JPH11300296A - 洗浄処理方法及び洗浄処理装置 - Google Patents
洗浄処理方法及び洗浄処理装置Info
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- JPH11300296A JPH11300296A JP10637598A JP10637598A JPH11300296A JP H11300296 A JPH11300296 A JP H11300296A JP 10637598 A JP10637598 A JP 10637598A JP 10637598 A JP10637598 A JP 10637598A JP H11300296 A JPH11300296 A JP H11300296A
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- cleaning
- liquid
- liquid supply
- supply pipe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄性能の向上及び洗浄精度の向上を図れる
ようにした洗浄処理方法及び洗浄処理装置を提供するこ
と。 【解決手段】 半導体ウエハWを収容する処理槽30
と、処理槽30と薬液タンク36とを接続する薬液供給
管路35と、処理槽30と純水供給源31とを接続する
純水供給管路33と、を具備する洗浄処理装置におい
て、薬液供給管路35と純水供給管路33とを開閉弁3
4を介して接続し、純水供給管路33にヒータ37を介
設する。これにより、所定温度の処理液で洗浄処理例え
ばエッチング処理を行った後、処理液の温度より低い温
度のリンス液でリンス処理を行うことで、エッチングの
均一性を向上させることができる。
ようにした洗浄処理方法及び洗浄処理装置を提供するこ
と。 【解決手段】 半導体ウエハWを収容する処理槽30
と、処理槽30と薬液タンク36とを接続する薬液供給
管路35と、処理槽30と純水供給源31とを接続する
純水供給管路33と、を具備する洗浄処理装置におい
て、薬液供給管路35と純水供給管路33とを開閉弁3
4を介して接続し、純水供給管路33にヒータ37を介
設する。これにより、所定温度の処理液で洗浄処理例え
ばエッチング処理を行った後、処理液の温度より低い温
度のリンス液でリンス処理を行うことで、エッチングの
均一性を向上させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハやLCD用ガラス基板等の被処理体を処理液及びリ
ンス液に浸漬して洗浄する洗浄処理方法及び洗浄処理装
置に関するものである。
エハやLCD用ガラス基板等の被処理体を処理液及びリ
ンス液に浸漬して洗浄する洗浄処理方法及び洗浄処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造装置の製造工程にお
いては、半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理体
(以下にウエハ等という)を例えばアンモニア水(NH
4OH)やフッ化水素酸(HF)等の薬液(処理液)や
リンス液(例えば純水やオゾン水)等の洗浄液が貯留さ
れた洗浄槽に順次浸漬して洗浄を行う洗浄処理方法が広
く採用されている。
いては、半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理体
(以下にウエハ等という)を例えばアンモニア水(NH
4OH)やフッ化水素酸(HF)等の薬液(処理液)や
リンス液(例えば純水やオゾン水)等の洗浄液が貯留さ
れた洗浄槽に順次浸漬して洗浄を行う洗浄処理方法が広
く採用されている。
【0003】従来のこの種の洗浄処理装置として、同一
の処理槽内にリンス液(例えば純水,オゾン水)や、リ
ンス液に薬液(例えばHF)を混入した希釈液{例えば
希釈フッ化水素酸(DHF)}を順次貯留して、これら
リンス液、希釈液にウエハ等を浸漬して洗浄処理する、
いわゆるワンパス方式の装置が知られている。この洗浄
処理装置によれば、リンス液中に所定量の薬液を混入し
た希釈液(例えばDHF)を処理槽内に貯留し、この希
釈液(DHF)中にウエハ等を浸漬して、エッチング処
理、例えばウエハ表面に付着したパーティクルの除去や
化学的,物理的に吸着したNi,Cr等の重金属あるい
は自然酸化膜等を除去することができる。その後、処理
槽内に供給されるリンス液中にウエハを浸漬して、ウエ
ハ表面に付着する薬液を除去することができる。
の処理槽内にリンス液(例えば純水,オゾン水)や、リ
ンス液に薬液(例えばHF)を混入した希釈液{例えば
希釈フッ化水素酸(DHF)}を順次貯留して、これら
リンス液、希釈液にウエハ等を浸漬して洗浄処理する、
いわゆるワンパス方式の装置が知られている。この洗浄
処理装置によれば、リンス液中に所定量の薬液を混入し
た希釈液(例えばDHF)を処理槽内に貯留し、この希
釈液(DHF)中にウエハ等を浸漬して、エッチング処
理、例えばウエハ表面に付着したパーティクルの除去や
化学的,物理的に吸着したNi,Cr等の重金属あるい
は自然酸化膜等を除去することができる。その後、処理
槽内に供給されるリンス液中にウエハを浸漬して、ウエ
ハ表面に付着する薬液を除去することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の洗浄処理においては、処理液として薬液(例え
ばHF)とリンス液(例えば純水)とを混合した希釈液
を使用するため、エッチング処理時の処理液の温度と、
リンス処理時のリンス液の温度がほぼ同じとなる。した
がって、エッチング処理後に、処理液を排出する一方、
リンス液をすることにより、処理液の濃度が徐々に希釈
されるが、その間においてもエッチング反応が行われる
ため、エッチングの均一性が損なわれるという問題があ
った。
この種の洗浄処理においては、処理液として薬液(例え
ばHF)とリンス液(例えば純水)とを混合した希釈液
を使用するため、エッチング処理時の処理液の温度と、
リンス処理時のリンス液の温度がほぼ同じとなる。した
がって、エッチング処理後に、処理液を排出する一方、
リンス液をすることにより、処理液の濃度が徐々に希釈
されるが、その間においてもエッチング反応が行われる
ため、エッチングの均一性が損なわれるという問題があ
った。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、処理液による洗浄処理後に、処理液の温度より低い
温度のリンス液にてリンス処理して、洗浄性能の向上及
び洗浄精度の向上を図れるようにした洗浄処理方法及び
洗浄処理装置を提供することを目的とするものである。
で、処理液による洗浄処理後に、処理液の温度より低い
温度のリンス液にてリンス処理して、洗浄性能の向上及
び洗浄精度の向上を図れるようにした洗浄処理方法及び
洗浄処理装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の洗浄処理方法は、処理槽内にて所定温度
の処理液に被処理体を接触させて洗浄処理を行った後、
連続して上記処理槽内にて上記処理液の温度より低い温
度のリンス液に上記被処理体を接触させてリンス処理を
行う、ことを特徴とするものである(請求項1)。
に、この発明の洗浄処理方法は、処理槽内にて所定温度
の処理液に被処理体を接触させて洗浄処理を行った後、
連続して上記処理槽内にて上記処理液の温度より低い温
度のリンス液に上記被処理体を接触させてリンス処理を
行う、ことを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】この発明において、上記処理液は所定濃度
の薬液を単独で使用してもよいが、好ましくは上記処理
液として、薬液とリンス液の希釈液を使用する方がよい
(請求項2)。
の薬液を単独で使用してもよいが、好ましくは上記処理
液として、薬液とリンス液の希釈液を使用する方がよい
(請求項2)。
【0008】また、この発明の第1の洗浄処理装置は、
被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽と薬液供給源
とを接続する薬液供給管路と、上記処理槽とリンス液供
給源とを接続するリンス液供給管路と、を具備し、薬液
とリンス液を混合した処理液に上記被処理体を接触させ
て洗浄処理を行った後、上記リンス液に上記被処理体を
接触させてリンス処理を行う洗浄処理装置において、上
記薬液供給管路と上記リンス液供給管路とを開閉手段を
介して接続し、上記リンス液供給管路に加熱手段を介設
してなり、上記洗浄処理時には、上記開閉手段により上
記薬液と、上記加熱手段により加熱された上記リンス液
が混合されて上記処理槽に供給される、ことを特徴とす
るものである(請求項3)。
被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽と薬液供給源
とを接続する薬液供給管路と、上記処理槽とリンス液供
給源とを接続するリンス液供給管路と、を具備し、薬液
とリンス液を混合した処理液に上記被処理体を接触させ
て洗浄処理を行った後、上記リンス液に上記被処理体を
接触させてリンス処理を行う洗浄処理装置において、上
記薬液供給管路と上記リンス液供給管路とを開閉手段を
介して接続し、上記リンス液供給管路に加熱手段を介設
してなり、上記洗浄処理時には、上記開閉手段により上
記薬液と、上記加熱手段により加熱された上記リンス液
が混合されて上記処理槽に供給される、ことを特徴とす
るものである(請求項3)。
【0009】また、この発明の第2の洗浄処理装置は、
被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽と薬液供給源
とを接続する薬液供給管路と、上記処理槽とリンス液供
給源とを接続するリンス液供給管路と、を具備し、薬液
とリンス液を混合した処理液に上記被処理体を接触させ
て洗浄処理を行った後、上記リンス液に上記被処理体を
接触させてリンス処理を行う洗浄処理装置において、上
記薬液供給管路と上記リンス液供給管路とを開閉手段を
介して接続し、上記リンス液供給管路に冷却手段を介設
してなり、上記リンス処理時には、上記冷却手段により
冷却された上記リンス液が上記処理槽に供給される、こ
とを特徴とするものである(請求項4)。
被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽と薬液供給源
とを接続する薬液供給管路と、上記処理槽とリンス液供
給源とを接続するリンス液供給管路と、を具備し、薬液
とリンス液を混合した処理液に上記被処理体を接触させ
て洗浄処理を行った後、上記リンス液に上記被処理体を
接触させてリンス処理を行う洗浄処理装置において、上
記薬液供給管路と上記リンス液供給管路とを開閉手段を
介して接続し、上記リンス液供給管路に冷却手段を介設
してなり、上記リンス処理時には、上記冷却手段により
冷却された上記リンス液が上記処理槽に供給される、こ
とを特徴とするものである(請求項4)。
【0010】また、この発明の第3の洗浄処理装置は、
被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽と薬液供給源
とを接続する薬液供給管路と、上記処理槽とリンス液供
給源とを接続するリンス液供給管路と、を具備し、薬液
とリンス液を混合した処理液に上記被処理体を接触させ
て洗浄処理を行った後、上記リンス液に上記被処理体を
接触させてリンス処理を行う洗浄処理装置において、上
記薬液供給管路と上記リンス液供給管路とを開閉手段を
介して接続し、上記リンス液供給管路に切換手段を介し
て分岐管を接続すると共に、各分岐管に、それぞれ加熱
手段又は冷却手段を介設してなる、ことを特徴とする
(請求項5)。
被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽と薬液供給源
とを接続する薬液供給管路と、上記処理槽とリンス液供
給源とを接続するリンス液供給管路と、を具備し、薬液
とリンス液を混合した処理液に上記被処理体を接触させ
て洗浄処理を行った後、上記リンス液に上記被処理体を
接触させてリンス処理を行う洗浄処理装置において、上
記薬液供給管路と上記リンス液供給管路とを開閉手段を
介して接続し、上記リンス液供給管路に切換手段を介し
て分岐管を接続すると共に、各分岐管に、それぞれ加熱
手段又は冷却手段を介設してなる、ことを特徴とする
(請求項5)。
【0011】この発明によれば、処理槽内にて所定温度
の処理液を被処理体に接触させて洗浄処理を行った後、
連続して処理槽内にて処理液より温度の低いリンス液を
被処理体に接触させることで、リンス処理時に、処理液
による処理反応を低下させることができる。したがっ
て、処理反応(例えばエッチング反応)を均一にするこ
とができる。
の処理液を被処理体に接触させて洗浄処理を行った後、
連続して処理槽内にて処理液より温度の低いリンス液を
被処理体に接触させることで、リンス処理時に、処理液
による処理反応を低下させることができる。したがっ
て、処理反応(例えばエッチング反応)を均一にするこ
とができる。
【0012】また、処理液として、薬液とリンス液を混
合した希釈液を使用することで、処理液とリンス液の温
度管理を容易にすることができると共に、配管系統を簡
略化することができ、かつ装置の小型化を図ることがで
きる。
合した希釈液を使用することで、処理液とリンス液の温
度管理を容易にすることができると共に、配管系統を簡
略化することができ、かつ装置の小型化を図ることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説
明する。
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説
明する。
【0014】図1はこの発明に係る洗浄処理装置を適用
した洗浄処理システムの一例を示す概略平面図である。
した洗浄処理システムの一例を示す概略平面図である。
【0015】上記洗浄処理システムは、被処理基板であ
る半導体ウエハW(以下にウエハという)を水平状態に
収納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するための
搬入・搬出部2と、ウエハWを薬液、洗浄液等の液処理
すると共に乾燥処理する処理部3と、搬入・搬出部2と
処理部3との間に位置してウエハWの受渡し、位置調整
及び姿勢変換等を行うインターフェース部4とで主に構
成されている。
る半導体ウエハW(以下にウエハという)を水平状態に
収納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するための
搬入・搬出部2と、ウエハWを薬液、洗浄液等の液処理
すると共に乾燥処理する処理部3と、搬入・搬出部2と
処理部3との間に位置してウエハWの受渡し、位置調整
及び姿勢変換等を行うインターフェース部4とで主に構
成されている。
【0016】上記搬入・搬出部2は、洗浄処理システム
の一側端部にはキャリア搬入部5aとキャリア搬出部5
bが併設されると共に、ウエハの受渡し部6が設けられ
ている。この場合、キャリア搬入部5aとウエハ受渡し
部6との間には図示しない搬送機構が配設されており、
この搬送機構によってキャリア1がキャリア搬入部5a
からウエハ受渡し部6へ搬送されるように構成されてい
る。
の一側端部にはキャリア搬入部5aとキャリア搬出部5
bが併設されると共に、ウエハの受渡し部6が設けられ
ている。この場合、キャリア搬入部5aとウエハ受渡し
部6との間には図示しない搬送機構が配設されており、
この搬送機構によってキャリア1がキャリア搬入部5a
からウエハ受渡し部6へ搬送されるように構成されてい
る。
【0017】また、キャリア搬出部5bとウエハ受渡し
部6には、それぞれキャリアリフタ(図示せず)が配設
され、このキャリアリフタによって空のキャリア1を搬
入・搬出部2上方に設けられたキャリア待機部(図示せ
ず)への受け渡し及びキャリア待機部からの受け取りを
行うことができるように構成されている。この場合、キ
ャリア待機部には、水平方向(X,Y方向)及び垂直方
向(Z方向)に移動可能なキャリア搬送ロボット(図示
せず)が配設されており、このキャリア搬送ロボットに
よってウエハ受渡し部6から搬送された空のキャリア1
を整列すると共に、キャリア搬出部5bへ搬出し得るよ
うになっている。また、キャリア待機部には、空キャリ
アだけでなく、ウエハWが収納された状態のキャリア1
を待機させておくことも可能である。
部6には、それぞれキャリアリフタ(図示せず)が配設
され、このキャリアリフタによって空のキャリア1を搬
入・搬出部2上方に設けられたキャリア待機部(図示せ
ず)への受け渡し及びキャリア待機部からの受け取りを
行うことができるように構成されている。この場合、キ
ャリア待機部には、水平方向(X,Y方向)及び垂直方
向(Z方向)に移動可能なキャリア搬送ロボット(図示
せず)が配設されており、このキャリア搬送ロボットに
よってウエハ受渡し部6から搬送された空のキャリア1
を整列すると共に、キャリア搬出部5bへ搬出し得るよ
うになっている。また、キャリア待機部には、空キャリ
アだけでなく、ウエハWが収納された状態のキャリア1
を待機させておくことも可能である。
【0018】上記ウエハ受渡し部6は、上記インターフ
ェース部4に開口しており、その開口部には蓋開閉装置
7が配設されている。この蓋開閉装置7によってキャリ
ア1の蓋体(図示せず)が開放あるいは閉塞されるよう
になっている。したがって、ウエハ受渡し部6に搬送さ
れた未処理のウエハWを収納するキャリア1の蓋体を蓋
開閉装置7によって取り外してキャリア1内のウエハW
を搬出可能にし、全てのウエハWが搬出された後、再び
蓋開閉装置7によって蓋体を閉塞することができる。ま
た、キャリア待機部からウエハ受渡し部6に搬送された
空のキャリア1の蓋体を蓋開閉装置7によって取り外し
てキャリア1内へのウエハWを搬入可能にし、全てのウ
エハWが搬入された後、再び蓋開閉装置7によって蓋体
を閉塞することができる。なお、ウエハ受渡し部6の開
口部近傍には、キャリア1内に収納されたウエハWの枚
数を検出するマッピングセンサ8が配設されている。
ェース部4に開口しており、その開口部には蓋開閉装置
7が配設されている。この蓋開閉装置7によってキャリ
ア1の蓋体(図示せず)が開放あるいは閉塞されるよう
になっている。したがって、ウエハ受渡し部6に搬送さ
れた未処理のウエハWを収納するキャリア1の蓋体を蓋
開閉装置7によって取り外してキャリア1内のウエハW
を搬出可能にし、全てのウエハWが搬出された後、再び
蓋開閉装置7によって蓋体を閉塞することができる。ま
た、キャリア待機部からウエハ受渡し部6に搬送された
空のキャリア1の蓋体を蓋開閉装置7によって取り外し
てキャリア1内へのウエハWを搬入可能にし、全てのウ
エハWが搬入された後、再び蓋開閉装置7によって蓋体
を閉塞することができる。なお、ウエハ受渡し部6の開
口部近傍には、キャリア1内に収納されたウエハWの枚
数を検出するマッピングセンサ8が配設されている。
【0019】上記インターフェース部4には、複数枚例
えば25枚のウエハWを水平状態に保持すると共に、ウ
エハ受渡し部6のキャリア1との間でウエハWを受け渡
す水平搬送手段例えばウエハ搬送アーム9と、複数枚例
えば50枚のウエハWを所定間隔をおいて垂直状態に保
持する図示しないピッチチェンジャと、ウエハ搬送アー
ム9とピッチチェンジャとの間に位置して、複数枚例え
ば25枚のウエハWを水平状態と垂直状態とに変換する
姿勢変換手段例えば姿勢変換装置10と、垂直状態に姿
勢変換されたウエハWに設けられたノッチ(図示せず)
を検出する位置検出手段例えばノッチアライナ(図示せ
ず)が配設されている。また、インターフェース部4に
は、処理部3と連なる搬送路16が設けられており、こ
の搬送路1にウエハ搬送手段例えばウエハ搬送チャック
15が移動自在に配設されている。
えば25枚のウエハWを水平状態に保持すると共に、ウ
エハ受渡し部6のキャリア1との間でウエハWを受け渡
す水平搬送手段例えばウエハ搬送アーム9と、複数枚例
えば50枚のウエハWを所定間隔をおいて垂直状態に保
持する図示しないピッチチェンジャと、ウエハ搬送アー
ム9とピッチチェンジャとの間に位置して、複数枚例え
ば25枚のウエハWを水平状態と垂直状態とに変換する
姿勢変換手段例えば姿勢変換装置10と、垂直状態に姿
勢変換されたウエハWに設けられたノッチ(図示せず)
を検出する位置検出手段例えばノッチアライナ(図示せ
ず)が配設されている。また、インターフェース部4に
は、処理部3と連なる搬送路16が設けられており、こ
の搬送路1にウエハ搬送手段例えばウエハ搬送チャック
15が移動自在に配設されている。
【0020】一方、上記処理部3には、ウエハWに付着
するパーティクルや有機物汚染物を除去する第1の処理
ユニット11と、ウエハWに付着する金属汚染物を除去
する第2の処理ユニット12と、ウエハWに付着する化
学酸化膜を除去すると共に乾燥処理する洗浄・乾燥処理
ユニット13及びチャック洗浄ユニット14が直線状に
配列されており、第1及び第2の処理ユニット11,1
2と洗浄乾燥処理ユニット13にこの発明に係る洗浄処
理装置が用いられている。なお、各ユニット11〜14
と対向する位置に設けられた搬送路16に、X,Y方向
(水平方向)、Z方向(垂直方向)及び回転(θ)可能
な上記ウエハ搬送チャック15が配設されている。ま
た、搬送路路16と反対側の各ユニット11〜14と対
向する位置には、薬液タンクや配管機器類を収容する収
容部17が形成されている。
するパーティクルや有機物汚染物を除去する第1の処理
ユニット11と、ウエハWに付着する金属汚染物を除去
する第2の処理ユニット12と、ウエハWに付着する化
学酸化膜を除去すると共に乾燥処理する洗浄・乾燥処理
ユニット13及びチャック洗浄ユニット14が直線状に
配列されており、第1及び第2の処理ユニット11,1
2と洗浄乾燥処理ユニット13にこの発明に係る洗浄処
理装置が用いられている。なお、各ユニット11〜14
と対向する位置に設けられた搬送路16に、X,Y方向
(水平方向)、Z方向(垂直方向)及び回転(θ)可能
な上記ウエハ搬送チャック15が配設されている。ま
た、搬送路路16と反対側の各ユニット11〜14と対
向する位置には、薬液タンクや配管機器類を収容する収
容部17が形成されている。
【0021】次に、この発明に係る洗浄処理装置につい
て説明する。
て説明する。
【0022】◎第一実施形態 図2はこの発明に係る洗浄処理装置の第一実施形態を示
す概略断面図である。上記洗浄処理装置20は、処理液
例えばフッ化水素酸(HF)の希釈液(DHF)やリン
ス液例えば純水等を貯留すると共に、処理液あるいはリ
ンス液中に被処理体例えば半導体ウエハW(以下にウエ
ハという)を浸漬してその表面を洗浄する処理槽30
と、この処理槽30内に配設されて処理槽30内に洗浄
液を供給する洗浄液供給手段例えば洗浄液供給ノズル3
2と、この洗浄液供給ノズル32とリンス液供給源例え
ば純水供給源31とを接続するリンス液供給管路例えば
純水供給管33と、この純水供給管33に、開閉手段例
えば切換開閉弁34を介して接続される薬液供給管路例
えば薬液供給管35を介して洗浄液供給ノズル32に接
続される薬液液供給源例えばHF供給タンク36と、純
水供給管33における純水供給源31側に介設される加
熱手段例えばヒータ37とを具備してなる。また、純水
供給管33における純水供給源31側には、流量調整開
閉弁38が介設され、薬液供給管35には、薬液供給手
段としてのポンプ39が介設されている。また、処理槽
30の底部に設けられた排出口40に接続する排液管4
1には開閉手段例えば開閉バルブ42が介設されてい
る。
す概略断面図である。上記洗浄処理装置20は、処理液
例えばフッ化水素酸(HF)の希釈液(DHF)やリン
ス液例えば純水等を貯留すると共に、処理液あるいはリ
ンス液中に被処理体例えば半導体ウエハW(以下にウエ
ハという)を浸漬してその表面を洗浄する処理槽30
と、この処理槽30内に配設されて処理槽30内に洗浄
液を供給する洗浄液供給手段例えば洗浄液供給ノズル3
2と、この洗浄液供給ノズル32とリンス液供給源例え
ば純水供給源31とを接続するリンス液供給管路例えば
純水供給管33と、この純水供給管33に、開閉手段例
えば切換開閉弁34を介して接続される薬液供給管路例
えば薬液供給管35を介して洗浄液供給ノズル32に接
続される薬液液供給源例えばHF供給タンク36と、純
水供給管33における純水供給源31側に介設される加
熱手段例えばヒータ37とを具備してなる。また、純水
供給管33における純水供給源31側には、流量調整開
閉弁38が介設され、薬液供給管35には、薬液供給手
段としてのポンプ39が介設されている。また、処理槽
30の底部に設けられた排出口40に接続する排液管4
1には開閉手段例えば開閉バルブ42が介設されてい
る。
【0023】この場合、処理槽30は、洗浄液を貯留す
る内槽30aと、この内槽30aの開口部の外方縁部を
覆う外槽30bとで構成されており、外槽30bの底部
に設けられた排出口43に開閉バルブ44を介設したド
レン管45が接続されている。なお、処理槽30内には
昇降可能なウエハボート21が配設されている。このウ
エハボート21は、上記ウエハ搬送チャック15から受
け取った複数枚例えば50枚のウエハWを処理槽30内
に搬送し、処理後のウエハWを上方へ搬送して再びウエ
ハ搬送チャック15に受け渡すように構成されている。
また、処理槽30の上部外側には、処理槽30の内槽3
0a内の純水の比抵抗を測定する比抵抗計22が、バル
ブ22aを介設した導出管22bを介して内槽30aに
接続されている。なお、この比抵抗計22は、処理槽3
0内に薬液(例えばDHF)が供給されている場合に
は、バルブ22aが閉じられるようになっている。
る内槽30aと、この内槽30aの開口部の外方縁部を
覆う外槽30bとで構成されており、外槽30bの底部
に設けられた排出口43に開閉バルブ44を介設したド
レン管45が接続されている。なお、処理槽30内には
昇降可能なウエハボート21が配設されている。このウ
エハボート21は、上記ウエハ搬送チャック15から受
け取った複数枚例えば50枚のウエハWを処理槽30内
に搬送し、処理後のウエハWを上方へ搬送して再びウエ
ハ搬送チャック15に受け渡すように構成されている。
また、処理槽30の上部外側には、処理槽30の内槽3
0a内の純水の比抵抗を測定する比抵抗計22が、バル
ブ22aを介設した導出管22bを介して内槽30aに
接続されている。なお、この比抵抗計22は、処理槽3
0内に薬液(例えばDHF)が供給されている場合に
は、バルブ22aが閉じられるようになっている。
【0024】次に、上記のように構成される洗浄処理装
置20による洗浄処理の手順について説明する。まず、
ヒータ37を駆動し、流量調整開閉弁38を開いて純水
供給源31から処理槽30内に純水を供給すると共に、
ポンプ39を駆動して純水中に種定量のHFを注入混合
させて、所定温度例えば31℃の処理液としてのDHF
を生成する。そして、ウエハWをDHFに浸漬して、ウ
エハW表面に付着する酸化膜や金属汚染物を除去(エッ
チング処理)して、ウエハW表面に付着する処理液を除
去する。
置20による洗浄処理の手順について説明する。まず、
ヒータ37を駆動し、流量調整開閉弁38を開いて純水
供給源31から処理槽30内に純水を供給すると共に、
ポンプ39を駆動して純水中に種定量のHFを注入混合
させて、所定温度例えば31℃の処理液としてのDHF
を生成する。そして、ウエハWをDHFに浸漬して、ウ
エハW表面に付着する酸化膜や金属汚染物を除去(エッ
チング処理)して、ウエハW表面に付着する処理液を除
去する。
【0025】所定時間、エッチング処理を行った後、ポ
ンプ39の駆動を停止すると共に、ヒータ37の駆動を
停止して、純水供給源31から例えば25℃の純水のみ
を処理槽30内に供給し、ウエハWをリンス処理する。
ンプ39の駆動を停止すると共に、ヒータ37の駆動を
停止して、純水供給源31から例えば25℃の純水のみ
を処理槽30内に供給し、ウエハWをリンス処理する。
【0026】このように、所定温度例えば31℃のDH
FによってウエハWのエッチング処理を行った後、DH
Fの温度より低い温度例えば25℃の純水を処理槽30
内に供給すると、リンス開始と同時に処理槽30内の温
度が低下するため、エッチング反応速度がリンス開始と
共に低下して、処理液によるエッチングの均一性を向上
させることができる。
FによってウエハWのエッチング処理を行った後、DH
Fの温度より低い温度例えば25℃の純水を処理槽30
内に供給すると、リンス開始と同時に処理槽30内の温
度が低下するため、エッチング反応速度がリンス開始と
共に低下して、処理液によるエッチングの均一性を向上
させることができる。
【0027】◎第二実施形態 図3はこの発明に係る洗浄処理装置の第二実施形態を示
す概略断面図である。第二実施形態は、上記第一実施形
態の加熱手段であるヒータ37に代えて冷却手段例えば
クーラ47を純水供給管33に介設した場合である。こ
の場合、クーラ47は、例えば純水供給管33を包囲す
るジャッケット48に、冷媒例えば恒温液体を循環供給
する冷媒供給管49を接続した構造とすることができ
る。
す概略断面図である。第二実施形態は、上記第一実施形
態の加熱手段であるヒータ37に代えて冷却手段例えば
クーラ47を純水供給管33に介設した場合である。こ
の場合、クーラ47は、例えば純水供給管33を包囲す
るジャッケット48に、冷媒例えば恒温液体を循環供給
する冷媒供給管49を接続した構造とすることができ
る。
【0028】なお、第二実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略する。
分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0029】次に、第二実施形態の洗浄処理装置を用い
た洗浄処理の手順の一例について説明する。まず、クー
ラ47を停止した状態で、流量調整開閉弁38を開いて
純水供給源31から処理槽30内に純水を供給すると共
に、ポンプ39を駆動して純水中に種定量のHFを注入
混合させて、処理液としてのDHFを生成する。そし
て、ウエハWをDHFに浸漬して、ウエハW表面に付着
する酸化膜や金属汚染物を除去(エッチング処理)す
る。
た洗浄処理の手順の一例について説明する。まず、クー
ラ47を停止した状態で、流量調整開閉弁38を開いて
純水供給源31から処理槽30内に純水を供給すると共
に、ポンプ39を駆動して純水中に種定量のHFを注入
混合させて、処理液としてのDHFを生成する。そし
て、ウエハWをDHFに浸漬して、ウエハW表面に付着
する酸化膜や金属汚染物を除去(エッチング処理)す
る。
【0030】所定時間、エッチング処理を行った後、ポ
ンプ39の駆動を停止すると共に、クーラ47を駆動し
て、冷却された純水のみを処理槽30内に供給し、ウエ
ハWをリンス処理して、ウエハW表面に付着する処理液
を除去する。
ンプ39の駆動を停止すると共に、クーラ47を駆動し
て、冷却された純水のみを処理槽30内に供給し、ウエ
ハWをリンス処理して、ウエハW表面に付着する処理液
を除去する。
【0031】このように、DHFによってウエハWのエ
ッチング処理を行った後、DHFの温度より低い温度の
純水を処理槽30内に供給すると、リンス開始と同時に
処理槽30内の温度が低下するため、エッチング反応速
度がリンス開始と共に低下して、処理液によるエッチン
グの均一性を向上させることができる。したがって、外
気温度が高い雰囲気で洗浄処理を行う場合においても、
エッチングの均一性の維持を図ることができる。
ッチング処理を行った後、DHFの温度より低い温度の
純水を処理槽30内に供給すると、リンス開始と同時に
処理槽30内の温度が低下するため、エッチング反応速
度がリンス開始と共に低下して、処理液によるエッチン
グの均一性を向上させることができる。したがって、外
気温度が高い雰囲気で洗浄処理を行う場合においても、
エッチングの均一性の維持を図ることができる。
【0032】◎第三実施形態 図4はこの発明に係る洗浄処理装置の第三実施形態を示
す概略断面図である。第三実施形態は、上記純水供給管
33に切換手段例えば切換弁50を介して分岐管51,
52を接続し、一方の分岐管51に加熱手段例えばヒー
タ37を介設すると共に、他方の分岐管52に冷却手段
例えばクーラ47を介設した場合である。なお、第三実
施形態において、その他の部分は、上記第一実施形態及
び第二実施形態と同じであるので、同一部分には同一符
号を付して、その説明は省略する。
す概略断面図である。第三実施形態は、上記純水供給管
33に切換手段例えば切換弁50を介して分岐管51,
52を接続し、一方の分岐管51に加熱手段例えばヒー
タ37を介設すると共に、他方の分岐管52に冷却手段
例えばクーラ47を介設した場合である。なお、第三実
施形態において、その他の部分は、上記第一実施形態及
び第二実施形態と同じであるので、同一部分には同一符
号を付して、その説明は省略する。
【0033】上記のように構成することにより、例え
ば、洗浄処理の外気雰囲気が常温以下のときは、切換弁
50をヒータ37側の分岐管51に切り換えると共に、
ヒータ37を駆動することにより、処理液を生成する純
水を所定温度に暖めて処理槽30側に供給して、洗浄処
理例えばエッチング処理を行うことができる。このよう
にして、エッチング処理を行った後、ヒータ37の駆動
を停止すると共に、ポンプ39の駆動を停止して、加熱
されてない純水のみを処理槽30内に供給して、リンス
処理を行うことができる。
ば、洗浄処理の外気雰囲気が常温以下のときは、切換弁
50をヒータ37側の分岐管51に切り換えると共に、
ヒータ37を駆動することにより、処理液を生成する純
水を所定温度に暖めて処理槽30側に供給して、洗浄処
理例えばエッチング処理を行うことができる。このよう
にして、エッチング処理を行った後、ヒータ37の駆動
を停止すると共に、ポンプ39の駆動を停止して、加熱
されてない純水のみを処理槽30内に供給して、リンス
処理を行うことができる。
【0034】また、洗浄処理の外気雰囲気が常温よりも
高い場合には、切換弁50をクーラ47側の分岐管52
に切り換えて、クーラ37を停止した状態で、処理液を
生成する純水を処理槽30内に供給して、洗浄処理例え
ばエッチング処理を行うことができる。このようにし
て、エッチング処理を行った後、クーラ47を駆動する
と共に、ポンプ39の駆動を停止して、冷却された純水
のみを処理槽30内に供給して、リンス処理を行うこと
ができる。
高い場合には、切換弁50をクーラ47側の分岐管52
に切り換えて、クーラ37を停止した状態で、処理液を
生成する純水を処理槽30内に供給して、洗浄処理例え
ばエッチング処理を行うことができる。このようにし
て、エッチング処理を行った後、クーラ47を駆動する
と共に、ポンプ39の駆動を停止して、冷却された純水
のみを処理槽30内に供給して、リンス処理を行うこと
ができる。
【0035】上記のように、外気の温度雰囲気に応じて
処理液及び又はリンス液の温度を適宜調整する、すなわ
ち、外気の温度雰囲気が常温以下である場合には、処理
液の温度を高め、また、外気の温度雰囲気が常温以上で
ある場合にはリンス液の温度を下げるようにすることに
より、洗浄処理の外気雰囲気に関係なく、洗浄処理例え
ばエッチング処理を効率よく行うことができる。
処理液及び又はリンス液の温度を適宜調整する、すなわ
ち、外気の温度雰囲気が常温以下である場合には、処理
液の温度を高め、また、外気の温度雰囲気が常温以上で
ある場合にはリンス液の温度を下げるようにすることに
より、洗浄処理の外気雰囲気に関係なく、洗浄処理例え
ばエッチング処理を効率よく行うことができる。
【0036】◎その他の実施形態 上記実施形態では、この発明に係る洗浄処理装置が第2
の処理ユニット12に適用される場合について説明した
が、第1の処理ユニット11や洗浄・乾燥処理ユニット
13にも適用できることは勿論である。また、処理液に
アンモニア過水を使用することにより、例えばテトラエ
トキシシラン(TEOS)のエッチング処理にも使用す
ることができる。
の処理ユニット12に適用される場合について説明した
が、第1の処理ユニット11や洗浄・乾燥処理ユニット
13にも適用できることは勿論である。また、処理液に
アンモニア過水を使用することにより、例えばテトラエ
トキシシラン(TEOS)のエッチング処理にも使用す
ることができる。
【0037】また、上記実施形態では、この発明の洗浄
処理装置及び洗浄処理方法を半導体ウエハの洗浄処理シ
ステムに適用した場合について説明したが、半導体ウエ
ハ以外のLCD用ガラス基板等にも適用できることは勿
論である。
処理装置及び洗浄処理方法を半導体ウエハの洗浄処理シ
ステムに適用した場合について説明したが、半導体ウエ
ハ以外のLCD用ガラス基板等にも適用できることは勿
論である。
【0038】
【実施例】以下に、洗浄処理(エッチング処理)時の処
理液の温度と、リンス処理時のリンス液温度とを、同じ
状態にした比較例と、処理液の温度に対してリンス液の
温度を低くした実施例とを比較したの実験例について説
明する。
理液の温度と、リンス処理時のリンス液温度とを、同じ
状態にした比較例と、処理液の温度に対してリンス液の
温度を低くした実施例とを比較したの実験例について説
明する。
【0039】☆実験条件 [比較例] ・試料(ウエハ) 1枚目、25枚目、50枚目 ・処理液:DHF 1:200 155sec ・リンス液:純水 20 l(リットル)/min
(分) ・ショット数:60cc/min ・ショット時間:155sec ・処理液(DHF)温度:31.2℃ ・リンス液(純水)温度:31.2℃ [実施例] ・試料(ウエハ) 1枚目、25枚目、50枚目 ・処理液:DHF 1:200 155sec ・リンス液:純水 20 l(リットル)/min
(分) ・ショット数:60cc/min ・ショット時間:155sec ・処理液(DHF)温度:31.2℃→25℃(リンス
処理時温度) 上記条件で、図5に示すウエハWの17の測定ポイント
について、エッチング特性を調べたところ、比較例では
表1に示す結果が得られ、実施例では表2に示す結果が
得られた。
(分) ・ショット数:60cc/min ・ショット時間:155sec ・処理液(DHF)温度:31.2℃ ・リンス液(純水)温度:31.2℃ [実施例] ・試料(ウエハ) 1枚目、25枚目、50枚目 ・処理液:DHF 1:200 155sec ・リンス液:純水 20 l(リットル)/min
(分) ・ショット数:60cc/min ・ショット時間:155sec ・処理液(DHF)温度:31.2℃→25℃(リンス
処理時温度) 上記条件で、図5に示すウエハWの17の測定ポイント
について、エッチング特性を調べたところ、比較例では
表1に示す結果が得られ、実施例では表2に示す結果が
得られた。
【0040】
【表1】
【表2】 上記実験の結果、比較例では、エッチング量の平均が3
0.51Å、最大エッチング量が32.29Å、最小エ
ッチング量が29.51Åであり、最大と最小の差(レ
ンジ)が2.78Åとかなり大きかった。これに対し、
実施例では、エッチング量の平均が30.74Å、最大
エッチング量が31.70Å、最小エッチング量が2
9.90Åであり、最大と最小の差(レンジ)が1.8
0Åと、31℃の純水でリンス処理した比較例に比べて
差が少ない。したがって、エッチング処理時の処理液の
温度より低い温度のリンス液(純水)を用いてリンス処
理することにより、エッチングの均一性が図れることが
判った。
0.51Å、最大エッチング量が32.29Å、最小エ
ッチング量が29.51Åであり、最大と最小の差(レ
ンジ)が2.78Åとかなり大きかった。これに対し、
実施例では、エッチング量の平均が30.74Å、最大
エッチング量が31.70Å、最小エッチング量が2
9.90Åであり、最大と最小の差(レンジ)が1.8
0Åと、31℃の純水でリンス処理した比較例に比べて
差が少ない。したがって、エッチング処理時の処理液の
温度より低い温度のリンス液(純水)を用いてリンス処
理することにより、エッチングの均一性が図れることが
判った。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、処理槽内にて所定温度の処理液を被処理体に接触さ
せて洗浄処理を行った後、連続して処理槽内にて処理液
より温度の低いリンス液を被処理体に接触させること
で、リンス処理時に、処理液による処理反応を低下させ
ることができるで、処理反応(例えばエッチング反応)
を均一にすることができる。したがって、洗浄性能の向
上及び洗浄精度の向上を図ることができる。
ば、処理槽内にて所定温度の処理液を被処理体に接触さ
せて洗浄処理を行った後、連続して処理槽内にて処理液
より温度の低いリンス液を被処理体に接触させること
で、リンス処理時に、処理液による処理反応を低下させ
ることができるで、処理反応(例えばエッチング反応)
を均一にすることができる。したがって、洗浄性能の向
上及び洗浄精度の向上を図ることができる。
【0042】また、処理液として、薬液とリンス液を混
合した希釈液を使用することで、処理液とリンス液の温
度管理を容易にすることができると共に、配管系統を簡
略化することができ、かつ装置の小型化を図ることがで
きる。
合した希釈液を使用することで、処理液とリンス液の温
度管理を容易にすることができると共に、配管系統を簡
略化することができ、かつ装置の小型化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る洗浄処理装置を適用した洗浄処
理システムの概略平面図である。
理システムの概略平面図である。
【図2】この発明に係る洗浄処理装置の第一実施形態を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
【図3】この発明に係る洗浄処理装置の第二実施形態を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
【図4】この発明に係る洗浄処理装置の第三実施形態を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
【図5】エッチング特性の評価実験におけるウエハの測
定ポイントを示す説明図である。
定ポイントを示す説明図である。
W 半導体ウエハ(被処理体) 30 処理槽 31 純水供給源 32 洗浄液供給ノズル 33 純水供給管(リンス液供給管路) 34 切換開閉弁(開閉手段) 35 薬液供給管(薬液供給管路) 36 HF供給タンク薬液供給源 37 ヒータ(加熱手段) 47 クーラ(冷却手段) 50 切換弁(切換手段) 51,52 分岐管
Claims (5)
- 【請求項1】 処理槽内にて所定温度の処理液に被処理
体を接触させて洗浄処理を行った後、連続して上記処理
槽内にて上記処理液の温度より低い温度のリンス液に上
記被処理体を接触させてリンス処理を行う、ことを特徴
とする洗浄処理方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の洗浄処理方法において、 上記処理液が、薬液とリンス液の希釈液である、ことを
特徴とする洗浄処理方法。 - 【請求項3】 被処理体を収容する処理槽と、上記処理
槽と薬液供給源とを接続する薬液供給管路と、上記処理
槽とリンス液供給源とを接続するリンス液供給管路と、
を具備し、薬液とリンス液を混合した処理液に上記被処
理体を接触させて洗浄処理を行った後、上記リンス液に
上記被処理体を接触させてリンス処理を行う洗浄処理装
置において、 上記薬液供給管路と上記リンス液供給管路とを開閉手段
を介して接続し、上記リンス液供給管路に加熱手段を介
設してなり、上記洗浄処理時には、上記開閉手段により
上記薬液と、上記加熱手段により加熱された上記リンス
液が混合されて上記処理槽に供給される、ことを特徴と
する洗浄処理装置。 - 【請求項4】 被処理体を収容する処理槽と、上記処理
槽と薬液供給源とを接続する薬液供給管路と、上記処理
槽とリンス液供給源とを接続するリンス液供給管路と、
を具備し、薬液とリンス液を混合した処理液に上記被処
理体を接触させて洗浄処理を行った後、上記リンス液に
上記被処理体を接触させてリンス処理を行う洗浄処理装
置において、 上記薬液供給管路と上記リンス液供給管路とを開閉手段
を介して接続し、上記リンス液供給管路に冷却手段を介
設してなり、上記リンス処理時には、上記冷却手段によ
り冷却された上記リンス液が上記処理槽に供給される、
ことを特徴とする洗浄処理装置。 - 【請求項5】 被処理体を収容する処理槽と、上記処理
槽と薬液供給源とを接続する薬液供給管路と、上記処理
槽とリンス液供給源とを接続するリンス液供給管路と、
を具備し、薬液とリンス液を混合した処理液に上記被処
理体を接触させて洗浄処理を行った後、上記リンス液に
上記被処理体を接触させてリンス処理を行う洗浄処理装
置において、 上記薬液供給管路と上記リンス液供給管路とを開閉手段
を介して接続し、上記リンス液供給管路に切換手段を介
して分岐管を接続すると共に、各分岐管に、それぞれ加
熱手段又は冷却手段を介設してなる、ことを特徴とする
洗浄処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10637598A JPH11300296A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 洗浄処理方法及び洗浄処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10637598A JPH11300296A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 洗浄処理方法及び洗浄処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11300296A true JPH11300296A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14431980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10637598A Pending JPH11300296A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 洗浄処理方法及び洗浄処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11300296A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100881075B1 (ko) | 2007-09-05 | 2009-01-30 | 세메스 주식회사 | 웨이퍼 이송 방법 및 이를 적용한 웨이퍼 세정 장치 |
KR20130015639A (ko) * | 2011-08-04 | 2013-02-14 | 세메스 주식회사 | 약액공급유닛 |
CN115090602A (zh) * | 2022-06-22 | 2022-09-23 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 半导体清洗设备及其清洗方法 |
WO2024179497A1 (zh) * | 2023-02-28 | 2024-09-06 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 转接装置及半导体工艺设备 |
-
1998
- 1998-04-16 JP JP10637598A patent/JPH11300296A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100881075B1 (ko) | 2007-09-05 | 2009-01-30 | 세메스 주식회사 | 웨이퍼 이송 방법 및 이를 적용한 웨이퍼 세정 장치 |
KR20130015639A (ko) * | 2011-08-04 | 2013-02-14 | 세메스 주식회사 | 약액공급유닛 |
CN115090602A (zh) * | 2022-06-22 | 2022-09-23 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 半导体清洗设备及其清洗方法 |
WO2024179497A1 (zh) * | 2023-02-28 | 2024-09-06 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 转接装置及半导体工艺设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030402 |