(図56を参照)。
【0049】さらに、TFTのオーミックコンタクト層
であるn+ 型a−Si層302となる、リンなどがドー
プされたn+ 型a−Si層をCVDなどで堆積する。そ
の後、絶縁層309を形成するa−SiNx層と重なる
上述のn+ 型a−Si層は、リソグラフィーとECRプ
ラズマエッチングを用いて取り除く。
【0050】そして、チャネル層303を形成するa−
Si:H層と、TFTのオーミックコンタクト層となる
+ 型a−Si層304とを、順にCVDなどで堆積す
る(図57を参照)。この堆積層の、ゲート電極306
が形成される部分を、リソグラフィーとECRプラズマ
エッチングを用いて取り除く(図58を参照)。そし
て、絶縁層307となるa−SiNxなどを、CVDな
どで、必要な厚さに堆積した後(図59を参照)、ゲー
ト電極層306となるAlまたはCrなどの金属を堆積
する。この堆積したゲート電極の不要な部分を、ECR
プラズマエッチングなどでエッチングし(図60を参
照)、絶縁層となるa−SiNxなどをCVDなどで堆
積し(図61を参照)、ゲート金属層307を絶縁層で
覆う。
【0051】次いで、絶縁層307の不要な部分をエッ
チングで除去した後、上部金属層305およびセンサ電
極312を形成するため、AlまたはCrなどの金属ま
たはITOなどの、透明なかつ電気伝導性を有する材料
312’を、CVDおよびスパッターで堆積する(図6
2を参照)。その後、堆積した電極層312’を、上部
電極層とセンサ電極層をエッチングにより分離し、最後
に、光電変換素子とTFTとの間を、下部電極層を除い
て、トレンチ状にエッチングすることで分離する(図6
3を参照)。最後に、耐湿性向上の目的で各素子、各配
線類をa−SiNxなどの保護膜(図示せず)で被覆す
る。
【0052】ここで、各層の膜厚は、デバイス特性を最
適なものとするために、最適化される。また、前記プロ
セスでは、オーミックコンタクト部をn+ 型a−Siと
したが、n型a−Siやp型a−Si、p+ 型a−Si
でもかまわない。さらに、前記プロセスに用いる材料
は、非結晶、多結晶、結晶に限らず、また、光電変換素
子と同時にTFTを形成する方法が示されているが、同
時に形成する方法に限らない。
【0053】(実施の形態7)図64には、本発明の第
7の実施の形態が示されており、ここでは、NIN型光
電変換素子を有する縦形TFTが、模式的に図解されて
いる。なお、図10中の破線で囲った600がTFT
部、601がNIN型光電変換部である。
【0054】ここで、符号501はガラス基板などの絶
縁基板、502はTFTのオーミックコンタクトを形成
する、リンなどがドープされたn+ 型a−Si層、50
3は水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)で形
成されるTFTのチャネル層、504はTFTのオーミ
ックコンタクトを形成する、リンなどがドープされたn
+ 型a−Si層、505はクロムCrまたはAlで形成
される上部電極層、506はCrまたはAlで形成され
るゲート電極層、507はa−SiNxの絶縁層であ
り、この絶縁層507は、チャネル層503、n+ 型a
−Si層502および504とゲート電極層506とを
電気的に絶縁する。
【0055】また、符号508はCrまたはAlで形成
される下部電極層であり、509はNIN型光電変換素
子において、下部電極層508とオーミックコンタクト
をとるため、リンなどがドープされたa−Siで形成さ
れる、n+ 型a−Si層である。更に、符号510はN
IN光電変換素子の光電変換部にあたるI層を形成す
る、a−Si:Hなどで形成される光電変換層、上部金
属電極層とオーミックコンタクトをとるため、リンなど
がドープされたa−Siで形成される、n+ 型a−Si
層、512はCrまたはAlで形成されるセンサ電極層
である。
【0056】次に、図65〜図72を参照して、各半導
体および金属層を連続して堆積するプロセスを用いたN
IN型光電変換素子を有する縦形TFTの製造方法を示
す。ここで、各部の名称は図64に準ずる。まず、ガラ
スなどの絶縁性基板501に、下部電極層508をAl
やCrなどの金属やITOのような、透明でかつ電気伝
導性のある材料を、スパッターまたはCVDで形成する
(図65を参照)。その上にセンサー、TFTのオーミ
ックコンタクト層を形成する、リンなどがドープされた
+ 型a−Si層(502、509)、チャネル層を形
成するa−Si:H層(503、510)、リンなどが
ドープされたn+ 型a−Si層(504、511)を順
番にCVDなどで堆積する(図66を参照)。その後、
堆積層の、ゲート電極507が形成される部分を、EC
Rプラズマエッチングとリソグラフィーを用いてエッチ
ングする(図67を参照)。そして、絶縁層507とな
るa−SiNxなどをCVDなどで必要な厚さに堆積す
る(図68を参照)。その後、ゲート電極層506とな
るAlまたはCrなどの金属を堆積する。堆積したゲー
ト電極の不要な部分をリソグラフィーとECRプラズマ
エッチングを用いて除去し(図69を参照)、絶縁層と
なるa−SiNxなどをCVDなどで堆積し、ゲート金
属層506を絶縁層で覆う(図70を参照)。
【0057】そして、絶縁層507の不要な部分をエッ
チングで除去した後、上部金属層505およびセンサ電
極層512を形成するAlまたはCrなど金属を堆積し
(図71を参照)、不要な部分をリソグラフィーとEC
Rプラズマエッチングで除去する。そして、TFTとな
る部分と光電変換素子部を分離するため、トレンチ状の
溝をリソグラフィーとエッチングを用いて形成する(図
72を参照)。最後に、耐湿性向上の目的で各素子、各
配線類をa−SiNxなどの保護膜(図示せず)で被覆
する。
【0058】ここで、各層の膜厚は、デバイス特性を最
適なものとするために、最適化される。また、前記プロ
セスでは、オーミックコンタクト部をn+ 型a−Siと
したが、n型a−Siやp型a−Si、p+ 型a−Si
でもかまわない。さらに、前記プロセスに用いる材料
は、非結晶、多結晶、結晶に限らず、また、光電変換素
子と同時にTFTを形成する方法を示したが、同時に形
成する方法のみには限らない。
【0059】このように、この実施の形態は、第5の実
施の形態とほぼ同じ製造プロセスを用いることができる
ので、一つの生産過程で、ディスプレイとエリアセンサ
ーを並行して生産できる特徴がある。
【0060】(実施の形態8)図73には、本発明に係
わる第1および第4の実施の形態における、3×3のマ
トリックス状配列の、第1の実施形態での縦形TFTを
用いた液晶ディスプレイが模式的に示されている。
【0061】なお、図73に示す符号の中で、図1にあ
るものと同じものを用いて表示している。また、符号7
00は画素に電圧を加えるための信号線であり、この信
号線700は上部電極層5と同時に形成することも可能
である。
【0062】液晶ディスプレイの駆動は、ゲート電圧駆
動集積回路(IC)と、データ電圧駆動ICで行われ
る。1本のゲート線のゲート電圧を、TFTがONでき
る正の電圧にし、液晶を反転させるべき画素のある信号
線に、データ電圧回路から必要な電圧を印加し、液晶を
反転させる。この動作を、ディスプレイの上から下もし
くは、下から上へ、順次、行うことで画像を表示するの
である。
【0063】図1において絶縁層7に覆われたゲート電
極6は、図73においては、ゲート電極であると同時
に、隣接する画素のゲート電極へと電圧を加えるための
配線をも兼ねている。よって、マトリックス全体におい
て、ゲート電極の占める割合を小さくすることができ、
感度の増加を期待できる。なお、この実施の形態では、
3×3のマトリックス状配列の液晶ディスプレイを示し
たが、マトリックス状配列の大きさは、3×3に限らな
い。
【0064】(実施の形態9)図74には、本発明に係
わる第2および第5の実施の形態において、3×3のマ
トリックス状配列の、第2の実施形態でのPIN型フォ
トダイオードを有する縦形TFTを用いたエリアセンサ
が、模式的に示されている。
【0065】なお、図74に示す符号の中で、図13に
ある符号のものは、同じものである。また、800は、
センサ光電変換により得られたキャリアを読み出し部へ
送るための信号線であり、この信号線800は、上部電
極層205と同時に形成することも可能である。
【0066】図13において絶縁層207に覆われたゲ
ート電極206は、図74に示されるように、ゲート電
極であると同時に、隣接するセンサー素子のゲート電極
へと電圧を加えるための配線を兼ねている。よって、マ
トリックス全体において、ゲート電極の占める割合を小
さくすることができ、感度の増加を期待できる。
【0067】なお、801は読み出し用アンプであり、
センサから信号線を介して送られてきたキャリアを、電
圧または電流として出力する。802は信号線を接地
し、容量に蓄積した電荷を無くす際に用いるスイッチン
グ素子、803は、読出すラインを選択するためのスイ
ッチング回路、804はTFTのオン/オフを司り、各
ラインのゲート電極に決まったタイミングで電圧を加え
ることができるシフトレジスタなどであり、805はP
INフォトダイオードにバイアスを加えるための電源で
ある。これら全ては、ICによって構成されて、センサ
部と別であってもかまわない。また、ここでは、3×3
のマトリックス状配列のエリアセンサーを示したが、マ
トリックス状配列の大きさは3×3に限らない。
【0068】次に、PIN型フォトダイオードを有する
縦形TFTを用いたエリアセンサの駆動方法を説明す
る。エリアセンサの動作は、駆動する順に、蓄積動作、
画像読み出し動作の2つの駆動状態に分けることができ
る。
【0069】蓄積動作は、ゲート電圧を0か、0に近い
正の電圧、または、負の電圧にし、TFTをオフした状
態で、マトリックスすべてのPINフォトダイオードに
逆バイアス(ここでは、負の電圧)を印加する。こうす
ることで、フォトダイオードとTFTとの間の容量に、
光電変換で発生したキャリアを蓄積できる。この状態で
は、PIN型フォトダイオードのエネルギーバンドは、
図75のようになり、光電変換層で発生した正の電荷を
持つキャリアは、n+ ガードリング半導体層に阻まれる
ので、TFT方向には流れない。逆に、負の電荷を持つ
キャリアは、p + ガードリング半導体層ダイオードにバ
イアスを掛ける電源側には流れにくくなるため、TFT
とフォトダイオードとの間の容量に効率よく蓄積させら
れる。
【0070】画像読み出しは、エリアセンサにおける横
1列のTFTのゲート電極に正の電圧を印加し、TFT
を一斉にオンさせ、TFTとフォトダイオードとの間の
容量に蓄積した電荷を信号線に送り、アンプで読出す信
号線を選択し、1画素の信号を読出す。その後、読み出
し動作が終わった画素の電荷をリセットするため、隣り
の画素を読出す前に、信号線800をグランド電位にす
る。この動作を繰り返すことで、センサの横1ラインの
データを読出せる。横1ラインの読み出しを終え、ゲー
ト電圧を0か、0に近い正の電圧、または、負の電圧に
し、TFTをオフし、次のラインの読み出し動作を行
う。エリアセンサすべての読み出しは、順次、各ライン
を駆動することで行う。
【0071】読み出し動作にかかる時間を短縮するため
に、読み出し用のアンプを信号線の数だけ用意し、横ラ
インを同時に読んでもかまわない。また、ある決まった
数の信号線の読み出しを行うように、アンプを用意し
て、横1ラインにおける複数のセンサの読み出しを同時
に行ってもかまわない。さらに、信号線をエリアセンサ
のある部分を境に分割し、二つのゲート電圧駆動用のシ
フトレジスタと、上下に読み出し用アンプとを用意し
て、エリアセンサの上下同時に読み出しを行ってもかま
わない。この場合、ゲート線を分割し、エリアセンサを
4分割して読み出しを行うような拡張も可能である。
【0072】(実施の形態10)図76には、本発明に
係わる第3および第6の実施の形態について、3×3の
マトリックス状配列の、第3の実施の形態での光電変換
素子を有する縦形TFTを用いたエリアセンサが模式的
に示されている。
【0073】なお、図76に示す符号の中で、図5にあ
る符号のものは、同じものである。また、900はセン
サにおいて光電変換により発生したキャリアを読み出し
部へ送るための信号線であり、この信号線900は、上
部電極層305と同時に形成することも可能である。
【0074】図5において絶縁層307に覆われたゲー
ト電極306は、図76に示すように、ゲート電極であ
ると同時に、隣接するセンサー素子のゲート電極へと電
圧を加えるための配線を兼ねている。よって、マトリッ
クス全体において、ゲート電極の占める割合を小さくす
ることができ、感度の増加を期待できる。
【0075】なお、901は読み出し用アンプであり、
センサから信号線を介して送られてきたキャリアを、電
圧または電流として出力する。902は信号線を接地
し、信号線およびTFT−光電変換部の容量に蓄積した
電荷を無くし、信号線をリフレッシュする際に用いるス
イッチング素子、903は、読出すラインを選択するた
めのスイッチング回路、903はTFTのオン/オフを
司り、各ラインのゲート電極に、決まったタイミング
で、電圧を加えることができるシフトレジスタなどであ
る。
【0076】また、905は光電変換素子に逆バイアス
を加えるための電源、906は電源905よりも電圧が
低いか、正負が逆の電圧を発生するセンサリフレッシュ
用電源、907は光電変換素子に加えるバイアスを切り
替えるスイッチング回路である。これら全ては、ICに
よって構成されて、センサ部と別であってもかまわな
い。なお、ここでは、3×3のマトリックス状配列のエ
リアセンサーを示したが、マトリックス状配列の大きさ
は3×3に限らない。
【0077】次に、光電変換素子を有する縦形TFTを
用いたエリアセンサの駆動方法を説明する。ここでは、
エリアセンサの動作、リフレッシュ動作、蓄積動作、画
像読み出し動作、の3つの駆動状態に分けることができ
る。
【0078】蓄積動作は、ゲート電圧を0か、0に近い
正の電圧、または、負の電圧にし、TFTをオフした状
態で、電源906にセンサを接続し、マトリックスすべ
ての光電変換素子に逆バイアス(ここでは、負の電圧)
を印加する。こうすることで、光電変換素子のa−Si
Nxで形成される絶縁層とa−Si:Hで形成される光
電変換層との界面に、光電変換で発生したキャリアを蓄
積できる。この状態では、光電変換素子のエネルギーバ
ンドは、図77のようになり、光電変換層で発生した正
の電荷を持つキャリアはn+ 型a−Si層に阻まれるの
で、電源905側には流れず、絶縁層と、光電変換層の
界面に蓄積する。
【0079】画像読み出しは、エリアセンサにおいて横
1列のTFTのゲート電極に正の電圧を印加し、TFT
を一斉にオンさせ、光電変換部に蓄積した電荷を信号線
に送り、読み出す信号線を選択し、アンプで信号として
読み出す。この動作を繰り返すことで、センサの横1ラ
インのデータを読み出せる。横1ラインの読み出しを終
わるとゲート電圧を0か、0に近い正の電圧、または、
負の電圧にし、TFTをオフし、つぎのラインの読み出
し動作を行う。エリアセンサすべての読み出しは、順
次、各ラインを駆動することで行う。
【0080】リフレッシュ動作は、絶縁層と光電変換層
の界面に蓄積したキャリアを、光電変換素子から吐き出
すため、まず、スイッチング回路907により、光電変
換素子に加える電圧をリフレッシュ電圧に変える。それ
と同時に、エリアセンサのすべてのTFTをオンし、信
号線を1本ずつ接地電位にすることで、下部金属電極層
ならびに信号線に蓄積した電荷を取り除く。また、光電
変換層に蓄積した電荷は電源部に流れる。
【0081】実際の駆動においては、最も良い画像が得
られるように、リフレッシュ動作、蓄積動作、読み出し
動作を組み合わせる配慮がなされる。即ち、読み出し、
リフレッシュ動作にかかる時間を短縮するために、読み
出し用アンプ901,スイッチング素子902を信号線
の数だけ用意し、横ラインを同時に読み出し、または、
リフレッシュしてもかまわない。また、ある決まった数
の信号線の読み出し、リフレッシュを行うように、アン
プ901とスイッチ素子902を用意して、横1ライン
中における複数のセンサの読み出しとリフレッシュと
を、同時に行ってもかまわない。
【0082】さらに、信号線をエリアセンサのある部分
を境に分割し、二つのゲート電圧駆動用のシフトレジス
タと、上下にアンプ901とスイッチ素子902を用意
して、エリアセンサの上下同時に読み出し、リフレッシ
ュを行ってもかまわない。この場合、ゲート線を分割
し、エリアセンサを4分割して読み出し、リフレッシュ
を行うような拡張が可能である。
【0083】(実施の形態11)図78には、本発明に
係わる第7の実施の形態において、3×3のマトリック
ス状配列のNIN型フォトダイオードを有する縦形TF
Tを用いたエリアセンサが模式的に示されている。
【0084】図78に示す符号の中で、図64にある符
号のものは、同じものである。また、1000はセンサ
光電変換により得られたキャリアを、読み出し部へ送る
ための信号線であり、この信号線1000は、上部電極
層505と同時に形成することも可能である。
【0085】図64において絶縁層507に覆われたゲ
ート電極506は、図78においては、ゲート電極であ
ると同時に、隣接するセンサー素子のゲート電極へと電
圧を加えるための配線を兼ねている。よって、マトリッ
クス全体において、ゲート電極の占める割合を小さくす
ることができ、感度の増加を期待できる。
【0086】なお、1001は読み出し用アンプであ
り、センサから信号線を介して送られてきたキャリアを
電圧または電流として出力する。1002は信号線を接
地し、容量に蓄積した電荷を無くす際に用いるスイッチ
ング素子、1003は読み出すラインを選択するための
スイッチング回路、1004はTFTのオン/オフを司
り、各ラインのゲート電極に決まったタイミングで電圧
を加えることができるシフトレジスタなどである。ま
た、1005はNINフォトダイオードにバイアスを加
えるための電源である。これら全ては、ICによって構
成されて、センサ部と別であってもかまわない。なお、
ここでは、3×3のマトリックス状配列のエリアセンサ
を示したが、マトリックス状配列の大きさは3×3に限
らない。
【0087】次に、NIN型フォトダイオードを有する
縦形TFTを用いたエリアセンサの駆動方法を説明す
る。エリアセンサの動作は、駆動する順に、蓄積動作、
画像読み出し動作の2つの駆動状態に分けることができ
る。
【0088】蓄積動作は、ゲート電圧を0か、0に近い
正の電圧、または、負の電圧にし、TFTをオフした状
態で、マトリックスすべてのPINフォトダイオードに
正のバイアスを印加する。ここで、光がセンサに照射さ
れると、光電変換層の電気抵抗が減少し、フォトダイオ
ードとTFTとの間の容量にキャリアを蓄積できる。
【0089】画像読み出しは、エリアセンサにおける横
1列のTFTのゲート電極に、正の電圧を印加し、TF
Tを一斉にオンさせ、TFTとフォトダイオードとの間
の容量に蓄積した電荷を、信号線に送り、アンプで読み
出す信号線を選択し、1画素の信号を読み出す。その
後、読み出し動作が終わった画素の電荷をリセットする
ため、隣りの画素を読み出す前に、信号線1000をグ
ランド電位にする。
【0090】この動作を繰り返すことで、センサの横1
ラインのデータを読み出せる。そして、横1ラインの読
み出しを終わるとゲート電圧を0か、0に近い正の電
圧、または、負の電圧にし、TFTをオフし、つぎのラ
インの読み出し動作を行う。このように、順次、各ライ
ンを駆動し、エリアセンサ全体の信号を出力させる。
【0091】なお、読み出し動作にかかる時間を短縮す
るために、読み出し用のアンプを信号線の数だけ用意
し、横ライン同時に読んでもかまわない。また、ある決
まった数の信号線の読み出しを行うようにアンプを用意
して、横1ラインにおける複数のセンサの読み出しを同
時に行ってもよい。さらに、信号線をエリアセンサのあ
る部分を境に分割し、二つのゲート電圧駆動用のシフト
レジスタと、上下に読み出し用アンプとを用意して、エ
リアセンサの上下同時に読み出しを行うこともできる。
この場合、ゲート線を分割し、エリアセンサを4分割し
て読み出しを行宇ような拡張が可能である。
【0092】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、チ
ャネル層、絶縁層、ゲート電極が縦一列に並ぶ構造とな
るので、一画素または一センサに占めるTFTの割合が
小さくなり、TFT液晶ディスプレイや光センサにおい
て、より高解像度化が可能となる。また、本発明によれ
ば、ゲート電極を縦長に設計することができるので、ゲ
ート電極の断面積の減少を抑えることができ、従来の構
造をもつTFTを有する画素の面積を縮小化した場合よ
りも高速駆動を可能とすることができ、さらに、光電変
換部とTFTとを同時に形成することができる。
【0093】また、a−Si:Hを用いたTFTにおい
て、光照射による構造欠陥の誘起は性能劣化において大
きな問題であるが、本発明によれば、TFTを用いたチ
ャネル部が縦型であることから、光が照射される面積が
非常に小さいため、光照射によるTFTの特性劣化は小
さくなり、耐久性の高いセンサやディスプレイを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施の形態を示す縦型T
FTの構造図である。
【図2】同じく、電気的構成を示す図である。
【図3】同じく、縦型TFTを製造するプロセス順序
(1)を示す説明図である。
【図4】同じく、縦型TFTを製造するプロセス順序
(2)を示す説明図である。
【図5】同じく、縦型TFTを製造するプロセス順序
(3)を示す説明図である。
【図6】同じく、縦型TFTを製造するプロセス順序
(4)を示す説明図である。
【図7】同じく、縦型TFTを製造するプロセス順序
(5)を示す説明図である。
【図8】同じく、縦型TFTを製造するプロセス順序
(6)を示す説明図である。
【図9】同じく、縦型TFTを製造するプロセス順序
(7)を示す説明図である。
【図10】同じく、縦型TFTを製造するプロセス順序
(8)を示す説明図である。
【図11】同じく、縦型TFTを製造するプロセス順序
(9)を示す説明図である。
【図12】同じく、縦型TFTを製造するプロセス順序
(10)を示す説明図である。
【図13】本発明に係わる第2の実施の形態を示すPI
N型フォトダイオードを有する縦型TFTの構造図であ
る。
【図14】同じく、等価回路図である。
【図15】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(1)を示す説明図
である。
【図16】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(2)を示す説明図
である。
【図17】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(3)を示す説明図
である。
【図18】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(4)を示す説明図
である。
【図19】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(5)を示す説明図
である。
【図20】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(6)を示す説明図
である。
【図21】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(7)を示す説明図
である。
【図22】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(8)を示す説明図
である。
【図23】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(9)を示す説明図
である。
【図24】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(10)を示す説明
図である。
【図25】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(11)を示す説明
図である。
【図26】同じく、PIN型フォトダイオードを有する
縦型TFTを製造するプロセス順序(12)を示す説明
図である。
【図27】本発明に係わる第3の実施の形態を示す光電
変換素子を有する縦型TFTの構造図である。
【図28】同じく、等価回路図である。
【図29】同じく、光電変換素子を有する縦型TFTを
製造するプロセス順序(1)を示す説明図である。
【図30】同じく、光電変換素子を有する縦型TFTを
製造するプロセス順序(2)を示す説明図である。
【図31】同じく、光電変換素子を有する縦型TFTを
製造するプロセス順序(3)を示す説明図である。
【図32】同じく、光電変換素子を有する縦型TFTを
製造するプロセス順序(4)を示す説明図である。
【図33】同じく、光電変換素子を有する縦型TFTを
製造するプロセス順序(5)を示す説明図である。
【図34】同じく、光電変換素子を有する縦型TFTを
製造するプロセス順序(6)を示す説明図である。
【図35】同じく、光電変換素子を有する縦型TFTを
製造するプロセス順序(7)を示す説明図である。
【図36】同じく、光電変換素子を有する縦型TFTを
製造するプロセス順序(8)を示す説明図である。
【図37】同じく、光電変換素子を有する縦型TFTを
製造するプロセス順序(9)を示す説明図である。
【図38】本発明に係わる第4の実施の形態を示す、半
導体層および金属層を連続した縦型TFTを製造するプ
ロセス順序(1)を示す説明図である。
【図39】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(2)を示す説明図であ
る。
【図40】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(3)を示す説明図であ
る。
【図41】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(4)を示す説明図であ
る。
【図42】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(5)を示す説明図であ
る。
【図43】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(6)を示す説明図であ
る。
【図44】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(7)を示す説明図であ
る。
【図45】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(8)を示す説明図であ
る。
【図46】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(9)を示す説明図であ
る。
【図47】本発明に係わる第5の実施の形態における、
半導体層と金属層を連続した縦型TFTを製造するプロ
セス順序(1)を示す説明図である。
【図48】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(2)を示す説明図であ
る。
【図49】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(3)を示す説明図であ
る。
【図50】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(4)を示す説明図であ
る。
【図51】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(5)を示す説明図であ
る。
【図52】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(6)を示す説明図であ
る。
【図53】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(7)を示す説明図であ
る。
【図54】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(8)を示す説明図であ
る。
【図55】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(9)を示す説明図であ
る。
【図56】本発明に係わる第6の実施の形態を示す、半
導体層と金属層を連続した縦型TFTを製造するプロセ
ス順序(1)を示す説明図である。
【図57】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(2)を示す説明図であ
る。
【図58】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(3)を示す説明図であ
る。
【図59】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(4)を示す説明図であ
る。
【図60】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(5)を示す説明図であ
る。
【図61】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(6)を示す説明図であ
る。
【図62】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(7)を示す説明図であ
る。
【図63】同じく、半導体層と金属層を連続した縦型T
FTを製造するプロセス順序(8)を示す説明図であ
る。
【図64】本発明に係わる第7の実施の形態を示す、N
IN型光電変換素子を有する縦型TFTの構造図であ
る。
【図65】同じく、NIN型光電変換素子を有する縦型
TFTを製造するプロセス順序(1)を示す説明図であ
る。
【図66】同じく、NIN型光電変換素子を有する縦型
TFTを製造するプロセス順序(2)を示す説明図であ
る。
【図67】同じく、NIN型光電変換素子を有する縦型
TFTを製造するプロセス順序(3)を示す説明図であ
る。
【図68】同じく、NIN型光電変換素子を有する縦型
TFTを製造するプロセス順序(4)を示す説明図であ
る。
【図69】同じく、NIN型光電変換素子を有する縦型
TFTを製造するプロセス順序(5)を示す説明図であ
る。
【図70】同じく、NIN型光電変換素子を有する縦型
TFTを製造するプロセス順序(6)を示す説明図であ
る。
【図71】同じく、NIN型光電変換素子を有する縦型
TFTを製造するプロセス順序(7)を示す説明図であ
る。
【図72】同じく、NIN型光電変換素子を有する縦型
TFTを製造するプロセス順序(8)を示す説明図であ
る。
【図73】本発明に係わる第1および第4の実施の形態
における、縦型TFTを用いた液晶ディスプレイ(第8
の実施の形態)の模式図である。
【図74】本発明に係わる第2および第5の実施の形態
における、縦型TFTを用いた液晶エリアセンサ(第9
の実施の形態)の模式図である。
【図75】同じく、ここで採用されたPIN型フォトダ
イオードのエネルギーバンドを示す図である。
【図76】本発明に係わる第2および第5の実施の形態
における、縦型TFTを用いた液晶エリアセンサ(第1
0の実施の形態)の模式図である。
【図77】同じく、ここで採用された光電変換素子のエ
ネルギーバンドを示す図である。
【図78】本発明に係わる第7の実施の形態における、
縦型TFTを用いた液晶エリアセンサ(第11の実施の
形態)の模式図である。
【符号の説明】
1、101、301、501 絶縁基板 2、102、302、502 n+ 型アモルファスシ
リコン(a−Si) 3、103、303、503 チャンネル層 4、104、304、504 n+ 型a−Si層 5、105、305、505 上部電極層 6、106、306、506 ゲート電極(層) 7、107、307、507 絶縁層 8、108、308、508 電極層 109 n+ガードリング層 110 光電変換層 111 p+ガードリング層 112 センサ電極層 309 絶縁層 310 光電変換半導体層 311 注入阻止層 312 センサー電極 400、600 TFT部 410、601 光電変換部(素子) 509 n+a−Si層 510 光電変換層 512 センサー電極 700 信号線 801、901、1001 アンプ 802、902、1002 スイッチング素子 803、903、1003 スイッチング回路 804、904、1004 シフトレジスタ(など) 805、905、1005 電源 900 信号線 906 センサリフレッシュ用電源 907 スイッチング回路 1000 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 JA28 JA37 JA38 JA41 JA42 JB56 KA05 KA12 KA24 LA02 LA16 4M118 AA08 AA10 AB01 AB10 BA05 CA05 CA07 CA14 CA32 CB06 CB14 DD12 EA01 EA14 FB09 FB13 FB21 5C094 AA04 AA05 AA10 AA13 BA03 BA43 CA19 DA13 EA04 FA01 FA02 FB12 FB14 FB15 GB10 5F088 AA03 AB05 BB03 CB04 CB07 CB14 EA08 EA20 FA04 FA05 GA02 LA07 5F110 AA03 AA04 BB01 BB10 BB13 CC09 DD02 EE03 EE04 EE44 EE45 FF03 FF29 GG02 GG12 GG13 GG15 GG35 GG44 HK03 HK04 HK07 HK09 HK16 HK21 HK25 HK33 HK34 NN02 NN24 NN35 NN71

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース部、チャネル部、ドレイン部およ
    びゲート部を有し、複数個のTFTを、絶縁基板上に2
    次元的に配列したマトリックスパネルにおいて、前記ソ
    ース部、チャネル部、ドレイン部が前記絶縁基板上に、
    縦方向に積層され、その側面に絶縁層、ゲート電極が形
    成された配置構造になっていることを特徴とするTFT
    マトリックスパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたTFTを、画像表
    示部におけるスイッチング素子として用いることを特徴
    とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されたTFTを、光電変
    換部におけるスイッチング素子として用いることを特徴
    とする光電変換装置。
  4. 【請求項4】 放射線を吸収して発光する蛍光体の、該
    発光を受光するように、請求項3に記載した光電変換部
    を配置すると共に、前記光電変換部を駆動するICと、
    前記光電変換部からの信号を処理するICとを有するこ
    とを特徴とする光電変換装置。
  5. 【請求項5】 前記光電変換部の光電変換素子は、絶縁
    基板側から、下部電極としての第1の金属層と、エレク
    トロンおよびホールの通過を阻止するアモルファス窒化
    シリコン絶縁層(a−SiNx)と、水素化アモルファ
    スシリコン光電変換層(a−Si:H)と、ホールキャ
    リアの注入を阻止するn+ 型の注入阻止層またはエレク
    トロンキャリアの注入を阻止するp+ 型の注入阻止層
    と、上部電極として前記注入阻止層上の一部に配置した
    第2の金属電極層または透明電極層とで構成されてお
    り、前記スイッチング素子は、絶縁基板側から、下部電
    極と、n型かn+ 型またはp型かp+ 型オーミックコン
    タクト層と、a−Si:Hのチャネル層と、n型かn+
    型またはp型かp+ 型オーミックコンタクト層と、それ
    らの側面に位置して形成されたa−SiNxの絶縁層
    と、該a−SiNx絶縁層で覆われたゲート電極と、そ
    の上に形成される第3の金属層または透明電極からなる
    上部電極とで構成されており、前記光電変換素子と前記
    スイッチング素子とは、同一基板上に同時に形成された
    各層を利用して、構成されたものであることを特徴とす
    る請求項3あるいは4に記載の光電変換装置。
  6. 【請求項6】 前記光電変換部の光電変換素子は、絶縁
    基板側から、下部電極としての第1の金属層と、ホール
    キャリアの注入を阻止するn+ 型の注入阻止層またはエ
    レクトロンキャリアの注入を阻止するp+ 型の注入阻止
    層と、水素化アモルファスシリコン光電変換層(a−S
    i:H)と、ホールキャリアの注入を阻止するn+ 型の
    注入阻止層またはエレクトロンキャリアの注入を阻止す
    るp+型の注入阻止層と、上部電極として前記注入阻止
    層上の一部に配置した第2の金属電極層または透明電極
    層とで構成されており、前記スイッチング素子は、絶縁
    基板側から、下部電極と、n型かn+ 型またはp型かp
    + 型オーミックコンタクト層と、a−Si:Hのチャネ
    ル層と、n型かn+ 型またはp型かp+ 型オーミックコ
    ンタクト層と、その側面に位置して形成されたa−Si
    Nxの絶縁層と、該a−SiNxの絶縁層で覆われたゲ
    ート電極と、その上に形成された第3の金属層または透
    明電極からなる上部電極とで構成されており、前記光電
    変換素子と、前記スイッチング素子は、同一基板上に同
    時に形成された各層を利用して、構成されたものである
    ことを特徴とする請求項3あるいは4に記載の光電変換
    装置。
  7. 【請求項7】 前記光電変換部の光電変換素子は、絶縁
    基板側から、下部電極としての第1の金属層と、n型か
    + 型またはp型かp+ 型オーミックコンタクト層と、
    水素化アモルファスシリコン光電変換層(a−Si:
    H)と、n型かn+ 型またはp型かp+ 型オーミックコ
    ンタクト層と、上部電極として前記オーミックコンタク
    ト層上の一部に配置した第2の金属電極層または透明電
    極層とで構成されており、前記スイッチング素子は、絶
    縁基板側から、下部電極と、n型かn+ 型またはp型か
    + 型オーミックコンタクト層と、a−Si:Hのチャ
    ネル層と、n型かn+ 型またはp型かp+ 型オーミック
    コンタクト層と、それらの側面に位置して形成されたa
    −SiNxの絶縁層と、該a−SiNxの絶縁層に覆わ
    れたゲート電極と、その上に形成された第3の金属層ま
    たは透明電極からなる上部電極とで構成されており、前
    記光電変換素子と前記スイッチング素子は、同一基板上
    に同時に形成された各層を利用して、構成されたもので
    あることを特徴とする請求項3あるいは4に記載の光電
    変換装置。
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