JPH1187298A - 洗浄処理装置及び洗浄処理方法 - Google Patents

洗浄処理装置及び洗浄処理方法

Info

Publication number
JPH1187298A
JPH1187298A JP26082397A JP26082397A JPH1187298A JP H1187298 A JPH1187298 A JP H1187298A JP 26082397 A JP26082397 A JP 26082397A JP 26082397 A JP26082397 A JP 26082397A JP H1187298 A JPH1187298 A JP H1187298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
chemical solution
pure water
tank
chemical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26082397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3343776B2 (ja
Inventor
Naoki Shindo
尚樹 新藤
Miyako Yamasaka
都 山坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP26082397A priority Critical patent/JP3343776B2/ja
Priority to DE19840989A priority patent/DE19840989A1/de
Priority to US09/149,852 priority patent/US6158447A/en
Priority to KR10-1998-0037119A priority patent/KR100455904B1/ko
Publication of JPH1187298A publication Critical patent/JPH1187298A/ja
Priority to US09/689,408 priority patent/US6592678B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3343776B2 publication Critical patent/JP3343776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡単にし、処理効率の向上及び気液界
面通過数を少なくして、パーティクルの付着低減やエッ
チング均一性の向上を図れるようにすること。 【解決手段】 洗浄液を貯留すると共に洗浄液中に半導
体ウエハWを浸漬してその表面を洗浄する洗浄槽30
と、洗浄槽30と純水供給源31とを接続する洗浄液供
給管33と、薬液を貯留する薬液貯留容器34と、注入
開閉切換弁35を介して洗浄液供給管33と薬液貯留容
器34とを接続する薬液供給管36と、薬液貯留容器3
4内に搬送用N2ガスを供給するN2ガス供給手段37と
で主要部を構成し、N2ガス供給手段37は、薬液貯留
容器34とN2ガス供給源39とを接続するN2ガス供給
管40に、N2ガス圧調整用のレギュレータ41を介設
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハやLCD用ガラス基板等の被処理体を薬液や純水等
の洗浄液に浸漬して洗浄する洗浄処理装置及び洗浄処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造装置の製造工程にお
いては、半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理体
(以下にウエハ等という)を例えばアンモニア水(NH
4OH)やフッ化水素酸(HF)等の薬液やリンス液
(純水)等の洗浄液が貯留された洗浄槽に順次浸漬して
洗浄を行う洗浄処理方法が広く採用されている。
【0003】従来のこの種の洗浄処理装置は、図9に示
すように、薬液例えば希釈フッ化水素酸(DHF)を貯
留すると共に循環供給する薬液槽aと、リンス液例えば
純水を貯留すると共にオーバーフローする洗浄槽bとを
具備してなる。この洗浄処理装置によれば、薬液槽a内
に貯留されると共に、薬液槽aに付設された循環配管c
を介して循環供給される希釈フッ化水素酸(DHF)中
に被処理体例えばウエハWを浸漬して、ウエハW表面に
付着したパーティクルの除去や化学的,物理的に吸着し
たNi,Cr等の重金属あるいは自然酸化膜等を除去す
ることができる。その後、薬液槽a内からウエハWを取
り出して洗浄槽b内に搬送し、そして、洗浄槽b内に貯
留されると共に、オーバーフローする純水中にウエハW
を浸漬して、ウエハW表面に付着する薬液を除去するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の洗浄処理装置においては、複数の処理槽すなわ
ち薬液槽aと洗浄槽bを有し、かつ、多くの配管設備を
必要とし、また、上記配管に加えて薬液と純水の秤量タ
ンク,ポンプ,ダンパ,フィルタあるいは多数のバルブ
等の配管機器が必要であるため、装置が大型となると共
に設備費が嵩むという問題があった。更には、被処理体
例えばウエハWの気液界面通過回数が多くなるため、ウ
エハWへのパーティクルの付着の虞れやエッチングの均
一性への配慮が必要であった。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、構造を簡単にすると共に、処理効率の向上を図り、
かつ気液界面通過数を少なくして、パーティクルの付着
低減やエッチング均一性の向上を図れるようにした洗浄
処理装置及び洗浄処理方法を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下のように構成する。
【0007】(1)請求項1記載の洗浄処理装置は、洗
浄液を貯留すると共に洗浄液中に被処理体を浸漬してそ
の表面を洗浄する洗浄槽と、上記洗浄槽と純水供給源と
を接続する洗浄液供給管と、薬液を貯留する薬液貯留容
器と、開閉切換手段を介して上記洗浄液供給管と薬液貯
留容器とを接続する薬液供給管と、上記薬液貯留容器内
に薬液搬送用ガスを供給するガス供給手段とを具備して
なり、上記ガス供給手段は、上記薬液貯留容器とガス供
給源とを接続するガス供給管に、ガス圧調整手段を介設
してなる、ことを特徴とする。この場合、上記薬液搬送
用ガスとして、不活性ガスを使用することができる(請
求項3)。
【0008】このように構成することにより、ガス圧調
整手段によって予め設定された圧力のガスを薬液貯留容
器内の薬液に供給することで、所定量の薬液を、洗浄槽
内へ供給される純水中に混入して所定の濃度の薬液を洗
浄槽内に貯留することができる。したがって、ガス圧の
調整のみによって所定の濃度の薬液を洗浄槽内に供給し
て、被処理体表面に付着するパーティクル,金属汚染物
質あるいは自然酸化膜等を除去することができる。
【0009】(2)請求項2記載の洗浄処理装置は、洗
浄液を貯留すると共に洗浄液中に被処理体を浸漬してそ
の表面を洗浄する洗浄槽と、上記洗浄槽と純水供給源と
を接続する洗浄液供給管と、薬液を貯留する薬液貯留容
器と、開閉切換手段を介して上記洗浄液供給管と薬液貯
留容器とを接続する薬液供給管と、上記薬液貯留容器内
に薬液搬送用ガスを供給するガス供給手段と、上記洗浄
液供給管に介設されて洗浄液供給管中を流れる純水の流
量を検出する純水流量検出手段とを具備してなり、上記
ガス供給手段は、上記薬液貯留容器とガス供給源とを接
続するガス供給管に、ガス圧調整手段を介設し、上記ガ
ス圧調整手段は、上記純水流量検出手段によって検出さ
れた検出信号に基づいて制御される、ことを特徴とす
る。この場合、上記薬液搬送用ガスとして、不活性ガス
を使用することができる(請求項3)。
【0010】このように構成することにより、純水の供
給量を純水流量検出手段によって純水流量の変動を検出
することができ、その検出信号に基づいてガス圧調整手
段を制御することができるので、正確に濃度調整された
薬液を洗浄槽内に供給することができる。
【0011】(3)請求項4記載の洗浄処理装置は、請
求項1又は2記載の洗浄処理装置において、 上記洗浄
槽を、被処理体を浸漬する内槽と、この内槽の開口部の
外方縁部を覆う外槽とで構成し、 上記外槽の底部と、
上記内槽内に配設される洗浄液供給部とを、循環管路に
て接続し、 上記循環管路に、循環ポンプ、温度調整手
段及びフィルタを介設してなる、ことを特徴とする。
【0012】このように構成することにより、必要に応
じて、洗浄槽内に貯留された薬液を循環供給することが
できる。したがって、薬液の消費量を削減することがで
きると共に、薬液の有効利用及びフィルタリングによる
パーティクルの低減を図ることができる。
【0013】(4)請求項5記載の洗浄処理装置は、請
求項1又は2記載の洗浄処理装置において、上記ガス供
給手段のガス供給管に、複数の開閉手段と絞り機構から
なるガス調整用分岐路を配設し、上記各開閉手段を選択
的に開閉動作可能に形成してなる、ことを特徴とする。
この場合、上記ガス調整用分岐路を他がいに並列に配設
してもよく、あるいは、直列に配設してもよい。
【0014】このように構成することにより、各開閉手
段を選択的に開閉動作させて、ガスの圧力調整幅を広範
囲に行うことができる。したがって、正確に濃度調整さ
れた薬液を洗浄槽内に供給することができる。
【0015】(5)請求項6記載の洗浄処理装置は、請
求項1又は2記載の洗浄処理装置において、 上記薬液
貯留容器に、液面検出手段を付設すると共に、液面検出
手段からの検出信号に基づいて薬液貯留容器内の薬液を
常時一定に保持するようにした、ことを特徴とする。
【0016】このように構成することにより、薬液貯留
容器内に貯留される薬液の貯留量を一定に維持すること
ができるので、薬液の貯留量に影響されることなく薬液
の純水への注入量を一定にすることができると共に、薬
液の濃度を一定にすることができる。
【0017】(6)請求項7記載の洗浄処理装置は、請
求項1、2又は6のいずれかに記載の洗浄処理装置にお
いて、 上記薬液貯留容器を、少なくとも直径以下の高
さを有する断面円形のタンクにて形成してなる、ことを
特徴とする。
【0018】このように構成することにより、薬液貯留
容器内に貯留される薬液の貯留量の変動による影響を抑
制して、薬液の純水への注入量を一定にすることができ
る。
【0019】(7)請求項8記載の洗浄処理方法は、洗
浄槽内に貯留される洗浄液中に被処理体を浸漬して被処
理体の表面を洗浄する洗浄方法において、 上記洗浄槽
で連続して供給される純水中に所定の濃度に希釈される
薬液をオーバーフローさせて上記被処理体を洗浄する第
一洗浄処理工程と、 上記希釈薬液が所定濃度に達した
際に、上記純水及び薬液の両方の供給を停止した状態
で、上記洗浄槽内の希釈液を所定温度に温度調節すると
共に循環させて上記被処理体を洗浄する第二洗浄処理工
程と、 上記洗浄槽で純水をオーバーフローさせて上記
被処理体に付着する薬液を洗浄する第三洗浄処理工程
と、を有することを特徴とする。
【0020】請求項8記載の洗浄処理方法によれば、薬
液洗浄後、希釈薬液が所定濃度に達した際に、純水及び
薬液の両方の供給を停止した状態で、洗浄槽内の希釈薬
液を所定温度に温度調整すると共に循環させて被処理体
を洗浄することにより、薬液の消費量を削減することが
できると共に、薬液の有効利用及びフィルタリング効果
によるパーティクル付着低減を図ることができる。
【0021】(8)請求項9記載の洗浄処理方法は、洗
浄槽内に貯留される洗浄液中に被処理体を浸漬して被処
理体の表面を洗浄する洗浄方法において、上記洗浄槽で
純水をオーバーフローさせて上記被処理体を洗浄する第
一洗浄工程と、上記洗浄槽で連続して供給される上記純
水中に所定の濃度に希釈される薬液をオーバーフローさ
せて上記被処理体を洗浄する第二洗浄工程と、上記希釈
薬液が所定濃度に達した際に上記純水及び薬液の両方の
供給を停止した状態で、上記洗浄槽内の希釈薬液を所定
温度に温度調整すると共に循環させて上記被処理体を洗
浄する第三洗浄工程と、上記洗浄槽で純水をオーバーフ
ローさせて上記被処理体に付着する薬液を洗浄する第四
洗浄工程と、を有することを特徴とする。
【0022】請求項9記載の発明によれば、純水洗浄及
び薬液洗浄後、希釈薬液が所定濃度に達した際に純水及
び薬液の両方の供給を停止した状態で、洗浄槽内の希釈
薬液を所定温度に温度調整すると共に循環させて被処理
体を洗浄することにより、薬液の消費量を削減すること
ができると共に、薬液の有効利用及びフィルタリング効
果によるパーティクル付着低減を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説
明する。
【0024】図1はこの発明に係る洗浄処理装置を適用
した洗浄処理システムの一例を示す概略平面図、図2は
図1の一部の概略側面図である。
【0025】上記洗浄処理システムは、被処理体である
半導体ウエハW(以下にウエハという)を水平状態に収
納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するための搬
送部2と、ウエハWを薬液、洗浄液等の液処理すると共
に乾燥処理する処理部3と、搬送部2と処理部3との間
に位置してウエハWの受渡し、位置調整及び姿勢変換等
を行うインターフェース部4とで主に構成されている。
【0026】上記搬送部2は、洗浄処理システムの一側
端部に併設して設けられる搬入部5と搬出部6とで構成
されている。また、搬入部5は、上部搬送機構7からキ
ャリア1を受け取る受取り部5aと、この受取り部5a
から水平に搬送されるキャリア1を載置する受渡し部5
bとからなり、受渡し部5bには、キャリア1を上部位
置とインターフェース部4の搬入口(図示せず)との間
で搬送するキャリアリフタ8が配設されている。また、
搬出部6には、キャリア1をインターフェース部4の搬
出口(図示せず)と上部との間で搬送するキャリアリフ
タ8が配設され、これらキャリアリフタ8によって搬入
部5間又は搬出部6間でのキャリア1の搬送を行うこと
ができると共に、空のキャリア1をインターフェース部
4の上方に設けられたキャリア待機部9への受け渡し及
びキャリア待機部9からの受け取りを行うことができる
ように構成されている(図2参照)。
【0027】上記インターフェース部4は、区画壁4c
によって区画される搬送部2に隣接する第1の室4a
と、処理部3に隣接する第2の室4bとで構成されてい
る。そして、第1の室4a内には、搬入部5(具体的に
は受渡し部5b)のキャリア1から複数枚のウエハWを
取り出して搬送する水平方向(X,Y方向),垂直方向
(Z方向)及び回転(θ方向)可能なウエハ取出しアー
ム10と、ウエハWに設けられたノッチを揃えるノッチ
アライナー11と、ウエハ取出しアーム10によって取
り出された複数枚のウエハWの間隔を調整する間隔調整
機構(図示せず)を具備すると共に、水平状態のウエハ
Wを垂直状態に変換する第1の姿勢変換装置12が配設
されている。
【0028】また、第2の室4b内には、処理済みの複
数枚のウエハWを処理部3から垂直状態のまま搬送する
後述するウエハ搬送チャック23から受け取ったウエハ
Wを垂直状態から水平状態に変換する第2の姿勢変換装
置13と、この第2の姿勢変換装置13によって水平状
態に変換された複数枚のウエハWを受け取ってウエハ受
取り部14に搬送された空のキャリア1内に収納する水
平方向(X,Y方向),垂直方向(Z方向)及び回転
(θ方向)可能なウエハ収納アーム15が配設されてい
る。なお、ウエハ受取り部14には、ウエハ受取り部1
4とキャリア待機部9との間でキャリアを搬送するキャ
リアリフタ8が配設されている。また、キャリア待機部
9には、ウエハ受渡し部5bによってウエハWを受渡し
た後の空のキャリア1やウエハ受取り部14でキャリア
1内にウエハWを収容したキャリタ1を所定の待機位置
あるいはウエハ受取り部14からキャリア待機部9に搬
送されたウエハWを収納したキャリア1を搬出部6の上
方へ移動するキャリア搬送ロボット16が配設されてい
る。
【0029】一方、上記処理部3には、ウエハWに付着
するパーティクルや有機物汚染を除去する第1の処理ユ
ニット19と、ウエハWに付着する金属汚染を除去する
第2の処理ユニット18と、ウエハWに付着する酸化膜
を除去する第3の処理ユニット17及びチャック洗浄ユ
ニット20が直線状に配列されている。なお、第3の処
理ユニット17の上方には乾燥処理ユニット21が配設
されている。なおこの場合、第3の処理ユニット17に
この発明に係る洗浄処理装置が適用されている。また、
これら各ユニット17〜20と対向する位置から上記イ
ンターフェース部4に延在して設けられた搬送路22
に、X,Y方向(水平方向)、Z方向(垂直方向)及び
回転(θ)可能なウエハ搬送チャック23が配設されて
いる。
【0030】次に、この発明に係る洗浄処理装置につい
て説明する。 ◎第一実施形態 図3はこの発明に係る洗浄処理装置の第一実施形態を示
す概略断面図である。
【0031】上記洗浄処理装置17は、薬液例えばフッ
化水素酸(HF)の希釈液(DHF)やリンス液例えば
純水等の洗浄液を貯留すると共に洗浄液中に被処理体例
えば半導体ウエハW(以下にウエハという)を浸漬して
その表面を洗浄する洗浄槽30と、この洗浄槽30と純
水供給源31とを接続すべく洗浄槽30内に配設される
洗浄液供給ノズル32と純水供給源31とを接続する洗
浄液供給管33と、薬液例えばフッ化水素酸(HF)を
貯留する薬液貯留容器34と、注入開閉切換弁35(開
閉切換手段)を介して洗浄液供給管33と薬液貯留容器
34とを接続する薬液供給管36と、薬液貯留容器34
内に薬液搬送用ガス例えば窒素(N2)ガス等の不活性
ガスを供給するN2ガス供給手段37(ガス供給手段)
とで主に構成されている。なお、洗浄液供給管33にお
ける純水供給源31の吐出口側には、開閉弁31Aが介
設されている。
【0032】この場合、洗浄槽30は、洗浄液を貯留す
る内槽30aと、この内槽30aの開口部の外方縁部を
覆う外槽30bとで構成されており、外槽30bの底部
に設けられた排出口に排出管38が接続されている。ま
た、N2ガス供給手段37は、薬液貯留容器34とN2ガ
ス供給源39とを接続するN2ガス供給管40に、N2ガ
ス圧調整手段例えばレギュレータ41、開閉弁42、圧
力変動吸収用ダンパ43及びフィルタ44を介設してな
る。
【0033】また、洗浄液供給管33における純水供給
源31側には、純水流量検出手段例えばフローメータ4
5が介設されており、このフローメータ45にて検出さ
れた洗浄液供給管33内を流れる純水の流量の検出信号
が制御手段例えば中央演算処理装置46(CPU)に伝
達され、CPU46で予め記憶された情報と比較演算処
理された制御信号が上記レギュレータ41に伝達されて
レギュレータ41が作動し得るように構成されている。
なお、フローメータ45に何等かのエラー原因が生じた
場合には、CPU46からアラーム表示されるように構
成されている。
【0034】また、薬液貯留容器34は、断面が円形な
例えば有底円筒状のタンクにて形成されており、かつタ
ンクの直径Aが少なくともタンクの高さBよりも大きく
(A≧B)形成されている。このように、薬液貯留容器
34の直径Aを少なくとも薬液貯留容器34の高さB以
上に形成することにより、薬液貯留容器34内に貯留さ
れる薬液(HF)の貯留量の変動による影響を抑制し
て、薬液(HF)の純水への注入量を一定にすることが
できる。
【0035】また、薬液貯留容器34の外側には、この
薬液貯留容器34内に貯留される薬液すなわちHFの液
面を検出する液面検出手段例えばレベルセンサ47が配
設されており、このレベルセンサ47によって検出され
た検出信号がCPU46に伝達され、CPU46からの
制御信号に基づいてHF供給源48と薬液貯留容器34
とを接続するHF供給管49に介設される開閉弁50が
開閉動作し得るように構成されている。このように構成
することにより、薬液貯留容器34内に貯留されるHF
の貯留量を一定に維持することができるので、HFの貯
留量に影響されることなくHFの純水への注入量を一定
にすることができると共に、HFの濃度を一定にするこ
とができる。
【0036】上記のように構成される洗浄処理装置にお
いて、注入開閉切換弁35を操作して純水供給源31と
洗浄槽30とを連通状態にすることにより、純水供給源
31から洗浄液供給管33及び洗浄液供給ノズル32を
介して純水が洗浄槽30内に貯留されると共に、オーバ
ーフローして洗浄槽30内に収容される複数枚のウエハ
Wの洗浄を行うことができる。また、注入開閉切換弁3
5を操作して純水供給源31からの純水を流通させた状
態で薬液供給管36側を開放状態とし、この状態でN2
ガス供給管40に介設された開閉弁42を開放すると共
に、レギュレータ41を作動することにより、予めシュ
ミレータによって設定された所定の圧力のN2ガスが薬
液貯留容器34内に供給されて薬液貯留容器34内から
薬液すなわちHFの所定量が薬液供給管36を介して洗
浄液供給管33内に流れ、純水によって希釈されて所定
濃度の薬液すなわち希釈フッ化水素酸(DHF)が洗浄
槽30内に供給される。これにより、予めシュミレータ
によって設定された所定濃度のDHFが洗浄槽30内に
貯留されると共に、オーバーフローして洗浄槽30内に
収容されたウエハWの表面に付着するパーティクルや酸
化膜等を除去することができる。
【0037】◎第二実施形態 図4はこの発明に係る洗浄処理装置の第二実施形態を示
す概略断面図である。
【0038】第二実施形態は、N2ガス圧の調整幅を広
範囲にして、薬液例えばHFの濃度の微細調整を可能に
した場合である。すなわち、N2ガス供給管40に、複
数(図面では3つの場合を示す)の開閉手段例えば第1
ないし第3の開閉弁51a〜51cと絞り機構例えばオ
リフィス52a〜52cからなる第1ないし第3のN2
ガス調整用分岐路53a〜53cを互いに並列に配設
し、各開閉弁51a〜51cを選択的に開閉動作可能に
形成した場合である。
【0039】このように構成することにより、各開閉弁
51a〜51cの1つをを選択的に開閉動作するか、あ
るいは任意の複数の開閉弁51a,51b,51cを同
時に開閉動作することができ、それに伴ってN2ガス圧
を任意の設定圧に調整することができると共に、HFの
吐出量を調整することができる。したがって、薬液(H
F)の濃度の微細調整が可能となり、ウエハWの種類や
枚数等に対応した濃度のHFを供給して薬液処理を施す
ことができる。また、一度に全ての開閉弁51a〜51
cを開放して濃度の高いHFを洗浄槽30に供給するこ
とにより、薬液処理の立上げを早くする等の手法も採用
することができる。
【0040】なお、第二実施形態において、N2ガス調
整用分岐路53a〜53c及び開閉弁51a〜51cが
3つの場合について説明したが、勿論3つ以外の複数例
えば2つあるいは4つ以上のN2ガス調整用分岐路及び
開閉弁を設けてもよい。また、第二実施形態において、
開閉手段が開閉弁51a〜51cとオリフィス52a〜
52cとからなる場合について説明したが、これに代え
て流量制御弁にて開閉手段を構成してもよい。また、上
記説明では、開閉手段が、開閉弁51a〜51cとオリ
フィス52a〜52cとからなる第1ないし第3のN2
ガス調整用分岐路53a〜53cを互いに並列に配設す
る場合について説明したが、必ずしもN2ガス調整用分
岐路は並列にする必要はなく、直列に配設してもよい。
すなわち、図5に示すように、N2ガス調整用の複数
(図面では3つの場合を示す)の開閉手段例えば第1な
いし第3の弁54a〜54cを直列に配設してもよい。
【0041】この場合、第1の弁54aを開閉弁にて形
成し、第2の弁54bを大流量と小流量が調節可能な流
量制御弁にて形成し、そして第3の弁54cを大流量と
中流量が調節可能な流量制御弁にて形成することによ
り、以下のような流量制御(調整)を可能にすることが
できる。すなわち、小流量のN2ガスを供給する場合
は、第1の弁54aを開状態にし、第2の弁54bを小
流量、第3の弁54cを中流量にする。また、中流量の
N2ガスを供給する場合は、第1の弁54aを開状態に
し、第2の弁54bを大流量、第3の弁54cを中流量
にする。また、大流量のN2ガスを供給する場合は、第
1の弁54aを開状態にし、第2の弁54bを大流量、
第3の弁54cを大流量にする。なお、N2ガスの供給
を停止する場合は、第1の弁54aを閉状態にすればよ
い。
【0042】なお、第二実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0043】次に、上記第一実施形態及び第二実施形態
の洗浄処理装置を用いた洗浄処理の手順の一例につい
て、図6を参照して説明する。まず、注入開閉切換弁3
5を操作して純水供給源31と洗浄槽30とを連通状態
にし、洗浄液供給ノズル32から洗浄槽30内に純水を
供給して洗浄槽30内に純水を貯留し、純水内にウエハ
Wを浸漬すると共に、純水をオーバーフローさせる{第
一洗浄工程:図6(a)}。
【0044】次に、注入開閉切換弁35を操作して純水
供給源31からの純水を流通させた状態で薬液供給管3
6側を開放状態とし、この状態でN2ガス供給管40に
介設された開閉弁42を開放すると共に、レギュレータ
41を作動あるいはレギュレータ41と共に所定の開閉
弁51a〜51c又は弁54a〜54cを開放すると、
所定の圧力のN2ガスが薬液貯留容器34内に供給され
る。これにより、薬液貯留容器34内から薬液すなわち
HFの所定量が薬液供給管36を介して洗浄液供給管3
3内に流れ、純水によって希釈されて所定濃度の薬液す
なわち希釈フッ化水素酸(DHF)が洗浄槽30内に供
給され、DHF中にウエハWが浸漬されると共に、DH
Fがオーバーフローして、ウエハW表面に付着する金属
汚染物の除去あるいはウエハW表面の酸化膜等を除去す
る{第二洗浄工程:図6(b)}。
【0045】次に、注入開閉切換弁35を操作して、再
び純水供給源31と洗浄槽30とを連通状態にする一
方、開閉弁42;51a〜51c;54aを閉じて、洗
浄槽30内に純水を供給してDHFを純水に置換し、純
水内にウエハWを浸漬すると共に、純水をオーバーフロ
ーしてウエハWに付着する薬液すなわちHFを除去する
{第三洗浄工程:図6(c)}。
【0046】上記のように、洗浄槽30で純水をオーバ
ーフローさせてウエハWを洗浄した後、洗浄槽30に連
続して供給される純水中に所定の濃度に希釈される薬液
例えばHFをオーバーフローさせてウエハWを洗浄し、
その後、再び洗浄槽30で純水をオーバーフローさせて
ウエハWに付着するHFを洗浄することにより、純水か
らDHFに置換される際にウエハWの面内均一性が低下
するが、再びDHFから純水に置換することで、均一性
が修復されるので、高いエッチング均一性が得られる。
よって、この洗浄処理方法によれば、洗浄効率の向上を
図ることができる。
【0047】◎第三実施形態 図7はこの発明に係る洗浄処理装置の第三実施形態を示
す概略断面図である。
【0048】第三実施形態は、薬液の消費量を削減する
と共に、薬液の有効利用を図れるようにした場合であ
る。すなわち、洗浄槽30を構成する外槽30bの底部
に設けられた排出口と、洗浄槽30内に配設される洗浄
液供給ノズル32(洗浄液供給部)とを循環管路60に
て接続すると共に、この循環管路60に、排出口側から
洗浄液供給ノズル32側に向かって順に、開閉弁61,
循環ポンプ62,温度調整機構63,フィルタ64及び
弁65を介設して、洗浄槽30内に貯留された薬液例え
ばHF等を循環供給してウエハWの表面に付着する金属
汚染物や酸化膜を除去するようにした場合である。
【0049】なお、第三実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態及び第二実施形態と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付して、その説明は省略す
る。
【0050】次に、第三実施形態の洗浄処理装置を用い
た洗浄処理の手順の一例について、図8を参照して説明
する。まず、注入開閉切換弁35を操作して純水供給源
31と洗浄槽30とを連通状態にし、洗浄液供給ノズル
32から純水を洗浄槽30内に供給して、洗浄槽30内
に純水を貯留し、純水内にウエハWを浸漬すると共に、
純水をオーバーフローする{第一洗浄工程:図8
(a)}。
【0051】次に、注入開閉切換弁35を操作して純水
供給源31からの純水を流通させた状態で薬液供給管3
6側を開放状態とし、この状態でN2ガス供給管40に
介設された開閉弁42を開放すると共に、レギュレータ
41を作動あるいはレギュレータ41と共に所定の開閉
弁51a〜51cを開放すると、所定の圧力のN2ガス
が薬液貯留容器34内に供給される。これにより、薬液
貯留容器34内から薬液例えばHFの所定量が薬液供給
管36を介して洗浄液供給管33内に流れ、純水によっ
て希釈されて所定濃度のDHFが洗浄槽30内に供給さ
れ、DHF中にウエハWが浸漬されると共に、DHFが
オーバーフローして、ウエハW表面に付着する金属汚染
物あるいは酸化膜等を除去する{第二洗浄工程:図8
(b)}。
【0052】次に、開閉弁31Aを閉じて純水の供給を
停止すると共に、注入開閉切換弁35及び開閉弁42;
51a〜51cを閉じてDHFの供給を停止した後、循
環管路60に介設された開閉弁61を開放すると共に、
循環ポンプ62を駆動して洗浄槽30内に貯留されたD
HFを、温度調整機構63により所定温度に温調すると
共に、フィルタ64によって濾過(フィルタリング)し
て循環供給し、DHF中に浸漬されるウエハW表面に付
着する金属汚染物あるいは酸化膜の除去を続行する{第
三洗浄工程:図8(c)}。
【0053】次に、開閉弁31Aを開放して、再び純水
供給源31と洗浄槽30とを連通状態にする一方、注入
開閉切換弁35及び開閉弁42;51a〜51cを閉じ
たままにして、洗浄槽30内に純水を供給してDHFを
純水に置換し、純水内にウエハWを浸漬すると共に、純
水をオーバーフローしてウエハWに付着する薬液すなわ
ちHFを除去する{第四洗浄工程:図8(d)}。
【0054】上記のように、洗浄槽30で純水をオーバ
ーフローさせてウエハWを洗浄した後、洗浄槽30に連
続して供給される純水中に所定の濃度に希釈される薬液
例えばDHFをオーバーフローさせてウエハWを洗浄
し、その後、DHFの供給を停止して、洗浄槽30内に
貯留されたDHFを温調すると共にフィルタリングしつ
つ循環供給して洗浄し、再び洗浄槽30で純水をオーバ
ーフローさせてウエハWに付着するHFを洗浄すること
により、純水からDHFに置換される際にウエハWの面
内均一性が低下するが、再びDHFから純水に置換する
ことで、均一性が修復されるので、高いエッチング均一
性が得られ、洗浄効率の向上を図ることができる。ま
た、洗浄槽30内に貯留された薬液例えばDHFを温調
すると共にフィルタリングしつつ循環供給することで、
DHFの消費量を低減することができると共に、DHF
の有効利用及びフィルタリングによるパーティクル付着
低減を図ることができる。
【0055】なお、上記実施形態では、この発明の洗浄
処理装置が第3の処理ユニット17に適用される場合に
ついて説明したが、第1及び第2の処理ユニット19,
18にも適用できることは勿論である。また、上記実施
形態では、この発明の洗浄処理装置及び洗浄処理方法を
半導体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合につい
て説明したが、半導体ウエハ以外のLCD用ガラス基板
等にも適用できることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0057】(1)請求項1記載の発明によれば、ガス
圧の調整のみによって所定の濃度の薬液を洗浄槽内に供
給して、被処理体表面に付着するパーティクル,金属汚
染物質あるいは自然酸化膜等を除去することができるの
で、構成部材の削減及び装置の小型化を図ることができ
る。また、処理効率の向上が図れると共に、気液界面通
過数を少なくして、パーティクルの付着低減やエッチン
グ均一性の向上が図れる。
【0058】(2)請求項2記載の発明によれば、純水
の供給量を純水流量検出手段によって検出することがで
き、その検出信号に基づいてガス圧調整手段を制御する
ことができるので、上記(1)に加えて更に正確に濃度
調整された薬液を洗浄槽内に供給することができる。
【0059】(3)請求項4記載の発明によれば、必要
に応じて、洗浄槽内に貯留された薬液を循環供給するこ
とができるので、上記(1)に加えて、薬液の消費量を
削減することができると共に、薬液の有効利用を図るこ
とができる。
【0060】(4)請求項5記載の発明によれば、各開
閉手段を選択的に開閉動作させて、ガスの圧力調整幅を
広範囲に行うことができるので、上記(1)に加えて正
確に濃度調整された薬液を洗浄槽内に供給することがで
きる。
【0061】(5)請求項6記載の発明によれば、薬液
貯留容器内に貯留される薬液の貯留量を一定に維持する
ことができるので、上記(1)に加えて薬液の貯留量に
影響されることなく薬液の純水への注入量を一定にする
ことができると共に、薬液の濃度を一定にすることがで
きる。
【0062】(6)請求項7記載の発明によれば、上記
(1)及び(5)に加えて薬液貯留容器内に貯留される
薬液の貯留量の変動による影響を抑制して、薬液の純水
への注入量を一定にすることができる。
【0063】(7)請求項8記載の発明によれば、薬液
洗浄後、希釈薬液の供給を停止した状態で、洗浄槽内の
希釈薬液を所定温度に温度調整すると共に循環させて被
処理体を洗浄するので、薬液の消費量を削減することが
できると共に、薬液の有効利用及びフィルタリング効果
によるパーティクル付着低減を図ることができる。
【0064】(8)請求項9記載の発明によれば、純水
洗浄及び薬液洗浄後、希釈薬液の供給を停止した状態
で、洗浄槽内の希釈薬液を所定温度に温度調整すると共
に循環させて被処理体を洗浄するので、薬液の消費量を
削減することができると共に、薬液の有効利用及びフィ
ルタリング効果によるパーティクル付着低減を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る洗浄処理装置を適用した洗浄処
理システムの概略平面図である。
【図2】上記洗浄処理システムの一部の概略側面図であ
る。
【図3】この発明に係る洗浄処理装置の第一実施形態を
示す概略断面図である。
【図4】この発明に係る洗浄処理装置の第二実施形態を
示す概略断面図である。
【図5】第二実施形態の別の形態を示す概略断面図であ
る。
【図6】上記第一実施形態及び第二実施形態の洗浄処理
装置を用いた洗浄処理方法の手順を示す概略断面図であ
る。
【図7】この発明に係る洗浄処理装置の第三実施形態を
示す概略断面図である。
【図8】上記第三実施形態の洗浄処理装置を用いた洗浄
処理方法の手順を示す概略断面図である。
【図9】従来の洗浄処理方法の手順の一例を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) 30 洗浄槽 30a 内槽 30b 外槽 31 純水供給源 33 洗浄液供給管 34 薬液貯留容器 35 注入開閉切換弁(開閉切換手段) 36 薬液供給管 37 N2ガス供給手段(ガス供給手段) 39 N2ガス供給源 40 N2ガス供給管 41 レギュレータ(ガス圧調整手段) 42 開閉弁 45 フローメータ(純水流量検出手段) 46 CPU 47 レベルセンサ(液面検出手段) 48 HF供給源 49 HF供給管 50 開閉弁 51a〜51c 開閉弁(開閉手段) 52a〜52c オリフィス(絞り機構) 53a〜53c N2ガス圧調整用分岐路(ガス圧調整
用分岐路) 54a〜54c 第1ないし第3の弁(開閉手段) 60 循環管路 61 開閉弁 62 循環ポンプ 63 温度調整機構 64 フィルタ 65 弁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を貯留すると共に洗浄液中に被処
    理体を浸漬してその表面を洗浄する洗浄槽と、 上記洗浄槽と純水供給源とを接続する洗浄液供給管と、 薬液を貯留する薬液貯留容器と、 開閉切換手段を介して上記洗浄液供給管と薬液貯留容器
    とを接続する薬液供給管と、 上記薬液貯留容器内に薬液搬送用ガスを供給するガス供
    給手段とを具備してなり、 上記ガス供給手段は、上記薬液貯留容器とガス供給源と
    を接続するガス供給管に、ガス圧調整手段を介設してな
    る、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  2. 【請求項2】 洗浄液を貯留すると共に洗浄液中に被処
    理体を浸漬してその表面を洗浄する洗浄槽と、 上記洗浄槽と純水供給源とを接続する洗浄液供給管と、 薬液を貯留する薬液貯留容器と、 開閉切換手段を介して上記洗浄液供給管と薬液貯留容器
    とを接続する薬液供給管と、 上記薬液貯留容器内に薬液搬送用ガスを供給するガス供
    給手段と、 上記洗浄液供給管に介設されて洗浄液供給管中を流れる
    純水の流量を検出する純水流量検出手段とを具備してな
    り、 上記ガス供給手段は、上記薬液貯留容器とガス供給源と
    を接続するガス供給管に、ガス圧調整手段を介設し、 上記ガス圧調整手段は、上記純水流量検出手段によって
    検出された検出信号に基づいて制御される、ことを特徴
    とする洗浄処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の洗浄処理装置にお
    いて、 上記薬液搬送用ガスが、不活性ガスであることを特徴と
    する洗浄処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の洗浄処理装置にお
    いて、 上記洗浄槽を、被処理体を浸漬する内槽と、この内槽の
    開口部の外方縁部を覆う外槽とで構成し、 上記外槽の底部と、上記内槽内に配設される洗浄液供給
    部とを、循環管路にて接続し、 上記循環管路に、循環ポンプ、温度調整手段及びフィル
    タを介設してなる、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の洗浄処理装置にお
    いて、 上記ガス供給手段のガス供給管に、複数の開閉手段と絞
    り機構からなるガス調整用分岐路を配設し、 上記各開閉手段を選択的に開閉動作可能に形成してな
    る、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の洗浄処理装置にお
    いて、 上記薬液貯留容器に、液面検出手段を付設すると共に、
    液面検出手段からの検出信号に基づいて薬液貯留容器内
    の薬液を常時一定に保持するようにした、ことを特徴と
    する洗浄処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2又は6のいずれかに記載の
    洗浄処理装置において、 上記薬液貯留容器を、少なくとも直径以下の高さを有す
    る断面円形のタンクにて形成してなる、ことを特徴とす
    る洗浄処理装置。
  8. 【請求項8】 洗浄槽内に貯留される洗浄液中に被処理
    体を浸漬して被処理体の表面を洗浄する洗浄方法におい
    て、 上記洗浄槽で連続して供給される純水中に所定の濃度に
    希釈される薬液をオーバーフローさせて上記被処理体を
    洗浄する第一洗浄処理工程と、 上記希釈薬液が所定濃度に達した際に、上記純水及び薬
    液の両方の供給を停止した状態で、上記洗浄槽内の希釈
    液を所定温度に温度調節すると共に循環させて上記被処
    理体を洗浄する第二洗浄処理工程と、 上記洗浄槽で純水をオーバーフローさせて上記被処理体
    に付着する薬液を洗浄する第三洗浄処理工程と、を有す
    ることを特徴とする洗浄処理方法。
  9. 【請求項9】 洗浄槽内に貯留される洗浄液中に被処理
    体を浸漬して被処理体の表面を洗浄する洗浄方法におい
    て、 上記洗浄槽で純水をオーバーフローさせて上記被処理体
    を洗浄する第一洗浄工程と、 上記洗浄槽で連続して供給される上記純水中に所定の濃
    度に希釈される薬液をオーバーフローさせて上記被処理
    体を洗浄する第二洗浄工程と、 上記希釈薬液が所定濃度に達した際に、上記純水及び薬
    液の両方の供給を停止した状態で、上記洗浄槽内の希釈
    薬液を所定温度に温度調整すると共に循環させて上記被
    処理体を洗浄する第三洗浄工程と、 上記洗浄槽で純水をオーバーフローさせて上記被処理体
    に付着する薬液を洗浄する第四洗浄工程と、を有するこ
    とを特徴とする洗浄処理方法。
JP26082397A 1997-09-09 1997-09-09 洗浄処理装置及び洗浄処理方法 Expired - Fee Related JP3343776B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26082397A JP3343776B2 (ja) 1997-09-09 1997-09-09 洗浄処理装置及び洗浄処理方法
DE19840989A DE19840989A1 (de) 1997-09-09 1998-09-08 Reinigungsverfahren und Reinigungsgerät
US09/149,852 US6158447A (en) 1997-09-09 1998-09-08 Cleaning method and cleaning equipment
KR10-1998-0037119A KR100455904B1 (ko) 1997-09-09 1998-09-09 세정처리방법및세정처리장
US09/689,408 US6592678B1 (en) 1997-09-09 2000-10-12 Cleaning method and cleaning equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26082397A JP3343776B2 (ja) 1997-09-09 1997-09-09 洗浄処理装置及び洗浄処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1187298A true JPH1187298A (ja) 1999-03-30
JP3343776B2 JP3343776B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=17353264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26082397A Expired - Fee Related JP3343776B2 (ja) 1997-09-09 1997-09-09 洗浄処理装置及び洗浄処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3343776B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101297111B1 (ko) * 2011-12-20 2013-08-21 비나텍주식회사 셀 세척 시스템 및 세척 방법
CN111354637A (zh) * 2020-02-28 2020-06-30 通威太阳能(眉山)有限公司 一种氢氟酸循环利用洗石墨舟的方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101943238B1 (ko) 2014-09-16 2019-01-28 오르가노 코포레이션 희석액 제조방법 및 희석액 제조장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101297111B1 (ko) * 2011-12-20 2013-08-21 비나텍주식회사 셀 세척 시스템 및 세척 방법
CN111354637A (zh) * 2020-02-28 2020-06-30 通威太阳能(眉山)有限公司 一种氢氟酸循环利用洗石墨舟的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3343776B2 (ja) 2002-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100455904B1 (ko) 세정처리방법및세정처리장
JP3142195B2 (ja) 薬液供給装置
EP0855736A2 (en) Apparatus for and method of cleaning object to be processed
JPH10321586A (ja) 乾燥処理方法及びその装置
JPH1197403A (ja) 処理装置
EP0833376B1 (en) Apparatus for and method of cleaning objects to be processed
JP2000003895A (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理装置
JP4884999B2 (ja) 基板処理装置
JP3254520B2 (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理システム
JP3343776B2 (ja) 洗浄処理装置及び洗浄処理方法
JPH11204476A (ja) 洗浄処理装置及び洗浄処理方法
JP3451567B2 (ja) 洗浄処理装置
JP3888612B2 (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理装置
JP3254519B2 (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理システム
JP3341206B2 (ja) 洗浄処理装置及び洗浄処理方法
JP2001157833A (ja) 液処理装置及び液処理方法
JPH11150094A (ja) 洗浄処理方法
JP3557581B2 (ja) 液処理装置
JP3144733B2 (ja) 基板処理装置
JPH11300296A (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理装置
JP3892670B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JPH11290799A (ja) 洗浄処理装置
JP2002118086A5 (ja)
JPH04334579A (ja) 洗浄装置
JPH11340176A (ja) 浸漬型基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020806

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140830

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees