JPH118725A - ネットワークファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置の制御方法

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JPH118725A
JPH118725A JP9172776A JP17277697A JPH118725A JP H118725 A JPH118725 A JP H118725A JP 9172776 A JP9172776 A JP 9172776A JP 17277697 A JP17277697 A JP 17277697A JP H118725 A JPH118725 A JP H118725A
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network
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JP9172776A
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Masaatsu Kisono
正篤 木曽野
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローカルエリアネットワーク、または、イン
ターネットに接続したワークステーション装置のユーザ
ーに対して、効果的なカラー画像を送信することができ
るようにしたネットワークファクシミリ装置の制御方法
を提供することを目的としている。 【解決手段】 送信側のユーザが、読取原稿の黒画素の
表示色を適宜に指定することができ、その画情報が配信
された宛先ユーザは、送信側ユーザが指定した表示色で
受信原稿の画像を視認するので、例えば、緊急性の高い
送信原稿の画像を赤色表示させることができ、ネットワ
ークファクシミリ装置を利用したネットワークシステム
の使い勝手が大幅に向上するという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアネ
ットワークまたはインターネットを介してデータのやり
とりを行う機能と、公衆網を介してファクシミリ伝送手
順によりファクシミリデータのやりとりを行う機能を備
えるとともに、ファクシミリ伝送手順により公衆網を介
して受信した画情報を所定の画像データフォーマットの
画像データに変換し、その変換後の画像データを、指定
されたネットワークアドレスのユーザへ送信するネット
ワークファクシミリ装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ローカルエリアネットワークまた
はインターネットを介してデータのやりとりを行う機能
と、公衆網を介してファクシミリ伝送手順によりファク
シミリデータのやりとりを行う機能を備えるとともに、
ファクシミリ伝送手順により公衆網を介して受信した画
情報を所定の画像データフォーマットの画像データに変
換し、その変換後の画像データを、指定されたネットワ
ークアドレスのユーザへ送信するが提案されている。
【0003】このようなネットワークファクシミリ装置
を利用すると、ローカルエリアネットワーク、または、
インターネットに接続したワークステーション装置に対
し、公衆網に接続されているファクシミリ装置からの画
情報を配信することができるので、ファクシミリネット
ワークの利用性を大幅に拡大することができ、非常に便
利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、フ
ァクシミリ装置で送受信する画情報は、白黒二値の画像
情報であり、上述したネットワークファクシミリ装置で
は、その画情報をワークステーション装置で表示可能な
画像フォーマットの画像データに変換するものの、画像
の内容はそのままの状態で、ワークステーション装置に
送信するので、このワークステーション装置で表示され
る画像も、白黒二値画像となる。
【0005】一方で、ワークステーション装置は、通
常、高機能な画面表示装置を備えており、自然画像等の
カラー画像を表示することができる。したがって、この
ワークステーション装置のユーザに対しては、カラー画
像を送信することも可能である。
【0006】しかしながら、上述のように、ファクシミ
リ装置で送信できる画情報が白黒二値の画像情報なの
で、ワークステーション装置のユーザに対して、カラー
画像を送信することができなかった。
【0007】なお、ファクシミリ装置でフルカラー画像
またはマルチカラー画像を送信するための手段もITU
−Tにおいて規格化されつつあるが、フルカラー画像ま
たはマルチカラー画像の情報量は非常に大きなものとな
り、通信コストが嵩むとともに、そのようなフルカラー
画像またはマルチカラー画像を取り扱うことのできるカ
ラーファクシミリ装置は、装置コストも大きくなるとい
う事態を生じる。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、ローカルエリアネットワーク、または、イン
ターネットに接続したワークステーション装置のユーザ
ーに対して、効果的なカラー画像を送信することができ
るようにしたネットワークファクシミリ装置の制御方法
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローカルエリ
アネットワークまたはインターネットを介してデータの
やりとりを行う機能と、公衆網を介してファクシミリ伝
送手順によりファクシミリデータのやりとりを行う機能
を備えるとともに、ファクシミリ伝送手順により公衆網
を介して受信した画情報を所定の画像データフォーマッ
トの画像データに変換し、その変換後の画像データを、
指定されたネットワークアドレスのユーザへ送信するネ
ットワークファクシミリ装置の制御方法において、受信
した画情報に含まれる黒画素の表示色と、その表示色を
指示する色指示情報との関係を記憶した表示色指示テー
ブルを備え、画情報受信時、相手端末より色指示情報を
受信すると、上記変換後の画像データのうち、受信した
画情報の黒画素に対応する画像データの表示色を、上記
受信した色指示情報に対応して上記表示色指示テーブル
に記憶されている表示色に変換した後に、指定されたネ
ットワークアドレスのユーザへ送信するようにしたもの
である。また、前記色指示情報は、ページ毎に変更可能
であるようにするとよい。
【0010】また、ローカルエリアネットワークまたは
インターネットを介してデータのやりとりを行う機能
と、公衆網を介してファクシミリ伝送手順によりファク
シミリデータのやりとりを行う機能を備えるとともに、
ファクシミリ伝送手順により公衆網を介して受信した画
情報を所定の画像データフォーマットの画像データに変
換し、その変換後の画像データを、指定されたネットワ
ークアドレスのユーザへ送信するネットワークファクシ
ミリ装置の制御方法において、受信した画情報に含まれ
る黒画素の表示色をあらわす前景表示色と、その前景表
示色を指示する前景表示色指示情報の関係を記憶した前
景表示色指示テーブルと、受信した画情報に含まれる白
画素の表示色をあらわす背景表示色と、その背景表示色
を指示する背景表示色指示情報の関係を記憶し背景表示
色指示テーブルを備え、画情報受信時、相手端末より前
景表示色情報および背景表示色情報を受信すると、上記
変換後の画像データのうち、受信した画情報の黒画素に
対応する画像データの表示色を、上記受信した前景表示
色指示情報に対応して上記前景表示色指示テーブルに記
憶されている前景表示色に変換するとともに、上記変換
後の画像データのうち、受信した画情報の白画素に対応
する画像データの表示色を、上記受信した背景表示色指
示情報に対応して上記背景表示色指示テーブルに記憶さ
れている背景表示色に変換した後に、指定されたネット
ワークアドレスのユーザへ送信するようにしたものであ
る。また、前記前景表示色情報、または、前記背景表示
色情報は、ページ毎に変更可能であるようにすることも
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例にかかる通信シ
ステムを示している。なお、本発明においては、インタ
ーネットを利用するアプリケーションとして電子メール
を主として取り上げるので、以下の説明においては、電
子メール以外のアプリケーションについては省略してい
る。
【0013】この通信システムは、主として、ローカル
エリアネットワークLAN1を中心とするドメインDM
1と、ローカルエリアネットワークLAN2を中心とす
るドメインDM2から構成されている。また、ファクシ
ミリ装置FX1は、ローカルエリアネットワークLAN
1の設置地域(例えば、日本国)に設置され公衆網PS
TNを伝送路として用いるグループ3ファクシミリ装置
であり、ファクシミリ装置FX2は、ローカルエリアネ
ットワークLAN2の設置地域(例えば、米国)に設置
され公衆網PSTNを伝送路として用いるグループ3フ
ァクシミリ装置である。
【0014】また、それぞれのドメインDM1,DM2
は、ルータRT1,RT2を介して、インターネットI
NETのサービスプロバイダ(網接続業者;図示略)に
専用線接続されている。
【0015】ここで、ドメインDM1,DM2には、割
り当てを受けたネットワークアドレスに所定値のネット
マスクを適用して分割した固有のネットワークアドレス
が設定されており、それにより、ドメインDM1,DM
2の相互間で、ルータRT1,RT2およびインターネ
ットINETを介したデータ伝送を行うことができる。
【0016】また、ドメインDM1には、ローカルエリ
アネットワークLAN1に接続されているクライアント
端末CL1,CL2およびネットワークファクシミリ装
置FI1に電子メールサービスを提供するためのメール
サーバ端末SV1が設けられている。また、例えば、お
のおののクライアント端末CL1,CL2、ネットワー
クファクシミリ装置FI1、および、メールサーバ端末
SV1には、それぞれドメインDM1のネットワークア
ドレスに固有のアドレスを連結してなる固有のホストア
ドレスが設定されており、このドメインDM1を使用す
るユーザは、固有のユーザ名に、いずれかのクライアン
ト端末CL1,CL2のホストアドレスを連結してなる
ユーザアドレスが設定される。
【0017】同様に、ドメインDM2には、ローカルエ
リアネットワークLAN2に接続されているクライアン
ト端末CL3,CL4およびネットワークファクシミリ
装置FI2に電子メールサービスを提供するためのメー
ルサーバ端末SV2が設けられている。また、例えば、
おのおののクライアント端末CL3,CL4、ネットワ
ークファクシミリ装置FI2、および、メールサーバ端
末SV2には、それぞれドメインDM2のネットワーク
アドレスに固有のアドレスを連結してなる固有のホスト
アドレスが設定されており、このドメインDM2を使用
するユーザは、固有のユーザ名に、いずれかのクライア
ント端末CL3,CL4のホストアドレスを連結してな
るユーザアドレスが設定される。
【0018】また、ネットワークファクシミリ装置FI
1,FI2は、ローカルエリアネットワークLAN1,
LAN2に接続して、画情報を電子メールとしてやりと
りするための伝送機能と、公衆網PSTNに接続し、こ
の公衆網PSTNを伝送路として用いてグループ3ファ
クシミリ伝送手順による画情報伝送を行う伝送機能を備
えている。
【0019】また、基本的には、ローカルエリアネット
ワークLAN1,LAN2に接続されている端末相互間
でのデータのやりとり、および、インターネットINE
Tを介して行うデータのやりとりは、いわゆるTCP/
IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロト
コルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組
み合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行
われる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上
位レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simpl
e Mail Transfer Protocol)
という通信プロトコルが適用される。
【0020】また、本実施例では、電子メールは、メー
ルサーバ端末SV1,SV2にいったん蓄積された後に
宛先へと配信される蓄積配信型の伝送形態で送信され
る。このとき、電子メールに付されている宛先アドレス
(後述)の値が、それぞれのドメインDM1,DM2に
設定されているネットワークアドレスを含む場合には、
その電子メールは、対応するメールサーバ端末SV1,
SV2にそのまま蓄積され、また、電子メールに付され
ている宛先アドレスの値が、それぞれのドメインDM
1,DM2に設定されているネットワークアドレス以外
の値を含む場合には、その電子メールは、ルータRT
1,RT2を介して、インターネットINETに送り出
され、インターネットINETのデータ転送機能によ
り、その宛先アドレスの値に対応したネットワークアド
レスを持つ適宜なドメインあるいはホストなどに送信さ
れる。
【0021】したがって、例えば、ドメインDM1の各
ユーザからドメインDM2の各ユーザへの電子メール
は、メールサーバ端末SV1にいったん蓄積され、この
メールサーバ端末SV1に蓄積された電子メールは、ル
ータRT1を介してインターネットINETに送り出さ
れ、インターネットINETを介して相手側のドメイン
DM2のメールサーバ端末SV2に送信されて蓄積され
る。
【0022】一方、各端末(クライアント端末およびネ
ットワークファクシミリ装置)は、適宜な周期でメール
サーバ端末SV1,SV2に対して、自端末のユーザ宛
の電子メール受信の問い合わせを行い、ユーザ宛の電子
メールがメールサーバ端末SV1,SV2に蓄積されて
いるときには、メールサーバ端末SV1,SV2よりそ
の電子メールを受信して、自端末ユーザにその旨を通知
する。ただし、この場合、ネットワークファクシミリ装
置については、自端末に設定されている電子メールアド
レスをユーザアドレスとして取り扱う。
【0023】ここで、各端末がメールサーバ端末SV
1,SV2に対して、ユーザ宛の電子メールの受信確認
のために適用するプロトコルは、いわゆるPOP(Po
stOffice Protocol)などが適用され
る。
【0024】また、電子メールの本文情報には、画像デ
ータのようなバイナリデータを直接含ませることができ
ないので、所定の変換方式(base64方式等)によ
り可読情報に変換したものを本文情報として配置する。
このような本文情報をもつ電子メールの形式をMIME
形式と称し、以下の説明において、このMIME形式の
電子メールの本文情報を構成する情報をMIME情報と
いう。また、MIME情報には、マルチパート形式とい
い、複数のデータのまとまり(例えば、ページ単位の複
数ページ分の画像データ)を1つの電子メールの本文情
報に含めることができるデータ形式も規定されている。
【0025】また、TCP/IP,SMTP,POPな
どの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式
やデータ構造などについては、それぞれIETF(In
ternet Engineering Task F
orce)というインターネットに関する技術内容をま
とめている組織から発行されているRFC(Reque
st For Comments)文書により規定され
ている。例えば、TCPはRFC793、IPはRFC
793、SMTPはRFC821、電子メールの形式
は、RFC822,RFC1521,RFC1522な
どでそれぞれ規定されている。
【0026】図2は、ファクシミリ装置FX(FX1,
FX2)の構成の一例を示している。
【0027】同図において、システム制御部1は、この
ファクシミリ装置FXの各部の制御処理、および、ファ
クシミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システム
メモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プロ
グラム、および、処理プログラムを実行するときに必要
な各種データなどを記憶するとともに、制御部1のワー
クエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3
は、このファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記
憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報
を出力するためのものである。
【0028】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このグループ3ファクシミリ装置FXgを操作す
るためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示
器からなる。
【0029】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0030】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0031】網制御装置11は、このファクシミリ装置
FXを公衆網PSTNに接続するためのものであり、自
動発着信機能を備えている。
【0032】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、お
よび、網制御装置11は、内部バス12に接続されてお
り、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主とし
てこの内部バス12を介して行われている。
【0033】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0034】図3は、ネットワークファクシミリ装置F
I(FI1,FI2)の構成例を示している。
【0035】同図において、システム制御部21は、こ
のネットワークファクシミリ装置FXの各部の制御処
理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種
制御処理を行うものであり、システムメモリ22は、シ
ステム制御部21が実行する制御処理プログラム、およ
び、処理プログラムを実行するときに必要な各種データ
などを記憶するとともに、システム制御部21のワーク
エリアを構成するものであり、パラメータメモリ23
は、このネットワークファクシミリ装置FXに固有な各
種の情報を記憶するためのものであり、時計回路24
は、現在時刻情報を出力するものである。
【0036】スキャナ25は、所定の解像度で原稿画像
を読み取るためのものであり、プロッタ26は、所定の
解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表
示部7は、このネットワークファクシミリ装置FXnを
操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種
の表示器からなる。
【0037】符号化復号化部28は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置29
は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するため
のものである。
【0038】グループ3ファクシミリモデム30は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0039】網制御装置31は、このネットワークファ
クシミリ装置FIを公衆網PSTNに接続するためのも
のであり、自動発着信機能を備えている。
【0040】ローカルエリアネットワークインターフェ
ース回路32は、このインターネットファクシミリ装置
をローカルエリアネットワークLANに接続するための
ものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部3
3は、ローカルエリアネットワークLANを介して、他
のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりする
ための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を
実行するためのものである。
【0041】これらの、システム制御部21、システム
メモリ22、パラメータメモリ23、時計回路24、ス
キャナ25、プロッタ26、操作表示部27、符号化復
号化部28、画像蓄積装置29、グループ3ファクシミ
リモデム30、網制御装置31、および、ローカルエリ
アネットワーク伝送制御部33は、内部バス34に接続
されており、これらの各要素間でのデータのやりとり
は、主としてこの内部バス34を介して行われている。
【0042】また、網制御装置31とグループ3ファク
シミリモデム30との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0043】さて、本実施例では、ファクシミリ装置F
X1,FX2のユーザは、宛先のユーザで表示される画
像情報のうち、自端末で読み取る黒画像の表示色を指定
することができる。すなわち、この場合には、読取原稿
の黒色の部分を指定した表示色で表示した画像が、宛先
ユーザにおいて表示されることとなる。
【0044】この場合のファクシミリ装置FX1,FX
2の操作表示部7の操作キーの要部の一例を図4に示
す。
【0045】同図において、スタートキー7aは、送受
信動作等の開始を指令入力するためのものであり、スト
ップキー7bは、送受信動作等の終了を指令入力するた
めのものであり、テンキー7cは、宛先電話番号等を操
作入力するものである。また、このテンキー7cには、
表示色を指定する操作にも用いられるため、その表示面
には、表示色として指定することのできる色の表示が付
されている。
【0046】すなわち、テンキー7cのキー「1」は赤
を、キー「2」は青を、キー「3」は緑、キー「4」は
黄、キー「5」は紫、キー「6」は水色、キー「7」は
白、キー「8」は黒を、それぞれ指定するために用いら
れる。
【0047】そして、このファクシミリ装置FX1,F
X2のユーザは、次のような操作により、宛先電話番
号、宛先ユーザのメールアドレスを指定するためのサブ
アドレス情報(後述)、および、送信画情報における黒
画素の表示色を指定することができる。
【0048】[宛先電話番号][#][サブアドレス番
号][#][表示色番号]
【0049】このように、ユーザは、宛先電話番号を入
力した後、「#」をキー入力した後に「サブアドレス番
号」をキー入力し、さらに「#」をキー入力した後に所
望の「表示色」に対応したキーを操作入力することで、
宛先電話番号、宛先ユーザのサブアドレス情報、およ
び、黒画素の表示色を指定することができる。
【0050】例えば、「宛先電話番号」が「01234
567890」で、「サブアドレス番号」が「001」
で、赤色表示を指定する場合には、ユーザは、次のよう
にテンキー7cを操作する。
【0051】0123456780#001#1
【0052】ここで、サブアドレス番号、または、表示
色番号については、ユーザが必要としない場合には、操
作入力を省略することができる。そして、表示色の操作
入力が省略された場合には、ファクシミリ装置FX1,
FX2は、宛先電話番号とサブアドレス番号のみを認識
して画情報送信のために保存し、また、宛先電話番号の
みが操作入力された場合には、ファクシミリ装置FX
1,FX2は、宛先電話番号のみを認識して画情報送信
のために保存する。
【0053】一方、ネットワークファクシミリ装置FX
は、ファクシミリ伝送手順により受信するサブアドレス
情報と、そのサブアドレス情報に対応したメールアドレ
スを関連づけて記憶したアドレス変換テーブルを備え、
公衆網PSTNを介して受信した画情報を、その画情報
受信時に相手端末より通知されたサブアドレス情報に対
応してアドレス変換テーブルに記憶されているメールア
ドレスの宛先端末に、ローカルエリアネットワークLA
Nを介して送信する。
【0054】このようなファクシミリ画情報の配信のた
めのアドレス変換テーブルの一例を図5に示す。このア
ドレス変換テーブルは、サブアドレス番号と、対応する
ユーザのメールアドレスを組にして記憶するものであ
る。
【0055】また、ネットワークファクシミリ装置FX
には、図6に示すように、表示色を示す表示色情報と、
対応する表示色との関係を記憶した表示色指定テーブル
も記憶している。
【0056】すなわち、この場合、表示色番号の数字
「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、
「7」、「8」に、それぞれ表示色の赤、青、緑、黄、
紫、水色、白、黒が割り当てられている。
【0057】図7は、ファクシミリ装置FX1,FX2
の画情報送信時の処理の一例を示している。
【0058】ユーザがスキャナ5に送信原稿をセット
し、送信準備状態になると、ユーザは、上述したような
送信操作手順に従ってテンキー7cを操作し、その操作
入力が終了すると、スタートキー7aをオンするので、
スタートキー7aがオンされるまでに操作入力されるテ
ンキー7cのキー入力情報を保存する(処理101、判
断102のNOループ)。
【0059】ユーザが送信操作手順を終了し、スタート
キー7aをオンして、判断102の結果がYESになる
と、処理101で入力した情報を解析し(処理10
3)、まず、宛先電話番号を抽出して、送信動作のため
に保存する(処理104)。
【0060】次に、サブアドレス番号が操作入力されて
いるかどうかを調べ(判断105)、サブアドレス番号
が操作入力されている場合で判断105の結果がYES
になるときには、サブアドレス番号を抽出して、送信動
作のために保存する(処理106)。
【0061】さらに、表示色番号が操作入力されている
かどうかを調べ(判断107)、表示色番号が操作入力
されている場合で判断107の結果がYESになるとき
には、表示色番号を抽出して、送信動作のために保存す
る(処理107)。
【0062】なお、表示色番号が操作入力されていない
場合で判断107の結果がNOになるときには、処理1
08を実行せず、また、サブアドレス番号が操作入力さ
れていない場合で判断105の結果がNOになるときに
は、処理106〜処理108までを実行しない。
【0063】次いで、宛先電話番号へ発呼し(処理10
9)、所定の伝送前手順を実行して、伝送機能等の設定
を行う。ここで、この伝送前手順では、サブアドレス番
号を保存している場合には、信号SUBにより、その値
を相手端末に通知し、また、表示色番号を保存している
場合には、非標準機能設定信号NSSの所定のオプショ
ンフレームにおいて、表示色情報の値を相手端末に通知
する。
【0064】次に、そのときに設定したモデム速度でモ
デムトレーニング手順を実行して、そのときに使用する
モデム速度を決定し(処理111)、スキャナ5にセッ
トされている送信原稿をページ単位に読み取って、それ
によって得た画像データを符号化復号化部8によりペー
ジ単位に符号化圧縮し、それによって得た画情報を相手
端末にページ単位に所定の送信手順に従って送信する
(処理112)。
【0065】画情報送信を終了すると、所定の伝送後手
順を実行し(処理113)、回線を復旧して(処理11
4)、画情報送信動作を終了する。
【0066】図8は、公衆網PSTNより着信検出した
ときのネットワークファクシミリ装置FI1,FI2の
着信時の処理の一例を示している。
【0067】着信検出すると、着信応答し(処理20
1)、所定の伝送前手順を実行して伝送機能の設定や相
手端末より通知された情報の保存を行い(処理20
2)、画情報伝送等の設定を行った後、所定のモデムト
レーニング手順を実行して(処理203)、そのときに
使用するモデム速度を決定する。
【0068】次いで、決定したモデム速度で所定の画情
報受信手順を実行して、受信した画情報を画像蓄積装置
9に蓄積し(処理204)、画情報受信を終了すると、
所定の伝送後手順を実行して(処理205)、回線を復
旧する(処理206)。
【0069】そして、そのときに、信号SUBを受信し
ているかどうかを調べる(判断207)。そのときに、
信号SUBを受信していない場合で、判断207の結果
がNOになるときには、画像蓄積装置9に蓄積した受信
画情報を符号化復号化部8で元の画像データに変換し、
それにより形成した画像データをプロッタ6に転送し
て、受信原稿を記録出力する(処理208)。
【0070】また、そのときに、信号SUBを受信した
場合で、判断207の結果がYESになるときには、画
像蓄積装置9に蓄積した受信画情報を符号化復号化部8
で元の画像データに変換し(処理209)、その画像デ
ータを、クライアント端末CL1,CL2のユーザが表
示可能なデータフォーマット(例えば、TIFF,BM
Pなど)の画像データにフォーマット変換する(処理2
10)。
【0071】そして、そのときに相手端末より表示色番
号を受信しており、画像表示の色指定があるかどうかを
調べ(判断211)、判断211の結果がYESになる
ときには、まず、そのときに通知された表示色番号に対
応した色の種別を、上述した表示色指定テーブルより読
み出し、処理210で形成した画像データのうち、黒画
像データの色情報を、その読み出した色の種別の態様に
変換して、表示色を変換する(処理212)。なお、判
断211の結果がNOになるときには、処理212を実
行せず、処理210で形成した画像データは、そのまま
の状態で後段処理において処理される。
【0072】次に、このようにして作成した送信用の画
像データを、所定のMIME形式の電子メールで送信す
るための本文情報に変換し(処理213)、信号SUB
に対応してアドレス変換テーブルに記憶されているメー
ルアドレスのユーザに対し、処理213で作成した本文
情報の電子メールを送信する(処理214)。
【0073】このようにして、本実施例では、送信側の
ユーザが、読取原稿の黒画素の表示色を適宜に指定する
ことができ、その画情報が配信された宛先ユーザは、送
信側ユーザが指定した表示色で受信原稿の画像を視認す
るので、例えば、緊急性の高い送信原稿の画像を赤色表
示させることができ、ネットワークファクシミリ装置F
Xを利用したネットワークシステムの使い勝手が大幅に
向上する。
【0074】ところで、上述した実施例では、送信側の
ユーザが送信操作時に指定した表示色で、全てのページ
の送信原稿画像が色変換されて、宛先ユーザへと配信さ
れるが、ページ毎に異なる色で表示させたいという要求
もある。
【0075】その場合、ファクシミリ装置FXは、画情
報送信時に図9および図10に示すような処理を実行
し、また、ネットワークファクシミリ装置FIは、図1
1および図12に示すような処理を実行する。
【0076】すなわち、ファクシミリ装置FXは、画情
報送信時には、図9および図10に示すように、まず、
ユーザがスキャナ5に送信原稿をセットし、送信準備状
態になると、ユーザは、上述したような送信操作手順に
従ってテンキー7cを操作し、その操作入力が終了する
と、スタートキー7aをオンするので、スタートキー7
aがオンされるまでに操作入力されるテンキー7cのキ
ー入力情報を保存する(処理301、判断302のNO
ループ)。
【0077】ユーザが送信操作手順を終了し、スタート
キー7aをオンして、判断302の結果がYESになる
と、処理301で入力した情報を解析し(処理30
3)、まず、宛先電話番号を抽出して、送信動作のため
に保存する(処理304)。
【0078】次に、サブアドレス番号が操作入力されて
いるかどうかを調べ(判断305)、サブアドレス番号
が操作入力されている場合で判断305の結果がYES
になるときには、サブアドレス番号を抽出して、送信動
作のために保存する(処理306)。
【0079】さらに、表示色番号が操作入力されている
かどうかを調べ(判断307)、表示色番号が操作入力
されている場合で判断307の結果がYESになるとき
には、表示色番号を抽出して、送信動作のために保存す
る(処理307)。この場合、この表示色番号は、1ペ
ージ目から、表示色番号の変更がされるページまでのペ
ージについて適用される。
【0080】なお、表示色番号が操作入力されていない
場合で判断307の結果がNOになるときには、処理3
08を実行せず、また、サブアドレス番号が操作入力さ
れていない場合で判断305の結果がNOになるときに
は、処理306〜処理308までを実行しない。
【0081】次いで、宛先電話番号へ発呼し(処理30
9)、所定の伝送前手順を実行して、伝送機能等の設定
を行う。ここで、この伝送前手順では、サブアドレス番
号を保存している場合には、信号SUBにより、その値
を相手端末に通知し、また、表示色情報を保存している
場合には、非標準機能設定信号NSSの所定のオプショ
ンフレームにおいて、表示色情報の値を相手端末に通知
する。
【0082】次に、そのときに設定したモデム速度でモ
デムトレーニング手順を実行して、そのときに使用する
モデム速度を決定し(処理311)、スキャナ5にセッ
トされている1ページの送信原稿を読み取って、それに
よって得た1ページ分の画像データを符号化復号化部8
により符号化圧縮し、それによって得た1ページ分の画
情報を相手端末に所定の送信手順に従って送信する(処
理312)。
【0083】そして、次の送信ページがスキャナ5にセ
ットされているかどうかを調べ(判断313)、次の送
信ページがスキャナ5にセットされている場合で判断3
13の結果がYESになるときには、処理312で送信
終了したページの処理中に、ユーザにより、次のような
表示色変更操作がされたかどうかを調べる(判断31
4)。
【0084】[#][表示色番号]
【0085】ユーザが表示色変更操作をした場合で、判
断314の結果がYESになるときには、フェーズBに
戻って更新された表示色情報を送信するために、メッセ
ージ後信号としてメッセージ終了信号EOMを送出する
(処理315)。次いで、相手端末より応答信号を受信
すると(処理316)、そのときに操作入力された表示
色番号、および、伝送機能を通知するための非標準機能
設定信号NSS(色指定番号)を送出し(処理31
7)、そのときに設定したモデム速度でモデムトレーニ
ング手順を実行して、そのときに使用するモデム速度を
決定し(処理318)、処理312に戻り、スキャナ5
にセットされている次のページの送信原稿を読み取っ
て、画情報送信動作を行う。
【0086】また、処理312で送信終了したページの
処理中に、ユーザが表示色変更操作をしなかった場合
で、判断314の結果がNOになるときには、メッセー
ジ後信号としてマルチページ信号MPSを送出し(処理
320)、相手端末より応答信号を受信すると(処理3
21)、処理312に戻り、スキャナ5にセットされて
いる次のページの送信原稿を読み取って、画情報送信動
作を行う。
【0087】また、全てのページの送信原稿の送信動作
が終了して、判断313の結果がNOになるときには、
メッセージ後信号として手順終了信号EOPを送出し
(処理325)、相手端末より応答信号を受信すると
(処理326)、切断命令信号DCNを送出し(処理3
27)、回線を復旧する(処理328)。
【0088】一方、ネットワークファクシミリ装置FI
1,FI2は、公衆網PSTNより着信検出すると、図
11および図12に示すように、まず、着信応答し(処
理401)、所定の伝送前手順を実行して伝送機能の設
定や相手端末より通知された情報の保存を行い(処理4
02)、画情報伝送等の設定を行った後、所定のモデム
トレーニング手順を実行して(処理403)、そのとき
に使用するモデム速度を決定する。
【0089】次いで、決定したモデム速度で所定の画情
報受信手順を実行して、受信した1ページ分の画情報を
画像蓄積装置9に蓄積し(処理404)、1ページ分の
画情報受信を終了すると、メッセージ後信号を受信する
(処理405)。
【0090】そして、その受信したメッセージ後信号が
手順終了信号EOPであるかどうかを調べ(判断40
6)、判断406の結果がNOになるときには、受信し
たメッセージ後信号がマルチページ信号MPSであるか
どうかを調べる(判断407)。
【0091】受信したメッセージ後信号がメッセージ終
了信号EOMであり、判断407の結果がNOになると
きには、そのときの1ページ分の画情報の受信結果を通
知する応答信号を送出し(処理409)、フェーズBへ
戻り、命令信号を受信する(処理409)。この命令信
号としては、上述したように、表示色番号、および、伝
送機能を通知するための非標準機能設定信号NSS(色
指定番号)を受信する。この命令信号を受信すると、処
理403に戻り、次のページの画情報受信のためのモデ
ムトレーニング手順を実行し、次のページの画情報受信
を行う。
【0092】また、メッセージ後信号としてマルチペー
ジ信号MPSを受信した場合には、そのときの1ページ
分の画情報の受信結果を通知する応答信号を送出し(処
理410)、処理404に戻り、次のページの画情報受
信を行う。
【0093】また、メッセージ後信号として手順終了信
号EOPを受信した場合で、判断406の結果がYES
になるときには、そのときの1ページ分の画情報の受信
結果を通知する応答信号を送出し(処理411)、切断
命令信号DCNを受信し(処理412)、回線を復旧す
る(処理413)。
【0094】そして、そのときに、信号SUBを受信し
ているかどうかを調べる(判断415)。そのときに、
信号SUBを受信していない場合で、判断415の結果
がNOになるときには、画像蓄積装置9に蓄積した受信
画情報を符号化復号化部8で元の画像データに変換し、
それにより形成した画像データをプロッタ6に転送し
て、受信原稿を記録出力する(処理416)。
【0095】また、そのときに、信号SUBを受信した
場合で、判断415の結果がYESになるときには、画
像蓄積装置9に蓄積した1ページ分の受信画情報を符号
化復号化部8で元の画像データに変換し(処理41
7)、その1ページ分の画像データを、クライアント端
末CL1,CL2のユーザが表示可能なデータフォーマ
ットの画像データにフォーマット変換する(処理41
8)。
【0096】そして、そのときに相手端末より表示色番
号を受信しており、画像表示の色指定があるかどうかを
調べ(判断419)、判断419の結果がYESになる
ときには、まず、そのときに処理するページの表示色番
号を判定する。例えば、そのページの受信時に表示色番
号の指定があったときには、その指定された表示色番号
をその処理ページの表示色番号として判定する。また、
その処理ページの受信時に表示色番号の指定がないが、
それ以前の処理ページの受信時に表示色番号の指定があ
った場合には、その表示色番号をその処理ページの表示
色番号として判定する。そして、判定された表示色番号
に対応した色の種別を、上述した表示色指定テーブルよ
り読み出し、処理418で形成した画像データのうち、
黒画像データの色情報を、その読み出した色の種別の態
様に変換して、表示色を変換する(処理420)。な
お、判断419の結果がNOになるときには、処理42
0を実行せず、処理418で形成した画像データは、そ
のままの状態で後段処理において処理される。
【0097】次に、このようにして作成した送信用の1
ページ分の画像データを、所定のMIME形式の電子メ
ールで送信するための本文情報に変換し(処理42
1)、全てのページについてデータ変換を終了したかど
うかを調べる(判断422)。残りのページがある場合
で、判断422の結果がNOになるときには、処理41
7に戻り、次のページについて、同様の処理を適用し、
送信用の1ページ分のMIME情報を作成する。なお、
1ページ分のMIME情報を1つのパートとして、各ペ
ージのMIME情報を区切るようにすることもできる。
【0098】全てのページについてデータ変換を終了し
た場合で、判断422の結果がYESになるときには、
信号SUBに対応してアドレス変換テーブルに記憶され
ているメールアドレスのユーザに対し、作成した本文情
報の電子メールを送信する(処理423)。
【0099】このようにして、本実施例では、送信側の
ユーザが、読取原稿の各ページについて黒画素の表示色
を適宜に指定することができ、その画情報が配信された
宛先ユーザは、送信側ユーザが指定した表示色で受信原
稿の画像を視認するので、例えば、緊急性の高い送信原
稿のみ、画像を赤色表示させることができ、ネットワー
クファクシミリ装置FXを利用したネットワークシステ
ムの使い勝手が大幅に向上する。
【0100】ところで、上述した実施例では、原稿画像
のうち、黒画素であらわされている画像部分を指定した
表示色で表示する場合について説明したが、白画素であ
らわされている画像部分を指定した表示色で表示させる
ようにすることもできる。その場合、黒画素であらわさ
れている画像部分を表示する表示色と、白画素であらわ
されている画像部分を表示する表示色を組み合わせるよ
うにするとよい。
【0101】この場合、例えば、ファクシミリ装置FX
1,FX2の操作表示部7の操作キーは、図13に示す
ように構成することができる。なお、同図において図4
と同一部分および相当する部分には、同一符号を付して
いる。
【0102】同図において、スタートキー7aは、送受
信動作等の開始を指令入力するためのものであり、スト
ップキー7bは、送受信動作等の終了を指令入力するた
めのものであり、テンキー7cは、宛先電話番号等を操
作入力するものである。また、このテンキー7cには、
表示色を指定する操作にも用いられるため、その表示面
には、表示色として指定することのできる色の表示が付
されている。
【0103】すなわち、テンキー7cのキー「1」は赤
を、キー「2」は青を、キー「3」は緑、キー「4」は
黄、キー「5」は紫、キー「6」は水色、キー「7」は
白、キー「8」は黒を、キー「9」は前景色(黒画素の
表示色)と背景色(白画素の表示色)の組み合わせ1
を、キー「*」は前景色と背景色の組み合わせ2を、キ
ー「0」は前景色と背景色の組み合わせ3をそれぞれ指
定するために用いられる。
【0104】また、この場合、ネットワークファクシミ
リ装置FXには、図14に示すように、表示色を示す表
示色情報と、対応する表示色との関係を記憶した表示色
指定テーブルも記憶している。
【0105】すなわち、この場合、表示色番号の数字
「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、
「7」、「8」、「9」、「*」、「0」に、それぞれ
表示色の赤、青、緑、黄、紫、水色、白、黒、組み合わ
せ1(前景色が白で背景色が黒;すなわち、白黒反転画
像)、組み合わせ2(前景色が白で背景色が青)、組み
合わせ3(前景色が黄で背景色が黒)が割り当てられて
いる。
【0106】そして、この場合には、ファクシミリ装置
FXの処理は、上述した実施例と同様の処理を適用する
ことができる。また、ネットワークファクシミリ装置F
Iの処理は、色変換処理の際に、白画素に対応した画像
データの色指定を、背景色として指定された表示色に対
応させるようにするとよい。
【0107】ところで、上述した実施例では、ファクシ
ミリ装置側で送信原稿を読み取りながら送信する場合に
ついて説明しているが、ファクシミリ装置側が送信原稿
を読み取って蓄積した後に、画情報送信動作を行う場合
にも同様な動作を行うことができる。その場合、ファク
シミリ装置のユーザは、送信原稿の蓄積時に各ページ毎
に表示色指定操作を行えるようにし、ファクシミリ装置
は、画情報送信時に、まず、1ページ目の表示色を伝送
前手順において通知し、それ以降のページを送信する場
合には、直前のページと表示色を変更する場合について
のみ、フェーズBへ戻って変更後の表示色を通知するよ
うにするとよい。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信側のユーザが、読取原稿の黒画素の表示色を適宜に
指定することができ、その画情報が配信された宛先ユー
ザは、送信側ユーザが指定した表示色で受信原稿の画像
を視認するので、例えば、緊急性の高い送信原稿の画像
を赤色表示させることができ、ネットワークファクシミ
リ装置を利用したネットワークシステムの使い勝手が大
幅に向上するという効果を得る。
【0109】また、送信側のユーザが、読取原稿の各ペ
ージについて黒画素の表示色を適宜に指定することがで
き、その画情報が配信された宛先ユーザは、送信側ユー
ザが指定した表示色で受信原稿の画像を視認するので、
例えば、緊急性の高い送信原稿のみ、画像を赤色表示さ
せることができ、ネットワークファクシミリ装置を利用
したネットワークシステムの使い勝手が大幅に向上する
という効果を得る。
【0110】また、原稿画像の黒画素画像を表示する前
景色と、白画素画像を表示する背景色をそれぞれ指定す
ることもできるので、原稿画像の表示色の設定の自由度
が増え、より効果的な画情報送信を行うことができると
いう効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる通信システムを示し
たブロック図。
【図2】ファクシミリ装置の構成の一例を示したブロッ
ク図。
【図3】ネットワークファクシミリ装置の構成例を示し
たブロック図。
【図4】ファクシミリ装置の操作表示部の操作キーの要
部の一例を示した概略図。
【図5】アドレス変換テーブルの一例を示した概略図。
【図6】表示色指定テーブルの一例を示した概略図。
【図7】ファクシミリ装置の画情報送信時の処理の一例
を示したフローチャート。
【図8】公衆網より着信検出したときのネットワークフ
ァクシミリ装置の着信時の処理の一例を示したフローチ
ャート。
【図9】ファクシミリ装置の画情報送信時の処理の他の
例の一部を示したフローチャート。
【図10】ファクシミリ装置の画情報送信時の処理の他
の例の残りの部分を示したフローチャート。
【図11】公衆網より着信検出したときのネットワーク
ファクシミリ装置の着信時の処理の他の例の一部を示し
たフローチャート。
【図12】公衆網より着信検出したときのネットワーク
ファクシミリ装置の着信時の処理の他の例の残りの部分
を示したフローチャート。
【図13】ファクシミリ装置の操作表示部の操作キーの
要部の他の例を示した概略図。
【図14】表示色指定テーブルの他の例を示した概略
図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルエリアネットワークまたはイン
    ターネットを介してデータのやりとりを行う機能と、公
    衆網を介してファクシミリ伝送手順によりファクシミリ
    データのやりとりを行う機能を備えるとともに、ファク
    シミリ伝送手順により公衆網を介して受信した画情報を
    所定の画像データフォーマットの画像データに変換し、
    その変換後の画像データを、指定されたネットワークア
    ドレスのユーザへ送信するネットワークファクシミリ装
    置の制御方法において、 受信した画情報に含まれる黒画素の表示色と、その表示
    色を指示する色指示情報との関係を記憶した表示色指示
    テーブルを備え、 画情報受信時、相手端末より色指示情報を受信すると、
    上記変換後の画像データのうち、受信した画情報の黒画
    素に対応する画像データの表示色を、上記受信した色指
    示情報に対応して上記表示色指示テーブルに記憶されて
    いる表示色に変換した後に、指定されたネットワークア
    ドレスのユーザへ送信することを特徴とするネットワー
    クファクシミリ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記色指示情報は、ページ毎に変更可能
    であることを特徴とする請求項1記載のネットワークフ
    ァクシミリ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 ローカルエリアネットワークまたはイン
    ターネットを介してデータのやりとりを行う機能と、公
    衆網を介してファクシミリ伝送手順によりファクシミリ
    データのやりとりを行う機能を備えるとともに、ファク
    シミリ伝送手順により公衆網を介して受信した画情報を
    所定の画像データフォーマットの画像データに変換し、
    その変換後の画像データを、指定されたネットワークア
    ドレスのユーザへ送信するネットワークファクシミリ装
    置の制御方法において、 受信した画情報に含まれる黒画素の表示色をあらわす前
    景表示色と、その前景表示色を指示する前景表示色指示
    情報の関係を記憶した前景表示色指示テーブルと、 受信した画情報に含まれる白画素の表示色をあらわす背
    景表示色と、その背景表示色を指示する背景表示色指示
    情報の関係を記憶し背景表示色指示テーブルを備え、 画情報受信時、相手端末より前景表示色情報および背景
    表示色情報を受信すると、上記変換後の画像データのう
    ち、受信した画情報の黒画素に対応する画像データの表
    示色を、上記受信した前景表示色指示情報に対応して上
    記前景表示色指示テーブルに記憶されている前景表示色
    に変換するとともに、上記変換後の画像データのうち、
    受信した画情報の白画素に対応する画像データの表示色
    を、上記受信した背景表示色指示情報に対応して上記背
    景表示色指示テーブルに記憶されている背景表示色に変
    換した後に、指定されたネットワークアドレスのユーザ
    へ送信することを特徴とするネットワークファクシミリ
    装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記前景表示色情報、または、前記背景
    表示色情報は、ページ毎に変更可能であることを特徴と
    する請求項3記載のネットワークファクシミリ装置の制
    御方法。
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